JPH07101478B2 - 移動体通信システムにおける経路誘導方式 - Google Patents

移動体通信システムにおける経路誘導方式

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JPH07101478B2
JPH07101478B2 JP63141548A JP14154888A JPH07101478B2 JP H07101478 B2 JPH07101478 B2 JP H07101478B2 JP 63141548 A JP63141548 A JP 63141548A JP 14154888 A JP14154888 A JP 14154888A JP H07101478 B2 JPH07101478 B2 JP H07101478B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は移動体通信システム、より具体的には、たとえ
ば自動車などの車両に対する経路誘導を行なう移動体通
信システムにおける経路誘導方式に関する。
(従来の技術) 本発明が特に関連する従来の移動体通信システムにおけ
る経路誘導方式としては、自動車用ナビゲーションシス
テムがある。自動車用ナビゲーションシステムは、車載
機側にたとえばCD−ROMなどの光記録媒体に記録された
地図情報と、これを表示するたとえばCRTディスプレイ
とを設け、現在の走行位置をディスプレイに表示された
地図上に表示するシステムである。このナビゲーション
システムでは、たとえば道路案内板などにその位置情報
を送信する送信器が設置され、車両側にこの位置情報を
受信する受信器を配設する。車両側では、送信器からの
位置情報を受信する度に、ディスプレイ上に表示した地
図の車両位置を補正し、次の位置情報を受信するまでは
車両の進行方向・速度などをもとに自律的に車両位置を
更新する。搭乗者は、ディスプレイ上に表示された車両
の地図上の位置から現在位置を認識し、これにより目的
地に向かって進んでいるかどうかを判断する。
(発明が解決しようとする課題) このように従来技術では、搭乗者が目的地までの進路を
選択しなければならず、目的地に対し車両が誤った進路
を進んでいないかどうかを確認できるに過ぎなかった。
また、このように従来技術では目的地までの進路を搭乗
者が決めるため、交通状況に応じた適切な進路を選択す
ることはできない。さらに、従来技術では事故などによ
る交通流状況の変化に対して即座に対応することができ
ず、ある特定の道路に車両が集中することがある。ま
た、従来技術では車両側に地図情報を必要とする。地図
情報は、記憶媒体の記憶容量の制限などにより、各地域
の詳細地図情報をもれなく収録することは困難である。
このため、目的地によっては搭乗者が的確に進路を選択
することはできない。また、地図情報は本来は時間とと
もに更新されてゆくものであり、また状況に応じて一時
的に変更されるときもある。このため、このような流動
的な情報をあらかじめ用意しても、その内容の変更また
は追加に迅速に対処することは困難である。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、交通流状
況に応じて目的地までの最適経路の誘導を可能とする移
動体通信システムにおける経路誘導方式を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解決するために、移動局に対して
無線で通信を行なう複数の基地局と、複数の基地局が収
容され、複数の基地局に対する通信を交換する通信回線
網と、通信回線網に接続され、交通流状況に応じて最適
経路を選択するセンタとを含み、基地局は、基地局を特
定する基地局情報を移動局に送り、移動局が経路誘導情
報の送信要求を送信すると、通信回線網は該送信要求を
介してセンタに通知し、センタは、該送信要求を受ける
と、交通流状況に応じた最適経路を選択して最適経路を
示す最適経路情報を前記通信回線網を介して前記移動局
に送るとともに、最適経路情報を移動局に送信したこと
を記憶し、センタは、交通流状況の変化により記憶した
最適経路情報を変更すべきことを認識すると、変更後の
最適経路情報を移動局に送信する。
(作 用) 本発明によれば、移動局が経路誘導情報の送信要求を行
なうと、この要求は通信回線網を介してセンタに通知さ
れる。センタがこの通知を受けると、センタは交通流状
況を考慮して移動局が走行する最適経路を選択し、これ
を最適経路情報として保持するとともに送信要求を行な
った移動局に送る。センタは、最適経路情報を移動局に
送信後、交通流状況の変化により保持している最適経路
情報を変更すべきことを認識すると、最適経路情報を変
更、保持するとともに、変更した最適経路情報を該当す
る移動局に送る。
(実施例) 次に添付図面を参照して本発明による移動体通信システ
ムにおける経路誘導方式の実施例を詳細に説明する。
第1図には、本発明による移動体通信システムを陸上交
通、とくに自動車を含む車両の道路交通に適用した実施
例が路車間個別通信システムとして示されている。本実
施例では、通常は一般道路や高速道路に沿って所定の間
隔、たとえば数百メートルないし数キロメートルの間隔
で複数の路上局10が配置されている。この間隔は、たと
えば道路に許容される車速に応じて適切な値に設定すれ
ばよい。路上局10は、道路にある加入車両12と無線にて
通信を行なう基地局として機能する地上局である。
路上局10は送受信機14を有し、これは、加入車両12に搭
載された移動局すなわち車載機16(第5図)との間で電
波18を送受信し、そのサービスエリアすなわちゾーン20
内に存在する車両12と通信を行なう。本実施例にて特徴
的なことの1つは、路上局10の配置間隔に比較してその
ゾーン20の大きさがはるかに小さく、路上局10が間欠配
置されていることである。その径は、たとえば数十メー
トルないし100メートルのオーダでよい。したがって近
接する2つのゾーン20の間には、基地局10の送信する電
波に移動局16が実質的に応動しない領域すなわち「無電
波領域」が存在し、車両12は、ゾーン20に含まれている
間だけ路上局10と通信を行なうことができる。
これからわかるように、本方式では、隣接する路上局20
についても同じ周波数を繰返し有効に使用することがで
きる。したがって基本的に、路上局10と移動局16との間
の無線リンクには、本システム全体で単一の周波数を使
用すれば十分である。全二重通信を可能とするシステム
の場合は、上下で互いに異なる1対の周波数が使用され
る。これによって、従来のセルラ方式のような周波数の
ゾーン切換えを行なわなくてよい。これらの特徴から本
方式を「間欠極小ゾーン方式」と称し、ゾーン20は「極
小ゾーン」と呼ぶ。なお、路上局10と移動局16とで行な
われる無線通信は、非常に短期間の電波伝播のためにフ
ェージング効果の影響を受けにくい。このため、256Kbi
t/s−1.5Mbit/s程度の高速通信が可能である。特に本実
施例ではコストミニマムを考慮して、たとえば512Kbit/
s程度にすることが望ましい。
路上局10は路車間個別通信回線網22の一部を構成し、同
回線網22を介して本実施例では、路車間システムセンタ
26などの他の通信設備にアクセスすることができる。路
車間個別通信回線網22は、本実施例では第2図に例示す
るような局階位構成をとり、路車間システムセンタ26と
移動局16との間でスイッチングすなわち交換を行なう通
信回線網である。
このような間欠極小ゾーン方式では、移動局16と路上局
10との間の通信の高速化が可能であり、高速データ通信
をも含めた多彩な経路誘導サービスを提供することが可
能となる。すなわち本実施例のように、自動車などの加
入車両12を道路混雑状況や気象条件に応じて適切なルー
トに誘導するナビゲーションや、多数の車両12の運行を
効率的に管理する目的で、路車間個別通信回線網22を介
してセンタ26と移動局16との間にデータ通信を行なうこ
とができる。
第2図を参照すると、本実施例における路車間個別通信
回線網22は、ある地区に配置されている複数の路上局10
が収容される地区局30と、複数の地区局30をある地域に
わたって収容する地域局32と、これらの地域局32をいく
つか収容した総括局34とからなる階位構成をとってい
る。路上局10を含めてこれらの局30、32、34を地上局と
称する。地区局30、地域局32および総括局34の相互の間
の回線は本実施例では、基幹回線および斜回線などの中
継線36からなるトリー状回線網をなし、総括局34相互間
は論理上、網型回線網を構成している。本発明はこの網
形態に限定されるものではなく、たとえば一般道路や高
速道路などの道路形態に応じた局階位構成や、たとえば
線状網などの他の態様をとってよいことは、言うまでも
ない。
路車間システムセンタ26は、たとえば加入車両12のナビ
ゲーションを処理する情報処理システムである。すなわ
ち、システムセンタ26は、通信回線網22および外部情報
センタ(図示せず)より道路情報および交通関係情報を
受信し、これら情報より交通流状況の推定予測を行な
う。センタ26は、移動局16より目的地への経路誘導コー
ドの送信要求を受けると、推定した交通流状況より最適
経路を選択し、経路誘導コードを作成して移動局16に送
る。センタ26は、経路誘導コードを作成後、作成した移
動局16の固有コードである移動局コード54(第3図)と
ともにこれを記憶する。経路誘導コードは、本実施例で
は目的地までの通過路上局10の局コードを示したもので
あり、後述する移動局16のメモリ212(第5図)に誘導
リスト(第7図)として格納される。
センタ26はまた、たとえば事故などにより交通流状況が
変化したことを認識すると、記憶している経路誘導コー
ドを参照してこの変化に関係する移動局16を検索する。
本実施例ではたとえば地域局32に移動局16が登録されて
いるため、センタ26は移動局16を検索するとこれを登録
している地域局32より移動局16の走行位置を確認する。
センタ26は、移動局16の走行位置より新たな誘導コード
を作成するか否かを決め、作成した場合にはこれを該当
する移動局16に送る。誘導コードが再送された場合に
は、このコードが移動局16のメモリ212に新たな誘導リ
ストとして上書きされる。路車間システムセンタ26は中
継線40によって総括局34に収容されている。勿論これら
は、地域局32や地区局30に接続されていてもよい。
移動局16を特定する車両固有コードは、第3図に示すよ
うに本実施例では静的コード50と動的コード60とで構成
される。静的コード50は、本システム内部での個々の移
動局16の認識番号としての機能に加えて、路車間通信シ
ステムセンタ26から移動局16へ着信する場合の番号体系
と密接な関係がある。静的コード50は、移動局16を特定
する移動局コード54、登録局を示す登録地上局コード5
2、本システムを識別するためのシステムコード56とを
含む。
動的コード60は、加入車両12の移動状態に相応したコー
ドであり、加入車両12の現在状況を把握し、ナビゲート
するのに有効に使用される。したがって、加入車両12の
走行地区域や移動状況に関連した車両固有のコードであ
り、システムセンタ26からの個別通信のための車両位地
の検索、加入車両12の旅行目的地への経路誘導情報の提
供などに重要な役割を果たす。そのため本実施例では、
加入車両12の運行目的地を示す目的地コード62と、その
現在の走行地区域を示す走行地区域コード64とを含む。
本実施例では、目的地コード62にたとえば旅行目的地の
リンク番号コードがセットされると、これは経路誘導コ
ードの送信要求として路車間システムセンタ26に送られ
る。
第1図に概念的に示すように、路上局10にメモリ42が配
設され、これは、路上局10の位置・方位および路上局周
辺と路上局情報などを含む静的情報などが格納される記
憶領域を含む。路上局10は、通過するすべての加入車両
12に対しその静的情報と路上局周辺情報を送信する。な
お路上局情報は、本実施例の場合、たとえば「直進する
と300m先に○○交差点十字路がある。○○交差点を直進
すると路上局xがあり、○○交差点を左折すると路上局
yがあり、○○交差点を右折すると路上局zがある。」
といった内容である。
移動局16は、本実施例では自動車などの加入車両12に搭
載され、路上局10との間でナビゲーション情報や運行管
理情報などのデータ、メッセージおよび画像信号を送受
信し、それらの信号を搭乗者に可視および(または)可
聴表示する車載装置である。第5図には本実施例におけ
る移動局16のブロック図が示されている。同図に示すよ
うに移動局16は、たとえば目的地コード62や経路誘導コ
ードの送信要求などを入力するキー入力装置252およ
び、搭乗者に対して画像や音声にてインタフェースする
映像ディスプレイ256、音声合成装置280、音声認識装置
282、ファクシミリ送受信装置254などを備えている。
移動局16の各構成要素は、制御回路210により統括制御
されている。すなわち、制御回路210は、路上局10と電
波18の送受信を行なう送信器200および受信器202、音声
合成装置280、ディスプレイ256もしくはファクシミリ装
置254の表示制御を行なう表示制御部230、キー入力装置
252、ファクシミリ装置254もしくは音声認識装置252よ
り出力された内容を一旦蓄積する送信バッファ220など
を制御する。また、制御回路210はメモリ212と接続さ
れ、このメモリ212に路車間システムセンタ26から受信
した経路誘導コードを経路誘導リストとして蓄積する。
誘導リストを蓄積した移動局16の制御回路210は、路上
局10より受信した静的情報から進行経路の確認および選
択を行ない、ディスプレイ256および(または)音声合
成装置280により進行方向を搭乗者に知らせる。これに
より、事前に進行経路を搭乗者が知ることができるた
め、ディスプレイ256に走行経路を示す地図を表示する
必要がない。勿論、搭乗者が地図情報を希望すればセン
タ26より最新の地図情報を入手することもできる。受信
した地図情報は、ディスプレイ256に表示されたり、フ
ァクシミリ装置254により出力される。
なお移動局16は、乱数表機能を備え、これに従って路上
局10からのポーリングに呼応して路上局10との間のリン
ク18における複数のチャネルのうち、利用できる空きチ
ャネルが路上局10により選択される。そして、選択され
たチャネルにより、移動局16は路上局10と無線通信を行
なう。
加入車両12の移動局16と基地局10との間の通信は、本実
施例では第4図に例示するようなフォーマットのフレー
ム100でポーリングにて行なわれる。本実施例では、フ
レーム100は周期が683ミリ秒(ms)で、これに含まれる
多数のタイムスロットに複数のチャネルが多重化され
る。この1フレーム周期内で原則的には所要の双方向通
信が完結される。無線リンク18には単一の周波数が使用
される。全二重通信の場合、上下で互いに相違する1対
の周波数が使用される。しかし、それらの周波数は固定
でよく、どの路上局10のゾーン20に加入車両12が移動し
ても同じ周波数が使用される。なお、原則的には1フレ
ームの周期内で通信が完結されるが、情報量が特に多い
たとえば画像情報などの場合、または無線通信事情が悪
かった場合には、複数のフレームによる交信も可能であ
る。
フレーム100の先頭には導入部102が位置し、これは、プ
リアンブル、同期信号ポーリング識別信号および路上局
10の静的情報のコードなどが含まれる。これを使って路
上局10は、ゾーン20内の移動局16に所定の周期でポーリ
ングする。移動局16は、遊休状態では受信モードにあ
り、導入部102の受信を終ると送信モードになる。
導入部102の後に車両認識部104が続き、これは、移動局
16がポーリングに応答して車両固有コード50および60を
送信し、地上局10がこれを認識する期間である。有利に
は、2ブロック反復伝送を行なうことによって、加入車
両12の認識率が格段に向上する。移動局16は、乱数表に
よりチャネルを選択し、このチャネルを使用して静的車
両固有コード50や動的車両固有コード60を路上局10へ送
信する。路上局10は、移動局16が選択したチャネルが他
と衝突せず正しく受信できれば、この移動局16を登録す
る。
本実施例では、車両認識部104に続いて同報通信部106が
配置され、これを用いて路上局10から交通情報などのビ
ーコン型動的ナビゲーション情報、および登録応答信号
(ACKまたはNACK)が移動局16へ向けて送信される。路
上局10は、車両認識部104で登録された移動局16に対
し、必要であれば後述する車両通信部108で使用するチ
ャネル情報を付加して、ACK信号を送信する。
こののち車両通信部108が続き、これによって本実施例
では、路上局10と移動局16との間に全二重通信が行なわ
れる。その周波数は上下で互いに相違し、路上局10にて
選択されたチャネルが使用される。しかし、隣接する路
上局10のゾーン20に加入車両12が移動しても同じ周波数
が使用される。勿論、半二重や単向通信であってもよ
い。車両通信部108では、移動局16とシステムセンタ26
との間でナビゲーション情報を示す誘導コードや運行管
理情報などのデータ、メッセージおよび画像信号が送受
信され、加入車両12の搭乗者にそれらの情報を画像や音
声にて表示される。
第6図には、経路誘導コードの送信要求を路車間システ
ムセンタ26に依頼した加入車両12の進行経路の一例が示
されている。同図に示されている車両12の移動局コード
がM03である移動局M03より経路誘導の送信要求を行なう
場合、その搭乗者は、キー入力装置252より旅行目的地
のたとえば路上局10の番号であるリンク番号コードを入
力する。たとえば路上局Eのリンク番号コードが目的地
として入力されると、このコードは動的コード60の目的
地コード62として送信バッファ220に蓄積される。
目的地コード62が入力されると、制御回路210は、入力
後に最初に通過する路上局10にこのコード62を送信す
る。たとえば、移動局M03が最初に路上局Aの送受信エ
リア20を通過すると、制御回路210は目的地コード62を
含む動的コード60を車両認識部104により路上局Aに送
信する。路上局Aは、移動局M03より受信した動的コー
ド60を一旦メモリ42に蓄積した後、移動局M03の他のコ
ードとともに通信回線網22に送る。これらコードは、通
信回線網22でスイッチングされ、経路誘導の送信要求を
示すコードが路車間システムセンタ26に送信される。
路車間システムセンタ26は、移動局M03の目的地を受信
すると、路上局Eまでの最適経路を交通流状況も加味し
て選択し誘導コードを作成する。システムセンタ26は、
誘導コードを作成するとこれを蓄積する。またセンタ26
は、移動局M03の移動予測を行ない、誘導コードを送信
できる路上局Bを判断する。そして、誘導コードを送信
できる地上局Bの次に進む路上局Cから路上局Eまでの
誘導コードを通信回線網22に送る。路上局Bは、移動局
M03宛の誘導コードを受信すると、これをメモリ42に蓄
積して移動局M03がゾーン20に入るのを監視する。
路上局Bが移動局M03を検出すると、車両通信部108より
移動局M03宛の誘導コードを送信する。移動局M03が誘導
コード受信すると、制御回路210はこのコードを第7図
の左側の示すような誘導リストとしてメモリ212に蓄積
する。また、移動局M03は路上局Bよりたとえば「直進
すると300先に○○交差点十字路がある。○○交差点を
直進すると路上局Qがあり、○○交差点を左折すると路
上局Cがあり、○○交差点を右折すると路上局Kがあ
る。」という内容の路上局Bの周辺の路上局情報を受信
する。
制御回路210は、誘導リストと路上局情報とを照合し、
進行方向を搭乗者に指示する。この場合には、誘導リス
トに路上局Cが記録されているため、移動局M03は300m
先の○○交差点を左折するように搭乗者に指示する。こ
の指示は、たとえば音声合成装置280により「300m先に
○○交差点がありますのでそこを左折して下さい。」と
音声にて搭乗者にナビゲーションしても良いし、またデ
ィスプレイ256に簡単な進行方向指示を表示してもよ
い。
移動局M03の指示により車両12が○○交差点を左折して
路上局Cのゾーン20に入ると、路上局Cはその位置情報
および路上局情報を含む静的情報を導入部102により移
動局M03に送る。制御回路210は、路上局Cの位置情報と
誘導リストとを照合することにより、進行経路が間違っ
ていないことを確認する。また、移動局M03は路上局情
報により次に進む経路を前述と同様にして搭乗者に指示
する。
センタ26は経路誘導コードを移動局M03に送信後、第6
図に示すように路上局D−路上局E間でたとえば交通事
故などが発生した場合、センタ26は事故情報を外部情報
センタまたは通信回線網22より受信する。センタ26は事
故情報を受信すると、記録している誘導コードより路上
局D−路上局E間の通過を予定している移動局16をサー
チする。センタ26は、移動局M03に路上局C−路上局E
までの経路誘導コードを送ったことを検索すると、移動
局M03を登録している地域局32より移動局M03の走行位置
を確認する。
センタ26は、移動局M03を登録している地域局32より、
移動局M03が路上局C付近を走行していることを確認す
ると、前述と同様に移動予測を行ない、誘導コードを送
信できる地上局Fの次に進む路上局Iから路上局Eまで
の誘導コードを作成する。そして作成した誘導コードを
通信回線網22に送るとともに、次の変更の可能性に備え
て記憶する。移動局M03の制御回路210は、地上局Fより
誘導コードを受信すると、これを第7図の右側に示すよ
うに誘導リストを変更する。移動局M03は、誘導リスト
が変更されると、前述と同様にこのリストに従って搭乗
者を路上局Eまで導く。
このように本実施例によれば、たとえば事故などによる
交通流状況の突発的な変化にも即座に対応することがで
き、加入車両12を交通流状況に応じた最適経路で目的地
に導くことができる。また、進行方向の指示は移動局16
が行なうため、搭乗者は地図上の位置から進路を選択す
る必要がなく、移動局16の指示に従ってハンドル操作を
行なうだけでよい。さらに本実施例では、交通流状況を
統括的に把握、制御することができるため交通流の分散
ができる。なお、本実施例では目的地コード62に入力す
る目的地を路上局10としたが、たとえば他の目標物、た
とえば県庁所在地または具体的な地名などでもよい。ま
た本実施例では、運転操作は搭乗者が行なうとしたが、
加入車両12に自動操縦機能を持たせ、移動局16からの方
向指示出力に従がって自動操縦することも可能である。
本発明を路車間個別通信システムに適用した実施例につ
いて説明した。しかし本発明はこれに限定されず、車両
以外の、たとえば個人すなわち広義の歩行者などとの個
別通信に有効に適用される。
なお、ここで説明した実施例は本発明を説明するための
ものであって、本発明は必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱することなく当業者が可
能な変形および修正は本発明の範囲に含まれる。
(発明の効果) このように本発明によれば、交通流状況の変化に対応し
た最適経路で加入車両を目的地まで誘導することができ
る。移動局が指示する走行経路はセンタで交通流状況に
応じて作成されるため、交通状況が変化しても交通流の
分散ができ、また移動局は最適経路で目的地に到達する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による移動体通信システムを車両の道路
交通に適用した実施例を路車間個別通信システムとして
示す概念的ブロック図、 第2図は、第1図に示す実施例における路車間個別通信
回線網の局階位構成の例を示す中継方式図、 第3図は同実施例における車両固有コードのフォーマッ
トの例を示す説明図、 第4図は同実施例におけるフレームフォーマットの例を
示す説明図、 第5図は同実施例における移動局の構成例を示した機能
ブロック図、 第6図は同実施例における誘導コードが変更したときの
加入車両の進行経路の例を示した進行経路図、 第7図は、第6図に示した進行経路の誘導リストの変更
例であるリスト構成図である。 主要部分の符号の説明 10……路上局 12……加入車両 14……送受信機 20……極小ゾーン 22……路車間個別通信回線網 26……路車間システムセンタ 42……メモリ 80……走行車両テーブル 82……通過車両テーブル 210……制御回路 212……メモリ 252……キー入力装置 256……CRTディスプレイ 280……音声合成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動局に対して無線で通信を行なう複数の
    基地局であって、該移動局が移動する経路にそれぞれ配
    置された複数の基地局と、 該複数の基地局が収容され、該複数の基地局に対する通
    信を交換する通信回線網と、 該通信回線網に接続され、前記移動局の目的地までの経
    路における基地局であって、交通流状況に応じた最適経
    路の基地局を選択するセンタとを含み、 前記基地局は、該基地局を固有に識別する第1の情報
    と、該基地局から次の基地局への経路を表わす第2の情
    報とを含む基地局情報を前記移動局に送り、 前記移動局が前記最適経路を示す経路誘導情報を要求す
    る送信要求を該移動局が通過する経路に配置された基地
    局に送信すると、該基地局は該送信要求を前記通信回線
    網を介して前記センタに通知し、 該センタは、前記送信要求を受けると、交通流状況に応
    じた最適な経路に配置された基地局を選択して該選択し
    た基地局の第1の情報を含む経路誘導情報を前記通信回
    線網を介して、該経路誘導情報を前記移動局にて受信可
    能な基地局に送るとともに、該経路誘導情報を該移動局
    に関する情報と共に記憶し、 該経路誘導情報を受信した基地局は、該経路誘導情報と
    該基地局の基地局情報とを前記送信要求を送信した前記
    移動局宛てに送信し、 該経路誘導情報を受信した前記移動局は、該経路誘導情
    報を、前記最適経路上の基地局を通過するための経路誘
    導リストであって該基地局の第1の情報を前記最適経路
    順に羅列した経路誘導リストとして蓄積し、該経路誘導
    リストと、該移動局が通過するそれぞれの基地局から送
    信される基地局情報の第2の情報とにより該移動局の経
    路誘導を行ない、 前記センタは、前記交通流状況の変化を認識すると、前
    記記憶した経路誘導情報に基づき、前記変化により経路
    誘導情報を変更すべき移動局に対する最適経路を変更
    し、該変更された最適経路を示す経路誘導情報を記憶す
    るとともに前記移動局に送信することを特徴とする移動
    体通信システムにおける経路誘導方式。
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