JPH0136688Y2 - - Google Patents

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JPH0136688Y2
JPH0136688Y2 JP1981110136U JP11013681U JPH0136688Y2 JP H0136688 Y2 JPH0136688 Y2 JP H0136688Y2 JP 1981110136 U JP1981110136 U JP 1981110136U JP 11013681 U JP11013681 U JP 11013681U JP H0136688 Y2 JPH0136688 Y2 JP H0136688Y2
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JP
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shaft
steering
neutral position
angle
servo motor
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JP1981110136U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電気式パワー・ステアリング装置
に関する。
パワー・ステアリング装置に要求される機能に
はいくつかあるが、最も重要なものは、オペレー
タによるステアリング・ホイールの回転角(入力
角)に比例した舵角(出力角)が得られることで
ある。また、車両状態たとえば車両速度などに応
じて上記の比例定数を変化させ、高速度のときに
は舵角を小さく制限し、低速度のときには大きな
舵角が得られるようにすることが好ましい。さら
に、車両や路面の状態を操舵系を介してオペレー
タが感知しうる構成であると一層よい。
この考案は、上記の要請を満足しうる電気式パ
ワー・ステアリング装置を提供することを目的と
する。
以下、図面にもとづいてこの考案の実施例につ
いて詳述する。
第1図および第2図において、ステアリング・
ホイール1が取付けられるシヤフトは、シヤフト
2と3の2つに分割されている。。シヤフト2の
上端にホイール1が固定されている。シヤフト3
の上端には筒状の受部3Aが設けられ、この受部
3A内にシヤフト2の下端が回転自在に収められ
ている。両シヤフト2,3は、ともに軸受(図示
略)によつて回転自在に支持されている。シヤフ
ト2の下端と受部3Aとの間には、無接触ポテン
シヨメータ4が設けられている。このポテンシヨ
メータ4は、両シヤフト2と3の相対的な回転角
度を検出し、その回転角度に応じた偏位角信号を
出力する。無接触ポテンシヨメータには、フラツ
クス・ブリツジ、インダクシヨン・ポテンシヨメ
ータ、サーボ磁気バランスなどがある。
シヤフト3の受部3Aの周壁の一部は適当な角
度範囲で切欠かれている(3aで示す)。シヤフ
ト2の下端にはストツパ5が径方向に突出して設
けられており、このストツパ5が受部3Aの切欠
き3a内に入つている。そして、このストツパ5
と切欠き3aの側壁との間に復帰ばね7が設けら
れている。。リミツト・スイツチ6はストツパ5
によつて作動され、両シヤフト2,3の相対的な
偏位角が0であること(中立位置)を検出する。
シヤフト3の下端にはステアリング・ギヤ12
が設けられている。また、シヤフト3には、ステ
アリング用のサーボモータ10の回転動力がギヤ
などの伝動機構11を介して伝達される。シヤフ
ト3の回転角はドラグ・リンク13を介して操向
輪15に伝達される。ステアリング・ギヤ12に
は、無接触ポテンシヨメータ14が設けられてい
る。このポテンシヨメータ14は、操向輪15の
舵角δを検出するものである。ポテンシヨメータ
4,14はいずれも、偏差角および舵角の方向
(左、右)に応じて正または負の電圧信号を出力
する。これらの角度が0のときこの電圧信号は0
である。
第3図は、パワー・ステアリング装置の電気回
路を示している。サーボ・モータ10は、その制
御回路20によつて制御される。制御回路20
は、トランジスタ・チヨツパ回路などを含んでい
る。この制御回路20には、ポテンシヨメータ4
からの偏差角信号、ポテンシヨメータ14からの
舵角信号、リミツト・スイツチ6からの中立位置
検出信号および走行速度信号が入力している。速
度検出器21は、車両の走行速度に比例した周波
数のパルスを発生するものであり、この検出パル
スは周波数−電圧変換回路22でその周波数に比
例した電圧に変換される。
制御回路20は、ポテンシヨメータ4,14の
出力信号に応じて、サーボモータ10を駆動する
電流を出力する。第4図はポテンシヨメータ4の
偏差角電圧Vに対応する電流Iの変化を示してい
る。この図から明らかなように、電圧Vが所定の
範囲内ではサーボ・モータ10の駆動電流Iは電
圧Vに比例して増減する。そして、電圧が所定値
を超えると、電流Iは一定値I1,I2に制限され
る。。この電流の制限によつてサーボ・モータ1
0の焼損が防止される。電流の上限値にはI1,I2
の2つが設定されている。車両の走行速度が遅い
とき、より厳密には回路22の走行速度を表わす
出力電圧が所要の設定値以下のときには電流上限
値I1が選択され、逆に走行速度が速いときすなわ
ち回路22の出力電圧が上記の設定値を超えたと
きには電流上限値はI2となる。後に述べるよう
に、リミツト・スイツチ6が中立位置を検出し、
かつポテンシヨメータ14から舵角電圧が出力さ
れているときには手放し復元動作となる。このと
きには、制御回路20はポテンシヨメータ14の
出力電圧にもとづいて第4図に示す特性と正負が
逆の電流Iを出力する。この手放し復元動作にお
ける電流上限値はI2である。
さて、オペレータがホイール1を回して操舵操
作をすると、シヤフト2が回転し、その回転角に
応じて偏差角電圧がポテンシヨメータ4から出力
される。この電圧は制御回路20に送られるの
で、偏差角に比例した駆動電流がサーボ・モータ
10に流れ、サーボ・モータ10が回転する。サ
ーボ・モータ10の回転力は伝動機構11を介し
てシヤフト3に伝達され、シヤフト3がシヤフト
2と同方向に回転し、ステアリング・ギヤ12お
よびドラグ・リンク13を介して操向輪15が換
向される。シヤフト3が回転することによつて、
シヤフト2と3の偏差角が小さくなつていつて遂
には0となる。この偏位角の変化はポテンシヨメ
ータ4によつて検出され、、それに応じて制御回
路20から出力される電流Iによつてサーボ・モ
ータ10が駆動される。偏差角が0となつた時点
では、ポテンシヨメータ4の出力電圧も0とな
り、サーボ・モータ10が停止する。この状態
で、シヤフト3はシヤフト2の回転に追従して同
角度回転したことになり、操向輪15は、ステア
リング・ホイール1の回転角θに比例した舵角δ
だけ換向される。ステアリング・ホイール1の左
または右への回転によつて、ポテンシヨメータ4
の出力も正または負となり、これに応じて操向輪
15も左または右に換向されるのは言うまでもな
い。また、シヤフト2の回転量が大きくストツパ
5がシヤフト3の受部3Aの切欠き3aの側壁に
当ると、このストツパ5によつてシヤフト2の回
転力がシヤフト3に直接に伝達され、手動の操舵
が行なわれる。
上述のようにサーボ・モータ10に流れる電流
はI1またはI2に制限されている。そして、この上
限値I1,I2は車両の走行速度に応じて切換えら
れ、走行速度が速いときには上限値は小さいI2
なる。この上限値I2によつて舵角δも小さく制限
されるので、高速時には操舵角が小さく、過度の
換向による事故発生が防止される。また、低速速
行時には、操舵角は大きくなるので操作が容易と
なる。
オペレータがホイール1を回して操舵したの
ち、ホイール1から手を放すと、シヤフト2が中
立位置になかつた場合でも、シヤフト2は復元ば
ね7の力によつて元の位置にもどり、中立位置に
至つたところでストツパ5によつてリミツト・ス
イツチ6がオンとなる。。このとき、操向輪15
は既に換向されており、ポテンシヨメータ14か
らは舵角δに応じた電圧が出力され、制御回路2
0に入力している。この場合には、上述のよう
に、制御回路20は、操向輪15を中立位置に戻
すようサーボ・モータ10を駆動する電流を出力
する。このことにより、操向輪15は元の中立位
置に戻され、手放し復元が達成される。
制御回路20の出力電流Iの上限値を非常に小
さな値に設定すると、ホイール1の回転角θに対
する舵角δの値も小さくなる。これはパワー・ス
テアリングの機能が減少して、手動操舵の割合が
大きくなることを意味する。このことにより、操
向輪15の動きがホイール1にフイードバツクし
て伝達されるようになり、オペレータは路面状態
や車体の状況(たとえば操向輪15の浮き上り)
などをホイール1から感じとれることができるよ
うになる。
以上詳細に説明したようにこの考案によれば、
電気的な構成によつて、オペレータによるステア
リング・ホイールの回転角に比例した舵角が得ら
れる。また、車両の送行速度に応じて舵角を制限
することができ、高速のときには舵角を小さくし
て安全性を高めることができる。さらに、舵角を
小さく制限することにより、車輪の状態や路面状
態をオペレータが感知することができるようにす
ることも可能である。そして、制御回路が複数の
出力上限値から車速に応じて上限値を選択するだ
けでよく、しかもサーボ・モータの電流値をこの
上限値に制限するだけでよいので、制御回路の構
成および制御が簡単である。また、オペレータが
操舵操作後、ステアリング・ホイールから手を放
しても自動的に復元することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体的な構成を示す構成図、第2図は
第1図の−線にそう断面図、第3図は電気制
御回路を示す回路図、第4図は制御回路の特性を
示すグラフである。 1……ステアリング・ホイール、2,3……シ
ヤフト、4,14……ポテンシヨメータ、5……
ストツパ、6……リミツト・スイツチ、7……復
元ばね、10……サーボ・モータ、12……ステ
アリング・ギヤ、15……操向輪、20……制御
回路、21……速度検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ステアリング・ホイール、 このホイールが取付けられた第1のシヤフト、 第1のシヤフトに一直線状に配置された第2の
    シヤフト、 第1のシヤフトと第2のシヤフトとの間に設け
    られた復元用部材、 第1のシヤフトと第2のシヤフトとの相対的回
    転偏差角を検出する偏差角検出器、 第1のシヤ
    フトと第2のシヤフトの偏差角が零である中立位
    置を検出する中立位置検出器、 第2のシヤフトに回転力を与えるパワー・ステ
    アリング用サーボモータ、 第2のシヤフトの回転によつて操向輪を換向さ
    せるステアリング機構、 ステアリング機構に設けられ舵角を検出する舵
    角検出器、 車両の速度検出装置、 ならびに、偏差角検出器、中立位置検出器およ
    び速度検出装置の出力に応じてサーボ・モータを
    正逆回転させる制御回路を備えており、 制御回路が、複数の可変の出力上限値を有し、
    検出速度に応じて上限値を選択し、中立位置検出
    信号が出力されたときに舵角検出器の出力に応じ
    て操向輪を中立位置に戻すようサーボ・モータを
    制御する電気式パワー・ステアリング装置。
JP11013681U 1981-07-23 1981-07-23 電気式パワ−・ステアリング装置 Granted JPS5815578U (ja)

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JP11013681U JPS5815578U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 電気式パワ−・ステアリング装置

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JP11013681U JPS5815578U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 電気式パワ−・ステアリング装置

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Publication Number Publication Date
JPS5815578U JPS5815578U (ja) 1983-01-31
JPH0136688Y2 true JPH0136688Y2 (ja) 1989-11-07

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JP11013681U Granted JPS5815578U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 電気式パワ−・ステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4414424B2 (ja) 2006-12-01 2010-02-10 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2010202095A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nippon Yusoki Co Ltd 荷役車両のステアバイワイヤ式パワーステアリング装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033584A (ja) * 1973-07-26 1975-03-31
JPS5576760A (en) * 1978-12-06 1980-06-10 Nippon Seiko Kk Electric power steering device

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