JPH01321944A - ストランドの拡幅方法 - Google Patents

ストランドの拡幅方法

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JPH01321944A
JPH01321944A JP10429988A JP10429988A JPH01321944A JP H01321944 A JPH01321944 A JP H01321944A JP 10429988 A JP10429988 A JP 10429988A JP 10429988 A JP10429988 A JP 10429988A JP H01321944 A JPH01321944 A JP H01321944A
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JP
Japan
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strand
curved surface
gas
blowing
nip roller
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JP10429988A
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English (en)
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Toshiyuki Ishizaki
利之 石崎
Kazuharu Shimizu
一治 清水
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ストランド(連続繊維束)を連続的に偏平
に拡幅する方法に関する。
(従来の技術) ストランドの拡幅は、それを構成している単繊維に、た
とえば、蒸着、スパッタリング、イオンブレーティング
、メツキ、化学気相蒸着等の物理的あるいは化学的方法
によって金属やセラミックス等を被覆するような場合や
、単繊維の周りに超電導薄膜を形成するような場合に必
要になる。もし、ストランドが十分に拡幅されていなけ
れば、これらの処理がストラン[の周りに施されてしま
い、単繊維、つまり1本1木の繊維の周りに施されなく
なってしまうからである。最も好ましいのは、厚み方向
において単繊維の重なりがほとんどないほどに十分に拡
幅することである。
さて、ストランドを拡幅する方法としては、従来、たと
えば特公昭59−6933号公報に記載されているよう
な方法が知られている。この方法は、ストランドを、高
速流体を利用して高電圧をかけた電極に衝突させ、電気
によるクローン反発力と流体の拡散力とを利用して拡幅
するものである。ところが、この方法は、拡幅力として
は、クローン反発力よりも高速流体の拡散力のほうが強
いためにクローン反発力による拡幅が十分に行えないば
かりか、高速流体によって生じた乱流によって単繊維が
交絡しやすいという問題がある。
これに対して、特開昭61−275438号公報には、
ストランドを緊張下に走行させながら回転ガイドや往復
ガイドで叩き、さらに曲面を有する基体上に押し付けて
拡幅する方法が記載されているが、この方法は、緊張下
のストランドをガイドで叩いたり曲面に押し付けたりす
るため、単繊維が切れる、いわゆる単糸切れを生じたり
、毛羽を発生しやすいという問題がある。特に、抗折強
度が大変低い炭素繊維ストランド等を拡幅する場合にあ
っては、かかる不都合が著しい。
(発明が解決しようとする課題) この発明の目的は、従来の方法の上述した問題点を解決
し、ストランドの、−様かつ十分な拡幅を行なうことが
できるばかりか、単糸切れや毛羽の発生を防止すること
ができる、ストランドの拡幅方法を提供するにある。
(課題を解決するだめの手段) 上記目的を達成するために、この発明においては、スト
ランドを連続的に走行させながら拡幅する方法において
、ストランドを、弛緩下に、そのストランドの走行方向
に対して直交する方向において前記ストランド側に凸で
ある曲面に接触させつつその曲面に層流域の気体を吹き
付け、前記ストランドを前記曲面に沿って拡幅すること
、および、ストランドを連続的に走行させながら拡幅す
る方法において、弛緩下にあるストランドに、そのスト
ランドの走行方向に対して直交する方向において前記ス
トランド側に凸である曲面を有する曲面体から層流域の
気体を吹き付け、前記ストランドを前記曲面に沿って拡
幅することを特徴とする、ストランドの拡幅方法が提供
される。
この発明の詳細な説明するに、拡幅に供されるストラン
ドは、太さが3〜50μm程度の単繊維が100本から
50000木はど束になったもので、たとえば、炭素繊
維や、ガラス繊維や、窒化ホウ素繊維、シリコンカーバ
イド繊維、アルミナ繊維、ジルコニア繊維等のセラミッ
クス繊維や、合繊維、銅繊維、鉄繊維、アルミニウム繊
維、ステンレス繊維等の金属繊維や、ポリイミド繊維、
ポリアミドイミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリ
ロニトリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリアラミド繊維
等の有機繊維などからなっている。
そのようなストランドは、撚を有しない、いわゆる無撚
糸であるのが好ましい。
上述したようなストランドは、複数本を一方向に互いに
並行かつシート状に引き揃えて拡幅に供することも可能
ではあるけれども、通常は、ただ1木について拡幅を行
なう。
ストランドを弛緩下に走行させる方法はいろいろあるが
、ストランドを2組のニップロール間に通すことによっ
てそれら2組のニップロール間で弛緩状態を作りだすよ
うにするのが最も簡単である。この場合の弛緩状態とは
、ストランドが、2組のニップロール間距離の1.1〜
1.5倍程度の長さを保ちながら走行するような状態の
ことを指す。
この発明でいう、ストランドの走行方向に対して直交す
る方向においてストランド側に凸であるような曲面は、
べき乗関数や双曲線関数、楕円関数で表わされるような
ものを、対称軸近傍を比例拡大したり、比例圧縮したよ
うなものである。特に、対称軸をy軸としてy=AIX
l”  (A:傾き、a:定数)で表わされるべき乗関
数において、IXI≦1で、定数aを1.1−4、好ま
しくは1.5〜3としたようなものであるのがよい。そ
うすることにより、曲面は、勾配が、いわゆる原点付近
では小さく、端部になるほど大きくなって、ストランド
のより一様で十分な拡幅が行えるようになる。なお、曲
面は、上述した説明から明らかなように、ストランドの
走行方向に対して左右対称になっている。
この発明における拡幅は、上記した曲面に弛緩状態にあ
るストランドを接触させながらこれに層流域の気体を吹
き付ける態様と、上記した曲面を有する曲面体から同し
く層流域の気体を吹き出しこの曲面体の上方を走行する
弛緩状態のストランドに吹き付けてそれを拡幅する態様
とがある。
まず前者の態様の場合、曲面は、ストランドの走行方向
と同方向に回転するのが好ましいが、固定されてもよい
第6〜8図は、そのような曲面を与える具体的な手段を
示すもので、第6図に示すものは蒲鉾形の固定板であり
、第7図に示すものは太鼓形のロールであり、第8図に
示すものは丸棒を曲げて固定して使用するものである。
矢印は、使用時におけるストランドの走行方向を示して
おり、曲面は、いずれのものもストランドの走行方向に
対して左右対称になっている。なお、これらの手段は、
ステンレス、鉄、銅等の金属や、ガラスや、アルミナ、
ジルコニア等のセラミックスで構成されているが、これ
らの表面にフッ素樹脂等の合成樹脂をコーティングして
おくこともできる。また、金属性の場合、クロムメツキ
等を施しておくこともできる。
上述した曲面に層流域の気体を吹き付ける手段としては
、通常、後述するようなノズルを使用する。
気体としては、通常、空気を使用するが、窒素ガス等の
不活性気体を使用することも可能である。
また、気体は、静電気を発生させることがないように調
湿しておくのが好ましい。さらに、気体を加熱してもよ
い。
気体は、通常、曲面に対して垂直な方向から吹き付ける
。しかしながら、ストランドの走行方向に向かって30
〜150度の角度をもたせて吹き付けることも可能であ
る。その場合の角度は、ストランドが偏って拡幅されな
いよう、拡幅の状態を見て決める。なお、気体の吹付速
度は、ストランドの種類等にもよるが、通常、0.1〜
5m/秒程度である。また、吹き付けと同時に、曲面を
、ストランドの走行方向に沿って微少振動させたり、走
行方向と直交する面内において水平方向または垂直方向
に微少振動させてもよい。
気体は、曲面と共同してストランドを拡幅するもので、
繊維産業におけるインターレース系の製造や、上述した
特公昭59−6933号公報に記載されている発明のよ
うにストランドの移送を兼ねるものではない。しかして
、気体は層流であり、曲面上で弛緩状態にあるストラン
ドの単繊維間の摩擦抵抗力を下げながらそれに気体摩擦
抗力(浮力)を与えて拡幅する。このとき、気体が乱流
域にあると、単繊維のもつれ(交絡)が起こり、−様で
十分な拡幅を行うことができなくなる。
この場合の層流域とは、例えばレイノルズ数(Re)が
2300以下であるような気流の状態をいうものとする
この態様の方法においては、第1図で示したように、ス
トランド1を、パッケージ2を矢印方向にトラバースさ
せながら送り出し、一対の回転ガイドからなる規制ガイ
ド3で走行経路の変動を抑えながらニップロール4に供
給する。しかして、ニップロール4の後方にはもう1組
のニップロール7があって、ストランド1はこれらニッ
プロール4.7間で弛緩状態におかれる。と同時に、太
鼓形ロールからなる曲面形成手段5によって形成される
曲面に接触せしめられ、吹出口が円形の気体吹付ノズル
6から吹き出される気体によって、第4図および第5図
に示すように太鼓形ロールからなる曲面形成手段5の曲
面に沿って拡幅される。
拡幅されたストランド12は、拡幅状態を保ったまま、
ロール体8から回転ガイド9を経て送り出されてくるシ
ート11ともに巻芯10に巻き取られる。シート11は
、アルミニウム箔、パルプ紙、プラスチックシートのよ
うなものである。
第2図は、気体吹付ノズル6として、吹出口が円形では
なく、第9図に示すような縦断面形状をもつ広幅のもの
を使用して拡幅している様子を示すものである。この場
合、ノズル孔6aに、多孔質焼結金属や多孔質セラミッ
クス等を嵌着して気体を拡散させるようにしてもよい。
第3図は、第2図に示したような気体吹付ノズルの吹出
口を、太鼓形ロールからなる曲面形成手段5が形成する
曲面に沿ってわん曲せしめてなるものを使用して拡幅し
ている様子を示すものである。気体吹付ノズル6は、第
10図に横断面画として示すように、互いに仕切られた
多数のノズル孔6aを有している。この場合は、各ノズ
ル孔で気体の吹出速度を変えることも可能である。なお
、第2図および第9図に示した気体吹付ノズルもまた、
同様に構成することができる。
つぎに、他の態様である曲面体から気体を吹き出してス
トランドを拡幅する場合について説明する。
この場合は、後述する曲面体の曲面の上方をストランド
が弛緩状態で走行する。曲面としては、前述した吹付ノ
ズルから気体を吹き付ける場合について説明したときの
曲面と変わりはない。そして、この曲面は、固定されて
いるものが好ましいが、ストランドの走行方向と同方向
に回転するものであってもよい。
第17図〜第19図は、そのような曲面を与える具体的
な手段としての曲面体を示すもので、第17図に示すも
のは蒲鉾形の固定板であり、第18図に示すものは太鼓
形のロールであり、第19図に示すものは円管を曲げて
固定して使用するものである。
これらの曲面体の曲面には、ストランドの走行方向と交
錯する方向に向かって開口する少なくとも1個の気体吹
出し孔25aが穿設されている。
吹出し孔25aを複数個曲面体に形成する場合は、曲面
の対称軸(中央)付近の孔の孔径を大とし、端部にいく
ほど小径となるような態様が好ましい。
また、図において、矢印は使用時におけるストランドの
走行方向を示し、曲面は、いずれのものもストランドの
走行方向に対して左右対称になっていることは、前述し
た場合と同様であり、さらには、曲面体の構成材料もま
た前述した場合と同様であってよい。
この発明においては、上述した曲面体の吹出し孔25a
から気体を吹き出してストランドに吹き付け、それを拡
幅するが、その態様については後述する。
気体としては、前述した吹付ノズルからの気体の吹き付
けによる拡幅に用いたと同様であってよい。また、気体
の吹き出しは、間欠的に行なうことが好ましい。さらに
は、吹出し孔25aを曲面体25の曲面に対し直交する
ように穿設して、走行するストランドに対し気体を垂直
に吹き当てることが好ましいが、しかし、ストランドの
走行方向に対し70〜110度の角度をもたせるように
して吹出し孔25,1を曲面体25に形成し、気体をス
トランドに吹き付けることも可能である。この場合の角
度は、ストランドが偏って拡幅されないよう、拡幅の状
態を見て決める。
なお、気体の吹出し速度は、ストランドの種類等にもよ
るが、通常、0.1〜5m/秒程度である。
また、気体を間欠的に吹き出す場合は、曲面体を、スト
ランドの走行方向に微少振動させたり、走行方向と直交
する面内において水平方向または垂直方向に微少振動さ
せてもよい。
吹出し孔25aから吹き出す気体は、曲面体25の曲面
上を弛緩状態で走行するストランドの単繊維間の摩擦抵
抗力を下げながらそれに気体摩擦抗力(浮力)を与えて
拡幅する。このとき、気体が乱流域にあると、単繊維の
もつれ(交絡)が起こす、−様で十分な拡幅を行うこと
ができなくなるので、気体は層流域にあることが必要で
ある。この場合の層流域とは、前述した場合と同様な状
態を指すことに変りはない。
第11図は2段に亘って拡幅する場合の概略工程を示す
図で、ストランド21を、パッケージ12をトラバース
させながら送り出し、規制ガイド23で走行経路の変動
を抑えながらニップロール24に供給する。しかして、
ニップロール24の後方にはもう1組のニップロール2
6があって、ストランド21はこれらニップロール24
.26間で弛緩状態におかれる。
弛緩状態にあるストランド21の下方には、第19図に
示したような円管の曲面体25が配設され、その曲面に
沿って穿設されている吹出し孔25aから層流域の気体
が吹き出される。その気体によって、第14図〜第16
図に示すように、ストランド21は上下方向に振動をし
ながら、円管からなる曲面体25の曲面に接触し曲面に
沿って拡幅される。このとき、各吹出し孔25aからは
吹出し速度の異なる気体を吹き出させることも可能であ
る。
ついで、拡幅されたストランドは、更に下流側に配設さ
れているニップロール27との間で弛緩され、その下の
他の円管からなる曲面体28から吹き出される気体によ
って更に広く拡幅され、その拡幅状態を保ったまま、ロ
ール体29から回転ガイド30を経て送り出されてくる
シート31とともに巻芯32に巻き取られる。この場合
のシート31は、アルミニウム箔、パルプ紙、プラスチ
ックシートのようなものである。
第12図は、曲面体25が第17図に示すような蒲鉾形
状のものである場合の概略工程図である。
この場合、吹出し孔25aは、ストランドの走行方向に
対し、その下流側はど吹出し孔の数を増加せしめて、段
階的に気体を拡散せしめるようにしてもよい。
第13図は、曲面体25が第18図に示したような太鼓
形ロールの場合の概略工程図である。この場合の曲面体
25は、その縦断面図を第20図に示したように、長平
方向にスリット25bが形成されている芯軸体25cと
、この芯軸体25cが嵌入され肉厚部には円面と直角に
開口する吹出し孔25aが穿設されている回転体25d
とを組合わせ、この回転体25dをストランドの走行方
向に回転さゼるものである。吹出し孔25aからは一定
の時間間隔で気体が吹き出され、ストランドに吹き付け
られる。
(発明の実施例) 第1図に示した方法によって、炭素繊維の無撚ストラン
ド(単繊維軽重6μm、単繊維数: 6000本)を拡
幅した。
すなわち、上記スI・ランドを1.5 m 7分の速度
で引き出し、2組のニップロール間で弛緩状態を維持し
ながら、表面にクロムメツキを施した太鼓形ロールで形
成される曲面に接触させるとともに、その曲面に垂直な
方向から1m/秒の速度で圧縮空気を吹き付けて拡幅し
た。
その結果、ストランドは、当初の約2.5 mm幅から
約30画に拡幅され、しかも、単糸切れや毛羽は全く認
められなかった。
実施例2 第2図に示した方法によって、炭素繊維の無撚ストラン
ド(単繊維径:6μm、単繊維数:12000本)を拡
幅した。
すなわち、上記ストランドを1.5 m 7分の速度で
引き出し、2組のニップロール間で弛緩状態を維持しな
がら、表面にフッ素樹脂をコーティングした太鼓形ロー
ルで形成される曲面に接触させるとともに、その曲面に
垂直な方向から2.3m/秒の速度で圧縮空気を吹き付
けて拡幅した。
その結果、ストランドは、当初の約4 mmから約40
mm幅に拡幅され、しかも、単糸切れや毛羽は全く認め
られなかった。
実施例3 第11図に示した方法によって、実施例1で用いたスト
ランドを拡幅した。
すなわち、上記ストランドを1.5 m 7分の速度で
引き出し、3組のニップロール24.26.27間で弛
緩状態を維持しながら、表面にクロムメソキを施した鋼
製の円管からなる曲面体25.28が形成する曲面に接
触させ、それらの吹出し孔から垂直に1m/秒の速度で
圧縮空気を0.5柱間隔で吹き出し、ストランドを拡幅
した。
その結果、ストランドは、当初の約2.5 mm幅から
第1段目では約8.5 mm幅になり、さらに第2段目
で約25mm幅に拡幅された。しかも、単糸切れや毛羽
はほとんど認められなかった。
実施例4 第11図に示した方法によって、実施例1で用いたスト
ランドを拡幅した。すなわち、上記ストランドを15m
/分の速度で引き出し、3組のニップロール24.26
.27間で弛緩状態を維持しながら、表面にフッ素樹脂
をコーティングした鋼製の円管からなる曲面体25.2
8が形成する曲面に接触させ、それらの吹出し孔から垂
直に2゜3m/秒の速度で圧縮空気を0.4柱間隔で吹
き出しスI・ランドを拡幅した。
その結果、ストランドは、当初4 mm幅から第1段目
で約1.2mm幅に、更に第2段目で約35mm幅に拡
幅された。しかも、単糸切れや毛羽はほとんど認められ
なかった。
(発明の効果) この発明は、ストランドを、弛緩下に、そのストランド
の走行方向に対して直交する方向においてストランド側
に凸である曲面に接触させつつその曲面に層流域の気体
を吹き付けたり、前記曲面を有する曲面体から層流域の
気体を吹き出してストランドに吹き付け、ストランドを
前記曲面に沿って拡幅するものであるから、実施例にも
示したように、ストランドを、単糸切れや毛羽の発生を
防止しながら一様かつ十分に拡幅することができる。し
かも、気体の速度や、ストランドへの気体の吹付時間や
、曲面の曲率を変えることで、拡幅の程度を自由に変更
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、それぞれ異なる態様の気体を吹出し
ノズルを使用してこの発明の方法を実施している様子を
示す概略斜視図、第4図および第5図は、上記第1図〜
第3図に示した方法において曲面上でストランドが拡幅
されている様子を示す概略図で、第4図は曲面を形成し
ている太鼓形ロール付近の概略斜視図、第5図は同じく
概略正面図、第6図〜第8図は、この発明で使用する、
それぞれ異なる態様の曲面形成手段を示す概略斜視図、
第9図は、上記第2図に示した気体吹付はノズルの縦断
面図、第10口は、上記第3回に示した気体吹付はノズ
ルの横断面図、第11図〜第13図は、それぞれ異なる
態様の曲面体を使用してこの発明の方法を実施している
様子を示す概略工程図、第14図〜第16図は、上記第
11図に示した方法において曲面体上でストランドが拡
幅されている様子を示す概略図で、第14図は円管(曲
面体)の曲面付近の概略斜視図、第15図は同じく概略
正面図、第16図はストランドの振動状態を示す概略側
面図、第17図〜第19図は、この発明で使用する、そ
れぞれ異なる態様の曲面体の概略斜視図、第20図は、
上記第18図に示した曲面体の縦断面図である。 1.21・・・ストランド、2.22・・・ストランド
のパッケージ、3,23・・・規制ガイド、4,7゜2
4.26.27・・・ニップロール、5・・・曲面形成
手段、25.28・・・曲面体、25a・・・気体吹出
し孔、6・・・気体吹付ノズル、8.29・・・シート
のロール体、9.30・・・ガイドロール、11.31
・・・シート、12・・・拡幅されたストランド、10
.32・・・巻芯。 出願人  東 し 株 式 会 社 代理人  弁理士  長 門 侃 ニ 第17図 第18図 第16図 第19図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ストランドを連続的に走行させながら拡幅する方
    法において、ストランドを、弛緩下に、そのストランド
    の走行方向に対して直交する方向において前記ストラン
    ド側に凸である曲面に接触させつつその曲面に層流域の
    気体を吹き付け、前記ストランドを前記曲面に沿って拡
    幅することを特徴とする、ストランドの拡幅方法。
  2. (2)ストランドを連続的に走行させながら拡幅する方
    法において、弛緩下にあるストランドに、そのストラン
    ドの走行方向に対して直交する方向において前記ストラ
    ンド側に凸である曲面を有する曲面体から層流域の気体
    を吹き付け、前記ストランドを前記曲面に沿って拡幅す
    ることを特徴とする、ストランドの拡幅方法。
JP10429988A 1988-03-09 1988-04-28 ストランドの拡幅方法 Pending JPH01321944A (ja)

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