JPH01318433A - 雑音除去回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多重化電話信号を伝送するマイクロ波通信装置
に関し、特に混入された雑音を除去するだめの回路に関
する。

〔従来の技術〕

一般に、通信装置が設置される局舎の環境により、多重
化電話信号に雑音が混入される場合がある。電源のハム
雑音等の低周波雑音はその典型である。この低周波雑音
は、多重化電話信号の帯域外であるため、今まで問題視
されていないが、局舎の環境が極めて悪い場合には、高
レベルの雑音となり、アンプの歪特性を劣化さセ、高調
波成分が音声信号に影響を与えることになる。

このため、従来では第２図に示す雑音除去回路が用いら
れている。この回路は、入力端子１と出力端子２を結ぶ
主信号ラインにヘースハンドアンプ３．４と、高域通過
回路２１を介挿したものであり、低周波の雑音をこの高
域通過回路２１で遮断するようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の雑音除去回路では、雑音が極めて低周波
である場合には、主信号ラインに介挿される高域通過回
路２１のコンデンサやコイルの値が大きくなり、自己共
振等により多重化電話信号の伝送特性が劣化するという
問題がある。

本発明は多重化電話信号の伝送特性に悪影響を与えずに
低周波雑音を除去することが可能な雑音除去回路を提供
することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の雑音除去回路は、信号主ラインに第１信号分岐
回路、信号合成回路及び第２信号分岐回路を介挿し、第
１信号分岐回路で分岐された信号中の雑音を第１帯域通
過回路を通過させた上で、これを電圧制御反転増幅回路
で反転して前記合成回路で主信号に合成し、かつ第２信
号分岐回路で分岐された信号中の雑音を第２帯域通過回
路を通過させた上で、その雑音のレベルをレベル検出回
路で検出し、かつ一方ではこの雑音の位相を位相判定回
路において前記第１帯域通過回路を通過した雑音の位相
と比較し、これら検出されたレベルと位相差により利得
制御回路において前記電圧制御反転増幅回路を制御し得
るように構成している。

〔作用］ 上述した構成では、主信号に含まれる雑音を反転して主
信号に合成し、雑音を相殺して雑音を除去する。また、
このとき主信号に含まれる雑音のレベルと位相を検出し
、この検出値に基づいて相殺させる雑音を制御すること
により、雑音の除去効果を可及的に向上させる。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のフＩコンク回路図である。

図において、■は多重化電話信号の人ツノ端子、２はそ
の出力端子であり、これら端子１．　２間を結ぶ主信号
ラインに第１ベースバントアンプ３、第１信号分岐回路
４．信号合成回路５．第２ヘースハンドアンプ６．第２
信号分岐回路７を介挿している。そして、前記第１信号
分岐回路４で分岐された信号ラインには第１低域通過回
路８を介挿し、その通過信号を電圧制御反転増幅回路９
と位相判定回路１０に夫々入力させる。また、前記第２
信号分岐回路７で分岐された信号ラインには第２低域通
過回路１１を介挿し、その通過信号をレベル検出回路１
２及び前記位相判定回路１０に入力させる。なお、この
位相判定回路１０の出力と、レベル検出回路１２の出力
は利得制御回路１３に入力し、この利得制御回路１３の
出力は前記電圧制御反転増幅回路９に入力し、かつこれ
を経て前記信号合成回路５において主信号ラインの信号
に合成されるようになっている。

この構成において、入力端子１に入力された多重化電話
信号は第１信号分岐回路４で分岐され、その一部は第１
低域通過回路８を通って電話信号の帯域外である低周波
成分（雑音）を通過させ、電圧制御反転増幅回路９で反
転増幅した上で信号合成回路５において主信号に合成さ
れる。

この合成された信号は、更に第２信号分岐回路７で分岐
され、一方は出力端子２から出力され、他方は第２低域
通過回路１１を通ってレベル検出回路１２及び位相判定
回路１０に入力される。レベル検出回路１２では信号レ
ベルに応じた直流電圧を利得制御回路１３に出力する。

また、位相判定回路ＩＯでは第１低域通過回路８からの
信号と位相が比較され、同相か反転かの判定結果を利得
制御回路１３に出力する。

この利得制御回路１３ではレベル検出回路１２と位相判
定回路１０の出力により、電圧制御反転増幅回路９の利
得を大にするか小にするかを判定して信号を出力する。

電圧制御反転増幅回路９では利得制御回路１３からの信
号により利得を変化させ、前記した第１低域通過回路８
を通って信号合成回路５において主信号に合成される反
転信号を制御する。

この結果、主信号には含まれている低周波成分と同一レ
ベルの反転された信号が合成され、この結果低周波成分
が相殺されることになる。したがって、極めて低周波の
成分が含まれている場合でも、大きな値のコンデンサや
コイルが必要とされる高域通過回路を主信号ラインに介
挿することなく該成分を除去することが可能となり、伝
送特性への悪影響を防止できる。

なお、高域の帯域外に雑音が含まれる場合には、第１回
の回路の低域通過回路に代えて高域通過回路を用いれば
、この雑音を除去することが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、主信号に含まれる雑音を
反転して主信号に合成し、かつこのとき主信号に含まれ
る雑音のレベルと位相を検出し、この検出値に基づいて
相殺させる雑音を制御しているので、主信号ラインに帯
域制限回路を介挿することなく帯域外の雑音を除去する
ことができ、主信号の伝送特性に悪影響を与えることな
く雑音を効果的に除去することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック構成図、第２図は
従来のブロック構成図である。 １・・・入力端子、２・・・出力端子、３・・・第１ベ
ースバンドアンプ、４・・・第１信号分岐回路、５・・
・信号合成回路、６・・・第２ヘースバンドアンプ、７
・・・第２信号分岐回路、８・・・第１低域通過回路、
９・・・電圧制御反転増幅回路、１０・・・位相判定回
路、１１・・・第２低域通過回路、１２・・・レベル検
出回路、１３・・・利得制御回路、２１・・・高域通過
回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、信号主ラインに介挿した第１信号分岐回路、信号合
   成回路及び第２信号分岐回路と、前記第１信号分岐回路
   で分岐された信号中の雑音を通過させる第１帯域通過回
   路と、この第１帯域通過回路を通過した雑音を反転して
   前記合成回路で主信号に合成する電圧制御反転増幅回路
   と、前記第２信号分岐回路で分岐された信号中の雑音を
   通過させる第２帯域通過回路と、この第２帯域通過回路
   を通過した雑音のレベルを検出するレベル検出回路と、
   この第２帯域通過回路を通過した雑音と前記第１帯域通
   過回路を通過した雑音の位相を比較する位相判定回路と
   、これら検出されたレベルと位相差により前記電圧制御
   反転増幅回路を制御する利得制御回路とを備えることを
   特徴とする雑音除去回路。