JPH01306905A - 圧力制御方法 - Google Patents

圧力制御方法

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JPH01306905A
JPH01306905A JP13820688A JP13820688A JPH01306905A JP H01306905 A JPH01306905 A JP H01306905A JP 13820688 A JP13820688 A JP 13820688A JP 13820688 A JP13820688 A JP 13820688A JP H01306905 A JPH01306905 A JP H01306905A
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JP
Japan
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control valve
pressure
opening
opening degree
downstream pressure
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Pending
Application number
JP13820688A
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English (en)
Inventor
Akio Kono
河野 明夫
Hirotake Fujisawa
藤沢 寛岳
Takashi Isumi
井澄 隆
Takashi Kikuta
隆 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
O G JOHO SYST SOKEN KK
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
O G JOHO SYST SOKEN KK
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は燃料ガス等の@量を制御する制御弁の下流側
圧力を一定に制御する圧力制御方法に関するものである
〔従 来 の 技 術〕
燃料ガスを供給するガス管等の管内圧力を一定に制御す
る圧力制御方法として、従来より自刃式ガノリーを用い
る方法とPID(比例、積分、微分)コントローラを用
いる方法とが知られている。
自刃式ガバづ−を用いる方法では、制御弁を管中に介挿
し、制御弁の上流側圧力を利用して制御弁の開度を調整
して制御弁の下流側圧力を一定に制御卸する。
また、PIDコントローラを用いた圧力制御方法では、
制御弁の下流側圧力の目標値からの偏差に応じて制御弁
の開度をPID制御することにより、制御弁の下流側圧
力を目標値に保持するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の自刃式ガバナを用いる圧力制御方法においては、
負荷変動(制御弁の下流側に設けた負荷弁の急激な開度
変化)に伴う制御弁の下流側圧力の急変を抑制するため
に、制御弁の開閉動作の応答を速くすると、制御弁の上
流側圧力が高くなったときに、ループケインが大きくな
るので、上記負荷変動が生じたときに、制御弁の下流側
圧力に振動(ハンティング)が生じやすくなるという問
題がある。一方、ハンティングが生じないように、制御
弁の開閉動作の応答を遅くすると、制御弁の上流側圧ノ
コが低くなったときに、ループゲインが小さくなり、負
荷が急変したときの制御弁の下流側圧力の変動が大きく
なるという問題がある。
また、PIDコントローラを用いた圧力制御方法におい
ては、制御弁の上流側圧力の変動に対し、自刃式ガバナ
のときと同様の問題を有し、さらに制御系に遅れ時間が
含まれていると、その間の応答遅れにより制御弁の下流
側圧力の変動が大きくなるという問題を有している。
したがって、この発明の目的は、負荷の急変に伴う制御
弁の下流側圧力の変化時に高速にかつハンティングをほ
とんど起こさずに安定して制御弁の下流側圧力を目標値
に近づけることができる圧力制御方法を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の圧力制御方法は、制御弁の下流側圧力Pを目
標値P。に近づけるよう制御弁の開度φ1を制御する圧
力制御方法である。
この圧力制御方法では、制御弁の下流側圧ノJPの目標
値P。からの偏差、制御弁の下流側圧力Pの微分値およ
び制御弁の下流側圧力Pの二回微分値の全てが正値およ
び負値のいずれかでかつ同符号となった時に、制御弁の
下流側圧力Pの変化を打ち消す方向に制御弁の開度φ1
を予め設定した第1の開度変化量Δφ11だげ急変させ
る。
また、制御弁を第1の開度変化量Δφ11だけ急変させ
た後遅れ時間T1経過して制御弁の下流側圧力Pの微分
値の符号が変化した時に、第1の開度変化量Δφ11と
符号変化直前の制御弁の下流側圧力Pの微分値(dP/
dt) lと符号変化直後の制御弁の下流側圧力Pの微
分値(dP/dt)zとにより前記の(A)式で決まる
第2の開度変化量Δφ12だけ制御弁の開度φ1を急変
さゼる。
さらに、制御弁を第2の開度変化量△φ1□だLJ急変
させた後遅れ時間TD経過して制御弁の下流側圧力Pを
目標値P。に近づりるように制御弁の開度ψ1を比例積
分制御する。
上記の比例積分制御は、例えば前記の(B)式に従って
行う。
〔作   用〕
この発明の構成においては、負荷の急変によって制御弁
の下流側圧力Pが変化した時に、制御弁の開度φ、が第
1の開度変化量Δφ1.だけ急変することになる。この
結果、遅れ時間T1の経過後に第1の開度変化量Δφ、
lの開度変化の影響が現れて制御弁の下流側圧力Pの微
分値の符号が変化することになる。この時に、制御弁の
開度φ1を第2の開度変化量Δφ12だけ補正する。こ
の結果、遅れ時間TDの経過後に第2の開度変化量Δφ
1□の開度変化の影響が現れて制御弁の下流側圧力Pの
微分値が零となり、制御弁の下流側圧力Pに目標値P0
からの偏差が残るのみとなる。
そして、この時より制御弁の比例積分制御が行われ、制
御弁の下流側圧力Pが目標値P。に近づくことになる。
この際、負荷変動による制御弁の下流側圧力Pの微分値
が既に零になっていて、制御コ11弁の下流側圧力Pに
目標値P。からの偏差を零にするように制御するのみで
よい。
この際、上記の比例積分制御を前記の(B)式にしたが
って行えば、制御弁の上流側圧力の違いによるゲインの
差が Δφ++/ [v ((dP/dt)2−(dP/dt
Ll ]で補正されることになる。この結果、比例積分
制御におりるループゲインが制御弁の上流側圧力の違い
にかかわらず一定となり、したがって制御弁の上流側圧
力の違いにかかわらず比例積分制御特性を一定にするこ
とができる。
〔実 施 例〕
この発明の一実施例を第1図ないし第9図に基づいて説
明する。この圧力制御方法は、第1図に示すようなガス
供給系統における圧力制御に適用される。第1図におい
て11はガス管、2は制御弁、3は制御弁2の駆動装置
で、例えば超音波モータ等の低慣性の高速応答が可能な
ものが使用される。4は負荷弁である。iAは制御弁2
と負荷弁4との間の部分の配置系である。5はコントロ
ーラで、配管系IAの圧力すなわち制御弁2の下流側圧
力Pを検出して、下流側圧力Pを目標値P。
に近づりるように制御弁2の開度φ1を制御する機能を
有し、以下に述べる圧力制御方法に従って駆動装置3を
介して制御弁2の開度φ、を制御する。
■は配管系IAの容量、Plは制御弁2の上流側圧力、
flは制御弁2を通して配管系IAに流入するガスの流
入流量、f2は配管系IAから負荷弁4を通して流出す
るガスの流出流量、φ2は負荷弁4の開度である。Cv
は制御弁2のCv値である。
上記第1図に示したガス供給系統においては、コントロ
ーラ5において、以下に示す圧力制御方法に従って制御
弁2の開度φ1を制御することになる。
この圧力制御方法では、制御弁2の下流側圧力Pの目標
値P。からの偏差p−po+制御弁2の下流側圧力Pの
微分値dP/atおよび制御弁2の下流側圧力Pの二回
微分値d2P/dt2を常時監視し、それらの値の全て
が所定値を超える正価および負値のいずれかでかつ同符
号となった時に、制御弁2の下流側圧力Pの変化を打ち
消す方向に制御弁2の開度φ1を予め設定した第1の開
度変化量Δφ、たけ急変させ、その開度φ1を保持する
また、制御弁2を第1の開度変化量Δφ11だけ急変さ
せた後遅れ時間TD経過して制御弁2の下流側圧力Pの
微分値dP/dtの符号が変化した肋に、第1の開度変
化量Δφ11と符号変化直前の制御弁2の下流側圧力P
の微分値(dP/dt)+と符号変化直後の制御弁2の
下流側圧力Pの微分値(dP/d t) 2とにより前
記の(A)式で決まる第2の開度変化量Δφ、2だけ制
御弁2の開度φ1を急変させ、その開度φ1を保持する
さらに、制御弁2を第2の開度変化量Δφ12だけ急変
させた後遅れ時間TD経過して制御弁2の下流側圧力P
を目標値P。に近づけるように制御弁2の開度φ1を比
例積分制御する。
上記の比例積分制御は、例えば前記の(B)式に従って
行う。
この圧力制御方法の実施例におい°ζは、負荷弁4の開
度φ1の急変によって制御弁2の下流側圧力Pが変化し
た時に、制御弁2の開度φ1が第1の開度変化量Δφ1
.だけ急変することになる。この結果、遅れ時間T1の
経過後に第1の開度変化量Δφ1.の開度変化の影響が
現れて制御弁2の下流側圧力Pの微分値dP/dtの符
号が変化することになる。この時に、制御弁2の開度φ
、を第2の開度変化量Δφ1゜だけ補正する。この結果
、遅れ時間TDの経過後に第2の開度変化量Δφ12の
開度変化の影響が現れて制御弁2の下流側圧力Pの微分
値dP/d tが零となり、制御弁2の下流側圧力Pに
目標値P。からの偏差が残るのみとなる。
そして、この時より制御弁2の比例積分制御が行われ、
制御弁2の下流側圧力Pが目標値P。に近づくことにな
る。この際、負荷弁4の開度φ2の変動による制御弁2
の下流側圧力Pの微分値dP/dtが既に零になってい
て、制御弁2の下流側圧力Pの目標値P。からの偏差を
零にするように制御するのみでよい。
上記の比例積分制御を前記の(B)弐にしたがって行っ
ているので、制御弁2の上流側圧力P1の違いによるゲ
インの差が ΔφII/ [V ((dP/dj)z  (dP/d
t)+) ]で補正されることになる。この結果、比例
積分制御におけるループゲインが制御弁2の上流側圧力
P1の違いにかかわらず一定となり、したがって制御弁
2の上流側圧力P1の違いにかかわらず比例積分制御特
性を一定にすることができる。
以上の圧力制御方法によって制御弁2の開度φ1を制御
したときの制御弁2の開度φ1の時間変化を第2図fa
+に示し、これに対応する制御弁2の下流側圧力Pの時
間変化を第2図tb+に示している。
以下、第2図fa)、 (b)について説明する。
時刻t。において急激な負荷変動、例えば負荷弁4の開
度φ2が閉じる方向に急激に変化し、時刻t。+0にお
いて、第2図(blに示すように制御弁2の下流側圧力
Pの目標値P。からの偏差、制御弁2の下流側圧力Pの
微分値dP/diおよび制御弁2の下流側圧力Pの二回
微分値62P/di2が例えば全て所定値を超える正値
となると、コントローう5は、それより少し遅れた時刻
t1で制御弁2の開度φ1を第2図+a+に示すように
第1の開度変化量Δφ11だけ制御弁2の下流側圧力P
の変化を打ち消す方向に、すなわち制御弁2が閉じる方
向に急変させ、その状態を保持する。
ところが、この制御弁2の開度φ1の第1の開度変化量
Δφ1,の変化の影響はすくには現れず、時刻t0+0
から遅れ時間T。経過後の時刻t2までは、第2図(b
)に示すように制御弁2の下流側圧力Pが上昇を続ける
そして、時刻t2において、制御弁2の開度φ1の変化
により、第2図(blに示すように制御弁2の下流側圧
力Pが下降を始め、制御弁2の下流側圧力Pの微分値d
P/dtの符号が変化する。このときに、コンIーロー
ラ5が第1の開度変化量Δφ,1と符号変化直前の制御
弁2の下流側圧力Pの微分値(dP/d t) Iと符
号変化直後の制御弁2の下流側圧力Pの1敗分値(dP
/dt)zとにより前記の(A)式で決まる第2の開度
変化量Δφ12だけ制御弁2の開度φ1を第2図(a)
に示すように急変させ、その状態を保持する。この制御
弁2の開度φ,の第2の開度変化量Δφ12の変化の影
響もすぐには現れず、時刻t2−トQから遅れ時間T。
経過後の時刻t3までは、第2図(blに示すように制
御弁2の下流側圧力Pが上昇を続LJる。
そして、時刻t3において、制御弁2の開度φ1の変化
により、第2図(blに示すように制御弁2の下流側圧
力Pの微分値dP/d Lが理論的に零となり、制御弁
2の下流側圧力Pの目標値P。からの偏差だりが残るこ
とになる。コントローラ5は、この時刻t3より、制御
弁2の下流側圧力Pの目標値P.からの偏差を零に近づ
けるように制御弁2の開度φ1を前記の(B)式に従っ
て比例積分制御することになる。この結果、制御弁2の
開度φlがある値に近づくとともに、制御弁2の下流側
圧力Pが目標値P。に近づくことになる。
つぎに、前記した制御弁2の開度変化の開始のタイミン
グの検出過程ならびに前記した(A)式および(B)式
の算出過程について説明する。
第1図の系統においては、つぎの第(1)式および第(
2)式が一般に成立する。
f + = K t C v 【「71丁” ” ・・
(11P=(1/V可(f,−f2)dt  ・・・・
・・(2)ただし、Ktは定数である。
ここで、上記第1図の系統が都市ガスを中圧から低圧に
減圧する系統であると仮定すると、制御弁2の上流側圧
力P1は、0.5〜1.5Kg/c艷Gと変化するのに
対し、制御コ11弁2の下流側圧力Pは210mmAq
程度の一定値に制御する必要があり、圧力変動幅も±5
QmmAq以下に抑えることが要求される。
上記のような系統では、制御弁2あ上流側圧力P1が0
.5〜1.5Kg/c−Gであり、同下流側圧力Pが0
.0 2 1 Kg/cI?lGであって、p,>>p
であるので、第(1)式は、 fl−に、Cv 「      ・・・・・・(3)と
おいてもよい。一方、制御弁2のCv値は、開度φ1の
関数であるが、簡単のため、 Cv=に9φ1・・・・・・(4) と考えると、第(4)式から第(3)式は、f、=Kf
 K9φ1 υ犯−・・・・・・(5)のように変形す
ることができる。
つぎに、制御弁2の下流側圧力Pの微分値dP/lit
および2回微分値d”P/dt2について考える。まず
、制御弁2の下流側圧力Pの微分値tiP/cl tは
、第(2)式から、 dP/cat −(1/V)・(fl−f2)  ・・
・・・・(6)となり、また2回微分値d2P/dt2
は、62P/dt2 = (1/V)−+(dfl/d
t)=(dfZ/dt)1・・・・・・(7) となる。
いま、第1図の系統において、初期は流入流量f1 と
流出流量f2とが平衡し、かつ制御弁2の下流側圧力P
が目標値P。に等しいとする。すなわぢ、 f、=fo            ・・・・・・(8
)f2=fo            ・・・・・・(
9)P=Po             ・・・・・・
00)であるとする。ただし、foは定数である。
以上のように、制御弁2の下流側圧力Pが目標値P。と
等しく、かつ流入流Nf1と流出流量f2とが平衡して
いる状態から、負荷弁4の開度φ2が急変して流出流量
f2が変化した場合について考える。この場合、流出流
量f2の変動は負荷弁40開度φ2の変動によるから、
流出流量f2は、L =f6 十に、j       
 ・・・・・・αυとおくことができる。
流出流it r 2を上記第OI)弐のようにおくと、
第(2)式は、 P−(1/V)丁(j+   fo   Kt  t)
dt・・・・・・(2) となり、第(6)式は、 dp/dt = (1/V)−(fl  −fo −K
r  t)・・・・・・a3) となり、第(7)式は、 d2p/c+t” −(1/V)・((dr、/dt)
 −K t l・・・・・・04) となる。
ここで、制御弁2の開度φ1は変化せず、第(8)式の
状態を維持していると考えると、第(I2)式は、P−
(1/V)J楡−に、 t)■  ・・・・・・05)
となり、第q勺式は、 dp/dt = (1/V)・C−Kt  t)   
・・・・・・06)となり、第041式は、 d2P/di2−(1/V)・(−に、) ・・・・・
・(17)となる。
ここで、前記したように流入流量f1と流出流量f2と
が平衡し、かつ制御弁2の下流側圧力Pが目標値P。に
等しかったとすると、流出流量f2の変化による制御弁
2の下流側圧力Pの目標値P。
からの偏差は、第05)式から P  Pa −(1/V)To (−Kt t)dt・
・・・・・08) となる。
以上のように算出した第06)式、第09式および第0
8)式を見ると明らかなように、流入流量f、と流出流
量f2とが平衡しかつ制御弁2の下流側圧力Pが目標値
P。に等しい状態から流出流量r2が変化すると、制御
弁2の下流側圧力Pの目標値P。
からの偏差P  P o 、制御弁2の下流側圧力Pの
微分値dP/d tおよび制御弁2の下流側圧力Pの二
回微分値d”P/dt”はいずれも零でない所定の値を
存し、かつすべてが同符号となる。
したがって、制御弁2の下流側圧力Pの目標値Poから
の偏差P−Po、制御弁2の下流側圧力Pの微分値dP
/dtおよび制御弁2の下流側圧力Pの二回微分値d2
1’/dt2がいずれも零でない所定の値を有しかつす
べてが同符号となれば、流出流量f2が変化したことに
なる。
このため、第1図のコントローラ5は、制御弁2の下流
側圧力Pの目標値P0からの偏差1”P、。
制御弁2の下流側圧力Pの微分値dP/diおよび制御
弁2の下流側圧力Pの二回微分値d2P/di2を常時
監視し、これらが上記条件を満たしたときに第1の開度
変化量Δφ11(かなり大きい変化量)だり制御弁2の
開度φ1を迅速に変化させ、この後制御弁2の開度φ1
を第2の開度変化量△φ1゜だり修正する。
つぎに、第1および第2の開度変化量Δφ1.。
Δφ)2の算出過程を説明する。
例えば、流出流量f2が第00式に従って増加したとす
ると、第0η式から増加係数に、が求まるが、流出流量
f2の最終値は不明である。また、制御弁2の開度φ、
の変化量を定めたとしても、第(5)式から制御弁2の
上流側圧力P1が変わると、流入流量f、の変化量も変
わってしまう。さらに、流出流量f2が零になってしま
うと、制御弁2の下流側圧力Pが上昇する。
そこで、制御弁2の下流側圧力Pの2回微分値d2P/
dt2を求め、その値に基づいて第1の開度変化量Δφ
、lを定める。この際、開度変化量Δφ)1は、連続的
であっても、また段階的であってもよいが、必要なのは
、つぎに述べるように、制御弁2の下流側圧力Pの微分
値dP/d tの符号が制御弁2の開度変化によって変
化するような大きな値にすることである。
第1の開度変化量Δφ1.を上記のように設定し、制御
弁2の開度φ1を第1の開度変化量Δφ11だけ変化さ
せ、その後開度φ、を一定に保つと、遅れ時間TIの後
制御弁2の下流側圧力Pの微分値dP/dtが急変し、
その符号が変化することになる。
ここで、制御弁2の下流側圧力Pの微分値dP/d t
の符号の変化の前後について考える。符号変化の直前の
下流側圧力Pの微分値を(dP/d t) +とし、符
号変化の直後の下流側圧力Pの微分値を(dP/dt)
zとする。また、流出流量f2が負荷弁4の開度φ2の
変化により第(9)式の状態から (2=f、+Δf2        ・・・・・・α9
)に変化し、流入流量f1が制御弁2の開度φ1の変化
(第1の開度変化量Δφ11)により第(8)式の状態
から f、=fo→−Δf1・・・・・・(20)に変化した
とする。
このとき、符号変化の直前の下流側圧力Pの微分(a 
(dP/d t) +は、第(6)式、第(8)式およ
び第09)式から (dP/dt) + = (1/ V )ベーΔrz)
  ・・・・・・(21)となる。また、符ぢ変化の直
後の下流側圧力P。
ti分値(dP/dt)2は、第(6)式、第09)式
および第eノ式から (dP/dt) 2−(1/ V )・(Δf、  −
Δrz)・・・・・・(22) となる。
上記第(21)式および第(22)式より、(ap/a
t) 2− (dP/dt) + = (1/ v )
Δf。
・・・・・・(23) となり、さらに第(5)式および第(23)式より、(
dP/dt)z  (dP/dt)+= (1/ V)
 Kt K、Δφ11 仕・・・・・・(24) となる。この第(24)式は、制御弁2の開度φ1を第
1の開度変化量Δφ11だBJ変化させたときの制御弁
2の下流側圧力Pの微分値の変化量を示している。
つぎに、この符号変化直後の下流側圧力Pの微分値(d
P/d t) 2を零にするための第2の開度変化量を
Δφ、2とすると、上記と同様に、 0−(dP/dt)2= (1/V) Kf K9Δφ
、2ml・・・・・・(25) となり、したがって (dP/dt)2=−(1/V) Kf K9Δφ1□
[・・・・・・(26) となる。
第(24)弐および第(26)式から、下流伊1圧力P
の微分値(dP/dt)zを零にするための第2の開度
変化量ΔφI2は、 Δφ皿2−Δφ1l(dP/dt)2/((dP/dt
)+−(dP/dt)21・・・・・・(27) となる。したがって、制御弁2の開度φ1の修正は第(
27)式に従って行えば、修正後の下流側圧力Pの微分
4adP/dtは零となる。
以上述べたようにここまでの開度制御でもって、負荷弁
4の開度φ2の急変に伴う制御弁2の下流側圧力Pの微
分値dP/dtは零となり、制御弁2の下流側圧力Pの
目標値P。からの偏差のみが残ることになり、この偏差
をつぎのような比例積分制御動作で零に近づければよい
制御弁2の開度φ、の比例積分制御は、一般にφ、 =
K ’ + (p−po)+ (1/TI )f(P−
Po)dt)・・・・・・(28) のように表され、この第(28)式は、dφ+/dt=
 K ’ ((dP/dt) +(1/’r+ )−(
p−po)1・・・・・・(29) のように書き表すこともでき、初期条件から考えると第
(29)式の方が実際的である。ただし、K′およびT
1は定数である。
上記第(29)式は、 dφ+/dt=K ((P−Po)±To (dP/d
t) )・・・・・・(30) のように書き直すことができる。ただし、KおよびTD
は定数である。
一方、第1図の系統は、等価ブロック図で表すと、比例
積分制御動作時に第3図に示すようになる。第3図にお
いて、ブロック11は第(30)式の比例積分動作を行
うコンI・ローラ5に対応し、偏差P  Poを入力と
して開度φ、の微分値dφ1/dtを出力する。ブロッ
ク12は制御弁2に対応する積分要素で、上記微分値d
φ、/dtに相当する駆動信号を入力して開度φ1を変
化させる。
13は開度φ1を流入流Mf)に変換する係数要素であ
る。14は流入流量f、を下流側圧ノJ pに変換する
積分要素である。
上記の第3図において、係数要素13の係数に9Fは、 Kgr=f+/φ1 一Δr+/Δφ1.      ・・・・・・(31)
で表され、この係数Keptは制御弁2の上流側圧力f
、が変化すると、それに応じて変化し、したがって第3
図の等価ブロック図で表される系統のループゲインが変
化する。この第(31)式は、第(23)式から、 K、、=V ((dP/dt)z−(dP/dt)+)
 /Δφ、。
・・・・・・(32) となる。
そごで、コントローラ5から出力される開度φ1の微分
値dφ、/dtに予め係数に、fの逆数1/Kgrを掛
けておりば、すなわち、ブロック11において、 dφl/dt=  +  (P−Po)+To  (d
P/dt)  1×にΔφz/  [V  ((dP/
dt)z−(dP/dt)1}  ]・・・・・・(3
3) に基づく比例積分制御を行えば、制御弁2の上流側圧力
P1の変化にかかわらず、第3図の系統のループゲイン
が一定となり、したがって制御弁2の上流側圧力P1の
変化にかかわらず制御特性を同一にすることができる。
第4図ないし第9図は以上に述べた圧力制御方法に従っ
て圧ノj制御のシミュレーションを行った結果を示すグ
ラフであり、各図において、(alは比例積分制御時の
開度φ、の微分値dφl/dtの変化を示し、(b)は
制御弁2の下流側圧力Pの変化を示し、(C)は破線が
流入流量f1の変化を示し、実線が制御弁2の開度φ、
の変化を示している。
第4図のシミュレーション条件は、遅れ時間が0110
 s e cで、上流側圧力P+が1.2 K g /
cfGで、下流側圧力Pが2001Aqである。また、
制御弁2のスタート時弁開度が30%で、同最終時弁開
度が70%であり、第1の開度変化量Δφ1.が60%
である。このときに、第2の開度変化量Δφ12が一2
5%であった。すなわち、開度φ1が30%→90%→
65%→70%となっている。そして、下流側圧力Pの
目標値P。からの偏差の最大値が−20,9mAqであ
った。
第5図のシミュレーション条件は、遅れ時間が0110
 s e cで、上流側圧力P、が1.2 K g /
cfGで、下流側圧力Pが200nAqである。また、
制御弁2のスタート時弁開度が70%で、同最終時弁開
度が30%であり、第1の開度変化量Δφ11が一60
%である。このときに、第2の開度変化量Δφ1□が2
3%であった。すなわち、開度φ1が70%→10%−
33%→30%となっている。そして、下流側圧力Pの
目標値P。からの偏差の最大値が22.811Aqであ
った。
第6図のシミュレーション条件は、遅れ時間がQ11Q
secで、上流側圧力P+が1.0 K g /cfG
で、下流側圧力Pが200mmAqである。また、制御
弁2のスタート時弁開度が30%で、同最終時弁開度が
70%であり、第1の開度変化量Δφ0.が60%であ
る。このときに、第2の開度変化量Δφ12が一22%
であった。すなわち、開度φlが30%−90%→68
%→70%となっている。そして、下流側圧力Pの目標
値P。がらの偏差の最大値が−21,7nwAqであっ
た。
第7図のシミュレーション条件は、遅れ時間が0110
 s e cで、上流側圧力P1が1.0 K g /
 c/Gで、下流側圧力Pが2QQmmAqである。ま
た、制御弁2のスターI・時弁開度が70%で、同最終
時弁開度が30%であり、第1の開度変化量Δφ11が
一60%である。このときに、第2の開度変化量Δφ1
□が16%であった。すなわち、開度φlが70%→1
0%→26%→3o%となっている。そして、下流側圧
力Pの目標値P0からの偏差の最大値が23.6mmA
qであった。
第8図のシミュレーション条件は、遅れ時間が0110
 s e cで、上流側圧力P、が0.8 K g /
 cfGで、下流側圧力Pが200u*Aqである。ま
た、制御弁2のスタート時弁開度が30%で、同最終時
弁開度が70%であり、第1の開度変化量Δφ1.が6
0%である。このときに、第2の開度変化量Δφ、2が
一18%であった。すなわち、開度φ1が30%→90
%−172%→7o%となっている。そして、下流側圧
力Pの目標値P。からの偏差の最大値が−22,511
A qであった。
第9図のシミュレーション条件は、遅れ時間が0110
 s e cで、上流側圧力P1が0.8 K g /
ctGで、下流側圧力Pが200u*Aqである。また
、制御弁2のスタート時弁開度が70%で、同最終時弁
開度が30%であり、第1の開度変化量Δφ11が一6
0%である。このときに、第2の開度変化量Δφ、2が
11%であった。すなわち、開度φ1が70%→10%
→21%→30%となっている。そして、下流側圧力P
の目標値P。からの偏差の最大値が24.4mmAqで
あった。
以上のシミュレーション結果から本発明が有効であるこ
とが確認できた。
〔発 明 の 効 果〕
この発明の圧力制御方法によれば、制御弁の下流側圧力
の変化を打ち消す方向に制御弁の開度を予め設定した第
1の開度変化量だけ急変させ、その後筒2の開度変化量
だけ開度を補正し、その後制御弁の開度の比例積分制御
を行うので、負荷の急変に伴う制御弁の下流側圧力の変
化時に高速にかつハンティングをほとんど起こさずに安
定して制御弁の下流側圧力を目標値に近づけることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の圧力制御方法が実施され
る圧力制御系統の概I略図、第2図は制御弁の開度の変
化および制御弁の下流側圧力の変化を示すタイムチャー
ト、第3図は第1図の圧力制御系統を示す等価ブロック
図、第4図ないし第9図はシミル−ジョン結果を示すタ
イJ、チャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)制御弁の下流側圧力Pを目標値P_0に近づける
    ように前記制御弁の開度φ_1を制御する圧力制御方法
    であって、 前記制御弁の下流側圧力Pの前記目標値P_0からの偏
    差、前記制御弁の下流側圧力Pの微分値および前記制御
    弁の下流側圧力Pの二回微分値の全てが正値および負値
    のいずれかでかつ同符号となった時に、前記制御弁の下
    流側圧力Pの変化を打ち消す方向に前記制御弁の開度φ
    _1を予め設定した第1の開度変化量Δφ_1_1だけ
    急変させ、この後遅れ時間T_1経過して前記制御弁の
    下流側圧力Pの微分値の符号が変化した時に、第1の開
    度変化量Δφ_1_1と符号変化直前の前記制御弁の下
    流側圧力Pの微分値(dP/dt)_1と符号変化直後
    の前記制御弁の下流側圧力Pの微分値(dP/dt)_
    2とにより(A)式で決まる第2の開度変化量Δφ_1
    _2だけ前記制御弁の開度φ_1を急変させ、 この後前記遅れ時間T_1経過して前記制御弁の下流側
    圧力Pを前記目標値P_0に近づけるように前記制御弁
    の開度φ_1を比例積分制御することを特徴とする圧力
    制御方法。(2)前記比例積分制御は(B)式に従って
    行う特許請求の範囲第(1)項記載の圧力制御方法。 Δφ_1_2=Δφ_1_1(dP/dt)_2/{(
    dP/dt)_1−(dP/dt)_2}・・・・・・
    (A) dφ_1/dt={(P−P_0)+T_D(dP/d
    t)}×KΔφ_1_1/[V{(dP/dt)_2−
    (dP/dt)_1}]・・・・・・(B) ただし、KおよびT_Dは定数である。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07295657A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Fukuda:Kk 圧力制御装置
JP2003015745A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Fuji Electric Co Ltd ガス供給ラインの圧力制御方法

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