JPH0136306Y2 - - Google Patents

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JPH0136306Y2
JPH0136306Y2 JP85485U JP85485U JPH0136306Y2 JP H0136306 Y2 JPH0136306 Y2 JP H0136306Y2 JP 85485 U JP85485 U JP 85485U JP 85485 U JP85485 U JP 85485U JP H0136306 Y2 JPH0136306 Y2 JP H0136306Y2
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JP
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cover
insertion hole
housing chamber
protrusion
wire
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JP85485U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車部品の電気配線に使用されるワ
イヤーハーネスの分岐接続部に絶縁性及び防水性
を付与するための防水カバーに関する。
(従来の技術) 従来、ワイヤーハーネスの基線中間部から分岐
線(付属線ともいう)を分岐させ、ハーネス回路
を複数に分割させるための分岐接続部における絶
縁性及び防水性の保持は以下のような手段で行な
われている。即ち、先ず第6図に示すように基線
Wの絶縁被覆を分岐線W1との接続部分で除去し
て導体wを露出させ、この露出導体wに分岐線
W1の端末皮剥ぎ導体w1を添設させたのち、圧着
端子部材Pでこれらの導体相互を圧着接続させ、
この圧着接続部分と導体部分にポリ塩化ビニル
(PVC)等の合成樹脂材料を用いて第7図に示す
ようにモールド成形Mを施工し、基線W及び分岐
線W1の絶縁被覆にモールド成型材料であるPVC
等を一体に融着することにより、圧着端子部材P
をモールド成型材料で保護すると同時に導体接続
部分の絶縁性及び防水性の保持を行なつている。
しかし、このようなモールド成型による方法で
は、成型条件が適正に実施されない場合には電線
絶縁被覆とモールド成型材料との融着が不十分と
なり、満足すべき防水性能が得られないほか、大
がかりなモールド成型設備をワイヤーハーネスの
製造場所に設置することが必要となる。又、この
設備の保守管理なども必要となり、更に成型の作
業効率も低いなどの欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来のワイヤーハーネスの分岐接続部
における絶縁性及び防水性の保持手段の上述の欠
点に着目してなされたもので、構造及び組付けが
簡単で、しかも分岐接続部の絶縁並びに防水性能
の信頼性にすぐれた防水カバーを提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 以下に本考案を実施例を示す添付の図面に基づ
いて説明する。
第1図は本考案に係る電線分岐接続部の防水カ
バーを、カバーAとカバーAの収容部材Bとに分
離して示した斜視図、第2図は本考案の防水カバ
ーの組付後の正面図、第3図aは第2図の左側面
図、第3図bは同A−A断面図、第3図cは同平
面図を示す。
本考案の防水カバーは、第1図に示されるよう
にカバーAと、電線分岐接続部をカバーA内に収
容固定するための固定部材Bとから構成される。
しかして、カバーAは内部に電線分岐接続部の
収容室2を形成し、収容室2とカバー本体1の一
方の端部1aとの間に基線Wの挿通孔3を貫設す
るとともに、収容室2と他方の端部1bとの間に
基線Wの挿通孔4及び分岐線W1の挿通孔5を貫
設した長方体状のカバー本体1と、カバー本体1
の上部に立上り基板部7aを介して水平に突設さ
れ、上面から基線挿通孔3及び4に連通するスリ
ツト6を中心長手方向に設けて2分割された板状
突起7とから構成され、板状突起7の両側端とカ
バー本体1の上面1cの間に立上り基板部7aに
臨んで凹溝8が形成される。又、カバー本体1及
び板状突起7で形成されるカバーAはゴム、軟質
プラスチツク等の柔軟性及び絶縁性を有する材料
により一体に成型される。
以上の構成において基線Wの挿通孔3,4及び
分岐線W1の挿通孔5の内周面には波状突起3a,
4a及び5aを夫々形成させることにより挿通孔
と挿通される電線との隙間を無くして防水性を一
層良好にすることができる。
次に収容部材Bは、内部にカバーAの収容室9
を形成させ、内側面10aに突起11aを設けた
押圧部材11を設けるとともに、ヒンジ12を介
して開閉自在に形成される嵌合面10b,10c
にロツク部材13a,13bを設け、かつ端面に
開口部14を設けた長方体状のケース10から構
成される。この収容部材Bは硬質のプラスチツク
材料等により形成される。
しかしてケース10の内側面に設けられる押圧
部材11は、カバーAのスリツト6を外方から押
圧してカバーAの収容室2に収容された電線分岐
接続部の絶縁及び防水性を保持するためのもの
で、押圧部材11の上端に形成された突起11a
はカバーAの凹溝8に係合される。この押圧部材
11は、図示の例ではケース10の両内側面に対
向して2対形成されているが、スリツト6が均等
に押圧される限りにおいて個数、形成位置等につ
いては限定されない。又、ケース10の開閉嵌合
面10b,10cに設けられるロツク部材13
a,13bの個数、形状も、第2図cでは一方の
ロツク部材13bが山形突起で、他方のロツク部
材がコ字状アームからなり、このロツク部材が3
対取付けられた例を示しているがこれに限定され
ることなく適宜のロツク手段を使用することがで
きる。
(作用) 次に以上の構成からなる本考案の防水カバーの
作用について説明する。
先ず第6図に示すようにワイヤーハーネスの基
線Wの中間絶縁被覆を除去した導体wに、分岐接
続させる分岐線Wの先端絶縁被覆を除去した導体
w1を添設させ、圧着端子部材Pに夫々圧着接続
させる。次いでこの電線接続部をカバーAの板状
突起7に設けられたスリツト6を拡げてカバー本
体1内の収容室2に挿入するとともに、基線Wを
基線挿通孔3,4内に夫々挿入させる。分岐線
w1は比較的短かいので収容室2に臨む開口から
分岐線挿通孔5内に貫挿させる。なお、図示しな
いがスリツト6を基線挿通孔4から更に分岐線挿
通孔5まで延設し、スリツト6を介して分岐線
W1を挿通孔5に挿通するようにしてもよい。
次いで第4図に示すように圧着端子部材P及び
基線W、分岐線W1を含む電線分岐接続部を挿入
したカバーAを収容部材Bの収容室9内に収容
し、カバーAの凹溝8に収容部材Bに設けられた
押圧部材11の突起11aを係合させたのち、ヒ
ンジ12を支軸として嵌合面10b,10cを閉
じ、ロツク部材13a,13bをロツクさせるこ
とにより組付けは完了する。
第5図に組付けを完了した状態を斜視図で示し
た。
以上の組付操作において、カバーAは柔軟材で
形成されるため、スリツト6はカバーAの凹溝8
に硬質材で形成される押圧部材11の突起11a
が嵌合して押圧され、同時に挿通孔3,4及び5
も押圧部材11の板体部で電線側に夫々圧縮密着
され、パツキン効果により絶縁性並びに防水性が
付与される。
(考案の効果) 本考案の防水カバーは以上詳細に説明した構成
及び作用よりなるから、構造及び電線分岐接続部
の組付けが簡単であり、又、ワイヤーハーネスの
基線と分岐線との圧着接続作業終了後、その場で
引続き防水カバーの装着が可能となるので作業時
間、製品歩留り等の作業効率が向上する。又、組
付製品の防水性能も作業員によるバラツキがなく
なり安定向上する。さらに、柔軟材からなるカバ
ー及び硬質材からなる収容部材は夫々別個に一体
成型により他の場所で量産可能であるから、材料
及び部品管理が容易となり、前述した従来のモー
ルド成型に伴なう種々の問題点が一挙に解消され
る利点がえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電線分岐接続部の防水カ
バーをカバーとその収容部材とに分離して示した
斜視図、第2図は本考案の防水カバーの組付け後
の正面図、第3図aは第2図の左側面図、第3図
bは同A−A断面図、第3図cは同平面図、第4
図は本考案の防水カバーの組付け説明図、第5図
は同組付終了時の斜視図、第6図は基線及び分岐
線の接続状態説明図、第7図は電線分岐接続部の
従来の防水構造説明図を示す。 1……カバー本体、2……収容室、3,4……
基線挿通孔、5……分岐線挿通孔、6……スリツ
ト、7……板状突起、8……凹溝、9……収容
室、10……ケース、11……押圧部材、11a
……突起、13a,13b……ロツク部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に電線分岐接続部の収容室を形成し、該収
    容室と一方の端部間に基線挿通孔を貫設するとと
    もに、該収容室と他方の端部間に基線挿通孔と分
    岐線挿通孔を貫設したカバー本体及び該カバー本
    体の上部長手方向に突設され、前記両基線挿通孔
    に連通するスリツトを長手方向に設けて2分割さ
    れた板状突起を柔軟絶縁材により一体成型し、該
    カバー本体上面と該板状突起間に凹溝を形成させ
    てなるカバーと、内部に該カバーの収容室を形成
    し、内側面に該凹溝に係合される突起を設けた押
    圧部材を設けるとともに、ヒンジを介して開閉自
    在の嵌合面にロツク部材を設け、さらに端面に開
    口部を設けた硬質材により形成される前記カバー
    の収容部材とから成ることを特徴とする電線分岐
    接続部の防水カバー。
JP85485U 1985-01-10 1985-01-10 Expired JPH0136306Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP85485U JPH0136306Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP85485U JPH0136306Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117467U JPS61117467U (ja) 1986-07-24
JPH0136306Y2 true JPH0136306Y2 (ja) 1989-11-06

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ID=30473069

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JP85485U Expired JPH0136306Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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JPS61117467U (ja) 1986-07-24

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