JPH01322020A - 場所打杭の杭頭処理用キャップ - Google Patents

場所打杭の杭頭処理用キャップ

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JPH01322020A
JPH01322020A JP15645488A JP15645488A JPH01322020A JP H01322020 A JPH01322020 A JP H01322020A JP 15645488 A JP15645488 A JP 15645488A JP 15645488 A JP15645488 A JP 15645488A JP H01322020 A JPH01322020 A JP H01322020A
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JP
Japan
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pile
cap
tremie
tube
concrete
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JP15645488A
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Masaharu Ookawa
大川 将玄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ9発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、場所打鉄筋コンクリート杭における鉄筋籠の
杭頭部に冠挿して、余盛りコンクリートの生成を排除す
るための杭頭処理具に関する。
(従来の技術) 市街地における土木建築工事に、従前慣用された既成杭
打込工法は、振動、騒音等の公害発生のため、厳しい制
限が加えられたため、これに替って比較的低公害の場所
打コンクリート杭工法が近時採用されるに至った。
該工法の代表的なものとして、アースドリル工法、ベノ
トエ法、リバースサーキュレーションドリル工法等が挙
げられるが、これらの工法に共通していることは、先ず
各専用の掘削機を用いて地中の支持地盤まで円形孔を掘
削し、該孔中へ地上で籠状に組立てた鉄筋籠を建込み、
続いてトレミー管を建込んだ後、コンクリートを掘削孔
の下端から連続的に打設して鉄筋コンクリート杭を築造
する。
これら工法における前記コンクリート打設は、鉄筋籠の
上端までなされ、上部1米余は余盛コンクリート部を形
成する(第5図B参照)。この余盛コンクリート部の上
部掘削孔に土砂を埋戻した後、コンクリートの養生を行
なう。
養生完了後再び土砂を取り除くいわゆる床掘削を行ない
、続いて余盛コンクリート部除去のための折り工事を行
なってコンクリートを除去し、鉄筋籠の主鉄筋を露出さ
せ、この露出部をベースにして重量構造建築の基礎コン
クリート打設が行なわれる。
さて、前記鉄筋籠に関しては、余盛コンクリート部除去
に伴なう杭頭部の保護を目的とする防護管に関し実開昭
61−97435号公報開示の防護装置、及び鉄筋籠の
上部位置に破砕剤充填管を軸鉄筋(杭主筋)に挟着し、
余盛部のコンクリート破砕に供する構造として、実開昭
61−159436号公報が提案されている。
また場所打コンクリート杭の頭部施工即ち余盛コンクリ
ート部を形成させる目的は、建物基礎との接続面におけ
るコンクリート強度を確保するためと述べられ、これに
伴なう断り工事その他の無駄な施行を除去するため、コ
ンクリート打設直後の未だ固まらない余盛部の強粘土コ
ンクリートを、強力な真空ポンプにつながるサクション
ホースを通じて吸引除去する工法が特開昭61−186
616号公報にて提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 場所打コンクリート杭工法に於て、杭頭処理としての折
り工事には、手折り、アイヨン砥り及び静的破砕剤によ
る工法等があり、余盛コンクリート部の除去は従来不可
欠の工程である。しかしながら何れにしても本杭頭処理
は、なお騒音、振動、粉塵等の公害源となっており、そ
れKも増して余盛コンクリート部の材料費、砥り工期、
同工事費等によるコスト高をもたらすばかりか、労働災
害や職業病の原因ともなっている。
そこでこの無駄な折り工事を無くするため、前記特開昭
61−186616号公報の提案がなされたが、この工
法では余盛コンクリートが無くなる替りに、埋戻しに際
し土砂礫によって杭主筋が折れ曲ったり、養生後の床掘
削には大型重機を用いて行なうため、往々にして杭頭部
が破壊され修復に手間取る等、この工法は実用性に乏し
いと言わざるを得ない。
口0発明の構成 (課題を解決するための手段) 以上の場所打杭工法における諸欠点を解決するため、予
め準備した本発明の軽量鉄板製のドーナツ形円筒の杭頭
処理用キャップを、鉄筋籠を加工する際に、その杭頭部
に冠挿固設することによって、余盛コンクリート部の第
1図は本発明の杭頭処理用キャップ(1)(以下単にキ
ャップと略称する)を示す斜視図で、第2図は該キャッ
プを形成するキャップ上部(2)と切断予定面皿(3)
とに分離した構成斜視図A+ (Blである。
本発明のキャップ(1)は、厚さ約3粍の鉄板にて形成
し、先ず第2図Aに示すキャップ上部(2)は、下面開
放の円筒形をなし、天板(3)の中央にトレミー管αの
を通人するためのトレミー口(4)を穿孔し、該トレミ
ー管通入の周縁に於て、キャップ上部(2)と同一長さ
の円筒形のトレミー管導入管(5)を垂直に周設しであ
る。
次に第2図Bの切断予定面皿(6)は、キャップ上部(
2)より僅かに直径の大きい上面開放の浅い円筒皿状を
形成し、底板(7)の中央にトレミー管通入のための下
部トレミー口(8)を穿孔し、該トレミー口の周縁上に
前記トレミー管導入管(5)より僅かに直径が小さく、
かつ切断予定面皿(6)の高さに等しい突出筒(9)を
周設する。また底板(7)の周縁と下部トレミー口(8
)との間で、周縁寄りの円形軌跡上に、鉄筋籠を構成す
る杭主筋α1)α6aδ・・・を嵌入させるための杭主
筋孔αjを、該杭主筋の数だけはゾ等間隔に穿孔する。
以上の通り形成した本発明のキャップは、地上で鉄筋能
を加工作成する際、容易に杭頭部に組込むことができて
、場所打工事にあたり、第3図のとおり掘削孔に本発明
のキャップを冠装した鉄筋能を建込み、該キャップのト
レミー管導入管を経てトレミー管を通入し、コンクリー
ト打設を施すことにより、第4図Bに示す余盛コンクリ
ート部を形成することなく、鉄筋コンクリート杭を築造
することができる。
即ちコンクリート打設後、土砂埋戻し一養生□床掘削を
なし、現出した杭頭部キャップの切断予定面皿の上縁層
とキャップ上部の境界を溶接炎にて焼き切り、該切断予
定面皿のみを残置してキャップを除去した後は、砥り工
事は全く不要にて、従来工法に従い基礎コンクリート打
設を直ちに行なうことができる。
本発明のキャップを使用すれば、土砂埋戻しや床掘前の
場合、杭主筋の損傷は皆無で折り工事無用のため、前述
した公害及び労働災害等の原因が解消され、工期の短縮
とコンクIJ −トの節減に役立ち、多大の経済効果を
収めることができる。
(作 用) 本発明のキャップを使用するには、次のように行なう。
先ずキャップの形成は、掘削孔に建込む鉄筋能の杭主筋
の直径及び本数によって定まる。
即ち杭主筋の直径に400を乗じた値が、はゾ杭主筋の
頭部露出部に相当するので、その値が本発明のキャップ
の高さとなる。
キャップは予め鉄板を用いてキャップ上部(2)と切断
予定面皿(6)を夫々調製し、セットとして用意して置
く。両者はトレミー管導入管(5)が、切断予定面皿の
突出筒(9)の外側に嵌合して該切断予定面皿の底板(
7)に達し、かつキャップ上部(2)の下端は、切断予
定面皿の内側に嵌合して同じく底板に達するよう調製さ
れる。
鉄筋能α1を形成する杭主筋Ql) afi aff 
aπ・・・は、例えば直径29粍の異形鉄筋16本乃至
24本からなる場合、本発明のキャップの切断予定面皿
の底面には、その数に合致する杭主筋孔a口4 a:f
 of 、、、を穿孔して調製する。
地上にて鉄筋能α1を調製するには、先ず前記切断予定
面皿の底板(刀の杭主筋孔に、所要の杭主筋を挿入し、
先端を揃えてキャップ上部(2)の高さに合わせた後、
杭主筋孔にスタット溶接し、続いて横筋α尋を杭主筋の
外側から巻きながらスタット溶接にて杭主筋に固設して
鉄筋能を形成する。最後にキャップ上部(2)を、切断
予定面皿の内側へ冠装して仕上げる。
この際キャップ上部と切断予定面皿との接際部にて、所
々スタット溶接して固着させる。
コンクリート養生後の本発明のキャップの処理は、既に
前項にて記述した通りである。
(実施例) 本発明のキャップの形状は、第1図及び第2図に示す通
り、全体としてドーナツ形円筒状をなし、その大きさは
前述のように鉄筋能の直径と杭主筋の直径及び本数によ
って定まる。また掘削孔内における鉄筋能の頭部露出部
も前項記載のとおり、通常杭主筋の直径に400を乗じ
た値に相当するので、この頭部露出部が従来工法の余盛
コンクリート相当部となる。
従って本発明のキャップ(1)の高さを、該頭部露出部
の寸法に応じて設定して調製すれば良い。
本発明のキャップに使用する鉄板は、埋戻し・再掘削に
対する防護力と、再掘削後の溶断によるキャップ上部(
2)との切離しを考慮して、厚さ約3粍の軟鉄板とする
のが好ましい。
そこで鉄筋能を形成する杭主筋4=Qll Qflαf
fa76・・・を、例えば直径29粍の異形鉄筋を使用
するとすれば、本発明のキャップの高さを約11米とす
るのが適切で、キャップを調製するには、先ずキャップ
上部(2)の直径l米の円形天板の中央に40糎乃至5
0糎(トレミー管の内径は約35糎あり)のトレミー口
(4)を穿孔し、該トレミー口の下面に予め調製したト
レミー口と同一寸法のトレミー管導入管(5)を溶接周
設し、これを円筒形に作成した1米の直径を有するキャ
ップ上部の上縁に溶接して固着する。
次に切断予定面皿(61は、その直径をキャップ上部(
2)より僅かに大きくして、内側に嵌入させるよう定め
る。これの下面を形成する底板(7)には、中央に円形
の下部トレミー口(8)を穿孔し、該下部トレミー口と
同一寸法で、かつ高さが切断予定面皿の外周壁を形成す
る高さ約30粍の前記軟鉄板製の円筒とはゾ同一の高さ
の突出筒(9)を、前記下部トレミー口の周縁に溶接し
て立設する。
また底板(7)の周縁より内側に、杭上部を挿入するた
めの杭主筋孔θ1ajθiθ■・・・を等間隔に円形軌
跡上に杭上部の本数に応じて穿孔する。
前記突出筒(9)及び下部トレミー口(8)の直径は、
前記トレミー管導入管(5)より僅かに小さくし、該突
出管の外側にトレミー管導入管を嵌合させる。
なお、前項に於て述べた通り、鉄筋籠α1がその杭頭部
に切断予定面皿(6)を冠装するにあたり、切断予定面
皿と、その内側に嵌入したキャップ上部(2)の周面接
際部に於て、所々スタット溶接することにより、両者は
堅固に一体化される。
ハ9発明の効果 本発明の場所打コンクリート杭の杭頭処理用キャップの
開発により、騒音、振動及び粉塵等の公害ならびに、こ
れに伴なう労働災害、職業病等の発生は皆無となったほ
か、折り作業に要した工期は、見積る必要がなくなり、
その上従来の余盛部を形成するためのコンクリートが不
要になる等、更に製作も容易かつ廉価に製作できるので
、その経済効果は極めて大きい。
なお、本発明のキャップは、現在工場生産されている遠
心締固めコンクリート杭の先端部に取り付けることが可
能で、場所打杭のみならず既製杭えの用途拡大も期待さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図A、Bは斜視図、第3図は一部切欠斜
視図、第4図A、Bは縮少断面図である。 1・・・杭頭処理用キャップ 2・・・キャップ上部  3・・・天板4・・・上部ト
レミー口  5・・・トレミー管導入管6・・・切断予
定面皿  7・・・底板8・・・下部トレミー0 9・
・・突出筒lO・・・鉄筋籠  11.11.11.1
1・・・杭上部12・・・トレミー管  13.1i、
 1g、 15′・・・杭主筋孔14、1(tイ′・・
・横筋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中央に円形の上部トレミー口(4)を穿設した天板(3
    )の下面に、トレミー管導入管を垂直に周設して備え、
    かつ該トレミー管導入管と同一長さにして下面開放形と
    なしたキャップ上部(2)と、底板(7)の中央に穿設
    した円形の下部トレミー口(8)の周縁に突出筒(9)
    を立設し、かつ該底板の周縁内側寄りの円形軌跡上に、
    鉄筋籠(10)を形成する杭主筋(11)を挿入する杭
    主筋孔(13)を穿設して備え、更に前記突出筒(9)
    とほゞ同一高さにして、上面開放形に形成した切断予定
    面皿(6)とを、該切断予定面皿の内側に於て、互に嵌
    合させ固着するとともに、前記トレミー管導入管(5)
    の下端を、前記突出筒(9)の外側に嵌合させ、一体化
    してなることを特徴とする場所打杭の杭頭処理用キャッ
    プ(1)。
JP15645488A 1988-06-23 1988-06-23 場所打杭の杭頭処理用キャップ Pending JPH01322020A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996018001A1 (fr) * 1994-12-05 1996-06-13 Shogen Okawa Outil a traiter les tetes de pieux coules sur place, procede de traitement de tetes de pieux et procede de realisation de pieux coules sur place
JP2003105756A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nishimatsu Constr Co Ltd 杭頭処理具および杭頭処理方法
JP2006299535A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Kumagai Gumi Co Ltd 場所打ち杭の杭頭処理用キャップ

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