JPH01316746A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH01316746A
JPH01316746A JP14900588A JP14900588A JPH01316746A JP H01316746 A JPH01316746 A JP H01316746A JP 14900588 A JP14900588 A JP 14900588A JP 14900588 A JP14900588 A JP 14900588A JP H01316746 A JPH01316746 A JP H01316746A
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JP
Japan
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photosensitive material
processing
tank
water
bleach
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Application number
JP14900588A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP14900588A priority Critical patent/JPH01316746A/ja
Publication of JPH01316746A publication Critical patent/JPH01316746A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する際に適
用される感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、露光後のハロゲン化銀写真感光材料(以下、感
光材料という、)は、現像、漂白定着、水洗、乾燥の工
程が施されるようになっている。
この場合用いられる処理機としては、例えば、第3図に
示すものが挙げられる。 第3図に示されるように、処
理機10は、現像液2を収納する現像槽12、漂白定着
液3を収納する漂白定着槽13、水洗水4を収納する水
洗槽14〜16を処理槽として有するものである。
そして感光材料Sは、現像槽12、漂白定着槽13、水
洗槽14〜16を順次搬送されて処理されることとなり
、処理後の感光材料Sは乾燥部18に搬送されて乾燥さ
れることとなる。
この場合、感光材料Sが処理される際、持ち出しによっ
て現像液、漂白定着液等の処理液が減少する問題がある
また、感光材料Sが、例えば、現像された後、現像槽1
2から漂白定着槽13へと搬送される際感光材料Sが現
像液2を持ち出すため。
漂白定着槽13内の漂白定着液3が汚染されてしまうと
いう問題がある。 この汚染によりカラー感光材料では
復色不良のトラブルや場合によっては脱銀不良のトラブ
ルが発生する。
このような問題に対処するため、図示例の処理機10で
は感光材料Sが持ち出す現像液2を現像槽12内に拭い
落として戻すスクイジー51が設置されている。
同様の目的で漂白定着槽13にはスクイジー53が、ま
た乾燥し易くするために水洗槽16にはスクイジー55
が、それぞれ設置されている。
また、現像液や漂白定着液等の処理液の疲労、具体的に
は感光材料の処理疲労、液の経時疲労、場合によっては
前液の混入による劣化疲労が問題となり、通常、処理液
の補充や再生が行われている。
従って、図示例では、現像補充液20を補充するための
現像補充槽22と漂白定着補充液30を補充するための
漂白定着補充槽23とを設置して補充を行う構成として
いる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記の処理機では、スクイジーにより、感光材
料から各処理液を拭い落として、各処理槽中の処理液の
持ち込み、持ち出しや汚染を防止しているが、乳剤層中
に含浸される処理液は除去できないので、このような方
法では特に補充量が多い時を除いては、複数処理液の汚
染防止は十分ではなく、感光材料の処理液の持ち込み、
持ち出しが問題となる。
また、このような問題に起因して写真性能も劣化する。
 特に、黒白感光材料では、物理現像ムラが生じる問題
があり、カラー感光材料では復色不良が生じる問題があ
る。
さらには、処理液の補充量は少量にすることが望まれて
いるが、この点からも感光材料による持ち込み、持ち出
しをなくすことが望ましい。
本発明の主たる目的は、処理槽間の処理液の持ち出しを
なくすことができ、また処理液の、持ち込みもなくすこ
とができ、その結果黒白感光材料では物理現像ムラの防
止、カラー感光材料では復色不良の防止等により写真性
能の劣化がなく、処理液の補充量を少なくすることがで
きる感光材料処理装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の感光材料処理装置は
、露光後の感光材料を搬送して処理槽内に収納した処理
液で処理するものであって、処理液通過後の搬送経路に
ローラを配置し、このローラ周面に感光材料を接触させ
負圧によって前記処理槽内の処理液を感光材料から除去
するように構成したものである。
上記において、2種以上の処理液を収納する複数の処理
槽を有する感光材料処理装置にては、前記ローラは処理
槽間の搬送経路に配置することが好ましく、感光材料か
ら除去した第1の処理液は第1の処理槽に戻すことが好
ましい。
く作用〉 本発明によれば、露光後の感光材料は処理工程に従って
第1の処理槽に収納された第1の処理液、第2の処理槽
に収納された第2の処理液と順次通過して処理される。
 この場合、第1の処理液で処理した後感光材料に第1
の処理槽と第2の処理槽との間に配置したローラのロー
ラ周面を接触させローラ内部な負圧にして感光材料から
第1の処理液を除去してから第2の処理液で処理される
この場合、前記のローラは最後段の処理槽の後流であっ
てもよい。
そして、上記において感光材料から除去した第1の処理
液は第1の処理槽内に戻して補充液とされることが好ま
しい。
〈実施例〉 実施例について図面を参照にして説明する。
第1図には、本発明の感光材料処理装置(以下、処理機
と略す)1の概略構成図が示される。
第1図に示されるように、処理機1は、露光後の感光材
料Sが処理される処理工程である現像、漂白定着、水洗
の各工程に対応して、現像液2を収納する現像槽12、
漂白定着液3を収納する漂白定着槽13、水洗水4を収
納する水洗槽14〜16を有し、現像槽12と漂白定着
槽13との間には現像後の感光材料Sに水接触を行う際
に用いる水5を収納する水接触槽20が設置される。 
また、水洗槽16の後流には処理後の感光材料Sを乾燥
する乾燥部18が設置される。
現像槽12には、現像後の感光材料Sの乳剤層設層側の
面にローラ周面を接触させローラ内部な負圧にすること
によって乳剤層中に含有される現像液2を除去するため
のローラ対71.72が設置される。
同様の目的で水接触槽20にはローラ対73.74が、
漂白定着層13にはローラ対75.76がそれぞれ設置
される。
また水洗槽16には水洗後の感光材料の乾燥を促すため
にローラ対77.78が設置される。
図示例では、乳剤層設層側の面がローラ71.73.7
5.77と接触するような構成としているため、ローラ
71.73.75.77のそれぞれの内部を負圧とし感
光材料S表面に担持あるいは乳剤層中に含有される処理
液等を吸収するような構成とすればよい。
このような構成のローラとして、第2図には、代表的に
、ローラ71の概略構成図が示される。 第2図に示さ
れるように、ローラ71は、ローラ周面とローラ内部を
貫通する小穴711が設けられている。 この小穴71
1は現像液2を吸引するためのものであり、小穴711
の大きさは径31程度とし、小穴は約1OIIII11
程度の間隔に設ければよい。
ローラの材質は上記の構造が可能であれば、特に制限は
なく、アルミニウム等の金属、樹脂、ゴム等のいずれで
あってもよい。
また、ローラ71には、図示のように、スポンジ等の多
孔質材で形成された被包部712を設け、現像液2の吸
引を容易とすることが好ましい、 同様に、ローラ71
内部にも多孔質材で形成された吸収部714を設け、吸
引された現像液2のローラ71内部への吸収を容易とす
ることが好ましい、 この場合、多孔質材の気孔率は、
85%程度のものを用いるとよい。
なお1図中の矢印は吸引された現像液2の流れを模式的
に示すものである。
また、ローラ71内部な負圧とするには図示のように、
ポンプPによればよい、 この場合のポンプPとしては
真空ポンプ、水流ポンプ等のいずれであってもよく、ロ
ーラ71内部の圧力は0.5〜0.98気圧程度とする
このようにしてローラ71によって吸引された現像液2
は、ローラ71内あるいはローラ71外に設置された液
留め(図示せず)に貯溜するようにし、適宜、現像液2
は現像槽12にバイブ等の所定の手段(図示せず)によ
り戻すのがよい。
一方、ローラ71と対をなすローラ72は、ローラ71
と同期して回転し、感光材料Sを搬送するような構成で
あれば、その構造において特に制限はない。
この場合に右いて、ローラ対71.72はニップローラ
対であることが好ましく、ニップローラとすることによ
り感光材料Sの乳剤層に含有される現像液2を押圧によ
り押し出す効果が得られる。
また、感光材料Sがバック層を有するものである場合、
ローラ72はローラ71と同じ構造とすることが好まし
い。
以上においては、ローラ対71.72について説明した
が、ローラ対73.74、ローラ対75.76およびロ
ーラ対77.78についても同様の構造および構成とす
ればよい。
また、第2図においては現像液2の吸引は小穴711を
設けることによって行う構成としたが、これに限定され
るものではなく、その他、直接小穴711のままのロー
ラでもよいし、硬質の多孔質材のものであれば、小穴7
11を形成する芯材を用いず、そのまま中をくりぬいた
ものであってもよい。
さらに、本発明の処理機lは現像槽12内に現像補充液
20を補充するための現像補充槽22と漂白定着補充液
30を補充するための漂白定着補充槽23とを有する。
現像補充槽22は現像槽12とパイプ等の連通可能な結
合手段63により接続され、適宜、ポンプ(図示せず)
等により現像補充液20を補充するような構成とすれば
よい。
また、漂白定着補充槽23は、現像補充槽22と同様に
、漂白定着槽13と結合手段65により接続され、漂白
定着補充液30を補充するような構成とすればよい。
その他、上記の処理機1には、現像液2、漂白定着液3
を再生する手段、温度を調節する手段等を適宜設置して
もよい、 これらの具体的な手段としては公知のものを
用いることができる[フジカラープロセシングマニニア
ル“処理品質管理法” cp−20、cp−30の部、
J、 Appl、 Phot、 Eng、 、 ’g、
 141 (1979)等]。
以下、本実施例における処理機1の動作について説明す
る。
露光後の感光材料Sは、現像槽12中の現像液2内に搬
入されて現像される。
現像後の感光材料Sは、ローラ対71.72のところに
搬送されて、感光材料S内、特に乳剤層中の現像液2が
吸引されて除去される。
この場合の現像液2の吸引による除去量は251d/請
8程度となる。
この吸引された現像液2は、現像槽12内に戻すようす
ることが好ましい、 このとき、直接、戻しても現像補
充槽22内に戻すようにしてもよい。
水吸引された感光材料Sは水接触槽20内に搬入されて
水接触が行われる。
この゛水接触により、感光材料Sに担持され′た現像液
2は完全に水5によって除去され、かつ感光材料S中に
上記ローラ対71.72によって吸引されずに残った現
像液2も水5によって置換される。
水接触が行われた感光材料Sは水接触槽20のローラ対
73.74によって前記したローラ対71.72と同様
に水5が吸引されて除去される。
この場合の水の吸引による除去率は現像液の場合と同様
である。
また、吸引した水は水接触槽20内に戻すことが好まし
い。
水接触に用いる水5には保恒剤を含ませることが好まし
く、その他力ブリ防止剤を含ませてもよい。
この水接触に用いた水は、回収して現像補充槽22内の
現像補充液20の調液に用いてもよい。
その後、感光材料Sは漂白定着槽13に搬入されて漂白
定着が行われる。 漂白定着された感光材料Sは、ロー
ラ対75.76によって前記と同様に漂白定着液3が吸
引されて除去される。
この場合の漂白定着液3の吸引による除去量は現像液の
場合と同様である。
また、吸引した漂白定着液3は漂白定着槽13内に戻す
ようにすることが好ましい、 このとき、直接、戻して
も漂白定着補充槽23内に戻すようにしてもよい。
その後、感光材料Sは水洗槽14.15.16内の水洗
水4に順次搬入されて水洗が行ゎれる。
水洗後の感光材料Sはローラ対77.78により水洗水
4が吸引されて除去される。
その後、感光材料Sは乾燥部18内で乾燥される。
上述のように、各ローラ対により感光材料S中の処理液
等を吸引して除去しているため、各槽内の持ち出しによ
る液量の減少が防止できる。 また各処理液の持ち込み
、持ち出しがなくなり、各処理液の汚染が防止される。
 従って各処理液の補充液の使用量を減少させることが
でき、各処理液の再生も容易となる。
さらには、吸引した各処理液を用いて、それぞれ、各処
理補充液を調製すれば補充する薬品を減少することがで
きる。
本発明の処理機は、第1図に示されるような態様に限定
されるものではない。
例えば、図示例では現像槽12、水接触槽20、漂白定
着槽13、水洗槽16にそれぞれ処理液等を除去するロ
ーラ対を設置する構成としているが、例えば水接触槽2
o内のローラ対73.74のみを残し、他のローラ対7
1.72、ローラ対75.76およびローラ対77.7
8をスクイジー等の他の手段とするなどしてもよい。
この場合の他の手段としては、ニップしぼり、ブレード
、バキエームチェンバー等が挙げられる。
また、図示例では、現像槽12と漂白定着槽13との間
に水接触槽2oを設置する構成となっているが、さらに
、漂白定着槽13と水洗槽14との間に水接触槽を設置
してもよい。
さらには、本発明においては、水接触槽を必ずしも設置
する必要はない。
また、後述の処理工程にあわせて、種々の処理槽の組合
せが可能である。
さらには、図示例では補充方式を採用したものとなって
いるが、無補充方式のものであってもよい。
本発明の感光材料処理装置に用いられる感光材料として
は、種々のカラーおよび黒白感光材料のいずれであって
もよい、 例えば、カラーネガフィルム、カラー反転フ
ィルム、カラー印画紙、カラーポジフィルム、カラー反
転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真感光材料、黒
白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等が
挙げられる。
また、具体的な処理工程は、上記の感光材料に応じたも
のとすればよく、種々の公知の工程が適用可能である。
 一般には、現像、漂白定着、水洗の工程が施される。
漂白定着は、漂白、定着の2工程としてもよい。
また、カラー現像、第一定着、漂白定着のような組合わ
せも可能である6 その他、必要に応じて前硬膜浴、中和浴、第一現像(黒
白現像)1画像安定浴等の諸工程が組合わされる。
さらには、水洗処理のかわりに実質的な水洗工程を設け
ず、いわゆる゛°安定化処理”だけを行うなどの簡便な
処理方法を用いることもできる。
黒白現像液には、ジヒドロキシベンゼン類(例えばハイ
ドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例えば1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン)、アミノフェノール類(例えば
N−メチル−p−アミンフェノール)等の公知の現像主
薬を単独あるいは組合わせて用いることができる。
カラー現像液は、 f19に、発色現像主薬を含むアル
カリ性水溶液から構成される。
発色現象主薬としては、芳香族第一級アミン系現像薬が
挙げられ、好ましいものとしてp−フェニレンジアミン
誘導体が挙げられる。
以下にこの代表例を示す。
D−I   N、N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン D−22−アミノ−5−ジェチルアミノトルエン D−32−アミノ−5−(N−エチル−N−ラウリルア
ミノ)トルエン D−44−[、N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノアニリン D−52−メチル−4−[N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)アミ ノ]アニリン D−6N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエ
チル)−3−メチル −4−アミノアニリン D−7N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノフェニル
エチル)メタンスル ホンアミド D−8N、N−ジメチル−p−フェニレンジアミン D−94−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メト
キシエチルアニリン D−104−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β
−エトキシエチルアニ リン D−114−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β
−ブトキシエチルアニ リン また、これらのp−フェニレンジアミン誘導体は硫酸塩
、塩酸塩、亜硫酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの
塩であってもよい、 上記化合物は、米国特許第2.1
93.015号、同第2.552.241号、同第2,
566゜271号、同第2.592.364号、同第3
.656.950号、同第3.698.525号等に記
載されている。 この芳香族−級アミン現像主薬の使用
量は現像液In当り約0.1g〜約20g、さらに好ま
しくは約0.5g〜約logの濃度である。
本発明におけるカラー(発色)ないし黒白現像液の処理
温度は、30℃〜50℃が好ましく、さらに好ましくは
33℃〜42℃である。
補充量は感光材料lゴ当り30d〜200〇−1好まし
くは30d〜1500mlである。
廃液量低減の観点で、これらの補充量は少ない方が好ま
しい。
また、発色現像液にベンジルアルコールを含有させる場
合は2.0mj!/J!以下が好ましく、0.5mJ!
/ε以下がより好ましい、 望ましいのはベンジルアル
コール無添加の場合である。 発色現像時間は2分30
秒以内が好ましく、10秒以上2分30秒以内がさらに
好ましい、 最も好ましいのは45秒以上2分以内の場
合である。
この他り、F、A、メイソン著「フォトグラフィック・
プロセシング・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊
(1966年)の226〜229頁、米国特許第2.1
93゜015号、同第2.592.364号、特開昭4
8−64933号などに記載のものを用いてもよい。
現像液はその他、アルカリ金属の亜硫酸塩、炭酸塩、ホ
ウ酸塩、リン酸塩のようなpH41街剤、臭化物、沃化
物、有機カブリ防止剤のような現象抑制剤ないしカブリ
防止剤などを含むことができる。 また必要に応じて、
硬水軟化剤、亜硫酸ナトリウム、ヒドロキシルアミンの
ような保恒剤、ベンジルアルコール、ジエチレングリコ
ールのような有機溶剤、ポリエチレングリコール、四級
アンモニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素形
成カプラー、競争カプラー、ナトリウムポロンハイドラ
イドのようなかぶらせ剤、1−フェニル−3−ピラゾリ
ドンのような補助現像薬、粘性付与剤、米国特許第4.
083,723号に記載のポリカルボン酸系キレート剤
、西独公開(OLS)2,622.950号に記載の酸
化防止剤などを含んでもよい。
漂白または漂白定着処理に適用される漂白剤としては、
例えば鉄(■)、コバルト(III )、クロム(■)
、銅(II )などの多価金属の化合物、過酸類、キノ
ン類、ニトロソ化合物等が用いられる。 例えば、フェ
リシアン化物、1!クロム酸塩、鉄(III)またはコ
バルト(III)の有機錯塩、例えばエチレンジアミン
四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1.3−ジアミノ−2−プ
ロパツール四酢酸などのアミノポリカルボン酸類あるい
はクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸の錯塩;過
硫酸塩、過マンガン酸塩;ニトロソフェノールなどを用
いることができる。 これらのうちフェリシアン化カリ
、エチレンジアミン四酢酸鉄(nBナトリウムおよびエ
チレンジアミン四酢酸鉄(■りアンモニウムは特に有用
である。 エチレンジアミン四酢酸鉄(III )錯塩
は独立の漂白液においても、−浴漂白定着液においても
有用である。
漂白または漂白定着液には、米国特許筒3゜042.5
20号、同第3.241.966号、特公昭45−85
06号、特公昭45−8836号などに記載の漂白促進
剤、特開昭53−65732号に記載のチオール化合物
の他、種々の添加剤を加えることもできる。
水洗工程に用いられる水洗水には、必要に応じて公知の
添加剤を含有させることができる。
例えば、無機リン酸、アミノポリカルボン酸、有機リン
酸等のキレート剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止す
る殺菌剤・防ばい剤、マグネシウム塩、アルミニウム塩
等の硬膜剤、乾燥負荷、ムラを防止するための界面活性
剤などを用いることができる。 ま た は 、L 、
  E 、 West、  ”Water Quali
ty Cr1teria″Phot、 Sci、 an
d Eng、、vol、9 No、B  P344〜3
59 (1965)等に記載の化合物を用いることもで
きる。
安定化工程に用いる安定液としては、色素画像を安定化
される処理液が用いられる。 例えば、pH3〜6の緩
衝能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリン)を
含有した液などを用いることができる。 安定液には、
必要に応じて蛍光増白剤、キレート剤、殺菌剤、防ばい
剤、硬膜剤、界面活性剤などを用いることができる。
具体的な処理工程は、感光材料の種類による。
その例を以下に示す。
例1.カラーベーパー(AgBrCn乳剤使用) (1−11L里工J!    u    uJ!発色現
像   33℃   3.5分 漂白定着   33℃   2.0分 水   洗   28〜35℃  3.0分[1−21
処理処方 L1ニュ11 ニトリロ三酢酸・3Na      2.0gベンジル
アルコール        15m交ジエチレングリコ
ール       10m1NatsOs      
      2.OgKBr            
  0.5gヒドロキシルアミン硫酸塩    3.0
g4−アミノ−3−メチル−N− エチル−N−[β−(メタンス ルホンアミド)エチル]−p− フェニレンジアミン・硫酸塩   5.0gNa1CO
8(1水塩)     30.0g水を加えて全量で 
      1000m51(pH10,1) 濫迫fl羞 チオ硫酸アンモニウム(54wt%)150m51Na
黛SOs             15gNH4(F
 e (m)(E D TA)J     55 gE
DTA・2Na           4g水を加えて
全量で       1000m51(pH6,9) 例2.多層印画紙(AgBrCβ乳剤使用)(2−1)
 L!l工Ji    l−1WjJL且1カラー現像
  38℃   1分40秒漂白定着 30〜34℃ 
1分00秒 水  洗  ■  30〜34℃     20秒水 
 洗  0 30〜34℃     20秒水  洗 
 ■  30〜34℃     20秒乾     燥
  70〜80℃     50秒(水洗■→■への3
タンク向流方式とした。)(2−21処理処方 り之二且IJ 水                        
  8 0 0 mllジエチレントリアミン五酢酸 
  1.0g1−ヒドロキシエチリテン−1,1 −ジホスホン酸(60%)    2.0gニトリロ三
酢酸         2.0gベンジルアルコール 
       16m$1ジエチレングリコール   
    エ0II151亜硫酸ナトリウム      
  2.0g臭化カリウム          0.5
g炭酸カリウム            30gN−エ
チル−N−(β−メタンスル ホンアミドエチル)−3−メチル −4−アミノアニリン硫酸塩  5.5gヒドロキシル
アミン硫酸塩    3,0g蛍光増白剤(WHITE
X4B。
住人化学製)          1.5g水を加えて
          1000dpH(25℃)   
     10.25見迫n腋 水                        
 400m1チオ硫酸アンモニウム(70%)    
200all亜硫酸ナトリウム         20
gエチレンジアミン四酢酸鉄(Ift )アンモニウム
          Bogエチレンジアミン四酢酸二
ナトリ ラム              10g水を加えて 
         1000dpH(25℃)    
     7.00水」L液 ベンゾトリアゾール       1.0gエチレンジ
アミン−N、N。
N’、N′−テトラメチレン ホスホン酸          0.3g水を加えて 
         1000 m1pH(25℃>  
       7.50例3.多層印画紙(AgCβ乳
剤使用)(3−1)11工1   l−1区里笠澗カラ
ー現像  35℃    45秒 漂白定着 30〜36℃ 45秒 安  定  ■  30〜37℃   20秒安置 定
  ■  30〜37℃    20秒置  定  ■
  30〜37℃    20秒置  定  ■  3
0〜37℃    30秒乾     燥  70〜8
5℃    60秒(安定■−■への4タンク向流方式
とした。)T3−21  処jUL方 立j−」Ll贋 水                        
 8 0 0 muエチレンジアミン四酢酸     
2.0g5.6−シヒドロキシベンゼン ー4,2.4−トリスルホン酸 0.3gトリエタノー
ルアミン      8.0g塩化ナトリウム    
     1.4g炭酸カリウム          
  25gN−エチル−N−(β−メタン スルホンアミドエチル)−3 一メチルー4−アミノアニリ ン硫酸塩           5.0gジエチルヒド
ロキシルアミン   4.2g蛍光増白剤(4,4′−
ジアミ ノスチルベン系)   2.0g 水を加えて          1000m100O(
25℃)       10.05見旧JLL腋 水                        
 4 0 0 m$1チオ硫酸アンモニウム(7G%)
     100mM亜硫酸ナトリウム       
  17gエチレンジアミン四酢酸鉄(III )アン
モニウム          55gエチレンジアミン
四酢酸二ナトリ ラム               5g氷酢酸   
            9g水を加えて      
    1000m交pH(25℃)        
5.40安」L液 ホルマリン(37%)          0.1゜ホ
ルマリン−亜硫酸付加物    0.7g5−クロロ−
2−メチル−4− イソチアゾリン−3−オン  0.02g2−メチル−
4−イソチアゾリ シー3−オン        0.01g硫酸銅   
        0.005g水を加えて      
    1000!IdlpH(25℃)4.0 例4.多層カラーネガフィルム (AgBrI乳剤使用) (4−1) L!L二J    1j」Ll  #−1
発色現像 3分15秒 38℃ 漂     白    1分00秒    38℃漂白
定着 3分15秒 38℃ 水  洗  ■       40秒   35℃水 
 洗  0   1分00秒    35℃安    
 定       40秒   38℃乾     燥
    1分15秒   55℃+4−21  処Jl
方 Lj:」Lj贋 ジエチレントリアミン      1.Og五酢酸 l−ヒドロキシエチリデン    3.0g−1,1−
ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム        4,0g炭酸カリウ
ム         30.0g臭化カリウム    
      1・4gヨウ化カリウム        
 1.5Bヒドロキシルアミン硫酸塩    2.4g
4−(N−エチル−N−〇−4,5g ヒドロキシエチルアミノ) −2−メチルアニリン硫酸塩 水を加えて           1.09pH10,
05 逼」L液 エチレンジアミン四酢酸第  120.0g二鉄アンモ
ニウムニ水塩 エチレンジアミン四酢酸二   10.0gナトリウム
塩 臭化アンモニウム      100.0g硝酸アンモ
ニウム       10.0g漂白促進剤     
   0.005モルアンモニア水(27%)    
    15.0m1l水を加えて         
  1.01pH6,3 温1」L1麓 エチレンジアミン四酢酸第   50.0g二鉄アンモ
ニウムニ水塩 エチレンジアミン四酢酸二    5.0gナトリウム
塩 亜硫酸ナトリウム        12.0チオ硫酸ア
ンモニウム水溶  240.OH液(70%) アンモニア水(27%)        6.0ml水
を加^て           1.0I2pH7,2 L五述 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した温床式カラムに通水して男ルシウムおよびマグネ
シウムイオン濃度を3ffIg/I2以下に処理し、続
いて二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/nと
硫酸ナトリウム150mg/I2を添加した。
この液のpHは6.5−7.5の範囲にあった。
宏」L液 ホルマリン+37%)          2 、0m
5Iポリオキシエチレン−p−o。3g モノノニルフェニルエー チル(平均重合度10) エチレンジアミン四酢酸二   0.05gナトリウム
塩 水を加えて           1.0ipH5,0
−8,0 例5.直接ポジ型カラーペーパー (AgBrCρ乳剤使用) (5−11区里工M    i」」Ll  LIL発色
現像 3分15秒 38℃ 漂白定着   40秒 38℃ 安  定  ■      20秒   38℃安  
定  ■      20秒   38℃安  定  
■       20秒   38℃(5−21瓜JJ
L方 立」ヨニU液 ジエチレントリアミン五酢酸   2.0gベンジルア
ルコール      12.8gジエチレングリコール
      3.4g亜硫酸ナトリウム       
 2.0g臭化ナカリウム        0.26g
硫酸ヒドロキシルアミン    2.60g塩化ナトリ
ウム        3.20g3−メチル−4−アミ
ノ−N   4.25g−エチル−N−(β−メタ ンスルホンアミドエチル) −アニリン 炭酸カリウム         30.og蛍光増白剤
(スチルベン系)    1.0g水を加えて    
      1000m100O10,20 園迫Jl羞 チオ硫酸アンモニウム      110g亜硫酸水素
ナトリウム       10gジエチレントリアミン
       56g五酢酸鉄(III) アンモニウム・1水塩 エチレンジアミン四酢酸2      5gナトリウム
・2水塩 漂白促進剤        5XIO−”モル水を加え
て          1000dpHe、 5 宏jL液 1−ヒドロキシエチリデン−1,1,6g1″−ジホス
ホン酸 (60%) 塩化ビスマス         0.35gポリビニル
ピロリドン     0.25gアンモニア水    
      2.5dニトリロ三酢酸・3Na    
   1.0g5−クロロ−2−メチル−4−50mg
イソチアゾリン−3−オン 2−才クチル−4−イソチアゾ   50mgリン−3
−オン 蛍光層内剤(4,4’−ジアミ  1.Ogノスチルベ
ン系) 水を加えて          looomipH7,
s 例61反転カラーペーパー (AgBrI乳剤使用) (6−11L1工1  1−1   良1竺1第一現像
 38℃   75秒 水     洗    33℃       90秒反
転露光 (1001ux)  15秒発色現像 38℃
  135秒 第二水洗 33℃   45秒 漂白定着 38℃  120秒 水     洗   33℃     135秒乾  
   燥   75℃       45秒(6−2)
  級JJL方 策ニュ11腋 ニトリロ−N、N、N−トリメ  1.Ogチレンホス
ホン酸・5ナトリ ラム塩 ジエチレントリアミン5酢酸・  3.0g5ナトリウ
ム塩 亜硫酸カリウム        30.0gチオシアン
酸カリウム      1.2g炭酸カリウム    
     35.0gハイドロキノンモノスルホン酸 
25.0gカリウム l−フェニル−4−ヒドロキシ  2.0gメチル−4
−メチル−3−と ラゾリドン 臭化カリウム           0.5gヨウ化カ
リウム         5.0g水を加えて    
      1000m100O9,60 左」L=1」組成 ベンジルアルコール      15.□a51ジエチ
レングリコール     12.0d3.6−シチアー
1.8−才  0120gクタンージオール ニトリローN、N、N−トリ   0.5gメチレンホ
スホン酸・5ナ トリウム塩 ジエチレントリアミン5酢酸   2.0g・5ナトリ
ウム塩 亜硫酸ナトリウム        2.0gヒドロキシ
ルアミン硫酸塩    3,0gN−エチル−N−(β
−メク   5.Ogンスルホンアミドエチル) −3−メチル−アミノアニ リン硫酸塩 蛍光増白剤           1.Og(ジアミノ
スチルベン系) 臭化ナカリウム         0.5gヨウ化カリ
ウム          1.0mg水を加えて   
       1000m交pH10,25 1a1皇羞 エチレンジアミン4酢酸2    5.0gナトリウム
・2水塩 エチレンジアミン4酢酸・   so、OgFe(II
I)アンモニウム・ 1水塩 亜硫酸ナトリウム       15.0gチオ硫酸ア
ンモニウム      16〇−(700g/1 2−メルカプト−1,3,0,5g 4−トリアゾール 水を加えて          1000100O6,
50 本発明においてカラー 感光材料に使用できるシアンカ
プラーとしては、オイルプロテクト型のナフトール系お
よびフェノール系のカプラーがあり、米国特許箱2.4
74,293号、同第2,313.586号、同第4.
282.312号や特公昭50−14523号に記載の
ナフトール系カプラー、並びに米国特許箱3.476.
563号、同第4.296.199号、特公昭60−3
9217号に記載された酸素原子離脱型の二当量ナフト
ール系カプラー(高速カプラー)が代表例として挙げら
れる。
またフェノール系カプラーの具体例は、米国特許箱2,
369,929号、同第4.564.590号、同第4
.518,687号、同第4.511.647号、カナ
ダ特許625゜822号、特開昭61−39045号、
同62−70846号などに記載されている。
湿度および温度に対し堅牢なシアンカプラーは、本発明
で好ましく使用され、その典型例を挙げると、米国特許
箱3,772.002号に記載されたフェノール核のメ
タ位にエチル基以上のアルキル基を有するフェノール系
シアンカプラー、米国特許箱2.772.162号、同
第2.895.826号、同第4.500.635号、
同第4゜334,011号、同第4.557,999号
、同第4,565.777号、同第4.124.396
号、同第4.613.564号および特開昭59−16
4555号などに記載された2、5−ジアシルアミノ置
換フェノール系カプラーおよび米国特許箱4.444,
872号、同第4.579.813号、同第4.609
,619号、同第4,333.999号、同第4.45
1.559号、同第4.427.767号、欧州特許(
EP)67.689B、、特開昭61−42658号な
どに記載された2−位にフェニルウレイド基を有しかつ
5−位にアシルアミノ基を有するフェノール系カプラー
などである。
その他、特開昭60−237448号、同61−145
557号、同61−153640号、特願昭62−42
090号などに記載の5−アミノナフトール型シアンカ
プラーの使用が特に有用である。
また本発明において用いつるマゼンタカプラーとしては
、オイルプロテクト型の、インダシロン系もしくはシア
ノアセチル系、好ましくは5−ピラゾロン系およびピラ
ゾロトリアゾール類などピラゾロアゾール系のカプラー
が挙げられる。  5−ピラゾロン系カプラーは3−位
がアシルアミノ基もしくはア・シルアミノ基で置換され
たカプラーが、発色色素の色相や発色濃度の観点で好ま
しく、その代表例は、米国特許箱2,311.082号
、同第2.343゜703号、同第2.600,788
号、同第2.908.573号、同第3.062.65
3号、同第3.152.896号および同第3.936
.015号などに記載されている。
二当量の5−ピラゾロン系カプラーの離脱基として、米
国特許箱4.310.619号に記載された窒素原子離
脱基または米国特許箱4.351.897号に記載され
たアリールチオ基が好ましい、 また欧州特許第73,
636号に記載のバラスト基を有する5−ピラゾロン系
カプラーは高い発色濃度が得られる。
ピラゾロアゾール系カプラーとしては、米国特許箱3,
369.879号記載のピラゾロベンズイミダゾール類
、好ましくは米国特許箱3.725.067号に記載さ
れたピラゾロ[5,1−cl  [1,2,4] トリ
アゾール類、リサーチ・ディスクロージャー24220
(1984年6月)に記載のピラゾロテトラゾール類お
よびリサーチディスククロージヤー24230 (19
84年6月)に記載のピラゾロピラゾール類が挙げられ
る。
本発明における感光材料には、色カブリ防止剤として、
ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体、没食
子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有させても
よい。
その他、色素画像安定化剤として、例えば特開昭59−
125732号や特開昭60−262159号公報など
に記載のカテコール誘導体も用いる事ができる。
本発明における感光材料には、親水性コロイド層に紫外
線吸収剤を含んでもよい、 例 えば、アリール基で置
換されたベンゾトリアゾール化合物(例えば米国特許第
3.533.794号に記載のもの)、4−チアゾリド
ン化合物(例えば米国特許第3,314.794号、同
第3.352,681号に記載のもの、ベンゾフェノン
化合物(例えば特開昭46−2784号に記載のもの)
、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国特許第3.70
5.805号、同第3,707.375号に記載のもの
)、ツクジエン化合物(例えば米国特許第4.045゜
229号に記載のもの)、あるいは、ベンゾオキジドー
ル化合物(例えば米国特許第3.700.455号に記
載のもの)を用いることができる。 紫外線吸収性のカ
プラー(例えばα−ナフトール系のシアン色素形成カプ
ラー)や、紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい
これらの紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよ
い。
本発明における感光材料には、親水性コロイド層にフィ
ルター染料として、あるいはイラジェーション防止その
他種々の目的で水溶性染料を含有していてもよい、 こ
のような染料には、オキソノール染料、ヘミオキソノー
ル染料、スチリル染料、メロシアニン染料、シアニン染
料およびアゾ染料が包含される。 なかでもオキソノー
ル染料:へミオキソノール染料およびメロシアニン染料
が有用である。
本発明における感光材料の乳剤層に用いることのできる
結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチンを用いる
のが有利であるが、それ以外の親水性コロイドも単独あ
るいはゼラチンと共に用いることができる。
本発明においてゼラチンは石灰処理されたものでも、酸
を使用して処理されたものでもどちらでもよい、 ゼラ
チンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著、ザ・マクロ
モレキュラー・ケミストリー・オブ・ゼラチン、(アカ
デミツク・プレス、1964年発行)に記載がある。
本発明における感光材料の乳剤層にはハロゲン化銀とし
て臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化
銀のいずれを用いてもよい。
乳剤中のハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズ(球状また
は球に近似の粒子の場合は粒子直径、立方体粒子の場合
は穂長粒子サイズとし、投影面積にもとづく平均で表わ
す、)は特に問わないが2μ以下が好ましい。
粒子サイズは狭くても広くてもいずれでもよいが、変動
率15%以下の単分散乳剤の使用が好ましい。
乳剤層中のハロゲン化銀粒子は、立方体、へ方体のよう
な規則的な結晶体を有するものでもよく、また環状、板
状などのような変則的な結晶体をもつもの、あるいはこ
れらの結晶形の複合形でもよい、 種々の結晶形の粒子
の混合から成ってもよい、 なかでも正常晶乳剤の使用
が好ましい。
また粒子の直径がその厚みの5倍以上の平板のハロゲン
化銀粒子が全投影面積の50%以上を占めるような乳剤
を使用してもよい。
ハロゲン化銀粒子は内部と表層とが異なる相をもってい
てもよい、 また潜像が主として表面に形成されるよう
な粒子でもよく、粒子内部に主として形成されるような
粒子であってもよい。
ハロゲン化銀粒子形成ま、たは物理熟成の過程において
、カドミウム塩、亜鉛塩、タリウム塩、鉛塩、イリジウ
ム塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩
または鉄錯塩などを共存させてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、通常は化学増感される。
本発明に用いられる乳剤には、感光材料の製造工程、保
存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるいは写
真性能を安定化させる目的で1種々の化合物を含有させ
ることができる。
すなわちアゾール類、例えばベンゾチアゾリウム塩、ニ
トロイミダゾール類、ニトロベンズイミダゾール類、ク
ロロベンズイミダゾール類、ブロモベンズイミダゾール
類、メルカプトチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾ
ール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプト
チアジアゾール類、アミノトリアゾール類、ベンゾトリ
アゾール類、ニトロベンゾトリアゾール類、メルカプト
テトラゾール類(特に1−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾールなど)、メルカプトピリミジン類、メルカプ
トトリアジン類など;例えばオキサドリンチオンのよう
なチオケト化合物ニアザインデン類、たとえばトリアザ
インデン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキ
シ置換(1,3,3a。
7)テトラアザインデン)、ペンクアザインデン類など
:ベンゼンチオスルフオン酸、ベンゼンスルフィン酸、
ベンゼンスルフオン酸アミド等のようなカブリ防止剤ま
たは安定剤として知られた多くの化合物を加えることが
できる。
本発明において用いる支持体としては通常、感光材料に
用いられているセルロースナイトレートフィルム、セル
ロースアセテートフィルム、セルロースアセテートブチ
レートフィルム、セルロースアセテートプロピオネート
フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエチレンテレツ
クレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、その他
これらの積層物、薄ガラスフィルム、紙等がある。 バ
ライタまたはα−オレフィンポリマー、特にポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレンブテンコポリマー等、炭
素原子2〜10のα−オレフィンのポリマーを塗布また
はラミネートした紙、特公昭47−19068号に示さ
れるような表面を粗面化することによって他の高分子物
質との密着性を良化したプラスチックフィルム等の支持
体も良好な結果を与^る。 また、紫外線硬化性の樹脂
を使用。
する事もできる。
これらの支持体は、感光材料の目的に応じて透明なもの
または不透明なものを選択する。
また染料または顔料を添加して着色透明にすることもで
きる。
不透明支持体には、紙のような元来不透明なもののほか
、透明フィルムに染料や酸化チタンのような顔料等を加
えたもの、あるいは特公昭47−19068号に示され
るような方法で表面処理したプラスチックフィルム、さ
らにはカーボンブラック、染料等を加えて完全に遮光性
とした紙またはプラスチックフィルム等も含まれる。 
支持体には下塗り層を設けるのが普通である。 接着性
を更に良化させるため支持体表面をコロナ放電、紫外線
照射、火焔処理等の予備処理をしてもよい。
〈発明の効果〉 本発明によれば、感光材料を処理するに際し、第1の処
理と第2の処理との間で第1の処理で用いた処理液を感
光材料からローラ周面を接触させて除去しているため、
処理液の持ち込み、持ち出しをなくすことができる。
その結果、写真性能の劣化がなく、処理液の補充量を少
なくすることができる。
特に、黒白感光材料では、物理現像ムラの発生が防止で
き、またカラー感光材料では復色不良の発生が防止でき
る。
本発明者は、上記の効果を確認するため。
種々の実験を行ったが、以下にその一例を示す。
[実験例1] フジカラースパーHRペーパークイブ02■(富士写真
フィルム(株)製)を用い、富士写真フィルムプロセシ
ングマニュアル“フジカラーペーパーcp−20” (
富士写真フィルム(株)製・専管86.4KW・2−2
■)に準じて、上記カラーペーパーを処理した。
この場合、第1図に示すような処理機(本発明)を用い
、水接触槽の水は亜硫酸ナトリウム5 g / f2を
加えたものを用いた。
また、各ローラ対のうちその内部を負圧とするローラ(
ローラ71.73.75.77)は、芯材の材質を硬質
塩化ビニルバイブとし、そのバイブには直径31!ll
11の小穴を10mm間隔で一面に開口したものを用い
、表面には超ミクロポーラス多孔体(商品名ルビセロー
ル:材質ポリウレタン;孔径20〜30μ;気孔率85
%;東洋ポリマー製)を厚さ5mmとして被包体を形成
し、塩化ビニルパイプの内部には上記の多孔体を吸収部
としてはめこんだ。
ローラ内部の圧力は0.85気圧程度とした。
また、上記において、第3図に示すような処理III 
(従来)を用い、同様に処理した。
この場合、補充量を下記のようにして充分な写真性を得
ることができた。 なお、補充量は110c+++巾の
カラーペーパー1m当りの値である。
現像液    漂白定着液 本発明    302all    266m1従来 
    302 ml    355 m51本発明の
処理機を用いると、上記のように、漂白定着液の補充量
を約25%低減することができた。
一方、水接触層の水を用いて現像補充液を調液した。 
このとき、従来は1000分を94にし、現像液の補充
量を257−としてランニングを行ったが、写真性の劣
化はなかった。 すなわち、水接触槽の水を所定の手段
により現像槽に戻すことにより現像液でも補充量を約1
5%低減することができた。
さらに、本発明における内部な負圧にしたローラで吸引
した現像液を水接触槽の水と混合して上記と同様にして
現像補充液を作った。
この補充液では補充量を220dにしてランニングを行
ったが、写真性の劣化はなかった。
すなわち、両者を併用すれば約27%補充量を低減する
ことができた。
なお、本発明の処理機における処理液あるいは水の吸引
による除去量は、感材110cm巾、1m当たり約27
mjlであった。
[実験例2] 印刷感光材料UV−3100(ホワイトライト用明室用
返しフィルム:富士写真フィルム(株)製)を用い、5
0%網点画像露光後、GRANDEX処理剤(造核制御
現像システム;現像剤GR−D1.定着剤GR−Fl 
:富士写真フィルム(株)製)を用いて指定現像した。
この場合、第1図に示す処理機において、漂白定着槽の
かわりに定着槽を適用する他は同様の処理機(本発明)
を用い、水接触槽の水(接触水)は亜硫酸ナトリウム2
g/12加えたものを使用した。
一方、第3図に示す処理機(従来)を用いても処理した
本発明の方式では、ランニングが進んでも物理現像ムラ
の発生はなかったが、従来の方式では、ランニングが進
むにつれ物理現像ムラが発生した。
以上より、本発明の効果は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における処理機の実施例を示す概略構
成図である。 第2図は、本発明におけるローラの構造を示す概略構成
図である。 第3図は、従来における処理機の概略構成図である。 符号の説明 1.10・・・処理機、 2・・・現像液、 3・・・漂白定着液、 4・・・水洗水、 5・・・水 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代 理 人  
弁理士 石 井 陽 −同    弁理士 渡 辺 望
 稔 FIG、1 6:) FIG、3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後の感光材料を搬送して処理槽内に収納した
    処理液で処理する感光材料処理装置であって、処理液通
    過後の搬送経路にローラを配置し、このローラ周面に感
    光材料を接触させ負圧によって前記処理槽内の処理液を
    感光材料から除去するように構成したことを特徴とする
    感光材料処理装置。
  2. (2)2種以上の処理液を収納する複数の処理槽を有し
    、前記ローラを処理槽間の搬送経路に配置し、感光材料
    から除去した第1の処理液を第1の処理槽に戻す請求項
    (1)記載の感光材料処理装置。
JP14900588A 1988-06-16 1988-06-16 感光材料処理装置 Pending JPH01316746A (ja)

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