JPH01310294A - 冷却塔用合成樹脂製熱交換体及びこの熱交換体からなる密閉式熱交換器を利用した冷却塔 - Google Patents

冷却塔用合成樹脂製熱交換体及びこの熱交換体からなる密閉式熱交換器を利用した冷却塔

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JPH01310294A
JPH01310294A JP13909188A JP13909188A JPH01310294A JP H01310294 A JPH01310294 A JP H01310294A JP 13909188 A JP13909188 A JP 13909188A JP 13909188 A JP13909188 A JP 13909188A JP H01310294 A JPH01310294 A JP H01310294A
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cooling tower
heat exchanger
liquid
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industrial process
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健 柏田
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忠信 武藤
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F25/00Component parts of trickle coolers
    • F28F25/02Component parts of trickle coolers for distributing, circulating, and accumulating liquid
    • F28F25/08Splashing boards or grids, e.g. for converting liquid sprays into liquid films; Elements or beds for increasing the area of the contact surface

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は冷却塔用の熱交換体及びこの熱交換体から成
る熱交換器を利用した冷却塔に関する。
(従来技術) 従来、この種の気液非接触型の熱交換器が、特開昭51
−100370号公報に記載されており、その構造は全
体合成樹脂製で、扁平な垂直方向の相互に平行な複数個
の液体流下通路と、これらの液体流下通路間に夫れ夫れ
形成された垂直方向の面を持つ扁平な気流の流れる空気
通路とを有し、これら2つの流体通路が相互の流体を非
接触とする複数枚の合成樹脂板よりなる熱交換隔壁板に
よって仕切られている冷却゛浴用熱交換器が記載されて
おり、各空気通路の両壁は逆U字状部材で形成され、隣
接する逆U字状部材の波形側壁は突出して設けたリブ部
分で相互に接着されていると共にその側縁において連結
パネルにより相互に連結されて前記液体流下通路を形成
している。
(解決しようとする課題) このように先行技術のものにおいては、液体の流下速度
を緩くするため狭く、かつ屈曲させた液体通路は長期間
使用する間には塵埃や微生物がそれらの壁面に付着し、
液体通路の断面積を実質的に狭くし、所定の流量流下で
きず、これらの熱交換器の供給側において溢水し、これ
らの周辺を悪戯に濡らすだけでなく、循環冷媒の損失と
なっている。
更に、前記供給側での溢水現象により所望の冷却を行え
ないこともあると共に、前記流体通路が狭いため内部に
侵入したエアが抜けがたくこの通路内に滞留し熱交換を
阻害している。 この発明は気液非接触型の熱交換器の
熱交換を行なう主要部分における液体通路において、仮
に一部分に目詰りを起したとしても、熱交換器全体とし
て液体の給吐出量が一定に保持できるようにし、液体通
路の流量に影響を及ぼさないようにすると共に侵入した
エアを円滑に抜けるようにし、かつ供給された液体を2
分し前記液体通路に供給分散できるようにした熱交換体
を提供すると共に、かかる熱交換体を使用した冷却塔を
提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 前記課題を達成するために、この特定発明の冷却塔用合
成樹脂製熱交換体は、全体として扁平な合成樹脂製薄肉
中空体であり、内部が液体流下通路としてありその中空
体の上縁中央部には外部に開口した筒状循環冷却水供給
口が形成されており、その中空体の下縁である前記液体
流下通路の下縁中央部にも外部に開口した筒状循環水吐
出口が前記供給口と同一軸線上に設けてあり、この液体
流下通路の幅の大部分は、流下液緩速部としてあり、こ
の流下液緩速部は前記中空体の両壁板を相互に密着して
なる水平方向に長い邪魔シール部を全面に複数段にわた
り階層的に分布させて、これら邪魔シール部を一つ置き
に位置をずらせ、前記邪魔シール部間に蛇行流路を形成
して成り この中空体の両側縁に沿い、垂直なシール部が一本宛各
側縁から間隔をおいて形成してあり、更に前記供給口と
前記吐出口とにわたり延在する2本の垂直なシール部が
この中空体の中央部に形成してあり、この側縁と垂直な
シール部間に夫れ夫れ一個宛側方溢水路が形成され、ま
た前記中央の2本の垂直なシール部間に1個の中央溢水
路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路に
分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状と
してあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路と
前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互連
通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路位
置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開口
するエア抜き穴が形成してあり、前記両壁板外面には、
隆起部がスペーサとして成形してあることを特徴とする
前記中空体を真空乃至ブロー成形品としあることが望ま
しい。
特許請求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱交換
体における上下隣接する水平な方向に長い邪魔シール部
間の蛇行流路の両壁は、この両壁ほゞ全面にわたり下流
側ほど上位に45度前後傾斜した平行な畝を内外に形成
した波板状としであることもある。
関連発明としての冷却塔は、冷却塔本体内に配管した散
水装置から密閉式熱交換器上に冷却水を散布し、負荷部
からこの熱交換器内に供給され流れる昇温した工業用プ
ロセス流体を間接的に冷却し、自身昇温した冷却水を空
気流と直接接触し気化の潜熱で冷却し前記散水装置に供
給し循環使用すると共に所定温度に冷却した工業用プロ
セス流体を負荷部へ供給し循環使用する冷却塔であって
特許請求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱交換
体を隆起部を相互嵌合乃至当接して若干の間隙を置いて
所定枚数並列配置し、隣接する熱交換体間に狭幅の空気
流通路を形成してを構成してなることを特徴とする、 前記供給口から中央溢水路の上端に向けて、窪みか形成
してあり、この窪み内に着脱自在な短管からなる継ぎ管
の上端は工業用プロセス流体供給用のパイプに連通して
あり、この継ぎ管の下端は閉じており、前記窪み内への
挿入時にこの下端は前記窪みの底に位置し中央溢水路の
上端から若干離反し、この継ぎ管の下端寄りでこの継ぎ
管の周壁には直径方向で対を為す工業用プロセス流体分
配穴が2個穿設してあるとともに、前記継ぎ管の下端寄
りには、半径方向に張り出した陣傘状の冷却水侵入防止
を兼ねるエア抜き用帽子部が形成されていることが、工
業用プロセス流体の分配上及びエア抜きの上からも好適
である。
前記熱交換体の吐出口には、吐出管の上端が嵌合し一体
に接着され、この吐出管の下端は、冷却塔の冷却水用下
部水槽内に設置され外気に開口した工業用プロセス流体
用膨張タンクに接続されこのタンクを介してこの吐出口
が負荷部に連通していることが、冷却水と、工業用プロ
セス流体の分離上有利である。
(発明の作用) このように構成されている特定発明である前記熱交換体
の作用を特許請求範囲第4項記載の関連発明である冷却
塔の作用と共に説明する。
先ず、複数枚の熱交換体をケース乃至適宜の支持枠を用
いて並列配置し、前記隆起部を一種のスペーサとして、
これにより隣接する熱交換体の間に狭い幅の水平な空気
流通路を形成し、所望寸法の密閉式熱交換器を組み立て
る。
このように組み立てた熱交換器を、冷却塔本体内に配管
した散水装置の下方で冷却塔内に配列する。この状態で
、前記散水装置から密閉式熱交換器上に冷却水を散布し
、負荷部からこの熱交換器内に供給され流れる昇温した
工業用プロセス流体を間接的に冷却し、自身昇温した冷
却水を空気流と直接接触し気化の潜熱で冷却し前記散水
装置に供給し循環しようすると共に所定温度に冷却した
工業用プロセス流体を負荷部へ供給し循環使用する。
この際、負荷部で温められた(30〜70℃程度)循環
する工業用プロセス流体は供給用へラダーを通して前記
熱交換体内に前記供給口から供給され、好適には、前記
継ぎ管を通して工業用プロセス流体は前記中央溢水路の
真上で両側に2つの流れに分かれ、前記2つの流体通路
における最上段の液溜部分内に分散流入していく。
次いで流下液緩速部を2分してなる2つの流体通路内に
供給された工業用プロセス流体は順次前記邪魔シール部
間に形成された蛇行流路中を蛇行しつつ順次流下し、前
記熱交換体の両壁板と充分に攪拌されながら接触し、単
に垂直に流下するより遥かに長時間両壁板と接触し、こ
れら両壁板を介して前記各空気流通路を垂直方向に流れ
る冷却水により間接的に冷却される。このようにして所
定温度に冷却されて工業用プロセス流体は前記吐出口、
好適にはこの吐出口に接続した吐出管を通して前記膨張
タンク内に吐出後、負荷部へ循環供給される。一方、空
気との接触で冷却された前記冷却水は前記下部水槽から
汲み上げポンプにより前記散水装置に供給され、再使用
される。
なお、邪魔シール部間の蛇行流路の両壁を、この両壁ほ
ゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した平
行な畝を内外に形成した波板状としである場合には、こ
の蛇行流路内を巡回する工業用プロセス流体はこれら畝
を乗り越える度に上方に誘導されて若干盛り上がり、こ
の蛇行流路の各水平部分の流路の上側部まで工業用プロ
セス流体は充満乃至は少なくとも前記水平部分の内壁面
の上部までを濡らして屈曲位置に達し、長時間にわたり
両壁板のほゞ全面と接触し続ける。
この冷却塔の運転中に、前記流下液緩速部内に残留して
いるエアは前記畝により上方へ若干盛り上がる工業用プ
ロセス流体の動きに伴い、前記流下液緩速部の屈曲路上
部隅角に押しやられ、この部分に滞留しようとするが、
前記エア抜き穴を通って前記側方及び中央の溢水路内に
流入しこれら溢水路を上昇し前記供給口から外部(大気
中)へ吐出される。
仮に工業用プロセス流体の供給量が脈動を起したり、−
時的に供給量が増加したとき、或は流下液緩速路中に微
生物などが付着し、流下液緩速路の断面積が狭くなり、
流量低下をきたし、前記液体通路最上段における液溜部
の水位が上昇し、前記堰より高くなると、前記工業用プ
ロセス流体の一部は側方又は中央の溢水路を通り直接流
下し。
前記熱交換体の大気に開放している前記供給口外に溢れ
出さない。
なお、前記冷却塔運転中、各熱交換体の前記供給口は外
気に開放してあり、自然流下式に前記冷却塔内に配設さ
れた工業用プロセス流体は前記流下液緩速路内を蛇行し
つつ流下していく。そして、冷却塔の運転停止と同時に
大気圧を受けて前記吐出口より外部へ吐出される。
(発明の効果) 取上のように構成し作用を為すこの特定発明の熱交換体
においては、全体として扁平な合成樹脂製薄肉中空体で
あり、内部が液体流下通路としてありその中空体の上縁
中央部には外部に開口した筒状循環工業用プロセス流体
供給口が形成されており、その中空体の下縁である前記
液体流下通路の下縁中央部にも外部に開口した筒状循環
水吐出口が前記供給口と同一軸線上に設けてあり、この
液体流下通路の幅の大部分は流下液緩速部としてあり、
この流下液緩速部は前記中空体の両壁板を相互に密着し
てなる水平方向に長い邪魔シール部を全面に複数段にわ
たり階層的に分布させて、これら邪魔シール部を一つ置
きに位置をずらせ、前記邪魔シール部間に蛇行流路を形
成して成りこの中空体の両側縁に沿い、垂直なシール部
が一本宛各側縁から間隔をおいて形成してあり、更に前
記供給口と前記吐出口とにわたり延在する2本の垂直な
シール部がこの中空体の中央部に形成してあり、この側
縁と垂直なシール部間に夫れ夫れ一個宛側方溢水路が形
成され、また前記中央の2本の垂直なシール部間に1個
の中央溢水路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路に
分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状と
してあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路と
前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互連
通しているため、広い面積の流下液緩速部であっても、
これを左右22分して2つの流体通路に中央の供給口よ
り工業用プロセス流体を分流できるため、長尺で大寸法
の熱交換体であって、短時間に能率良く大容量の工業用
プロセス流体を熱交換体外へ溢水することなく分配でき
、広い面積で能率良く空気流との間で工業用プロセス流
体を接触させ、冷却できるとともに、熱交換体の熱交換
面積を大きくとれるため、冷却塔に充填する熱交換体の
枚数が少なくとも従来と同様の熱交換率を発揮すること
が出来る。
また、熱交換を行なう主要部分たる流下液緩速部におい
て、仮に一部目詰り乃至流量制限があり、−時的に供給
工業用プロセス流体の流量が変化し、液溜部の水位が上
昇しても、堰を超えて熱交換流下水路の一部である溢水
路を通過して下方に工業用プロセス流体が吐出するため
、通過水量自体を制限するおそれがない。
更に、この冷却塔運転開始時に前記流下液緩速部内に残
留しているエアは工業用プロセス流体により前記流下液
緩速部の屈曲路上部に押しやられ。
前記エア抜き穴を通って前記溢水路内に流入しこの溢水
路を上昇して前記供給部から外部へ吐き出されるため、
エアはこの流下液緩速部内に殆ど残留せず、熱交換に支
障を来さない。好適には、前記継ぎ管の下端と中央溢水
路上端間の間隙を通り抜けたエアは、前記供給口と前記
継ぎ管の帽子部下縁間の隙間から、大気中に放出される
更に、関連発明である邪魔シール部間の蛇行流路の両壁
を、この両壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度
前後傾斜した平行な畝を内外に形成した波板状としであ
る冷却塔用合成樹脂製熱交換体においては、前記特定発
明の効果に加えて、この蛇行流路内を巡回する冷却液を
これら畝を乗り越える度に上方に誘導されて若干盛り上
がる。
この場合に、各水平流路部分の上側にエアが残留してい
たとしても、この盛り上がる工業用プロセス流体によっ
て、エアは前述のエア抜き穴から押し出されるため、内
部の残留エアが各水平流路部における水位の上昇を阻害
することがない。
また蛇行流路の各水平部分の流路の上側部まで工業用プ
ロセス流体は上昇してこれら各水平部分に充満乃至は少
なくとも前記水平部分の内壁面の上部までも濡らし屈曲
位置に到達させるため、前記傾斜させた畝のない場合よ
りも、循環冷却液が蛇行流路を通過する時間が長くなり
、かつ両壁板と循環冷却液とが接触する表面積が広くな
るため、空気と循環冷却液との非接触の熱交換率を上げ
ることが出来る。
この関連発明である特許請求の範囲第4項、第5項及び
第6項記載の冷却塔においては、前記流下液緩速路の一
部目詰まりが発生しても、堰を超えて熱交換流下水路の
一部である溢水路を通過して下部開口部から工業用プロ
セス流体が吐出する為、工業用プロセス流体が前記供給
部から溢れること無くこの供給量は激減せず、この熱交
換体での工業用プロセス流体空気と冷却水との間での密
閉式の熱交換量が少なくならない。
前記中空体を真空乃至ブロー成形品とすれば、この熱交
換体の製造が容易で安価となる。
特許請求の範囲第1項記載の冷却塔をカウンターフロー
式として、前記供給口から中央溢水路の上端に向けて、
窪みか形成してあり、この窪み内に着脱自在な短管から
なる継ぎ管の上端は工業用プロセス流体供給用のパイプ
に連通してあり、この継ぎ管の下端は閉じており、前記
窪み内への挿入時にこの下端は前記窪みの底に位置し中
央溢水路の上端から若干離反し、この継ぎ管の下端寄り
でこの継ぎ管の周壁には直径方向で対を為す工業用プロ
セス流体分配穴が2個穿設してあるとともに、前記継ぎ
管の下端寄りには、半径方向に張り出した陣傘状の冷却
水侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部が形成されている
ことを特徴とする冷却塔の場合には、前記閉じた短管下
端により、中央溢水路内に供給口から直接工業プロセス
流体が多量に流入するのを未然に防止できると共に、前
記2つ流体通路への工業用プロセス流体の分配をスムー
ズに行うことが出来る。と同時に、この継ぎ管に設けた
前記帽子部により、前記中央溢水路上端と継ぎ管下端間
の間隙を通り抜けたエアは前記供給口の上端と帽子部下
縁間に成形された隙間から外部に排気できると共に、前
記帽子部の上面に散布された前記冷却水の一部は前記供
給口を回避して熱交換体の上縁部に向けて拡がり、この
前記供給口から熱交換体内に冷却水が侵入するのを防止
しできる。
次に、特許請求の範囲第5項記載の冷却塔において、前
記熱交換体の吐出口には、吐出管の上端が嵌合し一体に
接着され、この吐出管の下端は、冷却塔の冷却水用下部
水槽内にallされ外気に開口した工業用プロセス流体
用膨張タンクに接続されこのタンクを介してこの吐出口
が負荷部に連通していることを特徴とする冷却塔の場合
には、この下冷却水とこの工業用プロセス流体とを相互
に分離し、混合せずに循環使用出来る。
(実施例) 次にこの特定発明の代表的な実施例を関連発明であるカ
ウンターフロー式の冷却塔の代表的な実施例と共に説明
する。
第1図においてAは冷却塔用合成樹脂製熱交換体であり
、この熱交換体Aは全体として扁平な合成樹脂製薄肉中
空体10からなり、内部が液体流下通路11としてあり
その中空体10の上縁12中央部には外部に開口した筒
状循環冷却水供給口13が形成されており、この中空体
10の下縁14である前記液体流下通路11の下縁中央
部にも外部に開口した筒状循環水吐出口15が前記供給
口13と同一軸線上に設けてあり、この液体流下通路1
1の幅の大部分は、流下液緩速部16としてあり、この
流下液緩速部16は前記中空体1゜の両壁板17.18
を相互に密着してなる水平方向に長い邪魔シール部19
を全面に複数段にわたり階層的に分布させて、これら邪
魔シール部19を一つ置きに位置をずらせ、前記邪魔シ
ール部19間に蛇行流路を形成して成る。
前記中空体1oは真空乃至ブロー成形品としである。
この中空体10の両側縁20.21に沿い5垂直なシー
ル部22.23が一本宛各OII縁20.21から間隔
をおいて形成してあり、更に前記供給口13と前記吐出
口15とにわたり延在する2本の垂直なシール部24.
25がこの中空体10の中央部に形成してあり、この側
縁2o、21と垂直なシール部22.23間に夫れ去れ
一個宛側方溢水路26と27が形成され、また前記中央
の2本の垂直なシール部24と25間に1個の中央溢水
路28が形成されており、 前記流下液緩速部16は前記中央溢水路28で2つの流
体通路16a、16bに分離され、これら垂直なシール
部22.23.24.25の上端は、堰29の形状とし
てあり、この堰29を通して各側方溢水路26.27.
中央溢水路28と前記各流体通路16a、16bにおけ
る最上段部の液溜部分16cとが相互連通していると共
に、前記蛇行する流下緩速部16の屈曲路16d位置に
は前記垂直なシール部22.23.24.25を横断し
前記溢水路26.27.28内に開口するエア抜き穴3
0が形成してあり、前記両壁板17゜18外面には、隆
起部31がスペーサとして成形しである。
上下に隣接する水平な方向に長い前記邪魔シール部19
間の蛇行流路の両壁は、この両壁ほゞ全面にわたり下流
側ほど上位に45度前後傾斜した平行な畝32を内外に
形成した波板状としであることもある。
前記冷却塔用合成樹脂製熱交換体Aを隆起部31を相互
嵌合乃至当接して若干の間隙を置いて所定枚数並列配置
し、隣接する熱交換体A間に狭幅の空気流通路を形成し
てなる冷却塔用の密閉式熱交換器Bをカウンターフロー
式冷却塔C内に配置する。
前記供給口13から中央溢水路28の上端に向けて、窪
み34が形成してあり、この窪み34内に着脱自在な短
管からなる継ぎ管35の上端は工業用プロセス流体供給
用のパイプ36に設けた下向きノズル37先端部を収納
する開口部38としである。なお、このノズル37を使
用せずに、直接継ぎ管35の上端を前記パイプ36の吐
出口に接続連通ずる場合もある。前記継ぎ管35の下端
は閉じており、前記窪み34内への挿入時にこの下端は
窪み34の底に位置し中央溢水路28の上端から若干離
反し、この継ぎ管35の下端寄りでこの継ぎ管35の周
壁には直径方向には直径方向で対を為す工業用プロセス
流体分配穴39が2個穿設してあるとともに、前記継ぎ
管35の下端寄りには、前記供給口13上方を覆うよう
に半径方向に張り出した陣傘状の冷却水侵入防止を兼ね
るエア抜き用帽子部40が形成されている。
42は、この密閉式熱交換器B上に冷却水を散布する散
水装置であり、冷却塔本体43内に配管されており、前
記下部水槽りと汲み上げポンプPを介して連通している
(実施例の作用) このように構成した実施例の冷却塔C及び熱交換体Aの
作用は次ぎの通りである。
前記散水装置42から密閉式熱交換器B上に冷却水を散
布し、負荷部からこの熱交換器B内に供給され流れる昇
温した工業用プロセス流体を間接的に冷却し、自身昇温
した冷却水を空気流と直接接触し気化の潜熱で冷却し汲
み上げポンプPにより前記散水装置42に汲み上げ供給
し循環しようとすると共に所定温度に冷却した工業用プ
ロセス流体を負荷部Gへ供給し循環使用する。
この際、負荷部Gで温められた(30〜70℃程度)循
環する工業用プロセス流体は供給用ヘッダーFを通して
前記熱交換体A内に前記供給口13から供給され、前記
継ぎ管35を通して工業用プロセス流体は前記中央溢水
路28の真上で両側に2つの流れに分かれ、前記2つの
流体通路16a、16bにおける最上段の液溜部分16
c内に分散流入していく。
次いで流下液緩速部16を2分してなる2つの流体通路
16a、16b内に供給された工業用プロセス流体は順
次前記邪魔シール部19間に形成された蛇行流路中を蛇
行しつつ順次流下し、前記熱交換体の両壁板と充分に攪
拌されながら接触し、単に垂直に流下するより遥かに長
時間両壁板と接触し、これら両壁板16.17を介して
前記各空気流路を垂直方向に流れる冷却水により間接的
に冷却される。このようにして所定温度に冷却されて工
業用プロセス流体はこの吐出口15に接続した吐出管4
4を通して前記膨張タンクB内に吐出後、負荷部Gへ循
環供給される。一方、空気との接触で冷却された前記冷
却水は前記下部水槽りより汲み上げポンプPに寄り前記
散水装置42へ汲み上げられ供給され再使用される。
なお、邪魔シール部19間の蛇行流路の両壁を、この両
壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜し
た平行な畝32を内外に形成した波板状としである場合
には、この蛇行流路内を巡回する冷却水はこれら畝32
を乗り越える度に上方に誘導されて若干盛り上がり、こ
の蛇行流路の各水平部分の流路の上側部まで冷却水は充
満乃至は少なくとも前記水平部分の内壁面の上部までを
濡らして屈曲位置に達し、長時間にわたり両壁板17.
18のほゞ全面と接触し続ける。
この冷却塔Cの運転中に、前記流下液緩速部16内に残
留しているエアは前記畝32により上方へ若干盛り上が
る冷却水の動きに伴い、前記流下液緩速部16の屈曲路
16d上部隅角に押しやられ、この部分に滞留しようと
するが、前記エア抜き穴30を通って前記側方及び中央
の溢水路26.27.28内に流入しこれら溢水路26
.27.28を上昇し前記供給口13と前記帽子部40
との間隙を通り抜は外部(大気中)へ排気される。
更に、この帽子部40は前記散水装置42から前記供給
口13近傍へ散布された冷却水の一部を供給口13外法
へ飛散させ、冷却水がこの供給口13から前記工業用プ
ロセス流体と混ざりあっ前記熱交換体A内に流入するの
を回避する。
仮に工業用プロセス流体の供給量が脈動を起したり、−
時的に供給量が増加したとき、或は流下液緩速路16中
に微生物などが付着し、流下液緩速路16の断面積が狭
くなり、流量低下をきたし、前記液体通路16最上段に
おける液溜部16cの水位が上昇し、前記基29より高
くなると、前記冷却水の一部は側方又は中央の溢水路2
6.27.28を通り直接流下し、前記熱交換体の大気
に開放している前記供給口13外に溢れ出さない。
なお、前記冷却塔C運転中、各熱交換体Aの前記供給口
13は外気に開放してあり、自然流下式に前記冷却塔C
内に配設された冷却水は前記流下液緩速路内を蛇行しつ
つ流下していく。そして、この冷却塔Cの運転停止と同
時に大気圧′を受けて前記吐出口15より外部へ吐出さ
れる。
(その他の実施例) 冷却塔をクロスフロー式冷却塔C1とし、この冷却塔C
1の外気取入口50に対面して前記密閉式熱交換器Bを
配置する。
このクロスフロー式冷却塔C1においでは、前記冷却塔
C工の外気取入口50に対面して前記密閉式熱交換器B
を配置しである場合には、外気取入口50から取り入れ
た空気流は前記熱交換体群Aの空気流通路内に水平方向
から流入する。
一方、この熱交換体Aの屈曲した流下液緩速部16を蛇
行して流下してくる工業用プロセス流体はその流下中に
前記空気通路内を流下中の前記冷却水により間接的に冷
却される。このような冷却で自身昇温した冷却水はこの
通路内を水平に流れる前記空気流と直接接触し、気化の
潜熱で冷却され、一方昇温した空気は排気口から冷却塔
C1外に排気する。
(実施例の効果) 前記のように構成し作用する各実施例は、前記特定発明
及び関連発明の効果を奏することは勿論である。更に、
前記継ぎ管35の上端を前記パイプ36の吐出口に直接
接続連通する場合には、前記ノズル37の配管作業が省
略出来、冷却塔全体としての構造を簡略化出来る。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に関するもので、第1図はこの熱交換体の
代表的な実施例を示す正面図、第2図は第1実施例のカ
ウンタフロー式冷却塔の概略図、第3図はその供給口部
分の拡大縦断面図、第4図はその吐出口部分の拡大縦断
面図、第5図はその他の実施例のクロスフロー式冷却塔
の概略図、第6図は第1図の6−6線に沿う横断面図、
及び第7図は第1図の7−7線に沿う横断面図である。 図の主な符号 26.27・・・・・・側方溢水路、 28・・・・・・中央溢水路。 手続補正書(自発)        61.事件の表示 昭和63年特許願第139091号 2、発明の名称 冷却塔用合成樹脂製熱交換体及び この熱交換体からなる密閉式熱交換器 を利用した冷却塔 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都中央区八丁堀4−2−2 信相産業 株式会社 代表者 天 谷 博 4、代理人 〒104 東京都中央区八重洲2−6−13幸田ビルf5ご ・ 弁理士 (6246)     山  1) 正  国
   、′1・5、・5、補正の対象 明細書 、補正の内容 明細書において、下記事項を補正する。 1)r特許請求の範囲」を次の通り補正する。 「1)全体として扉平な合成樹脂製薄肉中空体であり、
内部が液体流下通路としてありその中空体の上縁中央部
には外部に開口した筒状循環冷却水供給口が形成されて
おり、その中空体の下縁である前記液体流下通路の下縁
中央部にも外部に開口した筒状循環水吐出口が前記供給
口と同一軸線上に設けてあり、前記液体流下通路の幅の
大部分は、流下液緩速部としてあり、この流下液緩速部
は前記中空体の両壁板を相互に密着してなる水平方向に
長い邪魔シール部を全面に複数段にわたり階層的に分布
させて、これら邪魔シール部を一つ置きに位置をずらせ
、前記邪魔シール部間に蛇行流路を形成して成り この中空体の両側縁に沿い、垂直なシール部が一本宛各
側縁から間隔をおいて形成してあり、更に前記供給口と
前記吐出口とにわたり延在する2本の垂直なシール部が
この中空体の中央部に形成してあり、この側縁と垂直な
シール部間に夫れ来れ一個宛側方溢水路が形成され、ま
た前記中央の2本の垂直なシール部間に1個の中央溢水
路が形成されており、前記流下液緩速部は前記中央溢水
路で2つの流体通路に分離され、これら垂直なシール部
の上端は、堰の形状としてあり、この堰を通して各側方
溢水路、中央溢水路と前記各流体通路における最上段部
の液溜部分とが相互連通していると共に、前記蛇行する
流下緩速部の屈曲路位置には前記垂直なシール部を横断
し前記溢水路内に開口するエア抜き穴が形成してあり、
前記両壁板外面には、隆起部がスペーサとして成形して
あることを特徴とする冷却塔用合成樹脂製熱交換体。 2)前記中空体を真空乃至ブロー成形品としある特許請
求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱交換体。 3)特許請求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱
交換体における上下隣接する水平な方向に長い邪魔シー
ル部間の蛇行流路の両壁板け、この両壁■0ほゞ全面に
わたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した平行な畝を
内外に形成した波板状としてあることを特徴とする冷却
塔用合成樹脂製熱交換体。 4)冷却塔本体内に配管した散水装置から密閉式熱交換
器上に冷却水を散布し、負荷部からこの熱交換器内に供
給され流れる昇温した工業用プロセス流体を間接的に冷
却し、自身昇温した冷却水を空気流と直接接触し気化の
潜熱で冷却し前記散水装置に供給し循環使用すると共に
所定温度に冷却した工業用プロセス流体を負荷部へ供給
し循環使用する冷却塔において、 特許請求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱交換
体を隆起部を相互嵌合乃至当接して若干の間隙を置いて
所定枚数並列配置し。 隣接する熱交換体間に狭幅の空気流通路を形成して構成
してなることを特徴とする冷却塔。 5)特許請求の範囲第1項記載の冷却塔をカウンターフ
ロー式として、前記供給口から中央溢水路の上端に向け
て、窪みが形成してあり、この窪み内に着脱自在な短管
からなる継ぎ管の上端は工業用プロセス流体供給用のパ
イプに連通してあり、この継ぎ管の下端は閉じており、
前記窪み内への挿入時にこの下端は前記窪みの底に位置
し中央溢水路の上端から若干離反し、この継ぎ管の下端
寄りでこの継ぎ管の周壁には直径方向で対を為す工業用
プロセス流体分配穴が2個穿設してあるとともに、前記
継ぎ管の下端寄りには、半径方向に張り出した陣傘状の
冷却水侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部が形成されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の冷却
塔。 6)前記特許請求の範囲第5項記載の冷却塔において、
前記熱交換体の吐出口には、吐出管の上端が嵌合し一体
に接着され、この吐出管の下端は、冷却塔の冷却水用下
部水槽内ニ設置され外気に開口した工業用プロセス流体
用膨張タンクに接続されこのタンクを介してこの吐出口
が負荷部に連通していることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の冷却塔。」 2)第6頁1行目を次の通り補正する。 「(発明が解決しようとする課題)」 3)同頁13行目乃至14行目を次の通り補正する。 「路内に滞留し熱交換を阻害している。 この発明は気液非接触型の熱交換器の熱交換を行なう主
要」 4)第9頁1行目を次の通り補正する。 「い邪魔シール部間の蛇行流路の両壁板は、この両壁板
のJ 5)同頁19行目において、 「みか形成してあり、」とあるのを、 「みが形成してあり、」とする。 6)第12頁19行目乃至20行目を次の通り補正する
。 「 なお、邪魔シール部間の蛇行流路の両壁板を、この
両壁板のほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度」 7)第16頁13行目乃至14行目を次の通り補正する
。 「液溜部の水位が上昇しても、堰を超えて溢水路を通っ
て下方に工業」 8)第17頁8行目を次の通り補正する。 r路の両壁板を、この両壁板のほゞ全面にわたり下流側
はJ 9)第18頁3行目、5行目及び6行目において、 「循環冷却液」とあるのを、 「循環冷却水」とする。 10)第20頁12行目において、 「の下冷却水と」とあるのを、 「の冷却水と」とする。 11)第23頁7行目を次の通り補正する。 「ル部19間の蛇行流路の両壁板17.18は、この両
壁板17.18のほゞ全」 12)第24頁8行目を次の通り補正する。 了この継ぎ管35の周壁には直径方向」13)同頁20
行目において、 「次ぎの」とあるのを、 「次の」とする。 14)第25頁6行目乃至10行目を次の通り補正する
。 「り前記散水装置42に汲み上げ供給して循環させて使
用すると共に所定温度に冷却した工業用プロセス流体を
負荷部Gへ再び供給しこれも循環させて使用する。 この際、負荷部Gで温められた(30〜70℃」 15)第26頁10行目において、 「ポンプPに寄り」とあるのを、 「ポンプPにより」とする。 16)第27頁13行目乃至14行目を次の通り補正す
る。 「供給口13外方へ飛散させ、冷却水がこの供給口13
から前記工業用プロセス流体と混ざりあって前A 17)第28頁3行目において、 「直接流下し、」とあるのを、 「直接吐出口15に向は流下し、Aとする。 18)同頁14行目を次の通り補正する。 r成熱交換器Bを配置する(第5図参照)。j以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)全体として扁平な合成樹脂製薄肉中空体であり、内
    部が液体流下通路としてありその中空体の上縁中央部に
    は外部に開口した筒状循環冷却水供給口が形成されてお
    り、その中空体の下縁である前記液体流下通路の下縁中
    央部にも外部に開口した筒状循環水吐出口が前記供給口
    と同一軸線上に設けてあり、前記液体流下通路の幅の大
    部分は、流下液緩速部としてあり、この流下液緩速部は
    前記中空体の両壁板を相互に密着してなる水平方向に長
    い邪魔シール部を全面に複数段にわたり階層的に分布さ
    せて、これら邪魔シール部を一つ置きに位置をずらせ、
    前記邪魔シール部間に蛇行流路を形成して成り この中空体の両側縁に沿い、垂直なシール部が一本宛各
    側縁から間隔をおいて形成してあり、更に前記供給口と
    前記吐出口とにわたり延在する2本の垂直なシール部が
    この中空体の中央部に形成してあり、この側縁と垂直な
    シール部間に夫れ夫れ一個宛側方溢水路が形成され、ま
    た前記中央の2本の垂直なシール部間に1個の中央溢水
    路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路に
    分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状と
    してあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路と
    前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互連
    通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路位
    置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開口
    するエア抜き穴が形成してあり、前記両壁板外面には、
    隆起部がスペーサとして成形してあることを特徴とする
    冷却塔用合成樹脂製熱交換体。 2)前記中空体を真空乃至ブロー成形品としある特許請
    求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱交換体。 3)特許請求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱
    交換体における上下隣接する水平な方向に長い邪魔シー
    ル部間の蛇行流路の両壁は、この両壁ほゞ全面にわたり
    下流側ほど上位に45度前後傾斜した平行な畝を内外に
    形成した波板状としてあることを特徴とする冷却塔用合
    成樹脂製熱交換体。 4)冷却塔本体内に配管した散水装置から密閉式熱交換
    器上に冷却水を散布し、負荷部からこの熱交換器内に供
    給され流れる昇温した工業用プロセス流体を間接的に冷
    却し、自身昇温した冷却水を空気流と直接接触し気化の
    潜熱で冷却し前記散水装置に供給し循環使用すると共に
    所定温度に冷却した工業用プロセス流体を負荷部へ供給
    し循環使用する冷却塔において、 特許請求の範囲第1項記載の冷却塔用合成樹脂製熱交換
    体を隆起部を相互嵌合乃至当接して若干の間隙を置いて
    所定枚数並列配置し、隣接する熱交換体間に狭幅の空気
    流通路を形成して構成してなることを特徴とする冷却塔
    、 5)特許請求の範囲第1項記載の冷却塔をカウンターフ
    ロー式として、前記供給口から中央溢水路の上端に向け
    て、窪みが形成してあり、この窪み内に着脱自在な短管
    からなる継ぎ管の上端は工業用プロセス流体供給用のパ
    イプに連通してあり、この継ぎ管の下端は閉じており、
    前記窪み内への挿入時にこの下端は前記窪みの底に位置
    し中央溢水路の上端から若干離反し、この継ぎ管の下端
    寄りでこの継ぎ管の周壁には直径方向で対を為す工業用
    プロセス流体分配穴が2個穿設してあるとともに、前記
    継ぎ管の上端寄りには、半径方向に張り出した陣傘状の
    冷却水侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部が形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の冷却
    塔。 6)前記特許請求の範囲第5項記載の冷却塔において、
    前記熱交換体の吐出口には、吐出管の上端が嵌合し一体
    に接着され、この吐出管の下端は、冷却塔の冷却水用下
    部水槽内に設置され外気に開口した工業用プロセス流体
    用膨張タンクに接続されこのタンクを介してこの吐出口
    が負荷部に連通していることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の冷却塔。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016517756A (ja) * 2013-05-10 2016-06-20 アプライド・デザイン・アンド・エンジニアリング・リミテッド 冷蔵展示器械における又は関する改良

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016517756A (ja) * 2013-05-10 2016-06-20 アプライド・デザイン・アンド・エンジニアリング・リミテッド 冷蔵展示器械における又は関する改良
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