JPH01314161A - 化粧材の製造方法 - Google Patents

化粧材の製造方法

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JPH01314161A
JPH01314161A JP14638788A JP14638788A JPH01314161A JP H01314161 A JPH01314161 A JP H01314161A JP 14638788 A JP14638788 A JP 14638788A JP 14638788 A JP14638788 A JP 14638788A JP H01314161 A JPH01314161 A JP H01314161A
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JP
Japan
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dimensional
natural wood
veneer
base plate
wood veneer
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Pending
Application number
JP14638788A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Akira Niwayama
庭山 明
Yozo Hasegawa
長谷川 洋三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、基材として金属を用いる化粧材の製造方法に
関するものであり、本発明の方法によって得られた化粧
材は、天然木の風合と、2次元あるいは3次元の曲面に
よる立体感とを有し、反りや寸法変化を生じることがな
いので、高度な品質を要求される用途、例えば車輌の内
装、キャビネット、冷蔵庫の扉の表面材、住宅機器、外
装ドア等の分野で使用できる。
〈従来の技術〉 天然木の風合と立体感とを有する化粧材としては、断面
が凹凸形状を有する木質基材に天然木単板を貼り合わせ
たものや、複数枚の単板を積層し、加熱加圧して成形し
たもの等がある。
しかしながら、これらは反りや寸法変化が大きく、車輌
の内装等の用途には使用で、きなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、天然木の風合と立体感とを有し、しかも車輌
の内装等の過酷な条件下で用いられても、反りや寸法変
化、亀裂等を生じない、高い品質を持った化粧材の製造
方法を提示するものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、2次元あるいは3次元の曲面を有する金属板
を基板として用いることによって、立体感と寸法安定性
とを得、これに天然木単板を積層することによって天然
木の風合を得ようとするものである。
そして、温度の変化によって若干の寸法変化を示す金属
板と、温度の変化によって寸法が変化する天然木単板と
を積層することによって予測される、剥離現象と亀裂の
発生を防止するために、使用する接着剤の種類と天然木
単板の厚さとを特定し、更には天然木単板に予めスレト
ス加工を施しておき、その裏面に裏打材を積層したこと
を特徴とするものである。
以下、本発明の方法を製造行程に従って詳細に説明する
まず基板としては、鉄板、アルミニウム板、ステンレス
板、銅板、亜鉛板等の成形加工のできる金属であれば任
意に使用でき、この金属板を、プレス成形やロールフォ
ーミング加工によって、2次元の曲面や3次元の曲面を
有するように成形し、必要に応じてその表面に脱脂処理
やカチオン塗料の塗装等の前処理を行なう、(カチオン
塗料の塗装は防錆処理である。) 次に、その表面にブライマー処理剤を塗布する。
このブライマー処理剤は、基板と天然木単板とを積層す
る際に使用する接着剤の種類に合わせて選択するもので
、エポキシ系、ウレタン系、ポリエステル系等の合成樹
脂を主体としたものが用いられる。もちろん使用する接
着剤によってはプライマー処理を必要としない場合もあ
る。このブライマー処理剤は、スプレー等で塗布した後
、通常は乾燥行程を経た後、焼き付は処理される。
天然木単板は、加工適性、すなわち基板の曲面に密着す
るだけの柔軟性と取り扱い上の点から、0.1〜2.0
mの厚さのものを使用するのが好ましいが、樹種によっ
て柔軟性に差があるため、その上限下限共に若干の変動
がある。樹種としては、楢 備、栓、シオジ、松、杉、檜、楠、栃等の相打やチーク
、ローズ、ウオールナツト、パープル、素環、黒壇等の
外材、人工突板等が挙げられ、板目、柾目、杢目等任意
に使用できる。
つぎにこの天然木単板に、接着剤を介して裏打材を積層
する。
I 杆材としては、ビニロン不織布、ポリエステル不織
布、レーヨン不織布等の不織布、重量10〜t2og/
nfの和紙、あるいはその和紙にウレタン系樹脂、メラ
ミン系樹脂、ラテックス等を含浸して紙間を強化したも
の等が使用できる。
なお、積層に使用する接着剤としては、ウレタン系、合
成ゴム系、尿素系、酢酸ビニル系等が挙げられる。
天然木単板と裏打材の積層が終了した後、真空成形時の
加工適性の向上(柔軟性の向上)と、化粧材として使用
している間に乾燥や吸湿等の湿度の変化による単板の寸
法変化や亀裂の発生、あるいはフクレの発生等による剥
離を防止するために、ストレス加工を施す。
スレトレス加工とは、硬質ゴムロールと金属ロールとで
構成されるスレトスマシーンと呼ばれる装置に裏打材が
11層された天然木単板を送り、前記2つのローラーの
間を通加させることで圧力を加え、その圧力によって天
然木単板の木材組織中の細胞壁をある程度破壊するもの
で、この破壊された部分が曲げ加工等の際の伸縮を吸収
し、剥離や亀裂の発生を防止するものである。
以上のように裏打材を積層した天然木単板を基板に貼り
合わせるには、まず基板の表面に接着剤を塗布し、天然
木単板と共に真空成形機あるいは真空圧空成形機に導い
て、真空あるいは真空圧空によって天然木単板を基板の
曲面に沿って貼り合わせる。
この時、天然木単板を加熱して軟化させ、成形し易いよ
うにすることもできる。
成形の条件は使用する接着剤の種類や基板の形状によっ
て異なるが、−例をあげれば、圧力としては、真空の場
合はゲージ圧で3〜7kg/cd、真空圧空の場合は同
じくゲージ圧で600〜700 ssHg。
時間は0.5〜10分、加熱する場合は100℃前後と
する。
使用する接着剤としは、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹
脂系、ウレタン系、変性ウレタン樹脂系、合成ゴム系、
尿素系、酢酸ビニル系、エポキシ系等の、ホットメルト
型又は熱硬化型のものが使用できる。熱硬化型のものは
、エマルジョン型でも溶剤型でもかまわない。
接着剤の塗布方法には特に制約はないが、曲面を有する
基板への塗布になるので、フローコーター・スプレー、
あるいは刷毛等を用いた塗布方法が好ましい。
なお、3次元曲面を有する基板を使用する場合には、天
然木単板で基板が完全には被覆されずに基板が露出する
部分や、反対に単板が余ってしまう部分が生じるため、
積層後に埋木したり、単板に予め切り込みを入れるとい
った行程が必要になる。
積層後はトリミングや研摩等の仕上げを行ない、続いて
必要に応じて表面塗装を行なう。
表面塗装は生地研摩、塗装、塗膜研摩、塗装とから成る
生地研摩は、通常の木工塗装の生地研摩に用いられる研
摩紙よりも粒度の細かいl320〜1400程度の研摩
紙を用いて、天然木単板の表面を調整するためのもので
あり、この後から施す塗装が、厚さ10〜30μmの単
板の導管部分が露出する、いわゆるオーブンボア塗装と
よばれるものであるため、単板表面の凹凸をできる限り
除去して、乾燥や吸湿によって生じる塗膜の割れを防止
することを目的とするものである。なお、生地研摩を手
作業で行なういわゆる研摩の場合は、研摩紙の粒度は前
記の1320〜1400程度で良いが、機械研摩の場合
には、更に粒度の細かい研摩紙を用いるのが好ましい。
生地研摩の後、必要に応じてクリーニングと生地着色を
行ない、続いて塗装を行なう。
塗装は、ウレタン系樹脂、ポリエステルポリオール系樹
脂等をスプレー等によって多量に塗布し、塗布表面に被
膜が生じた時点で、余分な塗料の除去と塗料を十分に浸
透させる目的で、拭き取る、という工程から成る。
塗装後乾燥させ、更に表面光沢の調整の意味で、ウレタ
ン系樹脂を30〜40g/rd塗布し、乾燥させる。
〈作用〉 本発明方法によって得られる化粧材は、湿度の影響によ
る寸法変化はなく、温度の変化によって若干の寸法変化
を生じる金属板と、温湿度、特に湿度の変化によって寸
法が変化する天然木単板という性質の異なる素材を積層
したものであり、しかも2次元あるいは3次元の曲面形
状に成形させているために場所によって伸縮の程度が異
なるものである。
本発明は、このような構成の化粧材を、温度変化や湿度
変化の著しい用途、例えば車輌の内装や外装ドア等に使
用しても、剥離現象や亀裂の発生が起こらないように、
天然木単板には不織布等の裏打材を積層し、基板との貼
り合わせにはホットメルト型又は熱硬化型の接着剤を使
用して、真空成形、あるいは真空圧空成形によって時間
をかけて確実に積層するようにしたものである。
〈実施例〉 厚さ1.0 tmの鉄板を、プレス加工方法によって三
次元曲面を有する立体物に成形し、その表面に、エポキ
シ系プライマー(関西ペイント■製、プラサフ1500
)をスプレー塗装法により120 g / rrK(n
et)塗布し、120℃で1時間焼き付けた。
一方、厚さ0.3閣のウオールナツトの玉杢柄の単板の
裏面に合成ゴム系の接着剤(松栄化学工業■製LB−3
10)  を100g/イ塗布し、重量50g/ポの和
紙を重ねて120″C15kg/c+iの条件下で2分
間加熱加圧して積層した。
この積層体を常温で3B間養生させた後、ストレスマシ
ーンはよってストレス加工を施した。
次に、前記成形済の鉄板とストレス加工済の積層体の各
々の表面に合成ゴム系接着剤(住人スリーエム■製、E
C−1368)を150 g / n((net)  
スプレーで塗布し、乾燥した後に両者を真空成形機にセ
ットし、100℃に加熱しながら、ゲージ圧で3kg/
ellの圧力で1分間圧空すると共に下方から真空吸引
して、鉄板の曲面に沿って単板を貼り合わせた。
次いで、トリミング→生地研摩→生地着色→仕上げ塗料
塗布(ユニオンペイント■製ウレタンシ−ラー、塗布量
120g/イ(豐et) 、やに止めシーラー)→乾燥
、の順で仕上げを行ない、余分な塗料を布で拭き取った
後に乾燥し、toooのスチールウールで研摩した後に
、ウレタン系の艶消し樹脂(大釜塗料■製、ウレボンフ
ラット)を50g/nf(ne t)塗布し、乾燥して
化粧材を得た。
〈発明の効果〉 ■車輌の内装、外装ドア等の過酷な用途に使用しても、
反り、涙じれ、寸法変化、剥離、亀裂等を生じない。
■金属の長所である機械的強度と、天然木の長所である
自然感、温かさ、やさしさ等がうまく融合した、意匠性
が高く、耐久性に冨んだ化粧材となる。
■天然木単板をストレス加工することにより、加工時や
使用中における剥離や亀裂の発生を防止することができ
、天然木の素材感を生かしたオープンポア塗装も可能と
なった。
手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和63年特許願第146387号 2、発明の名称 化粧材の製造方法 3、補正をする者 明牛との関係  特許出願人 住 所   東京都台東区台東1丁目5番1号明細書第
3頁5行目「温度」を「湿度」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉄板、アルミニウム板等の金属の板を成形して作製した
    2次元あるいは3次元の曲面を有する基板を用意し、該
    基板の表面に必要に応じて前処理とプライマー処理を行
    った後にホットメルト型又は熱硬化型の接着剤を塗布し
    、その上から、裏面に裏打材を積層した厚さ0.1〜2
    .0mmのストレス加工を施した天然木単板を重ね、真
    空成形、あるいは真空圧空成形によって前記曲面を有す
    る基板と天然木単板とを積層一体化することを特徴とす
    る化粧材の製造方法。
JP14638788A 1988-06-14 1988-06-14 化粧材の製造方法 Pending JPH01314161A (ja)

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Cited By (1)

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