JPS61245394A - サクシヨン・ロ−ルの扇形部に負圧を作用させる方法とサクシヨン・ロ−ル - Google Patents

サクシヨン・ロ−ルの扇形部に負圧を作用させる方法とサクシヨン・ロ−ル

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JPS61245394A
JPS61245394A JP61087234A JP8723486A JPS61245394A JP S61245394 A JPS61245394 A JP S61245394A JP 61087234 A JP61087234 A JP 61087234A JP 8723486 A JP8723486 A JP 8723486A JP S61245394 A JPS61245394 A JP S61245394A
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roll
chamber
suction roll
air
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JP61087234A
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ユーコ アウラ
レイマ ケルツーラ
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Valmet Oy
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サクション働ロール、とくに、回転するサク
ションのロールの通気性をもった胴部の特定の扇形部に
負圧を作用させる方法に関する。本発明方法を実施する
ため、前記ロールの通気性をもった胴部の内側に取り付
けられたサクション・チャンバーが使用されており、該
サクション・チャンバーがロールの前記吸込み扇形部の
上一面に延在するよう配置されている。
本発明はまた、小孔等を備えた空気を通過させるシリン
ダー胴部より成り、両端部がシャフト上に回転可能に取
り付けられたサクション・ロールに関する。ロール胴部
と両端部に1艷画成された内部スペースの中に壁により
画成されたサクション・チャンバーが設けられている。
(従来の技術) 負圧の作用をうける胴部領域を備えたサクション・ロー
ルは当業者にはすでに公知である。このようなロールは
、紙、織物、プラスチック、ウェブ等のごときいろいろ
なウェブ状の材料を製造しあるいは処理する機械や印刷
機、シート・カッターのごときシート材を処理する機械
に使用されている。一般に、このようなロールは小孔を
穿設せしめた胴部かつ/または溝付きのロールを備えて
いて、ロールの吸込み領域と接触しているウェブまたは
シートに負圧が作用するよう構成されている。
抄紙機に一般に使用されている従来のサクション会ロー
ルは、吸込み領域を画成しているサクション・ボックス
を小孔を穿設せしめたロール胴部の内側に設け、前記サ
クション・ボックスの内部をロール端をへて負圧源と接
続するよう構成されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のサクション・ロールの欠点として、サクション・
ボックスが軸方向のシールと端部シールを備えていて、
これらのシールがサクション会ロールの内面とこすり接
触するようになっていることが指摘されている。これら
のシールは摩耗部品であるので、摩耗すると取り換えな
ければならない。従来のサクション・ロールの別の欠点
は、サクション・ボックスが十分に高い封止作用を保持
するため、サクション・ロールの内面を高精度に機械加
工し研摩しなければならないことであ°る。このため、
サクション・ロールを製作することはかなりコスト高と
なる。こすり接触する封止要素を備えたサクション・ロ
ールは比較的ひんばんに保守サービスを行なうことが必
要であり、保守サービスを実施するさい、生産工程は中
断されるかめるいは停止する。抄紙機のサクション・ロ
ールと関連して使用されることがある封止用の水も問題
をひき起こしている。
(問題を解決するための手段) したがって、本発明の目的は、上述の欠点が解消された
新しい方法とサクション・ロールを提供することでおる
本発明の他の目的は、ロール胴部の内面と接触するよう
にされた引きずり形シールや摩耗形シールをいっさい必
要としない新しいサクション・ロールを提供することで
ある。
本発明の目的は、サクション・ロールの内側の胴部が従
来のサクション・ロールと少なくとも同程度に正確に機
械加工されることを必ずしも必要としない新しいサクシ
ョン・ロールを提供することでるる。
本発明のさらに別の目的は、負荷の必要なレベルが比較
的低い用途に使用される新しい方法とサクション・ロー
ルを提供することである。
上記の目的を達成するため、当初に挙げたタイプの方法
でおって、サクション・ロールのサクション・チャンバ
ーから離れ勝手の方向・に吹き出しを行なう空気吹出し
部が前記サクション・チャンバーの軸方向の縁部分に配
置されていることと、空気流が前記空気吹出し部により
前記サクション・チャンバーの縁領域から放出されるこ
とと、前記空気流が、こすり接触する封止要素を使用す
ることなく、前記サクション・チャンバーの軸方向の縁
を空気で封止すると同時に、前記サクション・チャンバ
ー内に少なくとも部分的に負圧を作ることとを特徴する
方法が本発明に従がって提供されたのである。
一方、本発明に係るサクション・ロールは、前記サクシ
ョン・チャンバーの壁とロール胴部との間の接続管路に
吹出しノズルより成る無接触形エア・シールが設けられ
ていて、前記吹出しノズルの吹出し方向がサクション・
チャンバー内り離れ勝手の向きにかつ隣接したロール胴
部の接線にほぼ平行に向きぎめされていることと、前記
吹出しノズルの入口側がロール胴部の内側に配置名さて
いて、壁により限定されたプレフサー・チャンバーに接
続されているとともに1ブロワ等に接続されていること
とを特徴としている。
本発明に係る方法とサクション・ロールは、たとえば、
抄紙機、とくに、抄紙機の乾燥区画や印刷機械、シート
・カッターに使用されるとともに、一般に、必要とする
負圧のレベルが比較的低い使用条件のもとシート材を処
理するその他の装置にも使用される。
(実施例) 以下、本発明の好適実施例を図解した添付図面を参照し
ながら本発明の詳細な説明する。
第1図と第2図は、本発明に係るサクション・ロール1
00を示す。該サクション・ロール100は180より
大きい吸込み扇形部aと吹出し扇形部すを備えており、
該吹出し扇形部すの大きさはほぼ360−aである。
ロール100は参照数字10′により表示されているよ
うに多数の小孔を穿設せしめ円筒形の胴部10より成り
、該胴部10は端部17と関連して取り付けられたベア
リング20上を回転するよう配置されている。胴部1−
0は完全に開放状態にあって、小孔1 G’の面積対サ
クション・ロール胴部10の全面積の割合Rは、使用目
的と使用される空気の吹出し量によるが、R=5から8
0チまで、好適にはR=20%に設定されている。正圧
側にあるロール100の小孔1 G’ではきわたった圧
力差は生じない。
ロール100の胴部10の内側に該胴部10と同軸的に
固定の吹出しチューブ11が設けられている。該吹出し
チューブ11はフランジ24と25ならびにねじ継手2
6によりチューブ状シャフト19に取り付けられており
、該チューブ状シャフト19はロール100のベース2
2上の支持体23上に取り付けられている。チューブ状
シャフト19上にロール100のベアリング20が設け
られていて、該ベアリング20のベアリング・ブツシュ
18がロール100の胴10の端部−17に固定されて
いる。チューブ状シャフト19はブロワ60(第10図
参照)と連通した吹出しパイプ21に接続されている。
ロール100の胴部10の内側に設けられている吹出し
チューブ11は、該チューブ11に固定されていて、壁
14と15により画成された吹出しボックス12の中に
延設されている。壁14は壁31:31’(第3図より
第6図まで参照)より成る延在部を備えている。同様に
、壁15は壁30 : 3 G’より成る延在部を備え
ている。壁3 G、30’:31.31′と関連してロ
ールの胴部10の内面の近傍に吹出しノズル16aと1
6bが設けられていて、該吹出しノズル18mと18b
は胴部10の内面10’の近傍で端部27と28の間の
領域内のロール胴部10のほぼ全長にわたってロール1
00の軸方向に延在している。
ノズル16mと16bはロール胴部10に関しほぼ接線
方向に吹き出°しを行なう。第1図と第3図と第4図に
示されている実施例によれば、前記吹出しノズル16m
と16bは、いわゆるコアンダの原理に従がって動作す
るスロット・ノズル32である。第5図と第6図に示さ
れている実施例にぶれば、ノズルは、吹出しボックス1
2の壁15と31′につながっている壁30′に設けら
れた1連の穴32′から構成されている。
上述のごとき吹出しノズル16aと16bは無接触形エ
ア・シールとして機能する。これらのノズル16aと1
6bがロールの胴部の扇形部a内でサクション・チャン
バーK −内に負圧を放出するよう構成されていること
が、これらのノズル16mと16bの構造と動作上本質
的な特徴をなしている。したがって、吹出しノズル16
mと16bはロール100の胴部の内面10’とは接触
せず、該内面10’とノズルとの間に適当な大きさのギ
ャップSが形成されていて、チャンバーに一内に負圧を
作る放出流EaとEbが前記ギャップSを通過するよう
になっている。したがって、チャンバーに−のために使
用される軸方向に引っばりを生じるようなシールはいっ
さい必要としない。扇形部す内でロールの胴10の内側
に正圧のチャンバーに+が形成されており、該チャンバ
ーに+からロール100の胴部10に穿設された小孔1
0′を通って矢印g outの方向に圧力が排出される
第2図を参照すれば、負圧のチャンバーに−の端部に放
出ノズル29が設けられており、該ノズル29は壁27
と28の間に形成されている。空気の流れEc はノズ
ル29の吹出しFe  により端部チャンバーKJから
放出される。場合によっては、ノズル29の代わりに引
っばり形端部シールまたは小さいギャップ(0から2w
mまで)を備えた1端部シーリングを使用することも可
能である。この場合、負圧チャンバーへの若干の漏洩が
許容される。
第7図と第8図と第9図と第10図は、本発明が適用さ
れた代表的な実例の若干例を図解したものである。
第7図を参照すれば、サクション区画aを備えたサクシ
ョン・ロール101は、いわゆる、単式織布引っばり(
本出願人の登録商標UNO−RUN)と関連して抄紙機
の乾燥区画で動作するよう配置されている。第7図は、
乾燥区画に配置された蒸気加熱式乾燥シリンダー413
、と41bを示しており、乾燥されるウェブWは乾燥用
ワイヤ40により前記乾燥シリンダー41mと41bに
押圧されて接面している。第7図では従来の乾燥区画の
下部シリンダーの代りに本発明に係るサクション・ロー
ルまたはサクション・シリンダー101が使用されてお
り、該サクション・ロール101の吹込み区画aは、ウ
ェブWが乾燥用ワイヤ40の外側を走行するようにされ
た段階でウェブWをワイヤ40の面上に接面した状態に
保持している。サクション・ロール101のシリンダー
は、出願人の先願に係るフィンランド特許出願第842
285号に示されている原理に従がって冷却するように
してもよい。
第7図に示されている位置で本発明に係るサクション・
ロールまたはサクション・シリンダー101を使用する
と、吹出し区画すで胴部10に沿って向きぎめされてい
る吹出しが乾燥シリンダー41mと41bとの間のポケ
ットを通って流れ、これにエリウェブWの乾燥を促進す
ることができるので有利である。
第8図は、抄紙機の乾燥区画に本発明の第2の実施例に
係る方法とロールを適用した状態を図解したものである
。第8図に示されているように1上部シリンダー43と
45と関連して乾燥用ワイヤ48が設けられるとともに
、下部シリンダー42と44と46と関連して乾燥用ワ
イヤ47が設けられるよう、いわゆる、複式織布引っば
りが使用されている。
乾燥シリンダー間で第8図に示されている特殊な要領で
配置されている乾燥用ワイヤ4Tと48の案内ロールは
、本発明に係るサクション・ロール102と103と1
04と105より成り、該サクション・ロール102と
103と104と105はそれぞれ、本発明に従がって
吸込み扇形部aと吹出し扇形部すを備えている。乾燥用
ワイヤ47と48はサクション・ロール102と103
と104と105と関連した搬送用保持部Nを形成して
おり、乾燥されるウェブWは一方のワイヤから他方のワ
イヤに前記把持部Nにより順々に搬送される。乾燥用ワ
イヤ47と48は比較的通気性に富んでいるので、サク
ション・ロール102と103と104と105の吹出
し扇形部すからの吹出しE outはシリンダーと乾燥
用ワイヤ間に形成された閉塞状態のポケットまたは部分
的に開いたポケットにおける通気を促進することができ
る。この通気効果のおかげで第7図と第8図に示されて
いる乾燥区画におけるサクション・シリンダーまたはロ
ール101と102より105までの動作は効率が高い
第9図は、シート・カッターと協働して本発明に係るロ
ールまたはシリンダー106と107を使用している状
態を示している。連続したウェブWは案内ロール50に
より案内されながらロール51と52との間に形成され
たシート・カッターの中にはいる。紙片はロール51と
52の胴部に取り付けられたプレイド53にエリ前記ウ
ェブWから切断される。上部ロール106は負圧領域を
備えた本発明に係るサクション・ロールでおって、切断
された紙片Wkは前記負圧領域により上部ロール510
面と接触した状態に保持され、しかるのち案内プレート
54の上面を通って通過し、負圧領域を備えた本発明に
係るサクション・ロール107により運び移され、紙片
Wkは堆積層P上に載置される。
第10図は、本発明に係るサクション・ロール100と
ブロワ60との接続の一例を示したものである。ブロワ
60の圧力側は管路21を経てチャンバー12に接続さ
れていて、ノズル16aと16bは前記チャンバー12
から圧力チャンバーに+に向かって吹出しFaとFbを
放出している。サクション・ロール100の扇形部aの
上に延設されていて、吹出し部FaとFbから放出され
た流動EaとEb  により負圧を作るようにされたチ
ャンバーに−は、接続部65と吸込管路62を経てブロ
ワ60の吸込側で管路64に接続されている。調節弁6
3をへて(矢印Linにより表示された)外側から吸込
管路64の中に空気が取り入れられている。調節弁63
を操作することにより空気供給系内の圧力レベルを調節
することが可能である。さらに、チャンバーに−に接続
された吸込系により扇形部a内の負圧を強めることが可
能であるとともに、調節弁63を操作することによりこ
の負圧を制御することが可能である。
第11図は、いわゆる、複式ワイヤ引っばりを備えた抄
紙機の乾燥区画に適用された本発明の好適実施例を図解
したものである。第11図は、2つの連続した乾燥シリ
ンダー71と72が上部ラインに配置名さていて、比較
的間隔が開いた乾燥用ワイヤ70が案内ロールと本発明
に係るポケット通気ロール108を組み合わせたものに
より案内されながら前記シリンダー71と72上を走行
している状態を示す。なお、前記ポケット通気ロール1
08はシリンダー71と72の間に配置されている。前
記ロール10Bに対応したロールが下部ワイヤ(図示せ
ず)を案内するよう下部シリンダー(図示せず)の間に
取り付けられている。乾燥されるウェブWは、上部シリ
ンダーから下部シリンダーに向かってまた下部シリンダ
ーから上部シリンダーに向かって乾燥区画を走行してい
る間、支持をうけない自由な走行部分をもつことになる
。乾燥用ワイヤはウェブWをシリンダー面に押圧してい
る。乾燥用ワイヤとウェブの前記自由走行部分とによっ
て画成されたポケットTは公知の要領で通気することを
必要としている。
第°11図に示されているように、ロール108内の負
圧により領域aを封止するために使用される乾燥した吹
出し空気は管路75を通ってブロワ73に供給され、該
ブロワ73は供給された空気を管路77を通って上述の
ようにロール108の内側に取り付けられた吹出しボッ
クス12の中に吹き込む。ロール10B内の負圧の領域
aは管路78をへてブロワ74の吸込側に接続されてい
る。ブロワ74の圧力側にある管路79は熱回収装置に
接続されている。
第11図を参照すれば、温風(T=105℃、乾燥した
空気IKf当たりx = 50 ra、o)が複式織布
引っばりに導入されて、負圧の領域aを封止する。前記
の乾燥した空気と通気温風はワイヤ70とロール108
により圧送されて、入口保持部NinからワイヤTOを
通ってポケットTに流動する。管路78内の圧力は負圧
であるので、湿った空気(T=90℃、乾燥した空気1
助当たりX=300tH,O)がポケットTから吸い出
され、熱回収系に移動する。このシステムの特長は熱の
回収効率が改善されていることである。なぜなら、湿っ
た状態での熱の回収のほうが乾燥した状態での熱の回収
より効率が高いからである。通常、熱の回収は、乾燥し
た空気IKf当たり120から180fH,Oの湿度の
状態で行なわれる。
本発明に係るサクション・ロール100から107−1
での吸込み扇形部a内の負圧は、一般に、50から30
0 Pa  の範囲内にある。
もし、必要な場合、放出吹出し部FaとFbの強さを調
節することによりかつ/または第10図に示されている
調節弁63またはその他適当な制御装置を操作すること
により調節できるよう構成されている。
サクション・チャンバーに−が完全に独立した負圧源に
接続されていることと、吸込み扇形部a内またはこれに
対応した扇形部内に作られる負圧が主として前記の独立
した吸込源により発生することと、本発明に係る無接触
形エアしノズルが主としてエア・シール部材として動作
することと、前記吹出しノズルの一部分がスペースに部
内の負圧を発生するのに寄与していることと、前記吹出
しノズルが無接触形エア・シール部材に而して形成され
たギャップSを通って負圧領域に空気がはいることを阻
止していることとは、本発明の範囲内に含まれるもので
あることは理解していただきたい。
ロール100から107までの吸込み領域aの向かい合
った縁に配置されているノズル16aと16bは互いに
異なったものであってもさしつかえない。なぜなら、(
第4図と第6図の矢印Aに表示されているように)ロー
ルの胴部10の回転運動によって生じる空気を取り入れ
る誘引効果は一方の側における同じ方向に流れる放出流
EaとEbならびに他方の側における反対の方向に流れ
る放出流EaとEbに関係しているからである。
ノズルの頂壁31 ; 31’とノズル16a:16b
に面しているロールの胴部10の内面10・との間のギ
ャップS、は、前記構成要素間で接触が生じないよう十
分に大きく設定されていなければならないが、他方では
吹出し部FaとFbにより十分に能率のよい放出効果を
得ることができるよう十分に小さく設定されていなけれ
ばならない。前記ギャップS。
の大きさは、一般に、S、=3から30III+までの
範囲内に設定されており、Sl =8から20■までの
範囲内に設定されていることが好ましい。第3図と第4
図に示されているコアンダ・ノズル16aのノズル・ス
ロット32の幅S2  は、一般に、S、=0.5から
5mまでの範囲内に設定されており、S、=2から3m
までの範囲内に設定されていることが好ましい。一般に
、コアンダ・ノズルを使用する場合、ノズル・スロット
32の幅S、はギャップSの幅Sl  よりかなり小さ
く設定されており、たとえば、S、=2XS、より4×
82まで゛の範囲に設定されている。
吹出しチャンバー12内に生じる正圧は、放出効果を勘
案してノズル・スロット32;32′内忙十分に吹出し
速度が得られるよう十分に高く設定されている。たとえ
ば、コアンダ・ノズル16mのノズル会スロット32内
の空気速度は、一般に、V=15から40W&/sまで
の範囲内に設定されている。
本発明に示されている吹出しノズルの構造と位置は、本
発明の範囲内にはいる一例を示したものにすぎない。無
接触形エア・シールとして、いわゆる、コアンダ現象に
もとづいて動作する吹出しノズルが本発明を実施するた
めに使用されるのが有利である。よく知られているよう
に、ノズルの放出効果は、高速度でノズルから排出され
た吹出しFaとFbがベルヌイイの法則に従がって動的
な負圧を発生し、との負圧が放出流Ea l!:Ebを
発生することにもとづくものである。
本発明に係るロールまたはシリンダー100から107
の胴部の内面はまったく機械加工されていないプレート
面であるので、比較的コストが低くてすむ有利な製作技
術を採用することが可能である。
この明細誓の始めの部分に特許請求の範囲が示されてい
るが、この特許請求の範囲に限定されている発明の範囲
から逸脱しない限り、本発明に適宜変更または修正を加
えてさしつかえないことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図のI−I矢視線で切断した本発明に係
るサクション・ロールの縦断面図。第2図は、第1図の
■−■矢視線で軸方向に切断した本発明に係るサクショ
ン・ロールの部分断面図。第3図は、第4図の■−■矢
視線で軸方向に切断した本発明に係る装置の吹出しノズ
ルの断面図。第4図は、第3図のIV−IV矢視断面図
。第5図は、第6図のV−V矢視線で切断した本発明に
係る第2の吹出しノズルの構造を図解した断面図、第6
図は、第5図のVl−Vl矢視線で軸方向に切断した断
面図。第7図は、クローズド・タイプの単式織布引っば
りと関連して抄紙機の乾燥区画に使用された本発明に係
るサクション・ロールを概念的に図解した視図。第8図
は、織布の案内ロールとして複式織布引っばりと関連し
て抄紙機の乾燥区画に使用された本発明に係るサクショ
ン・ロールを概念的に図解した視図。第9図は、シート
・カッターに適用された本発明に係るサクション・ロー
ルを概念的に図示した視図。第10図は、吸込みを強め
るためブロワと関連して本発明に係るサクション・ロー
ルを使用する好ましい態様を図解した概念図。第11図
は、ワイヤ案内ロールとポケット通気ロールを組み合わ
せた状態で抄紙機の乾燥区画に本発明に係るサクション
・ロールを使用した状態を図解した概念図でおる。 (主要部分の符号の説明) 10・・・胴部、10′・・・小孔、101・・・内面
、11・・・吹出しチューブ、12・・・吹出しボック
ス、14 、15−・・壁、16a、16b−・・ノズ
ル、17・・・端部、18・・・ベアリング・ブツシュ
、19・・・チューブ状シャフト、20・・・ベアリン
グ、21・・・吹出しパイプ、22・・・ベース、23
・・・支持体、24.25・・・フランジ、26・・・
ねじ継手、27.28・・・壁、29・・・放出ノズル
、30.30’、31.31’・・・壁、32・・・ス
ロット・ノズル、32′・・・穴、40,47゜48・
・・ワイヤ、413、、41b・・・乾燥シリンダー、
43.45・・・上部シリンダー、42゜44.46・
・・下部シリンダー、50・・・案内ロール、51.5
2,100,101.102゜103.104,105
,106,107・・・サクション・ロール、53・・
・プレイド、54・・・案内プレート、60・・・ブロ
ワ、62.64・・・吸込管路、63・・・調節弁、6
5・・・接続個所、70・・・ワイヤ、71.72・・
・乾燥シリンダー、73.74・・・ブロワ、75.7
?、78゜T9・・・管路、108・・・ポケット通気
ロール。 F I G、 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、サクション・ロール(100)の通気性をもつた胴
    部(10)の内側に取り付けられたサクション・チャン
    バー(K−)が使用されていて、該サクション・チャン
    バー(K−)がサクション・ロール(100)の吸込み
    扇形部(a)の上一面に延在するよう配置されているサ
    クション・ロール、とくに、回転するサクション・ロー
    ルの通気性をもつた胴部(10)の吸込み扇形部(a)
    に負圧を作用させる方法において、前記サクション・ロ
    ール(100)のサクション・チャンバー(K−)から
    離れ勝手の方向に吹き出しを行なう空気吹出し部(Fa
    、Fb)が前記サクション・チャンバー(K−)の軸方
    向の縁部分に配置されていることと、空気流(Ea、E
    b)が前記空気吹出し部により前記サクション・チャン
    バーの縁領域から放出されることと、前記空気流が、こ
    すり接触する封止要素を使用することなく、前記サクシ
    ョン・チャンバー(K−)の軸方向の縁を空気で封止す
    ると同時に、前記サクション・チャンバー(K−)内に
    少なくとも部分的に負圧を作ることを特徴とする方法。 2、負圧下にあるチャンバー内の負圧のレベルが約50
    から300Paの範囲内に調節されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、サクション・チャンバー(K−)の一方の端部また
    は両方の端部(27、28)の封止が、こすり接触する
    封止要素を使用することなく、空気吹出し部(Fc)に
    より生じる放出流(Ec)により得られるか、あるいは
    好適には0から2mmまでの大きさのギャップをもつた
    封止部により得られ、後者の場合、負圧下にあるチャン
    バーへのわずかな漏洩流が許容されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4、いわゆる、コアンダの原理に従がつて動作するスロ
    ット・ノズル(32)が無接触形エア・シールとして動
    作するよう取り付けられた吹出しノズル(16a、16
    b)として使用されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の方法。 5、放出吹出し部(Fa、Fb)がサクション・ロール
    (100)の胴部(10)の接線にほぼ平行に向きぎめ
    されていて、前記吹出し部(Fa、Fb)が、ノズル(
    16a、16b)の外壁とサクション・ロール(100
    )の胴部(10)の内面(10″)との間に形成された
    ギャップ(S)を通つて空気を放出することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。 6、負圧下にあるサクション・チャンバー (K−)が負圧源(60、62、64)と連通していて
    、サクション・チャンバー(K−)の封止効果のほか、
    放出流(Ea、Eb)により負圧の一部が前記サクショ
    ン・チャンバー(K−)に生じることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 7、サクション・チャンバー(K−)が管路(62)に
    よりブロワ(60)の吹込み側と接続されていることと
    、該ブロワ(60)が管路(61)と管路(21)を通
    つてサクション・ロール(100)の内側に設けられた
    圧力チャンバー(12)内に吹出し空気を供給するとと
    もに、放出流(Fa、Fb)が前記プレッシャー ・チ
    ャンバー(12)からサクション・ロール(100)の
    内側に設けられたプレッシャー ・チャンバー(K+)
    に向きぎめされていることを特徴とする特許請求の範囲
    第6項に記載の方法。 8、ブロワ(60)の吸込側(64)に調節バルブ(6
    3)が設けられていて、サクション・チャンバー(K−
    )内の負圧のレベルがバルブ(63)を通つて取り入れ
    られる空気(Lin)の量を制御することにより影響を
    うけることを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の
    方法。 9、小孔(10′)等を穿設せしめた空気を通過させる
    ことができるシリンダー胴部(10)より成り、端部(
    17)によりシャフト(19)上に回転可能に取り付け
    られていて、ロール胴部(10)と端部(17)とによ
    り限定された内部スペースの中に壁(11、14、27
    )により限定されたサクション・チャンバー (K−)を設けるよう構成されたサクション・ロールで
    あつて、前記サクション・チャンバー(K−)の壁とロ
    ール胴部(10)との間の接続流路に吹出しノズル(1
    6a、16b)より成る無接触形エア・シール(16a
    、16b)が設けられていて、前記吹出しノズル(16
    a、16b)の吹出し方向がサクション・チャンバー(
    K−)より離れ勝手の向きにかつ隣接したロール胴部(
    10)の接線にほぼ平行に向きぎめされていることと、
    前記吹出しノズル(16a、16b)の入口側がロール
    胴部(10)の内側に配置名さていて、壁(14、15
    、11)により限定されたプレッシャー・チャンバー(
    12)に接続されているとともに、ブロワ(60)等に
    接続されていることを特徴とするサクション・ロール。 10、吹出しノズル(16a、16b)間に配置されて
    いるプレッシャー・チャンバー(12)の壁(15)と
    吹出し扇形部(a)の外側に配置されているロール扇形
    部(b)とが協働してプレッシャー・チャンバー(K+
    )を画成しており、負圧下にあるサクション・チャンバ
    ーから放出される吹出し(Fa、Fb)と吹出し(Ea
    、Eb)が前記プレッシャー・チャンバー(K+)で終
    るようにされており、このようにして形成された正圧が
    前記プレッシャー・チャンバー(K+)より小孔(10
    ′)を通ってロール胴部の中に排出されることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項に記載のサクション・ロール
    。 11、サクション・ロールの胴部の内側に定置の空気入
    口パイプ(11)が設けられていて、負圧下にあるチャ
    ンバー(K−)とプレッシャー・チャンバー(K+、1
    2)を画成している壁(14、15)が前記入口パイプ
    (11)に取り付けられていることと、該パイプ(11
    )が前記プレッシャー・チャンバー(12)に開口して
    いる穴(13)を備えていることと、前記パイプ(11
    )の少なくとも一端がロール端(17)を通過している
    導管と接続されていて、該導管が管路(21)をへてブ
    ロワ(60)に接続されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項または第10項記載のサクション・ロー
    ル。 12、サクション・ロールのサクション・チャンバー(
    K−)の端部(27、28)と関連して吹出しノズル(
    29)が設けられていて、該吹出ノズル(29)がこす
    り接触端形シールの代わりをなすエア・シールとして機
    能していることを特徴とする特許請求の範囲第9項、第
    10項又は第11項に記載のサクション・ロール。 13、吹出ノズル(16a、16b)が、いわゆる、コ
    アンダの原理に従がつて動作するスロット・ノズル(3
    2)より成ることを特徴とする特許請求の範囲第9項、
    第10項又は第11項に記載のサクション・ロール。 14、吹出ノズルが、サクション・ロール (100)のほぼ軸方向の面に配置された壁(30′ 
    )に穿設された一連の穴(32′)より成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第9項、第10項、又は第11項
    に記載のサクション・ロール。 15、吹出ノズルの外壁(31;31′)と隣接したロ
    ール胴部(10)の内面(10″)との間のギャップ(
    S_1)が、S_1=3より30mmまでの範囲内、好
    適にはS_1=8から20mmまでの範囲内に設定され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第9項、第10
    項又は第11項に記載のサクション・ロール。 16、スロット・ノズル(16a、16b)のノズル・
    スロットの幅(S_2)が、S_2=0.5から5mm
    までの範囲内、好適にはS_2=2から3mmまでの範
    囲内に設定されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第9項、第10項又は第11項に記載のサクション・ロ
    ール。 17、吸込み領域(a)が乾燥用ワイヤ(40)の外面
    とウェブ(W)を接触せしめた状態に保持する領域とし
    て機能するよう、アイドラー・シリンダーまたはロール
    (101)としての一群の乾燥シリンダーに1つのライ
    ンの形で乾燥用ワイヤ(40)が使用される単式ワイヤ
    引つぱりと関連して抄紙機の乾燥区画で特許請求の範囲
    第1項より第8項までのいずれか1項に記載の方法かつ
    /または特許請求の範囲第9項より第16項までのいず
    れか1項に記載のサクション・ロールを使用すること。 18、サクション・ロール(102より105まで)の
    吸込み領域(a)の作用によりウェブ(W)が1つの乾
    燥用ワイヤ(47、48)と接触した状態に保持されな
    がら、ウェブ (W)が一方の乾燥用ワイヤから他方の乾燥用ワイヤに
    移送されるようアイドラ・ロール(102、103、1
    04、105)と関連して移送用把持部(N)が形成さ
    れた状態で上部ワイヤ(48)と下部ワイヤ(46)の
    両方が使用される、いわゆる、複式ワイヤ引つぱりなら
    びにアイドラ・ロール(102より105まで)と関連
    して抄紙機の乾燥区画で特許請求の範囲第1項より第8
    項までのいずれか1項に記載の方法かつ/または特許請
    求の範囲の第9項より第17項までのいずれか1項に記
    載のサクション・ロールを使用すること。 19、吸込み領域(a)が保持領域として機能し、ウェ
    ブ(W)かつ/または紙片(Wk)が移動するとき、保
    持領域内にウェブ(W)かつ/または紙片(Wk)がロ
    ール(106、107)と接触した状態に保持されるよ
    う、ウェブ(W)を取り扱かう装置、たとえば、シート
    ・カッターに特許請求の範囲第1項より第8項までのい
    ずれか1項に記載の方法かつ/または特許請求の範囲第
    9項より第17項までのいずれか1項に記載のサクショ
    ン・ロールを使用すること。 20、負圧下にある領域(a)がロール(108)内に
    配置されていて、乾燥区画のポケット・スペースから湿
    つた空気を取り除くとともに、ロール(108)を封止
    するために使用される乾燥した暖かい吹出し空気が乾燥
    したポケット通気エアとして前記ポケット・スペースの
    中で利用されるよう、複式ワイヤ引っぱりを抄紙機の中
    に備えた乾燥区画でフェルト案内ロールとポケット通気
    ロール(108)の組み合わせ体として特許請求の範囲
    の第1項より第8項までのいずれか1項に記載の方法か
    つ/または特許請求の範囲の第9項より第17項までの
    いずれか1項に記載のサクション・ロールを使用するこ
    と。
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