JP2004166494A - 内部回転子直流モータ用のステータ筒及びその製造方法 - Google Patents

内部回転子直流モータ用のステータ筒及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 効果的にかつ簡単に巻線可能で狭い溝開口部を有する内部回転子直流モータ用のステータ筒を提供する。
【解決手段】 本発明の内部回転子直流モータ用のステータ筒は、1つの環状のステータ筒壁と、所定数の極集電シューとを備え、当該極集電シューは、ステータ筒壁の内側中央の開口部から内側に突出する。ステータ筒は、複数のステータ部材28,32,42に分割され、1つのステータ部材28,32,42は、常に、1つの位相のすべての極集電シュー29,36,46を含む。
【選択図】 図6

Description

本発明は、内部回転子直流モータ用ステータ筒に関し、当該ステータ筒は、1つの環状のステータ筒壁と複数の極集電シューとを含む。この極集電シューは、ステータ筒壁の内側中心の開口から半径方向内側に延在する。さらに一般的には、本発明は、内部回転子直流モータに関し、より詳細には、整流ブラシレス直流モータに関する。
そのようなモータは、多数の分野で、例えば、送風機、冷却ポンプ用の、若しくは操縦システムの支援のための自動車技術において、利用可能になっている。若干の例だけを挙げると、他の分野は、例えば、配管の通風機、データ処理装置用ディスク記憶装置のスピンドルモータである。
整流ブラシレスモータは、原理的には、シャフトと、ロータ部品と、ステータ部品とを含み、該ロータ部品は、シャフトに配置された1つ若しくは複数の永久磁石を有し、ステータ部品は、ステータ筒と位相コイルとを含む。2つの軸受が、ロータ部品とステータ部品とを互いに相対して軸支するために、軸方向に間隔をおいてシャフトに配置されている。
ステータ部品に使用可能なステータ筒の1つの例が、図7に示されている。このステータ筒は、1つの環状のステータ筒壁10及び複数の極集電シュー12を含み、該極集電シューは、ステータ筒壁10の内側中心の開口から半径方向内側に延在する。この極集電シュー12の間には、ステータ溝(スロット)14が形成されている。
図7に示される例では、ステータ筒8が極集電シュー12を有する。このステータ筒8が3相直流モータ用に規定されているという仮定の下では、そのために、各位相コイル用に、9つの極集電シュー12が用意される。ステータ筒8に3つの位相コイルを巻き付けることを考慮すると、そのためには、極集電シュー12の間に、コイルを挿入するために十分な空間が用意されなければならないが、その一方で、ステータの電磁気的な設計のためには、ステータ溝14の狭い開口部16が有利であるという矛盾が発生する。この矛盾は、図7から容易に理解される。2つの極集電シュー12の間には、自由空間を低減するために、コイル用に用意された空間が実際に存在し、当該空間は、コイルを挿入するために、常時2つの極集電シュー12の間で必要とされるという事実により、この矛盾は、増幅される。
下記の特許文献1は、電気モータ用の構造要素を記載し、この構造要素は、ステータ又はロータとして使用可能であり、軸方向に組み立てられる構造要素を形成する2つの支持体から構成される。各支持体は、極歯を有し、ここで、周方向に直接隣り合う極歯は、同じ支持体からは形成されていない。これは、巻回方法若しくは巻線の取付けが極めて簡単にされるような大きさに、個々の支持体の隣接する極歯の間隔を選択するためである。
独国特許第10106717A1号公報
そこで、本発明の課題は、良好なモータ機能を保証するために、狭い溝開口部を有する内部回転子直流モータ用のステータ筒を提供することである。また、それにもかかわらず、本発明のステータ筒は、効果的にかつ簡単に巻線可能である。
この課題は、請求項1の特徴を有するステータ筒によって解決される。本発明は、特に、ステータ筒を複数のステータ部材に分割することを備え、ここで、1つのステータ部材は、常時、1つの位相の極集電シューを含む。本発明は、ステータをいくつかの平面に分割するという考えに基づいており、ここで、ステータ部材は、共同して1つの完全なステータ筒を構成するように組み立てられる。
各ステータ部材が1つの位相のすべての極集電シューを含むために、多数の利点が発生する。各位相コイルがそのステータ部材に完全に巻き付けられて挿入可能であるので、組立が単純化される。モータに個々のステータ部材を組み立てた後に、なお、個々の位相コイルの接続、例えば、三角(デルタ)若しくはスター回路の形成のみが必要である。また、モータの作動方法に対しても、利点が発生する。何故なら、本発明に係る組立方法では、隣接する別の位相からの渦電流によりいかなる影響も起こらず、各位相に対して、同一の電磁気特性が適用され、そのため、各位相に対して、同一の電磁気抵抗が形成されるからである。
各ステータ部材は、好ましくは、常時、環状のステータ筒壁の一部を含み、該ステータ筒壁は、特に、ステータ筒の軸方向長さの一部に亘ってのみ延びるように形成される。さらに、ステータ部材は、1つの位相に属する極集電シューを含み、該極集電シューは、実質的に、ステータ筒の軸方向長さ全体に亘って延在する。環状の筒壁は、特に、ステータ筒の軸方向長さのほんの一部に亘って延びており、当該長さは、位相の総数に対応する。3相モータの場合には、環状のステータ筒壁の軸方向長さは、好ましくは、ステータ筒の全長の3分の1である。
本発明に係るステータ筒は、特に、2つの部分から成る各ステータ部材が互いに接合されるように構成可能である。1つの部分は、1つの閉成されたリングと、1つの位相に属する極集電シューとを含み、該極集電シューは、常時、ステータ筒の上記の軸方向長さのほんの一部に亘って延在し、他の部分は、その位相に属する極集電シューのなお欠けている部分を含む。これは、各位相に属する極集電シューが、常時、ステータ筒の全長に亘って延在するように、第1の部分を補完するためである。この2つの部分は、例えば、打抜き構造、押し出し成形若しくは接着により互いに結合される。
本発明では、3つの位相に対するステータ部材は、別々に製造され、各位相用のステータ部材それぞれの極集電シューは、完全に巻線されたステータを形成するために個々のステータ部材が互いに接合される前に、巻線される。そのため、ステータ部材において、別の位相それぞれに対する極集電シューが欠けており、極集電シューを巻線するために十分な場所が用意される。位相コイルは、ステータ部材の組立前に、さらに押圧することにより形成可能である。最後に、個々のステータ部材が組み立てられ、その際、完全に巻線されたステータを形成するように、互いに嵌め込まれる。
本発明は、また、請求項10に従うステータ筒の製造方法に関する。本発明の好ましい実施形態は、従属クレームにおいて提供される。
本発明によれば、効果的かつ簡単に巻線可能で狭い溝開口部を有する内部回転子直流モータ用のステータ筒を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる内部回転子直流モータ用のステータ筒及びその製造方法について、以下図面を参照して説明する。
本発明の実施形態と比較するために、まず、従来技術に基づく一般的なステータ筒について説明する。
既に述べられた図7は、電気モータ、特に整流直流モータで使用するためのステータ筒の斜視図を示す。ステータ筒は、環状の筒壁10と、その間にステータ溝14が形成されている極集電シュー12とを有する。1つの溝開口部が16にて示されている。後述するように、当業者は、本発明が、任意の極/溝数を有するステータ筒に使用可能であることを理解するであろう。
図8は、図7のステータ筒の上面図を模式的に示す。複数の板から構成されるステータ筒の場合には、この上面図は、周知の板断面に対応する。図8に示される板状断面において、環状の筒壁が10で、極集電シューが12で示されている。各2つの極集電シュー12の間には、ステータ溝14が形成されており、ここで、溝開口部は、16にて示されている。ステータ溝14は、位相コイル用に使用される空間を形成し、当該空間は、また、巻き空間としても表される。
図8に示される板断面は、9つのステータ溝14と、9つの極集電シュー12とを有し、3相ブラシレス直流モータ用に規定されている。極集電シューaは、ここでは、位相1用のコイルを支持し、極集電シューbは、位相2用のコイルを支持し、極集電シューcは、位相3用のコイルを支持する。
従来のステータ筒の巻線の際には、開口部16は、少なくとも、コイル線が、これを貫通し得るような大きさでなければならない。さらに、コイル線を挿入するのに十分な場所が、極集電シューの脚部まで存在しなければならないことにより、ステータ溝14近傍の巻き空間は、制限される。位相コイル用に実用的に使用される空間は、図8において、18,18’で、ハッチングにより模式的に示唆される。極集電シュー12、ステータ溝14及び開口部16の寸法は、極集電シュー12を巻線するためのステータ溝14にコイル(図示せず)を挿入するための空間が存在するように選択されなければならない。これに対して、モータの電磁気的な設計のためには、特に、殆ど変動のない回転モーメントを形成するために、狭い開口部16が有利である。
次に、本発明の概念を示す板断面を図1に示す。すなわち、ステータ筒を構成する複数の部材は、図1に示すような同一の板断面を有して、互いに所定の角度だけずらせて(オフセットさせて)組み立てられる。
図1は、同様に9つの溝を有するステータ筒の板断面を(縮尺して)示す。ここで、本実施形態では、極集電シュー20のみが存在し、該極集電シューは、同じ位相のコイルを支持する。極集電シュー20は、図8の板断面の場合のように、環状のステータ筒壁10の内側中央の開口に具備される。本実施形態では、ステータ筒は、3つのステータ部材から構成され、その上面図若しくは板断面が、図1に示すように形成されている。図1から、示されたステータ部材の極集電シュー20には、問題なく、電気モータの位相のうちの1つに対するコイル線を巻き付け可能であることが、容易に理解可能である。小さい溝開口部若しくはコイル線を挿入するために必要な自由空間による制限は、明らかに存在しない。特に、溝開口部16に対する最小限の幅は予め定められていないので、極集電シュー20のハンマー又は歯22は、従来技術のステータ筒の場合よりも、幅広に作成可能である。
本実施形態では、3つの(2相モータの場合には2つの)ステータ部材は、別々に製造され、一体のステータ筒に組み立てられる前に、巻線される。3つの(若しくは2つの)ステータ部材の上面図又は板断面図は、同一である。第2及び第3のステータ部材は、第2若しくは第3の位相コイルを支持し、図1に示す第1のステータ部材に対してずらせて(オフセットさせて)配置される。位相総数Nに応じて、ステータ部材は、常時、略360°/Nだけ互いにずらせて(オフセットさせて)配置される。示された実施形態の場合には、角度のずれは、360°/9=40°である。
個々の極集電シュー、例えば、図1における20を巻線した後で、必要に応じて位相コイルを形成するために、巻線は(図1では示さず)、追加的に、常時、極集電シュー20の側から押圧される。そのため、各ステータ部材は、1つの位相の極集電シューと位相コイルとを有し、当該極集電シューの歯若しくはハンマー22は、従来技術の場合よりも、幅広に形成可能である。ここで、各ハンマー22の幅は、次に隣り合うハンマーによってのみ制限され、該ハンマーは、隣接する位相に属する。これにより、ステータ筒の完成時には、溝開口部は、最小化可能であり、そのため、ステータ筒は、全体として、より大きなフラックスを受けることができ、より僅かな回転モーメントの変動しか発生しない。
本実施形態では、組み立てられたステータ筒は、巻線された3つのステータ部材を互いに嵌め込むことにより製造される。このことは、図2乃至4に関連して説明される。本発明の好ましい実施形態は、3相直流モータに基づいて説明され、ここで、当業者は、本発明が、これに限定されないことを理解するであろう。
図2に示す第1のステータ部材28は、環状のステータ筒壁の第1の部分24と、1つの位相に属する極集電シュー29とを含む。
第1のステータ部材28は、複数の部分から組み立てられており、特に、図2においてハッチングで示される閉成された環状の部品、環状のステータ筒壁の第1の部分の一部24並びに、当該位相に属する極集電シュー29の一部26を含む。環状のステータ筒壁の一部24及び極集電シュー(図2では、1つの位相の極集電シューのうちで1つのみが示されている)が、常時、ステータ筒の軸方向長さLの3分の1(位相の総数は3である)に亘って延在する。この位相に対する第1のステータ部材28の第2の部分は、この位相に属する極集電シュー29の常時なお欠けている部分30により、形成されている。この極集電シュー部分30は、例えば、位相1である1つの位相に対する極集電シュー29を形成するために、極集電シューの一部26を補完し、極集電シュー29は、ステータ筒の全長Lに亘って延在する。極集電シューの欠けている部分30の軸方向長さは、示された実施形態では、ステータ長さLの3分の2であり、より一般的には、(位相総数−1)/位相総数×ステータ長さである。第1のステータ部材28を巻線する前に、第1のステータ部材28の部分24,26,30は、例えば、押し出し成形又は接着により、互いに接合される。
図2では、簡単のために、環状のステータ筒壁10の一部と1つの極集電シュー29のみが図示されている。当業者は、図2に示す第1のステータ部材28が、図1の上面図に対応し、閉成された環状のステータ筒壁の一部24並びに1つの位相のすべての極集電シューを含むことを理解するであろう。
図3は、第2のステータ部材32、例えば、位相2に対するステータ部材の一部を模式的に示す。このステータ部材は、環状のステータ筒壁のさらなる一部34並びに位相2に配置される極集電シュー36を含み、ここで、図3では、1つの極集電シューのみが示されている。図3に示されている第2のステータ部材32は、3つの部分から組み立てられており、より詳細には、環状のステータ筒壁の一部34、位相2の極集電シューの一部38並びに位相2の極集電シューのなお欠けている部分40,40’であり、極集電シューの一部38は、常時、ステータ筒の軸方向長さの3分の1に亘って延在し、部分40,40’は、極集電シュー部分38を補完する。個々の部分34,38,40,40’は、再度、押し出し成形若しくは接着により、1つのステータ部材32に互いに接合される。最後に、極集電シュー36は、位相2用コイルで巻線される。
図4は、第3の位相用の第3のステータ部材42を示し、当該ステータ部材は、第1の位相のステータ部材28と鏡像関係になるように構成されている。ステータ部材28は、再度、環状のステータ筒壁の一部44並びに位相3に配置される極集電シュー46を含み、当該部分44は、ステータ筒の軸方向長さの3分の1に亘って延在する。図4に示されているステータ部材42は、図2の第1のステータ部材28に対応して、2つの部分から製造され得る。
図5−(a),(b),(c)は、組み立てられたステータ筒の斜視図、上面図及び側面図を示し、当該ステータ筒は、3つのステータ部材28,32,42から組み立てられている。
図6−(a)及び(b)は、ステータ筒の分解図を示し、当該分解図では、これらが完全にステータ筒に組み立てられる前の3つのステータ部材28,32,42が認識可能である。これらの図では、ステータ部材に属する環状のステータ筒壁の一部24,43,44、並びに、これらに付属する極集電シュー29,36若しくは46が認識される。
ステータ部材28,32,42がそれぞれ巻線された後で(図では示されない)、これらの部材は、軸方向に互いに嵌め込まれる。ここで、第1及び第3のステータ部材28及び42は、上から若しくは下から第2のステータ部材32に嵌め込まれ、その結果、環状のステータ筒壁の一部34は、第1及び第3のステータ部材28及び42の筒壁部分24及び44の間に載置されるようになる。その際、極集電シュー29,36,46は、略40°(360°/9)だけ互いにずれて配置される。
個々のステータ部材は、好ましくは、筒壁の互いに隣接する面とそれぞれの別の位相の極集電シューとの間に、磁気的作用のある間隙が存在しないように、互いに結合される。このことは、良好な隘路嵌合により、並びに、場合によっては、磁気的作用のある充填材若しくは接着剤の使用により保証され、該充填材は、例えば、特開平1−272102号公報に記載されている。
個々のステータ部材28,32,42を巻線して組み立てた後で、巻線されたステータ筒が得られ、当該ステータ筒は、極集電シューの間の巻き空間を最適に利用し、通常、従来技術におけるよりも小さい溝開口部を有する。本発明に係るステータ筒により、一方では、それぞれの位相に対する極集電シューを巻線することがかなり簡略化され、他方では、全体として、より良好な出力性能を有するモータが得られる。本発明では、特に、1つの位相のコイルが1つのステータ部材に完全に用意されて、個々のステータ部材が互いに接合される前に、これに挿入され得る。最後に、完全に挿入された位相コイルは、さらに、三角回路(デルタ回路)若しくはスター回路に結合されるのみである。なお、それぞれの位相コイルは、極集電シューに巻線した後で、例えば、該巻線を押圧して容易に形成可能である。
本発明に係るステータ筒は、好ましくは、整流ブラシレス直流モータに使用される。
上記の記載、クレーム及び図面に開示された特徴は、単独でも、任意の組み合わせでも、本発明を実現するために、異なる実施形態において、重要である。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の思想を逸脱しない範囲で、その応用及び変形等は任意である。
例えば、上記の実施形態では、ステータ筒が同一の板断面を有する3つのステータ筒部材から構成され、各ステータ部材の極集電シューは、互いに略40°だけオフセットさせて配置されると説明した。しかし、例えば、ステータ筒部材の数及びオフセット角度等はこれに限定されず任意である。また、上記の実施形態では、3相ブラシレス直流モータ用のステータ筒として説明したが、本発明のステータ筒は、他の電気モータにも使用可能である。
本発明に係るステータ筒の模式的な板断面である。 本発明に係るステータ筒の第1のステータ部材の一部の模式的な斜視図である。 本発明に係るステータ筒の第2のステータ部材の一部の模式的な斜視図である。 本発明に係るステータ筒の第3のステータ部材の一部の模式的な斜視図である。 (a)は、本発明に係る組み立てられたステータ筒の斜視図を示す。 (b)は、本発明に係る組み立てられたステータ筒の上面図を示す。 (c)は、本発明に係る組み立てられたステータ筒の側面図を示す。 本発明に係るステータ筒の分解図である。 従来のステータ筒の模式的な斜視図である。 9つの磁極片を有するステータ筒の模式的な上面図(板断面)である。
符号の説明
8 ステータ筒
10 ステータ筒壁
12 極集電シュー
14 ステータ溝
16 開口部
18 位相コイル
18’ 位相コイル
20 極集電シュー
22 ハンマー(歯)
24 ステータ筒壁の一部
26 極集電シューの一部
28 第1のステータ部材
29 極集電シュー
30 極集電シューの欠けている部分
32 第2のステータ部材
34 ステータ筒壁の一部
36 極集電シュー
38 極集電シューの一部
40 極集電シューの一部
40’ 極集電シューの一部
42 第3のステータ部材
44 ステータ筒壁の一部
46 極集電シュー

Claims (13)

  1. 環状のステータ筒壁(10)と、該ステータ筒壁(10)の内側中央の開口部から内側に突出する所定数の極集電シュー(12)と、を備える内部回転子直流モータ用のステータ筒であって、
    ステータ筒(8)が複数のステータ部材(28,32,42)に分割され、
    1つの前記ステータ部材(28,32,42)は、常に、1つの位相のすべての極集電シュー(29,36,46)を含む、
    ことを特徴とする内部回転子直流モータ用のステータ筒。
  2. 各ステータ部材(28,32,42)は、常に、前記環状のステータ筒壁(10)の一部分(24,34,44)を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のステータ筒。
  3. 前記ステータ筒(8)は、モータ軸と同心であり、
    前記各ステータ部材(28,32,42)の前記極集電シュー(29,36,46)は、実質的に、前記ステータ筒(8)の軸方向長さ(L)全体に亘って延在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のステータ筒。
  4. 前記各ステータ部材(28,32,42)は、常に、前記環状のステータ筒壁(10)の一部分(24,34,44)を含み、
    当該部分は、前記ステータ筒(8)の軸方向長さ(L)の一部に亘って延在する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のステータ筒。
  5. 前記環状のステータ筒壁(10)の前記一部分(24,34,44)は、常に、1つの閉成された環であり、
    当該部分は、前記ステータ筒(8)の軸方向長さのN倍に亘って延び、Nは、N=1/(位相の総数)で定められる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のステータ筒。
  6. 前記各ステータ部材(28,32,42)は、複数の部分から組み立てられ、
    1つの部分は、閉成された環(24,34,44)及び前記ステータ筒の軸方向長さのN倍に亘って延在し1つの位相に属する極集電シュー(26,38)の一部により形成され、
    他の部分は、当該位相に属する極集電シュー(30,40,40’)の残部を含み、
    当該極集電シューは、前記ステータ筒の軸方向長さのN×(位相の総数−1)倍に亘って延在し、
    Nは、N=1/(位相の総数)で定められる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステータ筒。
  7. 前記複数の部分は、互いに接合されている、ことを特徴とする請求項6に記載のステータ筒。
  8. 前記ステータ部材(28,32,42)は、互いに嵌め込まれ、
    当該ステータ部材のそれぞれの前記極集電シューは、所定の角度だけオフセットさせて配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のステータ筒。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のステータ筒を有する電気モータ。
  10. 各位相に対して、第1の部品及び少なくとも1つの第2の部品を製造し、
    前記第1の部品は、1つの閉成された環(24,34,44)及びステータ筒の軸方向長さのN倍に亘って延在し1つの位相に属する極集電シューの一部分(26,38)により形成され、
    前記第2の部品は、前記ステータ筒の軸方向長さのN×(位相の総数−1)倍に亘って延在し当該位相に属する極集電シュー(30,40,40’)の残部により形成され、
    前記第1の部品及び前記少なくとも1つの第2の部品を互いに接合し、
    Nは、N=1/(位相の総数)で定められる、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のステータ筒の製造方法。
  11. 前記第1の部品及び前記少なくとも1つの第2の部品は、押し出し成形若しくは接着により互いに接合される、ことを特徴とする請求項10に記載のステータ筒の製造方法。
  12. 各位相に対し、1つのステータ部材(28,32,42)を製造し、
    巻線されたステータを形成するために個々の前記ステータ部材(28,32,42)を互いに接合する前に、当該ステータ部材の極集電シュー(29,36,46)を巻線する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のステータ筒を有するステータの製造方法。
  13. 前記極集電シュー(29,36,46)に巻線した後で、位相コイルを押圧により形成する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のステータの製造方法。
JP2003364236A 2002-11-11 2003-10-24 内部回転子直流モータ用のステータ筒及びその製造方法 Withdrawn JP2004166494A (ja)

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