JPH01315399A - 汚泥乾燥装置 - Google Patents

汚泥乾燥装置

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JPH01315399A
JPH01315399A JP63145486A JP14548688A JPH01315399A JP H01315399 A JPH01315399 A JP H01315399A JP 63145486 A JP63145486 A JP 63145486A JP 14548688 A JP14548688 A JP 14548688A JP H01315399 A JPH01315399 A JP H01315399A
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sludge
blade
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drying
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Masanobu Shigaki
志垣 政信
Kiyoshi Furukawa
清 古川
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Takuma Co Ltd
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Takuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1例えば尿尿、産業排出汚泥といった下水汚泥
を、脱水処理後、埋立、焼却処理前において乾燥処理す
る場合等にあって、好適に使用される汚泥乾燥装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種乾燥装置としては、一般に、第8図〜第1
2図に示す如く、蒸気等の熱交換媒体Gが供給される一
対の中空軸たる伝熱軸5,5と、各伝熱軸5にその軸線
方向に所定間隔を隔てて固着された多数の伝熱体7・・
・と、これら伝熱体7・・・を囲繞し、伝熱軸5の軸線
方向における両側端部位に汚泥の供給口2及び排出口3
を設けたケーシング1とを具備してなるものが知られて
いる。
この乾燥装置したがってケーシング1は、排出口3側が
供給口2側より所定量下位に位置されるように傾斜状に
据付けられており、排出口3近傍のケーシング底壁部分
には峰高さを調節自在な堰4が設けられている。
また、伝熱体7・・・は、各々、1対の扇状の羽根8.
8からなる分割円盤形状に構成されており、隣接する伝
熱体7,7がハの字状をなして対向し且つ一方の伝熱軸
5の各伝熱体7が他方の伝熱軸5の各隣接伝熱体7,7
間に位置されるように、各伝熱軸5に斜交状に固着され
ている。なお、伝熱体7・・・の伝熱軸5に対する傾斜
は、隣接する伝熱体7.7の対向間隔が一対の羽根のう
ち一方の羽根8の後端部分10では最小となり他方の羽
根8の後端部分では最大となるように設定されている。
つまり、各伝熱軸5の軸線方向においては、対向する後
端部分10.10の間隔が最大と最小とを交互に繰返す
ようになっている。また、各羽根8の反回転方向側端部
分たる後端部分10には。
羽根8の両面から突出する汚泥引き千切り用の爪部12
が形設されている。なお、各羽根8は断面矩形の中空体
とされていて、内部に伝熱軸5に供給された熱交換媒体
Gが導かれるように工夫されている。
さらに、両伝熱軸5,5は、平行配置されると共に歯車
6,6を介して連結されており、適宜の駆動手段により
相反方向(矢印方向)に回転駆動されるようになされて
いる。
したがって、かかる乾燥装置にあっては、供給口2から
ケーシング1内に供給された汚泥は、伝熱体7・・・に
より攪拌されつつケーシング1の傾斜に沿って排出口3
方向に移動せしめられ、この間においてケーシング1及
び伝熱体7・・・から受熱して水分を蒸発され、堰4を
溢流して排出口3から排出されることになる。
すなわち、ケーシング1内における供給口2寄りの領域
である初期乾燥領域Kにおいては、第10図に示す如く
、供給口2から供給された汚泥13aは餅状をなしてケ
ーシング底壁土に堆積しているが、この餅状汚泥13a
は、伝熱軸5の回転に伴って、隣接する伝熱体7,7の
対向間隔が最小となっている部分における爪部12,1
2により50sm程度の大きさに引き千切られる。この
ようにして引き千切られた汚泥塊13′aは、引続き。
当該爪部12,12が形設されている羽根後端部分つま
り対向間隔が最小となっている後端部分10.10間に
挾持された状態で、上方へ回動されていく(第10図鎖
線)、このように一方の伝熱軸5の伝熱体7,7により
挾持された状態で回動されていく汚泥塊13′aは、下
降回動に移行した段階で他方の伝熱軸5の伝熱体7によ
り伝熱軸5゜5間に放出され、この伝熱体7の羽根先端
部分9で剪断される。
このような汚泥の攪拌及び分割作用が初期乾燥領域にで
繰返されることにより、供給口2と排出口3との中間領
域である中期乾燥領域りでは、該領域りにもたらされる
汚泥の大半が50mm程度の団子状をなしており、伝熱
体7・・・の作用により更に細分化される。
すなわち、中期乾燥領域りでは、第11図に示す如く、
団子状をなした汚泥13b・・・がケーシング1の底壁
上に滞留しているが、この団子状物13bは爪部12・
・・により攪拌されると共に各羽根8の先端部分9及び
外周部分11により剪断され。
更に細分化されていく。
したがって、排出口3寄りの領域である終期乾燥領域Z
では、第12図に示す如く、汚泥の大半が10mm程度
の豆粒状物を含む粒状物13cとなっており、爪部12
・・・による攪拌作用により最終的な乾燥処理が行なわ
れる。
なお、ケーシング1内における汚泥の滞留時間。
貯溜量は堰4の峰高さにより調節することができ。
これにより汚泥の乾燥度が調節される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来装置によっては、上記し
た如く、汚泥に対する伝熱体作用が各領域に、L、Zで
異なるにも拘らず、各伝熱体7の形状が同一であるため
、しかもその形状が断面矩形の中空体形状とされている
ため1次のような問題があり、効果的な乾燥処理を行な
い得ないでいた。
すなわち、隣接する1組の伝熱体7,7にあって、対向
する一方の羽根8,8では後端部分10゜10間及び爪
部12,12間が最小間隔となっているが、対向する他
方の羽根8,8では後端部分10.10間及び爪部12
,12間が最大間隔となっている。したがって、初期乾
燥領域Kにおける餅状汚泥13aの引き千切り及び持上
げ作用が後者の対向羽根8,8については全く行なわれ
ず、かかる作用が行なわれない、つまり、各羽根8の一
方の面のみが伝熱面として利用されるにすぎず、初期乾
燥領域Kにおける乾燥処理が効率良く行なわれない。
また、各羽根8は断面矩形の中空体形状とされているこ
とから、羽根8の先端部分9及び外周部分11は比較的
幅広の矩形面形状をなしている。
したがって、特に中期乾燥領域りにおける汚泥細分化が
良好に行なわれず、その結果、受熱による乾燥が効果的
に行なわれない。
また、爪部12は餅状汚泥13aの引き千切りには適し
ていても、粒状物13c・・・を攪拌させるには適しな
いものである。すなわち、爪部12・・・によっては、
第12図に示す如く、粒状物13c・・・がケーシング
底壁上で攪拌されるにすぎず、上方へ持上げられること
がない。したがって、攪拌が充分に行なわれず、伝熱体
7の上半部分は伝熱面として全く利用されないことにな
り、乾燥処理が効率良く行なわれない。このような問題
は、第11図に示す如く、中期乾燥領域りにおいても同
様に生じる。
このように、従来装置では汚泥の乾燥処理を効率良く行
ない得ないといった問題がある。
本発明は、伝熱体の形状を各乾燥領域で異ならしめて、
乾燥の進行状態に応じた最適な伝熱体作用を行なわしめ
うるように工夫することによって、上記した問題を有効
に解決し、汚泥の乾燥処理を効率良く行ないうる汚泥乾
燥装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決した本発明の汚泥乾燥装置は、熱交換媒
体が供給され且つ相対方向に回転駆動される、平行配置
された一対の中空軸たる伝熱軸と、各伝熱軸にその軸線
方向に所定間隔を隔てて固着された多数の伝熱体と、こ
れら伝熱体を囲繞し、伝熱軸の軸線方向における両側端
部位に汚泥の供給口及び排出口を設けたケーシングとを
具備してなり、伝熱体群は、一方の伝熱軸の各伝熱体が
他方の伝熱軸の各隣接伝熱体間に位置されるように配置
されており、各伝熱体は、伝熱軸に直交状に固着され且
つ内部が伝熱軸内に連通ずるジャケット構造とされた複
数の扇状の羽根からなる略分割円盤形状に構成されてお
り、伝熱体群のうち、ケーシング内における供給口寄り
の領域たる初期乾燥領域に位置する各第1伝熱体におい
ては、各羽根がその厚みを回転方向に漸次薄くした楔形
の中空体に構成されており、且つその羽根の反回転方向
側端部分たる後端部分には羽根の両側面から突出する汚
泥引き千切り用の爪部が形設されており、ケーシング内
における供給口と排出口との中間領域たる中期乾燥領域
に位置する各第2伝熱体においては、各羽根が少なくと
も回転方向側端部分たる先端部分及び外周部分の厚みを
薄くした中空体に構成されており、且つ各羽根には、先
端部分を除き、伝熱軸から外周方向へと放射状に延び且
つ羽根の両面から突出する複数の汚泥掻き上げ用の鰭部
が形設されており、ケーシング内における排出口寄りの
領域たる終期乾燥領域に位置する各第3伝熱体において
は、各羽根がその厚みを全体的に薄くした中空体に構成
されており、且つ各羽根には、先端部分を含めて、伝熱
軸から外周方向へと放射状に延び且つ羽根の両面から突
出する複数の汚泥攪拌用の鰭部が形設されていることを
特徴とするものである。
第2伝熱体の各羽根は、その厚みが外周部分から伝熱軸
方向に漸次厚くなる断面三角形の中空体に構成し、且つ
その先端部分は尖端形状に形成しておくことが好ましい
第3伝熱体における各汚泥攪拌用の鰭部は1反回転方向
に凹状に湾曲させておくことが好ましい。
〔作用〕
供給口からケーシング内に供給された汚泥は、伝熱体に
より攪拌されつつ排出口方向に移動せしめられ、この間
においてケーシング及び伝熱体から受熱して水分を蒸発
され、排出口から排出されることになる。
すなわち、初期乾燥領域においては、供給口から供給さ
れた餅状汚泥は、隣接する第1伝熱体の対向間隔が最小
となっている部分つまり後端部分における爪部により5
0cxa程度の大きさに引き千切られる。このようにし
て引き千切られた汚泥塊は、引続き、羽根後端部分間に
挾持された状態で。
上方へ回動されていく、このように一方の伝熱軸の伝熱
体により挾持された状態で回動されていく汚泥塊は、下
降回動に移行した段階で他方の伝熱軸の伝熱体により伝
熱軸間に放出され、この伝熱体の羽根先端部分で剪断さ
れる。
このとき、各羽根がその厚みを回転方向に漸次薄くした
横状とされていることから、隣接する伝熱体の対向間隔
は全ての後端部分において最小となっており、餅状汚泥
の引き千切り及び汚泥塊の持上げ作用が効率良く行なわ
れ、しかも各羽根の両面が伝熱面として利用されること
になる。
このような第1伝熱体による作用が初期乾燥領域で繰返
される結果、中期乾燥領域りでは、該領域にもたらされ
る汚泥の大半が50閣程度の団子状をなしており、第2
伝熱体の作用により更に細分化される。
すなわち、中期乾燥領域では、団子状をなした汚泥がケ
ーシングの底壁上に滞留しているが、この団子状物は第
2伝熱体の鰭部により攪拌されると共に各羽根の先端部
分及び外周部分により剪断され、更に細分化されていく
このとき、各羽根には複数の鰭部が形設されており、且
つその鰭部が伝熱軸から羽根外周へと放射状に延びるも
のであることから、団子状物は鰭部によって確実に掻上
げられることになる。したがって、団子状物の攪拌が充
分に行なわれ、第2伝熱体の下半部は勿論、その上半部
も伝熱面として有効に利用されることになる。しかも、
各羽根の先端部分及び外周部分は薄肉とされていること
から、団子状物の剪断細分化も良好に行なわれることに
なる。特に、各羽根を断面三角形状とし、その先端部分
を尖端形状としておくと、先端部分及び外周部分による
剪断がより効果的に行なわれる。
そして、このような第2伝熱体の作用により。
終期乾燥領域では、汚泥の大半が10m程度の豆粒状物
を含む粒状物となっており、第3伝熱体の鰭部による攪
拌作用により最終的な乾燥処理が行なわれる。
すなわち、第3伝熱体の各羽根はその厚みを全体的に薄
くした形状に構成されているため、鰭部の幅つまり羽根
の両面からの突出量を大きく設定できる。しかも、鰭部
は、各羽根に先端部分を含めて複数形設されており且つ
伝熱軸から羽根外周へと放射状に延びている。したがっ
て、粒状物は鰭部によりケーシング底壁から掬い上げら
れて、充分に攪拌され、第3伝熱体の下半部は勿論、そ
の上半部も伝熱面として有効に利用される。かかる作用
は、鰭部を上記した如き湾曲状としておくとより確実に
行なわれる。
このように、汚泥の初期、中期、終期乾燥が各々効果的
に行なわれ、全体として効率の良い乾燥処理が行なわれ
ることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の構成を第1図〜第7図に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。
この実施例の汚泥乾燥装置にあっては、第1図に示す如
く、長手方向両端部に汚泥の供給口(図示せず)及び排
出口3を設けたジャケット構造のケーシング1を、排出
口3側が供給口側よりも所定量下位に位置するように据
付けられている。ケーシング1には、その長手方向に平
行に延びる一対の中空軸状の伝熱軸5.5が支持されて
おり、両伝熱軸5,5は相反方向(矢印方向)に回転駆
動されるようになっている。そして、各伝熱軸5には、
蒸気等の熱交換媒体Gが供給されるようになっている。
以上の構成は、冒頭で述べた従来装置と同様であるから
、その詳細は省略する。
而して、本発明に係る汚泥乾燥装置にあっては。
各伝熱軸5に多数の伝熱体7・・・が軸線方向に所定間
隔を隔てて固着されているが、これらは以下に述べる如
く、形状の異なる第1〜第3伝熱体群71・・・、72
・・・y7a・・・からなる、伝熱体7・・・は、一方
の伝熱軸5の各伝熱体7が他方の伝熱軸5の各隣接伝熱
体7,7間に位置されるように配置されており、各伝熱
体7は、伝熱軸5に直交状に固着した一対の扇状の羽根
8,8からなる分割円盤形状に構成されている。
そして、各伝熱軸5における伝熱体群7・・・のうち、
供給口寄りの領域たる初期乾燥領域Kに位置する第1伝
熱体71・・・については、第1図、第2図及び第5図
に示す如く、各羽根81がその厚みを回転方向に漸次薄
くした楔形の中空体に構成されていて、対向する各羽根
81、81間において対向面がハの字状となり、全ての
後端部分101において羽根間隔が最小となるように工
夫されている。また、各羽根81の後端部分101には
、羽根81の両側面から突出する汚泥引き千切り用の爪
部121が形設されている。なお、ジャケット構造とさ
れた各羽根81の内部は伝熱軸5内に連通されていて、
各羽根81内には伝熱軸5から熱交換媒体Gが導入され
るように工夫されている。
而して、初期乾燥領域Kにおいては、供給口から供給さ
れた餅状汚泥13aが対向する爪部12、.121によ
り50(!1程度の大きさに引き千切られ、このように
して引き千切られた汚泥塊13′aはそのまま最小間隔
の羽根後端部分101、101間に挾持された状態で持
ち上げられていく。
そして、このように一方の伝熱軸5の羽根81゜81に
より挾持された状態で回動されていく汚泥塊13′aは
、下降回動に移行した段階で他方の伝熱軸5の羽根81
により伝熱軸5,5間に放出され、この羽根81の先端
部分91で剪断される。
このように、全ての爪部121・・・及び後端部分10
1・・・及びにおいて餅状汚泥13aの引き千切り作用
及び汚泥塊13′aの持上げ作用が行なわれ、且つ各羽
根81の両面が伝熱面として利用されて。
汚泥の初期乾燥が効果的に行なわれることになる(第2
図参照)。
また、供給口と排出口3との中間領域たる中期乾燥領域
りに位置する第5伝熱体72・・・については、第1図
、第3図及び第6図に示す如く、各羽根82が少なくと
も先端部分92及び外周部分112の厚みを薄くした中
空体に構成されている。
すなわち、この実施例では、各羽根82が、その厚みが
外周部分112から伝熱軸5方向に漸次厚くなる断面略
三角形の中空体に構成されており、且つ先端部分92が
尖端形状に形成されている。
また、各羽根81には、先端部分92を除いて、伝熱軸
5から外周部分112へと放射状に延び且つ羽根82の
両面から突出する複数の汚泥掻き上げ用の鰭部122・
・・が形設されている。この実施例では、2つの汚泥掻
き上げ用の鰭部122,122が両端部分102.92
間及び後端部分102に形設されている。なお、ジャケ
ット構造とされた各羽根81の内部は伝熱軸5内に連通
されていて、各羽根82内には伝熱軸5から熱交換媒体
Gが導入されるように工夫されている。
而して、中期乾燥領域りにおいては、該領域りにもたら
される汚泥の大半が上記した第1伝熱体71・・・の作
用により50mm程度の団子状をなしており、この団子
状物13b・・・は、第2伝熱体72・・・の作用によ
り次のように処理される。
すなわち、中期乾燥領域りでは、団子状物13b・・・
がケーシング1の底壁上に滞留しているが。
この団子状物13b・・・は各第2伝熱体72の鰭部1
2゜・・・により攪拌されると共に各羽根82の先端部
分92及び外周部分112により剪断され。
更に細分化されていく。このとき、各羽根82には複数
の鰭部122・・・が形設されており、且つ各鰭部12
1が伝熱軸5から羽根外周へと放射状に延びるものであ
ることから、団子状物13b・・・は鰭部122・・・
によって確実に掻上げられることになる。したがって、
団子状物13b・・・の攪拌が充分に行なわれ、各伝熱
体72の下半部は勿論、その上半部も伝熱面として有効
に利用されることになる。しかも、各羽根82の先端部
分92及び外周部分112は尖端形状とされていること
から。
団子状物13b・・・の剪断細分化も良好に行なわれる
ことになる(第3図参照)、その結果、汚泥の中期乾燥
が効果的に行なわれることになる。
さらに、排出口3寄りの領域たる終期乾燥領域Zに位置
する第3伝熱体73・・・については、第1図、第4図
及び第7図に示す如く、各羽根83がその厚みを全体的
に薄くした中空体に構成されており、各羽根83には、
伝熱軸5から外周部分113へと放射状に延び且つ羽根
83の両面から突出する複数の汚泥攪拌用の鰭部123
・・・が形設されている。この実施例では、4つの汚泥
攪拌用の鰭部123・・・が各端部分9 s = 10
 a及び画部分93.10s間に等間隔を隔てて形設さ
れている。
また、各鰭部123は、第7図に示す如く、反回転方向
に凹状に湾曲されている。なお、ジャケット構造とされ
た各羽根83の内部は伝熱軸5内に連通されていて、各
羽根88内には伝熱軸5から熱交換媒体Gが導入される
ように工夫されている。
而して、終期乾燥領域Zにおいては、該領域Zにもたら
される汚泥の大半が、上記した第1及び第2伝熱体72
・・・、7゜・・・の作用により、最早細分化を必要と
しない10m程度の豆粒状物を含む粒状物13c・・・
どなっており、各第3伝熱体73の鰭部123・・・に
よる攪拌作用により最終的な乾燥処理が行なわれる。
すなわち、各第3伝熱体73の羽根83には先端部分9
3も含めて多数の鰭部123・・・が形設されており、
しかも各鰭部123が伝熱軸5がら羽根外周へと放射状
に延びた湾曲形状とされているから、粒状物13c・・
・はケーシング底壁から上方へと確実に掻上げられて、
充分に攪拌され、各第3伝熱体73の全面が伝熱面とし
て有効に利用される(第4図参照)。その結果、汚泥の
最終乾燥が効果的に行なわれることになる。
なお1本発明の構成は上記実施例に限定されるものでは
なく、種々の設計変更が可能である。例えば、第2伝熱
体72の羽根82は、上記実施例の如く先端部分92及
び外周部分112の厚みのみを薄くした断面三角形状の
ものとせず、第3伝熱体73の羽根83と同様に全体的
に厚みを薄くした中空体に構成しておいてもよい、また
、各羽根81、81、83及び鰭部12.,123の数
も、乾燥条件等に応じて適宜に設定することができる。
〔発明の効果〕
本発明の汚泥乾燥装置は、各乾燥領域における伝熱体を
形状を異ならしめて、乾燥の進行状態に応じた最適の伝
熱体作用を発揮させるように工夫したものであるから、
従来装置における如く乾燥作用に利用されない伝熱部分
の発生を排除して、汚泥の乾燥処理を良好且つ効率良く
行ないうるものであり、その実用的価値極めて大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明に係る汚泥乾燥装置の一実施例
を示したもので、第1図は横断平面図。 第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1
図の■−■線に沿う断面図、第4図は第1図のrV−r
V線に沿う断面図、第5図〜第7図は夫々羽根を示す斜
視図であり、第8図は従来の乾燥装置を示す横断平面図
、第10図は同装置の縦断側面図、第9図は第8図のX
−X線に沿う断面図、第11図は第8図の夏−X線に沿
う断面図、第12図は第8図の皿−層線に沿う断面図で
ある。 1・・・ケーシング、2・・・汚泥の供給口、3・・・
汚泥の排出口、5・・・伝熱軸、7・・・伝熱体、72
・・・第1伝熱体、72・・・第2伝熱体、7s・・・
第3伝熱体、8.81t 82 + 83・・・羽根、
91,92、93・・・先端部分、101.1ox* 
10a・・・後端部分、112・・・外周部分、121
・・・汚泥引き千切り用の爪部、122・・・汚泥掻き
上げ用の鰭部、128・・・汚泥攪拌用の鰭部、13a
、13’a、13b、13c・・・汚泥、K・・・初期
乾燥領域、L・・・中期乾燥領域、Z・・・終期乾燥領
域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱交換媒体が供給され且つ相対方向に回転駆動され
    る、平行配置された一対の中空軸たる伝熱軸(5)と、
    各伝熱軸(5)にその軸線方向に所定間隔を隔てて固着
    された多数の伝熱体(7)と、これら伝熱体(7)を囲
    繞し、伝熱軸(5)の軸線方向における両側端部位に汚
    泥の供給口(2)及び排出口(3)を設けたケーシング
    (1)とを具備してなり、伝熱体(7)群は、一方の伝
    熱軸(5)の各伝熱体(7)が他方の伝熱軸(5)の各
    隣接伝熱体(7)間に位置されるように配置されており
    、各伝熱体(7)は、伝熱軸(5)に直交状に固着され
    且つ内部が伝熱軸(5)内に連通するジャケット構造と
    された複数の扇状の羽根(8)からなる略分割円盤形状
    に構成されており、伝熱体(7)群のうち、ケーシング
    (1)内における供給口(2)寄りの領域たる初期乾燥
    領域(K)に位置する各第1伝熱体(7_1)において
    は、各羽根(8_1)がその厚みを回転方向に漸次薄く
    した楔形の中空体に構成されており、且つその羽根(8
    _1)の反回転方向側端部分たる後端部分(10_1)
    には羽根(8_1)の両側面から突出する汚泥引き千切
    り用の爪部(12_1)が形設されており、ケーシング
    (1)内における供給口(2)と排出口(3)との中間
    領域たる中期乾燥領域(L)に位置する各第2伝熱体(
    7_2)においては、各羽根(8_2)が少なくとも回
    転方向側端部分たる先端部分(9_2)及び外周部分(
    11_2)の厚みを薄くした中空体に構成されており、
    且つ各羽根(8_2)には、先端部分(9_2)を除き
    、伝熱軸(5)から外周方向へと放射状に延び且つ羽根
    (8_2)の両面から突出する複数の汚泥掻き上げ用の
    鰭部(12_2)が形設されており、ケーシング(1)
    内における排出口(3)寄りの領域たる終期乾燥領域(
    Z)に位置する各第3伝熱体(73)においては、各羽
    根(8_3)がその厚みを全体的に薄くした中空体に構
    成されており、且つ各羽根(8_3)には、先端部分(
    9_3)を含めて、伝熱軸(5)から外周方向へと放射
    状に延び且つ羽根(8_3)の両面から突出する複数の
    汚泥攪拌用の鰭部(12_3)が形設されていることを
    特徴とする汚泥乾燥装置。 2、第2伝熱体(7_2)の各羽根(8_2)を、その
    厚みが外周部分(11_2)から伝熱軸(5)方向に漸
    次厚くなる断面三角形の中空体に構成し、且つ各羽根(
    8_2)の先端部分(9_2)を尖端形状に形成したこ
    とを特徴とする、請求項1に記載する汚泥乾燥装置。 3、第3伝熱体(7_3)における各汚泥攪拌用の鰭部
    (12_3)を、反回転方向に凹状に湾曲させたことを
    特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する汚泥乾燥
    装置。
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