JPH01308441A - 成形用着色樹脂組成物 - Google Patents

成形用着色樹脂組成物

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JPH01308441A
JPH01308441A JP13894088A JP13894088A JPH01308441A JP H01308441 A JPH01308441 A JP H01308441A JP 13894088 A JP13894088 A JP 13894088A JP 13894088 A JP13894088 A JP 13894088A JP H01308441 A JPH01308441 A JP H01308441A
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JP
Japan
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oxazoline
fatty acid
higher fatty
resin composition
weight
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JP13894088A
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Kazuhisa Yano
一久 矢野
Daisuke Kuwabara
大助 桑原
Akihiko Kishimoto
岸本 彰彦
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は成形品の光沢および外観に優れた成形用着色樹
脂組成物に関するものである。
[従来の技術] ABS樹脂およびポリスチレンを代表とするスチレン系
熱可塑性樹脂は、各種電気製品のハウジング、自動車の
内外装材、各種雑貨品等の分野に使用されており、その
大部分は着色品として使用されている。
一般に着色顔料中には、酸化チタン、カーボンブラック
、ベンガラ等が入っており、それらの分散性を上げるた
めに高級脂肪酸金属塩および高級脂肪酸アミド等の分散
剤が使用されている。
ところが、高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸
アミドだけを分散剤として用いた場合には、顔料の分散
性が不十分なため、成形品の光沢が低い、外観が劣る等
の問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、優れた成形品の光沢および外観を併せ
持つ成形用着色樹脂組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らの検討によれば、スチレン系熱可塑性樹脂と
高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸アミドを分
散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物に、シラン
系カップリング剤、オキサゾリン化合物、エポキシ化合
物またはカルボジイミド化合物(以下、シラン系カップ
リング剤等と略称する)を添加した次のような組成物が
本発明の課題を解決することを見出した。
(1)  (A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(
A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸ア
・ミドを分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物
100重量部に対し、−(B1)シラン系カップリング
剤を0.005〜5重量部添加してなる成形用着色樹脂
組成物。
(2)  (A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(
A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸ア
ミドを分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物1
00重量部に対し、(B2)カルボジイミド化合物を0
.01〜5重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物。
(3)  (A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(
A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸ア
ミドを分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物1
00重量部に対し、(B3)オキサゾリン化合物を0.
01〜5重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物。
(4)  (A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(
A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸ア
ミドを分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物1
00重量部に対し、(B4)エポキシ加工物0.01〜
°10重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物。
本発明の成形用着色樹脂組成物の特徴はシラン系カップ
リング剤等を含有することにある。シラン系カップリン
グ剤等を含有子ることにより、着色顔料の分散性が向上
して光沢が増加し1.外観が優れた成形品が得られる。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明における(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂とし
ては、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン、スチレン
−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ゴム質重合体
−アクリロニトリル共重合体(ABS樹脂、AES樹脂
、AAS樹脂)などが挙げられる。これらは2種類以上
用いることもできる。
さらに、これらのスチレンおよび/またはアクリロニト
リルの一部をα−メチルスチレン、p−メチルスチレン
、p−t−ブチルスチレン、(メタ)アクリル酸または
これらのメチル、エチル、プロピル、n−ブチルなどの
エステル化合物、不飽和ジカルボン酸、不飽和ジカルボ
ン酸無水物、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−
フェニルマレイミドなどのマレイミド系単量体、アクリ
ルアミド等のスチレンと共重合可能なビニル系単量体に
置換されているものも含まれる。ここで、スチレン系熱
可塑性樹脂としては、特にABS樹脂、AES樹脂、A
AS樹脂、MBS樹脂、スチレン−アクリロニトリル共
重合体、ポリスチレンなどが好ましく用いられる。
スチレン系熱可塑性樹脂の製造法に関しては特に制限は
なく、塊状重合、溶液重合、塊状懸濁重合、懸濁重合、
乳化重合など通常公知の方法が用いられる。
本発明の組成物に配合される(A−2)高級脂肪酸金属
塩または/および高級脂肪酸アミドを分散剤として含む
着色顔料とは、樹脂の着色用に一般に使用されているも
のであり、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、ベ
ンガラ、黄鉛、酸化クロム、亜鉛華、染料等であり、し
かも高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸アミド
が分散剤として含有されているものを示す。
ここでいう高級脂肪酸金属塩とは、炭素数9〜19の脂
肪酸の金属塩を示し、中でもミリスチン酸アルミニウム
、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸カドミウム、ミリス
チン酸カルシウム、ミリスチン酸鉛、ミリスチン酸バリ
ウム、ミリスチン酸マグネシウム、ミリスチン酸リチウ
ム、パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸亜鉛、パ
ルミチン酸カドミウム、パルミチン酸カルシウム、パル
ミチン酸鉛、パルミチン酸バリウム、パルミチン酸マグ
ネシウム、パルミチン酸リチウム、ステアリン酸アルミ
ニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カドミウム、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸鉛、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
リチウムなどが好ましい。この中でも特にステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸リチウムなどのステアリン酸金属塩が好ましい。
また、高級脂肪酸アミドは、一般式R+C0NHR’ 
 もしくはR2C0NHR’ NHCOR3(但し、R
,、R2、R3は炭素数8〜18のアルキル基、R′は
水素またはオキシメチル基、R′は−fCH2+nn=
1〜2)で示される化合物であり、たとえば、ステアリ
ン酸アミド、オレイン酸アミド、リシノール酸アミド、
パルミチン酸アミド、ラウリン酸アミド、およびメチロ
ールアミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビ
スステアロアミドなどが挙げられる。これらの中でも特
にエチレンビスステアロアミドが好ましい。
本発明で用いる(B1)シラン系カップリング剤は、通
常よく用いられるカップリング剤であり、たとえば、N
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−フェニルアミノメチルトリメト
キシシラン、N−フェニルアミノメチルトリメトキシシ
ランなどのアミノシラン類、メタクリロキシメチルトリ
メトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3− (N−スチリルメチル−2−アミノ
エチルアミノ)プロピルメチルジメトキシシラン塩酸塩
、3−(N−スチリルメチル−2−アミノエチルアミノ
)プロピルトリメトキシシラン塩酸塩、ビニルメチルジ
ェトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエト
キシ)シランなどのビニルシラン類、および1−ブチル
トリメトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、
3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、ジメチルジェトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジェトキ
シシラン、ジフェニルジメトキシシラン、n−ドデシル
トリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、(3
−グリシドキシプロピル)メチルジェトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、n−ヘキ
サデシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキ
シシラン、3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン
、3−ヨードプロピルトリメトキシシラン、3−イソシ
アナートプロピルトリエトキシシラン、(3−メルカプ
トプロピル)メチルジメトキシシラン、3−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、メチルジェトキシシラン
、メチルフエニルジエトキシシラン、メチルフエニルジ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルト
リメトキシシラン、n−オクタデシルジメチル(3−(
)リメトキシシリル)プロピル)アンモニウムクロリド
、n−オクタデシルトリメトキシシラン、フェニルトリ
エトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、n−プ
ロピルトリメトキシシラン、N−(トリエトキシシリル
プロビル)尿素などが挙げられる。これらの中でも特に
メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン
、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メタク
リロキシメチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリ
エトキシシランが好ましい。
本発明で用いる(B1)シラン系カップリング剤の配合
量は、0.005〜5重全部、好ましくは0.007〜
4重量部、特に好ましくは0.01〜2重量部であり、
(B1)が0.005重量部未満では、成形品の光沢お
よび外観は改善されず、(B1)が5重量部を超えると
、樹脂の耐熱性が低下してしまうため好ましくない。
本発明で使用する(B2)カルボジイミド化合物とは分
子中に(−N=C=N−)なるカルボジイミド基を有す
る化合物であり、具体的にはジイソプロピルカルボジイ
ミド、ジシクロへキシルカルボジイミド、ジ−o−トリ
イルカルボジイミド、ジフェニルカルボジイミド、ジオ
クチルデシルカルボジイミド、ジー2,6−シメチルフ
エニルカルポジイミド、N−トリイル−N′ −シクロ
へキシルカルボジイミド、N−)リイルーN′ −フェ
ニルカルボジイミド、ジ−p−ニトロフェニルカルボジ
イミド、ジ−p−アミノフェニルカルボジイミド、ジ−
p−ヒドロキシフェニルカルボジイミド、ジーp−)リ
イルカルボジイミド、ジ−p−クロルフェニルカルボジ
イミド、ジ−p−メトキシフェニルカルボジイミド、ジ
ー3,4−ジクロルフェニルカルボジイミド、ジー2.
5−ジクロルフェニルカルボジイミド、ジー0−りロル
フェニルカルボジイミド、p−フェニレン−ビス−ジー
0−トリイルカルボジイミド、p−フェニレン−ビス−
ジシクロへキシルカルボジイミド、p−フ二二しンービ
スージーp−クロルフェニルカルボジイミド、ヘキサメ
チレン−ビス−ジシクロへキシルカルボジイミド、エチ
レン−ビス−ジシクロへキシルカルボジイミド、エチレ
ン−ビス−ジフェニルカルボジイミド等のモノまたはジ
カルボジイミド化合物およびポリ(4,4’ −ジフェ
ニルメタンカルボジイミド)、ポリ (3,3’  −
ジメチル−4,4′−ビフェニルメタンカルボジイミド
)、ポリ(トリルカルボジイミド)、ポリ(p−)ユニ
しン力ルポジイミド)、ポリ(m −フェニレンカルボ
ジイミド)、ポリ(3,3’ −ジメチル−4,4′−
ジフェニルメタンカルボジイミド)、ポリ(ナフチレン
カルボジイミド)、ポリ(1,6−へキサメチレンカル
ボジイミド)、ポリ (4,4’  −メチレンビスシ
クロへキシルカルボジイミド)、ポリ(1,3および1
.4−シクロヘキシレンカルボジイミド)、ポリ(1,
3−ジイソプロピルフェニレンカルボジイミド)、ポリ
(1−メチル−3,5−ジイソプロピルフェニレンカル
ボジイミド)、ポリ(1,3,5−トリエチルフェニレ
ンカルボジイミド)、ポリ(トリイソプロピルフェニレ
ンカルボジイミド)などのポリカルボジイミド化合物が
挙げられ、これらは二種以上併用することもできる。
これらの中でも特にジシクロへキシルカルボジイミド、
ジー2.6−シメチルフエニルカルボジイミド、o−)
リイルカルボジイミド、ポリ(4゜4′−ジフェニルメ
タンカルボジイミド)、ポリ(トリルカルボジイミド)
、ポリ(フェニレンカルボジイミド)、ポリ(トリイソ
プロピルフェニレンカルボジイミド)の使用が好適であ
る。
本発明で用いる(B2)カルボジイミド化合物の配合量
は、0.01〜5重量部、好ましくは0゜05〜3重量
部、特に好ましくは0.1〜2重量部であり、(B2)
が0.01重量部未満では、成形品の光沢および外観は
改善されず、(B2)が5重量部を超えると、樹脂の耐
熱性が低下してしまうため好ましくない。
本発明で用いる(B3)オキサゾリン化合物は、分子内
に1個または2個以上のオキサゾリン環を含−aする化
合物であり、°具体的には、2−フェニルオキサゾリン
、2−メトキシ−2−オキサゾリン、2−エトキシ−2
−オキサゾリン、2−プロポキシ−2−オキサゾリン、
2−ブトキシ−2−オキサゾリン、2−ペンチルオキシ
−2−オキサゾリン、2−へキシルオキシ−2−オキサ
ゾリン、2−へブチルオキシ−2−オキサゾリン、2−
オクチルオキシ−2−オキサゾリン、2−ノニルオキシ
−2−オキサゾリン、2−デシルオキシ−2−オキサゾ
リン、2−シクロペンチルオキシ−2−オキサゾリン、
2−シクロへキシルオキシ−2−オキサゾリン、2−ア
リルオキシ−2−オキサゾリン、2−メタアリルオキシ
−2−オキサゾリン、2−クロチルオキシ−2−オキサ
ゾリン、2−メチルカルバモイル−・2−オキサゾリン
、2−エチルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−プ
ロピルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−イソプロ
ピルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−プチルカル
バモイル−2−オキサゾリン、2−ペンチルカルバモイ
ル−2−オキサゾリン、2−へキシルカルバモイル−2
−オキサゾリン、2−オクチルカルバモイル−2−オキ
サゾリン、2−シクロへキシルカルバモイル−2−オキ
サゾリン、2−フェニルカルバモイル−2−オキサゾリ
ン、2−トルイルカルバモイル−2−オキサゾリン、2
−ナフチルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−ジメ
チルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−ジエチルカ
ルバモイル−2−オキサゾリン、2−メチルエチルカル
バモイル−2−オキサゾリン、2−フェニルメチルカル
バモイル−2−オキサゾリン、2−フェニルエチルカル
バモイル−2−オキサゾリン、2−ジフェニルカルバモ
イル−2−オキサゾリン、2−カルバモイル−4,4−
ジメチル−2−オキサゾリン、2−エチルカルバモイル
−4,4−ジメチル−2−オキサゾリン、2−フェニル
カルバモイル−4,4−ジメチル−2−オキサゾリン、
2−ジメチルカルバモイル−4,4−ジメチル−2−オ
キサゾリン、2−ジエチルカルバモイル−4,4−ジメ
チル−2−オキサゾリン、2−アリルカルバモイル−2
−オキサゾリン、2−ジアリルカルバモイル−2−オキ
サゾリン、2−メチルアリルカルバモイル−2−オキサ
ゾリン、2−クロチルカルバモイル−2−オキサゾリン
、2−メタアリルカルバモイル−2−オキサゾリン、2
−ジクロチルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−ジ
メタアリルカルバモイル−2−オキサゾリン、2−N−
メチルアミノ−2−オキサゾリン、2−N−エチルアミ
ノ−2−オキサゾリン、2−N−プロピルアミノ−2−
オキサゾリン、2−N−ブチルアミノ−2−オキサゾリ
ン、2−N−ペンチルアミノ−2−オキサゾリン、2−
N−へキシルアミノ−2−オキサゾリン、2−N−へブ
チルアミノ−2−オキサゾリン、2−N−オクチルアミ
ノ−2−オキサゾリン、2−N−アリルアミノ−2−オ
キサゾリン、2−N−フェニルアミノ−2−オキサゾリ
ン、2−N−ナフチルアミノ−2−オキサゾリン、2−
N−ジメチルアミノ−2−オキサゾリン、2−N、N−
ジエチルアミノ−2−オキサゾリン、2−N、N−ジプ
ロピルアミノ−2−オキサゾリン、2−N。
N−ジブチルアミノ−2−オキサゾリン、2−N。
N−ジヘキシルアミノー2−オキサゾリン、2−N、N
−ジアリルアミノ−2−オキサゾリン、2−N、 N−
フェニルメチルアミノ−2−オキサゾリン、2−N、N
−フェニルエチルアミノ−2−オキサゾリン、2−N、
N−ジフェニルアミノ−2−オキサゾリン、2−N−フ
ェニルアミノ−4゜4−ジメチル−2−オキサゾリン、
2−N、N−ジエチルアミノ−4,4−ジメチル−2−
オキサゾリン、2−にトロフェニル)−2−オキサゾリ
ン、2−(ベンゾイルフェニル)−2−オキサゾリン、
2−にトロフェニル)−4−メチル(またはエチル、ま
たはプロピル)−2−オキサプリン、2−(ベンゾイル
フェニル)−4−メチル−(またはエチル、またはプロ
ピル)−2−オキサゾリン、2−にトロフェニル)−4
,4−ジメチル(またはジエチル)−2−オキサゾリン
、2−(ベンゾイルフェニル)−4,4−ジメチル(ま
たはジエチル)2−オキサゾリン、2−にトロフェニル
)−4,5−ジメチル(またはジエチル)−2−オキサ
ゾリン、2−(ベンゾイルフェニル)−4,5−ジメチ
ル(またはジエチル)−2−オキサゾリン、2−にトロ
ナフチル)−2−オキサゾリン、2−にトロナフチル)
−4−メチル(またはエチル、またはプロピル)−2−
オキサゾリン、2−にトロナフチル)4.4−ジメチル
(またはジエチル)−2−オキサゾリン、2−にトロナ
フチル)−4,5−ジメチル(またはジエチル)−2−
オキサゾリン、2゜2′−メチレンビス(2−オキサゾ
リン)、2゜2′−エチレンビス(2−オキサゾリン)
、2゜2′−トリメチレンビス(2−オキサゾリン)、
2.2′−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)、
2.2’−へキサメチレンビス(2−オキサゾリン) 
、2.2’−オクタメチレンビス(2−オキサゾリン)
 、2.2’ −デカメチレンビス(2−オキサゾリン
’) 、2.2’ −エチレンビス(4−メチル−2−
オキサゾリン)、2..2’ −エチレンビス(4,4
−ジメチル−2−オキサゾリン) 、2.2’ −(2
,6−ナフチレン)ビス(2−オキサゾリン) 、2.
2’ −P、 P’ −ジフェニレンビス(2−オキサ
ゾリン) 、2.2’−P、  P’−ジフェニルエー
テルビス(2−オキサゾリン) 、2.2’−P、P’
 −ジフェノキシエタンビス(2−オキサゾリン) 、
2.2’  −P。
P′−ジフェニルスルホンビス(2−オキサゾリン) 
、2.2’ −P、 P’ −ジフェニルメタンビス(
2−オキサゾリン) 、2.2’ −シクロヘキシレン
ビス(2−オキサゾリン)、2.2’−(1,3−)ユ
ニレン)ビス(2−オキサゾリン)などが挙げられる。
これらの中でも特に2−フェニルオキサゾリン、2.2
′ −エチレンビス(2−オキサゾリン)、2.2’ 
 −(1,3−フェニレン)−ビス(2−オキサゾリン
)が好ましい。
本発明で用いる(B3)オキサゾリン化合物の配合量は
、0.01〜5重量部、好ましくは0゜05〜3重量部
、特に好ましくは0.1〜2重量部であり、(B3)が
0.01重量部未満では、成形品の光沢および外観は改
善されず、(B3)が5重量部を超えると、樹脂の耐熱
性が低下してしまうため好ましくない。
本発明で用いる(B4)エポキシ化合物は、分子内に1
個または2個以上のエポキシ基を含有する化合物であり
、具体的にはブチルグリシジルエーテル、ブテンオキシ
ド、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、ブタジエ
ンジエポキシド、グリシドール、エポキシ化ポリブタジ
ェンのような脂肪族エポキシ化合物、ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、
オルトフェニルフェニルグリシジルエーテル、フタル酸
ジグリシジルエステル、テレフタル酸ジグリシジルエス
テル、イソフタル酸ジグリシジルエステル、p−オキシ
安息香酸、グリシジルエステルのような芳香族エポキシ
化合物、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキ
シレートのような脂環式エポキシ化合物が挙げられる。
これらの中でも特に、ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル、テレフタル酸ジグリシジルエステルが好ましい
本発明で用いる(B4)エポキシ化合物の配合量は、0
.01〜10重量部、好ましくは0.05〜7重量部、
特に好ましくは0.1〜5重量部であり、(B4)が0
.01重量部未満では、成形品の光沢および外観は改善
されず、(B4)が10重量部を超えると、樹脂の耐熱
性が低下してしまうため好ましくない。
本発明の着色成形用樹脂組成物の製造方法に関しては特
に制限はなく、通常、公知の方法を採用することができ
る。たとえば、本発明の組成物をタンブラ−、ミキサー
等により混合し、バンバリーミキサ−、ロール、エクス
トルーダー等の混練機を通すことによって混練造粒し、
射出成形機、プレス成形機、シート成形機、押出成形機
等によって製品に成形する方法等が適当できる。
また口約に応じて、顔料、染料、熱安定剤、酸化防止剤
、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤
および難燃剤などを添加することができる。
[実 施 例] 本発明をさらに具体的に説明するために、以下実施例お
よび比較例を挙げて説明する。なお、最終的に得られた
樹脂組成物は射出成形法により70mm巾X 210m
+sL X 3mm厚の射出成形角板を成形した後、次
の試験法により諸物性を測定した。
光沢はJIS  K7105(60度鏡面光沢)に従い
、角板中央部の光沢度を測定した。成形品の外観は角板
を目視観察し、以下の基準で判断した。
◎ : 外観が極めて良好 O:良 好 × : 成形品の表面が損なわれ不良 耐熱性の尺度として、熱変形温度(HDT)をASTM
  D−648に従い測定した。
以下の部数は重量部を表わす。
参考例 (1)  (A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および、
(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸
アミドを分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物
(A′)の調製 A’−1: “トヨラック“ 100 (東し■製 ABS樹脂”)   97.689部酸化
チタン          2.0〃酸化鉄     
0.1〃 カーボンブラック        0.001/lチタ
ンイエロー         0.01 ”ステアリン
酸マグネシウム(分散剤) 0.2〃 A’−2: “トヨラック“ 500 (東し■製 ABS樹脂>   93.389部酸化チ
タン          5.0  部酸化鉄    
 0.l〃 カーボンブラック        0.001〃チタン
イエロー         o、ot 〃エチレンビス
ステアロアミド(分散剤)■、0〃 ステアリン酸カルシウム(分散剤) 0.5〃 A’ −3: “トヨラック”900 (東し■製 透明ABS樹脂) 98.154部酸化チ
タン          1.4〃チタンイエロー  
       0.08 ”ベンガラ        
0.004”カーボンブラック        0.0
02〃ステアリン酸アルミニウム    0.38 〃
A’ −4: “スタイロン”666 (旭ダウ■製 ポリスチレン樹脂) 97.689部 酸化チタン          2.0  部酸化鉄 
    0.1〃 カーボンブラック       0.001〃チタンイ
エロー         00o1〃ステアリン酸マグ
ネシウム(分散剤) 0.2〃 A’−5: “エスチレン”G−10 (新日本製鉄化学工業■製 ポリスチレン樹脂)   
         93.389部酸化チタン    
      5.o〃酸化鉄     0.1 〃 カーボンブラック        0.001”チタン
イエロー         0.01 〃エチレンビス
ステアロアミド(分散剤)1.0〃 ステアリン酸カルシウム(分散剤) 0.5〃 A’−6: “ダイヤレックス”HF−77 (三菱モンサンド化成棟製 ポリスチレン樹脂)   
        98.154部酸化チタン     
      1.4〃チタンイエロー        
 0.08 〃ベンガラ        0.004/
lカーボンブラツク        0.002/lス
テアリン酸アルミニウム   0.38〃(2)  シ
ラン系カップリング剤 B1−1  :  3−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン B*−2:  メチルトリメトキシシランB1−3  
:  3−メタクリロキシメチルトリメトキシシラン (3)  カルボジイミド化合物 B2−1  :  ジシクロへキシルカルボジイミドB
2−2  :  ジー2.6−シメチルフエニルカルボ
ジイミド B2−3:o−トリイルカルボジイミド(4)  オキ
サゾリン化合物 B5−1  :  2−フェニルオキサゾリンB3−2
  :  2. 2’ −エチレンビス(2−オキサゾ
リン) B3−3  :  2.2’ −(1,3−フェニレン
)ビス(2−オキサゾリン) (5)  エポキシ化合物 Ba−1:  オルトフェニルフェニルグリシジルエー
テル Ba −2:  ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル Ba −3:  テレフタル酸ジグリシジルエステル 実施例1〜7 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B1)シラン系カップリング剤を表
−1に示した配合比で混合し、ベント付40mn+φ押
出機で押出温度250℃で溶融、混練、押出しを行なう
ことによってペレットを製造した。このペレットを射出
成形機により、シリンダー温度250℃、金型温度60
℃で試験片を成形し、各物性を測定した。測定結果を表
−1に併せて示した。
比較例1〜2 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B1)シラン系カップリング剤を表
−1に示した配合比で混合し、実施例1〜7と同様の方
法で溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、成形
して各物性を測定した。測定結果を表−1に併せて示し
た。
以下余白 実施例8〜14 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A′
)樹脂組成物と(B1)シラン系カップリング剤を表−
2に示した配合比で混合し、ベント付40ma+φ押出
機で押出温度250℃で溶融、混練、押出しを行なうこ
とによってペレットを製造した。このペレットを射出成
形機により、シリンダー温度250℃、金型温度60℃
で試験片を成形し、各物性を測定した。測定結果を表−
2に併せて示した。
比較例3〜4 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B1)シラン系カップリング剤を表
−2に示した配合比で混合し、実施例8〜14と同様の
方法で溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、成
形して各物性を測定した。測定結果を表−2に併せて示
した。
以下余白 実施例1〜14、および比較例1〜4より次のことが明
らかである。
すなわち、本発明により得られたものはいずれも成形品
の光沢および外観に優れている。
これに対し、シラン系カップリング剤が0.005重量
部未満の場合(比較例1.3)は成形品の光沢および外
観が劣り、シラン系カップリング剤が5重量部を超えた
場合(比較例2.4)では得られた樹脂の耐熱性が劣る
実施例15〜21 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A′
)樹脂組成物と(B2)カルボジイミド化合物を表−3
に示した配合比で混合し、ベント付40mmφ押出機で
押出温度250℃で溶融、混練、押出しを行なうことに
よってペレットを製造した。このペレットを射出成形機
により、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試
験片を成形し、各物性を測定した。測定結果を表−3に
併せて示した。
比較例5〜6 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B2)カルボジイミド化合物を表−
3に示した配合比で混合し、実施例15〜2・1と同様
の方法で溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、
成形して各物性を測定した。測定結果を表−3に併せて
示した。
以下余白 実施例22〜28 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A′
)樹脂組成物と(B2)カルボジイミド化合物を表−4
に示した配合比で混合し、ベント付40mn+φ押出機
で押出温度250℃で溶融、混練、押出を行なうことに
よってペレットを製造した。このペレットを射出成形機
により、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試
験片を成形し、各物性を測定した。測定結果を表−4に
併せて示した。
比較例7〜8 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B2)カルボジイミド化合物を表−
4に示した配合比で混合し、実施例22〜28と同様の
方法で溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、成
形して各物性を測定した。測定結果を表−4に併せて示
した。
以下余白 実施例15〜28、および比較例5〜8より次のことが
明らかである。
すなわち、本発明により得られたものはいずれも成形品
の光沢および外観に優れている。
これに対し、カルボジイミド化合物が0.01重量部未
満の場合(比較例5.7)は成形品の光沢および外観が
劣り、カルボジイミド化合物が5重量部を超えた場合(
比較例6.8)では得られた樹脂の耐熱性が劣る。
実施例29〜35 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A′
)樹脂組成物と(B3)オキサゾリン化合物を表−5に
示した配合比で混合し、ベント付40mmφ押出機で押
出温度250°Cで溶融、混練、押出を行なうことによ
ってベレットを製造した。このベレットを射出成形機に
より、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試験
片を成形し、各物性を測定した。測定結果を表−5に併
せて示した。
比較例9〜10 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B3)オキサゾリン化合物を表−5
に示した配合比で混合し、実施例29〜35と同様の方
法で溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、成形
して各物性を測定した。測定結果を表−5に併せて示し
た。
以下余白 実施例36〜42 参考例で調製した(A−1)゛スチレン系熱可塑性樹脂
および(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級
脂肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A
′)樹脂組成物と(B3)オキサゾリン化合物を表−6
に示した配合比で混合し、ベント付40mmφ押出機で
押出温度250℃で溶融、混練、押出を行なうことによ
ってペレットを製造した。このベレットを射出成形機に
より、シリンダー温度250℃、金型温度60’Cで試
験片を成形し、各物性を測定した。測定結果を表−6に
併せて示した。
比較例11〜12 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B3)オキサゾリン化合物を表−6
に示した配合比で混合し、実施例36〜42と同様の方
法で溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、成形
して各物性を測定した。測定結果を表−6に併せて示し
た。
以下余白 実施例29〜42、および比較例9〜12より次のこと
が明らかである。
すなわち、本発明により得られたものはいずれも成形品
の光沢および外観に優れている。
これに対し、オキサゾリン化合物が0.01重量部未満
の場合(比較例9.11)は成形品の光沢および外観が
劣り、オキサゾリン化合物が5重量部を超えた場合(比
較例10.12)では得られた樹脂の耐熱性が劣る。
実施例43〜49 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A′
)樹脂組成物と(B4)エポキシ化合物を表−7に示し
た配合比で混合し、ベント付40nuaφ押出機で押出
温度250℃で溶融、混練、押出しを行なうことによっ
てペレットを製造した。このペレットを射出成形機によ
り、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試験片
を成形し、各物性を測定した。測定結果を表−7に併せ
て示した。− 比較例13〜14 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B4)エポキシ化合物を表−7に示
した配合比で混合し、実施例43〜49と同様の方法で
溶融、混練、押出しして、ペレットを製造し、成形して
各物性を測定した。測定結果を表−7に併せて示した。
以下余白 実施例50〜56 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料からなる(A′
)樹脂組成物と(B4)エポキシ化合物を表−8に示し
た配合比で混合し、ベント付40關φ押出機で押出温度
250℃で溶融、混練、押出しを行なうことによってペ
レットを製造した。このペレットを射出成形機により、
シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試験片を成
形し、各物性を測定した。測定結果を表−8に併せて示
した。
比較例15〜16 参考例で調製した(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂お
よび(A−2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂
肪酸アミドを分散剤として含む着色顔料とからなる(A
′)樹脂組成物と(B4)エポキシ化合物を表−8に示
した配合比で混合し、実施例50〜56と同様の方法で
溶融、混練、押出して、ペレットを製造し、成形して各
物性を測定した。測定結果を表−8に併せて示した。
以下余白 実施例43〜56、および比較例13〜16より次のこ
とが明らかである。
すなわち、本発明により得られたものはいずれも成形品
の光沢および外観に優れている。
これに対し、エポキシ化合物が0.01重量部未満の場
合(比較例13.15)は成形品の光沢および外観が劣
り、エポキシ化合物が10重量部を超えた場合(比較例
14.16)では得られた樹脂の耐熱性が劣る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の着色成形用樹脂組成物は
、スチレン系熱可塑性樹脂および高級脂肪酸金属塩また
は/および高級脂肪酸アミドを分散剤として含む着色顔
料からなる樹脂組成物とシランカップリング剤等を含有
しているため、成形品の光沢および外観に優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(A−
    2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸アミド
    を分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物100
    重量部に対し、(B_1)シラン系カップリング剤を0
    .005〜5重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物
  2. (2)(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(A−
    2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸アミド
    を分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物100
    重量部に対し、(B_2)カルボジイミド化合物を0.
    01〜5重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物。
  3. (3)(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(A−
    2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸アミド
    を分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物100
    重量部に対し、(B_3)オキサゾリン化合物を0.0
    1〜5重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物。
  4. (4)(A−1)スチレン系熱可塑性樹脂および(A−
    2)高級脂肪酸金属塩または/および高級脂肪酸アミド
    を分散剤として含む着色顔料からなる樹脂組成物100
    重量部に対し、(B_4)エポキシ化合物0.01〜1
    0重量部添加してなる成形用着色樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07252371A (ja) * 1994-03-17 1995-10-03 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 耐衝撃性スチレン系樹脂を主材とする基材
US6280837B1 (en) 1996-09-30 2001-08-28 Toyoda Gosei Co., Ltd. Resin molded article
DE19540437B4 (de) * 1994-10-31 2004-04-01 Toyoda Gosei Co., Ltd. Hochglanz-Formteil aus Harz

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07252371A (ja) * 1994-03-17 1995-10-03 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 耐衝撃性スチレン系樹脂を主材とする基材
DE19540437B4 (de) * 1994-10-31 2004-04-01 Toyoda Gosei Co., Ltd. Hochglanz-Formteil aus Harz
US6280837B1 (en) 1996-09-30 2001-08-28 Toyoda Gosei Co., Ltd. Resin molded article

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