JPH0130858Y2 - - Google Patents

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JPH0130858Y2
JPH0130858Y2 JP9588182U JP9588182U JPH0130858Y2 JP H0130858 Y2 JPH0130858 Y2 JP H0130858Y2 JP 9588182 U JP9588182 U JP 9588182U JP 9588182 U JP9588182 U JP 9588182U JP H0130858 Y2 JPH0130858 Y2 JP H0130858Y2
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magnetic
pole
yoke
stator
magnetic poles
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JP9588182U
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は誘導電動機、特に固定子鉄心にポール
シユーを備えた複数個の磁極を設け該磁極に複数
個の巻線を巻装したコンデンサ形誘導電動機に関
するものである。
本考案の誘導電動機は、固定子ヨークと、該ヨ
ークより内方に放射状に突出した複数の磁極と、
該磁極の先端に設けた円弧状のポールシユーと、
上記磁極に巻装した固定子巻線とを有する固定子
と、上記円弧状ポールシユーと空隙を介して対向
配設した回転子とよりなる誘導電動機に於て、上
記複数個の磁極と固定子ヨークとを互いに別体と
し、相隣接するポールシユー先端相互間に非磁性
材料製の楔を介挿して上記ポールシユーの先端相
互間を拡開せしめ、この拡開力の半径方向分力で
上記複数個の磁極を上記固定子ヨークにその接合
面上で圧着し磁極と固定子ヨークとを一体的に固
着するようにしたことを特徴とする。
以下図面に従い従来の誘導電動機及び本考案の
誘導電動機の実施例について説明する。
第1図は従来より実施されているコンデンサ形
誘導電動機で1a,1b,1c,1dは先端に円
弧状のポールシユーを備えた固定子鉄心の磁極、
a,b,c,dは各極のポールシユーの先端部に
互いに連結されている部分、2は固定子のヨー
ク、3a,3b,3c,3dは夫々各磁極1a,
1b,1c,1dに巻装した固定子巻線、4はこ
の巻線の巻枠、5は回転子を示す。
第1図の従来の電動機では磁極1a,1b,1
c,1dの夫々に備えたポールシユーの先端が部
分a,b,c,dによつて互いに連結されている
ので、巻線を巻装した巻枠を各磁極に嵌装した後
に、ヨーク2に圧入嵌合させて固定子を構成して
いる。而して巻線3aと3c、及び3bと3dを
夫々接続して各1相となし一方の相にコンデンサ
(図示せず)を直列に接続して他方の相の巻線と
共に交流電源に接続すると空隙内に回転界磁が発
生して、回転子5が回転する。
この電動機において固定子と回転子との間の磁
束の流れ方は磁極1aで発生した磁束は磁極のポ
ールシユーより空隙を介して回転子5に入り、再
び空隙を介して磁極1cのポールシユーより磁極
1cを通りヨーク2を通つて貫流する主たる流路
と、磁極1aの先端のポールシユーが相隣接する
磁極1bと1dの夫々のポールシユーと部分a及
びdで連結されているのでこの連結部分を通りヨ
ーク2に貫流する漏れ磁束の流路とがあり、この
漏れ磁束は回転子5を通らないから回転子5のト
ルク発生には寄与しない無効な磁束となつて電動
機の効率を低下させるという欠点があるが、巻線
の装着が極めて簡単で製造コストが安いという利
点があり簡単な制御用電動機等に広く応用されて
いる。
特に制御用電動機のようにごく短時間だけ動作
させれば良いような用途では磁路の磁束密度が大
きくなるように設計し大きな電流を短時間流して
大きなトルクを発生するように構成すると相隣接
するポールシユーの先端が連結している部分a,
b,c,dの鉄心が飽和する結果、a,b,c,
d部の漏れ磁束の磁気抵抗が高くなり漏れ磁束が
減少して効率が高くなるという効果が生じ、小形
で大出力の制御用電動機を安価に製造できるが、
反面消費電力が多く温度上昇が高くなつて連続運
転に耐えられないという欠点を生ずる。
そこで上記のような従来の電動機の欠点を除き
消費電力が少なく連続運転が可能でしかも効率の
高い電動機としては第2図に示す構成の電動機が
実願昭56−180003号明細書に示されている。
第2図に示した電動機に於ては磁極1a,1
b,1c,1dの夫々の先端のポールシユーを互
いに連結せず空隙a′,b′,c′,d′で分離している
為に空隙部の磁気抵抗が高くなりポールシユー先
端部を通路とする漏れ磁束が大幅に減少できるも
のであるが磁極1a,1b,1c,1dがポール
シユーの先端部に空隙を設ける為に切り離される
結果、各磁極1a,1b,1c,1dは夫々独立
してヨーク2を介して結合されることになりその
結合力が弱くなり、各ポールシユーの内周面で形
成される形状が不安定となり真円とならず、従つ
て空隙を介して対向配設される回転子との空隙寸
法が一定とならず特性を悪くする欠陥があつた。
本考案に於てはこのように欠点を除くため第3
図aに示すように磁極1a,1b,1c,1dの
先端に設けたポールシユーの相隣接する空隙a′,
b′,c′,d′に夫々非磁性材料製の楔6a,6b,
6c,6dを介挿し、この楔によつて各空隙a′,
b′,c′,d′を夫々少し拡開するようにする。
本考案誘導電動機は上記のような構成であるか
ら楔による拡開力の半径方向分力が第3図の矢印
のように磁極1a,1b,1c,1dに作用し、
各磁極をヨーク2との接合面に圧着するのでヨー
ク2と磁極1a,1b,1c,1d及び楔6a,
6b,6c,6dとが一体的に固着され、ポール
シユーによつて形成される内周面の形状が安定
し、従つて回転子との空隙寸法が安定して電動機
の特性を向上できる大きな効果がある。
尚、磁極の先端に設けたポールシユーの相隣接
する空隙a′,b′,c′,d′の形状は楔がこれから脱
落しないように、各ポールシユーの対向面に互い
に対向する溝を設け、楔の幅は上記対向する溝間
の幅より少し大きくしてこれを溝内に打ち込んだ
際上記空隙を拡開させるようにするのが好まし
い。
又、楔の形状は第3図bに示すように円形断面
のものでも良い。
第4図a〜dは楔の他の実施例を示し第4図
a,bは環状体6上に楔6a,6b,6c,6d
を植設した形に一体的に合成樹脂で製造したもの
であり、第4図c,dは非磁性の金属板で環状体
6′と楔6a,6b,6c,6dとを一体的に形
成したものである。
第4図a〜dに示す連結形の楔を使用すると、
第5図に示すように磁極1a,1b,1c,1d
を楔6a,6b,6c,6dを有する環状体6又
は6′により一体に連結することができ以後の巻
線とヨークに圧入する工程の作業性を改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は夫々従来の誘導電動機の断面
図、第3図aは本考案の誘導電動機の断面図、第
3図bはその楔の他の実施例説明図、第4図aは
楔の更に他の実施例説明用平面図、第4図bはそ
の側面図、第4図cは楔の更に他の実施例説明用
平面図、第4図dはその側面図、第5図は第4図
a〜dに示す楔を用いた固定子の説明用断面図で
ある。 1a,1b,1c,1d……磁極、2……ヨー
ク、3a,3b,3c,3d……固定子巻線、4
……巻枠、5……回転子、6a,6b,6c,6
d……楔、6,6′……環状体、a,b,c,d
……部分、a′,b′,c′,d′……空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定子ヨークと、該ヨークより内方に放射状に
    突出した複数の磁極と、該磁極の先端に設けた円
    弧状のポールシユーと、上記磁極に巻装した固定
    子巻線とを有する固定子と、上記円弧状ポールシ
    ユーと空隙を介して対向配設した回転子とよりな
    る誘導電動機に於て、上記複数個の磁極と固定子
    ヨークとを互いに別体とし、相隣接するポールシ
    ユー先端相互間に非磁性材料製の楔を介挿して上
    記ポールシユーの先端相互間を拡開せしめ、この
    拡開力の半径方向分力で上記複数個の磁極を上記
    固定子ヨークにその接合面上で圧着し磁極と固定
    子ヨークとを一体的に固着するようにしたことを
    特徴とする誘導電動機。
JP9588182U 1982-06-28 1982-06-28 誘導電動機 Granted JPS593748U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9588182U JPS593748U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 誘導電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9588182U JPS593748U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 誘導電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS593748U JPS593748U (ja) 1984-01-11
JPH0130858Y2 true JPH0130858Y2 (ja) 1989-09-21

Family

ID=30228761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9588182U Granted JPS593748U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 誘導電動機

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61257131A (ja) * 1985-05-09 1986-11-14 株式会社 ト−キヨ−メンキ 自動打粉装置
JP3489215B2 (ja) * 1994-10-12 2004-01-19 三菱電機株式会社 永久磁石式同期電動機
KR20040037680A (ko) * 2002-10-29 2004-05-07 엘지전자 주식회사 전동기의 고정자 구조
JP5665362B2 (ja) * 2010-05-13 2015-02-04 三菱電機株式会社 回転電機

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JPS593748U (ja) 1984-01-11

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