JPH0132621Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132621Y2 JPH0132621Y2 JP1985019622U JP1962285U JPH0132621Y2 JP H0132621 Y2 JPH0132621 Y2 JP H0132621Y2 JP 1985019622 U JP1985019622 U JP 1985019622U JP 1962285 U JP1962285 U JP 1962285U JP H0132621 Y2 JPH0132621 Y2 JP H0132621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- rear gate
- cargo
- ring
- hooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
本考案は、荷台付き自動車において、開閉可能
に設けられたリヤゲートの支持構造に関し、詳し
くは、リヤゲートを2段階の開度で支持できるよ
うに構成されたものに関する。
に設けられたリヤゲートの支持構造に関し、詳し
くは、リヤゲートを2段階の開度で支持できるよ
うに構成されたものに関する。
荷台付きの自動車にあつては、たとえば、実開
昭59−9985号公報に示されているように、開閉可
能なリヤゲートが設けられる。そして、このリヤ
ゲートは、リヤゲート開口との間に設けられた2
つ折り式のリンク部材により、荷台と略面一状に
開けられた状態で支持されうるようになつてい
る。
昭59−9985号公報に示されているように、開閉可
能なリヤゲートが設けられる。そして、このリヤ
ゲートは、リヤゲート開口との間に設けられた2
つ折り式のリンク部材により、荷台と略面一状に
開けられた状態で支持されうるようになつてい
る。
しかしながら、上述のようなリヤゲートにあつ
ては、以下のような不都合なことがあつた。 たとえば、荷物の底部は荷台に納まつている
が、荷物の上部が荷台から後方にはみ出している
ため、リヤゲートが閉じられないといつたことが
よくある。このような場合、荷物およびリヤゲー
トを固定するには、荷台後端からはみ出した荷物
にリヤゲートを押し当て、荷物とリヤゲートを一
緒にロープ等で縛るといつた面倒な方法を採らざ
るを得なかつた。 また、上述のようなリヤゲートでは、リンク部
材の両端が車体側とリヤゲート側に連結されてい
て取外せないため、リヤゲートを開放したとして
も、荷台と略面一までであり、リヤゲートを完全
に開放することができない。そのため、作業者が
位置するところから荷台まで遠くなり、かえつて
荷物の積み降ろしに不便を感じるということがあ
つた。 本考案は、上述のような事情のもとで考えださ
れたもので、上記従来の問題を解決し、たとえ
ば、荷物の底部は荷台に納まつているが、荷物の
上部が荷台から後方にはみ出しているような場合
であつても、他に荷物を歩持する手段を設けなく
ても、一応その荷物が落ちないように保持するこ
とができ、また、荷物の積み降ろし作業をより容
易に行うことができるようにした荷台付き自動車
におけるリヤゲートの支持構造を堤供することを
課題とする。
ては、以下のような不都合なことがあつた。 たとえば、荷物の底部は荷台に納まつている
が、荷物の上部が荷台から後方にはみ出している
ため、リヤゲートが閉じられないといつたことが
よくある。このような場合、荷物およびリヤゲー
トを固定するには、荷台後端からはみ出した荷物
にリヤゲートを押し当て、荷物とリヤゲートを一
緒にロープ等で縛るといつた面倒な方法を採らざ
るを得なかつた。 また、上述のようなリヤゲートでは、リンク部
材の両端が車体側とリヤゲート側に連結されてい
て取外せないため、リヤゲートを開放したとして
も、荷台と略面一までであり、リヤゲートを完全
に開放することができない。そのため、作業者が
位置するところから荷台まで遠くなり、かえつて
荷物の積み降ろしに不便を感じるということがあ
つた。 本考案は、上述のような事情のもとで考えださ
れたもので、上記従来の問題を解決し、たとえ
ば、荷物の底部は荷台に納まつているが、荷物の
上部が荷台から後方にはみ出しているような場合
であつても、他に荷物を歩持する手段を設けなく
ても、一応その荷物が落ちないように保持するこ
とができ、また、荷物の積み降ろし作業をより容
易に行うことができるようにした荷台付き自動車
におけるリヤゲートの支持構造を堤供することを
課題とする。
上記課題を解決するため、本考案では、次の技
術的手段を講じている。 すなわち、開閉可能なリヤゲートを備えた荷台
付き自動車において、 ロツド状の第一リンクと第二リンクとを有し、
上記第一リンクの先端部に設けた透孔と第二リン
クの基端部に設けた透孔とに環具を通すことによ
り第一リンクと第二リンクとを互いに回動自由に
連結し、かつ上記第二リンクの先端部に掛合部を
設けて構成したリヤゲート保持リンクを設け、こ
のリヤゲート保持リンクの上記第一リンクの基端
部を、荷台側壁とリヤゲートの一方に可回動に連
結しているとともに、 荷台側壁とリヤゲートの他方に、上記第二リン
クの掛合部または上記環具を選択的に掛合させう
る掛止部材を設けている一方、 上記第一リンクの基端部には、上記環具を上記
掛止部材に掛合させたとき、上記第二リンクを第
一リンクに重合させた状態で第二リンクの掛合部
を掛合保持させることができる掛止部が設けられ
ていることを特徴としている。
術的手段を講じている。 すなわち、開閉可能なリヤゲートを備えた荷台
付き自動車において、 ロツド状の第一リンクと第二リンクとを有し、
上記第一リンクの先端部に設けた透孔と第二リン
クの基端部に設けた透孔とに環具を通すことによ
り第一リンクと第二リンクとを互いに回動自由に
連結し、かつ上記第二リンクの先端部に掛合部を
設けて構成したリヤゲート保持リンクを設け、こ
のリヤゲート保持リンクの上記第一リンクの基端
部を、荷台側壁とリヤゲートの一方に可回動に連
結しているとともに、 荷台側壁とリヤゲートの他方に、上記第二リン
クの掛合部または上記環具を選択的に掛合させう
る掛止部材を設けている一方、 上記第一リンクの基端部には、上記環具を上記
掛止部材に掛合させたとき、上記第二リンクを第
一リンクに重合させた状態で第二リンクの掛合部
を掛合保持させることができる掛止部が設けられ
ていることを特徴としている。
本考案におけるリヤゲート保持リンクは、第一
リンクと第二リンクとを環具でつないで構成さ
れ、第二リンクの先端と、環具の2ケ所に選択し
て掛止部材に掛合させられるので、実質的な長さ
が2種選択されうるものである。。たとえば、第
一リンクの基端が荷台側壁に連結され、掛止部材
がリヤゲートの適部に取付けられている場合、第
二リンクの先端の掛合部を上記掛止部材に掛合さ
せたとき、リヤゲートが略水平状に支持されると
すると、上記環具を上記掛止部材に掛合させたと
きには、リヤゲートは、斜めに半開きになつた状
態で支持される。したがつて、たとえば、荷物の
底部は荷台に納まつているが、荷物の上部が荷台
から後方にはみ出しているような場合において、
リヤゲートを上記のように斜め半開き状態で支持
しておくことによつて、一応荷物を落下しないよ
うに保持しておくことができる。 上述のように、本考案では、2段階にリヤゲー
トを支持することができるようにしたことによ
り、従来では、積むのがむずかしかつた荷物でも
簡単に積めるようになる。 これに加えて、本考案では、リヤゲート保持リ
ンクの掛合部、または、環具を掛止部材に掛合さ
せないことにより、リヤゲートを下方向に自由開
放することもできる。そのため、作業者が荷台に
できるだけ近づいて荷物の積み降ろしをすること
もできる。 また、上記環具を掛止部材に掛合させてリヤゲ
ートを半開き状態で支持させている場合、使用し
ない第二リンクを、その掛合部を第一リンクの掛
止部に掛合させて第一リンクに保持させておくこ
とができる。したがつて、走行中、第二リンクが
ぶらついたリヤゲート等との当たりのために干渉
音が発生するような不都合も生じない。しかも、
こうして第二リンクを第一リンクに掛合保持させ
た状態においては、第二リンクを第一リンクに重
合させるように構成している。すなわち、第二リ
ンクをリヤゲートの支持リンクとして使用しない
とき、これを体裁良く格納できる。また、第一リ
ンクの掛止部に対する掛合部には、上記掛止部材
に対する掛合部を利用するから、第二リンクに、
第一リンクの掛止部に対する掛合部を別に設ける
必要もない。
リンクと第二リンクとを環具でつないで構成さ
れ、第二リンクの先端と、環具の2ケ所に選択し
て掛止部材に掛合させられるので、実質的な長さ
が2種選択されうるものである。。たとえば、第
一リンクの基端が荷台側壁に連結され、掛止部材
がリヤゲートの適部に取付けられている場合、第
二リンクの先端の掛合部を上記掛止部材に掛合さ
せたとき、リヤゲートが略水平状に支持されると
すると、上記環具を上記掛止部材に掛合させたと
きには、リヤゲートは、斜めに半開きになつた状
態で支持される。したがつて、たとえば、荷物の
底部は荷台に納まつているが、荷物の上部が荷台
から後方にはみ出しているような場合において、
リヤゲートを上記のように斜め半開き状態で支持
しておくことによつて、一応荷物を落下しないよ
うに保持しておくことができる。 上述のように、本考案では、2段階にリヤゲー
トを支持することができるようにしたことによ
り、従来では、積むのがむずかしかつた荷物でも
簡単に積めるようになる。 これに加えて、本考案では、リヤゲート保持リ
ンクの掛合部、または、環具を掛止部材に掛合さ
せないことにより、リヤゲートを下方向に自由開
放することもできる。そのため、作業者が荷台に
できるだけ近づいて荷物の積み降ろしをすること
もできる。 また、上記環具を掛止部材に掛合させてリヤゲ
ートを半開き状態で支持させている場合、使用し
ない第二リンクを、その掛合部を第一リンクの掛
止部に掛合させて第一リンクに保持させておくこ
とができる。したがつて、走行中、第二リンクが
ぶらついたリヤゲート等との当たりのために干渉
音が発生するような不都合も生じない。しかも、
こうして第二リンクを第一リンクに掛合保持させ
た状態においては、第二リンクを第一リンクに重
合させるように構成している。すなわち、第二リ
ンクをリヤゲートの支持リンクとして使用しない
とき、これを体裁良く格納できる。また、第一リ
ンクの掛止部に対する掛合部には、上記掛止部材
に対する掛合部を利用するから、第二リンクに、
第一リンクの掛止部に対する掛合部を別に設ける
必要もない。
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ説明する。 第1図は本考案に係るリヤゲートを荷台と略面
一に開放した状態を示す斜視図である。荷台1の
左右両側縁には荷台側壁2が設けられ、荷台1の
後方端部にはリヤゲート3がヒンジ4を介してあ
おり開閉可能に取付けられている。 このリヤゲート3は、第3図に示すように、ゲ
ートパネル5と、ヒンジブラケツトを兼ねた底板
6と、リヤゲート3の左右両側の構造部材となり
かつリヤゲート3の裏側に巻き込まれたリヤゲー
ト7を備える。 そして、リヤゲート3を持するためのリヤゲー
ト保持リンク10は、二枚の板状の第一リンク1
1と第二リンク12を環具13によつて互いに折
り曲げ可能に連結して構成される。第一リンク1
1の先端には、環具13を連結するための透孔1
7が設けられ、また、その基端部側面には、第二
リンク12の不使用時、第二リンク12を第一リ
ンク11に重合させた状態で第二リンク12の先
端部を掛合保持しておくための掛止部として、大
径の頭部および小径の軸部を有するピン18が設
けられている。そして、この第一リンク11は、
第5図に良く表れているように、その基部に通挿
したボルト14を、二重のナツト15によつて荷
台側壁2に固定することによつて、荷台側壁2に
対して可回動に支持されている。一方、第二リン
ク12には、基端部に環具13を連結するための
長孔20が設けられ、先端部は後述するリヤゲー
ト3側の掛止部材22または上記第一リンクのピ
ン18に掛合しうる。掛合部としての掛止孔21
が設けられる。この掛止孔21の形状は、大径部
と小径部が連続した長孔となつている。すなわ
ち、上記ピン18ないし後に述べる掛止部材22
のピン26に掛合するときには、ピン18の大径
の頭部を大径部に通した後掛止孔21をスライド
させて、その小径部にピン18の軸部を保持させ
るようになつている。第二リンク12の基部に設
けられた孔20をとくに長孔としたのは、上記の
ような操作により掛止孔21を上記ピン18に掛
合させる場合に、第一リンク11に対する第二リ
ンク12の相対動を許容するためである。 リヤゲート3の左右両側部のリテーナ7の段部
8には、基部23がボルト等によつて固定される
ことによつて、掛止部材22が取付けられる。掛
止部材22は、基部23と、この基部23に対し
て垂直に設けられる掛止部24とからなり、掛止
部24には、環具13を掛止するためのフツク部
25が形成されるとともに、その側面には、第二
リンク12の先端の掛止孔21を掛合させるため
の、大径の頭部と小径の軸部を有するピン26が
かしめられて取付けられる。 上述のように構成されたリヤゲート3は、以下
のようにして使用される。 まず、第1図および第3図に示すように、リヤ
ゲート3の掛止部材22のピン26に、第二リン
ク12の掛止孔21を掛合させると、リヤゲート
保持リンク10の全長がリヤゲート吊持部材とな
る。したがつて、リヤゲート保持リンク10の全
長を、その第二リンク12の先端を上記ピン26
に掛合させたとき、リヤゲート3が水平に開かれ
た状態で保持されるように設定すると、結果的に
荷台が拡張されたことになり、長尺物を容易に積
み込めるようになる。 次に、第2図および第4図に示すように、リヤ
ゲート保持リンク10の第一リンク11と第二リ
ンク12とをつなぐ環具13をリヤゲート3の掛
止部材22のフツク部25に掛合させると、第一
リンク11と環具13とが、実質的にリヤゲート
吊持部材となる。その結果、リヤゲート3は、荷
台と略面一の位置と完全に閉じられた位置との中
間位置に支持される。なお、このとき、第二リン
ク12を折りたたんでその先端の掛止孔21を第
一リンク11の基部側面のピン18に掛合保持さ
せておくと、第二リンク12が走行中にぶらつい
て、騒音を発生するといつたこともない。また、
上記のように第二リンク12を第一リンク11に
保持せた状態においては、両リンク11,12が
重ね合わされるように構成しているから、第二リ
ンク12格納時におけるリヤゲート保持リンク1
0の体裁も良い。 上述のようにリヤゲート3が閉状態と水平状態
の中間位置に支持されると、荷物の底部は荷台に
納まつているが、荷物の上部が出つ張つていてリ
ヤゲート3を完全に閉じることができないような
場合であつても、ロープでリヤゲート3ごと荷物
を縛るといつた面倒な作業を行わなくても、荷物
を落ちないように荷台上に保持しておくことがで
きる。 次に、本考案に係る他の実施例を第6図および
第7図に基づいて説明する。 本例においては、第二リンク32の先端に設け
られるべき掛止孔33を2ケ所設けており、かつ
第二リンク32の先端を若干曲げている。 このような構成により、二つの掛止孔33を選
択的に掛止部材22のピン26に掛合させること
によつて、リヤゲート3を荷台と略面一にする場
合と、リヤゲート3の上部を荷台と略面一より若
干高くする場合との2通りの場合を選択すること
ができる。これにより、リヤゲート3の上部を若
干高くした場合には、走行中荷物が後方にずれ難
くなるといつた利点がある。 本例においても、第7図に示すように、環具1
3を掛止部材22のフツク部25に掛合させるこ
とによつて、リヤゲート3を荷台と略面一の位置
と、中間位置との2段階で支持することができる
ことはもちろんである。 なお、本考案の範囲は上述の実施例に限定され
ないのはもちろんである。たとえば、第一リンク
の基部をリヤゲート側に支持し、掛止部材を荷台
側壁に固定してもよい。また、掛止部材は、リヤ
ゲートもしくは荷台側壁と別体である必要がなく
一体のものであつてもよい。
つつ説明する。 第1図は本考案に係るリヤゲートを荷台と略面
一に開放した状態を示す斜視図である。荷台1の
左右両側縁には荷台側壁2が設けられ、荷台1の
後方端部にはリヤゲート3がヒンジ4を介してあ
おり開閉可能に取付けられている。 このリヤゲート3は、第3図に示すように、ゲ
ートパネル5と、ヒンジブラケツトを兼ねた底板
6と、リヤゲート3の左右両側の構造部材となり
かつリヤゲート3の裏側に巻き込まれたリヤゲー
ト7を備える。 そして、リヤゲート3を持するためのリヤゲー
ト保持リンク10は、二枚の板状の第一リンク1
1と第二リンク12を環具13によつて互いに折
り曲げ可能に連結して構成される。第一リンク1
1の先端には、環具13を連結するための透孔1
7が設けられ、また、その基端部側面には、第二
リンク12の不使用時、第二リンク12を第一リ
ンク11に重合させた状態で第二リンク12の先
端部を掛合保持しておくための掛止部として、大
径の頭部および小径の軸部を有するピン18が設
けられている。そして、この第一リンク11は、
第5図に良く表れているように、その基部に通挿
したボルト14を、二重のナツト15によつて荷
台側壁2に固定することによつて、荷台側壁2に
対して可回動に支持されている。一方、第二リン
ク12には、基端部に環具13を連結するための
長孔20が設けられ、先端部は後述するリヤゲー
ト3側の掛止部材22または上記第一リンクのピ
ン18に掛合しうる。掛合部としての掛止孔21
が設けられる。この掛止孔21の形状は、大径部
と小径部が連続した長孔となつている。すなわ
ち、上記ピン18ないし後に述べる掛止部材22
のピン26に掛合するときには、ピン18の大径
の頭部を大径部に通した後掛止孔21をスライド
させて、その小径部にピン18の軸部を保持させ
るようになつている。第二リンク12の基部に設
けられた孔20をとくに長孔としたのは、上記の
ような操作により掛止孔21を上記ピン18に掛
合させる場合に、第一リンク11に対する第二リ
ンク12の相対動を許容するためである。 リヤゲート3の左右両側部のリテーナ7の段部
8には、基部23がボルト等によつて固定される
ことによつて、掛止部材22が取付けられる。掛
止部材22は、基部23と、この基部23に対し
て垂直に設けられる掛止部24とからなり、掛止
部24には、環具13を掛止するためのフツク部
25が形成されるとともに、その側面には、第二
リンク12の先端の掛止孔21を掛合させるため
の、大径の頭部と小径の軸部を有するピン26が
かしめられて取付けられる。 上述のように構成されたリヤゲート3は、以下
のようにして使用される。 まず、第1図および第3図に示すように、リヤ
ゲート3の掛止部材22のピン26に、第二リン
ク12の掛止孔21を掛合させると、リヤゲート
保持リンク10の全長がリヤゲート吊持部材とな
る。したがつて、リヤゲート保持リンク10の全
長を、その第二リンク12の先端を上記ピン26
に掛合させたとき、リヤゲート3が水平に開かれ
た状態で保持されるように設定すると、結果的に
荷台が拡張されたことになり、長尺物を容易に積
み込めるようになる。 次に、第2図および第4図に示すように、リヤ
ゲート保持リンク10の第一リンク11と第二リ
ンク12とをつなぐ環具13をリヤゲート3の掛
止部材22のフツク部25に掛合させると、第一
リンク11と環具13とが、実質的にリヤゲート
吊持部材となる。その結果、リヤゲート3は、荷
台と略面一の位置と完全に閉じられた位置との中
間位置に支持される。なお、このとき、第二リン
ク12を折りたたんでその先端の掛止孔21を第
一リンク11の基部側面のピン18に掛合保持さ
せておくと、第二リンク12が走行中にぶらつい
て、騒音を発生するといつたこともない。また、
上記のように第二リンク12を第一リンク11に
保持せた状態においては、両リンク11,12が
重ね合わされるように構成しているから、第二リ
ンク12格納時におけるリヤゲート保持リンク1
0の体裁も良い。 上述のようにリヤゲート3が閉状態と水平状態
の中間位置に支持されると、荷物の底部は荷台に
納まつているが、荷物の上部が出つ張つていてリ
ヤゲート3を完全に閉じることができないような
場合であつても、ロープでリヤゲート3ごと荷物
を縛るといつた面倒な作業を行わなくても、荷物
を落ちないように荷台上に保持しておくことがで
きる。 次に、本考案に係る他の実施例を第6図および
第7図に基づいて説明する。 本例においては、第二リンク32の先端に設け
られるべき掛止孔33を2ケ所設けており、かつ
第二リンク32の先端を若干曲げている。 このような構成により、二つの掛止孔33を選
択的に掛止部材22のピン26に掛合させること
によつて、リヤゲート3を荷台と略面一にする場
合と、リヤゲート3の上部を荷台と略面一より若
干高くする場合との2通りの場合を選択すること
ができる。これにより、リヤゲート3の上部を若
干高くした場合には、走行中荷物が後方にずれ難
くなるといつた利点がある。 本例においても、第7図に示すように、環具1
3を掛止部材22のフツク部25に掛合させるこ
とによつて、リヤゲート3を荷台と略面一の位置
と、中間位置との2段階で支持することができる
ことはもちろんである。 なお、本考案の範囲は上述の実施例に限定され
ないのはもちろんである。たとえば、第一リンク
の基部をリヤゲート側に支持し、掛止部材を荷台
側壁に固定してもよい。また、掛止部材は、リヤ
ゲートもしくは荷台側壁と別体である必要がなく
一体のものであつてもよい。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図における一使用状態を示す斜視図、第
3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図は
第2図の−線に沿う断面図、第5図は第1図
においてリヤゲートを閉じた状態における−
線に沿う断面図、第6図は本考案の他の実施例を
示すもので第3図の断面図に相当する図、第7図
は本考案の他の実施例を示すもので第4図の断面
図に相当する図である。 1……荷台、2……荷台側壁、3……リヤゲー
ト、10……リヤゲート保持リンク、11……第
一リンク、12……第二リンク、13……環具、
17……透孔、18……ピン(掛止部)、20…
…長孔(透孔)、21……掛止孔(掛合部)、22
……掛止部材。
図は第1図における一使用状態を示す斜視図、第
3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図は
第2図の−線に沿う断面図、第5図は第1図
においてリヤゲートを閉じた状態における−
線に沿う断面図、第6図は本考案の他の実施例を
示すもので第3図の断面図に相当する図、第7図
は本考案の他の実施例を示すもので第4図の断面
図に相当する図である。 1……荷台、2……荷台側壁、3……リヤゲー
ト、10……リヤゲート保持リンク、11……第
一リンク、12……第二リンク、13……環具、
17……透孔、18……ピン(掛止部)、20…
…長孔(透孔)、21……掛止孔(掛合部)、22
……掛止部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 開閉可能なリヤゲートを備えた荷台付き自動車
において、 ロツド状の第一リンクと第二リンクとを有し、
上記第一リンクの先端部に設けた透孔と第二リン
クの基端部に設けた透孔とに環具を通すことによ
り第一リンクと第二リンクとを互いに回動自由に
連結し、かつ上記第二リンクの先端部に掛合部を
設けて構成したリヤゲート保持リンクを設け、こ
のリヤゲート保持リンクの上記第一リンクの基端
部を、荷台側壁とリヤゲートの一方に可回動に連
結しているとともに、 荷台側壁とリヤゲートの他方に、上記第二リン
クの掛合部または上記環具を選択的に掛合させう
る掛止部材を設けている一方、 上記第一リンクの基端部には、上記環具を上記
掛止部材に掛合させたとき、上記第二リンクを第
一リンクに重合させた状態で第二リンクの掛合部
を掛合保持させることができる掛止部が設けられ
ていることを特徴とする、荷台付き自動車におけ
るリヤゲートの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985019622U JPH0132621Y2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985019622U JPH0132621Y2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61135777U JPS61135777U (ja) | 1986-08-23 |
JPH0132621Y2 true JPH0132621Y2 (ja) | 1989-10-04 |
Family
ID=30509365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985019622U Expired JPH0132621Y2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0132621Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002087330A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | Isuzu Motors Ltd | 車両の荷台構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5754462U (ja) * | 1980-09-18 | 1982-03-30 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5558478U (ja) * | 1978-10-18 | 1980-04-21 |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP1985019622U patent/JPH0132621Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5754462U (ja) * | 1980-09-18 | 1982-03-30 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002087330A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | Isuzu Motors Ltd | 車両の荷台構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61135777U (ja) | 1986-08-23 |
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