JPH01321991A - 製紙機械の乾燥領域におけるウエブの保持方法並びに装置、及びこれに使用されるシリンダ - Google Patents
製紙機械の乾燥領域におけるウエブの保持方法並びに装置、及びこれに使用されるシリンダInfo
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- JPH01321991A JPH01321991A JP1053948A JP5394889A JPH01321991A JP H01321991 A JPH01321991 A JP H01321991A JP 1053948 A JP1053948 A JP 1053948A JP 5394889 A JP5394889 A JP 5394889A JP H01321991 A JPH01321991 A JP H01321991A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F3/00—Press section of machines for making continuous webs of paper
- D21F3/02—Wet presses
- D21F3/10—Suction rolls, e.g. couch rolls
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F3/00—Press section of machines for making continuous webs of paper
- D21F3/02—Wet presses
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- D21F3/105—Covers thereof
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F5/00—Dryer section of machines for making continuous webs of paper
- D21F5/02—Drying on cylinders
- D21F5/04—Drying on cylinders on two or more drying cylinders
-
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F5/00—Dryer section of machines for making continuous webs of paper
- D21F5/02—Drying on cylinders
- D21F5/04—Drying on cylinders on two or more drying cylinders
- D21F5/042—Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、エンドレスシート式保Ｉ井手段を具えた製紙
機械の多シリンダ乾燥機における乾燥方式に関する。こ
の多シリンダ乾燥機は、スチーム等によって加熱された
複数の乾燥シリンダを具え、ウェブはエンドレスシート
によってシリンダの表面に直接圧接されるように構成さ
れている。この多シリンダ乾燥機は、更に、ウェブが前
記エンドレスシートの外側に載るようになっている先導
シリンダ又はロールを具えている。
機械の多シリンダ乾燥機における乾燥方式に関する。こ
の多シリンダ乾燥機は、スチーム等によって加熱された
複数の乾燥シリンダを具え、ウェブはエンドレスシート
によってシリンダの表面に直接圧接されるように構成さ
れている。この多シリンダ乾燥機は、更に、ウェブが前
記エンドレスシートの外側に載るようになっている先導
シリンダ又はロールを具えている。
本発明は、製紙機械の多シリンダ乾燥機におけるエンド
レスシート式保持手段に利用される装置に関する。この
乾燥機は、一連の加熱乾燥シリンダと一連の先導シリン
ダ又はロールを具え、ウェブはこれら両シリンダ列間を
エンドレスシート即ちフェルトに支持されながら走行し
、加熱シリンダ上でこのウェブはエンドレスシートによ
って乾燥シリンダの加熱表面に直接圧接され、先導シリ
ンダ又はロール上ではこのウェブはエントレスジ−４の
外側に載るようになっている。
レスシート式保持手段に利用される装置に関する。この
乾燥機は、一連の加熱乾燥シリンダと一連の先導シリン
ダ又はロールを具え、ウェブはこれら両シリンダ列間を
エンドレスシート即ちフェルトに支持されながら走行し
、加熱シリンダ上でこのウェブはエンドレスシートによ
って乾燥シリンダの加熱表面に直接圧接され、先導シリ
ンダ又はロール上ではこのウェブはエントレスジ−４の
外側に載るようになっている。
本発明は、又、ウェブの（ｉに使用されるシリンダにも
関連する。
関連する。
〔従来の技術］
製紙機械の乾燥領域における先導シリンダの場合には、
該シリンダの下面に位置するエンドレスシート上に如何
にしてウェブを付着させるかが問題となっている。先導
シリンダでは、ウェブは最も外側の層として走行し、エ
ンドレスシートはウェブとシリンダの表面との間に挟ま
れて走行する。
該シリンダの下面に位置するエンドレスシート上に如何
にしてウェブを付着させるかが問題となっている。先導
シリンダでは、ウェブは最も外側の層として走行し、エ
ンドレスシートはウェブとシリンダの表面との間に挟ま
れて走行する。
エンドレスシート方式におけるその他のシリンダの場合
には、ウェブはシートとシリンダの外表面との間に挾ま
れて走行するので、このような問題は生じない。
には、ウェブはシートとシリンダの外表面との間に挾ま
れて走行するので、このような問題は生じない。
この問題の解決のために、サクションロールを利用する
試めがなされている。しかし、ザクジョンロールは高価
である。サクションボックスは内部シールを必要とし、
このシールは直くに摩耗する。このシールが乾燥環境で
使用されると、摩耗は更に著しい。サクションロールの
サクションボックスを通じて、負圧がシリンダの内部の
真空ブロックに作用する。エンドレスシート方式の先導
シリンダの場合、この真空ブロックはシリンダの下半分
に設置されている。このブロックに働く負圧によって、
サクションがシリンダ表面の一部に作用し、離れようと
するウェブを吸引する。シリンダの外套部の孔を通じて
、負圧がシートを通じてウェブに働き、これをシートの
表面に付着させる。
試めがなされている。しかし、ザクジョンロールは高価
である。サクションボックスは内部シールを必要とし、
このシールは直くに摩耗する。このシールが乾燥環境で
使用されると、摩耗は更に著しい。サクションロールの
サクションボックスを通じて、負圧がシリンダの内部の
真空ブロックに作用する。エンドレスシート方式の先導
シリンダの場合、この真空ブロックはシリンダの下半分
に設置されている。このブロックに働く負圧によって、
サクションがシリンダ表面の一部に作用し、離れようと
するウェブを吸引する。シリンダの外套部の孔を通じて
、負圧がシートを通じてウェブに働き、これをシートの
表面に付着させる。
ウェブのシリンダからの離れの問題に対する解決策とし
て、本出願人によるフィンランド特許出願８５１５３３
にかかる装置が公知である。このＬｌｎｏ−Ｖａｃシス
テムにおいては、摩耗し易いシールをロールの外套部の
内面に設けない一種のサクションボ・ンクスが使用され
ている。この装置では、高速の気流がサクションボック
スと可動の外套部の縁の近傍に作用する。この気流はボ
ックス内部からの吸川流を発生させ、縁部領域を通過し
て負圧空間内へ流入する空気の流れを阻害する。負圧が
サクションボックスの内部に作用し、外套部の孔を通じ
てウェブ表面に伝達される。この方式の欠点は、装置の
製造コストが高いことである。外套部に多数の孔を設け
る必要がある。内部軸はそれ自体のブローダクトとサク
ションダクトとを必要とする。
て、本出願人によるフィンランド特許出願８５１５３３
にかかる装置が公知である。このＬｌｎｏ−Ｖａｃシス
テムにおいては、摩耗し易いシールをロールの外套部の
内面に設けない一種のサクションボ・ンクスが使用され
ている。この装置では、高速の気流がサクションボック
スと可動の外套部の縁の近傍に作用する。この気流はボ
ックス内部からの吸川流を発生させ、縁部領域を通過し
て負圧空間内へ流入する空気の流れを阻害する。負圧が
サクションボックスの内部に作用し、外套部の孔を通じ
てウェブ表面に伝達される。この方式の欠点は、装置の
製造コストが高いことである。外套部に多数の孔を設け
る必要がある。内部軸はそれ自体のブローダクトとサク
ションダクトとを必要とする。
エンドレスシート方式の場合に、外套部の外側にサクシ
ョンボックスを設けることも公知である。
ョンボックスを設けることも公知である。
乾燥シリンダの外表面に溝を設け、シリンダ上に設けら
れた外部サクションボックスを通じてこの溝に負圧が加
えられる。この負圧は溝を通じてシリンダの下面に伝達
され、この領域でウェブで支持力が発生ずる。この方式
は多（のスペースを要し、且つ製造コストが高い欠点が
ある。
れた外部サクションボックスを通じてこの溝に負圧が加
えられる。この負圧は溝を通じてシリンダの下面に伝達
され、この領域でウェブで支持力が発生ずる。この方式
は多（のスペースを要し、且つ製造コストが高い欠点が
ある。
本発明は、上述の従来技術の問題点を解決し、エンドレ
スシート方式の下部ロールにおけるウェブの支持に特に
適した全く新規なタイプの製紙シリンダを提供すること
を目的とする。
スシート方式の下部ロールにおけるウェブの支持に特に
適した全く新規なタイプの製紙シリンダを提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段］
本発明の方法は、主として先導シリンダ又はロールがそ
の外套部を貫通する孔を具え、該孔は前記シリンダの内
部の負圧空間に開口し、その他方の端部はシリンダの外
套部表面の溝に達し、これによってシリンダ内部の負圧
が前記溝に伝達され、ウェブに対して付着力を及ぼすこ
とを特徴とし、負圧はシリンダの外套部の内面全体に作
用し、自由気流がシリンダの外から内部空間に侵入する
ように構成されている。
の外套部を貫通する孔を具え、該孔は前記シリンダの内
部の負圧空間に開口し、その他方の端部はシリンダの外
套部表面の溝に達し、これによってシリンダ内部の負圧
が前記溝に伝達され、ウェブに対して付着力を及ぼすこ
とを特徴とし、負圧はシリンダの外套部の内面全体に作
用し、自由気流がシリンダの外から内部空間に侵入する
ように構成されている。
本発明にかかる、製紙機械の多シリンダ乾燥機における
エンドレスシート型保持手段を具えたシリンダ群は、先
導シリンダが外套部を貫通した孔を具え、該孔は、一方
の端部が外套部の外周面に設けられた溝に開口し、他方
の端部がシリンダ内部の負圧空間に連通し、この装置は
真空源を具え、そこから負圧がサクシ式ンダクトを通じ
てシリンダ内部の負圧空間に作用するように構成され、
これによってこの負圧がシリンダの全内周面にも同時に
作用し、シートとウェブがシリンダの外周面に押し付け
られない領域から、自由気流がシリンダの外套部に設け
られた前記孔を通じてシリンダの内部空間に導入される
ことを特徴としている。
エンドレスシート型保持手段を具えたシリンダ群は、先
導シリンダが外套部を貫通した孔を具え、該孔は、一方
の端部が外套部の外周面に設けられた溝に開口し、他方
の端部がシリンダ内部の負圧空間に連通し、この装置は
真空源を具え、そこから負圧がサクシ式ンダクトを通じ
てシリンダ内部の負圧空間に作用するように構成され、
これによってこの負圧がシリンダの全内周面にも同時に
作用し、シートとウェブがシリンダの外周面に押し付け
られない領域から、自由気流がシリンダの外套部に設け
られた前記孔を通じてシリンダの内部空間に導入される
ことを特徴としている。
本発明にかかるシリンダは、溝付きのシリンダであって
、外套部を貫通する複数の孔を具え、該孔の一方の端部
は溝内に開口し、他方の端部はシリンダの内部空間内に
開口していることを特徴とする。
、外套部を貫通する複数の孔を具え、該孔の一方の端部
は溝内に開口し、他方の端部はシリンダの内部空間内に
開口していることを特徴とする。
本発明によれば、製紙機械の乾燥区域の始めの部分にお
けるエンドレスシートの領域に設置されている下部シリ
ンダ即ち先導シリンダに好適な新しいタイプの製紙用シ
リンダが提供される。この領域では、遠心力や種々の気
流現象によって、ウェブが先導シリンダの表面から離れ
る傾向を有する。
けるエンドレスシートの領域に設置されている下部シリ
ンダ即ち先導シリンダに好適な新しいタイプの製紙用シ
リンダが提供される。この領域では、遠心力や種々の気
流現象によって、ウェブが先導シリンダの表面から離れ
る傾向を有する。
本発明の出発点は、エンドレスシートの表面にウェブを
維持するには比較的小さな力ですむと言う基礎事実にあ
った。本発明によれば、シリンダに設けられた溝の底に
、シリンダの外套部を貫通する吸引孔が穿孔されている
。該シリンダの一端又は両端には吸引ダクトを構成する
シャフトが設けられ、このダクトは遠心ブロワ等の吸引
源に連結されている。前記孔の寸法が適当であり、且つ
負圧を伝達するシリンダの外套部の孔の数が一定の数に
制限されている場合には、シリンダの内部に負圧を常時
発生させることが可能となる。この負圧は、シリンダの
孔の一部がシリンダの上方の外気中に開放されているに
も関わらず、維持されることができる。この負圧の効果
は前記溝内に拡がる。このようにして、帯状の吸引カバ
ターンが生じて、うニブを引き付ける。この負圧によっ
て、ウェブはシリンダの方へ引っ張られる。吸引力はシ
ートを通じてウェブに作用する。
維持するには比較的小さな力ですむと言う基礎事実にあ
った。本発明によれば、シリンダに設けられた溝の底に
、シリンダの外套部を貫通する吸引孔が穿孔されている
。該シリンダの一端又は両端には吸引ダクトを構成する
シャフトが設けられ、このダクトは遠心ブロワ等の吸引
源に連結されている。前記孔の寸法が適当であり、且つ
負圧を伝達するシリンダの外套部の孔の数が一定の数に
制限されている場合には、シリンダの内部に負圧を常時
発生させることが可能となる。この負圧は、シリンダの
孔の一部がシリンダの上方の外気中に開放されているに
も関わらず、維持されることができる。この負圧の効果
は前記溝内に拡がる。このようにして、帯状の吸引カバ
ターンが生じて、うニブを引き付ける。この負圧によっ
て、ウェブはシリンダの方へ引っ張られる。吸引力はシ
ートを通じてウェブに作用する。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図は、本発明にかかる装置を示す。図示されている
のは、製紙機械の多シリンダ型乾燥機のエンドレスシー
ト式保拝領域である。この乾燥機は、一連の上部シリン
ダ即ち加熱乾燥シリンダと、一連の下部シリンダ即ち先
導シリンダを具えている。ウェブＷは、乾燥用シートＨ
ｌ例えばフェルトに支持されながら両シリンダ群の間を
走行する。
のは、製紙機械の多シリンダ型乾燥機のエンドレスシー
ト式保拝領域である。この乾燥機は、一連の上部シリン
ダ即ち加熱乾燥シリンダと、一連の下部シリンダ即ち先
導シリンダを具えている。ウェブＷは、乾燥用シートＨ
ｌ例えばフェルトに支持されながら両シリンダ群の間を
走行する。
ウェブＷは、シートＨによって押し付けられながら、加
熱乾燥シリンダに上を走行する。シートＨはウェブＷを
乾燥シリンダの加熱表面に直接接触させる。下部に設け
られた先導シリンダにおいては、ウェブＷはシー１−Ｈ
の外側面上に載せられて走行する。この場合、従来技術
においては、ウェブＷが先導シリンダ１０の表面から離
れることが多かった。
熱乾燥シリンダに上を走行する。シートＨはウェブＷを
乾燥シリンダの加熱表面に直接接触させる。下部に設け
られた先導シリンダにおいては、ウェブＷはシー１−Ｈ
の外側面上に載せられて走行する。この場合、従来技術
においては、ウェブＷが先導シリンダ１０の表面から離
れることが多かった。
第１図に示すように、本発明においては、製紙機械のエ
ンドレスシート方式の乾燥手段の先導シリンダ群として
、シリンダ１０が設けられている。
ンドレスシート方式の乾燥手段の先導シリンダ群として
、シリンダ１０が設けられている。
ウェブＷは把持点Ｎ１〜Ｎ３を経てエンドレスシート領
域に導入される。この領域では、シー１−Ｈが先導シリ
ンダ１０ａ、１０ｂ、１０ｃに巻き掛けられて走行する
。このエンドレスシート方式即ち［１ｎｏ−Ｒｕｎにお
いては、ウェブＷはシー１− Ｈと乾燥シリンダにの表
面との間に挟まれて走行し、シー１−Ｈは、先導シリン
ダ領域において、ウェブＷとシリンダ１０の外周面の間
に挟まれて走行する。
域に導入される。この領域では、シー１−Ｈが先導シリ
ンダ１０ａ、１０ｂ、１０ｃに巻き掛けられて走行する
。このエンドレスシート方式即ち［１ｎｏ−Ｒｕｎにお
いては、ウェブＷはシー１− Ｈと乾燥シリンダにの表
面との間に挟まれて走行し、シー１−Ｈは、先導シリン
ダ領域において、ウェブＷとシリンダ１０の外周面の間
に挟まれて走行する。
第１図に示すように、本発明の先導シリンダ１０ａ、１
０ｂ、１０ｃは、エンドレスシート領域の下部シリンダ
として設置されている。遠心ブロワ等の負圧源２０から
、負圧Ｐ、がダクト１９を通じて各シリンダ１０の内部
空間に作用する。負圧源２０は、製紙機械の床レベルよ
り低い地下室内に配設されている。
０ｂ、１０ｃは、エンドレスシート領域の下部シリンダ
として設置されている。遠心ブロワ等の負圧源２０から
、負圧Ｐ、がダクト１９を通じて各シリンダ１０の内部
空間に作用する。負圧源２０は、製紙機械の床レベルよ
り低い地下室内に配設されている。
第２Ａ図と第２Ｂ図は、本発明におけるウェブ保持手段
の原理を示している。第２Ａ図は、シリンダ１０の長手
方向の断面図を示す。シリンダ１０は、端部フランジ１
２に固定された外套部１１を具えている。外套部１１の
外周面１１ａは溝１３を具えている。この溝１３は閉じ
た円形溝であり、外套部の全域を通じて外周面１１ａに
並列して設けられている。この溝列は一本の螺旋状をな
していてもよい。このような場合、溝は外套部の一端か
ら他端まで続いている。溝は外套部に刻まれていること
が好ましい。しかし、外套部のフレームの外周面上に帯
状体を螺旋状に巻き付けて溝を形成することも可能であ
る。
の原理を示している。第２Ａ図は、シリンダ１０の長手
方向の断面図を示す。シリンダ１０は、端部フランジ１
２に固定された外套部１１を具えている。外套部１１の
外周面１１ａは溝１３を具えている。この溝１３は閉じ
た円形溝であり、外套部の全域を通じて外周面１１ａに
並列して設けられている。この溝列は一本の螺旋状をな
していてもよい。このような場合、溝は外套部の一端か
ら他端まで続いている。溝は外套部に刻まれていること
が好ましい。しかし、外套部のフレームの外周面上に帯
状体を螺旋状に巻き付けて溝を形成することも可能であ
る。
遠心ブロワ等の負圧ａ２０から、シリンダの内部空間１
４へ負圧Ｐ、が加えられる。この負圧は、孔１５を通じ
てシリンダ１０の内部空間１４から溝１３内へ伝達され
る。
４へ負圧Ｐ、が加えられる。この負圧は、孔１５を通じ
てシリンダ１０の内部空間１４から溝１３内へ伝達され
る。
孔１５はシリンダの中心軸Ｘに垂直に設けられている。
名札の一端はシリンダの内部空間に開口し、他端は溝１
３の底１６に開口している。負圧は、これらの孔１５を
通じて、シリンダの実質的に全幅りにわたって伝達され
る。
３の底１６に開口している。負圧は、これらの孔１５を
通じて、シリンダの実質的に全幅りにわたって伝達され
る。
溝１３は、底１６と両側壁１７ａ、１７ｂで構成されて
いる。名札１５は溝の底１６に開口している。
いる。名札１５は溝の底１６に開口している。
孔１５は溝１３内に等間隔で分布している。シリンダの
外套部の内部空間１４には構造物は実質的に存在せず、
負圧Ｐ、はシリンダ１０の外套部の内周面１１ｂの全面
に作用する。
外套部の内部空間１４には構造物は実質的に存在せず、
負圧Ｐ、はシリンダ１０の外套部の内周面１１ｂの全面
に作用する。
シリンダ１０はシャフト１８を具え、これによってシリ
ンダ１０は回動自在に支持されている。
ンダ１０は回動自在に支持されている。
少なくとも片側のシャフト１８、即ち第２Ａ図に示すサ
ービス側のシャフトは、ダクト１８ａを有し、これを通
じてシリンダ１０の内部の負圧空間１４に負圧が作用す
る。このサービス側のシャフト１８はチューブ状をなし
、ダクト１９を通じて負圧源２０に連通じている。
ービス側のシャフトは、ダクト１８ａを有し、これを通
じてシリンダ１０の内部の負圧空間１４に負圧が作用す
る。このサービス側のシャフト１８はチューブ状をなし
、ダクト１９を通じて負圧源２０に連通じている。
第２Ｂ図は、第２Ａ図のＩ−Ｉ断面を示す。この図は、
又、先導シリンダ領域におけるウェブＷとシートＨの走
行状態をも示している。シリンダ１０は溝１３に開口し
ている数個の孔１５を具えている。これらの孔１５はシ
リンダの外套部に等間隔で設けられている。負荷源２０
から負圧がシリンダ１０の内部空間１４に導入され、乾
燥シリンダ１０の作動時にはいつでも内部空間が負圧で
充満する。この負圧Ｐ、はシリンダ１０の外套部１１の
内周面全体に作用する。
又、先導シリンダ領域におけるウェブＷとシートＨの走
行状態をも示している。シリンダ１０は溝１３に開口し
ている数個の孔１５を具えている。これらの孔１５はシ
リンダの外套部に等間隔で設けられている。負荷源２０
から負圧がシリンダ１０の内部空間１４に導入され、乾
燥シリンダ１０の作動時にはいつでも内部空間が負圧で
充満する。この負圧Ｐ、はシリンダ１０の外套部１１の
内周面全体に作用する。
第２Ｂ図に示すように、保持力ＦがウェブＷに働き、つ
“ニブを通気性の良好なシートの表面に付着させ、乾燥
シリンダの外周面から離れないようにする。これにより
、シリンダ１０からのウェブの剥離が防止される、第２
Ｂ図に示すように、シリンダ１０の上の面は、シートＨ
とウェブＷから自由になっている。この自由面Ｓを通じ
て、妨害されない気流が乾燥シリンダ１０の内部空間１
４に流入するので、この個所での負圧Ｐ、は減少する傾
向がある。しかし、本発明によれば、この自由気流Ｌ１
が存在しても負圧が一定に維持されるように、溝と孔の
断面寸法が設定されている。
“ニブを通気性の良好なシートの表面に付着させ、乾燥
シリンダの外周面から離れないようにする。これにより
、シリンダ１０からのウェブの剥離が防止される、第２
Ｂ図に示すように、シリンダ１０の上の面は、シートＨ
とウェブＷから自由になっている。この自由面Ｓを通じ
て、妨害されない気流が乾燥シリンダ１０の内部空間１
４に流入するので、この個所での負圧Ｐ、は減少する傾
向がある。しかし、本発明によれば、この自由気流Ｌ１
が存在しても負圧が一定に維持されるように、溝と孔の
断面寸法が設定されている。
本発明によれば、孔１５はシリンダ内への所望の気流Ｑ
と内部空間１４の所望の負圧Ｐ１とが得られるように、
孔１５の寸法が設定されている。
と内部空間１４の所望の負圧Ｐ１とが得られるように、
孔１５の寸法が設定されている。
比較的低い負圧Ｐ、で、ウェブＷをシート表面に保持す
ることが可能である。この負圧効果は溝１３内に拡がり
、これによって、帯状の吸引パターンが得られ、ウェブ
を保持する。本発明によれば、名札１５は、その直径が
適当な大きさとなるよう、又、各溝内の孔の数が一定限
度を越えないように設定され、シリンダの内部空間１４
に流入する気流Ｑが制限されるように構成されている。
ることが可能である。この負圧効果は溝１３内に拡がり
、これによって、帯状の吸引パターンが得られ、ウェブ
を保持する。本発明によれば、名札１５は、その直径が
適当な大きさとなるよう、又、各溝内の孔の数が一定限
度を越えないように設定され、シリンダの内部空間１４
に流入する気流Ｑが制限されるように構成されている。
初めに所定の保持力が設定されると、負圧Ｐ、によって
これが維持される。この負圧Ｐ、は孔１５を通じてシリ
ンダ外套部の面に設けられた溝１３に伝達される。負圧
Ｐ、の伝達は、孔の数が最大の場合に最も効果的である
。しかし、内部空間１４に流入する気流Ｑによって、孔
の数の上限は制限される。最適な値は、負圧Ｐ１に若干
の変動があった場合にも、気流Ｑが下限以下になるよう
に所望の負圧Ｐ１と孔の断面積とを選択することによっ
て得られる。
これが維持される。この負圧Ｐ、は孔１５を通じてシリ
ンダ外套部の面に設けられた溝１３に伝達される。負圧
Ｐ、の伝達は、孔の数が最大の場合に最も効果的である
。しかし、内部空間１４に流入する気流Ｑによって、孔
の数の上限は制限される。最適な値は、負圧Ｐ１に若干
の変動があった場合にも、気流Ｑが下限以下になるよう
に所望の負圧Ｐ１と孔の断面積とを選択することによっ
て得られる。
第３図は、横軸にシリンダ１０の内部の負圧を、縦軸に
孔１５を通じてシリンダ内部に流入する気流を表したグ
ラフである。このグラフには孔１５の流入全断面積がＡ
２とＡ、の場合に対する曲線が示されている。流入全断
面積が大きい場合、即ち孔１５の数が多く及び／又はそ
の面積が大きい場合、孔１５を通じて流れる気流も空間
１４内の負圧が増加するにつれて急激に増加する。乾燥
シリンダ１２の上方の面Ｓから、多量の空気Ｌ１が内部
空間に流れる。このような場合が第３図の曲線Ａ１に示
されている。曲線Ａ１は主としてサクジョンロールの特
性曲線に対応する。
孔１５を通じてシリンダ内部に流入する気流を表したグ
ラフである。このグラフには孔１５の流入全断面積がＡ
２とＡ、の場合に対する曲線が示されている。流入全断
面積が大きい場合、即ち孔１５の数が多く及び／又はそ
の面積が大きい場合、孔１５を通じて流れる気流も空間
１４内の負圧が増加するにつれて急激に増加する。乾燥
シリンダ１２の上方の面Ｓから、多量の空気Ｌ１が内部
空間に流れる。このような場合が第３図の曲線Ａ１に示
されている。曲線Ａ１は主としてサクジョンロールの特
性曲線に対応する。
一方、孔の数が少なく、及び／又は孔の断面積が正しく
選定された場合、即ち気流の全断面積Ａ２がＡ１よりも
かなり小さい場合には、曲線の形状は異なってくる。こ
のような場合、曲線は殆ど水平部分Ｄ１のみからなる。
選定された場合、即ち気流の全断面積Ａ２がＡ１よりも
かなり小さい場合には、曲線の形状は異なってくる。こ
のような場合、曲線は殆ど水平部分Ｄ１のみからなる。
この曲線から、流量Ｑを低く保って制御限度内に維持す
る場合にも、負圧Ｐ１は広い変動範囲内から選択するこ
とができることが判る。このような状況下では、吸引孔
の数並びにその全面積は、負圧の所望のレヘルに対して
一定の関係を持っていることが必要である。
る場合にも、負圧Ｐ１は広い変動範囲内から選択するこ
とができることが判る。このような状況下では、吸引孔
の数並びにその全面積は、負圧の所望のレヘルに対して
一定の関係を持っていることが必要である。
例えば、シリンダの径が１５００ｍｍ、シリンダの全長
が９３００ｍｍであり、溝がｂ＝５．ｈ＝４．を−２０
である場合、溝の数は全部で４５５本となる。
が９３００ｍｍであり、溝がｂ＝５．ｈ＝４．を−２０
である場合、溝の数は全部で４５５本となる。
穿孔は次のようにして行われる。−木の溝光たりの孔の
数は、３０個に選ばれる。即ち、孔の間隔は角度にして
１２°、シリンダの外套部上での距離で約１５７ｍｍで
ある。始端領域において孔１５は各溝に設けられ、終端
領域においては一つ置きの溝内に設けられ、シリンダの
中央領域においては四つの溝毎に設けられている。孔の
全数は３９６０個であり、孔の直径φは４．５ ｍｍに
選ばれている。この場合、孔の全面積は６３０ｃｍ２と
なる。所望の負圧は１２０ｍｍＨｚＯである。式Ｑ＝μ
ＸＡｏＸＶ並びにｖ＝１１ＵＴから、気流の速度はＶ
＝４５．５ｍ／ｓ、流量はＱ＝２ｍ３／ｓとして求めら
れる。孔の摩擦抵抗は約４ＱｍｍＨｚＯである。換言す
れば、１２０ｍｍ１（２０の負圧を維持するには、１時
間当たり且つシリンダの長さ１ｍ当たりにつき最大８０
０ｍ’の吸引量、即ち全体として１時間当たり７２００
ｍ ３の吸引量が必要である。ウェブとシートとはシリ
ンダの一部しかシールしないので、空気量は減少し及び
／又は吸引が激しくなることに留意しなければならない
。
数は、３０個に選ばれる。即ち、孔の間隔は角度にして
１２°、シリンダの外套部上での距離で約１５７ｍｍで
ある。始端領域において孔１５は各溝に設けられ、終端
領域においては一つ置きの溝内に設けられ、シリンダの
中央領域においては四つの溝毎に設けられている。孔の
全数は３９６０個であり、孔の直径φは４．５ ｍｍに
選ばれている。この場合、孔の全面積は６３０ｃｍ２と
なる。所望の負圧は１２０ｍｍＨｚＯである。式Ｑ＝μ
ＸＡｏＸＶ並びにｖ＝１１ＵＴから、気流の速度はＶ
＝４５．５ｍ／ｓ、流量はＱ＝２ｍ３／ｓとして求めら
れる。孔の摩擦抵抗は約４ＱｍｍＨｚＯである。換言す
れば、１２０ｍｍ１（２０の負圧を維持するには、１時
間当たり且つシリンダの長さ１ｍ当たりにつき最大８０
０ｍ’の吸引量、即ち全体として１時間当たり７２００
ｍ ３の吸引量が必要である。ウェブとシートとはシリ
ンダの一部しかシールしないので、空気量は減少し及び
／又は吸引が激しくなることに留意しなければならない
。
この実施例のサクションシャフトの場合、流速がｖ＝３
５ｍ／ｓと仮定すると、シャフトの内径は２７０ｍｍと
して求められる。八Ｐ＝ ４０ ｍｍｔ（ｚＯの排出口
ロスがあるとすれば、ブロワにおける圧力はＰ ＝２０
０ｍｍＨｚとなり、ブロワ所要動力はＰｏ＝Ｑｘｐ／１
０２（四）−４に匈となる。
５ｍ／ｓと仮定すると、シャフトの内径は２７０ｍｍと
して求められる。八Ｐ＝ ４０ ｍｍｔ（ｚＯの排出口
ロスがあるとすれば、ブロワにおける圧力はＰ ＝２０
０ｍｍＨｚとなり、ブロワ所要動力はＰｏ＝Ｑｘｐ／１
０２（四）−４に匈となる。
次の値が付属する式に用いられた。
ｈ−圧力差； ｍｍＨ２Ｏ
■＝速度 ｍ／ｓ
ｒ ＝１．１２８ ｋｇ／ ｍ’（４０°Ｃ）Ａ、＝気
流面積 ｍ２ μ−絞り係数 ０．７ 孔の摩擦抵抗はΔｐ＝（λ×１×■２×γ）／（ｄＸ２
ｇ） λ−０，０５（Ｂｒａｄｋｅによる） 上述の例によって、実際の装置の適応性は立証された。
流面積 ｍ２ μ−絞り係数 ０．７ 孔の摩擦抵抗はΔｐ＝（λ×１×■２×γ）／（ｄＸ２
ｇ） λ−０，０５（Ｂｒａｄｋｅによる） 上述の例によって、実際の装置の適応性は立証された。
溝と低密度の孔のパターンとの組合せにより、従来のサ
クションシリンダにおける孔の僅かな部分のみが実際の
孔となればよいので、製造が容易となる。同様に、サク
ションシリンダに必要とされていた内部構造を省略する
ことも可能となる。外部ボックス構造が無くなったので
、製紙機械の乾燥区域の端部を監視し、手入れすること
が容易となる。処理される空気量は、製紙機械のエアコ
ン全体と関連している。
クションシリンダにおける孔の僅かな部分のみが実際の
孔となればよいので、製造が容易となる。同様に、サク
ションシリンダに必要とされていた内部構造を省略する
ことも可能となる。外部ボックス構造が無くなったので
、製紙機械の乾燥区域の端部を監視し、手入れすること
が容易となる。処理される空気量は、製紙機械のエアコ
ン全体と関連している。
第４図は、本発明のシリンダの構造を示している。シリ
ンダ１０ば外套部１１とこの上に設けられた溝１３とか
らなっている。例示として、−本の溝１３のみが図に示
されている。溝１３は、シリンダの外套部の全表面に並
列して設けられている。他の溝１３は第４図に一点鎖線
で示されている。サービスサイドＫｐのシャフト１８の
中空空間１８ａを通じて、負圧Ｐ１がシリンダ１０の負
圧空間１４内に導入される。シャフト１８はねし１８′
によってフランジ２２に取付けられている。シャフト１
８は軸受２１ａ、２１ｂによって回転自在に支持されて
いる。
ンダ１０ば外套部１１とこの上に設けられた溝１３とか
らなっている。例示として、−本の溝１３のみが図に示
されている。溝１３は、シリンダの外套部の全表面に並
列して設けられている。他の溝１３は第４図に一点鎖線
で示されている。サービスサイドＫｐのシャフト１８の
中空空間１８ａを通じて、負圧Ｐ１がシリンダ１０の負
圧空間１４内に導入される。シャフト１８はねし１８′
によってフランジ２２に取付けられている。シャフト１
８は軸受２１ａ、２１ｂによって回転自在に支持されて
いる。
第５図は、溝の面積に対する孔の面積の比率を模式的に
表したものである。溝１３の全流通面積Ａ、に対するシ
リンダの孔１５の全流通面積Ａ０の比率は、１：１０〜
ｔ：ｔｓｏの範囲にあり、好ましくは１：５０〜１：１
１０の範囲にある。シリンダの中１ｍ当たりについて負
圧空間１４内に流入する気流の流量は５００〜１５００
ｍ”／ｍｈの範囲が好ましく、更に８００〜１２００ｍ
３／ｍｈの範囲が最適である。シリンダ１０の負圧空間
１４の圧力Ｐ１は１０００〜３０００Ｐａの範囲が好ま
しい。シリンダ１０の外套部１１の全外周面積Ａに対す
る孔１５の全面積Ａ。の比率は、１〜２の範囲にあり、
特に１．５が好ましい。
表したものである。溝１３の全流通面積Ａ、に対するシ
リンダの孔１５の全流通面積Ａ０の比率は、１：１０〜
ｔ：ｔｓｏの範囲にあり、好ましくは１：５０〜１：１
１０の範囲にある。シリンダの中１ｍ当たりについて負
圧空間１４内に流入する気流の流量は５００〜１５００
ｍ”／ｍｈの範囲が好ましく、更に８００〜１２００ｍ
３／ｍｈの範囲が最適である。シリンダ１０の負圧空間
１４の圧力Ｐ１は１０００〜３０００Ｐａの範囲が好ま
しい。シリンダ１０の外套部１１の全外周面積Ａに対す
る孔１５の全面積Ａ。の比率は、１〜２の範囲にあり、
特に１．５が好ましい。
第１図は製紙機械の乾燥区域の導入部に模式的側面図、
第２Ａ図は本発明にかかるシリンダの原理図、第２Ｂ図
は第２Ａ図のＩ−Ｉ断面図、 第３図は、シリンダの負圧空間内の圧力と孔を通じて導
入される気流の量との関係を、孔の全面積の特定の値に
ついての関数として表したグラフ、第４図は本発明のシ
リンダの一部破断側面図、第５図は溝の断面と孔の断面
を示す拡大図である。 １０・・・シリンダ １１・・・外套部 １３・・・溝 １４・・・負圧空間 １５・・・孔
は第２Ａ図のＩ−Ｉ断面図、 第３図は、シリンダの負圧空間内の圧力と孔を通じて導
入される気流の量との関係を、孔の全面積の特定の値に
ついての関数として表したグラフ、第４図は本発明のシ
リンダの一部破断側面図、第５図は溝の断面と孔の断面
を示す拡大図である。 １０・・・シリンダ １１・・・外套部 １３・・・溝 １４・・・負圧空間 １５・・・孔
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、スチーム等によって加熱された乾燥シリンダ（Ｋ）
を具え、ウェブ（Ｗ）はエンドレスシート（Ｈ）によっ
てシリンダの表面に押しつけられ、更に下部に複数の先
導シリンダ（１０）を具え、ウェブ（Ｗ）はその上をシ
ート（Ｈ）の外側に載って走行するように構成された製
紙機械の多シリンダ型乾燥機におけるウェブ（Ｗ）の保
持方法であって、前記先導シリンダ（１０）にその外套
部（１１）を貫通する孔（１５）を設け、該孔（１５）
の一端を先導シリンダ（１０）の内部の負圧空間（１４
）に開口させ、他端をシリンダの外套部（１１）に設け
られた溝（１３）と連通させ、これによって負圧空間（
１４）内の圧力（Ｐ＿１）を前記溝（１３）内に導入し
て吸着力（Ｆ）が溝（１３）を介してウェブ（Ｗ）に作
用するようになし、シリンダ（１０）の外套部の内周面
（１１ｂ）全体に負圧（Ｐ）が作用し、自由気流がシリ
ンダ（１０）の外側の領域（Ｓ）から前記孔（１５）を
通じてシリンダの内部空間に導入されるようになしたこ
とを特徴とする方法。 ２、前記負圧（Ｐ＿１）が、吸引ダクト（１９、１８ａ
）を通じてシリンダ（１０）の負圧空間（１４）に導入
され、外套部（１１）の内周面（１１ｂ）全体に作用す
ることを特徴とする請求項１に記載の方法。 ３、スチーム等によって加熱された乾燥シリンダ（Ｋ）
を具え、ウェブ（Ｗ）はエンドレスシート（Ｈ）によっ
てシリンダの表面に押しつけられ、更に下部に複数の先
導シリンダ（１０）を具え、ウェブ（Ｗ）はその上をシ
ート（Ｈ）の外側に載って走行するように構成された製
紙機械の多シリンダ型乾燥機におけるウェブ（Ｗ）の保
持装置であって、前記先導シリンダ（１０）にその外套
部（１１）を貫通する孔（１５）を設け、該孔（１５）
の一端を先導シリンダ（１０）の内部の負圧空間（１４
）に開口させ、他端をシリンダの外套部（１１）に設け
られた溝（１３）と連通させ、更にこの装置は負圧源（
２０）を具え、ここから負圧が吸引ダクト（１９）を通
じてシリンダ（１０）の内部空間（１４）に作用し、該
負圧（Ｐ＿１）は同時にシリンダの外套部（１１）の内
周面（１１ｂ）全体に働き、これによってシリンダ（１
０）の上部の、シート（Ｈ）とウェブ（Ｗ）とがシリン
ダ（１０）の外周面に圧接されない領域（Ｓ）から、自
由気流（Ｌ＿１）がシリンダ（１０）の外套部（１１）
に設けられた孔（１５）を通じてシリンダ（１０）の内
部空間（１４）に流入するように構成されたことを特徴
とする装置。 ４、シリンダと同軸に固定され、軸受け（２１ａ、２１
ｂ）によって回転自在に支持されたシャフト（１８）と
、該シャフト （１８）の両端の端部フランジ（２２）
と一体化された外套部（１１）とを具え、該外套部（１
１）はその外周面（１１ａ）に溝（１３）を具え、該溝
（１３）は前記シリンダ（１０）の全巾（Ｌ）にわたっ
て設けられている製紙用シリンダであって、該シリンダ
（１０）は外套部（１１）を貫通する多数の孔（１５）
を具え、該孔（１５）の一端は溝（１３）内に開口し、
他端はシリンダ（１０）の内部空間（１４）内に開口し
ていることを特徴とするシリンダ。 ５、前記孔（１５）の一端は、溝（１３）の底（１６）
に開口していることを特徴とする請求項４に記載のシリ
ンダ。 ６、シリンダ（１０）が、その内部空間（１４）と連通
して負圧を伝達する吸引ダクト（１９）を具え、該吸引
ダクト（１９）は負圧源に接続され、その負圧はシリン
ダ（１０）の外套部（１１）の内周面全体に作用するこ
とを特徴とする請求項４又は５に記載のシリンダ。 ７、前記シリンダ（１０）が中空シャフト（１８）を具
え、これを通じて吸引流がシャフト（１０）の内部空間
（１４）に作用することを特徴とする請求項４〜６のい
ずれか１項に記載のシリンダ。 ８、シリンダ（１０）少なくとも一方の端部に、シリン
ダの他の領域よりも高密度に孔が設けられていることを
特徴とする請求項４〜７のいずれか１項に記載のシリン
ダ。 ９、シリンダ（１０）の少なくとも一方の端部において
は、各溝（１３）に孔が設けられているが、シリンダの
他の領域においては、各溝毎には孔が設けられていない
ことを特徴とする請求項４〜８のいずれか１項に記載の
シリンダ。 １０、シリンダの中央領域においては、一つ置き又は二
つ置きの溝毎に孔が設けられていることを特徴とする請
求項４〜９のいずれか１項に記載のシリンダ。 １１、シリンダの孔（１５）の全断面積（Ａ＿０）の、
穿孔溝の全断面積（Ａ＿１）に対する比率が１：１０〜
１：１５０の範囲、好ましくは１：５０〜１：１１０の
範囲にあることを特徴とする請求項４〜１０のいずれか
１項に記載のシリンダ。 １２、シリンダ（１０）が、孔を通じてシリンダの内部
空間（１４）に流入する気流（Ｑ）が５００〜１５００
ｍ＾３／ｍｈの範囲にあるように穿孔されていることを
特徴とする請求項４〜１１項のいずれか１項に記載のシ
リンダ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FI881106 | 1988-03-09 | ||
| FI881106A FI83680C (fi) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | Foerfarande och anordning vid dragningen av banan i en pappersmaskin samt cylinder foer anvaendning vid dragningen av banan. |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01321991A true JPH01321991A (ja) | 1989-12-27 |
| JP2795666B2 JP2795666B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=8526056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1053948A Expired - Lifetime JP2795666B2 (ja) | 1988-03-09 | 1989-03-08 | 製紙機械の乾燥領域におけるウエブの保持方法並びに装置、及びこれに使用されるシリンダ |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5022163A (ja) |
| EP (3) | EP0617162B1 (ja) |
| JP (1) | JP2795666B2 (ja) |
| AT (3) | ATE119223T1 (ja) |
| CA (1) | CA1338097C (ja) |
| DE (3) | DE68928494T2 (ja) |
| FI (1) | FI83680C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05506281A (ja) * | 1990-10-31 | 1993-09-16 | ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド | ドライヤー装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE4033597C1 (ja) * | 1990-10-23 | 1991-11-21 | J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim, De | |
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