JPH01311635A - 移動体通信の移動局位置検出システム - Google Patents

移動体通信の移動局位置検出システム

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JPH01311635A
JPH01311635A JP63141551A JP14155188A JPH01311635A JP H01311635 A JPH01311635 A JP H01311635A JP 63141551 A JP63141551 A JP 63141551A JP 14155188 A JP14155188 A JP 14155188A JP H01311635 A JPH01311635 A JP H01311635A
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Tetsuji Isogai
磯貝 徹二
Fumikazu Sato
文和 佐藤
Hiroto Yoneyama
博人 米山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は移動体通信システム、より具体的には、たとえ
ば自動車などの車両に対する通信に適した移動体通信に
おいて移動局の位置を検出するシステムに関する。
(従来の技術) 本発明がとくに関連する従来の移動体通信システムとし
ては、たとえば自動車電話システムがある0周知のよう
に従来の自動車電話システムには、所定のサービスゾー
ンをカバーする基地局が2次元に配置され、隣接する基
地局のゾーンが部分的に互いに重複するようにして、移
動体に対する通信の継続性を保証するセルラ方式をとっ
ているものがある。
移動局へ着信させる場合、移動体の現在の位置を識別す
る必要がある。従来のセルラ方式の自動車電話システム
では、移動局へ着信させる都度、網側から複数のゾーン
について一斉呼出しを行ない、これに対する移動局から
の応答を検出することによって現在位置を把握し、着信
接続を行なっていた。
(発明が解決しようとする課題) セルラ方式では、近接する複数のゾーンすなわちセルの
間では、電波の干渉を避けるため異なる周波数を使用す
る。限られた周波数帯域を有効に利用するには、ゾーン
構成を細分化して同じ周波数を繰返し使用するのが好ま
しい、しかしゾーン構成の細分化は、ゾーンをまたがる
移動に伴う周波数の切換えの頻度が増し、基地局および
移動局の双方に周波数切換え制御の負担を課す、この傾
向は、移動体の移動速度が高速になるほど著しい、この
問題を解決するには、従来のセルラ方式では各ゾーンを
広域化するか1割当て周波数を増す必要があった。しか
し周知のように、周波数の割当て増加は非常に困難であ
る。
従来のセルラ方式の自動車電話システムは、音声通信を
主体とすべく設計されているので、データを多量かつ高
速に伝送するサービス目的には、必ずしも適していない
、たとえば自動車などの陸上交通では、道路混雑状況や
気象条件に応じて適切なルートに誘導するナビゲーショ
ンや多数の車両の運行の効率的な管理を行なうために、
車載機と地上基地局との間で多量のデータを高速に伝送
する必要がある。従来の自動車電話システムは、送信信
号の周波数が音声帯域に限定されるため、このような高
速データ通信をも含めた多彩なサービスには、必ずしも
適切ではなかった。
また、着信の都度、各基地局から一斉呼出しをし、移動
局がこれに応答してから着信接続を行なうので、着信呼
の接続制御が複雑であり、比較的長い接続設定時間を要
していた。さらに、移動局に個別に着信させないかぎり
移動体の現在位置が把握できないので、たとえば運送業
者などの多数の車両を保有するユーザがそれらの車両の
運行を効率的に管理するには適していなかった。
そこで、移動局と無線でリンクする複数の基地局を、隣
接する基地局の間に無電波領域を介在させて相互に離隔
配置すれば、これらの基地局は、無線リンクの電波とし
て単一の周波数を使用できるであろう、このような移動
体通信システムでは、移動局と通信可能な基地局が移動
局の移動に伴って変化するので、目的の移動局に対して
適切に通信を行なうには、システムは移動局の現在位置
を常時把握しておく必要がある。しかし、移動局の現在
位置を把握したとしても、それへの着信呼が生起したと
きにこれが現実にその位置にいることは保証されないで
あろう、とくに、一般道路に適用されるシステムの場合
、移動体の動きは2次元的であり、その動きを的確に予
測して効率的な着信制御を行なうことは困難であろう、
また、移動局の位置を把握するための通信にトラヒック
が集中し、これがシステム全体の通信トラヒックを阻害
するようなことは好ましくない。
本発明はこのような移動体通信に対する要求に鑑み、移
動局との適切な通信を可能とする移動局位置検出システ
ムを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段および作用)本発明によれ
ば、それぞれ移動局に対して無線で通信を行なう複数の
基地局と、複数の基地局が収容され複数の基地局に対す
る通信を交換する通信回線網を形成する複数の交換局と
を含む移動体通信の移動局位置検出システムにおいて、
移動局は、複数の交換局のいずれかに登録され、移動局
は、少なくともその移動局が最近に通過した位置を含む
履歴情報を更新的に記憶し、基地局からアクセスされる
と、これに応答してこの記憶された位置情報を基地局へ
返送し、交換局は、ある移動局について基地局に返送さ
れた位置情報の変化の有無を検出し、これに変化がある
と、その変化の検出された移動局の登録されている交換
局にその位置を通報し、移動局の登録されている交換局
は1通報された移動局の位置を記憶する。
移動局の登録されている交換局は、移動局の現在位置デ
ータを保持し、これを常時、実時間で更新する。移動局
は、その移動局が経由してきた少なくとも最新の地上局
に関する履歴情報を保持し、次に基地局よりアクセスさ
れたときにそれを交換局に返送する。交換局はたとえば
、移動局の履歴情報が自局に関係するものでないとき、
その現在位置を登録局へ通知し、登録局はこれを保持す
る。現在位置の通報は、交換局地域で初めてその移動局
を検出したときに限られるので、現在位置通報のための
通信トラヒックが少なく、本来の情報の通信トラヒック
がこれによって阻害されることがない、この履歴情報は
、加入車両の交通トラヒックの予測など、様々な車両管
理に利用される。
たとえば、ある移動局に通信する場合、その通信に関連
する移動局が登録されている交換局で、その移動局につ
いて記憶されている位置を得る。
そこで、この位置に基づいてその移動局の行動を予測し
、通信が成功する可能性の高い基地局からその移動局と
交信することができる。このようにして、目的の移動局
がアクティブであるかぎり、これに効率的に着信させる
ことができる。
本発明は、移動局の現在位置を登録局にて管理する新し
い移動体通信網方式に適用され、従来に(実施例) 次に添付図面を参照して本発明による移動体通信の移動
局位置検出システムの実施例を詳細に説明する。
第2図には、本発明がとくに対象とする移動体通信シス
テムを陸上交通、とくに自動車を含む車両の道路交通に
適用した実施例が路車間個別通信システムとして示され
ている。本実施例では、通常は一般道路や高速道路に沿
って所定の間隔、たとえば数百メートルないし数キロメ
ートルの間隔で複数の路上局lOが配置されている。こ
の間隔は、たとえば道路に許容される車速に応じて適切
な値に設定すればよい。路上局lOは、道路にある加入
車両12と無線にて通信を行なう基地局として機能する
地上局である。
路−E局10は送受信機14を有し7、これは、加入車
両12に搭載された移動局すな1−)ち車載機16(第
3図)との間で電波18を送受信17、そのサービスエ
リアすなわちゾーン20内に存在する車両12と通信を
行なう。本実施例にて特徴的なことの1つは、路上局l
Oの配置間隔に比較してそのゾーン20の大きさがはる
かに小さく、路上局10が間欠配置されていることであ
る。その径は、たとえば数十メートルないし100メー
トルのオーダでよい、したがって近接する2つのゾーン
20の間には、路上局lOの送信する電波に移動局16
が実質的に応動しない領域すなわち「無電波領域」が存
在し、車両12は、ゾーン20に含まれている間だけ路
上局10と通信を行なうことができる。この通信は高速
で行なわれる。
これかられかるように、本方式では、隣接する路上局1
0についても同じ周波数を緑返し有効に使用することが
できる。したがって基本的に、路上局lOと移動局16
との間の無線リンクには、本システム全体で単一の周波
数を使用すれば十分である。全二重通信を可使とするシ
ステムの場合は、−に下で互いに異なる1対の周波数が
使用される。
これによって、従来のセルラ方式のような周波数のゾー
ン切換えを行なわなくてよい、これらの特徴から本方式
を「間欠極小ゾーン方式」と称し、ゾーン20は「極小
ゾーン」と呼ぶ。
路上局10は路車間個別通信回線網22の一部を構成し
、同回線網22を介して本実施例では、一般電話回線網
24、一般パケット交換網などのデータ交換網25、シ
ステムセンタ2Bおよびユーザセンタ28などの他の通
信設備にアクセスすることができる。路車間個別通信回
線網22は、本実施例では第3図に例示するような局階
位構成をとり、一般電話回線網24、データ交換網25
およびセンタ26.28と移動局16との間でスイッチ
ングすなわち交換を行なう通信回線網である。これにつ
いては後に詳述する。
このような間欠極小ゾーン方式では、移動局16と路上
局lOとの間の通信の高速化が可能であり、高速データ
通信をも含めた多彩なサービスが提供される。たとえば
、自動車などの加入車両12を道路混雑状況や気象条件
に応じて適切なルートに誘導するナビゲーションや、多
数の車両12の運行を効率的に管理する目的で、路車間
個別通信回線網22を介してセンタ26および28と移
動局1Bとの間にデータ通信を行なうことができる。
第3図を参照すると、本−V施例におUる路車間個別通
信回線網22は、ある地区に配置されている複数の路上
局lOが収容される地区局30と、複数の地区局30を
ある地域にわたって収容する地域間32と、これらの地
域間32をいくつか収容した総括局34とからなる階位
構成なとっている。路上局10を含めてこれらの交換局
30.32.34を地上局と称する。地区局30、地域
間32および総括局34の相互の間の回線は本実施例で
は、基幹回線および斜回線などの中継線36からなるト
リー状回線網をなし、総括局34相互間は、組型回線網
を構成している。
本発明はこの網形態に限定されるものではなく、たとえ
ば一般道路や高速道路などの道路形態に応じた局階位構
成や、たとえば線状網などの他の態様をとってよいこと
は、言うまでもない。
一般の公衆電話回線網24およびデータ交換#125に
対する中継線38は、たとえば総括局34に収容される
。システムセンタ26は、たとえば加入車両12のナビ
ゲーションを処理する情報処理システムである。またユ
ーザセンタ2日は、加入車両12のうち特定のユーザに
帰属するものの運行をユーザ独自に管理する情報処理シ
ステムである0両者は中継線40によって総括局34に
収容されている。勿論これらは、地域間32や地区局3
0に接続されていてもよい。
総括局34、地域間32および地区局30は、それぞれ
固有の局コードを有する。それらのうち総括局34およ
び地域間32のコードを局階位構成で表わすことによっ
て、地域間32を特定する登録地上局コー“ド52(第
4図)が形成される。多数の加入車両12を保有する大
口のユーザの加入車両12については、地域局コードの
代りにそのユーザに固有のユーザコードを用いてもよい
、加入車両12に搭載された移動局18は、たとえば地
域間32に登録され、その地域間32においてユニーク
な移動局コード54が付与される。したがって全国的に
は、車載機すなわち移動局16は地上局コード52およ
び移動局コード54にて特定される。なお、加入車両1
2は総括局34や地区局30に登録されてもよい。
移動局16を特定する識別符号すなわち車両固有コード
は、第4図に示すように本実施例では静的コード50と
動的コード60とで構成される。静的コード50は、地
域間32に登録されている移動局16を特定するコード
であり、地上局コード52および移動局コード54と、
本システムを識別するためのシステムコード56とを含
むゆシステムコード56は、他のシステムと区別して本
システムを指定するコードであり、本システムの内部で
は省略してもよい、したがって静的コード50は、本シ
ステム内部での個々の移動局18の認識番号としての機
能に加えて、一般電話回線網24.データ交換網25あ
るいはセンタ2B、28から移動局16へ着信する場合
の番号体系と密接な関係がある。
加入車両12の移動局16は車両コード発生部130(
第3図)を有し、これはその移動局16に割り当てられ
た車両コードを発生する機能部である。この車両コード
には、その移動局18が本来登録されている登録局を特
定する地上−局コード52と、その移動局IBの移動局
ニード54とを含む、これらのコードは車両コード発生
部130に設定され、後述する路り局lOからのポーリ
ングに応答してこれから読み出され、送信される。
たとえば第1図に示すように、総括局A1に収容されて
いる1つの地球局B1にある移動局18が登録されてい
るとする。その地球局32を特定する地−ト局コード5
2はrA+8+、jであり、その地球局のなかにおける
移動局16の移動局コード54がrMox Jであると
、その移動局は静的車両コード rA+B+Mo:+ Jにて特定される。
動的コード60は、加入車両12の移動状態に相応した
コードであり、加入車両12の現在状況を把握し、ナビ
ゲートするのに有効に使用される。したがって、加入車
両12の走行地区域や移動状況に関連した重両固有のコ
ードであり、一般電話回線網24や、データ交換網25
、センタ26.28からの個別通信のための車両位地の
検索、加入車両12の旅行目的地への経路誘導情報の提
供などに重要な役割を果たす、そのため本実施例では、
加入車両12の連行目的地を示す目的地コード62と、
その現在の走行地区域を示す走行地区域コード64とを
含む。
走行地区域コード64は、総括局34、地球局32およ
び地区局30の局コードで構成される。この他に、設定
された通信リンクを特定するリンクコードを含めてもよ
い。
本実施例では、第3図に示すように走行車両テーブル8
0が地球局32に用意されている。走行車両テーブル8
0には、その地球局32に帰属するものとして登録され
ている自局の加入車両12についてそれらの現在の走行
地区域を示すデータが局地域別に格納され、また自局管
内の地区域を走行する加入車両12のデータが登録局別
に格納されている。走行車両テーブル80のこれらのデ
ータは常時更新される。同様の車両テーブルは、たとえ
ば地区局30や総括局34にも設けてよい。
本実施例では基本的には、地区局30に通過車両テーブ
ルを設けなくてよい、しかし、後述のように地区局30
にて車両12の行動を予測し、その結果に基づいて移動
局16への着信を効率的に行なうには、予測した車両位
行を地区局30で記憶しておくのが有利である。そのた
め、地区局3oのメモリに通過車両テーブル170を設
けてもよいや着信呼について路上局10の回報群構成を
とらない場合、このテーブル170はその移動局16へ
着信させることのできる路上局10を索出するのにも使
用される。
第2図に概念的に示すように、路上局lOにメモリ42
が配設され、これは、通過車両テーブルや、移動局16
との間で送受信すべき情報が格納される記憶領域を含む
0通過車両テーブルは、路上局10の極小ゾーン20を
通過する加入車両12に関するデータを保持する。これ
らのデータは、車両固有コート50および60を含み、
加入車両12の通過に伴って常時更新される。路−14
局lOにはまた、第3図に示すように、時計すなわち時
刻発生部130.ゲ設けられでいる。これは、後述のよ
りに、たとえば移動局16に位置履歴情報として含める
べき路上局通過時刻を移動局16に与えるために111
用される0時刻発生部1i90で発生した時刻は、路上
局IOから移動局16をポーリングする際に管内の各移
動局16に与えられ、後述する移動局18の位置履歴ス
トア192に保持される。
移動局1Bは、本実施例では自動車などの加入車両12
に搭載され、路上局10との間でナビゲーション情報や
連行管理情報などのデータ、メツセージおよび画像信号
を送受信し、それらの信号を搭乗者に可視および(また
は)可聴表示する車載装置である。好ましくは、搭乗者
に対して画像や音声にてインタフェースする映像デイス
プレィ、ファクシミリ送受信装置、音声合成装置などを
備えている。また、加入車両12の操縦機構に対する自
動卯行制御機能を有していてもよい、移動局18は、乱
数表機能を備え、これに従って路上局10からのポーリ
ングに呼応して路上局10との間のリンク18における
複数のチャネルのうちflJ用できる空きチャネルが路
上局10により選択される。
移動局16は一時記憶としてのメモリを有し、そのうち
の−記憶領域が位置履歴情報を一時記憶する位置履歴ス
トア192として使用される0位置履歴情報は、本実施
例では、車両12が最新に通過した路上局lOに関する
位置情報、すなわち走行地区域コード64に含まれる地
上局コードと5その通過時刻とを含む、これらの位置履
歴情報は、路上局10のサービスゾーン20を加入車両
12が通過した際のポーリングで路上局10から移動局
16に与えられ、位置履歴ストア192に一旦格納され
る。移動局1Gが次に路上局10からボーりングを受け
ると、これに応答して移動局16は位置履歴情報奢返送
する。なお、この後者の路上局は先に地区局からポーリ
ングを受けた局と同じ場合もあり、異なる場合もある。
移動局16が路と局lOから時刻情報を受けないシステ
ムの場合は、移動局16は時計(図示せず)を備え、こ
れから得られる時刻を位置履歴情報として送信するよう
構成されていることが望ましい。
加入車両12の移動局18と基地局10との間の通信は
、本実施例では第5図に例示するようなフォーマットの
フレーム100でポーリングにて行なわれる。本実施例
では、フレームlOOは周期が683ミリ秒Ctas)
、伝送速度が512にビット/秒で、これに含まれる多
数のタイムスロットに複数のチャネルが多重化される。
この1フレ一ム周期内で原則的には所要の双方向通信が
完結される。無線リンク18には単一の周波数が使用さ
れる。全二重通信の場合、上下で互いに相違する1対の
周波数が使用される。しかし、それらの周波数は固定で
よく、どの路上局10のゾーン20に加入車両12が移
動しても同じ周波数が使用される。
フレーム100の先頭には導入部102が位置し、これ
は、プリアンプル、同期信号、ポーリング識別信号およ
び路上局10のコードなどが含まれる。
これを使って路上局lOは、第6図に示すように、ゾー
ン20内の移動局16に所定の周期でポーリングする。
移動局16は、遊休状態では受信モードにあり、導入部
102の受信を終ると送信モードになる。
導入部102の後に車両認識部104が続き、これは、
移動局16がポーリングに応答して車両固有コード50
および60.ならびに位置履歴情報を送信し、路上局1
0がこれを認識する期間である。有利には、2ブロック
反復伝送を行なうことによって、加入車両12の認識率
が格段に向上する。移動局16は、ポーリングに呼応し
て乱数表から複数のチャネルのうちの1つを選択する。
ポーリングに応動して移動局16の車両コード発生部1
30は、これに設定されその移動局16の登録されてい
る地上局コード52および移動局コード54を発生し、
このチャネルを使用して静的車両固有コード50やサー
ビス機能コードとして路上局lOへ送信する(第6図参
照)、これとともに、位置履歴ストア182に記憶され
ている位置履歴情報を送信する8位置履歴ストア192
に時刻情報が記憶されない方式の場合は、移動局16の
時計から時刻情報を得てこれを路上局10へ返送する。
たとえば第1図の例において、地域局AOB+に収容さ
れている1つの地区局C!に8つの路上局lOが収容さ
れ、それらに局コードno −07がそれぞれ割り当て
られているとする。同図における左から6番目の路上局
lOは、局コードrAoB+C+DsJで指定される。
この例で、静的車両コード50としてrA+B+Mo3
Jを有する移動局16が路上局AoJCID5のゾーン
20内を通過中にこれからポーリングされると、移動局
16は地上局コード52および移動局コード54として
識別符号「AIBIMo3」を返送する。
第5図に戻って、本実施例では車両認識部104に続い
て回報通信部106が配置され、これを用いて路上局l
Oから交通情報などのビーフン型動的ナビゲーション情
報、および登録応答信号(ACKまたはNACK)が移
動局16へ向けて送信される。移動局18が選択したチ
ャネルが他と衝突しなければ、これが路上局10に登録
され、AGK信号が移動局16へ送信される。
こののち車両通信部108が続き、これによって本実施
例では、路上局10と移動局16との間に全二重通信が
行なわれる。その周波数は上下で互いに相違し、路上局
lOにて指定されたチャネルが使用される、しかし、隣
接する路上局10のゾーン20に加入車両12が移動し
ても同じ周波数が使用される。勿論、半二重や単向通信
であってもよい。車両通信部108では、移動局16と
システムセンタ26やユーザセンタ28との間でナビゲ
ーション情報や運行管理情報などのデータ、メツセージ
および画像信号が送受信され、加入車両12の搭乗者に
それらの情報が画像や音声にて表示される。また、−般
電話回線網24、データ交換網25あるいは本システム
内の他の移動局1Bに対する通信も同様にして行なわれ
る。
路上局10では、こうしてポーリング周期ごとにゾーン
20内の移動局1Gから得られた加入車両12のデータ
を通過車両テーブル82に保持してもよい。
路上局10は、これらのデータを回線3Bを通して地区
局30に転送する0本実施例では地区局30は、管内の
路上局lOを介して初めて特定の移動局、たとえばA1
81MO3を検出したときに、登録局AIB+にこれを
報告するように構成されている。
より具体的に説明すると、本実施例では、地区局30は
、路上局lOから検出した加入車両12のデータを受け
ると、それに含まれている位置履歴情報より地区局コー
ドを識別し、これが自局のコードと一致するか否かを判
別する。地区局30は、この地区局コードが自局のそれ
と一致しないとき、自局の管内で新たなその移動局16
を検出したものとしてその登録局へ現在位置報告のため
の通信を行なう、これによって、移動局16の現在位置
報告のための通信トラヒックを少なくすることができ。
また登録局における走行位置管理の処理が簡略化される
たとえば第8図に示すように、移動局AIBIMO3が
矢印194の方向に走行を続け、地区局ciの路上局、
たとえば(+06でポーリングを受け、その際、現在の
時刻データとともにその路上局コードr Gr D6J
を位置履歴情報として受信する。移動局AIBIMO3
はこの位置履歴情報をメモリ192に蓄積する。移動局
AIBIMO3は、次に路上局CI 07 +7)サー
ビスゾーン20にはいってこれからポーリングを受ける
と、その際受信した現在の時刻データおよび路上局コー
ドrc:+D7Jをメモリ182に記憶するとともに、
これに蓄積されていた位置履歴情報をポーリングに応答
して路上局Cl07へ返送する。路上局(+ 07は受
信した位置履歴情報をその上位の地区局C1へ送信する
。地区局C1は、その移動局AIBIMQ3について位
置履歴情報に含まれる最新位置データの最り位桁、すな
わち地区局コードrc+Jを自局の地区局コード「C1
」と比較する(172.第6図)、この例では両者が一
致するので、地区局C1は移動局AIBIMO3の登録
局へ現在位置の報告を行なわない。
移動局AIBIMO3が地区局C+の管内の端部の路上
局c、 D、を通過し、隣接する他の地区局C2の最初
の路り局c2noのゾーン20にはいったとする。この
路上局C2Doは、前述と同様にして移動局AIBIM
Q:lから位置履歴情報を得て、その上位の地区局C2
にこれを報告する。この位置履歴情報には、移動局AI
BIM(13が最新に通過した路上局、すなわちCI 
D?より得た時刻データとその路上局コードrc1rh
jを含む、地区局C2は、その移動局AIBIMO3に
ついて位置履歴情報に含まれる地区局コード「C1」を
自局の地区局コード「C2」と比較すると、両者が一致
しないので、地区局C2は移動局AIBIMO3の登録
局AIB+にその現在位置データを転送する。この場合
、現在位置データは地区局30までの局コードrAoB
+c2Jで十分である。
より詳細に説明すると、第3図に示すように地区局30
は、その地区局30を特定する地上局コード52を生成
する局コード発生部132を備えている。
地区局A+B+C:2は、局コード発生部132に地上
局コード52としてrAoB+c2Jが設定されている
。路上局AoB+C2D(1で受信された移動局1Bの
車両コードrAIBIMO3Jおよび位置履歴情報r 
(+ D7 Jは、その路上局10の通過車両テーブル
82に一旦格納され、上位の地区局Ao B l C2
に転送される。
地区局AoB+C:2は、この車両コードrA+B+M
o3Jについてその位置履歴情報に前述の不一致が生ず
ると(172)、第6図に示すように、この庫両コード
rAIBIMO3Jからその登録局が総括局A1に属す
る地域局AIB+であることを識別し、これらを地域局
AIB+に宛てて転送する。その際、地区局JOB+ 
02は、その移動局1Bの現在位置を示す情報として自
局の位置情報を送信する。この位置情報は、動的車両コ
ード60の走行地区域コード64の形でその地上局コー
ドrAoB+czJを含む。
地区局AOBIG2の上位にある交換局、たとえば地域
局AoB+、ならびに総括局AOおよびA1は、転送さ
れる移動湯位nデータの車両コードrAIBIMo3J
よりその宛先を識別し、その登録局、すなわちこの例で
は地域局AIB+へ向けてこれを中継する。登録局AI
B+は、移動局位置データ、すなわち静的車両コード5
0、動的車両コード80および位置履歴情報を受信する
と、その移動局コード54より、対象となっている移動
局16、すなわちこの例では局Mo3 を識別し、走行
車両テーブル80のそれに対応する記憶位置にこれらの
位置データを格納する。
こうして登録局AIB+の走行車両テーブル80は、常
時新たなデータによって更新される。
登録局AIB+のメモリ80にファイルされた位置履歴
データは、たとえばセンタ26もしくは28、またはユ
ーザセンタなどの特定の加入者からアクセスすることに
よって、または自動的に、それらに転送される。これら
のセンタでは、位置履歴情報を加入車両12の移動位置
の予測やトラヒック制御に効果的に利用することができ
る。
水力式では、移動局16が地区局30レベルの位置履歴
データを常時更新しながら保持し、地区局30が特定の
移動局16について位置履歴データの自局コードとの不
一致が生じたときのみ、現在位置報告のための通信が発
生する。したがって、移動局位置報告の通信トラヒック
が少なくてすみ、登録局における走行位a管理の処理が
簡略化されるばかりでなく、地区局30に通過車両テー
ブル170のための記憶設備を設けなくてもよい。
移動局16の現在位置データは常時更新される。
特定の移動局、たとえばMO3に着目すると、その位置
データは、たとえば、いずれかの地区局30が管内の路
−E局lOを介して初めて移動局MO3を検出すると、
上述のようにして地区局30から登録局AIB+に報告
され、走行車両テーブル80の移動局M03についての
記憶内容が更新される。
なお、ある地区局30が初めて特定の移動局1Bを検出
するのは、その地区局30の管内領域の端部に配置され
ている路−L局10を介してであるとはかぎらない、た
とえば、何らかの理由により車両12の車載機16の電
源を切って他の地区局30の管内に移動したのち車載機
16に電源を投入した場合など、その地区局30の管内
の端部ではない路」二層10を通1〕て初めてその移動
局16を検出することもあり得る、移動局16は、その
ような初期状態の場合、路[−局lOからの最初のポー
リングに応答して返送する位4履歴情報を特定の初期値
、たとえば「全Ojまた1よ「全1」に設定するように
構成されている。
セ)′夕2G、28や一般電話回線網24、データ交換
#125からの移動局16宛ての情報は、いずれかの地
上局、たとえば路上局lOのメモリ42に一旦、蓄積さ
れるや路上局10では、管内の移動局16から得られた
静的車両固有コード50と送信情報の宛て先コードとを
比較し、該当する移動局18へ宛てて送信すべき情報が
あるか否かを調べる0両者の一致を検出すると、メモ1
月2に格納されていたその情報を車両通信部108の下
りチャネルを用いてその移動局16へ送信する。上りチ
ャネルにより移動局16から送信された情報は、メモ1
月2に一時蓄積される。この1ニリ送信情報は、のちに
路車間個別通信回線網22を介してセンタ26.28、
データ交換網25または一般電話回線網24に転送され
る。
車両通信部108が終了すると、上下の応答信号を送信
する通信完了部110がこれに続く。これは伝達の完了
を確認する信号であり、情報内容の確認ではない。
こうして1フレーム100の通信が、加入車両12が路
り局10のサービスゾーン20内を走行している間に行
なわれる。隣接する2つのゾーン20の間の無電波領域
を加入車両12が走行している間は、移動局16は路車
間個別通信回線網22と通信することができない。単一
の周波数を使用することで、従来の漏洩同軸ケーブル放
送システムが起想されるかもしれない。しかし本実施例
は、放送システムではなく、あくまでも個別通信システ
ムであり、しかも無電波領域の存在という点で漏洩同軸
ケーブル放送システムとは根本的に相違する。
本実施例は、原則として加入車両12がある極小ゾーン
20内に含まれる間に1つの通信が完結するように構成
されている。一般道路にせよ高速道路にせよ、その道路
において通常の走行をしているかぎりは、上述の無電波
領域をはさんでいくつかの極小ゾーン20を加入車両1
2が走行することによって、かなりのまとまった通信を
行なうことができるような間隔で路上局10が道路に沿
って配設されている。換言すれば、路上局10のこのよ
うな離隔配置によって、通信トラヒックの多い移動局1
2に対しても十分に所要の通信を達成することができる
ところで本実施例では、移動局16への着信制御を効率
的に行なうため、複数の路上局10をその配l地域に応
じて回報群構成をとっている。移動局16への着信の際
、この群を単位として回報通信を行なう。この群構成は
、たとえば1つの地区局3゜を単位としてそれに収容さ
れている全路上局10を1つの回報群としてもよい、ま
たは、地区局30に収容されている路上局10のうち地
域的にまとまったいくつかの局を単位として回報群とし
てもよい・                   7
// /゛ / 登録局AIB+にて常時更新される移動局位置データを
用いてセンタ26または28からその移動局A+B+M
o:+に着信するシーケンスを第7図を参照して概略的
に説明する。センタ26または28から移動局AIB+
MO3に宛てるメツセージは、その宛先コードrAIB
+Mo3Jを含む静的車両固有コード50の形をとるヘ
ッダとともに総括局34を経由して登録局AIB、に送
られる。このメツセージ転送は、各中継局でそのメツセ
ージの宛先コードrA+B+MO3Jを識別することに
よって行なわれる。登録局AIB+は、このメツセージ
をヘッダとともに受信すると、その宛先コードより、着
信すべき移動局AIBIMQ3の登録資格をチエ)・り
し、これを満足していればメツセージをメモリ(図示せ
ず)に−時蓄積する (140)。なお、同図には示し
ていないが、このとき登録局AIB+はセンタ26また
は28に対して受信確認応答を返送する。
そこで登録局AIB+は、走行車両テーブル80を参照
し、その移動局位置データから着信移動局AIBIMQ
3の現在位置を調べる。その結果、移動局AIBIMO
3の現在位置が、たとえばrAoB+c2Jであると判
明すると、登録局AIB+は、最新の現在位置データが
得られてからの経過時間や、交通トラヒックの状況など
の諸条件を考慮して移動局AIBIMO3の可能性のあ
る位置を予測する。なお、この予測は地区局30で位置
履歴データを入手した時に地区局30にて行ない、予測
後の位置データを登録局に通知するように構成してもよ
い。いずれにせよ登録局A+Blは、こうして移動局A
IB+MO3について予測した地区局30のアドレス、
たとえばrAoB+c2Jを走行地区域コード64とし
て含む動的重両固有コード60を作成する。登録局AI
B+は、メモリより送信メツセージを読み出し、動的コ
ード60をそのヘッダに付加して地区局AOBI02へ
宛てて送信する。
総括局34および地域局32などの中継局は、メツセー
ジの動的車両固有コード60を識別してこれを目的の地
区局Ao B + 02へ転送する。地区局A、 B、
 c2は、このメツセージを受信すると、自局に収容さ
れている全路上局10に回報をかける。
なお、地区局、たとえばJOBIC2に収容されている
路上局10が複数の回報群を形成している場合に地区局
AoB+C2は、登録局AIB+からメツセージととも
に受信した静的車両固有コード50に基づいて通過車両
テーブルを参照し、移動局AIBIMO3の走行地区域
コード64の示す路上局10を識別する。この識別結果
に従って地区局AoB+(zは、路上局テーブル134
を参照し、アクセスすべき回報群を判別して、この回報
群を形成する全路上局lOに同報をかける。
この回報は、配送要求と、メツセージと、そのメセージ
の宛先コードrAIJMo3Jとを含む、各路上局10
は、これを受けると、メツセージを−Hメモリ42に蓄
積するとともに、そのサービスゾーン20内に含まれる
移動局1Gをポーリングする。このポーリングは、前述
のようにフレーム100の導入部102にて行なわれる
路上局10のサービスゾーン20内に含まれるアクティ
ブな移動局16は、このポーリングに応答して車両コー
ド発生部130で車両コード50および60を発生し、
これを路上局lOに返送する。これは車両認識部104
が使用される。路上局10は、移動局18から返送され
た車両コードを通過車両テーブル82に一旦格納し、そ
のうちの静的車両固有コード50をメツセージの宛先コ
ードrA4B+Mo3Jと比較する(142)、いずれ
かの路上局10にて両者が一致すると、その局10はメ
モリ42から送信メツセージを読み出し、車両通信部1
08を使って移動局AIBIMO3のチャネルでこれを
送信する。メツセージを受信した移動局AIBIMO3
は、通信完了部110を用いて受信確認応答を返送し、
これは地上局を経由して最終的には登録局34へ転送さ
れる。受信確認応答が肯定応答ACKを含む場合、地区
局AOBICIは、他の路上局lOへの配送要求をキャ
ンセルする。
ステップ142で車両コードの一致の生じなかった残り
の路上局10は、地区局AOBICIの制御の下に、メ
モリ42に格納したメツセージを破棄し、この処理を終
了する。なお、この移動局着信シーケンスの各段階で各
局は確認応答の返送を行なっているが、これは図の煩雑
化を避けるため第7図には示されていない。
なお、移動局着信シーレンスで回報を行なわず、所定の
手順で選択した特定の路上局10から移動局18へ着信
させるように構成してもよい、その場合、地区局、たと
えばAOBI02は、登録局AIB+からメツセージと
ともに受信した静的車両固有コート50に基づいて通過
車両テーブル170を参照し、移動局A+B+No3の
走行地区域コード64の示す路上局10を識別する。こ
の識別された路上局10に所定の関係で関連する、たと
えば隣接の路上局を予測してこれにアクセスし、その移
動局AIBIMO3への着信接続を試みる。
要約すると本実施例では、個々の移動局16はあらかじ
め特定の地上局に登録されている。地区局30は、傘下
の路上局lOを介して特定の移動局16について受信し
た位置履歴情報からその移動局16を初めて検出すると
、その現在位置を登録局へ通知する。登録局はこの現在
位置データを保持し、これを常時、実時間で更新する。
移動局16の現在位置の登録局への通報は、地区局30
が管内の路上局10を通じて位置履歴情報が自地区局コ
ードと一致しなかったときに初めて行なわれるので、現
在位置通報のための通信トラヒックが多くなく、したが
って本来の情報の通信トラヒックがこれによって阻害さ
れることがない、また、地区局30に通過車両テーブル
170を設けなくてもよい。
移動局16へ着信させるときは、その移動局1Bの登録
されている登録局へアクセスしてその現在位置を求め、
その現在位置に関連する、ないしはそれより推定される
路上局10から目的の移動局16に着信接続を行なう、
これによって、移動局16への着信の際の位置の不確定
性の問題が軽減され、効率的な着信制御が行なわれる。
本実施例では、路上局10から移動局IBへポーリング
した際に路」二層10は移動局1Bから位置履歴情報を
受ける。この位置履歴情報は地区局30へ転送され、地
区局30や特定の移動局16の登録局はこれを利用して
、前述の移動局16の位置変化検出の他に、移動局16
の位と予測などの様々な処理を行なうことができる。
たとえば路上局10または地区局30において、加入車
両12の移動状況、たとえば走行方向や転回、停滞、駐
車を判別することができる。移動局16からのポーリン
グ応答で受信した位置履歴情報から加入車両12が走行
していた以前の路上局10の位置が得られる。たとえば
、路上局10にて自局のコードと位置履歴情報の最新位
置データとを比較することで、その加入車両12の走行
方向がわかる。たとえば第8図の例では、路上局at 
07が移動局AIBIMO3から位置履歴データとして
r C+ 06 Jを受信すると、その加入車両12が
矢印194の方向に移動したことがわかる。地区局30
においても、移動局16にポーリングした路上局10の
局コードが得られれば、同様にして走行方向検出を行な
うことができる。また、登録局やセンタ26または28
などでは、より広域の移動状況を測定することができる
同様に、第8図の例で路上局at 07が移動局AIB
IMO3から位置履歴データとして以前と同じrc:+
D7Jを受信したとすると、その加入車両12が転回し
て戻ってきたか、停滞ないしは停車または駐車している
ことがわかる。これらの区別は、たとえば路上局lOや
地区局30のレベルでは、同一の位ご履歴データがポー
リング周期ごとに得られるか、複数のポーリング周期の
間隔ののちに再び同じ位置履歴データが得られたかに応
じて、あるいは登録局やセンタ26もしくは28のレベ
ルでは、たとえば渋滞などの他の道路状況データを参酌
して行なわれる。
また、位置履歴情報に含まれる時刻データを利用すれば
、加入車両12の走行時間の測定を行なうことができる
。路上局lOでは、ポーリング応答にて位置履歴情報を
受信した時刻と、同情報に含まれる時刻データとを比較
してその時間差を算出し、隣接路上局10からの走行時
間を測定する。なお、位置履歴情報に含める時刻データ
は、ポーリングの際路上局lOから移動局16へ送信し
たものであっても、また移動局18に搭載されている時
計から得たものであってもよい、一般に曲名の方が正確
な時間測定が行なえる。こうして得た移動局位置情報や
、加入車両12の走行状況は、地区局30、地域局32
および(または)総括局34を通して登録局、センタ2
6もしくは28、一般電話回線網24、またはデータ交
換網25などに、必要に応じて伝送される。
このような位置履歴情報を用いて加入車両12の行動を
予測することもできる。たとえば、前述のように登録局
が位置履歴データを保持し、移動局16に着信するメツ
セージを地区局30へ送信する際、着信の成功の可能性
の高い地区局30を予測するのに利用される。また、セ
ンタ28または28などの処理システムがそれに転送さ
れる位置履歴データを用いて加入車両12の将来位置や
、目的地、それへの到着時刻を事前に予測し、これを利
用してメツセージ転送を効率的に行なうことができる。
さらに、登録局以外の、たとえば地区局30、地域局3
2または総括局34に通過車両テーブル170(第3図
)などの通過車両記憶領域を設け、これに特定の移動局
1Bの車両コードおよび位置履歴情報を記憶し、それら
から加入車両12の走行方向、転回、走行時間などを判
別して予想される加入車両12の行動をこれに記憶する
ように構成してもよい。算出し記憶する予測位置として
は、たとえば次に移動する可能性のある地区局30、ま
たは前述した回報群を単位とするのがよい、その移動局
1Bへの着信呼があると、地区局30はこの予測データ
に基づいて関連する路と局群に回報をかける。いずれも
、加入車両12の走行方向検出、移動状況検出および走
行時間測定の応用である。
前述の実施例では、移動局16に更新的に保持される位
置履歴データは、最新の地上局データおよび時刻データ
を含むものであったが、この他に、それ以前の複数のポ
ーリング時点での地上局データおよび時刻データを含ん
でいてもよい、たとえば第8図の例では、路上局に+ 
07からポーリングを受けた移動局M03は、前の路上
局Ct D6から得られた位と履歴情報「CID6」に
加えて路上局CI 07から得られた最近の位置履歴情
報rci7Jを蓄積するように構成してもよい、これら
の位置履歴情報は1次の路上局、たとえばC2DOから
ポーリングを受けた時に後者の路上局に返送される。
本発明を路車間個別通信システムに適用した実施例につ
いて説明した。しかし本発明はこれに限定されず、車両
以外の、たとえば個人すなわち広義の歩行者などのあら
ゆる移動体との個別通信に有効に適用される。
なお、ここで説明した実施例は本発明を説明するための
ものであって、本発明は必ずしもこれに限定されるもの
ではなく1本発明の精神を逸脱することなく当業者が可
能な変形および修正は本発明の範囲に含まれる。
(発明の効果) 本発明による移動体通信システムでは、移動局が特定の
交換局に登録され、移動局の現在位置がその登録局で管
理される。移動局は、その移動局が経由してきた少なく
とも最近の地上局に関する履歴データを保持し、次に基
地局よりアクセスされたときにそれを交換局に返送する
。交換局は、移動局の履歴データが自局に関係するもの
でないとき、その現在位置を登録局へ通知し、登録局は
これを保持する。したがって、現在位置通報のための通
信トラヒックが増大せず、本来の情報通信が適切に確保
される。この履歴データは、加入車両の交通トラヒック
の予測など、様々な車両管理に利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による移動体通信の移動局位置検出シス
テムを概念的に示す説明図、 第2図は、本発明がとくに対象とする移動体通信システ
ムを車両の道路交通に適用した実施例を路車間個別通信
システムとして示す概念的ブロック図、 第3図は、第2図に示す実施例における路車間個別通信
回線網の局階位構成の例を示す中継方式第4図は同実施
例における車両固有コードのフォーマットの例を示す説
明図、 第5図は同実施例におけるフレームフォーマットの例を
示す説明図、 第6図は同実施例における移動局の位置を検出するシー
ケンスの例を示すシーケンス図、第7図は、移動局への
着信シーケンスの例を示すシーケンス図、 第8図は同実施例における移動局位置検出の例を概念的
に示す説明図である。 主要部 の符号の説明 10、、、、路上局 12、 、 、 、加入車両 +4. 、 、 、送受信機 20、、、、極小ゾーン 221.1.路車間個別通信回線網 30.32,34 、交換局、地上局 42、、、、メモリ 80、、、、走行車両テーブル 82.170. 、通過車両テーブル +30.、 、 、車両コード発生部 132、、、、局コード発生部 190、 、 、 、時刻発生部 192、 、 、 、位鐙履歴ストア 特許出順人 沖電気工業株式会社 代 理 人 番数 老雄 火山 隆夫 尾3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  それぞれ移動局に対して無線で通信を行なう複数の基
    地局と、 該複数の基地局が収容され該複数の基地局に対する通信
    を交換する通信回線網を形成する複数の交換局とを含む
    移動体通信の移動局位置検出システムにおいて、 前記移動局は、前記複数の交換局のいずれかに登録され
    、 該移動局は、少なくとも該移動局が最近に通過した位置
    を含む履歴情報を更新的に記憶し、前記基地局からアク
    セスされると、これに応答して該記憶された位置情報を
    該基地局へ返送し、 前記交換局は、前記移動局について前記基地局に返送さ
    れた前記位置情報の変化の有無を検出し、これに変化が
    あると、該変化の検出された移動局の登録されている交
    換局に該移動局の位置を通報し、 該移動局の登録されている交換局は、該通報された移動
    局の位置を記憶することを特徴とする移動体通信の移動
    局位置検出システム。
JP63141551A 1988-06-07 1988-06-10 移動体通信の移動局位置検出システム Expired - Lifetime JPH06103946B2 (ja)

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JP63141551A JPH06103946B2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 移動体通信の移動局位置検出システム
US07/357,010 US5058201A (en) 1988-06-07 1989-05-24 Mobile telecommunications system using distributed miniature zones
EP95106798A EP0673177B1 (en) 1988-06-07 1989-05-30 Mobile telecommunications system using distributed miniature zones
DE68929396T DE68929396T2 (de) 1988-06-07 1989-05-30 Mobiles Telekommunikationssystem mit verteilten Kleinzonen
DE68925706T DE68925706T2 (de) 1988-06-07 1989-05-30 Mobiles Telekommunikationssystem mit verteilten Kleinzonen
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