JPH0135949B2 - - Google Patents

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JPH0135949B2
JPH0135949B2 JP58083427A JP8342783A JPH0135949B2 JP H0135949 B2 JPH0135949 B2 JP H0135949B2 JP 58083427 A JP58083427 A JP 58083427A JP 8342783 A JP8342783 A JP 8342783A JP H0135949 B2 JPH0135949 B2 JP H0135949B2
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JP
Japan
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bleaching
fibers
acrylic acid
molecular weight
hydrogen peroxide
Prior art date
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Application number
JP58083427A
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English (en)
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JPS59211673A (ja
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Masakatsu Okamoto
Shigeru Nagao
Kazuhisa Yagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Priority to US06/595,792 priority patent/US4595394A/en
Priority to GB08408980A priority patent/GB2137671B/en
Priority to DE19843413367 priority patent/DE3413367A1/de
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Publication of JPH0135949B2 publication Critical patent/JPH0135949B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はセルロース系繊維の漂白性向上剤に関
するものである。更に詳しくは平均分子量が1000
〜8000であるアクリル酸又はメタクリル酸重合体
(以下(メタ)アクリル酸重合体と略称する)の
塩からなるセルロース系繊維の漂白性向上剤に関
するものである。 一般に、セルロース系繊維は精練後においても
なお繊維中に天然色素が存在するので、この天然
色素や更には二次的に付着した着色物をも除去す
るために漂白がなされる。漂白の方法としては過
酸化漂白、塩素漂白、亜塩素酸ナトリウム漂白な
どがあるが、なかでも過酸化漂白は繊維を損傷す
ることが少なく操作も簡単で耐久性のある白さが
得られることから、一般的に広く用いられてい
る。この過酸化漂白は、過酸化水素の分解によつ
て生じる発生期の酸素を利用してセルロース系繊
維中の色素を酸化分解させることによつてなされ
るが、この酸化分解はアルカリ側で行なわせた方
が効率的であるためカセイソーダなどのアルカリ
剤が併用され、更にアルカリ下での過酸化水素分
解の安定化剤としてケイ酸ナトリウムも併用され
る。従つて、漂白浴組成としては、過酸化水素、
アルカリ(カセイソーダなど)、ケイ酸ナトリウ
ム(モル比でSiO2:Na2O=2.5:1のものなど)
から構成されることになるが、漂白に使用される
水の硬度が高い場合にはケイ酸ナトリウムが水の
硬度成分と結合してケイ酸カルシウムやケイ酸マ
グネシウムなどの水に不溶性のケイ酸塩を生じ、
これが繊維上に沈着して布帛の白度が向上せず風
合も粗硬化し更にはミシン針との摩擦係数も上が
つて縫製性に支障をきたすという問題点を有して
おり、その解決が望まれていた。更にこの問題点
を改善するために、エチレンジアミンテトラアセ
チツクアシツド、ジエチレントリアミンペンタア
セチツクアシツド、ヒドロキシルエチレンジアミ
ントリアセチツクアシツド、ニトリロトリアセチ
ツクアシツド、トリポリリン酸ソーダなどが併用
されるケースもあるが、その効果は必ずしも充分
ではなく抜本的な解決にまでは至つていないのが
現状である。 そこで、本発明者らはセルロース系繊維を過酸
化漂白、特に過酸化水素とケイ酸ナトリウムを含
むアルカリ性漂白浴において漂白する場合の前述
のような漂白不良の問題点を解決するために鋭意
研究した結果、漂白浴に特定範囲内の分子量を有
する(メタ)アクリル酸重合体の塩からなる漂白
性向上剤を共存させることに着目し、本発明を完
成するに至つた。 即ち、本発明は平均分子量が1000〜8000である
(メタ)アクリル酸重合体の塩からなる過酸化水
素とケイ酸ナトリウムを含むアルカリ性漂白浴に
おいて使用するセルロース系繊維の漂白性向上剤
を提供するものである。 セルロース系繊維の漂白を過酸化水素、アルカ
リ、ケイ酸ナトリウムと本発明による漂白性向上
剤を共存させて行なうことにより、従来の漂白方
法に比較してすぐれた白度、風合、縫製性を付与
することができる。セルロース系繊維の漂白時に
過酸化水素、アルカリ、ケイ酸ナトリウムと共に
(メタ)アクリル酸重合体の塩からなる漂白性向
上剤を共存させることによつて漂白不良の問題点
が解消される機構は必ずしも明確ではないが、
(メタ)アクリル酸重合体の塩が有する著しくす
ぐれた金属イオン封鎖能と分散力に起因するもの
と考えられる。このような効果を発揮するために
は前記化合物の分子量が1000〜8000であることが
好ましく、分子量が小さすぎてもまた逆に大きす
ぎても効果が少なくなる。 本発明に係る(メタ)アクリル酸重合体の塩と
しては、アルカリ金属塩やアンモニウム塩、更に
はジエタノールアミン、トリエタノールアミンな
どのアルカノールアミン塩などの形が使用可能で
あり、性能を阻害しない程度に(メタ)アクリル
酸重合体に未中和部分を残しておいても差支えな
い。 更に、本発明の効果を害しない範囲で他のビニ
ル単量体との共重合体とすることもできる。他の
ビニル単量体としては例えば(メタ)アクリル酸
のエステル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニ
トリル等の疎水性単量体、また、(メタ)アクリ
ルアマイド、マレイン酸塩、スチレンスルホン酸
ナトリウム等の親水性単量体が挙げられる。 また、セルロース系繊維としては、木綿、麻な
どのセルロース天然繊維の他に、これらのセルロ
ース天然繊維とナイロン、ポリエステル、アクリ
ルなどの合成繊維との混合繊維、更にはアセテー
トなどの半合成繊維との混合繊維、レーヨン、キ
ユポラなどの再生繊維との混合繊維などにも適用
することが可能であり、漂白する時の形態も繊
維、糸、綛、チーズ、織物、編物、不織布更には
衣服、寝装商品などの最終繊維製品などのいずれ
の形態であつても差支えない。漂白の方法として
は通常の方法が適用でき、パツド−スチーム法、
加圧煮沸法、煮沸法、60℃程度から100℃までの
浸漬法あるいはその他の方法などが適用可能であ
る。更に本発明による漂白性向上剤は実際の使用
にあたつて、プロセスの合理化を図るため、漂白
性を阻害しない範囲で、漂白工程の前工程である
精練工程等と同時に行なう漂白にも適用すること
ができる。 次に、合成例、実施例により本発明を更に詳細
に説明するが、本発明は必ずしも以下の実施例の
みに限定される訳ではない。 合成例 1 撹拌棒、冷却管、温度計、N2ガス導入管、滴
下漏斗をセツトした2−4つ口フラスコ内にイ
オン交換水670gを仕込み、100℃まで昇温した。
系内が100℃になつたところで80%アクリル酸560
g、48%カセイソーダ水溶液492g、30%過硫酸
アンモニウム74g、35%過酸化水素水132.8gを
それぞれ同時に4時間かけて滴下した。添加終了
後100℃で1時間熟成し、ポリアクリル酸ソーダ
からなる漂白性向上剤を得た。なお、分子量は
GPCで測定すると約5000であつた。 合成例 2 合成例1で用いた装置を使用して、フラスコ内
に20%イソプロピルアルコール水溶液1200gを仕
込み、80℃まで昇温した。系内温度が80℃になつ
たところで98%アクリル酸224g、10%過硫酸ア
ンモニウム水溶液71gを同時に2時間かけて滴下
した。添加終了後80℃で1時間熟成した後にイソ
プロピルアルコールを除去して、48%カセイソー
ダ水溶液246gを加えて中和し、ポリアクリル酸
ソーダからなる漂白性向上剤を得た。なお、分子
量はGPCで測定すると約3000であつた。 合成例 3 合成例1で用いた装置を使用して、フラスコ内
にイオン交換水200gを仕込み100℃まで昇温し
た。系内温度が100℃になつたところで80%アク
リル酸547g、2−メルカプトエタノール47.4g、
4%過硫酸カリウム水溶液122.5gを同時に2時
間かけて滴下した。添加終了後100℃で1時間熟
成した後48%カセイソーダ水溶液506.1gを加え
て中和し、ポリアクリル酸ソーダからなる漂白性
向上剤を得た。なお、分子量はGPCで測定する
と、約2000であつた。 合成例 4 合成例2で得たポリアクリル酸をカセイソーダ
の代わりに28%アンモニア水179gで中和し、分
子量約3000のポリアクリル酸アンモニウムからな
る漂白性向上剤を得た。 合成例 5 合成例2で得たポリアクリル酸をカセイソーダ
の代わりに50%トリエタノールアミン水溶液880
gで中和し、分子量約3000のポリアクリル酸トリ
エタノールアミンからなる漂白性向上剤を得た。 実施例 1 精練した綿天笠編ニツトを漂白し、その漂白性
を示した。結果を第1表に示す。 〈漂白条件〉 使用中の硬度 20゜DH 浴 比 1対25 温 度 80℃ 時 間 30分 使用薬剤 第1表参照 〈評価〉 処理した布の風合は、官能検査法により判定し
た。白度は、スガ試験機(株)製SMカラーコンピユ
ーターSM−3型を用いて測色し、Lab系の白度
式 W=100−〔(100−L)2+a2+b2〕1/2 但し、L=測定された明度 a=測定されたクロマチツクネス指数 b=測定されたクロマチツクネス指数 によつて白度(W)を求め評価した。縫製性は、
布を4枚重ねにし本縫ミシンで針#11Sを用いて
30cm空縫いした場合の地糸切れ箇所数で評価し
た。
【表】 第1表の結果から明らかなように、過酸化水素
とカセイソーダ、3号ケイ酸ナトリウムのみによ
るものは風合が硬く白度、縫製性も劣つており、
エチレンジアミンテトラアセチツクアシツドを併
用したものでも大巾な漂白性の改善はなされてい
ない。これに対して、本発明による漂白性向上剤
を併用したものでは風合がソフトであつて白度、
縫製性にもすぐれていて良好な漂白性を示してい
る。 実施例 2 製練した綿両面編ニツトを漂白し、その漂白性
を調べた。結果を第2表に示す。 〈漂白条件〉 使用中の硬度 25゜DH 浴 比 1対30 温 度 90℃ 時 間 20分 使用薬剤 第2表参照 〈評価〉 実施例1と同一の方法によつた。
【表】 第2表の結果から明らかなように、過酸化水素
とカセイソーダ、3号ケイ酸ナトリウムのみによ
るものは風合が硬く白度、縫製性も劣つており、
ジエチレントリアミンペンタアセチツクアシツド
を併用したものでも大巾な漂白性の改善はなされ
ていない。これに対して、本発明による漂白性向
上剤を併用したものでは風合がソフトであつて白
度、縫製性にもすぐれていて良好な漂白性を示し
ている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平均分子量が1000〜8000であるアクリル酸又
    はメタクリル酸重合体の塩からなる過酸化水素と
    ケイ酸ナトリウムを含むアルカリ性漂白浴におい
    て使用するセルロース系繊維の漂白性向上剤。
JP58083427A 1983-04-08 1983-05-12 漂白性向上剤 Granted JPS59211673A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58083427A JPS59211673A (ja) 1983-05-12 1983-05-12 漂白性向上剤
US06/595,792 US4595394A (en) 1983-04-08 1984-04-02 Agent for improving processability of cellulose fibers: acid polymer salts for improved scouring
GB08408980A GB2137671B (en) 1983-04-08 1984-04-06 Agent for improving processability of fibres
DE19843413367 DE3413367A1 (de) 1983-04-08 1984-04-09 Verfahren und mittel zur verbesserung der verarbeitbarkeit von fasern
HK95289A HK95289A (en) 1983-04-08 1989-11-30 A method of treating textile fibers

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