JP3452159B2 - 防水型ジョイントコネクタ - Google Patents
防水型ジョイントコネクタInfo
- Publication number
- JP3452159B2 JP3452159B2 JP14945495A JP14945495A JP3452159B2 JP 3452159 B2 JP3452159 B2 JP 3452159B2 JP 14945495 A JP14945495 A JP 14945495A JP 14945495 A JP14945495 A JP 14945495A JP 3452159 B2 JP3452159 B2 JP 3452159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- partition
- cover
- terminal
- connection terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の電気配線に
使用され、特にハウジングに収容した接続端子を粘着性
シール材とカバーにより密封した防水型ジョイントコネ
クタに関するものである。
使用され、特にハウジングに収容した接続端子を粘着性
シール材とカバーにより密封した防水型ジョイントコネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気配線路の分岐・接続のために
用いられるジョイントコネクタとして、例えば図6の断
面図に示すようなものが知られている。このジョイント
コネクタのハウジング1の端子収容孔2には、後部に電
線3を接続した接続端子4が収容され、接続端子4の端
子接続部4aには、接続端子4同士を短絡させるための
ブスバー端子5が挿し込まれ、端子接続部4aの後端部
は、ハウジング1に一体に形成された係止ランス6によ
り係止されている。そして、ハウジング1の後部は、防
水のためのブチルゴム等の粘着性シール材7とカバー8
により包囲され、カバー8の上下面が方向Aに加圧され
ることにより、粘着性シール材7がカバー8内の隙間を
密封するようになっている。
用いられるジョイントコネクタとして、例えば図6の断
面図に示すようなものが知られている。このジョイント
コネクタのハウジング1の端子収容孔2には、後部に電
線3を接続した接続端子4が収容され、接続端子4の端
子接続部4aには、接続端子4同士を短絡させるための
ブスバー端子5が挿し込まれ、端子接続部4aの後端部
は、ハウジング1に一体に形成された係止ランス6によ
り係止されている。そして、ハウジング1の後部は、防
水のためのブチルゴム等の粘着性シール材7とカバー8
により包囲され、カバー8の上下面が方向Aに加圧され
ることにより、粘着性シール材7がカバー8内の隙間を
密封するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例においては、接続端子4の接触片4bや芯線圧着
部4cが一直線上に並んでいるため、カバー8を方向A
に加圧した際に粘着性シール材7が芯線圧着部4cや、
場合によってはブスバー端子5にまで流出し、電気的特
性を損なうという問題点がある。
従来例においては、接続端子4の接触片4bや芯線圧着
部4cが一直線上に並んでいるため、カバー8を方向A
に加圧した際に粘着性シール材7が芯線圧着部4cや、
場合によってはブスバー端子5にまで流出し、電気的特
性を損なうという問題点がある。
【0004】一方、この問題点を解決するために粘着力
の高い粘着性シール材7を使用する場合には、カバー8
を組み立てる際に粘着性シール材7が不必要な個所に粘
着し、粘着性シール材7をテープ状にして使用する場合
には、電線3を挟み込むように粘着性シール材7を取り
付けなければならず、作業能率を損なうという問題点が
ある。
の高い粘着性シール材7を使用する場合には、カバー8
を組み立てる際に粘着性シール材7が不必要な個所に粘
着し、粘着性シール材7をテープ状にして使用する場合
には、電線3を挟み込むように粘着性シール材7を取り
付けなければならず、作業能率を損なうという問題点が
ある。
【0005】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、粘着性シール材の接続端子側への流出を防止し、組
立作業を容易にした防水型ジョイントコネクタを提供す
ることにある。
し、粘着性シール材の接続端子側への流出を防止し、組
立作業を容易にした防水型ジョイントコネクタを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る防水型ジョイントコネクタは、後端に電
線を接続した複数個の接続端子を各接続端子ごとにハウ
ジング内の端子収容孔に収容すると共に、前記接続端子
を前記ハウジング内に設けたブスバーに接続し、内面に
粘着性シール材を付した前記ハウジングとは別体のカバ
ーにより前記接続端子の後方部を密閉することにより、
前記後方部の空間内に前記粘着性シール材を充填した防
水型ジョイントコネクタであって、前記ハウジングの後
部において隣接する前記接続端子同士を区分して配置す
るための隔壁を形成し、前記接続端子の後方において前
記電線及び隔壁に跨がるように位置すると共に前記電線
に嵌合する電線嵌合溝と前記隔壁に嵌合する隔壁嵌合溝
とを形成した仕切片を前記ハウジング又はカバーに一体
に設け、前記仕切片により前記接続端子側と前記電線側
を仕切り、前記カバーにより前記ハウジングを覆うこと
によって前記粘着性シール材を前記仕切片の後方の前記
空間内に充填したことを特徴とする。
の本発明に係る防水型ジョイントコネクタは、後端に電
線を接続した複数個の接続端子を各接続端子ごとにハウ
ジング内の端子収容孔に収容すると共に、前記接続端子
を前記ハウジング内に設けたブスバーに接続し、内面に
粘着性シール材を付した前記ハウジングとは別体のカバ
ーにより前記接続端子の後方部を密閉することにより、
前記後方部の空間内に前記粘着性シール材を充填した防
水型ジョイントコネクタであって、前記ハウジングの後
部において隣接する前記接続端子同士を区分して配置す
るための隔壁を形成し、前記接続端子の後方において前
記電線及び隔壁に跨がるように位置すると共に前記電線
に嵌合する電線嵌合溝と前記隔壁に嵌合する隔壁嵌合溝
とを形成した仕切片を前記ハウジング又はカバーに一体
に設け、前記仕切片により前記接続端子側と前記電線側
を仕切り、前記カバーにより前記ハウジングを覆うこと
によって前記粘着性シール材を前記仕切片の後方の前記
空間内に充填したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有する防水型ジョイントコネクタ
では、後端に電線を接続した接続端子をハウジングに挿
入してブスバーに嵌合し、その後に仕切片を電線に跨が
るように位置させる。そして、内面に粘着性シール材を
付したカバーにより接続端子の後方部を包囲し、カバー
の上下面を加圧する。粘着性シール材は、仕切片により
接続端子側に流出することを防止されながら、接続端子
の後方部を密閉する。
では、後端に電線を接続した接続端子をハウジングに挿
入してブスバーに嵌合し、その後に仕切片を電線に跨が
るように位置させる。そして、内面に粘着性シール材を
付したカバーにより接続端子の後方部を包囲し、カバー
の上下面を加圧する。粘着性シール材は、仕切片により
接続端子側に流出することを防止されながら、接続端子
の後方部を密閉する。
【0008】
【実施例】本発明を図1〜図5に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は実施例の断面図であり、後端
に電線11を接続し相互に短絡すべき複数個の接続端子
12がハウジング13に収容され、接続端子12の後方
部が内面に粘着性シール材14を付し、ハウジング13
と別体のカバー15により密封された状態を示してい
る。
て詳細に説明する。図1は実施例の断面図であり、後端
に電線11を接続し相互に短絡すべき複数個の接続端子
12がハウジング13に収容され、接続端子12の後方
部が内面に粘着性シール材14を付し、ハウジング13
と別体のカバー15により密封された状態を示してい
る。
【0009】接続端子12は導電金属板から形成され、
相手側端子を受け入れる端子接続部12aと、電線11
の芯線を圧着する芯線圧着部12bと、電線11の被覆
を圧着する被覆圧着部12cとが順次に設けられ、端子
接続部12aにはスタビライザ部12dが形成されてい
る。
相手側端子を受け入れる端子接続部12aと、電線11
の芯線を圧着する芯線圧着部12bと、電線11の被覆
を圧着する被覆圧着部12cとが順次に設けられ、端子
接続部12aにはスタビライザ部12dが形成されてい
る。
【0010】ハウジング13は電気絶縁性を有する合成
樹脂材料により形成され、図2の断面図及び図3の平面
図に示すように、前方部21と中間部22には、上下外
壁21a、22aと左右外壁21b、22bと奥壁21
cに密封され、中間部22の後端が開口された端子収容
孔24が、上下隔壁25及び左右隔壁26により例えば
2段複列に形成されている。そして、中間部22の上下
外壁22aの外面には、カバー15の係合孔15aに係
合する係合突起27が設けられている。
樹脂材料により形成され、図2の断面図及び図3の平面
図に示すように、前方部21と中間部22には、上下外
壁21a、22aと左右外壁21b、22bと奥壁21
cに密封され、中間部22の後端が開口された端子収容
孔24が、上下隔壁25及び左右隔壁26により例えば
2段複列に形成されている。そして、中間部22の上下
外壁22aの外面には、カバー15の係合孔15aに係
合する係合突起27が設けられている。
【0011】また、ハウジング13の奥壁21cには、
端子収容孔24に収容された接続端子12の電気的な接
続・分岐を行うためのブスバー28が埋設されている。
ブスバー28は複数の舌片状の端子部28aと、これら
の端子部28a同士を連結する連結部28bとから成
り、端子部28aは接続端子12の端子接続部12aに
挿入され、連結部28bが奥壁21cに埋設されてい
る。更に、端子収容孔24の前方部には、接続端子12
のスタビライザ部12dを嵌合する溝部21dが設けら
れている。
端子収容孔24に収容された接続端子12の電気的な接
続・分岐を行うためのブスバー28が埋設されている。
ブスバー28は複数の舌片状の端子部28aと、これら
の端子部28a同士を連結する連結部28bとから成
り、端子部28aは接続端子12の端子接続部12aに
挿入され、連結部28bが奥壁21cに埋設されてい
る。更に、端子収容孔24の前方部には、接続端子12
のスタビライザ部12dを嵌合する溝部21dが設けら
れている。
【0012】中間部22の外形は前方部21よりも大き
くされ、その上下外壁22aの内側には、接続端子12
を係止するための係止部材29を収容する空間部30が
設けられている。また、中間部22の上下外壁22aの
表面後端部には、係止部材29を綻止するための例えば
2個の錠止枠31が設けられている。
くされ、その上下外壁22aの内側には、接続端子12
を係止するための係止部材29を収容する空間部30が
設けられている。また、中間部22の上下外壁22aの
表面後端部には、係止部材29を綻止するための例えば
2個の錠止枠31が設けられている。
【0013】図4のハウジング13の展開図に示すよう
に、係止部材29は左右外壁23bの後端部にヒンジ部
32を介して一体に形成されている。係止部材29にお
いては、端子収容孔24に対応する数の係止片41が連
結板42の前側縁から一体に突設されている。連結板4
2は左右外壁22b同士の内側に嵌入し得る幅とされ、
連結板24の上面の両端部には上下外壁22aに形成さ
れた溝部22cに嵌合する嵌合突起43が設けられ、こ
れらの嵌合突起43の上部にはヒンジ部32の一端が連
結されている。また、連結板42の上面には、斜面部4
4aを有して上下外壁22aの錠止枠31に錠止される
錠止突起44が設けられている。
に、係止部材29は左右外壁23bの後端部にヒンジ部
32を介して一体に形成されている。係止部材29にお
いては、端子収容孔24に対応する数の係止片41が連
結板42の前側縁から一体に突設されている。連結板4
2は左右外壁22b同士の内側に嵌入し得る幅とされ、
連結板24の上面の両端部には上下外壁22aに形成さ
れた溝部22cに嵌合する嵌合突起43が設けられ、こ
れらの嵌合突起43の上部にはヒンジ部32の一端が連
結されている。また、連結板42の上面には、斜面部4
4aを有して上下外壁22aの錠止枠31に錠止される
錠止突起44が設けられている。
【0014】そして、連結板42の後縁には、左右隔壁
26の間に位置する仕切片45が、ヒンジ46を介して
設けられている。これらの仕切片45には、電線11側
に折り返された際に電線11が嵌合する電線嵌合溝47
と、左右隔壁26が嵌合する隔壁嵌合溝48とが形成さ
れている。
26の間に位置する仕切片45が、ヒンジ46を介して
設けられている。これらの仕切片45には、電線11側
に折り返された際に電線11が嵌合する電線嵌合溝47
と、左右隔壁26が嵌合する隔壁嵌合溝48とが形成さ
れている。
【0015】一方、カバー15も電気絶縁性を有する合
成樹脂材料から形成され、上述した係合孔15aを有し
ハウジング13の中間部22と後方部23を覆う大径部
15bと、ハウジング13の後方部23の後端を覆う斜
面部15cと、電線11を覆う小径部15dとが設けら
れ、大径部15bには内方へ突出して仕切片45の後端
面を係止する係止部15eが形成されている。そして、
ハウジング13の中間部22と後方部23そして電線1
1の一部が、防水性と粘着性を兼ね備えた例えばブチル
ゴム等による粘着性シール材14により包囲され、接続
端子12の後方部が密封されている。
成樹脂材料から形成され、上述した係合孔15aを有し
ハウジング13の中間部22と後方部23を覆う大径部
15bと、ハウジング13の後方部23の後端を覆う斜
面部15cと、電線11を覆う小径部15dとが設けら
れ、大径部15bには内方へ突出して仕切片45の後端
面を係止する係止部15eが形成されている。そして、
ハウジング13の中間部22と後方部23そして電線1
1の一部が、防水性と粘着性を兼ね備えた例えばブチル
ゴム等による粘着性シール材14により包囲され、接続
端子12の後方部が密封されている。
【0016】組立てに際しては、先ず図4に示す状態に
ある係止部材29を所定位置に配置する。即ち、係止部
材29の係止片41を空間部30に挿入しながら、連結
板42を左右外壁22b同士の間に嵌入し、連結片42
の後端縁を前方へ向けて押圧する。嵌合突起43が溝部
22cに嵌合すると共に、錠止突起44が錠止枠31内
に嵌入する。これにより、係止部材29がハウジング1
3の所定位置に錠止されたことになる。
ある係止部材29を所定位置に配置する。即ち、係止部
材29の係止片41を空間部30に挿入しながら、連結
板42を左右外壁22b同士の間に嵌入し、連結片42
の後端縁を前方へ向けて押圧する。嵌合突起43が溝部
22cに嵌合すると共に、錠止突起44が錠止枠31内
に嵌入する。これにより、係止部材29がハウジング1
3の所定位置に錠止されたことになる。
【0017】次に、電線11付の接続端子12を端子収
容孔24に押し込む。係止片41が端子接続部12aに
押圧されて外方へ撓み、端子接続部12aが十分に前進
してブスバー28の端子部28aを受け入れ、スタビラ
イザ部12dが溝部21dに嵌合し、接続端子12の揺
動が防止される。また、係止片41が復元して端子接続
部12aの後部を係止し、接続端子12の後方への抜け
出しが防止される。
容孔24に押し込む。係止片41が端子接続部12aに
押圧されて外方へ撓み、端子接続部12aが十分に前進
してブスバー28の端子部28aを受け入れ、スタビラ
イザ部12dが溝部21dに嵌合し、接続端子12の揺
動が防止される。また、係止片41が復元して端子接続
部12aの後部を係止し、接続端子12の後方への抜け
出しが防止される。
【0018】その後に、図5の方向Bに示すように、そ
れぞれの仕切片45をヒンジ46を曲げて電線11側に
折曲する。仕切片45の電線嵌合溝47に電線11を嵌
合し、隔壁嵌合溝48に左右隔壁26を受け入れて、仕
切片45は電線11に跨がった状態になる。
れぞれの仕切片45をヒンジ46を曲げて電線11側に
折曲する。仕切片45の電線嵌合溝47に電線11を嵌
合し、隔壁嵌合溝48に左右隔壁26を受け入れて、仕
切片45は電線11に跨がった状態になる。
【0019】そして、内面に粘着性シール材14を付し
た双方のカバー15を対向させ、ハウジング13の係合
突起27がカバー15の係合孔15aに係合するように
双方のカバー15を突き合わせる。これにより、カバー
15はハウジング13の中間部22と後方部23と電線
11の一部を覆う。
た双方のカバー15を対向させ、ハウジング13の係合
突起27がカバー15の係合孔15aに係合するように
双方のカバー15を突き合わせる。これにより、カバー
15はハウジング13の中間部22と後方部23と電線
11の一部を覆う。
【0020】最後に、カバー15の上下を加圧し、必要
に応じて加熱し、カバー15同士に塑性変形を与える
と、カバー15が内方へ接近すると共にカバー15の係
止部15eが仕切片45の後端面を係止し、粘着性シー
ル材14が電線11の周囲の隙間を埋めて接続端子12
の後方部を密封する。このとき、仕切片45により粘着
性シール材14は接続端子12側に流出することが阻止
される。
に応じて加熱し、カバー15同士に塑性変形を与える
と、カバー15が内方へ接近すると共にカバー15の係
止部15eが仕切片45の後端面を係止し、粘着性シー
ル材14が電線11の周囲の隙間を埋めて接続端子12
の後方部を密封する。このとき、仕切片45により粘着
性シール材14は接続端子12側に流出することが阻止
される。
【0021】このように、実施例では電線11側と接続
端子12側を仕切る仕切片45を、電線11に跨がるよ
うに設けたので、仕切片45により粘着性シール材14
が接続端子12側に流出することを防止でき、粘着性シ
ール材14がブスバー28に付着して電気的特性を損な
うことを防止できる。また、粘着性シール材14が接続
端子12側に流出しないために、粘着性シール材14の
量を減少させることができる上に、粘着性シール材14
は強い粘着力を必要とせず、材料コストを削減できる。
更に、組立作業において粘着性シール材14の粘着性に
煩わされたり、粘着性シール材14により電線11を挟
み込んだりする必要がないため、作業能率を向上させる
ことができる。
端子12側を仕切る仕切片45を、電線11に跨がるよ
うに設けたので、仕切片45により粘着性シール材14
が接続端子12側に流出することを防止でき、粘着性シ
ール材14がブスバー28に付着して電気的特性を損な
うことを防止できる。また、粘着性シール材14が接続
端子12側に流出しないために、粘着性シール材14の
量を減少させることができる上に、粘着性シール材14
は強い粘着力を必要とせず、材料コストを削減できる。
更に、組立作業において粘着性シール材14の粘着性に
煩わされたり、粘着性シール材14により電線11を挟
み込んだりする必要がないため、作業能率を向上させる
ことができる。
【0022】なお、上述した実施例では、係止部材29
を端子収容孔24の外部に形成しているが、予め係止部
材29を端子収容孔24に位置するように形成したもの
であっても、仕切片45をカバー15に設けることもで
きる。
を端子収容孔24の外部に形成しているが、予め係止部
材29を端子収容孔24に位置するように形成したもの
であっても、仕切片45をカバー15に設けることもで
きる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように防水型ジョイントコ
ネクタは、仕切片に電線及びハウジングの隔壁に嵌合す
る嵌合溝を設けたので、カバー内面に付した粘着性シー
ル材が仕切片により接続端子側に流出することを確実に
防止でき、更には接続端子同士の短絡などにより電気的
特性を損うことがない。
ネクタは、仕切片に電線及びハウジングの隔壁に嵌合す
る嵌合溝を設けたので、カバー内面に付した粘着性シー
ル材が仕切片により接続端子側に流出することを確実に
防止でき、更には接続端子同士の短絡などにより電気的
特性を損うことがない。
【図1】実施例の断面図である。
【図2】カバーを外した状態の断面図である。
【図3】カバーを外した平面図である。
【図4】ハウジングの断面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】従来例の断面図である。
11 電線
12 接続端子
13 ハウジング
14 粘着性シール材
15 カバー
24 端子収容孔
28 ブスバー
29 係止部材
41 係止片
42 連結片
45 仕切片
46 ヒンジ
47 電線嵌合溝
48 隔壁嵌合溝
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 31/08
H01R 13/52
Claims (2)
- 【請求項1】 後端に電線を接続した複数個の接続端子
を各接続端子ごとにハウジング内の端子収容孔に収容す
ると共に、前記接続端子を前記ハウジング内に設けたブ
スバーに接続し、内面に粘着性シール材を付した前記ハ
ウジングとは別体のカバーにより前記接続端子の後方部
を密閉することにより、前記後方部の空間内に前記粘着
性シール材を充填した防水型ジョイントコネクタであっ
て、前記ハウジングの後部において隣接する前記接続端
子同士を区分して配置するための隔壁を形成し、前記接
続端子の後方において前記電線及び隔壁に跨がるように
位置すると共に前記電線に嵌合する電線嵌合溝と前記隔
壁に嵌合する隔壁嵌合溝とを形成した仕切片を前記ハウ
ジング又はカバーに一体に設け、前記仕切片により前記
接続端子側と前記電線側を仕切り、前記カバーにより前
記ハウジングを覆うことによって前記粘着性シール材を
前記仕切片の後方の前記空間内に充填したことを特徴と
する防水型ジョイントコネクタ。 - 【請求項2】 前記仕切片は前記ハウジング又はカバー
にヒンジ部を介して取り付けた請求項1に記載の防水型
ジョイントコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14945495A JP3452159B2 (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 防水型ジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14945495A JP3452159B2 (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 防水型ジョイントコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08321366A JPH08321366A (ja) | 1996-12-03 |
JP3452159B2 true JP3452159B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=15475483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14945495A Expired - Fee Related JP3452159B2 (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 防水型ジョイントコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3452159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5778509B2 (ja) * | 2011-07-19 | 2015-09-16 | 矢崎総業株式会社 | ジョイントコネクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2542749B2 (ja) * | 1991-04-15 | 1996-10-09 | 株式会社フジクラ | 防水コネクタ |
JP2554457Y2 (ja) * | 1991-10-18 | 1997-11-17 | 住友電装株式会社 | フラットケーブル用コネクタ構造 |
JPH06203910A (ja) * | 1992-11-09 | 1994-07-22 | Amp Japan Ltd | 防水コネクタ |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP14945495A patent/JP3452159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08321366A (ja) | 1996-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3540164B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JP3317174B2 (ja) | アースジョイントコネクタ | |
US6840804B2 (en) | Fitting structure of waterproof plug | |
GB2321796A (en) | Ultrasonic cable connection and cable clamp | |
JP3028988B2 (ja) | コネクタ | |
US6677531B2 (en) | Waterproof structure for terminal | |
EP0942494B1 (en) | Waterproof connector and assembling method of waterproof connector | |
US6132250A (en) | Connector with sealing members | |
JP3517156B2 (ja) | 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法 | |
JP3530024B2 (ja) | 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法 | |
JP2000133365A (ja) | 多極防水コネクタ | |
JP3437063B2 (ja) | 防水型コネクタ | |
JP3132706B2 (ja) | コネクタ用雌端子 | |
JP3517109B2 (ja) | 防水コネクタ及び防水コネクタの組立方法 | |
JP3417663B2 (ja) | フラットケーブルの端末防水構造 | |
JP3452159B2 (ja) | 防水型ジョイントコネクタ | |
JPH0423388B2 (ja) | ||
JPH06203910A (ja) | 防水コネクタ | |
JP3389043B2 (ja) | 電気端子、それを含むコネクタ、及びコネクタの組立方法 | |
JPH0136305Y2 (ja) | ||
JP3442667B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP3268945B2 (ja) | 接続端子固定機構 | |
JPH023262Y2 (ja) | ||
JP3494750B2 (ja) | 防水型ジョイントコネクタ | |
JP2004022520A (ja) | 電気部品のシール構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |