JP2921375B2 - 音声リミッタ装置 - Google Patents

音声リミッタ装置

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JP2921375B2 JP32309493A JP32309493A JP2921375B2 JP 2921375 B2 JP2921375 B2 JP 2921375B2 JP 32309493 A JP32309493 A JP 32309493A JP 32309493 A JP32309493 A JP 32309493A JP 2921375 B2 JP2921375 B2 JP 2921375B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声リミッタ装置に関
し、特に、音声信号のレベルを制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声リミッタ装置は一般的に、平
均変調度を上げるために被変調信号を周波数分解し、分
解したそれぞれの周波数分布においてゲイン調整を行っ
ている。この関係を以下により具体的に説明する。
【0003】図4に従来の音声リミッタ装置の回路構成
例を示す。この構成例では、ディジタル音声入力信号1
は入力回路2でL、Rチャンネルに分離されたディジタ
ル音声信号3とされ、その後ローパスフィルタ回路1
4、バンドパスフィルタ回路15およびハイパスフィル
タ回路16によりそれぞれ低域部信号17、中域部信号
18および高域部信号19に分離される。分離後のそれ
ぞれの信号が入力素材の種類により聴感上、平均変調度
を高めるようレベル制御回路20でレベルの制御がさ
れ、信号21、22、23が出力される。更に帯域毎に
異なった利得特性の設定がされたリミッタ回路24によ
り処理され、低域出力信号25、中域出力信号26およ
び高域出力信号27は、合成出力回路28で1の出力音
声信号13とされ出力される。
【0004】上記の従来例は、ディジタル音声信号をフ
ィルタで各帯域毎の音声信号に分離し、分離したそれぞ
れの音声信号に直接リミッタをかけている。これに対し
図5に示した他の従来例は、ディジタル音声信号3を各
帯域毎に振り分け、それぞれの帯域毎にレベル検出回路
6でレベルを検出し、これらの検出信号29、30、3
1をそれぞれ折れ線データ定数テーブル回路8に入力し
制御信号となる定数9を生成し、この定数9により乗算
回路10で音声信号の周波数特性を変換している。変換
後の音声信号11は、出力回路12でアナログ信号13
に変換されて出力される。
【0005】本発明に関連する従来技術例を掲示する
と、特開平4−277823号公報、特開平4−922
56号公報、特開平3−296904号公報、特開平2
−285804号公報等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様に従来の音声リミッタ装置では、入力信号を帯域毎
に振り分け、振り分けたそれぞれの帯域毎にリミッタ回
路を持つか、または、リミッタ回路は1つであっても入
力信号のレベルの調整処理を帯域毎に分離して行ってい
る。この様な回路構成のために回路の規模が大きくな
り、フィルタの設定が複雑になる。また、帯域を分割し
て音声信号のレベルを制御するため、振り分けられた各
帯域の接続点で不連続性を生じ、レベル調整後の出力信
号に歪を発生し易いという問題を伴う。
【0007】本発明は、回路構成がより単純であり且つ
信号に歪を生じ難い音声リミッタ装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の音声リミッタ装置は、ディジタル音声入力
信号の任意の周波数成分のレベルを調整して出力するイ
コライジング手段と、出力されたディジタル音声信号の
レベルを検出し、検出したデータを出力するレベル検出
手段と、検出したデータの値に対する所定の定数が予め
記憶されており、データの値に対応した所定の定数を出
力する折れ線データ定数テーブル手段と、定数を制御信
号としてディジタル音声入力信号のレベルを圧縮または
伸張処理する乗算手段とを有し、イコライジング手段に
よりディジタル音声入力信号のレベルを調整した後のデ
ィジタル音声信号を乗算手段の制御信号に用い、ディジ
タル音声入力信号のレベルの調整を行うことを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】本発明の音声リミッタ装置によれば、ディジタ
ル音声入力信号のレベルを調整し、調整後のディジタル
音声入力信号のレベルを検出し、検出した値に基づき所
定の定数を出力し、この定数を制御信号としてディジタ
ル音声入力信号のレベルを調整するため、周波数分解す
ることなく連続的にディジタル音声信号のレベルを調整
することができる。
【0010】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による音声リ
ミッタ装置の実施例を詳細に説明する。図1を参照する
と本発明の音声リミッタ装置の一実施例が示されてい
る。実施例および従来例の回路構成において、特に区別
を必要としない同一機能部には同一の符号が付加されて
いる。
【0011】図1の装置は、入力回路2、イコライジン
グ回路4、レベル検出回路6、折れ線データ定数テーブ
ル回路8、乗算回路10、出力回路12の各回路部によ
り構成されている。
【0012】入力回路2は、AES/EBU(Audio Eng
neering Society/European Broadcasting Union)フォ
ーマットのディジタル音声信号から、L、Rチャンネル
のディジタル音声信号に変換し、変換したディジタル音
声入力信号を出力する回路部である。
【0013】イコライジング回路4は、ディジタル音声
信号を入力信号とし、任意の周波数成分または予め分割
された任意の周波数成分についてレベルをコントロール
し、コントロールしたイコライジング音声信号を出力す
る回路部である。図2は、イコライジング回路の一の特
性設定例であり、周波数対ゲインの特性例を示してい
る。この特性は、略102[Hz]および103[Hz]
を境界とし、低域周波数帯、中域周波数帯、高域周波数
帯の3つの周波数帯に分割し、それぞれの領域のゲイン
特性を定めたものである。各帯域の低域側分離周波数3
2、高域側分離周波数33および各帯域イコライジング
曲線の傾きは任意に設定することが可能である。また、
各帯域の境界に特性の段差は生じていない。
【0014】レベル検出回路6は、入力信号のレベルを
検出し、検出したデータを出力する回路部である。本実
施例では、イコライジング回路から出力されるイコライ
ジングのかかったディジタル音声信号を入力信号とし、
入力信号のレベルに応じた検出データを出力する。
【0015】折れ線データ乗数テーブル8は、入力され
るデータに基づき所定の定数を出力する回路部である。
この入力されるデータと出力する定数の関係は、予め内
部のメモリに定数テーブルとして任意の特性を持った入
出力特性を記憶させておく。実施例において、レベル検
出回路6から入力されるデータの状態に応じて出力する
定数が定まる。
【0016】乗算回路10は、制御信号の定数によりデ
ィジタル音声信号のレベルを圧縮もしくは伸張処理する
回路部である。
【0017】出力回路12は、入力されたディジタル音
声信号をアナログ音声信号に変換し、変換後のアナログ
信号を出力する回路部である。
【0018】上記の各回路部で構成される音声リミッタ
装置は、AES/EBUフォーマットのディジタル音声
信号を入力回路2によりL、Rチャンネルのディジタル
入力音声信号3とする。L、Rチャンネルに分離された
ディジタル音声入力信号3に、イコライジング回路4に
より任意の周波数成分のゲイン補正が施される。このゲ
イン補正の特性の一例が図2に示されている。イコライ
ジングのかけられた音声信号5はレベル検出回路6に加
えられ、そのレベルが検出されたデータは検出信号とし
て出力される。この検出信号7は、折れ線データ定数テ
ーブル回路8へ入力される。折れ線データ定数テーブル
回路8は、入力される検出信号のデータの値に応じた定
数9を出力する。この定数9は乗算回路10へ入力さ
れ、定数9に基づいた特性の変更がディジタル音声入力
信号3に施される。レベル特性の変更処理が施されたデ
ィジタル音声信号は、出力回路12でアナログ音声信号
13に変換され出力される。以上の手順に基づく入出力
信号の特性例を図3に示している。
【0019】上記の信号処理によれば、各帯域の低域側
分離周波数32、高域側分離周波数33および各帯域イ
コライジング直線の傾きを図2のように低域、高域とも
「+」方向に設定したり逆に低域、高域とも「−」方向
に設定することも可能である。また、このイコライジン
グ回路4で、入力信号3に予め図2等の特性曲線で示さ
れるイコライジングをかけることにより、ウエイティン
グのかかった成分に対し圧縮比の高いレベルコントロー
ルを行うことが可能となる。具体的には、折れ線定数デ
ータテーブル回路8と乗算回路10とによりリミッタ回
路を構成し、極めてシンプルな回路により、入力の音声
素材に応じた適切なリミッタ機能を構成することができ
る。以上の構成により回路の単純化、調整工数の削減、
歪信号の低減等を達成することができる。
【0020】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるが本発明はこれに限定されるものではなく
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可
能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
音声リミッタ装置は、ディジタル音声入力信号のレベル
を調整し、調整後の信号のレベルを検出し、検出した値
に基づく所定の定数を制御信号としてディジタル音声入
力信号のレベルを調整する。このため、被調整のディジ
タル音声信号の周波数分解を必要とせず、回路構成が単
純化され、調整および設定が簡単となる。また、1ルー
プの構成回路によって全周波数領域のディジタル音声入
力信号のレベル調整が可能なため、連続的なレベル調整
が担保され、調整後のディジタル音声信号に非連続特性
による歪の発生を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声リミッタ装置の一実施例を示す構
成ブロック図である。
【図2】図1の音声リミッタ装置を構成するイコライジ
ング回路の周波数特性の設定例を示した図である。
【図3】図1の音声リミッタ装置による入出力特性例を
示した図である。
【図4】従来技術による音声リミッタ装置の構成例を示
したブロック図である。
【図5】従来技術による音声リミッタ装置の構成例を示
したブロック図である。
【符号の説明】
1 ディジタル音声入力信号 2 入力回路 3 ディジタル音声信号 4 イコライジング回路 5 イコライジング音声信号 6 レベル検出回路 7 レベル制御信号 8 折れ線データ定数テーブル回路 9 制御定数 10 乗算回路 11 被制御音声信号 12 出力回路 13 出力音声信号

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル音声入力信号の任意の周波数
    成分のレベルを調整して出力するイコライジング手段
    と、 前記出力されたディジタル音声信号のレベルを検出し、
    検出したデータを出力するレベル検出手段と、 前記検出したデータの値に対する所定の定数が予め記憶
    されており、前記データの値に対応した前記所定の定数
    を出力する折れ線データ定数テーブル手段と、 前記定数を制御信号として前記ディジタル音声入力信号
    のレベルを圧縮または伸張処理する乗算手段とを有し、 前記イコライジング手段により前記ディジタル音声入力
    信号のレベルを調整した後のディジタル音声信号を前記
    乗算手段の制御信号に用い、前記ディジタル音声入力信
    号のレベルの調整を行うことを特徴とする音声リミッタ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記音声リミッタ装置は、さらに前記デ
    ィジタル音声入力信号をLチャンネルおよびRチャンネ
    ルのディジタル音声信号に変換する入力手段を有し、前
    記イコライジング手段、前記レベル検出手段、前記折れ
    線データ定数テーブル手段および前記乗算手段は、前記
    LチャンネルおよびRチャンネルのそれぞれに具備され
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載の音声
    リミッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記イコライジング手段によるレベルの
    調整は、予め分割された任意の周波数成分において行わ
    れることを特徴とする請求項1記載の音声リミッタ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記折れ線データ定数テーブル手段に記
    憶されている前記所定の定数は、入力されるデータと出
    力する定数の関係が定数テーブルとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の音声リミッタ装置。
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