JPH0135869B2 - - Google Patents
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- JPH0135869B2 JPH0135869B2 JP56196896A JP19689681A JPH0135869B2 JP H0135869 B2 JPH0135869 B2 JP H0135869B2 JP 56196896 A JP56196896 A JP 56196896A JP 19689681 A JP19689681 A JP 19689681A JP H0135869 B2 JPH0135869 B2 JP H0135869B2
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Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
本発明は軟弱土地盤を深層混合処理するための
固化材(以下単に「固化材」と略称する)に関す
る。 経済および産業の発展に伴なつて都市開発が進
んで土地不足を来たしたので、未利用土地であつ
たヘドロ堆積層などの軟弱土地盤の活用が重視さ
れてきている。軟弱土地盤は各地に幅広く分布す
るが、特に各港湾地域の海底には軟弱なヘドロ層
や沖積層が多く堆積されている。このような軟弱
土地盤上に構造物を建設するには、この軟弱土地
盤を強化する必要があり、各種の改良工法が提案
され試みられている。 さらに近年港湾構造物が大型化し、深層混合処
理を必要とする軟弱土地盤の改良深度も深まり、
改良して一体化すべき地盤のブロツクも大きくな
つている。このため軟弱土を改良するための固化
材を軟弱土と混合処理するのに長時間を要するよ
うになつてきている。 特に広範囲の軟弱土地盤を改良する場合には、
工事の効率化および経済性をはかるために全面改
良を行なわないで、壁状、井桁状(格子状)に部
分的な改良をすることが提案されている。このよ
うな場合には打ち継ぎ個所が生じるため、一度混
合処理された改良土層の部分を、もう一度撹拌し
たり、縦横に交差するように改良土層を横断して
混合処理する必要がある。しかしながら従来の深
層混合処理においては固化材として生石灰、普通
ポルトランドセメント、あるいは高炉セメントを
単純に軟弱土へ混合しているので凝結時間が短か
く、混合処理過程において改良土の流動性がなく
なり、混合処理機の磨耗や損傷が激しく支障を来
たしている。さらに打ち継ぎを行なう場合には、
前に混合処理されている改良土層はすでに硬化が
始まつており、この打ち継ぎされる部分を掘削羽
根で掘削しなければならないという不都合を生じ
ている。すなわちこのような打ち継ぎを行なう
と、混合処理機の負担が大きく、混合処理効率が
低下し、機械的損傷が多くなるばかりか、改良土
と未改良土との強度差が大きいために、撹拌羽根
の貫入方向が曲がり接合部分において未改良部分
を取り残すため不接合面を生じたり、既改良土と
新改良土との接合面の付着性が悪くなるため改良
地盤の一体化が損なわれる。 この対策として固化材の混和量を減少させるこ
とも考えられるが、その場合には地盤としての十
分な強度が得られない。特に有機質系軟弱土の場
合、従来の固化材すなわち生石灰、普通ポルトラ
ンドセメント、高炉セメントでは軟弱土中の有機
物、フミン酸(腐植酸)等の有機酸の影響で硬化
機能が著しく阻害されるため大量に用いないと目
的の強度が得られないので混和量を減少すること
は困難となる。また凝結遅延剤の添加も提案され
るが、軟弱土中ではその効果が不充分であつた
り、環境保全上好ましくない成分を含有している
等の理由により完全なものが得られていない。 軟弱土地盤を深層処理する際には固化材を軟弱
土に撹拌混合するので、混合後の改良土の流動性
が長く保たれるほど、すなわち凝結時間が長い
程、大深度、広範囲の処理には好ましい。従来の
固化材を用いた場合には改良土の凝結時間は数時
間であるが、深層混合処理においては、作業の工
程上からもつと長く、少なくとも24時間以上であ
ることが望まれている。また強度については地盤
として必要な支持力を確保するために20Kgf/cm2
以上が必要とされており、しかも構築工事の段取
り上、この強度が施工後3カ月以内に得られるこ
とが必要である。こように凝結時間が長くかつ3
カ月以内に得られる強度もある数値以上という、
少なくともこの両者を併せ有する固化材は従来得
られていず、かかる優れた固化材の完成が強く望
まれてきた。 本発明者らは上記の事柄に鑑み、軟弱土に固化
材を混合処理した後の改良土の凝結時間が長く、
初期強度の発現が抑制され、しかも地盤としての
長期強度の改善に優れた効果を発揮することがで
きる深層混合処理するための固化材を研究した結
果、潜在水硬性を有するスラグ微粉末を主材料と
し副材料としてポルトランドセメントと不溶性
型無水せつこうもしくは二水せつこうを組合せる
ことによつて改良土の凝結時間および強度発現に
対して優れた効果を示すことを見出し本発明を完
成した。すなわち本発明は潜在水硬性を有するス
ラグが50〜90重量%、ポルトランドセメントが30
〜8重量%および不溶性型無水せつこうもしく
は二水せつこうが20〜2重量%よりなる軟弱土地
盤の深層混合処理用固化材である。 本発明を適用できる軟弱土地盤は海底や湖沼に
堆積した沖積層の堆積土からなるもののほか、い
わゆる人工的に廃棄されて堆積した有機質物を中
心とするヘドロ層や有機質系の軟弱土も含むもの
である。 本発明で言う潜在水硬性を有するスラグは、例
えば製鉄工業における高炉急所スラグを微粉砕し
たものである。このスラグの使用量は50〜90重量
%、好ましくは60〜70重量%である。固化材中に
占める高炉急冷スラグの量が50重量%未満では凝
結時間が短かくなり、90重量%を越えると91日材
令での所定の強度が得られずいずれも当初の目的
を達成しない。 また固化材中に占めるポルトランドセメントの
量は30〜8重量%、好ましくは25〜20重量%であ
る。ポルトランドセメント量が30重量%を越える
と凝結時間が短かくなり、また8重量%未満では
91日材令で所定の強度が得られず、いずれも当初
の目的を達成し得ない。 一方不溶性型無水せつこうもしくは二水せつ
こうは20〜2重量%、好ましくは15〜10重量%で
ある。使用量が20重量%を超えると凝結時間は長
いが所定の強度が得られず、また2重量%未満で
は目的の強度が得られないので好ましくない。 本発明の固化材の軟弱土への添加率は軟弱土の
種類によつて異なるがおよそ5〜25%程度であ
る。 本発明による固化材で軟弱土地盤を深層混合処
理すれば改良土の凝結時間が24時間以上になり、
かつ初期強度の発現が抑制されるとともに、91日
材令における強度が20Kgf/cm2以上に達するので
以下のような利点を生ずる。 (1) 凝結時間が長いので軟弱土を混合処理する作
業時間を長くできる。 (2) 凝結時間が長いので練り返しによる強度低下
がなく、打ち継ぎ目の心配がない。 (3) 混合処理過程で改良土が凝結したり、硬化を
開始することがないので撹拌機の磨耗や損傷が
少なく作業効率がよい。 (4) 打ち継ぎ個所において既改良土層が未硬化の
ままの時間が長いので、大深度、広範囲の改良
地盤を一体化できる。 (5) 91日材令で地盤としての必要強度が得られる
ので構築工事の工程に支障を来たさない。 (6) 改良遅延剤を特に使用しなくて済むので環境
を破壊する心配がない。 (7) 有機物質の含まれた軟弱土地盤でも硬化阻害
を受けずに改良を実施することができる。 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 実験例 1〜15 下記性状の東京湾中央防波堤付近海底土100重
量部に対して、第1表に示す割合で混合した本発
明による固化材10重量部を混練水固化材比150%
のミルクとして添加し、撹拌混合して改良土の凝
結時間、一軸圧縮強さを測定した。 海底土の性状 含水比 単位体積重量 強熱減量 有機物含有量 130% 1.362g/cm2 11・8% 9.5% 試験方法 凝結時間 JIS R5201「セメントの物理試験方法」
準拠 一軸圧縮強さ JIS A1216「土の一軸圧縮試験方
法」準拠 混練水 実験例1〜13 海水使用 実験例14〜15 水道水使用
固化材(以下単に「固化材」と略称する)に関す
る。 経済および産業の発展に伴なつて都市開発が進
んで土地不足を来たしたので、未利用土地であつ
たヘドロ堆積層などの軟弱土地盤の活用が重視さ
れてきている。軟弱土地盤は各地に幅広く分布す
るが、特に各港湾地域の海底には軟弱なヘドロ層
や沖積層が多く堆積されている。このような軟弱
土地盤上に構造物を建設するには、この軟弱土地
盤を強化する必要があり、各種の改良工法が提案
され試みられている。 さらに近年港湾構造物が大型化し、深層混合処
理を必要とする軟弱土地盤の改良深度も深まり、
改良して一体化すべき地盤のブロツクも大きくな
つている。このため軟弱土を改良するための固化
材を軟弱土と混合処理するのに長時間を要するよ
うになつてきている。 特に広範囲の軟弱土地盤を改良する場合には、
工事の効率化および経済性をはかるために全面改
良を行なわないで、壁状、井桁状(格子状)に部
分的な改良をすることが提案されている。このよ
うな場合には打ち継ぎ個所が生じるため、一度混
合処理された改良土層の部分を、もう一度撹拌し
たり、縦横に交差するように改良土層を横断して
混合処理する必要がある。しかしながら従来の深
層混合処理においては固化材として生石灰、普通
ポルトランドセメント、あるいは高炉セメントを
単純に軟弱土へ混合しているので凝結時間が短か
く、混合処理過程において改良土の流動性がなく
なり、混合処理機の磨耗や損傷が激しく支障を来
たしている。さらに打ち継ぎを行なう場合には、
前に混合処理されている改良土層はすでに硬化が
始まつており、この打ち継ぎされる部分を掘削羽
根で掘削しなければならないという不都合を生じ
ている。すなわちこのような打ち継ぎを行なう
と、混合処理機の負担が大きく、混合処理効率が
低下し、機械的損傷が多くなるばかりか、改良土
と未改良土との強度差が大きいために、撹拌羽根
の貫入方向が曲がり接合部分において未改良部分
を取り残すため不接合面を生じたり、既改良土と
新改良土との接合面の付着性が悪くなるため改良
地盤の一体化が損なわれる。 この対策として固化材の混和量を減少させるこ
とも考えられるが、その場合には地盤としての十
分な強度が得られない。特に有機質系軟弱土の場
合、従来の固化材すなわち生石灰、普通ポルトラ
ンドセメント、高炉セメントでは軟弱土中の有機
物、フミン酸(腐植酸)等の有機酸の影響で硬化
機能が著しく阻害されるため大量に用いないと目
的の強度が得られないので混和量を減少すること
は困難となる。また凝結遅延剤の添加も提案され
るが、軟弱土中ではその効果が不充分であつた
り、環境保全上好ましくない成分を含有している
等の理由により完全なものが得られていない。 軟弱土地盤を深層処理する際には固化材を軟弱
土に撹拌混合するので、混合後の改良土の流動性
が長く保たれるほど、すなわち凝結時間が長い
程、大深度、広範囲の処理には好ましい。従来の
固化材を用いた場合には改良土の凝結時間は数時
間であるが、深層混合処理においては、作業の工
程上からもつと長く、少なくとも24時間以上であ
ることが望まれている。また強度については地盤
として必要な支持力を確保するために20Kgf/cm2
以上が必要とされており、しかも構築工事の段取
り上、この強度が施工後3カ月以内に得られるこ
とが必要である。こように凝結時間が長くかつ3
カ月以内に得られる強度もある数値以上という、
少なくともこの両者を併せ有する固化材は従来得
られていず、かかる優れた固化材の完成が強く望
まれてきた。 本発明者らは上記の事柄に鑑み、軟弱土に固化
材を混合処理した後の改良土の凝結時間が長く、
初期強度の発現が抑制され、しかも地盤としての
長期強度の改善に優れた効果を発揮することがで
きる深層混合処理するための固化材を研究した結
果、潜在水硬性を有するスラグ微粉末を主材料と
し副材料としてポルトランドセメントと不溶性
型無水せつこうもしくは二水せつこうを組合せる
ことによつて改良土の凝結時間および強度発現に
対して優れた効果を示すことを見出し本発明を完
成した。すなわち本発明は潜在水硬性を有するス
ラグが50〜90重量%、ポルトランドセメントが30
〜8重量%および不溶性型無水せつこうもしく
は二水せつこうが20〜2重量%よりなる軟弱土地
盤の深層混合処理用固化材である。 本発明を適用できる軟弱土地盤は海底や湖沼に
堆積した沖積層の堆積土からなるもののほか、い
わゆる人工的に廃棄されて堆積した有機質物を中
心とするヘドロ層や有機質系の軟弱土も含むもの
である。 本発明で言う潜在水硬性を有するスラグは、例
えば製鉄工業における高炉急所スラグを微粉砕し
たものである。このスラグの使用量は50〜90重量
%、好ましくは60〜70重量%である。固化材中に
占める高炉急冷スラグの量が50重量%未満では凝
結時間が短かくなり、90重量%を越えると91日材
令での所定の強度が得られずいずれも当初の目的
を達成しない。 また固化材中に占めるポルトランドセメントの
量は30〜8重量%、好ましくは25〜20重量%であ
る。ポルトランドセメント量が30重量%を越える
と凝結時間が短かくなり、また8重量%未満では
91日材令で所定の強度が得られず、いずれも当初
の目的を達成し得ない。 一方不溶性型無水せつこうもしくは二水せつ
こうは20〜2重量%、好ましくは15〜10重量%で
ある。使用量が20重量%を超えると凝結時間は長
いが所定の強度が得られず、また2重量%未満で
は目的の強度が得られないので好ましくない。 本発明の固化材の軟弱土への添加率は軟弱土の
種類によつて異なるがおよそ5〜25%程度であ
る。 本発明による固化材で軟弱土地盤を深層混合処
理すれば改良土の凝結時間が24時間以上になり、
かつ初期強度の発現が抑制されるとともに、91日
材令における強度が20Kgf/cm2以上に達するので
以下のような利点を生ずる。 (1) 凝結時間が長いので軟弱土を混合処理する作
業時間を長くできる。 (2) 凝結時間が長いので練り返しによる強度低下
がなく、打ち継ぎ目の心配がない。 (3) 混合処理過程で改良土が凝結したり、硬化を
開始することがないので撹拌機の磨耗や損傷が
少なく作業効率がよい。 (4) 打ち継ぎ個所において既改良土層が未硬化の
ままの時間が長いので、大深度、広範囲の改良
地盤を一体化できる。 (5) 91日材令で地盤としての必要強度が得られる
ので構築工事の工程に支障を来たさない。 (6) 改良遅延剤を特に使用しなくて済むので環境
を破壊する心配がない。 (7) 有機物質の含まれた軟弱土地盤でも硬化阻害
を受けずに改良を実施することができる。 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 実験例 1〜15 下記性状の東京湾中央防波堤付近海底土100重
量部に対して、第1表に示す割合で混合した本発
明による固化材10重量部を混練水固化材比150%
のミルクとして添加し、撹拌混合して改良土の凝
結時間、一軸圧縮強さを測定した。 海底土の性状 含水比 単位体積重量 強熱減量 有機物含有量 130% 1.362g/cm2 11・8% 9.5% 試験方法 凝結時間 JIS R5201「セメントの物理試験方法」
準拠 一軸圧縮強さ JIS A1216「土の一軸圧縮試験方
法」準拠 混練水 実験例1〜13 海水使用 実験例14〜15 水道水使用
【表】
* 比較例
上記の結果より本発明による固化材を用いれ
ば、凝結時間が24時間以上で、かつ91日材令の一
軸圧縮強さはすべて20Kgf/cm2以上のものが得ら
れた。 なお混練水に海水または水道水を用いてもほぼ
同様の結果が得られた。 実施例 2 実験例 16〜29 下記性状の横浜市大黒阜頭沖海底土100重量部
に対して第2表に示す割合で混合した本発明によ
る固化材10重量部、15重量部を混練水固化材比60
%のミルクとして添加し、撹拌混合して改良土の
凝結時間、一軸圧縮強さを測定した。 海底土の性状 含水比 単位体積重量 強熱減量 120% 1.366g/cm3 15.3% 有機物含有量 土粒子比重 pH 6.7% 2.67 8.5 粘度分布 2000μ以上 74〜200 5〜74 5以下 0% 8% 56% 36% 液性限界 116% 塑性限界 50% 塑性指数 66 試験方法 実施例1と同じ 混練水 海水使用 固化材添加率 実験例16〜27 15重量部 実験例28〜29 10重量部
上記の結果より本発明による固化材を用いれ
ば、凝結時間が24時間以上で、かつ91日材令の一
軸圧縮強さはすべて20Kgf/cm2以上のものが得ら
れた。 なお混練水に海水または水道水を用いてもほぼ
同様の結果が得られた。 実施例 2 実験例 16〜29 下記性状の横浜市大黒阜頭沖海底土100重量部
に対して第2表に示す割合で混合した本発明によ
る固化材10重量部、15重量部を混練水固化材比60
%のミルクとして添加し、撹拌混合して改良土の
凝結時間、一軸圧縮強さを測定した。 海底土の性状 含水比 単位体積重量 強熱減量 120% 1.366g/cm3 15.3% 有機物含有量 土粒子比重 pH 6.7% 2.67 8.5 粘度分布 2000μ以上 74〜200 5〜74 5以下 0% 8% 56% 36% 液性限界 116% 塑性限界 50% 塑性指数 66 試験方法 実施例1と同じ 混練水 海水使用 固化材添加率 実験例16〜27 15重量部 実験例28〜29 10重量部
【表】
* 比較例
上記の結果も実施例1と同様であつた。
上記の結果も実施例1と同様であつた。
Claims (1)
- 1 潜在水硬性を有するスラグが50〜90重量%、
ポルトランドセメントが30〜8重量%および不溶
性型無水せつこうもしくは二水せつこうが20〜
2重量%よりなる軟弱土地盤の深層混合処理用固
化材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19689681A JPS5898382A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 軟弱土地盤の深層混合処理用固化材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19689681A JPS5898382A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 軟弱土地盤の深層混合処理用固化材 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12656390A Division JPH03121189A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 軟弱土地盤の深層混合処理による固化法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5898382A JPS5898382A (ja) | 1983-06-11 |
JPH0135869B2 true JPH0135869B2 (ja) | 1989-07-27 |
Family
ID=16365447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19689681A Granted JPS5898382A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | 軟弱土地盤の深層混合処理用固化材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5898382A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137496A (ja) * | 1983-12-24 | 1985-07-22 | Nippon Cement Co Ltd | ヘドロ用固化材 |
JPS6411700A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 | Mitsubishi Mining & Cement Co | Sewage sludge solidifying material |
JP4829687B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2011-12-07 | レンゴー株式会社 | 組み立て式筒体および緩衝体 |
JP2016074559A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | 株式会社大林組 | セメントスラリーおよび地盤改良工法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS54113911A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-05 | Onoda Cement Co Ltd | Improving material of organic matter soft ground |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP19689681A patent/JPS5898382A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS54113911A (en) * | 1978-02-24 | 1979-09-05 | Onoda Cement Co Ltd | Improving material of organic matter soft ground |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5898382A (ja) | 1983-06-11 |
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