JPH0734903B2 - 建設工事用改良土 - Google Patents

建設工事用改良土

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JPH0734903B2
JPH0734903B2 JP28071392A JP28071392A JPH0734903B2 JP H0734903 B2 JPH0734903 B2 JP H0734903B2 JP 28071392 A JP28071392 A JP 28071392A JP 28071392 A JP28071392 A JP 28071392A JP H0734903 B2 JPH0734903 B2 JP H0734903B2
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JP
Japan
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soil
construction
improved soil
sand
improved
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JPH06106156A (ja
Inventor
矢 佳 正 大
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大矢建設株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下水道管の埋戻し
又、道路の下層路盤材などに適する建設工事用改良土お
よびその改良土を骨材として使用したコンクリート二次
製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路下の上水道管,下水道管など
の布設または取替工事をする場合には管の太さよりも深
く、幅も広く掘削する。そしてその際に発生する大量の
掘削された建設残土は、埋立処分などで処分費用を払っ
て大部分が廃棄されているのが現状である。
【0003】また上記掘削後、管の配管が済むと、管の
周りを山砂などの埋戻し材で埋戻して上にアスファルト
舗装を行い道路を元に復旧させるものであるが、埋戻し
材である山砂の採掘は山を切り崩すという問題があり、
この山砂採掘の問題は建設残土の前記埋立処分の問題と
共に自然環境破壊につながるもので、地球的規模の環境
破壊への関心が世界的に高まりつつある現今のすう勢に
おいて、まことに由々しい問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】とりわけ建設残土の処
分地確保が都市部では建設工事遂行上の隘路になりかね
ないとの認識が強くなってきており、建設残土のうち、
そのままで流用が可能な良質土を別にすると、建設残土
を資材とした改良土として積極的に利用を図っていく必
要が強く望まれている。
【0005】特に現在、費用をかけて廃棄処分されてい
る廃棄物は、単独では利用が不可能なものであるが複合
化することにより合理的有用な改良土として再利用でき
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、建設残土を埋立処分
などで廃棄しないで山砂の代替改良土としてリサイクル
利用するようにして建設残土を捨てることと、山砂採掘
とをやめることで両方の自然環境保全を図る目的に出た
ものである。
【0007】本発明の要旨とするところは、建設残土お
よび/または山砂に廃棄鋳物砂を加え、さらに必要に応
じて生石灰および/または浄水汚泥を加え、混合して改
良土の品質基準に合うよう粒度と含水比率を調整してな
ることを特徴とする建設工事用改良土および上記改良土
における廃棄鋳物砂を骨材として使用したコンクリート
二次製品である。
【0008】次に中央プラントでの改良土製造を基本と
し、各種建設現場で発生した建設残土を対象に改良土の
配合試験を行い、中央プラントで製造する場合の標準配
合について検討したが、以下実施例として挙示し述べ
る。
【0009】
【実施例】
(一)室内試験概要 中央プラントによる改良土製造を基本として計画した室
内試験は、名古屋市土木局が中心となって決められた用
途別土質及び施工管理基準が満造できるよう試験計画を
立案した。 (二)対象材料 (1)建設残土良質土,軟弱土,2種類 (2)浄水汚泥 春日井浄水場の汚泥 大治浄水場の脱水ケーキ 鍋屋上野浄水場の脱水ケーキ 3種 (3)廃棄鋳物砂 鋳型に使った鋳物砂の廃材で表1に示
すように、埋立基準による溶出試験で判定基準に対して
問題ない。 2種
【0010】
【表1】
【0011】(三)配合の検討 1)配合 配合(A)建設残土のみでの配合 配合(B)建設残土に浄水汚泥を補足した配合 建設残土:浄水汚泥=90:10 配合(C)建設残土,浄水汚泥及び鋳物砂を加えた配合 建設残土:浄水汚泥:鋳物砂 =75 : 5 : 20 以上を基本の配合種別とし、建設残土を軟弱土と比較的
良質な土の2試料で行った。 2)試験方法 室内試験に当たっては、名古屋市土木局の「用途別土質
及び施工管理基準」を適用し、標準CBRにより行っ
た。なお標準CBRとは改良土を安定させた後、CBR
モールドを用いて4.5Kgランマーにより落下高45cm
で3層42回で突固めを行い、6日間室内養生後4日間
水浸してCBR試験を行って得られたCBR値である。 〔改良土の基準〕改良土は、土質改良プラントで石灰系
添加材を用いて所定の品質に改良した土とする。 (1)道路・一般の埋戻し 標準CBR 10%以上 (2)道路・管廻り 標準CBR 10%以上 (3)盛土A 標準CBR 6%以上 (四)室内試験結果 (a)対象材料の物理試験結果 対象材料の物理試験は、自然含水比及び粒度分析につい
て行い結果を表2に示す。
【0012】
【表2】
【0013】(b)配合試験結果 配合試験は(三)項1)による配合(A)〜(C)までの組み
合わせにより建設残土を比較的良質な残土と軟弱残土に
区分して行った。なお添加材は名古屋市土木局基準にあ
るように、石灰系添加材として生石灰を対象に行い、配
合試験結果を表3,表4に示し、添加材と標準CBRの
関係図を図1,図2に示す。 1)配合区分 配合(A)建設残土のみ =100 配合(B)建設残土:浄水汚泥=90:10 配合(C)建設残土:浄水汚泥:鋳物砂=75:5:20 2)添加材 生石灰を用いて、対象土の湿潤重量に対する外割配合で
行った。石灰量は、1〜2.5%の間で0.5%間隔に
4点と、添加材なしを加えて5点
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】(五)試験結果の考案 建設残土を主材料として行った、配合試験結果をまとめ
ると以下に示すようになる。 (1)建設残土だけで行った配合(A)では、改良土の基準
値10%以上を良質な残土であれば生石灰を添加しなく
ても満足する。軟弱土では生石灰量1%で満足する結果
となった。 (2)比較的良質な残土および軟弱土に浄水汚泥を混合し
た配合(B)は、建設残土だけの配合に比べ、いずれの添
加量に於いてもCBR値が小さくなる。 (3)浄水汚泥を混合した配合(B)で、改良土の基準値で
ある10%を満足させるには比較的良質な残土を対象に
しても生石灰量が1%必要であり、軟弱土であれば2%
必要になる。このことは、浄水汚泥が残土を改良させる
効果はなく、逆に軟弱化さる要因となっている。 (4)浄水汚泥に加え鋳物砂を混合した配合(C)は、建設
残土だけに比べCBR値が大きくなり、生石灰を添加し
ても同様に大きくなっている。このことは、鋳物砂が粒
度改良だけではなく塑性指数も改善していることによる
と判断する。 (5)鋳物砂を加えた配合(C)では、浄水汚泥だけを混合
した配合(B)に比べ生石灰添加量を半分以下にする効果
があり、改善効果が大きい結果となった。 (6)以上の結果より、浄水汚泥の混合を基本に考えると
生石灰添加量を多く配合するか、または鋳物砂による改
善効果で生石灰量を少なくする方策が考えられる。 (7)浄水場汚泥は有害物ではないが産業廃棄物に指定さ
れているため、多大な処分費を要して、市水道局は処理
している現状である。改良土に混入して有効活用を計れ
ないかとの依頼を受けたので、建設残土,鋳物砂と混合
した結果、生石灰の添加量を少し多くすれば改良土とし
て使用できる試験結果を得た。
【0017】
【発明の効果】本発明において廃棄鋳物砂は高温で一度
使用されたものであるため、さらさらとして建設残土と
混合すると、残土の含水比を下げ、粒度も改良土として
品質を高めるのに有効である。従ってこのように「建設
残土」と「廃棄鋳物砂」とを混合して、さらに必要に応
じて生石灰を加えれば天然の山砂と同等の品質の改良土
を容易に得ることができる。
【0018】また「建設残土」も「廃棄鋳物砂」もいず
れも廃棄物として費用をかけて処分されているものであ
るが、その処分費用を基にプラント施設投資をして改良
土を生産すれば、資源の有効活用が図れると共に自然環
境の保全にも寄与できる。さらに廃棄鋳物砂を骨材とし
て使用してコンクリート二次製品の新しい製造が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較的良質残土による生石灰量と標準CBRの
関係図である。
【図2】軟弱残土による生石灰量と標準CBRの関係図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:06 Z 18:14 18:16)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設残土および/または山砂に廃棄鋳物砂
    を加え、さらに必要に応じて生石灰および/または浄水
    汚泥を加え、混合して改良土の品質基準に合うよう粒度
    と含水比率を調整してなることを特徴とする建設工事用
    改良土。
  2. 【請求項2】請求項1記載の改良土における少なくとも
    廃棄鋳物砂を骨材として使用してなるコンクリート二次
    製品。
JP28071392A 1992-09-25 1992-09-25 建設工事用改良土 Expired - Lifetime JPH0734903B2 (ja)

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JP28071392A JPH0734903B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 建設工事用改良土

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JP28071392A JPH0734903B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 建設工事用改良土

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JPH06106156A JPH06106156A (ja) 1994-04-19
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CN110357374A (zh) * 2019-07-19 2019-10-22 江苏绿和环境科技有限公司 一种污泥固化处理用固化剂及污泥固化处理工艺

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JP4509048B2 (ja) * 2006-02-28 2010-07-21 野崎興業株式会社 アルカリ性リサイクル土の改質方法
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