JP2750376B2 - 冷却塔 - Google Patents
冷却塔Info
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- JP2750376B2 JP2750376B2 JP31490489A JP31490489A JP2750376B2 JP 2750376 B2 JP2750376 B2 JP 2750376B2 JP 31490489 A JP31490489 A JP 31490489A JP 31490489 A JP31490489 A JP 31490489A JP 2750376 B2 JP2750376 B2 JP 2750376B2
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- JP
- Japan
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- cooling tower
- industrial process
- process fluid
- heat exchanger
- flow
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は冷却塔に関する。
(従来技術) 従来、この種の冷却塔に使用される気液非接触型の熱
交換器が、特開昭51-100370号公報に記載されており、
その構造は全体合成樹脂製で、扁平な垂直方向の相互に
平行な複数個の液体流下通路と、これらの液体流下通路
間に夫れ夫れ形成された垂直方向の面を持つ扁平な気流
の流れる空気通路とを有し、これら2つの流体通路が相
互の流体を非接触とする複数枚の合成樹脂板よりなる熱
交換隔壁板によって仕切られている冷却塔用熱交換器が
記載されており、各空気通路の両壁は逆U字状部材で形
成され、隣接する逆U字状部材の波形側壁は突出して設
けたリブ部分で相互に接着されていると共にその側縁に
おいて連結パネルにより相互に連結されて前記液体流下
通路を形成している。
交換器が、特開昭51-100370号公報に記載されており、
その構造は全体合成樹脂製で、扁平な垂直方向の相互に
平行な複数個の液体流下通路と、これらの液体流下通路
間に夫れ夫れ形成された垂直方向の面を持つ扁平な気流
の流れる空気通路とを有し、これら2つの流体通路が相
互の流体を非接触とする複数枚の合成樹脂板よりなる熱
交換隔壁板によって仕切られている冷却塔用熱交換器が
記載されており、各空気通路の両壁は逆U字状部材で形
成され、隣接する逆U字状部材の波形側壁は突出して設
けたリブ部分で相互に接着されていると共にその側縁に
おいて連結パネルにより相互に連結されて前記液体流下
通路を形成している。
(発明が解決しようとする課題) このような先行技術のものにおいては、熱交換器内を
流下する工業用プロセス流体の流下速度を緩くするため
狭く、かつ屈曲させた液体通路は長期間使用する間には
塵埃や微生物がそれらの壁面に付着し、液体通路の断面
積を実質的に狭くし、所定の流量流下できず、これらの
熱交換器の供給側において溢水し、これらの周辺を悪戯
に濡らすだけでなく、循環冷媒である工業用プロセス流
体の損失となっている。
流下する工業用プロセス流体の流下速度を緩くするため
狭く、かつ屈曲させた液体通路は長期間使用する間には
塵埃や微生物がそれらの壁面に付着し、液体通路の断面
積を実質的に狭くし、所定の流量流下できず、これらの
熱交換器の供給側において溢水し、これらの周辺を悪戯
に濡らすだけでなく、循環冷媒である工業用プロセス流
体の損失となっている。
更に、前記供給側での溢水現象により所望の冷却を行
な得ないこともあると共に、前記流体通路が狭いため内
部に侵入したエアが抜けがたくこの通路内に滞留し熱交
換を阻害している。
な得ないこともあると共に、前記流体通路が狭いため内
部に侵入したエアが抜けがたくこの通路内に滞留し熱交
換を阻害している。
この発明は気液非接触型の熱交換器の熱交換を行なう
主要部分における液体通路において、仮に一部分に目詰
りを起したとしても、熱交換器全体として液体の給吐出
量が一定に保持できるようにし、液体通路の流量に影響
を及ぼさないようにすると共に侵入したエアを円滑に抜
けるようにし、かつ供給された液体を2分し前記液体通
路に供給分散できるようにしかつ、この工業用プロセス
流体と熱交換器外面に散布され流下する循環水との混合
を未然に防止できるようにした冷却塔を提供することを
目的とする。
主要部分における液体通路において、仮に一部分に目詰
りを起したとしても、熱交換器全体として液体の給吐出
量が一定に保持できるようにし、液体通路の流量に影響
を及ぼさないようにすると共に侵入したエアを円滑に抜
けるようにし、かつ供給された液体を2分し前記液体通
路に供給分散できるようにしかつ、この工業用プロセス
流体と熱交換器外面に散布され流下する循環水との混合
を未然に防止できるようにした冷却塔を提供することを
目的とする。
(課題を解決する手段) 前記課題を達成するために、この発明の冷却塔は、冷
却塔本体内に配管した散水装置から密閉式熱交換器上に
冷却水を散布し、負荷部からこの熱交換器内に供給され
流れる昇温した工業用プロセス流体を間接的に冷却し、
自身昇温した冷却水を空気流と直接接触し気化の潜熱で
冷却し前記散水装置に供給し循環使用すると共に所定温
度に冷却した工業用プロセス流体を負荷部へ供給し循環
使用する冷却塔において、 冷却塔用合成樹脂製熱交換体が隆起部を相互嵌合乃至
当接して若干の間隙を置いて所定枚数並列配置され、隣
接する熱交換体間に狭幅の空気流通路が形成して前記熱
交換器は構成され、 前記各合成樹脂製熱交換体は、全体として扁平な合成
樹脂製薄肉中空体であり、内部が液体流下通路としてあ
りその中空体の上縁中央部には外部に開口した筒状工業
用プロセス流体供給口が形成されており、その中空体の
下縁である前記液体流下通路の下縁中央部にも外部に開
口した筒状工業用プロセス流体吐出口が前記供給口と同
一軸線上に設けてあり、前記液体流下通路の幅の大部分
は、流下液緩速部としてあり、この流下液緩速部は前記
中空体の両壁板を相互に密着してなる水平方向に長い邪
魔シール部を全面に複数段にわたり階層的に分析させ
て、これら邪魔シール部を一つ置きに位置をずらせ、前
記邪魔シール部間に蛇行流路を形成して成り、流下液緩
速部はその中央で左右に2つの流体通路に分離され、両
壁板外面に前記隆起部がスペーサとして形成されてお
り、前記各熱交換体における前記供給口には工業用プロ
セス流体供給用ヘッダーの分配管が挿入してあり、この
分配管の下端は閉じており、前記この分配管の下端寄り
でこの分配管の周壁には直径方向で対をなす工業用プロ
セス流体分配穴が2個穿設してあるとともに、前記分配
管の中段部には、半径方向に張り出した陣傘状の散布水
侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部が前記供給口上縁を
覆う形状で形成されており、前記分配管の内径断面積は
前記各分配穴の断面積の3倍乃至4倍としてあることを
特徴とする。
却塔本体内に配管した散水装置から密閉式熱交換器上に
冷却水を散布し、負荷部からこの熱交換器内に供給され
流れる昇温した工業用プロセス流体を間接的に冷却し、
自身昇温した冷却水を空気流と直接接触し気化の潜熱で
冷却し前記散水装置に供給し循環使用すると共に所定温
度に冷却した工業用プロセス流体を負荷部へ供給し循環
使用する冷却塔において、 冷却塔用合成樹脂製熱交換体が隆起部を相互嵌合乃至
当接して若干の間隙を置いて所定枚数並列配置され、隣
接する熱交換体間に狭幅の空気流通路が形成して前記熱
交換器は構成され、 前記各合成樹脂製熱交換体は、全体として扁平な合成
樹脂製薄肉中空体であり、内部が液体流下通路としてあ
りその中空体の上縁中央部には外部に開口した筒状工業
用プロセス流体供給口が形成されており、その中空体の
下縁である前記液体流下通路の下縁中央部にも外部に開
口した筒状工業用プロセス流体吐出口が前記供給口と同
一軸線上に設けてあり、前記液体流下通路の幅の大部分
は、流下液緩速部としてあり、この流下液緩速部は前記
中空体の両壁板を相互に密着してなる水平方向に長い邪
魔シール部を全面に複数段にわたり階層的に分析させ
て、これら邪魔シール部を一つ置きに位置をずらせ、前
記邪魔シール部間に蛇行流路を形成して成り、流下液緩
速部はその中央で左右に2つの流体通路に分離され、両
壁板外面に前記隆起部がスペーサとして形成されてお
り、前記各熱交換体における前記供給口には工業用プロ
セス流体供給用ヘッダーの分配管が挿入してあり、この
分配管の下端は閉じており、前記この分配管の下端寄り
でこの分配管の周壁には直径方向で対をなす工業用プロ
セス流体分配穴が2個穿設してあるとともに、前記分配
管の中段部には、半径方向に張り出した陣傘状の散布水
侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部が前記供給口上縁を
覆う形状で形成されており、前記分配管の内径断面積は
前記各分配穴の断面積の3倍乃至4倍としてあることを
特徴とする。
前記熱交換体の吐出口には、吐出管の上端が嵌合し一
体に接着され、この吐出管の下端は、冷却塔の冷却水用
下部水槽内に設置され外気に開口した工業用プロセス流
体用膨張タンクに接続されこのタンクを介してこの吐出
口が負荷部に連通していることを特徴とすることが循環
水と工業用プロセス流体の分離上好ましい。
体に接着され、この吐出管の下端は、冷却塔の冷却水用
下部水槽内に設置され外気に開口した工業用プロセス流
体用膨張タンクに接続されこのタンクを介してこの吐出
口が負荷部に連通していることを特徴とすることが循環
水と工業用プロセス流体の分離上好ましい。
前記各熱交換体における中空体の両側縁に沿い、垂直
なシール部が一本宛各側縁から間隔をおいて形成してあ
り、更に前記供給口と前記吐出口とにわたり延在する2
本の垂直なシール部がこの中空体の中央部に形成してあ
り、この側縁と垂直なシール部間に夫れ夫れ一個宛側方
溢水路が形成され、また前記中央の2本の垂直なシール
部間に1個の中央溢水路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路
に分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状
としてあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路
と前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互
連通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路
位置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開
口するエア抜き穴が形成してあることを特徴とすること
が熱交換内での工業用プロセス流体の滞留時間の増加と
エア抜きに好適である。
なシール部が一本宛各側縁から間隔をおいて形成してあ
り、更に前記供給口と前記吐出口とにわたり延在する2
本の垂直なシール部がこの中空体の中央部に形成してあ
り、この側縁と垂直なシール部間に夫れ夫れ一個宛側方
溢水路が形成され、また前記中央の2本の垂直なシール
部間に1個の中央溢水路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路
に分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状
としてあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路
と前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互
連通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路
位置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開
口するエア抜き穴が形成してあることを特徴とすること
が熱交換内での工業用プロセス流体の滞留時間の増加と
エア抜きに好適である。
前記熱交換体における上下隣接する水平な方向に長い
邪魔シール部間の蛇行流路の両壁は、この両壁ほゞ全面
にわたり下流間ほど上位に45度前後傾斜した平行な畝を
内外に形成した波板状としてあることを特徴とする場合
もある。
邪魔シール部間の蛇行流路の両壁は、この両壁ほゞ全面
にわたり下流間ほど上位に45度前後傾斜した平行な畝を
内外に形成した波板状としてあることを特徴とする場合
もある。
(発明の作用) このように構成されている前記冷却塔の作用と共に説
明する。
明する。
前記散水装置から密閉式熱交換器上に散布水を散布
し、一方負荷部からこの熱交換器内に供給され流れる昇
温した工業用プロセス流体をこの散布水により間接的に
冷却し、自身昇温した散布水を空気流と直接接触させ気
化の潜熱で冷却させた後前記散水装置に汲み上げ再供給
し循環使用すると共に所定温度に冷却した工業用プロセ
ス流体を負荷部へ供給し循環使用する。
し、一方負荷部からこの熱交換器内に供給され流れる昇
温した工業用プロセス流体をこの散布水により間接的に
冷却し、自身昇温した散布水を空気流と直接接触させ気
化の潜熱で冷却させた後前記散水装置に汲み上げ再供給
し循環使用すると共に所定温度に冷却した工業用プロセ
ス流体を負荷部へ供給し循環使用する。
この際、負荷部で温められた(30〜70℃程度)循環す
る工業用プロセス流体は前記ヘッダーの各分配管に形成
した各分配穴を通して前記各熱交換体内に前記供給口か
ら分配供給され、更に、各熱交換体内において、工業用
プロセス流体は左右両側に2つの流れに分かれ、前記2
つの流体通路内に分散流入していく。
る工業用プロセス流体は前記ヘッダーの各分配管に形成
した各分配穴を通して前記各熱交換体内に前記供給口か
ら分配供給され、更に、各熱交換体内において、工業用
プロセス流体は左右両側に2つの流れに分かれ、前記2
つの流体通路内に分散流入していく。
この際、前記分配管の内径断面積は各分配穴の断面積
の3倍乃至4倍としてあるため、この分配管内において
工業用プロセス流体の圧力は高められ、この圧力を高め
た状態で工業用プロセス流体はこの供給口から熱交換体
の側縁に向け遠い位置へ噴出され、左右2つの流体通路
内に均等に振り分け分配される。
の3倍乃至4倍としてあるため、この分配管内において
工業用プロセス流体の圧力は高められ、この圧力を高め
た状態で工業用プロセス流体はこの供給口から熱交換体
の側縁に向け遠い位置へ噴出され、左右2つの流体通路
内に均等に振り分け分配される。
次いで流下液緩速部を2分してなる2つの流体通路内
に供給された工業用プロセス流体は順次前記邪魔シール
部間に形成された蛇行流路中を蛇行しつつ順次流下し、
前記熱交換体の両壁板と充分に攪拌されながら接触し、
単に垂直に流下するより遥かに長時間両壁板と接触し、
これら両壁板を介して前記各空気流通路を垂直方向に流
れる散布水により間接的に冷却される。このようにして
所定温度に冷却された工業用プロセス流体は前記吐出
口、好適にはこの吐出口に接続した吐出管を通して前記
膨張タンク内に吐出後、負荷部へ循環供給される。一
方、空気との直接接触で冷却された前記循環水は前記下
部水槽から汲み上げポンプにより前記散水装置に供給さ
れ、再使用される。
に供給された工業用プロセス流体は順次前記邪魔シール
部間に形成された蛇行流路中を蛇行しつつ順次流下し、
前記熱交換体の両壁板と充分に攪拌されながら接触し、
単に垂直に流下するより遥かに長時間両壁板と接触し、
これら両壁板を介して前記各空気流通路を垂直方向に流
れる散布水により間接的に冷却される。このようにして
所定温度に冷却された工業用プロセス流体は前記吐出
口、好適にはこの吐出口に接続した吐出管を通して前記
膨張タンク内に吐出後、負荷部へ循環供給される。一
方、空気との直接接触で冷却された前記循環水は前記下
部水槽から汲み上げポンプにより前記散水装置に供給さ
れ、再使用される。
なお、邪魔シール部間の蛇行流路の両壁板を、この両
壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した
平行な畝を内外に形成した波板状としてある場合には、
この蛇行流路内を巡回する工業用プロセス流体はこれら
畝を乗り越える度に上方に誘導されて若干盛り上がり、
この蛇行流路の各水平部分の流路の上側部まで工業用プ
ロセス流体は充満乃至は少なくとも前記水平部分の内壁
面の上部までを濡らして屈曲位置に達し、長時間にわた
り両壁板のほゞ全面と接触し続ける。
壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した
平行な畝を内外に形成した波板状としてある場合には、
この蛇行流路内を巡回する工業用プロセス流体はこれら
畝を乗り越える度に上方に誘導されて若干盛り上がり、
この蛇行流路の各水平部分の流路の上側部まで工業用プ
ロセス流体は充満乃至は少なくとも前記水平部分の内壁
面の上部までを濡らして屈曲位置に達し、長時間にわた
り両壁板のほゞ全面と接触し続ける。
また、前記各熱交換体における中空体の両側縁に沿
い、垂直なシール部が一本宛各側縁から間隔をおいて形
成してあり、更に前記供給口と前記吐出口とにわたり延
在する2本の垂直なシール部がこの中空体の中央部に形
成してあり、この側縁と垂直なシール部間に夫れ夫れ一
個宛側方溢水路が形成され、また前記中央の2本の垂直
なシール部間に1個の中央溢水路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路
に分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状
としてあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路
と前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互
連通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路
位置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開
口するエア抜き穴が形成してある場合には、この冷却塔
の運転中に、前記流下液緩速部内に残留しているエアは
前記畝により上方へ若干盛り上がる工業用プロセス流体
の動きに伴い、前記流下液緩速部の屈曲路上部隅角に押
しやられ、この部分に滞留しようとするが、前記エア抜
き穴を通って前記側方及び中央の溢水路内に流入しこれ
ら溢水路を上昇し前記供給口に寄せ集められる。
い、垂直なシール部が一本宛各側縁から間隔をおいて形
成してあり、更に前記供給口と前記吐出口とにわたり延
在する2本の垂直なシール部がこの中空体の中央部に形
成してあり、この側縁と垂直なシール部間に夫れ夫れ一
個宛側方溢水路が形成され、また前記中央の2本の垂直
なシール部間に1個の中央溢水路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路
に分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状
としてあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路
と前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互
連通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路
位置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開
口するエア抜き穴が形成してある場合には、この冷却塔
の運転中に、前記流下液緩速部内に残留しているエアは
前記畝により上方へ若干盛り上がる工業用プロセス流体
の動きに伴い、前記流下液緩速部の屈曲路上部隅角に押
しやられ、この部分に滞留しようとするが、前記エア抜
き穴を通って前記側方及び中央の溢水路内に流入しこれ
ら溢水路を上昇し前記供給口に寄せ集められる。
このようにして前記各熱交換体における供給口に寄せ
集められたエアはこの供給口と分配管の間隙を通り抜
け、前記帽子部で半径方向外側へ向けられた後、外部
(大気中)へ吐出される。
集められたエアはこの供給口と分配管の間隙を通り抜
け、前記帽子部で半径方向外側へ向けられた後、外部
(大気中)へ吐出される。
これと共に、この供給口部上方で散布される散布水の
一部は、前記帽子部で供給口を回避し熱交換体上縁部拡
がり、この供給口から隣接する熱交換体間の空気流通路
に流下していく。
一部は、前記帽子部で供給口を回避し熱交換体上縁部拡
がり、この供給口から隣接する熱交換体間の空気流通路
に流下していく。
仮に工業用プロセス流体の供給量が脈動を起したり、
一時的に供給量が増加したとき、或は流下液緩速路中に
微生物などが付着し、流下液緩速部の断面積が狭くな
り、流量低下をきたし、前記液体通路最上段における液
溜部の水位が上昇し、前記堰より高くなると、前記工業
用プロセス流体の一部は側方又は中央の溢水路を通り直
接流下し、前記熱交換体の大気に開放している前記供給
口外に溢れ出さない。
一時的に供給量が増加したとき、或は流下液緩速路中に
微生物などが付着し、流下液緩速部の断面積が狭くな
り、流量低下をきたし、前記液体通路最上段における液
溜部の水位が上昇し、前記堰より高くなると、前記工業
用プロセス流体の一部は側方又は中央の溢水路を通り直
接流下し、前記熱交換体の大気に開放している前記供給
口外に溢れ出さない。
なお、前記冷却塔運転中、各熱交換体の前記供給口は
外気に開放してあり、自然流下式に工業用プロセス流体
は前記流下液緩速路内を蛇行しつつ流下していく。そし
て、冷却塔の運転停止と同時に大気圧を受けて前記吐出
口より外部へ吐出される。
外気に開放してあり、自然流下式に工業用プロセス流体
は前記流下液緩速路内を蛇行しつつ流下していく。そし
て、冷却塔の運転停止と同時に大気圧を受けて前記吐出
口より外部へ吐出される。
(実施例) 次にこの発明の代表的な実施例を説明する。
第2図においてCはカウンターフロー式冷却塔であ
る。このカウンターフロー式冷却塔Cに使用される熱交
換体Aは全体として扁平な合成樹脂製薄肉中空体10から
なり(第1図参照)、内部が液体流下通路11としてあり
その中空体10の上縁12中央部には外部に開口した筒状循
環冷却水供給口13が形成されており、この中空体10の下
縁14である前記液体流下通路11の下縁中央部にも外部に
開口した筒状循環水吐出口15が前記供給口13と同一軸線
上に設けてあり、この液体流下通路11の幅の大部分は、
流下液緩速部16としてあり、この流下液緩速部16は前記
中空体10の両壁板17、18を相互に密着してなる水平方向
に長い邪魔シール部19を全面に複数段にわたり階層的に
分布させて、これら邪魔シール部19を一つ置きに位置を
ずらせ、前記邪魔シール部19間に蛇行流路を形成して成
る。
る。このカウンターフロー式冷却塔Cに使用される熱交
換体Aは全体として扁平な合成樹脂製薄肉中空体10から
なり(第1図参照)、内部が液体流下通路11としてあり
その中空体10の上縁12中央部には外部に開口した筒状循
環冷却水供給口13が形成されており、この中空体10の下
縁14である前記液体流下通路11の下縁中央部にも外部に
開口した筒状循環水吐出口15が前記供給口13と同一軸線
上に設けてあり、この液体流下通路11の幅の大部分は、
流下液緩速部16としてあり、この流下液緩速部16は前記
中空体10の両壁板17、18を相互に密着してなる水平方向
に長い邪魔シール部19を全面に複数段にわたり階層的に
分布させて、これら邪魔シール部19を一つ置きに位置を
ずらせ、前記邪魔シール部19間に蛇行流路を形成して成
る。
前記中空体10は真空乃至ブロー成形品としてある。
この中空体10の両側縁20、21に沿い、垂直なシール部
22、23が一本宛各側縁20、21から間隔をおいて形成して
あり、更に前記供給口13と前記吐出口15とにわたり延在
する2本の垂直なシール部24、25がこの中空体10の中央
部に形成してあり、この側縁20、21と垂直なシール部2
2、23間に夫れ夫れ一個宛側方溢水路26と27が形成さ
れ、また前記中央の2本の垂直なシール部24と25間に1
個の中央溢水路28が形成されており、 前記流下液緩速部16は前記中央溢水路28で2つの流体
通路16a、16bに分離され、これら垂直なシール部22、2
3、24、25の上端は、堰29の形状としてあり、この堰29
を通して各側方溢水路26、27、中央溢水路28と前記各流
体通路16a、16bにおける最上段部の液溜部分16cとが相
互連通していると共に、前記蛇行する流下緩速部16の屈
曲路16d位置には前記垂直なシール部22、23、24、25を
横断し前記溢水路26、27、28内に開口するエア抜き穴30
が形成してあり、前記両壁板17、18外面には、隆起部31
がスペーサとして成形してある。
22、23が一本宛各側縁20、21から間隔をおいて形成して
あり、更に前記供給口13と前記吐出口15とにわたり延在
する2本の垂直なシール部24、25がこの中空体10の中央
部に形成してあり、この側縁20、21と垂直なシール部2
2、23間に夫れ夫れ一個宛側方溢水路26と27が形成さ
れ、また前記中央の2本の垂直なシール部24と25間に1
個の中央溢水路28が形成されており、 前記流下液緩速部16は前記中央溢水路28で2つの流体
通路16a、16bに分離され、これら垂直なシール部22、2
3、24、25の上端は、堰29の形状としてあり、この堰29
を通して各側方溢水路26、27、中央溢水路28と前記各流
体通路16a、16bにおける最上段部の液溜部分16cとが相
互連通していると共に、前記蛇行する流下緩速部16の屈
曲路16d位置には前記垂直なシール部22、23、24、25を
横断し前記溢水路26、27、28内に開口するエア抜き穴30
が形成してあり、前記両壁板17、18外面には、隆起部31
がスペーサとして成形してある。
上下に隣接する水平な方向に長い前記邪魔シール部19
間の蛇行流路の両壁板17、18は、この両壁板17、18のほ
ゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した平行
な畝32を内外に形成した波板状としてあることもある。
間の蛇行流路の両壁板17、18は、この両壁板17、18のほ
ゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した平行
な畝32を内外に形成した波板状としてあることもある。
前記冷却塔用合成樹脂製熱交換体Aを隆起部31を相互
嵌合乃至当接して若干の間隙を置いて所定枚数並列配置
し、隣接する熱交換体A間に狭幅の空気流通路を形成し
てなる冷却塔用の密閉式熱交換器Bが前記カウンターフ
ロー式冷却塔C内に配置されている(第2図参照)。
嵌合乃至当接して若干の間隙を置いて所定枚数並列配置
し、隣接する熱交換体A間に狭幅の空気流通路を形成し
てなる冷却塔用の密閉式熱交換器Bが前記カウンターフ
ロー式冷却塔C内に配置されている(第2図参照)。
前記供給口13から中央溢水路28の上端に向けて、窪み
34が形成してあり、工業用プロセス液体供給用ヘッダー
36に複数本設けた下向きノズル37(分配管の一種)先端
部が1個宛各熱交換体Aにおける供給口13の窪み34内に
挿入されている。前記各ノズル37の下端は閉じており、
前記窪み34内への挿入時にこの下端は窪み34の底に位置
し中央溢水路28の上端から若干離反し、このノズル37の
下端寄りでこのノズル37の周壁には直径方向で対をなす
同一寸法の工業用プロセス流体分配穴39が2個穿設して
あるとともに、前記ノズル37の中段部には、前記供給口
13上方を覆うように半径方向に張り出した陣傘状の散布
水侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部40が形成されてい
る(第3図、第8図参照)。
34が形成してあり、工業用プロセス液体供給用ヘッダー
36に複数本設けた下向きノズル37(分配管の一種)先端
部が1個宛各熱交換体Aにおける供給口13の窪み34内に
挿入されている。前記各ノズル37の下端は閉じており、
前記窪み34内への挿入時にこの下端は窪み34の底に位置
し中央溢水路28の上端から若干離反し、このノズル37の
下端寄りでこのノズル37の周壁には直径方向で対をなす
同一寸法の工業用プロセス流体分配穴39が2個穿設して
あるとともに、前記ノズル37の中段部には、前記供給口
13上方を覆うように半径方向に張り出した陣傘状の散布
水侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部40が形成されてい
る(第3図、第8図参照)。
このノズル37の内径断面積は、前記2つの分配穴39の
総断面積の1.5倍乃至2倍としてある。
総断面積の1.5倍乃至2倍としてある。
42はこの密閉式熱交換器B上に冷却水を散布する散水
装置であり、冷却塔本体43内に配管されており、この冷
却塔Cの下部水槽Dと汲み上げポンプPを介して連通し
ている(第2図参照)。
装置であり、冷却塔本体43内に配管されており、この冷
却塔Cの下部水槽Dと汲み上げポンプPを介して連通し
ている(第2図参照)。
前記熱交換体Aの吐出口15には、吐出管44の上端が嵌
合し一体に接着され、この吐出管44の下端は、前記散布
水用下部水槽D内に設置された外気開口型の工業用プロ
セス流体用膨張タンクEに接続されこのタンクEを介し
てこの吐出口15冷凍機などのが負荷部Gに連通してい
る。
合し一体に接着され、この吐出管44の下端は、前記散布
水用下部水槽D内に設置された外気開口型の工業用プロ
セス流体用膨張タンクEに接続されこのタンクEを介し
てこの吐出口15冷凍機などのが負荷部Gに連通してい
る。
(実施例の作用) このように構成した実施例のカウンターフロー式冷却
塔Cは次の通りである。
塔Cは次の通りである。
前記散水装置42から密閉式熱交換器B上に散布水を散
布し、負荷部からこの熱交換器B内に供給され流れる昇
温した工業用プロセス流体を間接的に冷却し、自身昇温
した散布水を空気流と直接接触し気化の潜熱で冷却し汲
み上げポンプPにより前記散水装置42に汲み上げ供給し
て循環させて使用すると共に所定温度に冷却した工業用
プロセス流体を負荷部Gへ再び供給しこれも循環させて
使用する。
布し、負荷部からこの熱交換器B内に供給され流れる昇
温した工業用プロセス流体を間接的に冷却し、自身昇温
した散布水を空気流と直接接触し気化の潜熱で冷却し汲
み上げポンプPにより前記散水装置42に汲み上げ供給し
て循環させて使用すると共に所定温度に冷却した工業用
プロセス流体を負荷部Gへ再び供給しこれも循環させて
使用する。
この際、負荷部Gで温められた(30〜70℃程度)循環
する前記工業用プロセス流体は供給用ヘッダーFを通し
て前記熱交換体A内に前記供給口13から供給され、前記
ノズル37の左右分配穴39を通して工業用プロセス流体は
前記中央溢水路28の真上で両側に2つの流れに分かれ、
前記2つの流体通路16a、16bにおける最上段の液溜部分
16c内に分散流入していく。この際、前記ノズル37と分
配穴39の断面積比により、ここで工業用プロセス流体は
絞られ、その圧力が高められ、最上端の液溜部分16c全
域において、この供給口13から遠い位置へ工業用プロセ
ス流体は噴出され、この液溜部分16c全域に均等に分配
流入し、所定量、所定時間滞留する。
する前記工業用プロセス流体は供給用ヘッダーFを通し
て前記熱交換体A内に前記供給口13から供給され、前記
ノズル37の左右分配穴39を通して工業用プロセス流体は
前記中央溢水路28の真上で両側に2つの流れに分かれ、
前記2つの流体通路16a、16bにおける最上段の液溜部分
16c内に分散流入していく。この際、前記ノズル37と分
配穴39の断面積比により、ここで工業用プロセス流体は
絞られ、その圧力が高められ、最上端の液溜部分16c全
域において、この供給口13から遠い位置へ工業用プロセ
ス流体は噴出され、この液溜部分16c全域に均等に分配
流入し、所定量、所定時間滞留する。
次いで流下液緩速部16を2分してなる2つの流体通路
16a、16b内に供給された工業用プロセス流体は順次前記
邪魔シール部19間に形成された蛇行流路中を蛇行しつつ
順次流下し、前記熱交換体Aの両壁板17、18と充分に攪
拌されながら接触し、単に垂直に流下するより遥かに長
時間両壁板17、18と接触し、これら両壁板17、18を介し
て前記各空気流路を垂直方向に流れる冷却水により間接
的に冷却される。このようにして所定温度に冷却されて
工業用プロセス流体はこの吐出口15に接続した吐出管44
を通して前記膨張タンクE内に吐出後、負荷部Gへ循環
供給される。一方、空気との接触で冷却された前記散布
水は前記下部水槽Dより汲み上げポンプPにより前記散
水装置42へ汲み上げられ供給され再使用される。
16a、16b内に供給された工業用プロセス流体は順次前記
邪魔シール部19間に形成された蛇行流路中を蛇行しつつ
順次流下し、前記熱交換体Aの両壁板17、18と充分に攪
拌されながら接触し、単に垂直に流下するより遥かに長
時間両壁板17、18と接触し、これら両壁板17、18を介し
て前記各空気流路を垂直方向に流れる冷却水により間接
的に冷却される。このようにして所定温度に冷却されて
工業用プロセス流体はこの吐出口15に接続した吐出管44
を通して前記膨張タンクE内に吐出後、負荷部Gへ循環
供給される。一方、空気との接触で冷却された前記散布
水は前記下部水槽Dより汲み上げポンプPにより前記散
水装置42へ汲み上げられ供給され再使用される。
なお、邪魔シール部19間の蛇行流路の両壁を、この両
壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した
平行な畝32を内外に形成した波板状としてある場合に
は、この蛇行流路内を巡回する冷却水はこれら畝32を乗
り越える度に上方に誘導されて若干盛り上がり、この蛇
行流路の各水平部分の流路の上側部まで冷却水は充満乃
至は少なくとも前記水平部分の内壁面の上部までを濡ら
して屈曲位置に達し、長時間にわたり両壁板17、18のほ
ゞ全面と接触し続ける。
壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した
平行な畝32を内外に形成した波板状としてある場合に
は、この蛇行流路内を巡回する冷却水はこれら畝32を乗
り越える度に上方に誘導されて若干盛り上がり、この蛇
行流路の各水平部分の流路の上側部まで冷却水は充満乃
至は少なくとも前記水平部分の内壁面の上部までを濡ら
して屈曲位置に達し、長時間にわたり両壁板17、18のほ
ゞ全面と接触し続ける。
この冷却塔Cの運転中に、前記流下液緩速部16内に残
留しているエアは前記畝32により上方へ若干盛り上がる
散布水の動きに伴い、前記流下液緩速部16の屈曲路16d
上部隅角に押しやられ、この部分に滞留しようとする
が、前記エア抜き穴30を通って前記側方及び中央の溢水
路26、27、28内に流入しこれら溢水路26、27、28を上昇
し前記供給口13と前記帽子部40との間隙を通り抜け外部
(大気中)へ排気される。
留しているエアは前記畝32により上方へ若干盛り上がる
散布水の動きに伴い、前記流下液緩速部16の屈曲路16d
上部隅角に押しやられ、この部分に滞留しようとする
が、前記エア抜き穴30を通って前記側方及び中央の溢水
路26、27、28内に流入しこれら溢水路26、27、28を上昇
し前記供給口13と前記帽子部40との間隙を通り抜け外部
(大気中)へ排気される。
更に、この帽子部40は前記散水装置42から前記供給口
13近傍へ散布された散布水の一部を供給口13外方へ飛散
させ、散布水がこの供給口13から前記工業用プロセス流
体と混ざりあって前記熱交換体A内に流入するのを回避
する。
13近傍へ散布された散布水の一部を供給口13外方へ飛散
させ、散布水がこの供給口13から前記工業用プロセス流
体と混ざりあって前記熱交換体A内に流入するのを回避
する。
仮に工業用プロセス流体の供給量が脈動を起したり、
一時的に供給量が増加したとき、或は流下液緩速部16中
に微生物などが付着し、流下液緩速部16の断面積が狭く
なり、流量低下をきたし、前記液体通路16最上段におけ
る液溜部16cの水位が上昇し、前記堰29より高くなる
と、前記工業用プロセス流体の一部は側方又は中央の溢
水路26、27、28を通り直接吐出口15に向い流下し、前記
熱交換体の大気に開放している前記供給口13外に溢れ出
さない。
一時的に供給量が増加したとき、或は流下液緩速部16中
に微生物などが付着し、流下液緩速部16の断面積が狭く
なり、流量低下をきたし、前記液体通路16最上段におけ
る液溜部16cの水位が上昇し、前記堰29より高くなる
と、前記工業用プロセス流体の一部は側方又は中央の溢
水路26、27、28を通り直接吐出口15に向い流下し、前記
熱交換体の大気に開放している前記供給口13外に溢れ出
さない。
なお、前記冷却塔C運転中、各熱交換体Aの前記供給
口13は外気に開放してあり、自然流下式に工業用プロセ
ス流体は前記流下液緩速部16内を蛇行しつつ流下してい
く。そして、この冷却塔Cの運転停止と同時に大気圧を
受けて前記吐出口15より外部へ吐出される。
口13は外気に開放してあり、自然流下式に工業用プロセ
ス流体は前記流下液緩速部16内を蛇行しつつ流下してい
く。そして、この冷却塔Cの運転停止と同時に大気圧を
受けて前記吐出口15より外部へ吐出される。
(その他の実施例) 冷却塔をクロスフロー式冷却塔C1とし、この冷却塔C1
の外気取入口50に対面して前記密閉式熱交換器Bを配置
する(第5図参照)。
の外気取入口50に対面して前記密閉式熱交換器Bを配置
する(第5図参照)。
このクロスフロー式冷却塔C1においては、前記冷却塔
C1の外気取入口50に対面して前記密閉式熱交換器Bを配
置してある場合には、外気取入口50から取り入れた空気
流は前記熱交換体群Aの空気流通路内に水平方向から流
入する。
C1の外気取入口50に対面して前記密閉式熱交換器Bを配
置してある場合には、外気取入口50から取り入れた空気
流は前記熱交換体群Aの空気流通路内に水平方向から流
入する。
一方、この熱交換体Aの屈曲した流下液緩速部16を蛇
行して流下してくる工業用プロセス流体はその流下中に
前記空気通路内を流下中の前記散布水により間接的に冷
却される。このような冷却で自身昇温した散布水はこの
通路内を水平に流れる前記空気流と直接接触し、気化の
潜熱で冷却され、一方昇温した空気は排気口から冷却塔
C1外に排気する。
行して流下してくる工業用プロセス流体はその流下中に
前記空気通路内を流下中の前記散布水により間接的に冷
却される。このような冷却で自身昇温した散布水はこの
通路内を水平に流れる前記空気流と直接接触し、気化の
潜熱で冷却され、一方昇温した空気は排気口から冷却塔
C1外に排気する。
ハ、発明の効果 叙上のように構成し作用を為すこの発明の冷却塔にお
いては、前記構成の熱交換体における流体緩速部を左右
に2分して2つの流体通路とし、その中央の供給口より
工業用プロセス流体を分流できるため、長尺で大寸法の
熱交換体であっても、短時間に能率良く大容量の工業用
プロセス流体を熱交換体外へ溢水することなく分配で
き、広い面積で能率良く空気流との間で工業用プロセス
流体を接触させ、冷却できるとともに、熱交換体の熱交
換面積を大きくとれるため、冷却塔に充填する熱交換体
の枚数が少なくても従来と同様の熱交換率を発揮するこ
とが出来る。
いては、前記構成の熱交換体における流体緩速部を左右
に2分して2つの流体通路とし、その中央の供給口より
工業用プロセス流体を分流できるため、長尺で大寸法の
熱交換体であっても、短時間に能率良く大容量の工業用
プロセス流体を熱交換体外へ溢水することなく分配で
き、広い面積で能率良く空気流との間で工業用プロセス
流体を接触させ、冷却できるとともに、熱交換体の熱交
換面積を大きくとれるため、冷却塔に充填する熱交換体
の枚数が少なくても従来と同様の熱交換率を発揮するこ
とが出来る。
前記分配管の下端寄りでこの分配管の周壁には直径方
向で対をなす工業用プロセス流体分配穴が2個穿設して
あるとともに、前記分配管の中段に半径方向に張り出し
た陣傘状の循環水侵入帽子を兼ねるエア抜き用帽子部が
形成されて、かつこの分配管の内径断面積と分配穴の断
面積の割合を前記のように定めることにより、この分配
管からなる左右の流体通路に工業用プロセス流体を分散
する際に、この工業用プロセス流体の圧力を高めてこの
分配穴から工業用プロセス流体を熱交換体のその側縁部
近くまで噴きだし到達させることができ、2つの流体通
路への工業用プロセス流体の分配をスムーズに、かつ均
等に行なうことが出来ると同時に、この分配管中段に設
けた前記帽子部により、前記供給口と分配管の間隙を通
り抜けたエアは前記供給口の上端と帽子部下縁管に成形
された隙間から外部に排気できると共に、前記帽子部の
上面に散布された前記循環水の一部は前記供給口を回避
して熱交換体の上縁部に向けて拡がり、この前記供給口
から熱交換体内に循環水が侵入するのを防止できる。
向で対をなす工業用プロセス流体分配穴が2個穿設して
あるとともに、前記分配管の中段に半径方向に張り出し
た陣傘状の循環水侵入帽子を兼ねるエア抜き用帽子部が
形成されて、かつこの分配管の内径断面積と分配穴の断
面積の割合を前記のように定めることにより、この分配
管からなる左右の流体通路に工業用プロセス流体を分散
する際に、この工業用プロセス流体の圧力を高めてこの
分配穴から工業用プロセス流体を熱交換体のその側縁部
近くまで噴きだし到達させることができ、2つの流体通
路への工業用プロセス流体の分配をスムーズに、かつ均
等に行なうことが出来ると同時に、この分配管中段に設
けた前記帽子部により、前記供給口と分配管の間隙を通
り抜けたエアは前記供給口の上端と帽子部下縁管に成形
された隙間から外部に排気できると共に、前記帽子部の
上面に散布された前記循環水の一部は前記供給口を回避
して熱交換体の上縁部に向けて拡がり、この前記供給口
から熱交換体内に循環水が侵入するのを防止できる。
次に請求項第2項記載の冷却塔においては、前記吐出
管の下端に、冷却塔の散布水用下部水槽内に設置され外
気に開口した工業用プロセス流体用膨張タンクが接続さ
れこのタンクを介してこの吐出口が負荷部に連通してい
るため、工業用プロセス流体とを相互に分離し、全く混
合せずに循環使用できる。
管の下端に、冷却塔の散布水用下部水槽内に設置され外
気に開口した工業用プロセス流体用膨張タンクが接続さ
れこのタンクを介してこの吐出口が負荷部に連通してい
るため、工業用プロセス流体とを相互に分離し、全く混
合せずに循環使用できる。
前記請求項第3項記載の冷却塔においては、熱交換を
行なう主要部分たる流下液緩速部において、仮に一部目
詰り乃至流量制限があり、一時的に供給工業用プロセス
流体の流量が変化し、液溜部の水位が上昇しても、前記
堰を超えて溢水路を通って下方に工業用プロセス流体が
吐出するため、通過水量自体を制限するおそれがない。
行なう主要部分たる流下液緩速部において、仮に一部目
詰り乃至流量制限があり、一時的に供給工業用プロセス
流体の流量が変化し、液溜部の水位が上昇しても、前記
堰を超えて溢水路を通って下方に工業用プロセス流体が
吐出するため、通過水量自体を制限するおそれがない。
更に、この冷却塔運転開始時に前記流下液緩速部内に
残留しているエアは工業用プロセス流体により前記流下
液緩速部の屈曲路上部に押しやられ、前記エア抜き穴を
通って前記溢水路内に流入しこの溢水路を上昇して前記
供給口から外部へ吐き出されるため、エアはこの流下液
緩速部内に殆ど残留せず、熱交換に支障を来さない。
残留しているエアは工業用プロセス流体により前記流下
液緩速部の屈曲路上部に押しやられ、前記エア抜き穴を
通って前記溢水路内に流入しこの溢水路を上昇して前記
供給口から外部へ吐き出されるため、エアはこの流下液
緩速部内に殆ど残留せず、熱交換に支障を来さない。
更に、請求項第4項記載の冷却塔においては、前記邪
魔シール部間の蛇行流路の両壁板を、この両壁板のほゞ
全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した平行な
畝を内外に形成した波板状としてあるため、この蛇行流
路内を巡回する散布液をこれら畝を乗り越える度に上方
に誘導されて若干盛り上げることができる。
魔シール部間の蛇行流路の両壁板を、この両壁板のほゞ
全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した平行な
畝を内外に形成した波板状としてあるため、この蛇行流
路内を巡回する散布液をこれら畝を乗り越える度に上方
に誘導されて若干盛り上げることができる。
加えて、この盛り上がる工業用プロセス流体によっ
て、各水平流路部分の上側に残留しているエアを前述の
エア抜き穴から押し出すことができ、内部の残留エアが
各水平流路部における水位の上昇を阻害することがな
い。
て、各水平流路部分の上側に残留しているエアを前述の
エア抜き穴から押し出すことができ、内部の残留エアが
各水平流路部における水位の上昇を阻害することがな
い。
また蛇行流路の各水平部分の流路の上側部まで工業用
プロセス流体は上昇してこれら各水平部分に充満乃至は
少なくとも前記水平部分の内壁面の上部までも濡らし屈
曲位置に到達させるため、前記傾斜させた畝のない場合
よりも、工業用プロセス流体が蛇行流路を通過する時間
が長くなり、かつ両壁板と工業用プロセス流体とが接触
する表面積が広くなるため、散布水と工業用プロセス流
体との間接的な熱交換率を上げることが出来る。
プロセス流体は上昇してこれら各水平部分に充満乃至は
少なくとも前記水平部分の内壁面の上部までも濡らし屈
曲位置に到達させるため、前記傾斜させた畝のない場合
よりも、工業用プロセス流体が蛇行流路を通過する時間
が長くなり、かつ両壁板と工業用プロセス流体とが接触
する表面積が広くなるため、散布水と工業用プロセス流
体との間接的な熱交換率を上げることが出来る。
(実施例固有の効果) 前記のように構成し作用する各実施例は、前記各請求
項記載の発明の効果を奏することは勿論であると共に、
この熱交換体Aを真空乃至ブロー成形した中空体とする
ことで、熱交換体Aの製造を安価かつ容易に行なうこと
ができる。
項記載の発明の効果を奏することは勿論であると共に、
この熱交換体Aを真空乃至ブロー成形した中空体とする
ことで、熱交換体Aの製造を安価かつ容易に行なうこと
ができる。
図はこの発明に関するもので、第1図はこの熱交換体の
代表的な実施例を示す正面図、第2図は第1実施例のカ
ウンタフロー式冷却塔の概略図、第3図はその供給口部
分の拡大縦断面図、第4図はその吐出口部分の拡大縦断
面図、第5図はその他の実施例のクロスフロー式冷却塔
の概略図、第6図は第1図の6−6線に沿う横断面図、
及び第7図は第1図の7−7線に沿う横断面図及び第8
図はノズル部分の拡大半断面図である。 図の主な符号 37……ノズル、39……工業用プロセス流体分配穴。
代表的な実施例を示す正面図、第2図は第1実施例のカ
ウンタフロー式冷却塔の概略図、第3図はその供給口部
分の拡大縦断面図、第4図はその吐出口部分の拡大縦断
面図、第5図はその他の実施例のクロスフロー式冷却塔
の概略図、第6図は第1図の6−6線に沿う横断面図、
及び第7図は第1図の7−7線に沿う横断面図及び第8
図はノズル部分の拡大半断面図である。 図の主な符号 37……ノズル、39……工業用プロセス流体分配穴。
Claims (4)
- 【請求項1】冷却塔本体内に配管した散水装置から密閉
式熱交換器上に冷却水を散布し、負荷部からこの熱交換
器内に供給され流れる昇温した工業用プロセス流体を間
接的に冷却し、自身昇温した冷却水を空気流と直接接触
し気化の潜熱で冷却し前記散水装置に供給し循環使用す
ると共に所定温度に冷却した工業用プロセス流体を負荷
部へ供給し循環使用する冷却塔において、 冷却塔用合成樹脂製熱交換体が隆起部を相互嵌合乃至当
接して若干の間隙を置いて所定枚数並列配置され、隣接
する熱交換体間に狭幅の空気流通路が形成して前記熱交
換器は構成され、 前記各合成樹脂製熱交換体は、全体として扁平な合成樹
脂製薄肉中空体であり、内部が液体流下通路としてあり
その中空体の上縁中央部には外部に開口した筒状工業用
プロセス流体供給口が形成されており、その中空体の下
縁である前記液体流下通路の下縁中央部にも外部に開口
した筒状工業用プロセス流体吐出口が前記供給口と同一
軸線上に設けてあり、前記液体流下通路の幅の大部分
は、流下液緩速部としてあり、この流下液緩速部は前記
中空体の両壁板を相互に密着してなる水平方向に長い邪
魔シール部を全面に複数段にわたり階層的に分布させ
て、これら邪魔シール部を一つ置きに位置をずらせ、前
記邪魔シール部間に蛇行流路を形成して成り、流下液緩
速部はその中央で左右に2つの流体通路に分離され、両
壁板外面に前記隆起部がスペーサとして成形されてお
り、前記各熱交換体における前記供給口には工業用プロ
セス流体供給用ヘッダーの分配管が挿入してあり、この
分配管の下端は閉じており、前記この分配管の下端寄り
でこの分配管の周壁には直径方向で対をなす工業用プロ
セス流体分配穴が2個穿設してあるとともに、前記分配
管の中段部には、半径方向に張り出した陣傘状の散布水
侵入防止を兼ねるエア抜き用帽子部が前記供給口上縁を
覆う形状で形成されており、前記分配管の内径断面積は
前記各分配穴の断面積の3倍乃至4倍としてあることを
特徴とする冷却塔。 - 【請求項2】前記熱交換体の吐出口には、吐出管の上端
が嵌合し一体に接着され、この吐出管の下端は、冷却塔
の冷却水用下部水槽内に設置され外気に開口した工業用
プロセス流体用膨張タンクに接続されこのタンクを介し
てこの吐出口が負荷部に連通していることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の冷却塔。 - 【請求項3】前記各熱交換体における中空体の両側縁に
沿い、垂直なシール部が一本宛各側縁から間隔をおいて
形成してあり、更に前記供給口と前記吐出口とにわたり
延在する2本の垂直なシール部がこの中空体の中央部に
形成してあり、この側縁と垂直なシール部間に夫れ夫れ
一個宛側方溢水路が形成され、また前記中央の2本の垂
直なシール部間に1個の中央溢水路が形成されており、 前記流下液緩速部は前記中央溢水路で2つの流体通路に
分離され、これら垂直なシール部の上端は、堰の形状と
してあり、この堰を通して各側方溢水路、中央溢水路と
前記各流体通路における最上段部の液溜部分とが相互連
通していると共に、前記蛇行する流下緩速部の屈曲路位
置には前記垂直なシール部を横断し前記溢水路内に開口
するエア抜き穴が形成してあることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の冷却塔。 - 【請求項4】前記熱交換体における上下隣接する水平な
方向に長い邪魔シール部間の蛇行流路の両壁は、この両
壁ほゞ全面にわたり下流側ほど上位に45度前後傾斜した
平行な畝を内外に形成した波板状としてあることを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載の冷却塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31490489A JP2750376B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 冷却塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31490489A JP2750376B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 冷却塔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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