JPH01310149A - 過給機付内燃エンジンの異常判定方法 - Google Patents
過給機付内燃エンジンの異常判定方法Info
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- JPH01310149A JPH01310149A JP63138074A JP13807488A JPH01310149A JP H01310149 A JPH01310149 A JP H01310149A JP 63138074 A JP63138074 A JP 63138074A JP 13807488 A JP13807488 A JP 13807488A JP H01310149 A JPH01310149 A JP H01310149A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、過給機付内燃エンジンの異常検知方法に関し
、特にエンジンの吸気系における圧力検出用センサの異
常を適切に検知し得る過給機付内燃エンジンのJ%常検
知方法に関する。 (従来の技術及び発明が解決しようとする課題)内燃エ
ンジンには、エンジンの高出力化に対応するため、エン
ジンの吸気通路に過給機(ターボチャージ)を設置した
ものがある。 この種のターボチャージ付エンジンにおいて、各種セン
サの重要性に鑑み、故障時対策として種々の手段を講す
る技術が従来より知られている(例えば特開昭61−1
52927号公報等)。 しかして、その中でも、吸気管内の吸気圧を検出するた
めのセンサ、過給圧を検出するためのセンサについては
、これらがともに該ターボチャージ付エンジンを各運転
状態において最適にするためのパラメータ値を取り出す
ものであることから、その作動が常に正常であることが
要求される。 しかし、実際には、故障等の発生を皆無とすることはで
きず、異常時には制御が不能となり、不整燃焼、排気ガ
ス汚染、エンジン耐久性劣化等の諸問題が生ずる。特に
、過給圧検出用のセンサの異常は、エンジン耐久性劣化
、不整燃焼に多大の影響を及ぼすものであるから、その
J%常検出にあたっては、−層の確実性、迅速性、正確
性が必要である。 即ち、過給圧検出用のセンサの場合は、吸気圧検出用セ
ンサに比べて、特にその配管が外れ易いという特異性が
あり、もし該配管外れが発生したとすると、過給圧検出
用センサの検出圧は大気圧状態となるので、過給圧フィ
ードバック制御を実行しているときは、まだまだ過給可
能と誤判断される結果、過給圧の上昇制御が続行されて
しまい、これによるエンジンダメージ等を招くおそれは
大きい。 本発明は、上述のような点に着目してなされたもので、
エンジン運転状態の最適化のため上記各センサを使用す
る過給機付エンジンにおけるセンサ異常検知を確実、迅
速に行えるようにした異常検知方法を提供することを目
的とする。 (課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、内燃エンジンの過
給圧を検出する過給圧検出用の第1のセンサと、該エン
ジンの吸気通路のスロットル弁下流圧を検出する吸気圧
検出用の第2のセンサとを備えた過給機付内燃エンジン
の異常検知方法において、前記第1のセンサによる過給
圧検出値と前記第2のセンサによる吸気圧検出値の差圧
に応じて前記第1のセンサまたは第2のセンサの異常を
検知するようにしたものである。 (実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図は本発明の異常検知方法が適用される過給機イ・
1内燃エンジンの燃料供給制御装置の全体構成図である
。同図中の符号lは例えば6気筒の内燃エンジンを示し
、エンジンlの上流側には吸気管2、下流側には排気管
3が接続され、吸気管2及び排気管3の途中に過給機と
してのターボチャージャ4が介装されている。 吸気管2には上流側より順にエアクリーナ5、インター
クーラ6及びスロットル弁7が設けられている。 ターボチャージャ4とインタークーラ6との間には過給
圧(P2)センサ100が設けられており、過給圧を表
す電気的信号を電子コントロールユニット(以下rEc
UJという)9に供給する。 スロットル弁7にはスロットル弁開度(Oru)センサ
8が連結されてスロットル弁7の弁開度を電気的信号に
変換しECU9に送るようにされている。 一方、スロットル弁7の下流には吸気管内絶対圧(PB
^)センサlOが設けられており、このPB^センサl
Oによって電気的信号に変換された絶対圧信号は07j
記ECU9に送られる。また、その下流には吸気温(′
r^)センサ11が取付けられており、吸気温1゛^を
検出して対応する電気信号を出力してECU9に供給す
る。 吸気管2のエンジンlとスロットル弁7間には燃料噴射
弁12が設けられている。この燃料噴射弁12は吸気管
2の吸気弁13の少し上流側に気筒毎に設けられており
(2個のみ図示)、各噴射弁12は図示しない燃料ポン
プに接続されていると共にECU9に電気的に接続され
て、ECU9からの信号によって燃料噴射の開弁時間が
、即ち燃料供給量が制御される。 エンジン1本体には第1及び第2のエンジン冷却水温セ
ンサ(以下それぞれrTwE+センサJ。 rTw+:2センサ」という)14,101が設けられ
、この両センサ14.lotはサーミスタ等から成り、
冷却水が充満したエンジン気筒周壁内に挿着され、”I
’ wε1センサ14は後述の冷却用電子コントロール
ユニット(以下rEccUJという)15に、1’WE
2センサ101はEC:U9にそれぞれ検出水温信号を
供給する。 また、エンジン1本体にはその潤滑油温度を検出する潤
滑油温センサ(以下rToxtセンサJという)16が
設けられ、その検出油温信号を前記ECCUI 5に供
給する。 エンジン回転数センサ(以下rNeセンサ」という)1
7がエンジン】の図示しないカム軸周囲又はクランク軸
周囲に取付けられており、TDC信号、即ちエンジンl
のクランク軸の+20°回転毎に所定のクランク角度位
置で1パルスを出力し、このパルスをECU9に供給す
る。 排気管3のエンジンlより直ぐ下流側には、02センサ
18,18が装着され、排気ガス中の酸素濃度を検出し
その検出6a信号をECU9に供給する。また、排気管
3のターボチャージャ4より下流側には三元触媒19が
配置され、排気ガス中のHC、G O、N Ox成分の
浄化作用を行う。 ターボチャージャ4は後述するように可変容量型のもの
であり、該ターボチャージャ4にはウォータポンプ20
及びサブラジェータ21を介装した管路22が接続され
ている。即ち、ウォータポンプ20、サブラジェータ2
1及び管路22は、図示しないエンジン用冷却系とは別
個独立した水冷式のターボチャージャ用冷却系23を溝
成するものであり、該冷却系23により供給される冷却
水が、ターボチャージャ4の後述する潤滑部ケーシング
43に形成されたウォータージャケット57(第3図)
内を循環することにより、ターボチャージャ4が冷却さ
れるようになっている。また、管路22は分岐してイン
タークーラー6内に配置され、該インタークーラー6内
を通る吸入空気を冷却する。ターボチャージャ用冷却系
23のターボチャージャ4の直ぐ下流側にはターボチャ
ージャ冷却水温センサ(以下rTwrセンサJという)
24が設けられており、その検出水温信号をECCU1
5に供給する。更にECCU15にはイグニッションス
イッチ(検出手段)25が接続され、そのオン・オフ信
号が供給される。 また、第2図に示すように、エンジンルーム26内には
、その前部に位置して前後力向に送風を行うラジェータ
ファン27、後側上部に位置して下向きの送風を行うボ
ンネットファン28が配されている。ラジェータファン
27は第1の電動機29によって駆動され、回転の正逆
及び強弱の調整が可能であり、ボンネットファン28は
第2の電動機30によって駆動される。 第3図はターボチャージャ4の全体構成図を示す。即ち
、ターボチャージャ4はコンプレッサ部分のスクロール
を形成するコンプレッサケーシング41と、該コンプレ
ッサケーシング41の背面を閉塞する背板42とからな
るケーシングと、ターボチャージャ4の主軸を軸支し、
その軸受を潤滑するとともに冷却水が循環する構造を内
蔵する潤滑部ケーシング43と、タービン部分のスクロ
ールを形成するタービンケーシング44とを有している
。 コンプレッサケーシングlの内部には、それぞれ吸気管
2が接続されたスクロール通路45及び軸線方向通路4
6が形成され、前者45は吸気量1」をなし、後者46
は吸気入目をなしている。 タービンケーシング44の内部には、スクロール通路4
7と、接線方向に向けて開口するその人り開D 47
aと、軸線方向に延在する出口通路48と、その出[J
開r−148aとが形成され、入1:1開1147a及
び出口開口48aはそれぞれ排気管3に接続されている
。 潤滑油ケーシング43の内部に形成された軸受孔49.
50には、ラジアル+ll1b受メタル5Iにより、前
記したように主軸52が枢支されている。 また、背板42と潤滑部ケーシング43の端面との間に
は、スラスト軸受メタル53が挟設されている。 潤滑部ケーシング43の第3図に於ける上端部には、潤
滑油導入孔54が穿設されており、図示されていない潤
滑油ポンプかも供給されたエンジン1と共用の潤滑油を
、潤?lt部ケーシング43の内部に穿設された潤滑油
通路55を経てラジアル軸受メタル51及びスラスト軸
受メタル53に供給している。各潤滑部から排出された
潤滑油は、潤滑部ケーシング43内に形成された潤滑油
排出口56から排出され、図示されていないオイルサン
プに回収される。 スラスト軸受メタル53に供給された潤滑油がコンプレ
ッサ側に流れ込むことを防ぐため、背板42の中心孔部
にはシールリング64が設けられている。 また、潤滑部ケーシング43内にはウォータージャケッ
ト57が形成されている。該ウォータージャケット57
は潤滑部ケーシング43のターピングケーシング44側
では断面環状をなし、これと連続する中央部では第3図
における」二端部において断面U字状をなすとともに、
前記ターボチャージャ用冷却系23の管路22が図示し
ない接続部において接続され、冷却水がNEMするよう
になっており、これによりターボチャージャ4が冷却さ
れる。 第4図に併せて示されるように、スクロール通路47の
中心部に配設された固定ベーン部材58の外周部には、
タービンホイール59を同心的に外囲するように、4つ
の固定ベーン60が形成されている。これら周定ベーン
60は、それぞれが部分弧状をなすとともに、円周方向
に沿って等幅かつ等間隔に設けられている。 各固定ベーン60の間には、背板61に回動自在に枢着
された回動ビン62の遊端に固着された可動ベーン63
がそれぞれ配置されている。 これら可動ベーン63は、固定ベーン60と同等の曲率
の弧状をなし、かつ概ね同一の円周上に位置していて、
第4図に実線で示す最小開度位置と、鎖線で示す全開位
置との間で回動可能である。 各固定ベーン60相互間の空隙は、これら各可動ベーン
63が同期して回動駆動されることによりそれぞれ開閉
され、該各空隙の流通面積がその回動量、即ち可動ベー
ン63の傾斜角度に応じて調整される。 各可動ベーン63の同期した回動駆動は、それぞれを支
持する回動ビン62、該回動ビン62と連結された駆動
ロッド70(第1図)を介して、そのアクチュエータ7
1によりなされ、駆動ロッド70が伸長力向(第1図中
左方向)に作動せしめられたときに、各可動ベーン63
による開度が増大し各空隙流通面積が大となるように、
また縮小方向(第1図中右方向)に作動せしめられたと
きには、上記開度が減少し各空隙流通面積が小となるよ
うになっており、かかる開度制御によりターボチャージ
ャ4の容量が調節される。 前記アクチュエータ71は、第1図に示すように、ダイ
アフラム71aにより画成される第1圧力室71bと第
2圧力室71cとを有し、既述した駆動ロッド70は、
第2圧力室?lc側でハウジングを貫通してダイアフラ
ム71aに連結されている。第2圧力室71bに挿着さ
れたバネ71dは、該ダイアフラム71aを、駆動ロッ
ド70が縮小する方向、即ら前記可動ベーン63により
開度が減少する方向に付勢している。 第1圧力室71bには、エアクリーナ5及びターボチャ
ージャ4間の吸気路が絞り22を介して接続されると共
に、ターボチャージャ4及びインタークーラ6間の吸気
路がレギュレータ73、絞り74及び過給1′I:導入
用制御弁75を介して接続されている。 過給圧導入用制御弁75は、常閉型のオンーオフ2位置
作動型m磁弁であり、ソレノイド75aと該ソレノイド
75aの励磁により開弁する弁体75bとを有している
。ソレノイド75aのイ・j勢により弁体75bを開成
させると、前記ターボチャージャ4及びインタークーラ
6間の吸気路における過給圧P2がアクチュエータ71
の第1圧力室71bに導入される。 したがって、過給圧導入用制御弁75のソレノイド75
aのオン−オフデユーティ比D+を制御することにより
、過給圧の大きさが制御される。 一方、前記アクチュエータ71の第2の圧力室71cに
は、スロットル弁7より下流側の吸気路が定圧弁76及
び負圧導入用制御弁77を介して接続されている。該負
圧導入用制御プr!77も前記過給圧導入用制御fp1
5と同様の常閉型のオンーオフ2位置作動型電磁弁であ
って、そのソレノイド77aの励磁により弁体77bが
開成し、定圧弁76により一定圧に調整された負圧を第
2圧力室71bに導入するとともに、消磁時、弁体77
bの閉成によりエアクリーナ77cを介して大気を導入
する。 したがって、負圧導入用制御弁77のソレノイド77a
のオン−オフデユーティ比D2を制御することによって
も過給圧P2が制御される。 前記両制御弁75.77のソレノイド75a。 77aは前記ECU9にそれぞれ接続され、EC:U9
からの信号によって上記デユーティ比I)!。 D2が11メJ御される。 0;j記憶”:(”;tJ9はエンジンlの運転時に作
動し、前述の各種センサからの入力信号に基づいて、エ
ンジン1の運転状態を判別し、該r11別された運転状
態にシL;じた燃費特性、加速特性等の緒特性の最適化
が図られるように、燃料噴射弁12の燃料噴射時間’I
”OUT、点火装置31の点火時期等を演算し、該演算
結果に基づく駆動信号を燃料噴射弁12、点火装置31
に供給する。即ち、ECU9は、0;1記憶丁+1セン
サ8、PB^センサ10%T^センサ11.1’ W
E 2センサ101、Neセンサ17.02センサI8
、P2センサ100等からの入力信号波形の整形、アナ
ログ−ディジタル(A/r))変換等の機能を有する入
力回路、中央演算処理装置(Cr’ U)、CPUで実
行される燃料噴射時間並びに後述する圧力検出系の異常
判別その池の各種演算プログラム及び演算結果等を記憶
する記憶手段、及び駆動信号を出力する出力回路等から
構成され、CPUは、燃料噴射量制御については、エン
ジン運転状態に応じて前記1’ D C信号に同期して
燃料噴射弁12を開弁すべき燃料噴射時間TOLI丁を
次式に基づいて演算する。 Tout=T i XKl+に2 =−(1)こ
こに、Tiは基本燃料噴射時ul]を示し、例えばエン
ジン回転数Ne及び吸気管内絶対圧Pa^に応じて、記
憶手段に記憶されたTiマツプから算出される。該Ti
値は、混合気の空燃比が理論空燃比(14,7)となる
ように全運転領域で設定されている。TOUT値の演算
にあたり、上記の如きNe値及びPaA値に応じたTi
マツプを用いることによって、即ちPB^センサ10を
採用することにより、過給状態とスロットル弁7の動き
(即ち運転者の意思)を総合的に把握することができる
。 また、K1は吸気温゛r^、エンジン冷却水温TWE2
、スロットル弁開度θTl+等により定められるエンジ
ン運転状態に応じた補正係数、K2は例えば加速時増量
などのための補正定数である。 CPUは、上述のようにして求めた燃料噴射時間Tou
τに基づいて燃料噴射弁12を開弁させる駆動信号を出
力回路を介して燃料噴射弁12に供給し、該ターボチャ
ージャ付エンジン1の燃料噴射量の制御を行う。 また、F、Cu2は、各種センサからの入力信号に基づ
いて制御弁75.77に駆動信号を供給し、各制御弁7
5.77及びターボチャージャ4とリンクされたアクチ
ュエータ71を駆動することにより、ターボチャージャ
4の容量を最適に制御する。 即ち、ターボチャージャ4の過給圧制御については、E
CU9によって各運転状態における適正過給圧を予め設
定しておき、その設定過給圧(P21!εF)と実際の
過給圧P2(P2センサ100の測定値)とを比較し、
その偏差をなくすように、即ち該偏差が零となるように
実際の過給圧P2を前述の可動ベーン63の開閉によっ
て制御するいわゆるフィードバック制御を採用しており
、これにより精度よく全運転状態で過給圧P2の適正化
制御を行うようにしている。 前記UCCUl 5はエンジン1の運転時及び停止後の
所定時an内において作動し、Twe rセンサ14、
T Ol Lセンサ16及び゛rwrセンサ24からの
入力信号等に基づいて、ウォータポンプ20の運転・停
止、ラジェータファン27の運転・停止、回転の正逆及
び強弱及びボンネットファン28の運転・停止を決定し
、その駆動信号をウォータポンプ20、第1及び!I’
T2の電動機29.30に供給する。 また、EC:Cu2SはECU9と電気的に接続されて
おり、エンジンlの運転時、ECU9はECCUl 5
を介してボンネットファン28の運転・停止を制御する
とともに、ECCUl 5が異常を検知したときにその
フェイルセーフ処理を行う。 第5図は前述したECCUl 5の外部結線状態等をg
Y細に示す配線図であり、ECCUl 5は端子B1〜
B9.At〜A12を有する。端7−81はバッテリに
接続され、バッテリ電圧が印加される。端子B9はグラ
ンド(ボディアース)端子である。 端?[2は、通常のイグニッションスイッチ25のオン
・オフ端子に接続される。一方、端子B3は、これとは
異なり、イグニッションスィッチ25オフ時でもバッテ
リと接続している。エンジン1運転中にイグニッション
スイッチ25をオフすると、エンジンlは停+LL、ま
たECU3もスイッチオフにより非作動状態(メモリ記
憶保持機能は除く)となるが、ECC:U l 5は、
既述の如く。 エンジン停止後も必要に応じ所定時間作動させるため、
イグニッションスイッチ25のオフ操作にかかわらずバ
ッテリとの接続がある上記端子B2が設けられている。 ECCUl 5のエンジン停止後の作動時間は、イグニ
ッションスイッチ25のオフ操作に伴って起動されるタ
イマによって設定する。 エンジン停止後のECCUl 5作動用のタイマの設定
時間については、エンジン停止状態、従って車載発電機
による充電がなされない状態で電動のラジェータファン
27、ボンネットファン28、ウォータポンプ20のい
ずれか一つ以上が運転駆動されるものであるから、バッ
テリの消費がなるべく少なく、しかも冷却効果を上げら
れるように、これら両方の観点から適用する車両のエン
ジンルームの広狭、各部のレイアウト等をも考慮して決
定する。−例として、かかるECCUl5の作動可能時
間は、15分に設定される。 ECCU15CC用のタイマにより設定された所定時間
中は、冷却統合ユニットとしてのE(、Cu2Sはイグ
ニッションスイッチの状態にかかわらず常にバッテリか
ら電圧を受け、制御可能状態となり、所定時間が経過し
た時点で、ECCUl5による所定の冷却制御動作は打
ち切られる。 端7’At〜A3はi’WElセンサ]4、’I’WT
センサ24及びTOILセンサ16の検出信号入力用端
子で、各センサに接続されている。端子Δ噌はEC:C
uI2の内部回路の信号系のグランド端rである。また
、端子・Δ5はエアコン(Δ/C)ユニット80に接続
されており、エアコンのスイッチのオン・オフ信号が入
力される。 端子84〜B6はラジェータファン27制御用端子で、
駆動回路290に接続されている6線駆動回路290は
、正転時の弱回転及び強回転切換え用のそれぞれコイル
291 a 、 292 a、ノーマルオープン接点2
91 b 、 292 bから成る第1及び第2のリレ
ー回路291及び292と、正逆回転切換え用のそれぞ
れコイル203 a 、 294 a、ノーマルクロー
ズ端子293b 。 294b及びノーマルオープン端子293 c 、 2
94 cから成る第3及び第4のリレー回路293.2
94と抵抗295とを有しており、ラジェータファン低
速(LOW)回転指示用の端子B4が第1のリレー回路
291に、また同高速(II+)回転指示用の端−pB
sが第2のリレー回路292に、更に同逆転(R[EV
)指示用の端子B6が第3及び第4の各リレー回路29
3.294と接続されている。 ラジェータファン27の回転の強弱、正逆は下記のよう
にして行われる。 正転時の弱回転の場合は、端子B4に低レベル出力が出
される。これにより、第1のリレー回路291が作動し
、第1の電動機29には抵抗295により低減された駆
動電流が流れ、ラジェータファン27は低速回転する。 強回転の場合は、端子B5に低レベル出力が出され、第
2のリレー回路292が作動する。この場合には、電動
機29に大なる駆動電流が流れ、ラジェータファン27
は高速回転する。 逆回転の場合には、端子B6に高レベル出力が出され、
第3及び第4のリレー回路293.294が作動し、各
リレー接点がノーマルオープン端子293c。 294c側に切換わる。これにより電動機29への印加
電圧の極性が反転し、かつ駆動電流は抵抗295により
低減され、ラジェータファン27は逆転低速回転する。 上記逆転駆動は、エンジン停止後の所定時間内において
、連続的にあるいは断続的に行われる。 該ラジェータファン27逆転時には、第2図に矢印で示
すように、エンジンルーム26内の空気は内部から車両
前方外部へ排出される。 端FBフはボンネットファン28制御用端子で、駆動回
路300中のコイル301aとノーマルオープン接点3
01bから成るリレー回路301に接続されている。ま
た、該駆動回路300には、専用のヒユーズ310が設
けられている。ボンネットファン28の駆動は上述と異
なり、第2の電動機30によるオン・オフ駆動のみであ
り、その運転・停止は端子B7に高レベル、低レベル出
力が出されることによってなされる。 該ボンネッ]・ファン28の駆動制御は、エンジン1の
運転時及びエンジン停止後の前記所定時間内に連続的に
あるいは断続的に行われる。 端子[3eはウォータポンプ2otIy制御用端子で、
ウォータポンプ20駆動用の第3の電動機201と、コ
イル202 a及びノーマルオーブン接点202bから
成るリレー回路202とを有する駆動回路200に接続
されている。該駆動回路200も専用のヒユーズ210
が設けられている。ウォータポンプ20の駆動も、」二
記ボンネットファン28の場合と同様オン・オフ駆動の
みであり、その運転・停止は端子B8に高レベル、低レ
ベル出力が出されることによってなされる。 該ウォータポンプ20の駆動制御は、エンジンlの運転
時及びエンジン停JL後の011記所定時間内に連続的
にあるいは、1;、記ボンネットファン28に代えて断
続的に行われる。 端子へ6〜八〇はそれぞれ第1〜第3の電動機29.3
0及び201の端子電圧VMF、VBF及びVwpの入
力用端子である。 即ち、これらは、それぞれラジェータファン用、ボンネ
ットファン用及びウォータポンプ用の各電動機29.3
0及び201の端子電圧検知ボートであって、E(1:
CuI2ではそれぞれの電動機の正常回転数の上・下限
対応電圧を後述の記憶手段に予め設定しでおり、その範
囲外の電圧値を入力したとき(例えば5電動機がショー
トなどし、それに伴い電圧が変化して所定範囲外の電圧
値となったとき)、異常であると判断するための情報を
取り込むのに使用されるボートである。 端子A9〜AI2はECU!1に接続されている。 該端子・A9はECU9からの」二記ウォータポンプ2
0制御用の信号入力端子・であり、エンジンlの運転時
におけるエンジン回転数、エンジン水温。 吸気温等に応じたエンジン運転状態に基づく制御を行う
場合、該運転状態に基づいて得られたウォータポンプ2
0に対する制御信号がECU9から端子A9に供給され
る。端子AsOはフェイルセーフ出力端子であり、異常
検出時には該端子Δ1oからフェイルセーフ指示用の制
御信号がF、CU 9に送出され、IE CtJ 9が
これに基づいて所定のフェイルセーフ動作を行えるよう
になっている。 端子・A11はエアコン冷媒圧力スイッチ81に接続さ
れており、そのオン−オフ信号が入力される。 該スイッチ81はエアコン用の図示しない圧縮機による
冷媒圧力が所定圧以上のときオンするスイッチであり、
そのオン−オフ信号はECU9にも入力される。また、
端子Δ12はエアコンが運転中であることを表す信号を
ECU9に出力する端子である。 」二記スイッチ81 jl14びに端子Ai+は、次の
ようなラジェータファン27の駆動制御に用いられる。 即ち、エンジン冷却水温Twεlが高温の所定値(例え
ば90℃)を超えるような状態のときは、送風冷却を行
うべく、既述したように、端子B5へ低レベル出力を出
してラジェータファン27を高速i[回転させる必要が
あるところ、エンジン冷却水温TwE+が上記所定1直
以下ではあるが該所定値よりやや低い値を呈している場
合(例えば84℃以上)においても、エアコンの稼動並
びに冷媒の圧力如何によっては、ラジェータファン27
を回転させ、しかも高速回転、低速回転を切換制御する
のが望ましい場合がある。特に、ラジェータファン27
をエアコンのコンデンサファンと連動させる構成を採用
するときは、エンジン冷却水温”I”WE+が」1記所
定値を超えなくても、事前にラジェータファン27を回
転駆動すれば、エアコンの冷媒の冷却を行わせることに
よりエアコン性能の低下を防止することが可能であり、
かつ、かかる場合に冷媒の圧力が所定圧(例えばlok
g/c−nl)以上で高い状態とそうでない状態とで送
風の強弱を切換えれば、より適切な制御を行うことがで
きる。 そこで、エンジン冷却水温Twp+が」−配所定値以下
で、かつエアコンの冷媒圧力が高いとき、即ち」二記ス
イッチ81のオンのときにはラジェータファン27を事
前に高速回転させ、しからされば、即ち上記スイッチ8
Iがオフのときにはラジェータファン27を回転させる
も低速回転させるよう制御することとしている。 」1記エアコン冷媒圧力スイッチ81並びにそのスイッ
チ信号人力用の端子Allは、かかる駆動fυ1優の情
報を取り込むため設けられており、また、該制御のため
のプログラムもECCUl 5の記憶手段に予め記憶さ
せておくことができる。 ECCUl 5は、各種入力信号を供給され、人力信号
波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有す
る入力回路、中央演算処理回路(CPU)、cpuで実
行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する
記憶手段、及び前記端子・B4〜13s、 Ato、
Al1に出力を送出する出力回路等から構成され、更に
、前記ウォータポンプ20などの断続制御を行う等の場
合には、当該制御のためのタイマ等をも含む構成とされ
る。 第6図は、本発明に従う異′M検知方法の一実施例を示
す異常検知プログラムのフローチャートで、PB^セン
サ10を利用したP2センサ100異常、特にP2セン
サ100用配管外れの検出に適したプログラムフローチ
ャー1・である。本プログラムは、前記ECU9のCP
U内で実行されるもので、TDC信号発生毎に実行され
る。 同図において、まず、ステップ601では、Ps^セン
サlOの異常判別(作動不良判別)、即ちフェイルセー
フ(F/S)が実行されているか否かを判定し、その答
が1定(Yes)、即ちフェイルセーフ実行中のときは
そのまま本プログラムを終了し、答が否定(No) 、
即ちPa^センサ9に異常がなく正常である場合に、ス
テップ602以下のI’B^センサ9の検出圧とP2セ
ンサ100の検出圧との比較判断を含む処理を実行する
。 このように、まず、PB^センサ9がフェイルセーフ中
かどうかをみて、フェイルセーフ実行中でない場合にの
みステップ602以下へ進むこととしたのは、次の理由
による。 第1図に示したように、エンジンI、即ちターボチャー
ジャ付エンジンlは、その最適制御のためPB^センサ
9とP2センサ100の2個の圧力センサを使用してい
るが、本異常検知ではこれらPa^センサ9とP2セン
サ100の固有の特性を利用してP2センサ100の異
常検出を行うものであるので、P2センサ100の異常
検知にあたっては、まず、PB^センサ9が正常に作動
し得る状態にあること、即ちPa^センサ9についての
フェイルセーフが行われていないことが前提条件として
必要となる。 具体的にいえば、P2センサ100と■)[I^センサ
9とはスロットル弁7の上下流にあるので、正常ならば
、それらの検出圧の関係は、必ず過給圧P2の方が高い
関係(r’2>Pa)が成立するはずである(従って、
もし、上記と逆の関係になったならば、即ちP2センサ
による検出圧の方が低くなったときは、該P2センサに
何らの)゛へ常が発生しているとみることができ、本異
常検知はこれを利用しようというものである)。 しかるに、上述の関係を活用して異常検出をf7わんと
するときは、P8^センサ9側の異常(例えば、PB^
センサ9の故障、PB^センサ9用配用件管外ど)があ
ってはならず、仮にPB^センサ9に異常が発生してい
るにもかかわらずP2センサ!00について異常の有無
の判定を行えば、これが逆に異常誤検知を招くこととな
り、異常検出の信頼性は確保できない。 そこで、かかる異常誤検知を避ける意味からも、上記ス
ロットル弁7上下流に位置する両センサの一方(本プロ
グラム例では、P2センサ100)についての異常検知
に際しては、まず、他方(本プログラム例では、PB^
センサ9)が正常であることを確認してからこれを行う
べく nij記スデステップ601++^センサ9につ
いてのフェイルセーフ中であるかどうかを判断する判別
ステップを設けることとしているのである。 該ステップ601での処理内容は、図示しない別のフェ
イルセーフプログラムに従って行われる。 PH^センサ9側について、そのフェイルセーフ出力が
出されているかどうかの判別手法は、具体的に下記する
手法によって実行することができる。 即ちPa^センサ9が正常かどうかの判別については、
かかるPg^センサの検出圧値は、絶対圧でいえば、通
常は、例えば所定範囲(例えばloomml1gから7
60mml1g)であればよいが、第1図に示したエン
ジン1は過給エンジンであるから、該Pa^センサ9は
それ以」二の検出範囲(例えば1600n+ml1g)
をもたせているところ、かかる正常範囲外の値をとった
場合に、即ち所定のリミットを超えたときに異常と検出
することによって行うことができる。 即ち、大気圧P^に関し、完全負圧側と完全正圧側とに
分け、大気圧P^との比較を行って、例えば正圧なのに
大気圧であるというような相関関係によって故障等の異
常の有無を判別することができ。 負圧側については、所定エンジン回転数Ne以下、スロ
ットル弁全閉付近での第1の設定値Paps+がP^−
Krt(r’++ps+のとき異常とし、また、正圧側
については、所定エンジン回転数Ne以上、スロットル
ブr開度(710大(ワイドオープンスロットル領域)
の明らかな正圧状態時、第2の設定値PIIFS2がP
A+KP2>1’BFS2のとき異常と判定するもので
あり、これらの場合には、Pe^センサ9について別途
化のプログラムでフェイルセーフを実行する。 しかして、前記ステップ601で否定(No)の答、即
ちPs^センサ9が正常である旨の結果が得られたなら
ば、続くステップ602でフラグFSP2^2が値lか
否かを判別する。該フラグFSP2^2は、P2センサ
100についてのフェイルセーフ実行フラグであって、
その値が1の状態は、P2センサ100の配管外れがあ
るためフェイルセーフ動作(アクション)を採るべきこ
とを要求するということを意味する。即ち、P2センサ
用配管異常フェイルセーフ検知の第2のフラグであり、
上記ステップ602の答が肯定(Yes)の場合には、
既にP2センサ100についての所要のフェイルセーフ
処理実行中であるので、ステップ603以降の処理を行
う必要はなく、従って、そのまま本プログラムを終了す
る。 ステップ602の答が否定(No)、即ち上記フラグF
SP2^2が値lでないときは、P2センサ100につ
いての異常検知を行うべき時期であるので、また、PH
^センサ9が既述したように正常であってこれを利用し
て異常の有無を検出可能な状態であるので、ステップ6
03以降の処理を実行する。 即ち、ステップ603では、
、特にエンジンの吸気系における圧力検出用センサの異
常を適切に検知し得る過給機付内燃エンジンのJ%常検
知方法に関する。 (従来の技術及び発明が解決しようとする課題)内燃エ
ンジンには、エンジンの高出力化に対応するため、エン
ジンの吸気通路に過給機(ターボチャージ)を設置した
ものがある。 この種のターボチャージ付エンジンにおいて、各種セン
サの重要性に鑑み、故障時対策として種々の手段を講す
る技術が従来より知られている(例えば特開昭61−1
52927号公報等)。 しかして、その中でも、吸気管内の吸気圧を検出するた
めのセンサ、過給圧を検出するためのセンサについては
、これらがともに該ターボチャージ付エンジンを各運転
状態において最適にするためのパラメータ値を取り出す
ものであることから、その作動が常に正常であることが
要求される。 しかし、実際には、故障等の発生を皆無とすることはで
きず、異常時には制御が不能となり、不整燃焼、排気ガ
ス汚染、エンジン耐久性劣化等の諸問題が生ずる。特に
、過給圧検出用のセンサの異常は、エンジン耐久性劣化
、不整燃焼に多大の影響を及ぼすものであるから、その
J%常検出にあたっては、−層の確実性、迅速性、正確
性が必要である。 即ち、過給圧検出用のセンサの場合は、吸気圧検出用セ
ンサに比べて、特にその配管が外れ易いという特異性が
あり、もし該配管外れが発生したとすると、過給圧検出
用センサの検出圧は大気圧状態となるので、過給圧フィ
ードバック制御を実行しているときは、まだまだ過給可
能と誤判断される結果、過給圧の上昇制御が続行されて
しまい、これによるエンジンダメージ等を招くおそれは
大きい。 本発明は、上述のような点に着目してなされたもので、
エンジン運転状態の最適化のため上記各センサを使用す
る過給機付エンジンにおけるセンサ異常検知を確実、迅
速に行えるようにした異常検知方法を提供することを目
的とする。 (課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、内燃エンジンの過
給圧を検出する過給圧検出用の第1のセンサと、該エン
ジンの吸気通路のスロットル弁下流圧を検出する吸気圧
検出用の第2のセンサとを備えた過給機付内燃エンジン
の異常検知方法において、前記第1のセンサによる過給
圧検出値と前記第2のセンサによる吸気圧検出値の差圧
に応じて前記第1のセンサまたは第2のセンサの異常を
検知するようにしたものである。 (実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図は本発明の異常検知方法が適用される過給機イ・
1内燃エンジンの燃料供給制御装置の全体構成図である
。同図中の符号lは例えば6気筒の内燃エンジンを示し
、エンジンlの上流側には吸気管2、下流側には排気管
3が接続され、吸気管2及び排気管3の途中に過給機と
してのターボチャージャ4が介装されている。 吸気管2には上流側より順にエアクリーナ5、インター
クーラ6及びスロットル弁7が設けられている。 ターボチャージャ4とインタークーラ6との間には過給
圧(P2)センサ100が設けられており、過給圧を表
す電気的信号を電子コントロールユニット(以下rEc
UJという)9に供給する。 スロットル弁7にはスロットル弁開度(Oru)センサ
8が連結されてスロットル弁7の弁開度を電気的信号に
変換しECU9に送るようにされている。 一方、スロットル弁7の下流には吸気管内絶対圧(PB
^)センサlOが設けられており、このPB^センサl
Oによって電気的信号に変換された絶対圧信号は07j
記ECU9に送られる。また、その下流には吸気温(′
r^)センサ11が取付けられており、吸気温1゛^を
検出して対応する電気信号を出力してECU9に供給す
る。 吸気管2のエンジンlとスロットル弁7間には燃料噴射
弁12が設けられている。この燃料噴射弁12は吸気管
2の吸気弁13の少し上流側に気筒毎に設けられており
(2個のみ図示)、各噴射弁12は図示しない燃料ポン
プに接続されていると共にECU9に電気的に接続され
て、ECU9からの信号によって燃料噴射の開弁時間が
、即ち燃料供給量が制御される。 エンジン1本体には第1及び第2のエンジン冷却水温セ
ンサ(以下それぞれrTwE+センサJ。 rTw+:2センサ」という)14,101が設けられ
、この両センサ14.lotはサーミスタ等から成り、
冷却水が充満したエンジン気筒周壁内に挿着され、”I
’ wε1センサ14は後述の冷却用電子コントロール
ユニット(以下rEccUJという)15に、1’WE
2センサ101はEC:U9にそれぞれ検出水温信号を
供給する。 また、エンジン1本体にはその潤滑油温度を検出する潤
滑油温センサ(以下rToxtセンサJという)16が
設けられ、その検出油温信号を前記ECCUI 5に供
給する。 エンジン回転数センサ(以下rNeセンサ」という)1
7がエンジン】の図示しないカム軸周囲又はクランク軸
周囲に取付けられており、TDC信号、即ちエンジンl
のクランク軸の+20°回転毎に所定のクランク角度位
置で1パルスを出力し、このパルスをECU9に供給す
る。 排気管3のエンジンlより直ぐ下流側には、02センサ
18,18が装着され、排気ガス中の酸素濃度を検出し
その検出6a信号をECU9に供給する。また、排気管
3のターボチャージャ4より下流側には三元触媒19が
配置され、排気ガス中のHC、G O、N Ox成分の
浄化作用を行う。 ターボチャージャ4は後述するように可変容量型のもの
であり、該ターボチャージャ4にはウォータポンプ20
及びサブラジェータ21を介装した管路22が接続され
ている。即ち、ウォータポンプ20、サブラジェータ2
1及び管路22は、図示しないエンジン用冷却系とは別
個独立した水冷式のターボチャージャ用冷却系23を溝
成するものであり、該冷却系23により供給される冷却
水が、ターボチャージャ4の後述する潤滑部ケーシング
43に形成されたウォータージャケット57(第3図)
内を循環することにより、ターボチャージャ4が冷却さ
れるようになっている。また、管路22は分岐してイン
タークーラー6内に配置され、該インタークーラー6内
を通る吸入空気を冷却する。ターボチャージャ用冷却系
23のターボチャージャ4の直ぐ下流側にはターボチャ
ージャ冷却水温センサ(以下rTwrセンサJという)
24が設けられており、その検出水温信号をECCU1
5に供給する。更にECCU15にはイグニッションス
イッチ(検出手段)25が接続され、そのオン・オフ信
号が供給される。 また、第2図に示すように、エンジンルーム26内には
、その前部に位置して前後力向に送風を行うラジェータ
ファン27、後側上部に位置して下向きの送風を行うボ
ンネットファン28が配されている。ラジェータファン
27は第1の電動機29によって駆動され、回転の正逆
及び強弱の調整が可能であり、ボンネットファン28は
第2の電動機30によって駆動される。 第3図はターボチャージャ4の全体構成図を示す。即ち
、ターボチャージャ4はコンプレッサ部分のスクロール
を形成するコンプレッサケーシング41と、該コンプレ
ッサケーシング41の背面を閉塞する背板42とからな
るケーシングと、ターボチャージャ4の主軸を軸支し、
その軸受を潤滑するとともに冷却水が循環する構造を内
蔵する潤滑部ケーシング43と、タービン部分のスクロ
ールを形成するタービンケーシング44とを有している
。 コンプレッサケーシングlの内部には、それぞれ吸気管
2が接続されたスクロール通路45及び軸線方向通路4
6が形成され、前者45は吸気量1」をなし、後者46
は吸気入目をなしている。 タービンケーシング44の内部には、スクロール通路4
7と、接線方向に向けて開口するその人り開D 47
aと、軸線方向に延在する出口通路48と、その出[J
開r−148aとが形成され、入1:1開1147a及
び出口開口48aはそれぞれ排気管3に接続されている
。 潤滑油ケーシング43の内部に形成された軸受孔49.
50には、ラジアル+ll1b受メタル5Iにより、前
記したように主軸52が枢支されている。 また、背板42と潤滑部ケーシング43の端面との間に
は、スラスト軸受メタル53が挟設されている。 潤滑部ケーシング43の第3図に於ける上端部には、潤
滑油導入孔54が穿設されており、図示されていない潤
滑油ポンプかも供給されたエンジン1と共用の潤滑油を
、潤?lt部ケーシング43の内部に穿設された潤滑油
通路55を経てラジアル軸受メタル51及びスラスト軸
受メタル53に供給している。各潤滑部から排出された
潤滑油は、潤滑部ケーシング43内に形成された潤滑油
排出口56から排出され、図示されていないオイルサン
プに回収される。 スラスト軸受メタル53に供給された潤滑油がコンプレ
ッサ側に流れ込むことを防ぐため、背板42の中心孔部
にはシールリング64が設けられている。 また、潤滑部ケーシング43内にはウォータージャケッ
ト57が形成されている。該ウォータージャケット57
は潤滑部ケーシング43のターピングケーシング44側
では断面環状をなし、これと連続する中央部では第3図
における」二端部において断面U字状をなすとともに、
前記ターボチャージャ用冷却系23の管路22が図示し
ない接続部において接続され、冷却水がNEMするよう
になっており、これによりターボチャージャ4が冷却さ
れる。 第4図に併せて示されるように、スクロール通路47の
中心部に配設された固定ベーン部材58の外周部には、
タービンホイール59を同心的に外囲するように、4つ
の固定ベーン60が形成されている。これら周定ベーン
60は、それぞれが部分弧状をなすとともに、円周方向
に沿って等幅かつ等間隔に設けられている。 各固定ベーン60の間には、背板61に回動自在に枢着
された回動ビン62の遊端に固着された可動ベーン63
がそれぞれ配置されている。 これら可動ベーン63は、固定ベーン60と同等の曲率
の弧状をなし、かつ概ね同一の円周上に位置していて、
第4図に実線で示す最小開度位置と、鎖線で示す全開位
置との間で回動可能である。 各固定ベーン60相互間の空隙は、これら各可動ベーン
63が同期して回動駆動されることによりそれぞれ開閉
され、該各空隙の流通面積がその回動量、即ち可動ベー
ン63の傾斜角度に応じて調整される。 各可動ベーン63の同期した回動駆動は、それぞれを支
持する回動ビン62、該回動ビン62と連結された駆動
ロッド70(第1図)を介して、そのアクチュエータ7
1によりなされ、駆動ロッド70が伸長力向(第1図中
左方向)に作動せしめられたときに、各可動ベーン63
による開度が増大し各空隙流通面積が大となるように、
また縮小方向(第1図中右方向)に作動せしめられたと
きには、上記開度が減少し各空隙流通面積が小となるよ
うになっており、かかる開度制御によりターボチャージ
ャ4の容量が調節される。 前記アクチュエータ71は、第1図に示すように、ダイ
アフラム71aにより画成される第1圧力室71bと第
2圧力室71cとを有し、既述した駆動ロッド70は、
第2圧力室?lc側でハウジングを貫通してダイアフラ
ム71aに連結されている。第2圧力室71bに挿着さ
れたバネ71dは、該ダイアフラム71aを、駆動ロッ
ド70が縮小する方向、即ら前記可動ベーン63により
開度が減少する方向に付勢している。 第1圧力室71bには、エアクリーナ5及びターボチャ
ージャ4間の吸気路が絞り22を介して接続されると共
に、ターボチャージャ4及びインタークーラ6間の吸気
路がレギュレータ73、絞り74及び過給1′I:導入
用制御弁75を介して接続されている。 過給圧導入用制御弁75は、常閉型のオンーオフ2位置
作動型m磁弁であり、ソレノイド75aと該ソレノイド
75aの励磁により開弁する弁体75bとを有している
。ソレノイド75aのイ・j勢により弁体75bを開成
させると、前記ターボチャージャ4及びインタークーラ
6間の吸気路における過給圧P2がアクチュエータ71
の第1圧力室71bに導入される。 したがって、過給圧導入用制御弁75のソレノイド75
aのオン−オフデユーティ比D+を制御することにより
、過給圧の大きさが制御される。 一方、前記アクチュエータ71の第2の圧力室71cに
は、スロットル弁7より下流側の吸気路が定圧弁76及
び負圧導入用制御弁77を介して接続されている。該負
圧導入用制御プr!77も前記過給圧導入用制御fp1
5と同様の常閉型のオンーオフ2位置作動型電磁弁であ
って、そのソレノイド77aの励磁により弁体77bが
開成し、定圧弁76により一定圧に調整された負圧を第
2圧力室71bに導入するとともに、消磁時、弁体77
bの閉成によりエアクリーナ77cを介して大気を導入
する。 したがって、負圧導入用制御弁77のソレノイド77a
のオン−オフデユーティ比D2を制御することによって
も過給圧P2が制御される。 前記両制御弁75.77のソレノイド75a。 77aは前記ECU9にそれぞれ接続され、EC:U9
からの信号によって上記デユーティ比I)!。 D2が11メJ御される。 0;j記憶”:(”;tJ9はエンジンlの運転時に作
動し、前述の各種センサからの入力信号に基づいて、エ
ンジン1の運転状態を判別し、該r11別された運転状
態にシL;じた燃費特性、加速特性等の緒特性の最適化
が図られるように、燃料噴射弁12の燃料噴射時間’I
”OUT、点火装置31の点火時期等を演算し、該演算
結果に基づく駆動信号を燃料噴射弁12、点火装置31
に供給する。即ち、ECU9は、0;1記憶丁+1セン
サ8、PB^センサ10%T^センサ11.1’ W
E 2センサ101、Neセンサ17.02センサI8
、P2センサ100等からの入力信号波形の整形、アナ
ログ−ディジタル(A/r))変換等の機能を有する入
力回路、中央演算処理装置(Cr’ U)、CPUで実
行される燃料噴射時間並びに後述する圧力検出系の異常
判別その池の各種演算プログラム及び演算結果等を記憶
する記憶手段、及び駆動信号を出力する出力回路等から
構成され、CPUは、燃料噴射量制御については、エン
ジン運転状態に応じて前記1’ D C信号に同期して
燃料噴射弁12を開弁すべき燃料噴射時間TOLI丁を
次式に基づいて演算する。 Tout=T i XKl+に2 =−(1)こ
こに、Tiは基本燃料噴射時ul]を示し、例えばエン
ジン回転数Ne及び吸気管内絶対圧Pa^に応じて、記
憶手段に記憶されたTiマツプから算出される。該Ti
値は、混合気の空燃比が理論空燃比(14,7)となる
ように全運転領域で設定されている。TOUT値の演算
にあたり、上記の如きNe値及びPaA値に応じたTi
マツプを用いることによって、即ちPB^センサ10を
採用することにより、過給状態とスロットル弁7の動き
(即ち運転者の意思)を総合的に把握することができる
。 また、K1は吸気温゛r^、エンジン冷却水温TWE2
、スロットル弁開度θTl+等により定められるエンジ
ン運転状態に応じた補正係数、K2は例えば加速時増量
などのための補正定数である。 CPUは、上述のようにして求めた燃料噴射時間Tou
τに基づいて燃料噴射弁12を開弁させる駆動信号を出
力回路を介して燃料噴射弁12に供給し、該ターボチャ
ージャ付エンジン1の燃料噴射量の制御を行う。 また、F、Cu2は、各種センサからの入力信号に基づ
いて制御弁75.77に駆動信号を供給し、各制御弁7
5.77及びターボチャージャ4とリンクされたアクチ
ュエータ71を駆動することにより、ターボチャージャ
4の容量を最適に制御する。 即ち、ターボチャージャ4の過給圧制御については、E
CU9によって各運転状態における適正過給圧を予め設
定しておき、その設定過給圧(P21!εF)と実際の
過給圧P2(P2センサ100の測定値)とを比較し、
その偏差をなくすように、即ち該偏差が零となるように
実際の過給圧P2を前述の可動ベーン63の開閉によっ
て制御するいわゆるフィードバック制御を採用しており
、これにより精度よく全運転状態で過給圧P2の適正化
制御を行うようにしている。 前記UCCUl 5はエンジン1の運転時及び停止後の
所定時an内において作動し、Twe rセンサ14、
T Ol Lセンサ16及び゛rwrセンサ24からの
入力信号等に基づいて、ウォータポンプ20の運転・停
止、ラジェータファン27の運転・停止、回転の正逆及
び強弱及びボンネットファン28の運転・停止を決定し
、その駆動信号をウォータポンプ20、第1及び!I’
T2の電動機29.30に供給する。 また、EC:Cu2SはECU9と電気的に接続されて
おり、エンジンlの運転時、ECU9はECCUl 5
を介してボンネットファン28の運転・停止を制御する
とともに、ECCUl 5が異常を検知したときにその
フェイルセーフ処理を行う。 第5図は前述したECCUl 5の外部結線状態等をg
Y細に示す配線図であり、ECCUl 5は端子B1〜
B9.At〜A12を有する。端7−81はバッテリに
接続され、バッテリ電圧が印加される。端子B9はグラ
ンド(ボディアース)端子である。 端?[2は、通常のイグニッションスイッチ25のオン
・オフ端子に接続される。一方、端子B3は、これとは
異なり、イグニッションスィッチ25オフ時でもバッテ
リと接続している。エンジン1運転中にイグニッション
スイッチ25をオフすると、エンジンlは停+LL、ま
たECU3もスイッチオフにより非作動状態(メモリ記
憶保持機能は除く)となるが、ECC:U l 5は、
既述の如く。 エンジン停止後も必要に応じ所定時間作動させるため、
イグニッションスイッチ25のオフ操作にかかわらずバ
ッテリとの接続がある上記端子B2が設けられている。 ECCUl 5のエンジン停止後の作動時間は、イグニ
ッションスイッチ25のオフ操作に伴って起動されるタ
イマによって設定する。 エンジン停止後のECCUl 5作動用のタイマの設定
時間については、エンジン停止状態、従って車載発電機
による充電がなされない状態で電動のラジェータファン
27、ボンネットファン28、ウォータポンプ20のい
ずれか一つ以上が運転駆動されるものであるから、バッ
テリの消費がなるべく少なく、しかも冷却効果を上げら
れるように、これら両方の観点から適用する車両のエン
ジンルームの広狭、各部のレイアウト等をも考慮して決
定する。−例として、かかるECCUl5の作動可能時
間は、15分に設定される。 ECCU15CC用のタイマにより設定された所定時間
中は、冷却統合ユニットとしてのE(、Cu2Sはイグ
ニッションスイッチの状態にかかわらず常にバッテリか
ら電圧を受け、制御可能状態となり、所定時間が経過し
た時点で、ECCUl5による所定の冷却制御動作は打
ち切られる。 端7’At〜A3はi’WElセンサ]4、’I’WT
センサ24及びTOILセンサ16の検出信号入力用端
子で、各センサに接続されている。端子Δ噌はEC:C
uI2の内部回路の信号系のグランド端rである。また
、端子・Δ5はエアコン(Δ/C)ユニット80に接続
されており、エアコンのスイッチのオン・オフ信号が入
力される。 端子84〜B6はラジェータファン27制御用端子で、
駆動回路290に接続されている6線駆動回路290は
、正転時の弱回転及び強回転切換え用のそれぞれコイル
291 a 、 292 a、ノーマルオープン接点2
91 b 、 292 bから成る第1及び第2のリレ
ー回路291及び292と、正逆回転切換え用のそれぞ
れコイル203 a 、 294 a、ノーマルクロー
ズ端子293b 。 294b及びノーマルオープン端子293 c 、 2
94 cから成る第3及び第4のリレー回路293.2
94と抵抗295とを有しており、ラジェータファン低
速(LOW)回転指示用の端子B4が第1のリレー回路
291に、また同高速(II+)回転指示用の端−pB
sが第2のリレー回路292に、更に同逆転(R[EV
)指示用の端子B6が第3及び第4の各リレー回路29
3.294と接続されている。 ラジェータファン27の回転の強弱、正逆は下記のよう
にして行われる。 正転時の弱回転の場合は、端子B4に低レベル出力が出
される。これにより、第1のリレー回路291が作動し
、第1の電動機29には抵抗295により低減された駆
動電流が流れ、ラジェータファン27は低速回転する。 強回転の場合は、端子B5に低レベル出力が出され、第
2のリレー回路292が作動する。この場合には、電動
機29に大なる駆動電流が流れ、ラジェータファン27
は高速回転する。 逆回転の場合には、端子B6に高レベル出力が出され、
第3及び第4のリレー回路293.294が作動し、各
リレー接点がノーマルオープン端子293c。 294c側に切換わる。これにより電動機29への印加
電圧の極性が反転し、かつ駆動電流は抵抗295により
低減され、ラジェータファン27は逆転低速回転する。 上記逆転駆動は、エンジン停止後の所定時間内において
、連続的にあるいは断続的に行われる。 該ラジェータファン27逆転時には、第2図に矢印で示
すように、エンジンルーム26内の空気は内部から車両
前方外部へ排出される。 端FBフはボンネットファン28制御用端子で、駆動回
路300中のコイル301aとノーマルオープン接点3
01bから成るリレー回路301に接続されている。ま
た、該駆動回路300には、専用のヒユーズ310が設
けられている。ボンネットファン28の駆動は上述と異
なり、第2の電動機30によるオン・オフ駆動のみであ
り、その運転・停止は端子B7に高レベル、低レベル出
力が出されることによってなされる。 該ボンネッ]・ファン28の駆動制御は、エンジン1の
運転時及びエンジン停止後の前記所定時間内に連続的に
あるいは断続的に行われる。 端子[3eはウォータポンプ2otIy制御用端子で、
ウォータポンプ20駆動用の第3の電動機201と、コ
イル202 a及びノーマルオーブン接点202bから
成るリレー回路202とを有する駆動回路200に接続
されている。該駆動回路200も専用のヒユーズ210
が設けられている。ウォータポンプ20の駆動も、」二
記ボンネットファン28の場合と同様オン・オフ駆動の
みであり、その運転・停止は端子B8に高レベル、低レ
ベル出力が出されることによってなされる。 該ウォータポンプ20の駆動制御は、エンジンlの運転
時及びエンジン停JL後の011記所定時間内に連続的
にあるいは、1;、記ボンネットファン28に代えて断
続的に行われる。 端子へ6〜八〇はそれぞれ第1〜第3の電動機29.3
0及び201の端子電圧VMF、VBF及びVwpの入
力用端子である。 即ち、これらは、それぞれラジェータファン用、ボンネ
ットファン用及びウォータポンプ用の各電動機29.3
0及び201の端子電圧検知ボートであって、E(1:
CuI2ではそれぞれの電動機の正常回転数の上・下限
対応電圧を後述の記憶手段に予め設定しでおり、その範
囲外の電圧値を入力したとき(例えば5電動機がショー
トなどし、それに伴い電圧が変化して所定範囲外の電圧
値となったとき)、異常であると判断するための情報を
取り込むのに使用されるボートである。 端子A9〜AI2はECU!1に接続されている。 該端子・A9はECU9からの」二記ウォータポンプ2
0制御用の信号入力端子・であり、エンジンlの運転時
におけるエンジン回転数、エンジン水温。 吸気温等に応じたエンジン運転状態に基づく制御を行う
場合、該運転状態に基づいて得られたウォータポンプ2
0に対する制御信号がECU9から端子A9に供給され
る。端子AsOはフェイルセーフ出力端子であり、異常
検出時には該端子Δ1oからフェイルセーフ指示用の制
御信号がF、CU 9に送出され、IE CtJ 9が
これに基づいて所定のフェイルセーフ動作を行えるよう
になっている。 端子・A11はエアコン冷媒圧力スイッチ81に接続さ
れており、そのオン−オフ信号が入力される。 該スイッチ81はエアコン用の図示しない圧縮機による
冷媒圧力が所定圧以上のときオンするスイッチであり、
そのオン−オフ信号はECU9にも入力される。また、
端子Δ12はエアコンが運転中であることを表す信号を
ECU9に出力する端子である。 」二記スイッチ81 jl14びに端子Ai+は、次の
ようなラジェータファン27の駆動制御に用いられる。 即ち、エンジン冷却水温Twεlが高温の所定値(例え
ば90℃)を超えるような状態のときは、送風冷却を行
うべく、既述したように、端子B5へ低レベル出力を出
してラジェータファン27を高速i[回転させる必要が
あるところ、エンジン冷却水温TwE+が上記所定1直
以下ではあるが該所定値よりやや低い値を呈している場
合(例えば84℃以上)においても、エアコンの稼動並
びに冷媒の圧力如何によっては、ラジェータファン27
を回転させ、しかも高速回転、低速回転を切換制御する
のが望ましい場合がある。特に、ラジェータファン27
をエアコンのコンデンサファンと連動させる構成を採用
するときは、エンジン冷却水温”I”WE+が」1記所
定値を超えなくても、事前にラジェータファン27を回
転駆動すれば、エアコンの冷媒の冷却を行わせることに
よりエアコン性能の低下を防止することが可能であり、
かつ、かかる場合に冷媒の圧力が所定圧(例えばlok
g/c−nl)以上で高い状態とそうでない状態とで送
風の強弱を切換えれば、より適切な制御を行うことがで
きる。 そこで、エンジン冷却水温Twp+が」−配所定値以下
で、かつエアコンの冷媒圧力が高いとき、即ち」二記ス
イッチ81のオンのときにはラジェータファン27を事
前に高速回転させ、しからされば、即ち上記スイッチ8
Iがオフのときにはラジェータファン27を回転させる
も低速回転させるよう制御することとしている。 」1記エアコン冷媒圧力スイッチ81並びにそのスイッ
チ信号人力用の端子Allは、かかる駆動fυ1優の情
報を取り込むため設けられており、また、該制御のため
のプログラムもECCUl 5の記憶手段に予め記憶さ
せておくことができる。 ECCUl 5は、各種入力信号を供給され、人力信号
波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有す
る入力回路、中央演算処理回路(CPU)、cpuで実
行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する
記憶手段、及び前記端子・B4〜13s、 Ato、
Al1に出力を送出する出力回路等から構成され、更に
、前記ウォータポンプ20などの断続制御を行う等の場
合には、当該制御のためのタイマ等をも含む構成とされ
る。 第6図は、本発明に従う異′M検知方法の一実施例を示
す異常検知プログラムのフローチャートで、PB^セン
サ10を利用したP2センサ100異常、特にP2セン
サ100用配管外れの検出に適したプログラムフローチ
ャー1・である。本プログラムは、前記ECU9のCP
U内で実行されるもので、TDC信号発生毎に実行され
る。 同図において、まず、ステップ601では、Ps^セン
サlOの異常判別(作動不良判別)、即ちフェイルセー
フ(F/S)が実行されているか否かを判定し、その答
が1定(Yes)、即ちフェイルセーフ実行中のときは
そのまま本プログラムを終了し、答が否定(No) 、
即ちPa^センサ9に異常がなく正常である場合に、ス
テップ602以下のI’B^センサ9の検出圧とP2セ
ンサ100の検出圧との比較判断を含む処理を実行する
。 このように、まず、PB^センサ9がフェイルセーフ中
かどうかをみて、フェイルセーフ実行中でない場合にの
みステップ602以下へ進むこととしたのは、次の理由
による。 第1図に示したように、エンジンI、即ちターボチャー
ジャ付エンジンlは、その最適制御のためPB^センサ
9とP2センサ100の2個の圧力センサを使用してい
るが、本異常検知ではこれらPa^センサ9とP2セン
サ100の固有の特性を利用してP2センサ100の異
常検出を行うものであるので、P2センサ100の異常
検知にあたっては、まず、PB^センサ9が正常に作動
し得る状態にあること、即ちPa^センサ9についての
フェイルセーフが行われていないことが前提条件として
必要となる。 具体的にいえば、P2センサ100と■)[I^センサ
9とはスロットル弁7の上下流にあるので、正常ならば
、それらの検出圧の関係は、必ず過給圧P2の方が高い
関係(r’2>Pa)が成立するはずである(従って、
もし、上記と逆の関係になったならば、即ちP2センサ
による検出圧の方が低くなったときは、該P2センサに
何らの)゛へ常が発生しているとみることができ、本異
常検知はこれを利用しようというものである)。 しかるに、上述の関係を活用して異常検出をf7わんと
するときは、P8^センサ9側の異常(例えば、PB^
センサ9の故障、PB^センサ9用配用件管外ど)があ
ってはならず、仮にPB^センサ9に異常が発生してい
るにもかかわらずP2センサ!00について異常の有無
の判定を行えば、これが逆に異常誤検知を招くこととな
り、異常検出の信頼性は確保できない。 そこで、かかる異常誤検知を避ける意味からも、上記ス
ロットル弁7上下流に位置する両センサの一方(本プロ
グラム例では、P2センサ100)についての異常検知
に際しては、まず、他方(本プログラム例では、PB^
センサ9)が正常であることを確認してからこれを行う
べく nij記スデステップ601++^センサ9につ
いてのフェイルセーフ中であるかどうかを判断する判別
ステップを設けることとしているのである。 該ステップ601での処理内容は、図示しない別のフェ
イルセーフプログラムに従って行われる。 PH^センサ9側について、そのフェイルセーフ出力が
出されているかどうかの判別手法は、具体的に下記する
手法によって実行することができる。 即ちPa^センサ9が正常かどうかの判別については、
かかるPg^センサの検出圧値は、絶対圧でいえば、通
常は、例えば所定範囲(例えばloomml1gから7
60mml1g)であればよいが、第1図に示したエン
ジン1は過給エンジンであるから、該Pa^センサ9は
それ以」二の検出範囲(例えば1600n+ml1g)
をもたせているところ、かかる正常範囲外の値をとった
場合に、即ち所定のリミットを超えたときに異常と検出
することによって行うことができる。 即ち、大気圧P^に関し、完全負圧側と完全正圧側とに
分け、大気圧P^との比較を行って、例えば正圧なのに
大気圧であるというような相関関係によって故障等の異
常の有無を判別することができ。 負圧側については、所定エンジン回転数Ne以下、スロ
ットル弁全閉付近での第1の設定値Paps+がP^−
Krt(r’++ps+のとき異常とし、また、正圧側
については、所定エンジン回転数Ne以上、スロットル
ブr開度(710大(ワイドオープンスロットル領域)
の明らかな正圧状態時、第2の設定値PIIFS2がP
A+KP2>1’BFS2のとき異常と判定するもので
あり、これらの場合には、Pe^センサ9について別途
化のプログラムでフェイルセーフを実行する。 しかして、前記ステップ601で否定(No)の答、即
ちPs^センサ9が正常である旨の結果が得られたなら
ば、続くステップ602でフラグFSP2^2が値lか
否かを判別する。該フラグFSP2^2は、P2センサ
100についてのフェイルセーフ実行フラグであって、
その値が1の状態は、P2センサ100の配管外れがあ
るためフェイルセーフ動作(アクション)を採るべきこ
とを要求するということを意味する。即ち、P2センサ
用配管異常フェイルセーフ検知の第2のフラグであり、
上記ステップ602の答が肯定(Yes)の場合には、
既にP2センサ100についての所要のフェイルセーフ
処理実行中であるので、ステップ603以降の処理を行
う必要はなく、従って、そのまま本プログラムを終了す
る。 ステップ602の答が否定(No)、即ち上記フラグF
SP2^2が値lでないときは、P2センサ100につ
いての異常検知を行うべき時期であるので、また、PH
^センサ9が既述したように正常であってこれを利用し
て異常の有無を検出可能な状態であるので、ステップ6
03以降の処理を実行する。 即ち、ステップ603では、
【)II^センサ9の検出
圧値のA/D変換値P[1AD2を算出する。P8^o
2値の算出は、例えば次式に従って行う。 PnAn2=256(PBADW −213) −(2
)次いで、PsAnz値を算出したならば、該P BA
DZ値が、l’2センサ100の検出圧値のΔ/D変換
値P2A11と所定値Dr2ps(例えば58.6m+
al1g)との和の値(P2^o+Dr2ps)以上で
あるか否かを判別する(ステップ604)。即ち、ここ
で、P2センサ100による検出圧とPB^センサ9に
よる検出圧との比較(具体的には各A/1〕変換値PB
AD2. P2^Dとの比較)を行うのである。なお
、該ステップ604で用いる上記所定値DP2FSは、
P2センサ用配管異常検出許容差(PBAD2−1’2
^D)を設定するためのもの、即ち一定の許容幅を設け
るためのものであって、該DPZFS値を適宜の値に設
定することにより、本プログラム実行毎にP2センサ1
00の検出圧の監視を行う場合において、該検出圧値の
乱変化があってもこれを排除し得、安定した判定が行え
る。 上記ステップ604での比較の結果、その答が否定(N
o)の場合、即ち、P BAD2< P 2^D+DP
2FSが成立するときは、P2センサ100の検出圧の
方が高い状態にあり、これは既述したように各センサが
正常な状態にあるときの関係であるから、P2センサ1
00についても異常はないと判断し、ステップ605へ
進み、ここで、■)2センサ用配管異常フエイルセーフ
検知の第1のフラグであるフラグFSP2^1を値0に
設定し、更に後述のステップ606での判定に用いるタ
イマtp2をセットし、及びこれをスタートさせて本プ
ログラムを終了する。 上記フラグFSP2^1は、前記フラグFSP2^2が
フェイルセーフの実行を要求するためのものであるのに
対し、異常判定フラグであり、後述するように、実際の
フェイルセーフの実行は、これら両フラグの値がともに
値lになったときになされる。また、上記タイマtnは
P2センサ用配管異常検知タイマであり、これについて
は後述する。 かくして、I’2センサ100に異常がなければ、前記
ステップ604からステップ605に進んで該ステップ
605での処理を繰り返し実行する。 これに対し、次回ループ以後において、ステップ603
からステップ604に進んでステップ604の答が■定
(Yes)となったとき、即ちP BAD2≧P2^n
−f−4)rzpsが成立した場合には、既述したP2
センサ100とPB^センサ9との間の正常時の両検出
圧間の関係とは逆であるから、即ち本来ならばP2セン
サlOOの検出圧が高くなければならないのに、−に記
の場合はP2センサ100の検出圧の方が低いので、該
P2センサ100に異常が発生していると判断し、ステ
ップ606以下へ進む。 このように、PBAI)2≧P 2AI)+ DP2F
Sにより。 即ちPR^センサ9に基づく検出値とP2センサ100
に基づく検出値とを比較することによって、P2センサ
100の異常、特にその配管外れの検出がより迅速に、
かつより確実に行える。 上記[)2センサI00の場合には、Pa^センサ9に
比べて配管外れが生じ易いものであるから、上述のよう
な異常検出処理はかかる場合に適している。 即ちPn^センサ9の場合は、スロットル弁7を閉じる
と、その負圧による吸引作用が配管に働くため、そのP
2センサ100の場合に比べると配管外れのおそれは少
ないといえるが、P2センサ100の場合には、スロッ
トル弁7を閉じた瞬間にはその吸気通路部分の圧力は上
がるため、配管外れが生ずるおそれはPB^センサ9よ
り大きいものなのであり、本異常検知によれば、このよ
うなより発生の可能性の大きなP2センサ用配管外れを
確実に検知することができるのである。 更には、P2センサ100の異常検出を、既述したPe
^センサ9の場合と同様な判別手法によってP2センサ
100側で咽独に行うことも可能ではあるが、本異常検
知によれば、そのような判別手法を適用した場合と比べ
ても、上述の如<Pn^センサ9を利用した比較処理に
よって、P2センサ100の故障をよりリアリティに検
出することができるし、正確にしかも判別にあたっての
幅を狭くできるので、この点でも都合がよい。 かくして、前記ステップ606へ進むと、ここでは、ス
テップ604で肯定(Yes)の判別結果が得られた時
点から所定時間経過したかどうかを判断する。即ち、前
述ステップ605でスタートさせたタイマtp2のタイ
マ値が所定判別タイマ値tp、r2(例えば3秒)以上
か否かを判別し、その答が否定(No)、即ち−に記t
p、r2値に達していない(所定時間経過前)ならば、
そのまま本プログラムを終了し、一方、ステップ606
の答として肯定(Y es )の判別結果が得られたな
らば、即ち、PBAD2≧P2^D+DI’2FSの状
態が所定タイマ値ter2を超えて継続したならば、ス
テップ607以下へ進む。上記タイマtnは、このよう
にデイレイタイマであり、ステップ606で所定時間経
過を条件にステップ607以降の処理を実行させるよう
にすることによって、センサの誤検知等の瞬間時のみの
検知かどうかを確実に判別することができ、制御系のハ
ンチングの防止が図れる。この点でも、異常誤検知が避
けられ、異常検出の信頼性を向上させることができる。 次いで、ステップ607ではフラグFSP2^1が値O
にセットされているか否かを判別し、その答が肯定(Y
es)のときはステップ608に進み、該フラグFSP
2^)を値1に設定し、更にタイマtr2をリセット及
び再スタートさせ、本プログラムを終了する。このよう
にして、異常判定フラグであるフラグFSP2^1が値
lにセットされる。 次回ループ以降において、ステップ606からステップ
607へ進んだとき、上述の如くフラグFSP2^1は
その値がlに設定されているので、該ステップ607で
の判別結果は否定(NO)であり、この場合にステップ
608でフェイルセーフ実行フラグFSP2^2を値l
に設定し、また、P2^0値をフェイルセーフ時のP2
代替値1’2FSO(例えば760mml1g)に設定
して本プログラムを終了する。 かくして、両フラグFSrz^r、 FSP2^2がと
もに値lに設定され、これにより所要のフェイルセーフ
アクションが実行されることになる。 以上により、本プログラム例では、P2センサ100の
異常、特にP2センサ用配管外れをPa^センサ9を利
用することによって、より確実かつ迅速に検知でき、ま
た、異常誤検知も確実に防止できる。 このようにして、Pl]^センサ9とP2センサ100
との2個のセンサを用いて燃料供給系の最適化を図ると
共に、ターボチャージャ4による最適化制御を行いつつ
、かつP2セン→月OOの異常検知を行ってエンジンダ
メージ等を未然に防止することが可能となる。 即ち、既述したように、ターボチャージャ付エンジンl
における過給圧制御は、精度よく全運転状態で過給圧の
適正化制御を行わんとするものであり、この場合、ター
ボチャージャ4の状況をリニアに判別するには、P2セ
ンサ100を別途設けて行うのが最適である。ところが
、これも既述したように、PB^センサ9に加えてP2
センサ100を設けるときは、P2センサ用配管が外れ
易い等の難点があり、■】2センサ100の異常が発生
した場合において、特に過給圧の目標フィードバック制
御を行っているときは、配管外れによってP2センサ1
00の検出圧は大気圧状態となり、その結果、過給し続
ける方向に制御されてしまい、エンジンダメージを引き
起こしエンジン耐久性劣化等の原因となる。 しかるに、本異常検知によれば、エンジン耐久性劣化、
不整燃焼に多大の影響を及ぼすP2センサ100の故障
をより確実、かつ迅速に検出することができるものであ
り、しかも、これをPB^センサ9 (Pa^センサは
P2センサに比べると、スロットル弁の動きに対し非常
に敏感であって、運転者の意思を燃料制御系に適切に反
映させフィードバックできる利点がある)を活用して行
うことができるので、ターボチャージ4制御の最適化及
び燃料11i1J御の最適化を実現しつつ、P2センサ
100の異常検知も適切に実行できるのである。 なお、該異常検知時のフェイルセーフアクションとして
は、エンジン保護が可能なもの、例えば過給圧の低下、
点火装置31の点火時期を電子点火時期制御によって遅
らせる点火時期制御、燃料供給量の減量もしくは遮断(
フューエルカット)が好適であり、更には異常信号(ワ
ーニング、LED点灯、警報)を発生すればなおよい。 (発明の効果) 本発明によれば、内燃エンジンの過給圧を検出する過給
圧検出用の第1のセンサと、該エンジンの吸気通路のス
ロットル弁下流圧を検出する吸気圧検出用の第2のセン
サとを備えた過給機付内燃エンジンの異常検知方法にお
いて、前記第1のセンサによる過給圧検出値と前記第2
のセンサによる吸気圧検出値の差圧に応じて前記第1の
センサまたは第2のセンサの異常を検知するようにした
ものであるから、圧力検出系のセンサの異常を確実、迅
速に検知することができ、なかんずく過給圧検出用のセ
ンサの異常、特にその配管外れの検出に適用して好適で
あり、吸気圧検出用のセンサを利用することによってエ
ンジン耐久性劣化等に大きく影響する過給圧検出用セン
サの故障を適切に検出することができる。
圧値のA/D変換値P[1AD2を算出する。P8^o
2値の算出は、例えば次式に従って行う。 PnAn2=256(PBADW −213) −(2
)次いで、PsAnz値を算出したならば、該P BA
DZ値が、l’2センサ100の検出圧値のΔ/D変換
値P2A11と所定値Dr2ps(例えば58.6m+
al1g)との和の値(P2^o+Dr2ps)以上で
あるか否かを判別する(ステップ604)。即ち、ここ
で、P2センサ100による検出圧とPB^センサ9に
よる検出圧との比較(具体的には各A/1〕変換値PB
AD2. P2^Dとの比較)を行うのである。なお
、該ステップ604で用いる上記所定値DP2FSは、
P2センサ用配管異常検出許容差(PBAD2−1’2
^D)を設定するためのもの、即ち一定の許容幅を設け
るためのものであって、該DPZFS値を適宜の値に設
定することにより、本プログラム実行毎にP2センサ1
00の検出圧の監視を行う場合において、該検出圧値の
乱変化があってもこれを排除し得、安定した判定が行え
る。 上記ステップ604での比較の結果、その答が否定(N
o)の場合、即ち、P BAD2< P 2^D+DP
2FSが成立するときは、P2センサ100の検出圧の
方が高い状態にあり、これは既述したように各センサが
正常な状態にあるときの関係であるから、P2センサ1
00についても異常はないと判断し、ステップ605へ
進み、ここで、■)2センサ用配管異常フエイルセーフ
検知の第1のフラグであるフラグFSP2^1を値0に
設定し、更に後述のステップ606での判定に用いるタ
イマtp2をセットし、及びこれをスタートさせて本プ
ログラムを終了する。 上記フラグFSP2^1は、前記フラグFSP2^2が
フェイルセーフの実行を要求するためのものであるのに
対し、異常判定フラグであり、後述するように、実際の
フェイルセーフの実行は、これら両フラグの値がともに
値lになったときになされる。また、上記タイマtnは
P2センサ用配管異常検知タイマであり、これについて
は後述する。 かくして、I’2センサ100に異常がなければ、前記
ステップ604からステップ605に進んで該ステップ
605での処理を繰り返し実行する。 これに対し、次回ループ以後において、ステップ603
からステップ604に進んでステップ604の答が■定
(Yes)となったとき、即ちP BAD2≧P2^n
−f−4)rzpsが成立した場合には、既述したP2
センサ100とPB^センサ9との間の正常時の両検出
圧間の関係とは逆であるから、即ち本来ならばP2セン
サlOOの検出圧が高くなければならないのに、−に記
の場合はP2センサ100の検出圧の方が低いので、該
P2センサ100に異常が発生していると判断し、ステ
ップ606以下へ進む。 このように、PBAI)2≧P 2AI)+ DP2F
Sにより。 即ちPR^センサ9に基づく検出値とP2センサ100
に基づく検出値とを比較することによって、P2センサ
100の異常、特にその配管外れの検出がより迅速に、
かつより確実に行える。 上記[)2センサI00の場合には、Pa^センサ9に
比べて配管外れが生じ易いものであるから、上述のよう
な異常検出処理はかかる場合に適している。 即ちPn^センサ9の場合は、スロットル弁7を閉じる
と、その負圧による吸引作用が配管に働くため、そのP
2センサ100の場合に比べると配管外れのおそれは少
ないといえるが、P2センサ100の場合には、スロッ
トル弁7を閉じた瞬間にはその吸気通路部分の圧力は上
がるため、配管外れが生ずるおそれはPB^センサ9よ
り大きいものなのであり、本異常検知によれば、このよ
うなより発生の可能性の大きなP2センサ用配管外れを
確実に検知することができるのである。 更には、P2センサ100の異常検出を、既述したPe
^センサ9の場合と同様な判別手法によってP2センサ
100側で咽独に行うことも可能ではあるが、本異常検
知によれば、そのような判別手法を適用した場合と比べ
ても、上述の如<Pn^センサ9を利用した比較処理に
よって、P2センサ100の故障をよりリアリティに検
出することができるし、正確にしかも判別にあたっての
幅を狭くできるので、この点でも都合がよい。 かくして、前記ステップ606へ進むと、ここでは、ス
テップ604で肯定(Yes)の判別結果が得られた時
点から所定時間経過したかどうかを判断する。即ち、前
述ステップ605でスタートさせたタイマtp2のタイ
マ値が所定判別タイマ値tp、r2(例えば3秒)以上
か否かを判別し、その答が否定(No)、即ち−に記t
p、r2値に達していない(所定時間経過前)ならば、
そのまま本プログラムを終了し、一方、ステップ606
の答として肯定(Y es )の判別結果が得られたな
らば、即ち、PBAD2≧P2^D+DI’2FSの状
態が所定タイマ値ter2を超えて継続したならば、ス
テップ607以下へ進む。上記タイマtnは、このよう
にデイレイタイマであり、ステップ606で所定時間経
過を条件にステップ607以降の処理を実行させるよう
にすることによって、センサの誤検知等の瞬間時のみの
検知かどうかを確実に判別することができ、制御系のハ
ンチングの防止が図れる。この点でも、異常誤検知が避
けられ、異常検出の信頼性を向上させることができる。 次いで、ステップ607ではフラグFSP2^1が値O
にセットされているか否かを判別し、その答が肯定(Y
es)のときはステップ608に進み、該フラグFSP
2^)を値1に設定し、更にタイマtr2をリセット及
び再スタートさせ、本プログラムを終了する。このよう
にして、異常判定フラグであるフラグFSP2^1が値
lにセットされる。 次回ループ以降において、ステップ606からステップ
607へ進んだとき、上述の如くフラグFSP2^1は
その値がlに設定されているので、該ステップ607で
の判別結果は否定(NO)であり、この場合にステップ
608でフェイルセーフ実行フラグFSP2^2を値l
に設定し、また、P2^0値をフェイルセーフ時のP2
代替値1’2FSO(例えば760mml1g)に設定
して本プログラムを終了する。 かくして、両フラグFSrz^r、 FSP2^2がと
もに値lに設定され、これにより所要のフェイルセーフ
アクションが実行されることになる。 以上により、本プログラム例では、P2センサ100の
異常、特にP2センサ用配管外れをPa^センサ9を利
用することによって、より確実かつ迅速に検知でき、ま
た、異常誤検知も確実に防止できる。 このようにして、Pl]^センサ9とP2センサ100
との2個のセンサを用いて燃料供給系の最適化を図ると
共に、ターボチャージャ4による最適化制御を行いつつ
、かつP2セン→月OOの異常検知を行ってエンジンダ
メージ等を未然に防止することが可能となる。 即ち、既述したように、ターボチャージャ付エンジンl
における過給圧制御は、精度よく全運転状態で過給圧の
適正化制御を行わんとするものであり、この場合、ター
ボチャージャ4の状況をリニアに判別するには、P2セ
ンサ100を別途設けて行うのが最適である。ところが
、これも既述したように、PB^センサ9に加えてP2
センサ100を設けるときは、P2センサ用配管が外れ
易い等の難点があり、■】2センサ100の異常が発生
した場合において、特に過給圧の目標フィードバック制
御を行っているときは、配管外れによってP2センサ1
00の検出圧は大気圧状態となり、その結果、過給し続
ける方向に制御されてしまい、エンジンダメージを引き
起こしエンジン耐久性劣化等の原因となる。 しかるに、本異常検知によれば、エンジン耐久性劣化、
不整燃焼に多大の影響を及ぼすP2センサ100の故障
をより確実、かつ迅速に検出することができるものであ
り、しかも、これをPB^センサ9 (Pa^センサは
P2センサに比べると、スロットル弁の動きに対し非常
に敏感であって、運転者の意思を燃料制御系に適切に反
映させフィードバックできる利点がある)を活用して行
うことができるので、ターボチャージ4制御の最適化及
び燃料11i1J御の最適化を実現しつつ、P2センサ
100の異常検知も適切に実行できるのである。 なお、該異常検知時のフェイルセーフアクションとして
は、エンジン保護が可能なもの、例えば過給圧の低下、
点火装置31の点火時期を電子点火時期制御によって遅
らせる点火時期制御、燃料供給量の減量もしくは遮断(
フューエルカット)が好適であり、更には異常信号(ワ
ーニング、LED点灯、警報)を発生すればなおよい。 (発明の効果) 本発明によれば、内燃エンジンの過給圧を検出する過給
圧検出用の第1のセンサと、該エンジンの吸気通路のス
ロットル弁下流圧を検出する吸気圧検出用の第2のセン
サとを備えた過給機付内燃エンジンの異常検知方法にお
いて、前記第1のセンサによる過給圧検出値と前記第2
のセンサによる吸気圧検出値の差圧に応じて前記第1の
センサまたは第2のセンサの異常を検知するようにした
ものであるから、圧力検出系のセンサの異常を確実、迅
速に検知することができ、なかんずく過給圧検出用のセ
ンサの異常、特にその配管外れの検出に適用して好適で
あり、吸気圧検出用のセンサを利用することによってエ
ンジン耐久性劣化等に大きく影響する過給圧検出用セン
サの故障を適切に検出することができる。
第1図は本発明の異常検知方法が適用されるターボチャ
ージャを備えた内燃エンジンの燃料供給制御装置の全体
構成図、第2図は該エンジン搭載車両のエンジンルーム
内の概略構成図、第3図はターボチャージャの縦断面図
、第4図は第3図のIV−IV線からタービンケーシン
グ側を見た矢視図、第5図はECCUの外部結線状態等
を示す配線図、第6図は異常検知プログラムの一例を示
すフローチャートである。 l・・・内燃エンジン、2・・・吸気管、4・・・ター
ボチャージ、7・・・スロットル弁、9・・・電子コン
;・ロールユニット(ECU)、10・・・吸気管内絶
対圧(Ps^センサ)、100・・・過給圧(P2)セ
ンサ。 出願人 本田技研工業株式会社
ージャを備えた内燃エンジンの燃料供給制御装置の全体
構成図、第2図は該エンジン搭載車両のエンジンルーム
内の概略構成図、第3図はターボチャージャの縦断面図
、第4図は第3図のIV−IV線からタービンケーシン
グ側を見た矢視図、第5図はECCUの外部結線状態等
を示す配線図、第6図は異常検知プログラムの一例を示
すフローチャートである。 l・・・内燃エンジン、2・・・吸気管、4・・・ター
ボチャージ、7・・・スロットル弁、9・・・電子コン
;・ロールユニット(ECU)、10・・・吸気管内絶
対圧(Ps^センサ)、100・・・過給圧(P2)セ
ンサ。 出願人 本田技研工業株式会社
Claims (1)
- 1、内燃エンジンの過給圧を検出する過給圧検出用の第
1のセンサと、該エンジンの吸気通路のスロットル弁下
流圧を検出する吸気圧検出用の第2のセンサとを備えた
過給機付内燃エンジンの異常検知方法において、前記第
1のセンサによる過給圧検出値と前記第2のセンサによ
る吸気圧検出値の差圧に応じて前記第1のセンサまたは
第2のセンサの異常を検知することを特徴とする過給機
付内燃エンジンの異常検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138074A JP2632368B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 過給機付内燃エンジンの異常判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138074A JP2632368B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 過給機付内燃エンジンの異常判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01310149A true JPH01310149A (ja) | 1989-12-14 |
JP2632368B2 JP2632368B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=15213356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63138074A Expired - Fee Related JP2632368B2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 過給機付内燃エンジンの異常判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632368B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7380448B2 (en) | 2005-06-09 | 2008-06-03 | Denso Corporation | Malfunction detection apparatus for pressure sensor |
JP2014009590A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Toyota Motor Corp | 過給システム付き内燃機関の制御装置 |
CN112628006A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-09 | 潍柴动力股份有限公司 | 发动机进气压力可信性检测方法、装置、设备及存储介质 |
JP2022110305A (ja) * | 2021-01-18 | 2022-07-29 | ヤンマーホールディングス株式会社 | エンジン |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP63138074A patent/JP2632368B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7380448B2 (en) | 2005-06-09 | 2008-06-03 | Denso Corporation | Malfunction detection apparatus for pressure sensor |
JP2014009590A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Toyota Motor Corp | 過給システム付き内燃機関の制御装置 |
CN112628006A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-09 | 潍柴动力股份有限公司 | 发动机进气压力可信性检测方法、装置、设备及存储介质 |
JP2022110305A (ja) * | 2021-01-18 | 2022-07-29 | ヤンマーホールディングス株式会社 | エンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2632368B2 (ja) | 1997-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |