JPH01309703A - 重ね板圧延方法.及びその装置 - Google Patents

重ね板圧延方法.及びその装置

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JPH01309703A
JPH01309703A JP63137554A JP13755488A JPH01309703A JP H01309703 A JPH01309703 A JP H01309703A JP 63137554 A JP63137554 A JP 63137554A JP 13755488 A JP13755488 A JP 13755488A JP H01309703 A JPH01309703 A JP H01309703A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B15/00Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
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  • Metal Rolling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は重ね板圧延方法、及びその装置に係り、特に、
少なくとも2枚の板材を重ねて圧延し、アルミ箔等の極
:a、林を得るのに好適な重ね板圧延方法、及びその装
置に関する。 〔従来の技術〕 近年、冷間圧延においては、アルミ箔等の極薄材製品に
対する需要が増加する傾向にある。従来、アルミ箔等の
極薄材を圧延する方法として、材料を複数枚重ねて一度
に圧延するという、重ね板圧延方法が一般に行われてい
る。かかる圧延に用いる設備としては、特開昭57−1
21803号公報に開示されたものであり7また。圧延
方法としては例えば、特開昭62−279003号公報
に示されているものである。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、特開昭57−121803号公報に記載
されている設備は、重ねる板1枚につき1組の巻き出し
1巻き取りリールを設置するもので、複数枚の板を重ね
る場合は複数組の巻き出し7巻き取りリールが必要とな
る。当然、リール用のモータや制御装置等も複数組必要
となり、設備を農作するに際し大幅なコストアップを伴
うという問題がある6 一方、特開昭62−279003号公報には、板厚の大
きいうちは1枚の板を圧延し、ある値以下の板厚になっ
た時点でコイルを2枚以上に等分し、それらを重ねて圧
延を行うという圧延方法が示されている。しかし、これ
にも次のような問題がある。 以後、2枚重ねを例にして説明すると、これによって得
られる最小板厚は、1枚の圧延で得られる最小板厚hm
i□の1/2、すなわちh□n/2である。h mln
は圧延機にいくら荷重を加えても板がこれ以上薄くなら
ないという限界値で、ロールの弾性変形により板との接
触部が偏平化したり、板の通過しない部分で上下のロー
ル同士が接触しあう、いわゆるキスロール状態になるこ
となどにより、板の減厚が不可能となるものである(h
、tnはよく知られているように、ロール径や材料の変
形抵抗等によって求めることができる)。このため、特
開昭62−279003号公報では、h、l、172以
下の板厚は得られないことになる6 本発明は上述の点に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、重ね板圧延するものであっても、設備費が
高くなることはないことは勿論、最小板厚がり、In/
2以下より薄い板まで圧延可能な重ね板圧延方法、及び
その装置を提供するにある。 〔課題を解決するための手段〕 設備コストを低減させ名ためには、複数組のリールを使
用する代りに、1組のリールに複数枚の板を重ねて巻き
付ければよい。2枚重ね圧延において、上下板厚が等し
く、変形抵抗も等しい材料を重ねる場合は、上下で伸び
率が等しくなり、重ねて1組のリールに巻いても、片方
の板がたるんで折れ重なって巻き込まれるといったトラ
ブルは生じない。しかし、上記条件のない同じ板厚のも
のを重ねた場合には、前述の如き問題点があった。 そこで、h−In/2以下の極薄材を得るためには、重
ねる板を同じ厚さのものとせず1例えば1:2、の厚さ
の板を重ねるようにすればよい。これにより、重ね圧延
後の薄い方の板の厚さは、hl11n/3、厚い方は2
 h−111/ 3となる。勿論、厚さの比を変化させ
ればより薄い板の製造も可能である。 一般に薄い板は変形抵抗が大きく、このように異なった
材質の板を上下に重ねて圧延すると、上下の板で伸び率
に若干差が生じる。従って1巻き取る際に、単に重ねて
1組のリールに巻き付けただけでは、伸び率の大きい方
の材料がたるみ、折り重なってリールに巻き込まれ、不
良品となる。これを防止するためには、たるみ検出器を
設置し、さらに出側での板速が上下で同じになるよう、
個個の板材の圧延速度が調整できる装置、具体的には材
料の張力を個別に調整できる装置を設けたり、上下の圧
延ロール周速を制御したり、圧延ロール径をかえたりす
ればよい。 〔作用〕 重ねて圧延する板材の厚みかえ、例えば1:2の厚さの
板を重ねて圧延すれば1重ね圧延後の薄い方の板の厚さ
はh−*n/3、厚い方の板厚は−2h□n/3となり
、従来のものより薄い板材の製造が可能となる。又、常
に上下の板速を等しくすることによって、上下の板の板
厚や材質が異なっても、圧延後重ねて1組のリールに巻
き取る際、たるみを生じさせることがないのでスムーズ
な重ね板圧延が行える。更に、リールの数が少なくてす
むので設備費がかからない。 〔実施例〕 以下、図面の実施例に基づいて本発明の詳細な説明する
。 第1図に本発明の一実施例を示す、該図に示す如く、薄
い板材1と厚い板材2が重ねられ、作業ロール3,4、
および補強ロール5,6より成る圧延機で圧延されてい
る。厚い板材2は圧延機人。 出側に設置されたデフローラ7.8を介し、巻き取りリ
ール99巻き出しリール10に巻き付けられている。1
5.16はリール用のモータである。 一方、薄い板材1は、張力付加装置11,12、および
たるみ防止用のルーパー13.14を介して、同じリー
ル9,1oに重ねて巻き付けられて%−する。17.1
8は張力付加装置であるプライドルローラーを駆動する
モータである。重ねた材料の速度が同じであれば、ルー
パー13.14はある一定のイぐ置しコ停止し7、従−
〕下、117−パー軸の回転速度検出器1−9.20か
らの出力は零である6薄い板材】と厚い板材2の出側板
速度に差が生じ、仮し″薄い板材1の抜法が厚い板材2
の速度に比べて遅くな−〕たとすると、11か一パー1
3は図の左方へ傾いてゆく。右廻りの角速度を正とする
と、回転速度検出器19ではこの時負の速度が検出され
ろ、計算機シ41はこの信号を人力すると6薄い板材】
の速度が遅いと判断し1.張j、?l付加装置11のモ
ータ17の制御盤23に対し1、速度を増加させる1う
、リール9のモータ15の制御盤25に対しては逆
【二
速度を低下させるよう、それぞれ指令を出力する。この
指令値ΔvQは 例えば検出角速度IJQにあるゲイン
αを乗1−゛、たものでよい。すなわち。 △VO−−αωo          −(1)負の記
号がついでいるのは、ω0が負の場合ΔVQk・増加さ
ぜイ・方向のためでぶ)イ1またαの値は、実機じt9
けイー、ゲイ゛ン調整で定ジ)ろ二とができる。 勿論 角速度イご号ωが0にΔ・つた時点で指令はOど
ri・4゜ 〜・ブr、圧延機の入側についてみると、薄い板材Jの
圧延機流入速度が低くなると、薄い板材1がたるみ、ル
ーパー14は同じく左方向の回転を始める。これを回転
速度検出器2Qで負の速度として検知する。薄い板材1
の入側速度を大きくするには、後進率を小さくすればよ
く、このためには張力付加装置〕、2の干−夕〕8の制
御盤24じ対し、速度を上げるよう指令を出し薄い板材
1の入側張力を小さくする2同時に、リール10のモー
タ16の制御盤2Gへは、逆に速度を低くするような指
令を出力する。一方7こちらの指令値Δν■は(1)式
と同様、検出角速度をω■とすると、ΔvI=−βω1
        ・・・・(2)βはやはりゲイ′/調
整LJより定めヱ)9、ここでは、たるみの信号を受け
て張力付加装置11、]、2.どリール9,10の双方
を制御したが、いずれか〜力でも構オー)ない、その場
合には(1)。 (2)式のゲインは′当然異なった値となる。 圧延機の入側と出側とで装置の構成」、−違いはなく、
第1図の士までリバース圧延も可能である。 ただし、(1)、(2)式のゲインは入、出側で異なる
ため、入。出側に応じてα、βの値奈計算機21゜22
へ、上位計算機2.7より4 、’Xてやる必要がある
。 このように本実施例によれば1等しい厚さの板を重ねた
場合以11の薄板が製造if能で、かつ、リールが圧延
機入、出側に1台ずつでよいため、設備費も低くてすむ
という利点がある4、第2図には他の実施例を示す。左
右で構成が同じであるため 右半分のみ記す。第1図の
例では、厚い板材2の入、出側張力の調整をリール9゜
10で行−っていたため、過大な張力で巻き取るとコイ
ルが序屈を起こす恐れがあった。そこで、第2図では厚
い板材2についても専用の張力付加装置28を設け リ
ール9に巻き取る際の張力を適正な値にできるようにし
た。また、各板材】、2の速度差の検出についても、勿
論第1図の方法でもよいが、他の例を示しである。すな
わち、各板材1,2の速度を検出する検出器29.30
を設け、演算機31で検出された速度の差を計算して求
める。以後は第1図と同様で、計算機、21ではJ:、
記の速度差信号Δvoを取り込み、各板材1゜2に対す
る指令;*度へVQI、Δ〜ワ2を次式で計算する6 ΔVOI−γ・Δvn         −(3)Δv
g2=(1−γ)・Δyn     ・・・(4)こt
らの指令値を張力付加装521.1.28のモータ17
゜32を制御する制御盤23.33/\出力する。(3
) 、 (4)式のγの値は一般番、〕は0.5である
が、各板材J、2の板厚比等ムコ応じて変え?′もよい
4゜ 本装置に、よれば コイルの巻ぎ付は張力が適正に管理
でき、窄屈による不良品発生を防止することができる。 第3図にはもう一つの実施例を示す。第1図の装置で圧
延を開始する際は5各板材1,2をあらかじめ1つのコ
イルに重ねて巻いた状態どする必要があり、そのために
別途設備が必要であった。 そこで、第3図のように、圧延機の片側のみ第1図と同
じ構成とし、もう一方には板材1枚に対して1台ずつ個
別に巻き取りリール10.34を設置する。これにより
、圧延開始時にリール10゜34に素材を装着し、数往
復の圧延の後、左方向のパスで終了するようにすれば、
圧延後の製品も別々のり−ル1’0.34に巻き取られ
ているため、2枚が重なって巻かれたコイルをはがす工
程も不要になる。制御方法に関してはこれまでと何ら変
るところはなく、第3図の右半分は第1図と全く同様で
ある。左半分については、速度検出器37゜38よりの
信号を演算器39に入力し、速度差信号を演算し、計算
機22で(1)式、又は(2)式によって指令値を計算
し、リール10.34のモータ16.35を制御する制
御盤26.36へと出力する。 また、この装置によれば、最終の左方向の圧延パスでは
、別々のリール10.34に巻き取られるため、特に2
枚の出側板速が同じである必要はなく、板厚制御のため
に最適な張力制御を行うことができる。 第4図には別の実施例を示す。一般に薄い板材1が最終
製品であるから、これについてのみ板厚制御のための張
力制御を行い、厚い板材2については薄い板材1と出側
速度を一致させるための張力制御を行うものである。勿
論、逆に厚い板材2の方を板厚制御しても構わない。そ
こで第4図では、出側の板厚hlは次のようにして求め
る。入側の板厚H1を板厚計40で、抜法V11を速度
計37でそれぞれ検出する。体積一定の条件から、出側
の板厚hxは。 O1 となるにこで、vatは出側の抜法で、速度計29によ
り測定しうる。計算機41ではこれらの検出値を取り込
み、(5)式によって出側板厚h1を求める。この方法
によれば、板厚検出の時間遅れがないという利点がある
が、勿論出側で直接板厚を測定してもよい。計算機42
では、上位計算機27より与えられる目標板厚hxoと
検出されたhlを比較し、誤差信号に応じた張力変更指
令を、張力付加装置11のモータ17を制御する制御盤
23に出力する。張力変更による板厚制御方式は公知の
方法が使用できる。一方、厚い板材2の出側板速は速度
計30によって測定されており、速度計29によって検
出される薄い板材1の速度との違いが演算器31で計算
され、この速度差がそのまま張力付加装置28のモータ
32を制御する制御器33の指令値となる。以上のよう
にして速度差がOとなるよう厚い板材2の張力付加装置
28が制御される。 薄い板材1が所定の板厚になった時点で薄い板材1のみ
取り出し、残った厚い板材2とさらに別の厚い素材43
を重ねて同様な圧延を繰返すことにより、極薄材を連続
的に生産することができる。 厚い板材2の板厚は、最終製品として圧延される際に均
一に制御されることになる。第5図に上記の圧延方法の
一例を模式的に記す。いま、全長Qで厚さがH/2の薄
い板材1と、同じく全長Qで厚さHの厚い板材2が重ね
られ、数パスの圧延工程を経て厚さが半分(全長は2倍
)になったとする。薄い板材1の厚さはH/4と十分薄
くなり、これで圧延終了となり製品となる。厚い板材2
の板厚はH/2、全長は2Qとなり、再び板厚H5全長
2Qの板43と重ねられ、先と同様の圧延が行われる。 この時点で厚い板材2の厚さはH/4となり、圧延終了
となる。すなわち厚い板材2についてみると、素材の段
階から圧延終了に至るまでの途中で、重ね合わされる相
手の板が交代したことになる。 第5図の方法では、素材として新たに供給する板厚Hの
板の全長が、図に見るようにQから2111゜4Qと級
数的に大きくなってゆき、材料の管理が複雑となる。そ
こで第6図の方法はこの点を改善したものである。板厚
H2全長Qの素材46の上下面に、板厚H/2.全長Q
の途中まで圧延された板45.47が重ねられ、数パス
の圧延工程で板厚が半分(全長は2倍)に圧延される。 この時の板45.47の板厚はH/4となり、これらの
板45.47については圧延終了となる。一方、間に入
った板46は、厚さがH/2、全長2Qの板となるが、
次のサイクルではこれを2等分し、板46−1と板46
−2として全長をQとした上で、素材48(厚さH2全
長Q)と重ねる。以後、同様にしてこのサイクルを繰返
せば、素材として準備する厚さHの板の全長は、すべて
Ωでよいことになるため、材料の管理が容易になる。 重ねる板が3枚になっても当然本発明は適用可能である
。3枚重ね圧延を対象とした装置の一例を第7図に示す
。基本的な考え方は、中央の厚板材46の圧延速度を基
準とし、上下の薄板材45゜47については厚板材46
との速度差に応じて、それぞれの張力付加装[17,3
2,51を制御するものである。基準となる厚板材46
の速度は速度計30で、薄板材45の速度は速度計29
で、薄板材47の速度は速度計49でそれぞれ検出され
る。まず、厚板材46と薄板材45の速度差は演算器3
1で計算され、この速度差が指令値となって薄板材45
の速度を制御するために、張力付加装置11を駆動する
モータ17の制御盤23へ出力される。同様に薄板材4
7についても、演算器50によって求められた速度差が
、モータ51の制御器52へ出力され、速度差がOとな
るよう張力付加装置53が制御される。一方、厚板材4
6の基準速度は、上位計算機27より与えられる指令値
と一致させるため、演算器54で速度差が計算され、差
があればそれを修正するようにモータ32の制御器33
を制御する。薄板材45゜47についてはルーパー13
.55により、たるみの発生が防止されている。56は
デフローラーである。3枚以上の板を重ねる場合につい
ても、第7図の方法を拡張すれば、原理的には何枚重ね
ても可能である。 これまで説明した例は、単スタンドのリバースミルにつ
いてであったが、タンデムミルにも本発明の適用は可能
である。第8図にはその例として、4台の圧延機57.
58,59.60より成るタンデムミルを示しである。 素材はリール61及び62に装着され、リール66には
中間製品が装着される。素材67はリール61から巻き
出され、リール66から巻き出された中間材料68と重
ねられて、圧延機57.58により圧延される。中間材
料68はこの過程で最終厚みとなり、リール65に巻き
取られて圧延は終了する。材料67はさらに、リール6
2より巻き出された素材69と重ねられ、圧延機59.
60によって圧延されて最終板厚となり、リール64に
巻き取られて圧延を終了する。材料69は中間製品とし
てリール63に一度巻き取られ、リール66に移されて
新たな別の素材と重ねられ、圧延が続けられる。タンデ
ムミルに適用すれば、リバースミルで圧延するより当然
生産性は大きく向上する。 これまでの実施例では、厚みの異なる板の速度を上下で
同じにするために、それぞれの板の張力を制御する方法
について述べてきたが、他の手段として上下のロール周
速を制御することも考えられる。すなわち、上の抜法か
下に比べ小さくなる場合、上の作業ロールの周速を下に
比べ大とすればよい。第9図にこの方式を第2図の実施
例に適用した例を示す。該図の如く、速度計29.30
により測定された上下の板の速度を、計算機31に取り
込み速度差Δvoを演算する。計算機21では上下のロ
ール速度差ΔVRを次式により計算する。 ΔvR=δ・Δvo         ・・・(6)こ
こで、δは比例ゲインである。 一方、圧延速度Vは上位計算機27より与えられている
ため、上下の圧延ロール用モータ76゜77の速度調節
器78.79には次の値がそれぞれ出力される。 VRI:V+ΔVR−(7) vH2=v−ΔVR−(8) ここで、V旧は上ロール速度、VH2は下ロール速度で
ある。この時、上下板の張力を与えるモータ17,32
は、それぞれ定められた指令値になるよう別途制御すれ
ばよい。本方式によれば、抜法を調整するために板に過
大な張力が加わることが無くなり、板破断の危険性が著
しく低下し、生産性向上に大きく寄与できる。第9図は
第2図を変更したものであるが、他の実施例にも勿論応
用が可能であることは言うまでもない。さらに、先述の
上下板法を揃えるために張力を用いる方法と、本方式の
ロール周速度差を用いる方法とを共用することも可能で
ある。すなわち、抜法差が小さいうちは張力で制御し、
ある程度以上になるとロール周速を制御するようにして
もよい。 第10図には別な実施例を示す。これは、上と下の板厚
差、あるいは硬度差が大きい場合、あらかじめ作業ロー
ル径に差をつけておくというものである。すなわち、板
厚が小さく、加工硬化が生じている薄い板材1に接触す
る作業ロール3の径を小さくする。これにより、硬質材
の圧延効率が上がり、硬度差が大きくてもほぼ上下の圧
下率を等しくできる。この状態で前述した種々の上下板
速度調整方法を用いればよい。第10図には第9図の方
式を用いたが、勿論第1図や第2図に適用してもよい。 本発明の実施例は上記の例のみに限定されるものではな
く、例えば、第1図のリール及び張力付加装置、ルーパ
ー等をさらにもう1組以上並べて設置し、4枚以上の重
ね圧延を行うようにしてもよい。さらに、同じ第1図で
薄い板材1という1枚の板の代りに、複数枚の板材を重
ねた板材群を用いてもよい。このように多くの板を重ね
れば、それだけ薄い板の製造が可能となる。以上のよう
に、本発明の基本を逸脱することなく種々の応用が可能
である。 〔発明の効果〕 以上説明した本発明の重ね板圧延方法、及びその装置に
よれば、板厚の異なる板材を重ねて圧延したり、圧延機
出側での板速か上下で同じになるよう個々の板材の圧延
速度が調整できる装置、具体的には材料の張力を個別に
調整できる装置を設けたり、上下の圧延ロール周速を制
御したり、圧延ロール径をかえたり、板厚の異なる板材
を同軸状に1個のリールに巻回したりしたものであるか
ら、例えば、1枚の板を圧延する通常の方法で得られる
最小板厚をり、□。とすると、これまでの2枚重ね圧延
ではh□n/2までの板厚しか得られなかったものが、
本発明を適用することにより、それ以下の例えばり、、
n/3や、さらに薄い板まで圧延可能となる。また、巻
き取りリールの数が少なくてすむため、重ね板圧延設備
を建設する際の設備費も低くて済み、本発明による効果
は絶大である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、および第4図は本発明の重ね
板圧延装置の一実施例を示す図、第5図、および第6図
は板を重ねるj@序の例を示す工程図、第7図は本発明
の他の実施例を示す図、第8図は本発明をタンデムミル
に適用した実施例を示す図。 第9図、および第10図は本発明の更に他の実施例を示
す図である。 1・・・薄い板材、2・・・厚い板材、3,4・・・作
業ロール、5,6・・・補強ロール、7,8,56,7
0゜71.72,73,74,75・・・デフロール、
9゜10.34,61,62,63,64,65.66
・・・リール、11,12,28,53・・・張力付加
装置、13,14.55・・・ルーパー、15,16゜
35・・・リール用モータ、17,18,32.51・
・・張力付加装置用モータ、19,20・・・角速度検
出器、21,22,41.42・・・計算機、23゜2
4.25,26,33,36,52・・・制御盤、27
・・・上位計算機、29.30・・・板速度検出器、3
1.39,50,54・・・演算器、37,38゜49
・・・板速度検出器、40・・・板厚計、43,44゜
45.46,46−1.46−2.47,48゜67.
68,69・・・圧延材料、57,58,59゜6o・
・・圧延スタンド、76.77・・・圧延ロール用第3
12] 第4回 第712]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、板厚の異なる少なくとも2枚の板材を重ねて同時に
    圧延することを特徴とする重ね板圧延方法。 2、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の板
    材を重ね、かつ、重ねたすべての板材の少なくとも圧延
    機出側の板速度が同一となるように圧延することを特徴
    とする重ね板圧延方法。 3、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の板
    材を重ね、かつ、重ねたすべての板材の少なくとも圧延
    機出側の板延び率が各々同一となるように張力を付加し
    て圧延することを特徴とする重ね板圧延方法。 4、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延する際
    に、圧延前後における重ねられた2枚の板材の板厚比率
    が変らないように圧延することを特徴とする重ね板圧延
    方法。 5、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延する際
    に、上下の圧延ロール周速を制御して圧延機出側の板速
    度が同一となるように圧延することを特徴とする重ね板
    圧延方法。 6、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延する際
    に、圧延する上下の圧延ロール径をちがえ板厚の薄い板
    材と径の小さい圧延ロールを接触させ、板厚の厚い板材
    と径の大きい圧延ロールを接触させて圧延することを特
    徴とする重ね板圧延方法。 7、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の板
    材を重ねて圧延する際に、圧延機入側の各々の板材に付
    加する張力を制御して圧延機出側の板速度が同一となる
    ように圧延することを特徴とする重ね板圧延方法。 8、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延すると
    共に、板厚の厚い板材を薄い板材の圧延機出側の板速度
    と一致させるための張力制御を行い、かつ、板厚の薄い
    板材は板厚を制御するための張力制御を行うことを特徴
    とする重ね板圧延方法。 9、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の板
    材を重ねて圧延する際に、該複数枚の板材のうち、基準
    板材の圧延機出側の速度と他の板材の圧延機出側の速度
    との差を検出し、この検出速度差が零となるよう前記基
    準板材以外の板速度を修正することを特徴とする重ね板
    圧延方法。 10、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の
    板材を重ね、複数圧延パスを行う際に、途中までの圧延
    パスが終了した時点で、前記複数枚の板材のうち少なく
    とも1枚の板材を取り外し、その後の残りの圧延パスの
    いずれかの圧延パスにおいて、別の板材を再度重ねて圧
    延することを特徴とする重ね板圧延方法。 11、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の
    板材を重ねて圧延する圧延機と、該圧延機の少なくとも
    出側に設置され、前記複数枚の板材のうち基準とする板
    材の速度と他の板材との速度差を検出する装置と、該装
    置による検出速度差が零となるよう前記基準板材以外の
    板材速度を修正する装置とを備えていることを特徴とす
    る重ね板圧延装置。 12、前記基準板材の速度を検出する速度計と、前記基
    準板材以外の他の板材の検出を測定する速度計と、該両
    速度計での検出結果に基づいて基準板材と他の板材との
    速度差を求める演算器と、該演算器で求められた速度差
    に基づいて前記両板材の速度差が零となるよう板材の張
    力付加装置を制御する制御盤とから成ることを特徴とす
    る請求項11記載の重ね板圧延装置。 13、少なくとも2種類の異なる板厚を有する複数枚の
    板材を重ねて圧延する圧延機と、該圧延機の少なくとも
    出側に設置され、前記複数枚の板材のそれぞれの板速度
    を検出する装置と、該装置による検出速度との基準速度
    を比較して速度差を演算する装置と、該装置により求め
    られた速度差が零となるように板速度を修正する装置と
    を備えていることを特徴とする重ね板圧延装置。 14、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延する
    圧延機と、該圧延機の入、出側の少なくともいずれか一
    方に設置され、板厚の異なる2枚の板材が同軸状に巻回
    されるリールとを備えていることを特徴とする重ね板圧
    延装置。 15、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延する
    圧延機と、該圧延機の出側に設置され、板厚の異なる2
    枚の板材をそれぞれ巻取る巻取りリールとを備えている
    ことを特徴とする重ね板圧延装置。 16、板厚の異なる2枚の板材を重ねて同時に圧延する
    少なくとも1台の圧延機と、該圧延機により繰り返し圧
    延されて所定の板厚を得る最終工程となる圧延機の出側
    に設置され、板厚の異なる2枚の板材をそれぞれ巻取る
    巻取りリールとを備えていることを特徴とする重ね板圧
    延装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7886568B2 (en) * 2005-04-25 2011-02-15 Panasonic Corporation Method for rolling electrode hoop

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JPS57121803A (en) * 1981-01-21 1982-07-29 Hitachi Ltd Pack rolling mill
JPS60244402A (ja) * 1984-05-17 1985-12-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 極薄広幅材の製造方法

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