JPH0131343B2

JPH0131343B2 -

Info

Publication number: JPH0131343B2
Application number: JP57166007A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Oozeki
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1982-09-25
Filing date: 1982-09-25
Publication date: 1989-06-26
Also published as: JPS5955676A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は画情報を送信宛先や送信指定時刻と共
に記憶し、必要な時期に再生するフアクシミリ情
報蓄積再生方式に関する。

画情報を所定の時刻に所定の相手先に送つた
り、あるいは、相手先が送られてくる画情報を後
刻打ち出すため、送受信画情報を送受信時刻、送
信宛先、発信元コード等の管理情報と共に蓄積
し、これを上記管理情報等に基づく必要な時期に
再生するフアクシミリ情報蓄積再生装置が知られ
ている。

しかし、この場合、蓄積した画情報や管理情報
のフアクシミリ情報が消失することのないように
ハードデイスクや磁気ドラム等の磁気記憶媒体に
記憶すると、装置が大型化する上、処理速度が遅
くなりG3機に適応できない場合が生じる。だか
らといつて、上記フアクシミリ情報をRAM等の
半導体揮発性メモリに蓄積すると、電源オフ時に
フアクシミリ情報が全て失われ、どのようなフア
クシリ情報が蓄積されていたが判らなくなり、必
要な画情報を再送受することも難しくなる問題点
があつた。

本発明は、上記問題点を解決し、電源がオフし
ても電源復帰時にはそれ迄蓄積されていた画情報
についての管理情報が得られる高速処理可能なフ
アクシミリ情報蓄積再生方式を提供することを目
的とする。

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例
を詳細に説明する。

図は本発明の一実施例に係るフアクシミリ蓄積
再生装置の構成を示し、一点鎖線で囲むＡはフア
クシミリ本体部分、Ｂがフアクシミリ蓄積再生装
置である。

送信時において、図示しない送信原稿を光電変
換部１において光電変換して得られた画信号は後
述するシステムコントローラ２によつて切換制御
される切換器３の端子３ａおよび切換器４の端子
４ａを介して符号圧縮部５に加えられて所定の方
式により符号化される。この符号圧縮部５の出力
信号は、フアクシミリ伝送制御をなす伝送制御部
６を介して変復調器７に加えられ、所定の変調を
受けたのちに自動ダイアル装置８を介して伝送回
線に送出される。

また、受信時において図示しない他のフアクシ
ミリ装置より伝送回線を介して伝送された信号
は、上記自動ダイアル装置８を介して上記変復調
器７に加えられ、復調されて上記通信制御部６を
介して上記符号圧縮部５に加えられる。符号圧縮
部５は、この信号を復号して画信号に変換する。
この画信号は切換器９の端子９ａおよび切換器１
０の端子１０ａを介してプリンタ１１に加えら
れ、上記画信号に対応した受信画像がプリントア
ウトされる。尚、かかる送信時と受信時における
上記した各要素の制御は、上記システムコントロ
ーラ２によつてなされる。

さて、図示のフアクシミリ蓄積再生装置Ｂに蓄
積動作を行なわすべく、オペレータが操作部１２
を操作して蓄積モードを指定すると共に、送信宛
先（電話番号）および送信指定時刻を入力する
と、これらの操作に対応したモード指定データ、
送信宛先データおよび送信指定時刻データが上記
システムコントローラ２に加えられる。このシス
テムコントローラ２は上記送信宛先データおよび
送信指定時刻データをメモリコントローラ１３に
転送し、同時に上記切換器３および１０をそれぞ
れ端子３ｂおよび１０ｂ側に切換接続する。ま
た、上記メモリコントローラ１３は受入した上記
送信宛先データおよび送信指定時刻データを半導
体不揮発性メモリ（EEPROM等）から成る管理
データメモリ１４の所定の記憶領域に記憶させ、
同時に切換器１５および１６をそれぞれ端子１５
ｂおよび１６ｂに切換制御したのち、上記システ
ムコントローラ２に対して準備が終了した旨をあ
らわす信号を出力する。

この信号を受けたシステムコントローラ２は、
上記光電変換部１に対して読取開始指令信号を出
力する。これによつて、この光電変換部１はその
作動を開始し、その出力する画信号は上記切換器
３の端子３ｂ、切換器１５の端子１５ｂおよび切
換器１６の端子１６ｂを介して半導体揮発性メモ
リ（ダイナミツクRAM等）から成るメインメモ
リ１７に加えられて記憶される。

上記メモリコントローラ１３は、内蔵されてい
る時計の出力が上記送信指定時刻データに一致し
た際には、送信開始を指示する信号および送信宛
先データを管理データメモリ１４より取り出し
て、上記システムコントローラ２に出力すると共
に、上記切換器１５を端子１５ｃに切換制御す
る。システムコントローラ２は上記指示信号を受
けると、上記切換器４を端子４ｂに切換制御する
と共に、上記自動ダイアル装置８に対して送信宛
先データを出力して送信宛先を発呼させる。これ
によつて、上記メインメモリ１７に記憶された画
信号が上述した符号圧縮部５、通信制御部６、変
復調器および自動ダイアル装置８の送信時の作用
によつて伝送回線に送出される。

また、電源部１８は上記メモリコントローラ１
３、管理データメモリ１４、切換器１５，１６、
メインメモリ１７および後述する管理データフオ
ーマツト部１９に電源を供給するものであり、電
源部１８に外部電源（商用電源）が供給されてい
る際には電源入信号S₁を上記メモリコントローラ
１３に出力している。しかして、停電等の理由に
より上記外部電源の供給が停止した際には、この
時点から所定時間（数100ｍsec程度）経過後に上
記電源部１８の作動が停止して上記メインメモリ
１７の記憶内容が消失する。一方、上記停電発生
時点で上記信号S₁が消失すると、上記メモリコン
トローラ１３はこの信号S₁が消失した時刻即ち停
電発生時刻をあらわすデータを上記管理データメ
モリに記憶させる。次いで、上記外部電源の供給
が再開されると、上記メモリコントローラ１３は
イニシヤルリセツトされ、同時にメモリコントロ
ーラ１３はそのイニシヤルリセツト時刻即ち電源
再投入時刻をあらわすデータを管理データメモリ
１４に記憶させる。

しかる後に、上記メモリコントローラ１３は、
予め上記管理データメモリ１４に記憶した当該フ
アクシミリ蓄積再生装置のコードデータ、送信宛
先データ、停電発生時刻データおよび電源再投入
時刻をそれぞれ上記管理データメモリ１４から読
み出してこれらのデータを上記管理データフオー
マツト部１９に加え、同時に上記切換器１５およ
び１６をそれぞれ端子１５ａおよび１６ａに切換
制御し、更に上記システムコントローラ２に対し
て停電発生をあらわすデータを出力する。これに
よつて、上記システムコントローラ２は上記切換
器１０を端子１０ｂに切換制御する。

上記コードデータ、送信宛先データ、停電時刻
データおよび電源再投入時刻データはアスキーコ
ード等の所定のコードデータであらわされてお
り、上記管理データフオーマツト部１９はこのコ
ードデータを上記プリンタ１１で印字させるため
のビツトイメージデータに変換するものである。
しかして、かかるビツトイメージデータは上記切
換器１６、切換器１５および切換器１０を介して
上記プリンタ１１に加えられ、これによつて上記
管理データがプリントアウトされる。

ところで、受信時に上記プリンタ１１に紙づま
り等の異常が発生して、プリンタ１１が正常に作
動しない場合、あるいは、親展指定された受信画
信号の場合、上記システムコントローラ２は上記
切換器９を端子９ｂに切換制御すると共に、上記
メモリコントローラ１３に対してその旨伝える。
これにより、メモリコントローラ１３は切換器１
５を端子１５ｄに、また切換器１６を端子１６ｂ
に切換制御し、受信した画信号をメインメモリ１
７に記憶する。この後、上記システムコントロー
ラ２は操作部１２からの指示に従つて、上記切換
器１０を端子１０ｂに切換制御すると共に上記メ
モリコントローラ１３にその指示を伝える。これ
により、メモリコントローラ１３は上記切換器１
５を端子１５ａに切換制御し、メインメモリ１７
に蓄積した画信号を切換器１６，１５および１０
を介して上記プリンタ１１に出力する。

このようにして、受信した画信号を一旦メイン
メモリ１７に記憶させた後に、プリンタ１１に出
力して受信画線をプリントアウトさせる際に、電
源部１８に加わる外部電源が停止したとき、メモ
リコントローラ１３は上述と同様にして停電発生
時刻データおよび電源再投入時刻データ等を管理
データメモリ１４に記憶する。次いで、外部電源
の供給が再開されたときはメモリコントローラ１
３は、切換器１５および１６をそれぞれ端子１５
ｃおよび１６ａに切換制御し、更に上記システム
コントローラ２に対して停電が発生したことをあ
らわすデータおよび発信元をあらわすコードデー
タ（電話番号データ）を出力する。しかして、こ
のシステムコントローラ２は上記切換器４を端子
４ｂに切換制御すると共に、上記自動ダイアル装
置８によつて発信元を発呼し、これによつて上記
管理データフオーマツト部１９の出力信号が発信
元に伝送され、発信元において管理データがプリ
ントアウトされる。

尚、上述したようなフアクシミリ蓄積再生装置
Ｂは複数のフアクシミリ装置Ａの中継局として用
い、このフアクシミリ蓄積再生装置Ｂを介して各
フアクシミリ装置間で必要な時期に必要なデータ
のやりとりをすることもできる。

また、フアクシミリ蓄積再生装置Ｂをフアクシ
ミリ装置Ａに対し接離可能に構成し、必要なフア
クシミリ装置Ａのみ接続して用いるようにしても
よい。

以上説明したように本発明によれば、画情報は
揮発性メモリに、また、前記管理情報および前記
装置の電源がオフした時刻は不揮発性メモリにそ
れぞれ蓄積し、前記装置の電源がオフしたのちに
オンとなつたときには前記不揮発性メモリに蓄積
した情報を自動的に再生するようにしたので、停
電等により装置電源がオフした場合に消失した画
情報がどこから送信されてきたものであるのか、
あるいは何処に送信しようとしていたものなのか
を電源が復帰した時点で自動的に再生することが
可能となり、消失した画情報を特定することがで
きるようになる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例に係るフアクシミリ蓄積
再生装置のブロツク図である。１……光電変換部、２……システムコントロー
ラ、３，４，９，１０，１５，１６……切換器、
５……符号圧縮部、６……伝送制御部、７……変
復調器、８……自動ダイアル装置、１１……プリ
ンタ、１２……操作部、１３……メモリコントロ
ーラ、１４……管理データメモリ、１７……メイ
ンメモリ、１８……電源部、１９……管理データ
フオーマツト部。

Claims

【特許請求の範囲】

１画情報を蓄積すると共に、少なくとも送信宛
先、送信指定時刻および発信元コードから成る管
理情報を蓄積し、必要な時期に再生するフアクシ
ミリ情報蓄積再生方式において、前記画情報は揮
発性メモリに、また、前記管理情報および前記装
置の電源がオフした時刻を不揮発性メモリにそれ
ぞれ蓄積し、前記装置の電源がオフしたのちにオ
ンとなつたときには前記不揮発性メモリに蓄積し
た情報を自動的に再生することを特徴とするフア
クシミリ情報蓄積再生方式。