JPS592104Y2 - 熱処理炉 - Google Patents
熱処理炉Info
- Publication number
- JPS592104Y2 JPS592104Y2 JP4226080U JP4226080U JPS592104Y2 JP S592104 Y2 JPS592104 Y2 JP S592104Y2 JP 4226080 U JP4226080 U JP 4226080U JP 4226080 U JP4226080 U JP 4226080U JP S592104 Y2 JPS592104 Y2 JP S592104Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- heat treatment
- treatment furnace
- atmosphere
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、鋼材各部の加熱、冷却の不均等が可及的に
是正されるよ÷にした熱処理炉に関する。
是正されるよ÷にした熱処理炉に関する。
なお、ここで云う熱処理炉とは、加熱→冷却を行うもの
だけに限らず、単に加熱のみの、いわゆる加熱炉をも含
むものとする。
だけに限らず、単に加熱のみの、いわゆる加熱炉をも含
むものとする。
例えば鋼管の熱処理において加熱または冷却が鋼管各部
で不均等になると、熱処理後の鋼管に曲がりの発生がみ
られる。
で不均等になると、熱処理後の鋼管に曲がりの発生がみ
られる。
曲がりは、その下工程での様々なトラブルにつながるか
ら、可及的に回避されなければならない。
ら、可及的に回避されなければならない。
ここで、第１図に示されるように被処理材２が炉３内を
移送ローラ１にのって移動する、いわゆるローラハース
炉を例にとると、一般にその加熱及び均熱帯Ａでは、移
送ローラ１上下にバーナ４が連設され、被処理材２はこ
の多数のバーナからの燃焼ガスによって加熱され、また
同じく冷却帯Ｂでは、移送ローラ１上下に配された配管
５に冷却水を通じ、図示していないファンにより雰囲気
を攪拌することにより、被処理材２が移動するうちに徐
冷される構造になっている。
移送ローラ１にのって移動する、いわゆるローラハース
炉を例にとると、一般にその加熱及び均熱帯Ａでは、移
送ローラ１上下にバーナ４が連設され、被処理材２はこ
の多数のバーナからの燃焼ガスによって加熱され、また
同じく冷却帯Ｂでは、移送ローラ１上下に配された配管
５に冷却水を通じ、図示していないファンにより雰囲気
を攪拌することにより、被処理材２が移動するうちに徐
冷される構造になっている。
ところが通常、被処理材、例えば鋼管は第２図の正面図
にみる如く移送ローラ１上に殆んど隙間なくのせられる
ため、これが移送中は、いわば、上下の空間を仕切る隔
壁のような役目を果し、そのため炉内雰囲気の上下間で
の循環は余り期待できなくなる。
にみる如く移送ローラ１上に殆んど隙間なくのせられる
ため、これが移送中は、いわば、上下の空間を仕切る隔
壁のような役目を果し、そのため炉内雰囲気の上下間で
の循環は余り期待できなくなる。
従って、被処理材の均等加熱、または冷却の実現には、
上下雰囲気温度を等しくすればよいが、このためには上
下雰囲気を独立的に制御することが必要となり、制御の
複雑化、設備の高騰は免れない。
上下雰囲気温度を等しくすればよいが、このためには上
下雰囲気を独立的に制御することが必要となり、制御の
複雑化、設備の高騰は免れない。
こうした傾向はローラハース炉に限らず、ウオーキング
ビーム式やプッシャ一式などにも共通して云えることで
ある。
ビーム式やプッシャ一式などにも共通して云えることで
ある。
叙上の点に鑑み本考案は、複雑な制御を要さずに均等加
熱、或いは冷却が実現できる熱処理炉を提供しようとす
るもので、鋼材移送ライン上下の空間を、その雰囲気が
循環できるように配管により炉外で連通させるとともに
、その配管の少なくとも一個所にファンを設け、上下空
間の間で雰囲気を強制的に循環させるようにした点を特
徴とする。
熱、或いは冷却が実現できる熱処理炉を提供しようとす
るもので、鋼材移送ライン上下の空間を、その雰囲気が
循環できるように配管により炉外で連通させるとともに
、その配管の少なくとも一個所にファンを設け、上下空
間の間で雰囲気を強制的に循環させるようにした点を特
徴とする。
第２図、第３図は第１図のローラハース炉に本考案を適
用した例を示す縦断正面図で、第２図は加熱帯Ａ、第３
図は冷却帯Ｂ、のそれぞれの場合を示す。
用した例を示す縦断正面図で、第２図は加熱帯Ａ、第３
図は冷却帯Ｂ、のそれぞれの場合を示す。
両国において、移送ローラ１の上下の空間６．６を連通
させる配管７，７は、炉体３′の左右両側に設けられて
いる。
させる配管７，７は、炉体３′の左右両側に設けられて
いる。
上下の空間６，６の雰囲気を循環可能にするには、この
ように２系統配管することが必要であり、またその２系
統を炉体の両側に振り分けて設けるのが循環効率上好ま
しい。
ように２系統配管することが必要であり、またその２系
統を炉体の両側に振り分けて設けるのが循環効率上好ま
しい。
そうして図示例では、この各配管６，６にファン８が一
基ずつ計２基設けられている。
基ずつ計２基設けられている。
これは必ずしも配管毎に設ける必要はなく、能力的に問
題がなければそのうちの何れか１基ですますこともでき
ないことではない。
題がなければそのうちの何れか１基ですますこともでき
ないことではない。
しかしながら、循環効率からすれば、上下それぞれの空
間に対しそこに雰囲気を送り込むためのファンを１基ず
つ設置する方が有利である。
間に対しそこに雰囲気を送り込むためのファンを１基ず
つ設置する方が有利である。
炉操業中、上記ファン８によって上下空間６，６の雰囲
気を循環させることにより、上下の雰囲気温度の均等化
が図られる。
気を循環させることにより、上下の雰囲気温度の均等化
が図られる。
従って、曲がりなど、加熱、冷却の不均等に基く幣害は
可及的に避けることができる。
可及的に避けることができる。
以上の如く本考案熱処理炉は、面倒な制御は一切行うこ
となく移送ローラ上下の空間の雰囲気温度の均等化が実
現できるから、熱処理時の鋼管の曲がり防止等に有効で
あり、ひいては鋼製品の品質向上に寄与するものである
。
となく移送ローラ上下の空間の雰囲気温度の均等化が実
現できるから、熱処理時の鋼管の曲がり防止等に有効で
あり、ひいては鋼製品の品質向上に寄与するものである
。
第１図はローラハース炉の概略を示す模式図、第２図並
びに第３図は同上ローラハース炉に本考案を適用、実施
した例を示す縦断正面図で、第２図は加熱帯、第３図は
冷却帯、のそれぞれの場合を示す。 図中 １：移送ローラ、２：被処理材、３：炉内、３′
：炉体、４：バーナ、５：冷却用配管、６：上下の空間
、７：配管、８：ファン。
びに第３図は同上ローラハース炉に本考案を適用、実施
した例を示す縦断正面図で、第２図は加熱帯、第３図は
冷却帯、のそれぞれの場合を示す。 図中 １：移送ローラ、２：被処理材、３：炉内、３′
：炉体、４：バーナ、５：冷却用配管、６：上下の空間
、７：配管、８：ファン。
Claims (1)
- 熱処理炉の鋼材移送ライン上下の空間６，６を、雰囲気
が循環できるよう、炉の両側壁に炉外で配管７，７が対
向するように接続するとともに、その配管７，７の少な
くとも一個所に雰囲気を強制循環させるファン８を設け
たことを特徴とする熱処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4226080U JPS592104Y2 (ja) | 1980-03-29 | 1980-03-29 | 熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4226080U JPS592104Y2 (ja) | 1980-03-29 | 1980-03-29 | 熱処理炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56143252U JPS56143252U (ja) | 1981-10-29 |
| JPS592104Y2 true JPS592104Y2 (ja) | 1984-01-20 |
Family
ID=29637641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4226080U Expired JPS592104Y2 (ja) | 1980-03-29 | 1980-03-29 | 熱処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592104Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-29 JP JP4226080U patent/JPS592104Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56143252U (ja) | 1981-10-29 |
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