JPS61176763A - 先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法 - Google Patents
先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法Info
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- JPS61176763A JPS61176763A JP1556385A JP1556385A JPS61176763A JP S61176763 A JPS61176763 A JP S61176763A JP 1556385 A JP1556385 A JP 1556385A JP 1556385 A JP1556385 A JP 1556385A JP S61176763 A JPS61176763 A JP S61176763A
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- Japan
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- cement paste
- filling
- concrete
- cement
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、セメントペーストまたはモルタルの各種の特
性のうちブリージング率と膨脹率を適切且つ厳密にコン
トロールすることにより先行コンクリートとの密着性を
著しく高めた打ち残し空間または空隙へのセメントペー
ストまたはモルタルの充填法に関する。
性のうちブリージング率と膨脹率を適切且つ厳密にコン
トロールすることにより先行コンクリートとの密着性を
著しく高めた打ち残し空間または空隙へのセメントペー
ストまたはモルタルの充填法に関する。
固まったコンクリート面をもつ空間または間隙にセメン
トペーストまたはセメントモルタルを充填する充填施工
は9例えば、アンカーホールへの充填、、pcシース内
への充填、鋼材の防食のためのFRCカバー内への充填
、橋梁シュー下部へる充填、コンクリート逆巻き工法に
おける打ち残した隙間への充填などの様々な分野で必要
とされる。このような充填施工の場合には、固まった先
行コンクリートとまだ固まらないセメントペーストまた
はモルタルとの間で十分な密着強度をもって充填された
セメントペーストまたはモルタルが硬化することが必要
である。
トペーストまたはセメントモルタルを充填する充填施工
は9例えば、アンカーホールへの充填、、pcシース内
への充填、鋼材の防食のためのFRCカバー内への充填
、橋梁シュー下部へる充填、コンクリート逆巻き工法に
おける打ち残した隙間への充填などの様々な分野で必要
とされる。このような充填施工の場合には、固まった先
行コンクリートとまだ固まらないセメントペーストまた
はモルタルとの間で十分な密着強度をもって充填された
セメントペーストまたはモルタルが硬化することが必要
である。
従来より、この種の用途に用いられるセメントペースト
またはモルタルには、先行コンクリートとの密着性を高
めるために、無収縮モルタル用混和剤と称する混和剤を
配合することが行われている。この無収縮モルタル用混
和剤は、無機質微粉末や有機質の粘結剤とカルシウムサ
ルフォネート系1石灰系1石膏−石灰系などの膨張剤と
を混和したものである。
またはモルタルには、先行コンクリートとの密着性を高
めるために、無収縮モルタル用混和剤と称する混和剤を
配合することが行われている。この無収縮モルタル用混
和剤は、無機質微粉末や有機質の粘結剤とカルシウムサ
ルフォネート系1石灰系1石膏−石灰系などの膨張剤と
を混和したものである。
また、充填施工の面から先行コンクリートとの密着性を
高めるべく、空間または間隙にセメントペーストまたは
モルタルを充填したあと、ポンプで1〜2 kgf10
1程度の圧力を付与し、この加圧状態を維持したまま硬
化反応を進行させることも行われている。
高めるべく、空間または間隙にセメントペーストまたは
モルタルを充填したあと、ポンプで1〜2 kgf10
1程度の圧力を付与し、この加圧状態を維持したまま硬
化反応を進行させることも行われている。
そして、前記の無収縮モルタル用混和剤を配合したセメ
ントペーストまたはモルタルを使用したうえで、これに
加圧を付与する処法も行われている。
ントペーストまたはモルタルを使用したうえで、これに
加圧を付与する処法も行われている。
これらの処法のうち、これまでの施工実績から第三番目
の処法が先行部材との密着性が最も良好であることが確
認されている。
の処法が先行部材との密着性が最も良好であることが確
認されている。
従来の無収縮モルタル用混和剤を配合する処法では、先
行コンクリート部材との十分な密着性が得られない場合
が多い。特に先行コンクリート部材が上方に位置する空
間または空隙に対しては。
行コンクリート部材との十分な密着性が得られない場合
が多い。特に先行コンクリート部材が上方に位置する空
間または空隙に対しては。
密着性が良好とはなり得ない。この従来の混和剤は粘結
剤と膨張剤を配合しているものの1本発明者らの実験で
は、硬化が開始した以降、具体的には材令12〜24
Hr以降に、膨張が開始するものであり、まだ固まらな
いセメントペーストまたはモルタルのブリージングを粘
結剤によって減少させたとしても、ブリージングを皆無
にすることはできずまたブリージングによる容積収縮を
膨張剤で硬化反応の間にわたって補償できないことがそ
の起因となっているように考えられる。
剤と膨張剤を配合しているものの1本発明者らの実験で
は、硬化が開始した以降、具体的には材令12〜24
Hr以降に、膨張が開始するものであり、まだ固まらな
いセメントペーストまたはモルタルのブリージングを粘
結剤によって減少させたとしても、ブリージングを皆無
にすることはできずまたブリージングによる容積収縮を
膨張剤で硬化反応の間にわたって補償できないことがそ
の起因となっているように考えられる。
加圧施工の場合には、注入したセメン、トペーストまた
はモルタルが加圧状態に保持されることが必要であるか
ら、充填部分の周囲を完全シールすることと圧力の管理
が重要となり、施工が煩雑とならざるを得ない。またこ
のような施工ができない現場に対しては通用できない、
仮にできたとしても、シールや圧力管理の程度によって
密着性の良否がバラツクという難点がある。そして、公
知の無収縮モルタル用混和剤を配合してこの加圧施工を
実施した場合にあっても、達成される先行コンクリート
との密着強度は、特にその密着面が上方に位置する場合
には、なお十分なものとは言い得なかった。
はモルタルが加圧状態に保持されることが必要であるか
ら、充填部分の周囲を完全シールすることと圧力の管理
が重要となり、施工が煩雑とならざるを得ない。またこ
のような施工ができない現場に対しては通用できない、
仮にできたとしても、シールや圧力管理の程度によって
密着性の良否がバラツクという難点がある。そして、公
知の無収縮モルタル用混和剤を配合してこの加圧施工を
実施した場合にあっても、達成される先行コンクリート
との密着強度は、特にその密着面が上方に位置する場合
には、なお十分なものとは言い得なかった。
本発明はこのような従来の充填施工の問題点を解決する
ことを目的とするものである。
ことを目的とするものである。
本発明は、固まったコンクリート面をもつ空間または間
隙にセメントペーストまたはセメントモルタルを充填す
るにさいの先行コンクリートとの密着性を高めるセメン
トペーストまたはモルタルの充填施工法として1日本土
木学会規定の“プレパツクドコンクリートの注入モルタ
ルのプリージング率試験方法”に供したときのブリージ
ング率が0.1%以下となるようにセメントペーストま
たはモルタル中の水量に対する重量比で0.2〜2°%
の粘稠剤を配合し、且つ膨脹率が0.2〜2.0%とな
るようにセメントペーストまたはモルタル1−当たり5
〜500 grのガス発生性膨脹剤を配合してなるセメ
ントペーストまたはモルタルを該空間または間隙に充填
することを特徴とする方法を提供するものである。
隙にセメントペーストまたはセメントモルタルを充填す
るにさいの先行コンクリートとの密着性を高めるセメン
トペーストまたはモルタルの充填施工法として1日本土
木学会規定の“プレパツクドコンクリートの注入モルタ
ルのプリージング率試験方法”に供したときのブリージ
ング率が0.1%以下となるようにセメントペーストま
たはモルタル中の水量に対する重量比で0.2〜2°%
の粘稠剤を配合し、且つ膨脹率が0.2〜2.0%とな
るようにセメントペーストまたはモルタル1−当たり5
〜500 grのガス発生性膨脹剤を配合してなるセメ
ントペーストまたはモルタルを該空間または間隙に充填
することを特徴とする方法を提供するものである。
すなわち本発明者らは、前述の問題点を解決すべく種々
の試験研究を重ねたが、打継ぎ目の密着性を高めるには
、粘稠剤を混和することによりセメントペーストまたは
モルタルのブリージング率を1日本土木学会規定の“プ
レパツクドコンクリートの注入モルタルのブリージング
率試験方法”に供したときに、0.1%以下となるよう
に、望ましくは検出できないまでに小さくすると同時に
。
の試験研究を重ねたが、打継ぎ目の密着性を高めるには
、粘稠剤を混和することによりセメントペーストまたは
モルタルのブリージング率を1日本土木学会規定の“プ
レパツクドコンクリートの注入モルタルのブリージング
率試験方法”に供したときに、0.1%以下となるよう
に、望ましくは検出できないまでに小さくすると同時に
。
同試験に供したときにセメントペーストまたはモルタル
の膨脹率が0.2〜2.0%となるように、つまり、ま
だ固まらない状態にあるセメントペーストまたはモルタ
ルが微量の容積増加を生ずるように、ガス発生を原理と
する膨張剤を混和するならば、加圧の有無にかかわらず
、打継ぎ目の密着強度を極めて高くすることができるこ
とを見いだしたのである。
の膨脹率が0.2〜2.0%となるように、つまり、ま
だ固まらない状態にあるセメントペーストまたはモルタ
ルが微量の容積増加を生ずるように、ガス発生を原理と
する膨張剤を混和するならば、加圧の有無にかかわらず
、打継ぎ目の密着強度を極めて高くすることができるこ
とを見いだしたのである。
前記試験によりセメントペーストまたはモルタルのブリ
ージング率を001%以下とすることができる粘稠剤と
しては、ポリビニールアルコール。
ージング率を001%以下とすることができる粘稠剤と
しては、ポリビニールアルコール。
ポリアクリルアミド、ポリ酸化エチレン、ポリアクリル
酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース。
酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース。
メチルセルロース、およびこれらに代表されるセルロー
スエーテル類、アルギン酸ソーダ、グアゴム、朝鮮銀杏
草またはこれらに類する粘稠剤が挙げられる。いずれに
おいても、該試験によるブリージング率を0.1%以下
にするには、セメントペーストまたはモルタル中の水量
の重量比で2.0%以下の添加量で達成されるが、少な
くとも0.2%以上を添加する必要がある。これらの粘
稠剤の中には微細な気泡を連行するものがあるが、この
ような場合には、消泡剤例えばジブチルフタレートや非
水溶性アルコール類などを用いるとよい。また水量を増
すことなく特に高いコンシスチンシーを得たい施工現場
では、減水剤例えば高分子芳香族スルフォン化物、メラ
ミンスルホン酸塩などを併用するとよい。
スエーテル類、アルギン酸ソーダ、グアゴム、朝鮮銀杏
草またはこれらに類する粘稠剤が挙げられる。いずれに
おいても、該試験によるブリージング率を0.1%以下
にするには、セメントペーストまたはモルタル中の水量
の重量比で2.0%以下の添加量で達成されるが、少な
くとも0.2%以上を添加する必要がある。これらの粘
稠剤の中には微細な気泡を連行するものがあるが、この
ような場合には、消泡剤例えばジブチルフタレートや非
水溶性アルコール類などを用いるとよい。また水量を増
すことなく特に高いコンシスチンシーを得たい施工現場
では、減水剤例えば高分子芳香族スルフォン化物、メラ
ミンスルホン酸塩などを併用するとよい。
また、まだ固まらない状態におけるセメントペーストま
たはモルタルの前記試験により、このまだ固まらない状
態での膨脹率を0.2〜2.0%とすることができるガ
ス発生性膨脹剤としては、アルミニウム粉末、マグネシ
ウム粉末、またはこれらに類する膨張剤が挙げられ、セ
メントペーストまたはモルタル1dあたりこれらを5〜
500grの範囲で添加すればよい。
たはモルタルの前記試験により、このまだ固まらない状
態での膨脹率を0.2〜2.0%とすることができるガ
ス発生性膨脹剤としては、アルミニウム粉末、マグネシ
ウム粉末、またはこれらに類する膨張剤が挙げられ、セ
メントペーストまたはモルタル1dあたりこれらを5〜
500grの範囲で添加すればよい。
本発明によると、以下の実施例に示すように。
加圧の有無にかかわらず、先行の固まったコンクリート
との間で極めて高い密着強度をもってセメントペースト
またはモルタルが硬化し、外部からの圧力の付与は密着
強度向上への大きな因子とはならないようになる。
との間で極めて高い密着強度をもってセメントペースト
またはモルタルが硬化し、外部からの圧力の付与は密着
強度向上への大きな因子とはならないようになる。
C実施例〕
実施例1
第1表に示す配合のまだ固まらないセメントモルタルl
1m1〜N11L4を、第1〜2図に示すようにして、
硬化したコンクリートの空隙に充填した。
1m1〜N11L4を、第1〜2図に示すようにして、
硬化したコンクリートの空隙に充填した。
第1表中の各モルタルのブリージング率および膨脹率は
日本土木学会規定の“プレパツクドコンクリートの注入
モルタルのブリージング率試験方法”に供したさいの測
定値である。膨脹率がマイナスのものは収縮を示す。
日本土木学会規定の“プレパツクドコンクリートの注入
モルタルのブリージング率試験方法”に供したさいの測
定値である。膨脹率がマイナスのものは収縮を示す。
第1〜2図において、1と2は硬化したコンクリートで
あり、3は型枠、4は鉄筋である。下面中央が突き出る
ように下面にテーパーを付けたコンクリート板1と、他
方のコンクリート板2とを図示の寸法の空隙をあけて上
下に鉄筋4を介して位置させ、この空隙を型枠3によっ
て包囲し、この空隙内に、注入パイプ5からモルタルを
バルブ6を介して注入した。7はエア抜きパイプを示し
ている。
あり、3は型枠、4は鉄筋である。下面中央が突き出る
ように下面にテーパーを付けたコンクリート板1と、他
方のコンクリート板2とを図示の寸法の空隙をあけて上
下に鉄筋4を介して位置させ、この空隙を型枠3によっ
て包囲し、この空隙内に、注入パイプ5からモルタルを
バルブ6を介して注入した。7はエア抜きパイプを示し
ている。
注入完了までの要領は次ぎのとおりである0モルタルが
空隙を満たして各所のエア抜きパイプ7の全てから流れ
出したことを確認してから各エア抜きパイプ7を密栓す
る。そして、注入パイプ5にモルタルを送り込んでいる
ポンプ(図示せず)により型枠4内のモルタルに1 k
gf/ciの圧力を加えてからパルプ6を閉じる。
空隙を満たして各所のエア抜きパイプ7の全てから流れ
出したことを確認してから各エア抜きパイプ7を密栓す
る。そして、注入パイプ5にモルタルを送り込んでいる
ポンプ(図示せず)により型枠4内のモルタルに1 k
gf/ciの圧力を加えてからパルプ6を閉じる。
このようにして8作製した試験体から材令7日において
第3図に示すようにコア8を採取した。
第3図に示すようにコア8を採取した。
すなわち、各試験体の上部コンクリートとの打継ぎ目9
が軸に沿うようにして、第4図にその断面を示すような
円筒状のコア8を採取した。そしてこのコア表面に現れ
る打継ぎ目部分に鉄片10を貼り付け、第4図の矢印の
方向(打継ぎ目に沿う方向)に強度を加える割裂試験を
実施し、その付着強度を測定した。その結果を第1表に
併記した。
が軸に沿うようにして、第4図にその断面を示すような
円筒状のコア8を採取した。そしてこのコア表面に現れ
る打継ぎ目部分に鉄片10を貼り付け、第4図の矢印の
方向(打継ぎ目に沿う方向)に強度を加える割裂試験を
実施し、その付着強度を測定した。その結果を第1表に
併記した。
第1表の結果に見られるように2本発明に従う隘4のモ
ルタルは、極めて高い付着強度をもつ打継ぎ目となる。
ルタルは、極めて高い付着強度をもつ打継ぎ目となる。
これに対し、Na1のモルタルではブリージング率が検
出されないにもかかわらず。
出されないにもかかわらず。
また圧が加えられたにもかかわらず、その付着強度は低
い。嵐2のモルタルは収縮は極めて少ないがブリージン
グが検出されたものであり、この場合には付着強度は極
めて低い、N13のモルタルは患4と同じ粘稠剤を使用
しブリージングは検出されないが、ガス発生性膨脹剤を
添加していないのでNalと同等の付着強度しか示さな
い。
い。嵐2のモルタルは収縮は極めて少ないがブリージン
グが検出されたものであり、この場合には付着強度は極
めて低い、N13のモルタルは患4と同じ粘稠剤を使用
しブリージングは検出されないが、ガス発生性膨脹剤を
添加していないのでNalと同等の付着強度しか示さな
い。
第1表
実施例2
第2表に示す配合のまだ固まらないセメントモルタル魚
1〜阻4(これらの配合自身は実施例1の第1表の寛1
〜l1h4のものと同じである)を。
1〜阻4(これらの配合自身は実施例1の第1表の寛1
〜l1h4のものと同じである)を。
第5°〜6図に示すようにして、硬化したコンクリート
の空隙に充填した。
の空隙に充填した。
本例が実施例1と異なる点は、加圧を行わないで流し込
みで充填したことである。すなわち、第5〜6図に示す
ように、4片の型枠のうち対向辺の型枠3a、 3bの
上縁をコンクリート3の壁から離して組み込んだうえ、
この型枠の隙間に片側からホース11を差し込み、この
ホース11にモルタル流し込みロート12を取付けて9
反対側の隙間に盛り上がるまで1モルタルを空隙に自重
で片押しで流し込んだ。
みで充填したことである。すなわち、第5〜6図に示す
ように、4片の型枠のうち対向辺の型枠3a、 3bの
上縁をコンクリート3の壁から離して組み込んだうえ、
この型枠の隙間に片側からホース11を差し込み、この
ホース11にモルタル流し込みロート12を取付けて9
反対側の隙間に盛り上がるまで1モルタルを空隙に自重
で片押しで流し込んだ。
そして、実施例1と同様にして(第3図〜第4図のよう
にコアを採取して)上部コンクリートとの打継ぎ目の付
着強度(材令7日)を測定した。
にコアを採取して)上部コンクリートとの打継ぎ目の付
着強度(材令7日)を測定した。
その結果を第2表に併記した。
第2表の結果から9本発明法に従うN14のモルタルで
は、極めて高い打継ぎ目の付着強度を示したことがわか
る。この流し込み方式による付着強度20.2 kg
f/aJは、実施例1の加圧方式による付着強度18.
5 kgf/c+Jを凌駕しているという予期しえな
い成果が得られた。これに対し1本例の流し込み方式で
は、Nll〜患2の場合には付着すらしない箇所が存在
し、また隘3の場合も付着強度は低く、いずれも実施例
1の場合よりも劣った結果となっている。
は、極めて高い打継ぎ目の付着強度を示したことがわか
る。この流し込み方式による付着強度20.2 kg
f/aJは、実施例1の加圧方式による付着強度18.
5 kgf/c+Jを凌駕しているという予期しえな
い成果が得られた。これに対し1本例の流し込み方式で
は、Nll〜患2の場合には付着すらしない箇所が存在
し、また隘3の場合も付着強度は低く、いずれも実施例
1の場合よりも劣った結果となっている。
このことは1本発明法によるときは、従来の考え方や従
来の実例とは異なり、外部から圧力を加えることが付着
強度に寄与するのではないことを示している。
来の実例とは異なり、外部から圧力を加えることが付着
強度に寄与するのではないことを示している。
第2表
実施例3
第3表に示す配合のまだ固まらないセメントペースト阻
1〜隘4 (これらの配合自身は実施例1の第1表のm
l−Na4のものから砂を除いたものである)を、第7
〜8図に示すようにして、実施例2の場合よりも上下コ
ンクリートの空隙の間隔を小さくした以外は、実施例2
と同様にして空隙に充填した。
1〜隘4 (これらの配合自身は実施例1の第1表のm
l−Na4のものから砂を除いたものである)を、第7
〜8図に示すようにして、実施例2の場合よりも上下コ
ンクリートの空隙の間隔を小さくした以外は、実施例2
と同様にして空隙に充填した。
そして、実施例2と同様の処決に従って打継ぎ目の付着
強度を測定した(第3〜4図に従ってコアを採取した)
。
強度を測定した(第3〜4図に従ってコアを採取した)
。
その結果を第3表に併記した。
第3表の結果から明らかなように2本発明法に従うセメ
ントペースト隘4は、前記のセメントモルタルの場合と
同様に、加圧なしでも、他の比較例Nwl〜3では達成
できない格段に優れた付着強度を有している。
ントペースト隘4は、前記のセメントモルタルの場合と
同様に、加圧なしでも、他の比較例Nwl〜3では達成
できない格段に優れた付着強度を有している。
第3表
第1図は本発明実施例1に供した試験体の縦断面図、第
2図は第1図の試験体の平面図、第3図は同試験体から
付着強度試験に供するコア採取位置を示した図、第4図
はコアの断面図、第5図は実施例2に供した試験体の縦
断面図、第6図は第5図の試験体の平面図、第7図は実
施例3に供した試験体の縦断面図、第8図は第7図の試
験体の平面図である。 1・・硬化した上部コンクリ−口 2・・硬化した下
部コンクリート 3・・型枠、 4・・鉄筋、
5・・注入パイプ、 7・・エア抜きパイプ、11・
・ホース、 12・・ロート。
2図は第1図の試験体の平面図、第3図は同試験体から
付着強度試験に供するコア採取位置を示した図、第4図
はコアの断面図、第5図は実施例2に供した試験体の縦
断面図、第6図は第5図の試験体の平面図、第7図は実
施例3に供した試験体の縦断面図、第8図は第7図の試
験体の平面図である。 1・・硬化した上部コンクリ−口 2・・硬化した下
部コンクリート 3・・型枠、 4・・鉄筋、
5・・注入パイプ、 7・・エア抜きパイプ、11・
・ホース、 12・・ロート。
Claims (2)
- (1)、固まったコンクリート面をもつ空間または間隙
にセメントペーストまたはセメントモルタルを充填する
にさいし、日本土木学会規定の“プレパックドコンクリ
ートの注入モルタルのブリージング率試験方法”に供し
たときのブリージング率が0.1%以下となるようにセ
メントペーストまたはモルタル中の水量に対する重量比
で0.2〜2%の粘稠剤を配合し、且つ膨脹率が0.2
〜2.0%となるようにセメントペーストまたはモルタ
ル1m^2当たり5〜500grのガス発生性膨脹剤を
配合してなるセメントペーストまたはモルタルを前記の
空間または間隙に充填することを特徴とする先行コンク
リートとの密着性を高めるセメントペーストまたはモル
タルの充填法。 - (2)、粘稠剤はメチルセルロース系粘稠剤であり、膨
脹剤はアルミニウム粉末である特許請求の範囲第1項記
載のセメントペーストまたはモルタルの充填法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1556385A JPS61176763A (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1556385A JPS61176763A (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61176763A true JPS61176763A (ja) | 1986-08-08 |
JPH0529742B2 JPH0529742B2 (ja) | 1993-05-06 |
Family
ID=11892216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1556385A Granted JPS61176763A (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61176763A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0337146A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-18 | Ohbayashi Corp | コンクリート組成物 |
JP2000247716A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Taiheiyo Cement Corp | 粉粒状セメント系グラウト組成物 |
JP2012007446A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Birudorando:Kk | コンクリート床版端部下面の補修工法 |
JP2012117338A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Taisei Corp | 躯体構築方法および後行躯体用型枠 |
JP2012144875A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Denki Kagaku Kogyo Kk | シールド工法打継用水中不分離性膨張セメントモルタルおよびそれを用いたシールド工法による隙間の発生防止・低減方法 |
JP2017057588A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | オリエンタル白石株式会社 | プレキャスト床版及び橋梁 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59114371A (ja) * | 1982-12-18 | 1984-07-02 | 鹿島建設株式会社 | コンクリ−トの打継ぎ施工法 |
-
1985
- 1985-01-31 JP JP1556385A patent/JPS61176763A/ja active Granted
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