JPH01311109A - 環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法 - Google Patents

環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH01311109A
JPH01311109A JP14027788A JP14027788A JPH01311109A JP H01311109 A JPH01311109 A JP H01311109A JP 14027788 A JP14027788 A JP 14027788A JP 14027788 A JP14027788 A JP 14027788A JP H01311109 A JPH01311109 A JP H01311109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclic olefin
aromatic vinyl
random copolymer
vinyl compound
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14027788A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Kishimura
岸村 小太郎
Shuji Minami
南 修治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP14027788A priority Critical patent/JPH01311109A/ja
Publication of JPH01311109A publication Critical patent/JPH01311109A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 九肌立玖且±ヱ 本発明は、環状オレフィンランダム共重合体およびその
製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は、耐熱性
、相溶性、粉砕性、透明性などに優れた低分子量の環状
オレフィンランダム共重合体およびその製造方法に関す
る。
日の −白・1′J+:fらびに のh  ″相溶性、
粉砕性、透明性に優れた合成樹脂として低分子量ポリス
チレンが知られており、ホットメルト接着剤の粘着付与
剤、樹脂の流動性向上剤、顔料分散剤、トラフィックペ
イントのビヒクルあるいは電子写真用トナーのバインダ
ーなどに使用されている。しかしながら、従来知られて
いる低分子量ポリスチレンは、ガラス転移温度Tgが1
00℃以下であり、耐熱性に欠けるという大きな問題点
があった。
このような問題点を解決するため、本発明者らは、鋭意
検討したところ、芳香族ビニル化合物と特定の嵩高な環
状オレフィンとの共重合体は、他の樹脂との相溶性、粉
砕性、透明性に優れ、しかも耐熱性に優れていることを
見出し、本発明を完成させるに至った。
魚浬Vとl瓜 本発明は、上記のような従来技術における問題点を解決
しようとするものであって、他の樹脂との相溶性に優れ
、しかも粉砕性、透明性に優れているとともに耐熱性に
も優れているような環状オレフィンランダム共重合体を
提供することを目的としている。
九匪ム且1 本発明に係る環状オレフィンランダム共重合体は、芳香
族ビニル化合物(A>と、下記一般式[I]および一般
式[II]で表わされる不飽和単量体からなる群から選
ばれた少なくとも1種の環状オレフィン(B)とからな
るランダム共重合体であって、 (i)芳香族ビニル化合物(A)単位が10〜90モル
%、環状オレフィン(B)単位が10〜90モル%の範
囲にあり、 (i)135’Cのデカリン中で測定した極限粘度[η
]が0.005〜1dJ/+rであることを特徴として
いる。
(式中、nおよびmはいずれも0もしくは正の整数であ
り、」は3以上の整数であり、R1ないしR10はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す)
また本発明に係る環状オレフィンランダム共重合体の製
造方法は、芳香族ビニル化合物(A)と、上記のような
環状オレフィン(B)とを、炭化水素可溶性バナジウム
化合物および有機アルミニウム化合物とから形成される
触奴の存在下に共重合させることを特徴としている。
本発明の環状オレフィン系ランダム共重合体は、従来技
術によって得られる低分子量ポリスチレンよりも高いガ
ラス転移温度Tgを有し、耐熱性に優れている。
九肌立且困煎且」 以下本発明に係る環状オレフィンランダム共重合体およ
びその製造方法について詳細に説明する。
本発明に係る環状オレフィンランダム共重合体は、芳香
族ビニル化合物(A)と、環状オレフィン(B)とのラ
ンダム共重合体である。
芳香族ビニル化合!tk(A)は、下記一般式[II1
[]で表わされる芳香族ビニル化合物である。
八 [式中、Xは水素原子、炭化水素基またはハロゲン原子
を示す、] このような芳香族ビニル化合物(A)としては、具体的
には、スチレン、O−メチルスチレン、トメチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、0−クロルスチレン、m−ク
ロルスチレン、p−クロルスチレン、〇−エチルスチレ
ン、トメチルスチレン、p−エチルスチレンなどを用い
ることができる。
これらの芳香族ビニル化合物のうち、スチレンが好まし
い。
これら芳香族ビニル化合物は、単独で使用することがで
きるし、2種以上の芳香族ビニル化合物を混合して使用
することもできる。
また、本発明における共重合体中には、芳香族ビニル化
合物とともに、本発明の目的を損なわない程度、すなわ
ち芳香族ビニル化合物と等モル以下の非芳香族ビニル化
合物、たとえばビニルシクロヘキサンあるいはエチレン
、プロピレン、ブテン−1などのα−オレフィンを含ん
でいてもよい。
上記のような芳香族ビニル化合物(A)と共重合される
環状オレフィン(B)は、下記一般式[I]または一般
式[I[]で表わされる不飽和単麓体からなる群から選
ばれた少なくとも1種の化合物である。
一般式 (式中、nおよびmはいずれも0もしくは正の整数であ
り、好ましくは0または1であり、1は3以上の整数で
あり、R1ないしR10はそれぞれ水素原子、ハロゲン
原子または炭化水素基を示す)。
一般式中[I]で表わされる環状オレフィンは、シクロ
ペンタジェン類と相応するオレフィン類とをディールス
・アルダ−反応で縮合させること番こより容易に製造す
ることができ、また一般式[II]で表わされる環状オ
レフィンも、同様にシクロペンタジェン類と相応する環
状オレフィン類とをディールス・アルダ−反応によって
縮合させることにより容易に製造することができる。
一般式[I]で表わされる環状オレフィンとして、具体
的には、表1に記載した化合物、あるいは1,4,5.
8−ジメタノ−1,2,3,4,4a、 5.8.8a
−オクタヒドロナフタレンのほかに、2−メチル−1,
4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a、 5.
8.8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチル−1,
4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4゜4a、5,8
.8a−オクタヒドロナフタレン、2−プロピル−1,
4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a、5,8
,8a−オクタヒドロナフタレン、2−へキシル−1,
4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a、5,8
.8a−オクタヒドロナフタレン、2.3−ジメチル−
1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a、5
゜8.8a−オクタヒドロナフタレン、2−メチル−3
−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4
,4a、5,8.8a−オクタヒドロナフタレン、2−
クロロ−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,
4a、5,8.8a−オクタしドロナフタレン、2−ブ
ロモ−1,4,5,111−ジメタノ−1,2,3,4
,4a、5゜8.8a−オクタヒドロナフタレン、2−
フルオロ−1゜4.5.8−ジメタノ−1,2,3,4
,4a、5,8.8a−オクタしドロナフタレン、2.
3−ジクロロ−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3
,4,4a、5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
2−シクロへキシル−1,4,5,8−ジメタノ−1,
2,3,4゜4a、5,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、2−n−ブチル−1,4,5,8−ジメタノ−1
、2,3,4,4a、 5.8.8a−オクタしドロナ
フタレン、2−インブチル−1,4,5,8−ジメタノ
−1,2,3,4,4a、5,8.8a−オクタヒドロ
ナフタレンなどのオクタヒドロナフタレン類、および表
2に記載した化合物を例示することができる。
表1 また、一般式[■]で表わされる環状オレフィンとして
、具体的には、たとえば、表3および表4に示した化合
物などを例示することができる。
本発明の環状オレフィンランダム共重合体において、芳
香族ビニル化合物(A)から導かれる単位は10〜90
モル%、好ましくは20〜80モル%の範囲にあり、環
状オレフィン(B)から導かれる単位は10〜90モル
%、好ましくは20〜80モル%の範囲にある。
該環状オレフィンランダム共重合体中で芳香族ビニル化
合物(A)から導かれる構成単位が90モル%を超える
と、耐熱性の低い共重合体しか得られず、一方10モル
%未満であると、流動性の低い共重合体しか得られない
ため好ましくない。
また該環状オレフィンランダム共重合体中で環状オレフ
ィン(B)から導かれる構成単位が90モル%を超える
と、流動性の低い共重合体しか得られず、一方10モル
%未満であると、耐熱性の低い共重合体しか得られない
ため好ましくない。
本発明のオレフィン系ランダム共重合体は、135℃の
デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.005〜1
dll/g、好ましくは0.01〜0.5dJ/gの範
囲にある。
該オレフィン系ランダム共重合体の極限粘度[η]が0
.005dJ/r未満であると、耐熱性の低い共重合体
しか得られず、一方1dJ/rを超えると相溶性が悪く
なるため好ましくない。
該環状オレフィンランダム共重合体のDSCで測定した
ガラス転移温度T9は、90〜250℃の範囲にある。
また、該環状オレフィンランダム共重合体のゲルパーミ
エイションクロマトグラフィ−(GPC)で測定された
分子量分布(MW/Mn)は通常10以下、好ましくは
1〜4の範囲にある。
13C−N M Rで解析した結果から、該環状オレフ
ィンランダム共重合体は、一般式[IV]および[V]
あるいは[VI]で表わされる構造を有する[式中、n
およびmはいずれも0もしくは正の整数であり、1は3
以上の整数であり、R1ないしR20およびXはそれぞ
れ水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す、] 本発明では環状オレフィン系ランダム共重合体を製造す
るに際して、芳香族ビニル化合物(A)と環状オレフィ
ン(B)との共重合反応は触媒の存在下に行なわれるが
、このような触媒としては、重合反応系の炭化水素溶蝶
に可溶性のバナジウム化合物と有機アルミニウム化合物
とからなる触媒が用いられる。
バナジウム化合物としては、具体的には、−船人■0(
OR)aXbまたはv(OR)CXd(ただし、Rは炭
化水素基であり、Xはハロゲンであり、0≦a≦3、O
≦b≦3.2≦a+b≦3.0≦C≦4.0≦d≦4.
3≦c+d≦4)で表わされるバナジウム化合物、ある
いはこれらの電子供与体付加物が用いられる。より具体
的には、VOC,93、 vO(OC2H5)CJ2、 ■0(OC2H5)2C1、 VO(0−iSO−C3H7)CJ 2、VO(0−n
−C4H9)CJ 2、 VO(OC2R5) 3、VOBr  、VCj 、s
、VOCj  、VO(0−n−c4Hg )3、VC
J  ・20C8H170Hなどのバナジウム化合物が
用いられる。
また、該可溶性バナジウム触媒成分を調製する際に用い
られることのある電子供与体としては、アルコール、フ
ェノール類、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、有機酸
または無りl酸のエステル、エーテル、酸アミド、酸無
水物、アルコキシシラン等の含酸素電子供与体、アンモ
ニア、アミン、ニトリル、インシアネート等の含窒素電
子供与体などが挙げられる。より具体的には、メタノー
ル、エタノール、プロパツール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、オクタツール、ドデカノール、オクタデシルア
ルコール、オレイルアルコール、ベンジルアルコール、
フェニルエチルアルコール、クミルアルコール、フェニ
ルエチルアルコール、クミルアルコール、イソプロピル
アルコール、クミルアルコール、イソプロピルベンジル
アルコールなどの炭素数1〜18のアルコール類:フェ
ノール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール
、プロピルフェノール、ノニルフェノール、クミルフェ
ノール、ナフトールなどの低級アルキル基を有してよい
炭素数6〜20のフェノール類;ア七トン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、
ベンゾフェノン、ベンゾキノンなどの炭素R3〜15の
ケトン類;アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
オクチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒ
ド、ナフトアルデヒドなどの炭素数2〜15のアルデヒ
ド類:ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ビニ
ル、酢酸プロピル、酢酸オフタル、酢酸シクロヘキシル
、ゾロピオン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸エチル、ク
ロル#酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メ
チル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチル、クロ
トン酸エチル、シクロヘキサンカルボン酸エチル、安息
香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息
香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシ
ル、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、トルイル酸
メチル、トルイル酸エチル、トルイル酸アミル、エチル
安息香酸エチル、アニス酸メチル、マレイン酸n−ブチ
ル、メチルマロン酸ジイソブチル、シクロヘキセンカル
ボン酸ジn−ヘキシル、ナジック酸ジエチル、テトラヒ
ドロフタル酸ジイソプロピル、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジイソブチル、フタル酸ジn−ブチル、フタル酸ジ
2−エチルヘキシル、γ−ブチロラクトン、δ−バレロ
ラクトン、クマリン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭
素数2〜30の有a酸エステル類;アセチルクロリド、
ベンゾイルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス酸ク
ロリドなどの炭素数2〜15の酸ハライド類;メチルエ
ーテル、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチ
ルエーテル、アミルエーテル、テトラヒドロフラン、ア
ニソール、ジフェニルエーテルなどの炭素数2〜2oの
エーテル類:酢酸アミド、安息香酸アミド、トルイル酸
アミドなどの酸アミド類:メチルアミン、エチルアミン
、ジエチルアミン、トリブチルアミン、ピペリジン、ト
リベンジルアミン、アニリン、ピリジン、ピコリン、テ
トラメチレンジアミンなどのアミン類;アセトニトリル
、ベンゾニトリル、トルニトリルなどのニトリル類;ケ
イ酸エチル、ジフェニルジメトキシシランなどのアルコ
キシシラン類などを挙げることができる。これらの電子
供与体は、2種以上用いることができる。
本発明に使用される有機アルミニウム化合物触媒成分と
しては、下記のような少なくとも分子内に1個のAJ−
炭素結合を有する化合物が用いられる。
(i)一般式RAJ(OR”)  HX+i     
    npq (ここでRおよびR2は炭素原子数、通常1〜15個、
好ましくは1〜4個を含む炭化水素基で互いに同一でも
異なっていてもよい、Xはハロゲン、mは0≦m≦3、
nは0≦n<3、pは0≦n<3、qは0≦q<3の数
であって、しかもm+n+p+q=3である)で表わさ
れる有機アルミニウム化合物、 (n )  8式M  AJR(、、:こでMlG、t
Li、Na 、にであり、R1は前記と同じ)で表わさ
れる第1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物など
を挙げることができる。
前記の(i)に属する有機アルミニウム化合物としては
、次のものを例示できる。
一般式RA11(OR)3−1重 頂 〈ここでRおよびR2は前記と同じ9mは好よしくは1
,5≦m<3の数である)。
一般式R1□Aj x 3−。
(ここでR1は前記と同じ、Xはハロゲン、mは好まし
くはO<m<3である)。
一般式RAlH3゜ (ここでR1は前記と同じ0mは好ましくは2≦m<3
である)。
(ここでRおよびR2は前記と同じ、Xはハロゲン、Q
<m≦3.0≦n<3.0≦q<3で、m +n + 
q =’3である)で表わされるものなどを例示できる
(i)に属するアルミニウム化合物において、より具体
的には、トリエチルアミニウム、トリブチルアルミニウ
ムなどのトリアルキルアルミニウム、トリイソプロピル
アルミニウムのようなトリアルゲニルアルミニウム、ジ
エチルアルミニウムエトキシド、ジプチルアルミニウム
ブトキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシド
、エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルアルミ
ニウムセスキブトキシドなどのアルキルアルミニウムセ
スキアルコキシドのほかに、RAj12.5 (OR>   などで表わされる平均組成を有す0.5 る部分的にアルコキシ化されたアルキルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウム
クロリド、ジエチルアルミニウムプロミドのようなジア
ルキルアルミニウムハライド、エチルアルミニウムセス
キクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エチ
ルアルミニウムセスキプロミドのようなアルキルアルミ
ニウムセスキハライド、エチルアルミニウムジクロリド
、プロピルアルミニウムジクロリド、ブチルアルミニウ
ムジブロミドなどのようなアルキルアルミニウムシバラ
イドなどの部分的にハロゲン化されたアルキルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミ
ニウムヒドリドなどのジアルキルアルミニウムヒドリド
、エチルアルミニウムジクドリド、プロビルアルミニウ
ムジヒドリドなどのアルキルアルミニウムハラドリドな
どの部分的に水素化されたアルキルアルミニウム、エチ
ルアルミニウムエトキシクロリド、ブチルアルミニウム
ブトキシクロリド、エチルアルミニウムエトキシプロミ
ドなどの部分的にアルコキシ化およびハロゲン化された
アルキルアルミニウムを例示できる。また(i)に類似
する化合物たとえば酸素原子や窒素原子を介して、2以
上のアルミニウムが結合した有機アルミニウム化合物で
あってもよい、このような化合物として、具体的には、
(C2H5)2AJOAj (C2H5)2、(C4H
9)2AjOA、I! (C4H9)2、6H5 例示できる。
前記(ii )に属する化合物としては、LiAj(C
H) 、LiAJ (C7H15)4などを例示できる
。これらの中では、とくにアルキルアルミニウムハライ
ド、アルキルアルニウムシバライドまたはこれらの混合
物を用いるのが好ましい。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体の製造
方法において、重合反応系に供給される可溶性バナジウ
ム化合物の濃度は、通常、重合反応系内の可溶性バナジ
ウム化合物の濃度の10倍以下、好ましくは7〜1倍、
さらに好ましくは5〜1倍の範囲である。
また、重合反応系内のバナジウム原子に対するアルミニ
ウム原子の比(Aj/V)は2以上、好ましくは2〜5
0、とくに好ましくは3〜20の範囲である。
該可溶性バナジウム化合物および該有機アルミニウム化
合物は、それぞれ、通常、重合反応用溶媒として後述す
る炭化水素溶媒で希釈して供給される。ここで、該可溶
性バナジウム化合物は、前記濃度範囲に希釈することが
望ましいが、有機アルミニウム化合物は重合反応系にお
ける濃度のたとえば50倍以下の任意の濃度に調製して
重合反応系に供給する方法が採用される。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体の製造
方法において、共重合反応系内の可溶性バナジウム化合
物の濃度は、バナジウム原子として、通常は、0.01
〜5グラム原子/J、好ましくは0.05〜3グラム原
子/jの範囲である。
本発明において環状オレフィン系ランダム共重合体を製
造するに際して、芳香族ビニル化合物(A)と環状オレ
フィン(B)との共重合反応は、通常炭化水素溶媒中で
行なわれる。この際用いられる炭化水素溶媒としては、
たとえばヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油のような
脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ンのような脂環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシ
レンのような芳香族炭化水素、前記重合性不飽和単量体
などを例示することができ、これらの2種以上の混合溶
媒を用いることもできる。また場合によっては、芳香族
ビニル化合物あるいは環状オレフィン自体を溶媒として
用いることもできる。
本発明における共重合反応は、−50〜100°C好ま
しくは一30〜80℃さらに好ましくは一20〜60℃
の温度で行なわれる。
また本発明における共重合反応は、窒素、アルゴン等の
不活性ガスの存在下で行なうことが好ましい。
共重合反応終了後の重合反応混合物を常法に従って処理
することによって、本発明に係る環状オレフィンランダ
ム共重合体が得られる。
本発明の本法で得られる環状オレフィンランダム共重合
体は、透明性、相溶性、粉砕性、流動性に優れ、かつ高
いガラス転移温度Tgを有し、耐熱性に優れているので
、たとえばホットメルト接着剤の粘着付与剤あるいは耐
熱性付与剤、樹脂の流動性向上剤、顔料分散剤などの樹
脂改質剤、トラフィヅクペイントのビヒクル、電子写真
用トナーのバインダーなどの分野に利用できる。
九匪五皇1 本発明の方法で得られる環状オレフィンランダム共重合
体は、透明性、相溶性、粉砕性に優れ、かつ高いガラス
転移温度Ti1lを有し、耐熱性に優れている。
[実施例] 次に実施例によって本発明の方法を具体的に説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
K隻■ユ 撹拌翼を備えた500m1ガラス製重合器を充分窒素置
換する。シクロヘキサン100 ml、1.II、5゜
8−ジメタノ−1,2,3,4,4a、 5.8.8a
−オクタヒドロナフタレン(表6の(アン:以下DMO
Nと略ン100m1およびスチレン25m1を系内に装
入して、温度を10℃に保った。触媒として、A J 
 (C2H)Cj 5 1.5  1.5のシクロヘキサン溶液を、重合器
内でのアルミニウム濃度が5ミリモル/jとなるように
、また■0(OC2H5)c、I12のシクロヘキサン
溶液を、重合器内でのバナジウム濃度が0.5ミリモル
/jとなるように添加し、10℃で30分間重合を行な
った。
少量のメタノールを添加して重合反応を停止させ、大量
のメタノール/アセトン中に投入して生成共重合体を析
出させた。共重合体をトルエンに再溶解して、再び大量
のメタノール/アセトン中に投入して再析出させて、精
製を行なった。精製した共重合体を100℃で一昼夜減
圧乾煉した。
以上の操作で5gのスチレン−DMONランダム共重合
体が得られた。
13C−N M R分析で測定した共重合体の組成は、
スチレン54モル%、DMON  46モル%であり、
135°Cデカリン中で測定した極限粘度[η]は0.
04 dj /lであった。
ガラス転移温度TQは、パーキン・エルマー社製のDS
Cにより10℃/分の昇温速度で測定したところ、13
6℃であった。
2〜10および   1〜2 実施例1の重合条件を表5のようにした以外は、同様に
して重合を行なった。得られた重合体の物性を表5に示
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)芳香族ビニル化合物(A)と、下記一般式[ I ]
    または一般式[II]で表わされる不飽和単量体からなる
    群から選ばれた少なくとも1種の環状オレフィン(B)
    とからなるランダム共重合体であって、 (i)芳香族ビニル化合物(A)単位が10〜90モル
    %、環状オレフィン(B)単位が10〜90モル%の範
    囲にあり、 (ii)135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η
    ]が0.005〜1dl/gであることを特徴とする環
    状オレフィン系ランダム共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[II] (式中、nおよびmはいずれも0もしくは正の整数であ
    り、lは3以上の整数であり、R^1ないしR^1^0
    はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を
    示す)。 2)芳香族ビニル化合物(A)と、下記一般式[ I ]
    または一般式[II]で表わされる不飽和単量体からなる
    群から選ばれた少なくとも1種の環状オレフィン(B)
    とを、炭化水素可溶性バナジウム化合物および有機アル
    ミニウム化合物とから形成される触媒の存在下に共重合
    させることを特徴とする芳香族ビニル化合物(A)と環
    状オレフィン(B)とのランダム共重合体の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[II] (式中、nおよびmはいずれも0もしくは正の整数であ
    り、lは3以上の整数であり、R^1ないしR^1^0
    はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を
    示す)。
JP14027788A 1988-06-07 1988-06-07 環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法 Pending JPH01311109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14027788A JPH01311109A (ja) 1988-06-07 1988-06-07 環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14027788A JPH01311109A (ja) 1988-06-07 1988-06-07 環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01311109A true JPH01311109A (ja) 1989-12-15

Family

ID=15265034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14027788A Pending JPH01311109A (ja) 1988-06-07 1988-06-07 環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01311109A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084382A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Jsr Corporation 射出成形体および重合体組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084382A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Jsr Corporation 射出成形体および重合体組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Peruch et al. Homopolymerization and copolymerization of styrene and norbornene with Ni‐based/MAO catalysts
CA1190689A (en) Process for producing a propylene block copolymer composition and the composition produced by said process
KR930010742B1 (ko) 환상 올레핀 랜덤 공중합체 및 그의 제조방법
JP3237072B2 (ja) 環状オレフィン系ランダム多元共重合体およびその製造方法
WO1998034961A1 (fr) Catalyseur de polymerisation d'olefines et procede de preparation de polymeres olefiniques
AU608094B2 (en) Alpha-olefinic random copolymer and production process thereof
JPS6312886B2 (ja)
JP2003246820A (ja) プロピレン−アルケニルジアルキルアルミニウム共重合体
JPH062786B2 (ja) 環状オレフインランダム共重合体の製法
JPH01311109A (ja) 環状オレフィンランダム共重合体およびその製造方法
WO2004033525A1 (ja) 環状オレフィン系開環共重合体およびその製造方法並びに光学材料
JP2781252B2 (ja) 環状オレフィン系ランダム共重合体の製造方法
JPS58152038A (ja) 射出成形用ポリプロピレン組成物
JPS63142008A (ja) エチレン−オレフイン共重合体の製造法
JPH03172308A (ja) 環状オレフィン系ランダム共重合体
Chang et al. Palladium catalyzed vinyl addition poly (norbornenes): silane chain transfer agents, hydroxyl group activators and their impact on optical density at 193 nm
JPH02173016A (ja) ヒートシール剤
JP3237073B2 (ja) 環状オレフィン系共重合体組成物およびその製造方法
JP2953531B2 (ja) 環状オレフィン系ランダム共重合体の製造方法
JPH0445101A (ja) 環状オレフィン系ランダム共重合体の製造方法
JPH01217013A (ja) オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
JPH093141A (ja) グラフト変性プロピレン系重合体
JPH0280446A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
JPH03258815A (ja) 環状オレフィン系ランダム共重合体の製造方法
JPH03163114A (ja) 環状オレフィン系ランダム共重合体およびその製造方法