JPH0437880Y2 - - Google Patents

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JPH0437880Y2
JPH0437880Y2 JP13798187U JP13798187U JPH0437880Y2 JP H0437880 Y2 JPH0437880 Y2 JP H0437880Y2 JP 13798187 U JP13798187 U JP 13798187U JP 13798187 U JP13798187 U JP 13798187U JP H0437880 Y2 JPH0437880 Y2 JP H0437880Y2
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chamber
cooling
steel strip
cooling chamber
gas
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、連続熱処理炉の加熱室、均熱室等で
発生する熱ガスを冷却室に導き、冷却室での鋼帯
の過冷を防止する装置に関する。
(従来の技術) 一般に連続熱処理炉は加熱室、均熱室、一次冷
却室、二次冷却室、過時効室により構成され、鋼
帯は各室に配置されたハースロールを介して加熱
室より順次各室を通過し、所定の熱処理が行なわ
れる。
一次冷却室及び二次冷却室には、冷却室内の雰
囲気ガスを循環し、強制対流によつて鋼帯を冷却
するガスジエツトクーラーや、水冷ロールに鋼帯
を巻付けて冷却するロール冷却装置が適用されて
いる。
これらの冷却室では、鋼帯に所定の機械的性質
を付与する為、鋼帯の冷却開始温度、冷却速度及
び冷却終点温度厳しく管理されている。
一次冷却室及び二次冷却室は、冷却装置が運転
を停止しても、冷却装置本体及び循環ガスダクト
からの放散熱損失、熱交換器の冷却水による熱損
失、あるいは、水冷ロールの冷却水による熱損失
等による固有冷却損失を有している。従つて、多
種のヒートサイクルを実現する連続熱処理炉にお
いては、この固有冷却損失が起因して、ヒートサ
イクルが変更になつた場合や処理量が低下した場
合には、鋼帯に過冷現象が生じる。
従来はこの過冷現象を防止する為に、「製鉄研
究第312号(1984)」(83頁左欄左下及び同頁右欄
上方)に示されている様に冷却帯に過冷防止用ヒ
ーターを設け、炉内雰囲気温度を上げる方法が用
いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 過冷現象の原因となる冷却装置の固有冷却損失
を小さくする為には、冷却装置をできるだけコン
パクトにする必要があり、その為に過冷防止用ヒ
ーターを設置するスペースも非常に限られたもの
とならざるを得ない。したがつて、ガスジエツト
クーラー、過冷防止用ヒーターのレイアウトが複
雑なものになり、また過冷防止用ヒーターの形状
も制限される為、炉内が局部的に加熱されること
は避けられず、その結果、ガスジエツトクーラー
や過冷防止用ヒーターの寿命を著しく低下させて
いた。また、鋼帯の通板作業や炉内機器のメンテ
ナンス作業、あるいは炉廻り機器のメンテナンス
作業に多大な時間を要していた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、連続熱処理炉の加熱室、均熱室およ
び過時効室のうち少なくともいずれか一室に当該
室において発生する熱ガスを吸気する吸気配管を
設け、該吸気配管を冷却室に連結し、該吸気配管
に熱ガスの吸気量を調整するバルブおよびブロワ
ーを設けたことを特徴とする連続熱処理炉冷却室
における鋼帯の過冷防止装置である。
(作用) 前述のように、連続熱処理炉の処理量を下げた
場合等には、冷却室では固有熱損失により鋼帯に
過冷が発生する。本考案装置ではそのような場
合、ブロワーを稼動し、加熱室等で発生した熱ガ
スを吸気配管を介して冷却室に導入し、鋼帯の過
冷を防止する。バルブで熱ガスの吸気量を調整す
ることにより鋼帯の過冷状況に対応する。
(実施例) 第1図は、本考案の実施例を示す図である。
連続熱処理炉は加熱室1、均熱室2、一次冷却
室3、二次冷却室4、過時効室5で構成され、鋼
帯6は各室に配設したハースロール9を介して加
熱室1より順次各室内を搬送され、同時に所定の
熱処理が行なわれる。本実施例では、一次冷却室
3はガス循環式ジエツトクーラー方式、二次冷却
室4はロール冷却方式としている。
加熱室1には鋼帯6を所定の温度に加熱するた
めに多数のラジアントチユーブバーナーを配設し
ている。均熱室2は加熱室1にて加熱された鋼帯
6を保定する為の室で、熱源としては主に電気ヒ
ーターを用いている。鋼帯6は次に一次冷却室
3、二次冷却室4に搬送され、所定の冷却速度に
て所定の温度まで冷却される。ここで、一次冷却
室3はガス循環式ジエツトクーラー方式で、鋼帯
6に冷却ガスを吹き付けるウインドボツクス、ウ
インドボツクスに冷却ガスを送る循環ガスダク
ト、冷却ガスを噴射し循環させるフアン、及び冷
却ガス用の熱交換器により構成している。また、
二次冷却室4は水冷ロール方式で、水冷ロール8
本体内に冷媒を通し、この水冷ロール8に鋼帯6
を巻き付けて鋼帯6を冷却する装置を採用してい
る。
次に、過時効室5は、二次冷却室4で急冷した
鋼帯6を所定の温度で保定する為の室で、熱源に
は電気ヒーターを採用している。また連続焼鈍炉
の各室は、鋼帯6を無酸化状態で熱処理する為
に、炉内に不活性雰囲気ガスを供給している。
加熱室1、均熱室2、過時効室5にそれぞれ各
室で発生する熱ガスを吸気する吸気配管を配設す
る。本実施例のように吸気配管は加熱室1、均熱
室2、過時効室5それぞれに配設してもよいが、
各室の設備能力に応じて、例えば加熱室1のみ、
均熱室2のみ、過時効室5のみ等、少なくともい
ずれか一室に配設する。
次に、吸気配管15,17にブロワー18を設
け、一次冷却室3及び二次冷却室4に連結する。
吸気配管15,17には、熱ガスの吸気量を調整
する為のバルブ14,16を配設している。
ブロワー18を稼動すると吸気配管15,17
より各室で発生する熱ガスの一部を吸気し、冷却
室3及び4に送り込む。この熱ガスにより冷却室
3及び4での鋼帯6の過冷を防止する。
(考案の効果) 本考案によれば冷却室に過冷防止用ヒーターを
設ける必要がないうえ、冷却室そのものをコンパ
クトにできる為、設備量を大幅に削減することが
可能となる。また、冷却室内に過冷防止用ヒータ
ーがないので、鋼帯の通板作業や炉内機器のメン
テナンス作業に支障をきたすことも避けられ、炉
廻り機器のメンテナンス性も向上する。さらに、
過冷防止用ヒーターに起因する炉内の局部的な加
熱が無くなる為、ガスジエツトクーラー等炉内機
器の寿命の低下を防ぐことができる。以上のよう
に設備的効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図である。 1……加熱室、2……均熱室、3……一次冷却
室、4……二次冷却室、5……過時効室、6……
鋼帯、7……ガスジエツトクーラー、8……水冷
ロール、9……ハースロール、10……雰囲気ガ
ス本管、11……フローメーター、12……雰囲
気ガス支管、13,14,16……バルブ、1
5,17……吸気配管、18……ブロワー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続熱処理炉の加熱室、均熱室および過時効室
    のうち少なくともいずれか一室に当該室において
    発生する熱ガスを吸気する吸気配管を設け、該吸
    気配管を冷却室に連結し、該吸気配管に熱ガスの
    吸気量を調整するバルブおよびブロワーを設けた
    ことを特徴とする連続熱処理炉冷却室における鋼
    帯の過冷防止装置。
JP13798187U 1987-09-09 1987-09-09 Expired JPH0437880Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13798187U JPH0437880Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09

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JP13798187U JPH0437880Y2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09

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Publication Number Publication Date
JPS6445152U JPS6445152U (ja) 1989-03-17
JPH0437880Y2 true JPH0437880Y2 (ja) 1992-09-04

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