JPH01315610A - 立軸型エンジンの潤滑装置 - Google Patents

立軸型エンジンの潤滑装置

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JPH01315610A
JPH01315610A JP3559089A JP3559089A JPH01315610A JP H01315610 A JPH01315610 A JP H01315610A JP 3559089 A JP3559089 A JP 3559089A JP 3559089 A JP3559089 A JP 3559089A JP H01315610 A JPH01315610 A JP H01315610A
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oil
oil tank
vertical shaft
tank
pan
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正人 佐藤
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丹波 晨一
Toru Ogino
荻野 徹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は立軸型エンジンの潤滑装置に関する。
(従来技術) クランク軸を垂直に支持する立軸型エンジンでは、第1
3図に示すようにクランク軸6の出力軸部6aはエンジ
ン取付面Aより下方に突出し、フライホイール(図示せ
ず)はクランクケース1の上側に配置され、カム軸37
、ガバナ及びオイルポンプ(又はオイルスリンガ−)3
1等の駆動ギヤ関係はクランクウェブ6bの下側に配置
され、り5ランク軸用軸受部51との間に構成される。
従ってエンジン潤滑のためのオイルパン3はカム軸ギヤ
41等の下側とエンジン取付面Aとの間に囲まれたスペ
ースに設けられる。
(従来技術の課題) 上記のような従来技術では次のような課題がある。
(1)ギヤトレーンの寸法やバランサー82等によって
オイルパン3の面積が広くなるため、油面変化に対する
容積変化が大きくなり、オイルレベルの管理が難しい。
(2)オイルパン3が広いため、エンジン傾斜時に使用
出来ないオイル量が多い。
(3)シリンダー内へ流入するまでの傾斜角が大きくと
れず、所謂傾斜性能が弱い。
(4)オイルパン3のみでは外周放熱面積が限られ、オ
イル温度が上昇し品い。
(5)傾斜時にオイルの中で運動する部分が多く、オイ
ル温度上昇の原因になると共にブリーザ構造が複雑とな
る。
(8)オイル温度上昇によりオイル消費量が不安定にな
り易い。
なお先行技術文献として特開昭63−147906があ
る。
(本発明の目的) 本発明は立軸型のエンジンにおいて、オイルレベルの管
理が容易で、エンジン傾斜時でも十分に注油筒所にオイ
ルを供給でき、しかもエンジン高さをコンパクトに出来
る立軸型エンジンの潤滑装置を提供することである。
(目的を達成するための技術的手段) 上記目的を達成するために本発明は、垂直なクランク軸
を支持するクランクケースの下部にオイルパンを備え、
従来のオイルパンより容量の大きいオイルタンクをオイ
ルパンとは別に設け、オイルタンクの出口部をオイルポ
ンプを介して各注油筒所に連通し、オイルタンクの取入
部をオイルパンに連通し、適宜の送油機構によりオイル
パンのオイルをオイルタンク内に送るようにしている。
立軸型エンジンの空きスペースをH効利用するために、
シリンダー部分の左右両側にエアクリーナとオイルタン
クとを分配するとよい。
オイルパンとオイルタンクとの間に送油機構として低圧
送油ポンプを設ける潤滑装置において、傾斜時の空気噛
みを防止するために、オイルパン底部に2箇所以′上の
オイル吸込口を形成し、各吸込口には、エンジンが一定
角度以上傾斜した時に高い位置側に来る吸込口を塞ぐバ
ルブを設けるとよい。
エンジン停止時のドレーンバックを防止するために、オ
イルポンプとオイルタンクの間に、エンジン停止時にオ
イルの流れを阻市するドレーンパック防止装置を設ける
とよい。
オイルパンの底面を、クランク軸を支持する軸受部分側
が低くなるように形成し、上記軸受部分にクランク軸を
囲む環状オイル溝を形成し、該オイル溝を介してオイル
パンをオイルタンクに連通ずることにより、クランク軸
の軸受部分の潤滑性能を向上させることが出来る。
また立軸型エンジンの潤滑装置に用いるオイルタンクと
して、エンジン空冷エンジンの冷却風の案内板の一部を
オイルタンクに兼用すると、オイルの冷却性能向上に有
効である。
立軸型エンジンのオイルタンクを、クランクケース壁等
のクランク室側壁に一体に形成すると、エンジン全体の
コンパクト性が一層向上する。またこれにオイルフィル
ターを取付け、オイルタンクの一部とすると、大きなオ
イルタンク容量が確保できる。
オイルタンクをクランクケースとは別体物とし、クラン
クケース側壁部等に着脱自在とすると、オイル交換が楽
になる。
またオイルタンクをエンジンとは離れた位置に支持し、
着脱可能な管部材で結合するとエンジン搭載性の自由度
が増し、−段とメンテナンスが向上する。その上オイル
タンクを透明又は半透明の材料で形成すると、オイルレ
ベルゲージも廃止できる。
オイルタンクの上端部と、ロッカーチャンバーあるいは
クランクケース内とをバイブで連結すると、オイルタン
ク内の圧力を一定に保つブリーザ−機構とすることがで
き、このブリーザ−機構は外部へのオイル洩れを防11
−できる。
(作用) オイルパン内のオイルは、オイルポンプとは別の低圧送
油機構によりオイルタンク内に送られ、ここで−旦溜め
られ、オイルポンプによりエンジンの各注油筒所に送ら
れ、潤滑に利用され、再びオイルパンに戻される。
(実施例) 第1図はモア(芝刈機)の上面に搭載される立軸型エン
ジンの側面図を示しており、この第1−において、クラ
ンクケース1の下端部にはカバークランクケースを兼ね
るオイルパン3が固着されており、該オイルパン3及び
クランクケース1に垂直なクランク軸6が支持されてい
る。クランク軸6の下側出力軸部6aはエンジンの下端
取付面Aから下方へと突出し、モアの回転軸に連動連結
される。クランク軸6の上端部にはフライホイール5及
び冷却ファン8が設けられ、これらはファンカバー14
により覆われている。
シリンダー部7の側方には前記オイルパン3とは別体の
潤滑用オイルタンク11が配置され、ボルト9によりシ
リンダー部7、シリンダーヘッド4及びクランクケース
1の側壁に固定されている。
オイルタンク11は従来のオイルパンの容量の2倍以上
の容量を有し、縦長状でかつ上方から見て少し偏平状に
形成されている。オイルタンク11の底部の配置高さは
概ねオイルパン3の上端部に対応する高さであり、オイ
ルタンク11の上端高さは概ねファンカバー14の上端
高さに対応する高さである。第1図の実施例ではオイル
タンク11は板金製であり、ファンカバー14より下側
部分(範囲G部分)はシリンダー部側方を覆う冷却風案
内板に兼用されている。オイルタンク11の側面には外
部から視認可能に透明なレベルゲージ17が設けられて
いる。
オイルタンク11の上端部にはブリーザ機構を有するオ
イル注入口金(給油キャップ)12が着脱自在に設けら
れ、底部にはオイル取入部15及びオイル出口部16が
形成されている。オイル取入部15にはオイルタンク1
1内を上端まで延びる送油バイブ19が設けられ、該送
油バイブ19はその上端部にオイル排出用開口19aを
有している。オイル取入部15は取入側ゴムホース22
を介して低圧送油ポンプ31に接続し、オイル川口部1
6は出口側ゴムホース23を介して高圧オイルポンプ3
0に接続している。上記出口側ゴムホース23の途中に
はドレーンバック防止装置としてドレーンパック防止用
のバルブ25が設けられている。該バルブ25は第3図
のようにばね26及びボール弁部27を有し、オイルポ
ンプ30側からオイルタンク11側へのオイルの戻りを
阻止すると共に、オイルポンプ3°0が作動していると
きのみその吸込力でオイルタンク11側からオイルポン
プ30側へオイルを流すようにしている。
従ってエンジン停止時には閉じており、いずれの方向に
もオイルを流さない。
立軸型エンジンの・ド面図を示す第2図において、エア
クリーナ34はシリンダー部7の側方に配置されると共
にキャブレターの上方に配置されており、前記オイルタ
ンク11はシリンダー部7の反エアクリーナ側に配置さ
れている。即ちオイルタンク11とエアクリーナ34は
シリンダー部7の左右両側に分配されている。
第4図は第1図のIV−TV断面図を示しており、クラ
ンク軸6と平行なカム軸37はカム軸ギヤ41及びクラ
ンクギヤ42を介してクランク軸6に連動連結し、カム
軸37の下端部分は軸受40を介して軸受ケース部38
に支持されている。該軸受ケース部38はオイルパン3
に一体に形成されており、軸受ケース部38内に前記低
圧送油ポンプ31が設けられている。
送油ポンプ31はトロコイドポンプであり、そのポンプ
軸36はカム軸37と同軸心に配置されると共に、カム
軸37の下端部に継手機構を介して連結されている。
送油ポンプ31の吐出口45はオイルパン底部3aの油
路46を介して前記取入側ホース22に接続している。
送油ポンプ31の吸込口44はオイルパン底部3aの油
路47を介して環状オイル満48に連通している。環状
オイル溝48はクランク軸6の外周面を囲むと共にクラ
ンク軸用軸受部51の下端部に形成されており、下側は
シール50により閉塞されている。上記軸受部51はオ
イルパン3に一体成形されている。
環状オイル溝48には2か所以上のオイル吸込口52が
オイルパン3内に開口しており、各吸込口52の上端部
はクランク軸中心側に行くに従い高くなるように傾斜し
ており、そしてそれぞれのオイル吸込口52にはエンジ
ンの傾斜により高くくなった時にクランク軸中心側に移
動して吸込口52を閉じるボールバルブ53が配置され
ている。
例えばエンジンが水平な時には全ての吸込口52はオイ
ルパン3内に対して開いており、第4図の左側が高くな
るようにエンジンが傾斜した時には左側のボールバルブ
53が右に移動して左側の吸込口52を閉じ、−万石側
の吸込口52は開いた状態が維持される。
第5図は第1図のV−■断面図であり、高圧オイルポン
プ30のポンプ軸56は垂直に配置されると共に上端部
にポンプ駆動ギヤ57を備え、クランク軸ギヤ42に噛
み合っている。吸込口59はオイルパン3内の油管58
を介して前述のホース23に接続している。吐出口60
は油路61に連通し、油路61の途中にはリリーフバル
ブ62が配置されている。上記油路61は第4図に示す
クランクケース内の潤滑オイル通路63に連通し、潤滑
オイル通路63は各潤滑箇所例えば弁突棒65の摺動部
、カム軸37の軸受部67及びクランク軸6の軸受部6
8等に連通している。
作動を説明する。機関を使用する前には、第1図のオイ
ルタンク11内及びオイルパン3内には潤滑オイルが一
定量供給されている。
機関運転中、第4図のオイルパン3内の潤滑オイルは、
オイルパン3の吸込口52から環状オイル溝48、油路
47及びポンプ吸込口44を介して低圧送油ポンプ31
に吸い込まれる。環状オイル溝48のオイルはクランク
軸6及びシール50を潤滑する。
低圧送油ポンプ31で加圧されたオイルは油路46及び
ホース22を介して第1図のオイル取入部15から送油
バイブ19内に入り、上端開口19aからオイルタンク
11内に放出される。
オイルタンク11内のオイルは下端出口部16、ホース
23、バルブ25を介してオイルポンプ30に吸い込ま
れ、加圧された後クランクケース1の各注油筒所に供給
される。潤滑に利用後のオイルはオイルパン3内に戻さ
れる。
(別の実施例) (1)第6図はオイルタンク11及びオイルパン3等の
変形例を示し、立軸型エンジンのクランク室70の側壁
に潤滑用オイルタンク11を一体成形している。クラン
ク室側壁とはクランクケース1の側壁及びオイルパン3
の側壁である。オイルタンク11の下端部は逆止弁72
、油路47、環状構48及び吸込口52を介してオイル
パン3に連通している。
またオイルパン3の底部3aをクランク軸中心側にゆく
に従い低くなるように傾斜させており、それによりオイ
ルパン3内のオイルをクランク軸用軸受部51の周りに
集め、そして環状オイル溝48に一旦溜めるようになっ
ている。軸受部51には放射状に複数本のリブ71が形
成されており、各リブ71間にオイル吸込口52が形成
されている。
またこの第6図の構造ではオイルパン3からオイルタン
ク11にオイルを送る送油機構として、前記逆止弁72
とクランク室70内の圧力変動を利用している。従って
特別の送油ポンプは備えられていない。
(2)第7図の構造は、クランク室側壁にオイルタンク
11を一体成形し、オイルタンク11にオイルフィルタ
ー74を備えた例である。これによるとオイルタンク1
1の8二をオイルフィルター74により増加させること
が出来る。
(3)第8図の構造はオイルタンク11をクランクケー
ス1とは別体物とし、クランク室側壁に着脱自在(所謂
カートリッジ式)に取り付けた例である。オイルタンク
11の下端オイル取入部15及び上端のオイル出口部1
6はオイルパン3の油路46の接続口46a及びクラン
クケース1の上端接続ロア5に接続される。78は逆止
弁であり、取入部15に設けられ、オイルタンク11か
ら油路46へのオイルの逆流を阻止する。第9図は取入
部15の拡大図であり、0リング79を介して接続口4
6aに接続される。第8図のオイル出口部16も同様に
Oリングを介して上端接続ロア5に接続される。
このようにオイルタンク11をカートリッジ式に着脱自
在にするとオイル交換が楽になる。
(4)第10図はオイルポンプのコンパクト化を図るた
めに、高圧オイルポンプ30と低圧送油ポンプ31を同
一軸心に配置し、両ポンプ30.31のポンプ軸56 
(36)を共有化した例である。
オイルポンプ30の吐出口60はオイルパン3内の油路
61及びクランクケース1内の潤滑油路63を介してク
ランク軸上端部の軸受部68に至り、該軸受部68から
これよりも低い他の注油筒所に順次連通している。
(5)第11図はドレーンバック防止装置として、オイ
ルタンク11内に逆さU字形のドレーンパック防止用サ
イフォンパイプ80を設け、サイフォンパイプ80の下
端部を出口側ゴムホース23に接続し、他端下端部をオ
イルタンク11の底部付近に開口している。サイフォン
パイプ80の上端部には小孔81が明けられている。
(6)第12図はロッカーチャンバー84あるいはクラ
ンクケース内と、オイルタンク11の上端部中央に設け
た注入口金12とをバイブ86で連結し、これによりオ
イルタンク内の圧力がロッカーチャンバー84及びクラ
ンクケース1を通して大気とつながり、圧力を一定に保
つブリーザ−とすると共に当ブリーザ−からのオイル洩
れを防止している。
(7)オイルタンクをクランクケースとは別体物とし、
エンジンから離れた位置に支持するとともに、該オイル
タンクと該エンジン間を着脱可能な管部材で結合するこ
とによって、該エンジンはコンパクトとなり、搭裁上の
自由度が増し、オイルタンクはエンジンからの受熱を少
くすることもでき、視認性のよい位置にも設置できる。
(8)オイルタンクを、透明あるいは半透明の樹脂製と
し、これによりオイルレベルゲージを廃止することがで
きるとともにオイルの汚れも容易にわかる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によると: (1)垂直なクランク軸と、クランクケース下端部のオ
イルパンを備え、該オイルパンとは別に潤滑用のオイル
タンクを備え、送油機構によりオイルパンのオイルを一
旦オイルタンクに溜めた後、オイルポンプにより各注油
筒所にオイルを供給するようにしているので、オイルタ
ンクに必要量のオイルを充填させておくことにより、オ
イルレベルの管理が容易になると共に、オイルパンの深
さを浅く出来ることによりエンジン高さを低くすること
ができる。
(2)立軸型エンジンにおいて、面積の広いオイルパン
とは別にオイルタンクを備え、該オイルタンクにオイル
を溜めるようにしているので、エンジンの傾斜に左右さ
れることなく常に十分なオイル供給を行うことができる
。即ち傾斜性能の強い立軸型エンジンを提供できる。
(3)オイルパンとは別にオイルタンクを備えているの
で、オイルの放熱面積を多くとることができ、オイル温
度の上昇を防ぐことができる。またそれによりオイル消
費量も安定する。
(4)請求項(2)のようにシリンダー部の左右両側に
オイルタンクとエアクリーナを分配することにより、エ
ンジン全体をコンパクトに出来る。
(5)請求項(3)のようにオイルパンとオイルタンク
との間に送油機構として低圧送油ポンプを設け、オイル
パン底部に2箇所以上のオイル吸込口を形成し、各吸込
口には、エンジンが一定角度以上傾斜した時に高位置側
に来る吸込口を塞ぐバルブを設けることにより、エンジ
ン傾斜時の空気の噛込みを効率よく防止出来る。
(8)請求項(4)のように、オイルポンプとオイルタ
ンクの間に、エンジン停止時にオイルの流れを阻止する
ドレーンバック防止装置、例えばエンジン停止時に閉じ
るバルブあるいは小孔付きサイフオンパイプを設けるこ
とにより、オイルポンプのリークによるオイルタンクか
らオイルパンへの油の流出を防止できる。
(7)請求項(7)のようにオイルパンの底面を、クラ
ンク軸を支持する軸受部分側が低くなるように形成し、
上記軸受部分にクランク軸を囲む環状オイル溝を形成し
、該オイル溝に−Hオイルを溜めるようにすることによ
゛す、クランク軸下端部の軸受部並びにシールの潤滑を
容易に行うことが出来る。
(8)請求項(8)のように空冷エンジンの冷却風の案
内板の一部にオイルタンクを兼用すると、部品の節約を
達成出来ると共に、効果的なオイル冷却が行える。
(9)請求項(9)のようにクランク室側壁にオイルタ
ンクを一体成形することにより、エンジンをよりコンパ
クトにすることができると共に、部品点数の節約にもな
る。
(lO)請求項(10)のようにクランク室側壁に一体
成形されたオイルタンクに、オイルフィルターを取り付
けてオイルタンクの一部とすると、オイルタンク容量を
容易に増加させることができる。
(11)!求項(11)のようにオイルタンクをクラン
クケースとは別体物とし、クランクケース側壁部に着脱
自在とすることにより、オイル交換が容易になる。
(12)請求項(12)のように、ロッカーチャンバー
あるいはクランクケース内と、オイルタンク上端部の注
入口金をバイブで連結することによりオイルタンクのブ
リーザ−としての機能を確実にし、このブリーザ−機構
から外部へのオイル洩れは防止できる。
なおオイルタンクをクランクケースとは別体物とし、エ
ンジンと離れた位置に支持するとともに該オイルタンク
と該エンジン間を着脱自在な管部材で結合するようにす
ると、スペース上の制限がなくなり、タンクを大容量に
できるとともに、エンジンよりの受熱が少なくなるので
タンク材料の耐熱グレードを落すことができる。またタ
ンク内オイルの放熱が良くなり、雰囲気温度が下がると
ともにタンクを視認性の良い位置に設置することができ
る。
またオイルタンクを週明又は半透明の材料で形成するよ
うにすると、レベルゲージが不要になるとともにオイル
の汚れが容品にわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は立軸型エンジンの全体側面図、第2図は平面図
(第1図の■矢視図)、第3図はドレーンバック防止用
バルブの断面拡大図、第4図は第1図のIV−IV断面
図、第5図は第1図のv−■断面図、第6図は請求項(
9)のオイルタンクを備えた立軸型エンジンの縦断面略
図、第7図は請求項(10)のオイルタンクを備えた立
軸型エンジンの縦断面略図、第8図は請求項(11)の
オイルタンクを備えた立軸型エンジンの縦断面略図、第
9図は第8図の■部分の拡大図、第10図はオイルポン
プの変形例を示す縦断面図、第11図はドレーンバック
防止装置としてサイフオンパイプを備えた立軸型エンジ
ンのオイルタンク部分の縦断面図、第12図は請求項(
12)記載のオイル洩れ防止ブリーザ−パイプを備えた
立軸型エンジンの部分5μ面図、第13図は従来例の縦
断面図である。1・・・クランクケース、3・・・オイ
ルパン(カバークランクケース)、4・・・シリンダー
ヘッド、6・・・クランク軸、7・・・シリンダー部、
8・・・冷却ファン、11・・・オイルタンク、25・
・・ドレーンバック防止用バルブ、30・・・高圧オイ
ルポンプ、31・・・低圧送油ポンプ(送油機構の1例
)、34・・・エアクリーナ、48・・・環状オイル溝
、70・・・クランク室、74・・・オイルフィルター
、80・・・サイフオンパイプ、84・・・ロッカーチ
ャンバー、86・・・オイル洩れ防止用ブリーザ−パイ
プ 特許出願人  川崎重工業株式会社 第2図 17    II     ン 第12図 第13図

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)垂直なクランク軸を支持するクランクケース下部
    にオイルパンを備え、オイルタンクをオイルパンとは別
    に備え、オイルタンクの出口部をオイルポンプを介して
    各注油筒所に連通し、オイルタンクの取入部をオイルパ
    ンに連通し、適宜の送油機構によりオイルパンのオイル
    をオイルタンク内に送るようにした立軸型エンジンの潤
    滑装置。
  2. (2)シリンダー部分の左右両側にエアクリーナとオイ
    ルタンクとを分配した請求項(1)記載の立軸型エンジ
    ンの潤滑装置。
  3. (3)オイルパンとオイルタンクとの間に送油機構とし
    て低圧送油ポンプを設け、オイルパン底部に2箇所以上
    のオイル吸込口を形成し、各吸込口には、エンジンが一
    定角度以上傾斜した時に高位置側に来る吸込口を塞ぐバ
    ルブを設けた請求項(1)又は(2)記載の立軸型エン
    ジンの潤滑装置。
  4. (4)オイルポンプとオイルタンクの間に、エンジン停
    止時にオイルの流れを阻止するドレーンバック防止装置
    を設けた請求項(1)、(2)又は(3)記載の立軸型
    エンジンの潤滑装置。
  5. (5)ドレーンバック防止装置としてエンジン停止時に
    閉じるバルブを設けた請求項(4)記載の立軸型エンジ
    ンの潤滑装置。
  6. (6)ドレーンバック防止装置としてオイルタンク内に
    、上端小孔付きのサイフォンパイプを設けた請求項(4
    )記載の立軸型エンジンの潤滑装置。
  7. (7)オイルパンの底面を、クランク軸を支持する軸受
    部分側が低くなるように形成し、上記軸受部分にクラン
    ク軸を囲む環状オイル溝を形成し、該オイル溝を介して
    オイルパンをオイルタンクに連通した請求項(1)、(
    2)、(3)、(4)(5)又は(6)記載の立軸型エ
    ンジンの潤滑装置。
  8. (8)オイルタンクを空冷エンジンの冷却風の案内板の
    一部に兼用した請求項(1)、(2)、(3)、(4)
    、(5)、(6)又は(7)記載の立軸型エンジンの潤
    滑装置。
  9. (9)オイルタンクをクランク室側壁に形成した請求項
    (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)又は
    (7)記載の立軸型エンジンの潤滑装置。
  10. (10)オイルフィルターをオイルタンクに取付けてオ
    イルタンクの一部とした請求項(9)記載のオイルタン
    ク。
  11. (11)オイルタンクをクランクケースとは別体物とし
    、クランクケース側壁部に着脱自在とした請求項(1)
    、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)又は(7)
    記載の立軸型エンジンの潤滑装置。
  12. (12)オイルタンクの上端部とロッカーチャンバー又
    はクランクケース内とを連通し、オイル洩れのないブリ
    ーザー装置とした請求項(1)、(2)、(3)、(4
    )、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10
    )又は(11)記載の立軸型エンジンの潤滑装置。
JP1035590A 1988-03-23 1989-02-15 立軸型エンジンの潤滑装置 Expired - Lifetime JPH081126B2 (ja)

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