JP3479369B2 - ノイズ除去機能を持つ受信装置 - Google Patents

ノイズ除去機能を持つ受信装置

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JP3479369B2
JP3479369B2 JP00518695A JP518695A JP3479369B2 JP 3479369 B2 JP3479369 B2 JP 3479369B2 JP 00518695 A JP00518695 A JP 00518695A JP 518695 A JP518695 A JP 518695A JP 3479369 B2 JP3479369 B2 JP 3479369B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、インパルスノイズの除
去をはかった受信装置、特に可変利得増幅器を持った受
信装置に関する。 【0002】 【従来の技術】車のイグニッションノイズ等のインパル
スノイズが受信機に入力された場合、復調信号には、大
きなノイズが発生する。そのため、インパルスノイズが
多い周波数で使用する受信機では、このノイズを除去す
る手段が必要となる。この手段を通常、ノイズブランキ
ング手段と称する。従来のノイズブランキング手段を持
つ受信装置を図2に示す。 【0003】図2において、1は線形増幅器であり、受
信高周波信号をリニアに増幅する。2はノイズパルス検
出回路であり、パルス状ノイズを検出時はスイッチ3を
OFFにするノイズブランキング制御信号を出力する。
4は妨害信号除去用の帯域制限フィルタであり、5は利
得可変増幅器であり、外部からの受信可変利得制御信号
の電圧が高くなるに従って自己増幅利得が低下するもの
である。利得可変増幅器5の出力が6の検波器でDC成
分に変換されて、抵抗11とコンデンサ12との並列接
続の時定数回路(充放電回路)10を介して利得制御信
号となる。検波器6と時定数回路10とはフイードバッ
ク回路を構成している。このため増幅器5の出力は、常
に一定となり、7の復調回路に入力される。また検波器
6及び時定数回路10は受信入力が低下もしくはなくな
ったときに、一定時間(抵抗とコンデンサにより決まる
時定数による)後に利得可変回路5の利得を最大にす
る。 【0004】図3には、利得可変増幅器5の特性を示
す。横軸が利得制御信号(電圧)、縦軸が利得を示す。
この2つは互いに直線的な関係であるが、非線形な例も
ありうる。7の復調回路は、各種の変調方式に応じた復
調回路であり、復調信号を出力する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】次に従来の方式での欠
点を示す。図4に従来の回路の各部波形を示す。ここで
図4(1)の様なインパルスノイズを含んだ高周波信号
を入力した場合、図4(2)の様にインパルス検出信号
(ノイズブランキング制御信号)を出力するが、この信
号は、インパルスノイズの幅に比較して大きくなってい
る。これは、検出回路自体の遅れによるものも含まれる
が、図2の1の線形増幅器に歪がある場合は、インパル
スのスペクトラムが拡がるため、受信高周波信号を3の
スイッチでOFFにする時間は、一定時間の幅が必要と
なる。このため、インパルスノイズが短い間隔で連続し
て入ってきた場合には、受信高周波信号のOFF時間が
長くなり、図4(4)の様にOFFの間に利得制御電圧
が低下してしまう。そのため、利得可変増幅器の出力
は、図4(5)に示すようにRF信号がOFFからON
になった瞬間に、波形Aの影響により過大な信号が復調
回路に入力される。図4(6)は、一例で、変調方式が
SSB(J3E)の場合の復調信号を示す。SSB方式
では、復調回路の入力レベルと、復調信号の出力は比例
関係にある。そのため、復調信号は、上記の場合Bの如
く過大となり、受信の明瞭度の悪化となる。また、他の
変調方式でも同様に復調信号のS/N低下や歪率の悪化
等が発生する。 【0006】本発明の目的は、従来技術の問題点のイン
パルス検出信号(ノイズブランキング制御信号)の幅が
大きくなった場合でも、復調信号の劣化を低減すること
のできる受信装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナから
の受信信号を増幅する増幅器と、この受信信号に混在す
るインパルスノイズを検出する検出回路と、妨害信号除
去用の帯域制限フィルタと、上記増幅器とこのフィルタ
との間に設けられ、上記検出回路のインパルスノイズ検
出信号でOFFされ、増幅器出力のフィルタへの入力を
阻止するスイッチと、フィルタ出力を取り込み、フィル
タ出力の大小に係らずそれ自身の増幅出力を常に一定に
するように制御される可変利得増幅器と、この可変利得
増幅器出力を検波する検波回路と、抵抗とコンデンサと
を少なくとも含む時定数回路と、より成り、上記一定出
力になるように可変利得増幅器の利得制御を時定数回路
出力によって行うフイードバック手段と、上記可変利得
増幅器出力を復調する復調回路と、より成ると共に、上
記フイードバック手段での時定数回路にあっては、上記
検出回路でのインパルスノイズ検出信号によって、時定
数回路を構成する上記抵抗をこの時定数回路から切離す
ようにした。 【0008】 【作用】本発明によれば、インパルスノイズ検出時に
は、抵抗切離により時定数回路の時定数が短縮又は零に
等しくなり、検出直前の検波器出力がコンデンサを介し
て受信利得制御信号となる。これによって可変利得増幅
器の利得はその検出直前の検波出力に対応した値とな
り、且つコンデンサのホールド特性により、検出が継続
している間は続いている。従って、インパルスノイズの
検出がなくなった時点でも、コンデンサのホールド特性
で定まる値で利得が与えられているため、インパルスノ
イズの検出がなくなった時点にあっても復調信号の劣化
はなくなる。 【0009】 【実施例】本発明の受信装置の実施例を図1に示す。図
1の1〜7は従来の方式と同じである。本発明では検波
回路6の出力の受信利得制御信号の時定数回路10の抵
抗11に直列にスイッチ8を追加したものである。この
スイッチ8はインパルス検出信号(ノイズ・ブランキン
グ制御信号)が発生した時にON、発生のない時にOF
Fされる。受信高周波信号がスイッチ3でOFFの間
は、スイッチ8もOFFとなり、その間は受信利得制御
電圧も低下しない。これにより図5に本発明の装置の各
部の波形を示すように、復調回路の入力レベルが一定以
上のレベルにならないため(即ち、図4のA、Bの如き
状態が生じないため)復調信号の劣化の低減が可能とな
る。 【0010】 【発明の効果】本発明によれば、インパルスノイズが連
続して入力した場合でも、復調出力の劣化が低減できる
ため、耳で聞いていても、不快感が少い。更に従来の回
路に追加する回路が少なく、効果が大きい、更に復調信
号の劣化時間は、高周波信号のOFFの間だけのため、
データ伝送を行う場合は、誤り率を低減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例図である。 【図2】従来例図である。 【図3】可変利得増幅器の特性図である。 【図4】従来例の波形図である。 【図5】本発明の波形図である。 【符号の説明】 1 線形増幅器 2 ノイズ・パルス検出回路 3、8 スイッチ 4 帯電制御フィルタ 5 利得可変増幅器 6 検波回路 7 復調回路 10 時定数回路 11 抵抗 12 コンデンサ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アンテナからの受信信号を増幅する増幅
    器と、 この受信信号に混在するインパルスノイズを検出する検
    出回路と、 妨害信号除去用の帯域制限フィルタと、 上記増幅器とこのフィルタとの間に設けられ、上記検出
    回路のインパルスノイズ検出信号でOFFされ、増幅器
    出力のフィルタへの入力を阻止するスイッチと、 フィルタ出力を取り込み、フィルタ出力の大小に係らず
    それ自身の増幅出力を常に一定にするように制御される
    可変利得増幅器と、 この可変利得増幅器出力を検波する検波回路と、抵抗と
    コンデンサとを少なくとも含む時定数回路と、より成
    り、上記一定出力になるように可変利得増幅器の利得制
    御を時定数回路出力によって行うフイードバック手段
    と、 上記可変利得増幅器出力を復調する復調回路と、 より成ると共に、上記フイードバック手段での時定数回
    路にあっては、上記検出回路でのインパルスノイズ検出
    信号によって、時定数回路を構成する上記抵抗をこの時
    定数回路から切離すようにしたノイズ除去機能を持つ受
    信装置。
JP00518695A 1995-01-17 1995-01-17 ノイズ除去機能を持つ受信装置 Expired - Lifetime JP3479369B2 (ja)

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