JPH01306771A - 温風暖房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温風を用いて室内の暖房を行なう温風暖房機に
関するものである。

従来の技術 一般にこの種温風暖房機、例えばファンヒータは、第７
図に示すように本体１０１内に熱発生手段であるバーナ
１０２を設け、このバーナ１０２からの燃焼ガスを本体
背面に設けた送風機１０３からの風と混合して温風吹出
口１０４から吹出し室内を暖房するようになっている。

そして上記温風吹田口１０４には水平方向のルーパー１
０５を多数設けて前記温風を略水平方向へ案内するよう
になっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記温風吹田口１０４に設けられているル
ーパー１０５は本体に固定されているため温風の吹出方
向を変えることができず、強暖房時、中暖房時、弱暖房
時において室内の温度分布に大きな差異が生じるという
問題があった。すなわち強暖房時は送風機１０３からの
送風が強いので温風が遠（まで吹出され使用者が通常使
う居住空間（天井部とか部屋の隅部を除く空間）はほぼ
均一な温度分布となるが、暖房が中、弱と弱くなるにし
たがって送風機１０３からの送風量も弱（なり、そのた
めに温風のドラフト作用が相対的に強いものとなって温
風の到達距離が短かくなり暖房機附近のみが熱くなる温
度分布むらが生じる等、強、中、弱においてその室内温
度分布に大きな違いが生じ使用者が不快感を感じるよう
な結果となっていた。

そこで本発明者は第８図に示すように温風吹田口１０４
に回動自在な可変翼１０６を設け、この可変翼１０６を
燃焼量に応じて回動させることにより温度分布を均一化
するものを考えた。ところがこの場合、可変翼１０６の
回転軸１０７と駆動１１１モータ１０８の輔１０９が直
結しているため、誤って可変翼１０６に回転力を加える
と、直接駆動用モータ１０８に力が加わり、モータ１０
Ｂが破損したり、あるいは可変翼１０６が全開のとき、
子供のいたずら等で誤って全開にすると、全開状態で保
持されるため、器具が加熱し、火傷や、火災の危険があ
る等、種々の問題があった。

本発明はこのような問題点をも考ｌ・！シてなしたもの
で、強〜弱間の温度分布の差異を極力少なくして常時快
適な暖房が得られるようにするとともに、誤って可変翼
を動かしてもすぐに元の位置に戻るようにして安全性の
向上をも図ることを目的としたものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記し目的を達成するため温風吹出口に上下回
動自在な可変翼を設け、この可変翼をスプリング等の弾
性部材を介して正逆回転可能なモータと連係させるとと
もに、前記温風吹出口からの温風量あるいは熱発生手段
が発生する発熱量の一方あるいは両方を変更させ、かつ
この変更と連動して前記可変翼を上下方向に回動させる
如くモータを駆動する制御部を設けた構成としである。

作　　　用 本発明は上記構成により暖房能力の変更に伴なって温風
吹出１１に設けた可変翼が＋：Ｌ動しその傾斜角度が変
わって温風の吹出角度も変わるようになる。そのため温
風の到達距離は暖房能力の変更があっても変わらないも
のとなる。又可変翼に外力を加えても連係途中のスプリ
ングが外力を吸収し、駆動用モータへの力の伝播を抑制
するため、モータが破損するようなことはなくなるとと
もに、外力を除けばスプリングの反力によって、可変翼
は元の位置に戻る為、器具が過熱するようなこともない
。

実施例 以下本発明の実施例を図面を用いて説明すると、１は暖
房機本体、２はこの暖房機本体１の前面に装着した前板
で、温風吹出口３を有する。４は」ユ記暖房機本体１内
に設けたバーナで、熱発生手段となるものであり、この
実施例では灯油を気化させて燃焼させる気化式バーナが
用いである。５は上記バーナ４の下部を覆うバーナケー
スで、仕切板６に取付けである。７は上記バーナ４の上
部を覆う燃焼筒で、仕切板６に立設してあり、上部間ｎ
にはハニカム状の排ガス浄化触媒８が設けである。９は
」−記燃焼筒７を覆う如く暖房機本体１内に設けたダク
トで、前面下部に開口部１ｏが形成しである。１１はこ
のダクト後部に臨む如く取付けた対流用送風機で、ファ
ンガード１２によって覆われており、暖房機本体１外よ
り吸い込んだ室内空気をダクト内に供給し、このダクト
９内で燃焼筒７からの燃焼ガスと混合させて温風吹出［
１３より１欠出すようになっている。

１４は上記ダクト９の下部開口部１０に設けた吹出口枠
で、両側部を暖房機本体１の両側板１ａに取付けた支持
金具１３（第２図参照）にビス止めしである。この吹出
口枠１４は断面凹状に形成してその底壁に開口１５を形
成し、この間口１５をダクト９の開「１部１０に合致さ
せるとともに枠縁１４ｍを前記前板２の内面に対接させ
てダクト９の開口部１０と温風吹出口３とを連絡してい
る。

そして上記吹出口枠開口１５の上辺縁には斜め下向きに
傾斜するガイド片１６を切起し形成しである。

１８は前記温風吹出口３の上部に位置する如（吹出口枠
１４に設けた可変翼で、吹田口枠１４の路上半分程度を
覆うように巾広（形成してあり、その内面側は円弧状面
１８ｍとしである。この可変翼１８は第２図に示すよう
にその両端に突設した輔１９を暖房機本体側板１ａに取
付けた支持金具１３にｔＴ通させて矢印ｄで示す如く回
動自在としである。２０は上記可変翼１８の軸１９の一
方に設けた連係カムで、ピン軸２１が設けである。

２３は上記可変翼１Ｂを揺動させるリンク板で、上部を
前記連係カム２０のピン軸２１に回動自在に直結し、下
部にスプリング２４ｍ、２４ｂを取付ける突起部２３ａ
、２３ｂが設けである。２５はリンク板２３を上下動さ
せる駆動用モータで、正逆回転可能なステッピングモー
タで構成してあり、そのモータ軸には駆動用カム２６を
取付け、この駆動用カム２６の駆動軸２７には前記スプ
リング２４ｍ、２４ｂを取り付けて、リンク板２３の下
部突起部２３ａ、２３ｂと連係させである。

２Ｂは上記駆動用モータ２５を制御する制御部で、これ
は第４図のブロック図で示すように構成されている。す
なわち、２９はサーミスタ等からなる温度検知部、３０
は室内温度を設定する室温設定部、３１は温度検知部２
９からの信号Ｓ１と室温設定部３０からの信号Ｓ２とを
比較してその差に応じて例えば強、中、弱のような信号
Ｓ３を出力する比較判定部、３２はこの比較判定部３１
からの出力信号Ｓ３に基づいてバーナ４の燃焼量と対流
用送風機１１の送風量を制御する燃焼制御部で、この制
御信号Ｓ４を可変翼駆動部３３にも出力するようになっ
ている。そして可変翼駆動部３３は上記制御信号Ｓ４に
基づいて可変翼１Ｂの回転角を制御する信号Ｓ５をモー
タ２５に出力するようになっている。

以上のように構成された温風暖房機において、以下その
動作を説明する。

まず運転開始前、可変翼１８は第３図、第６図に示すよ
うに略垂直方向に位置している。

この状態から運転スイッチ３４（第６図参照）を投入す
ると、温度検知部２９ならびに室温検知部３０からの出
力に基づいて発する比較判定部３１からの出力Ｓ３によ
って燃焼制御部３２が作動し、制御信号Ｓ４を発してあ
らかじめ定められたシーケンスに従って燃焼を開始させ
るとともに対流用送風機１１を回転させる。これと同時
に制御信号Ｓ４が可変翼駆動部３３に出力され、可変翼
駆動部３３がこの出力に基づいてモータ２５を回転させ
、可変翼１８を所定の角度に回転させる。

すなわちモータ２５の回転により第２図で示すように駆
動用カム２６の駆動軸２７が矢印ａのように回転し、ス
プリング２４ａ、２４ｂで引張られているリンク板２３
が矢印すのように降下する。

これによりリンク板２３とピン軸２１で連結している連
係カム２０が矢印Ｃのように回転し、この連係カム２ｏ
と輔１９を介して一体の可変ｉ１ｓが矢印ｄのように回
転する。

この可変翼１８の回転角度は燃焼制御部３２からの信壮
Ｓ４によって変わり、強の時は第３図のＸ、中のＩ、′
ｉは７１弱の時は２のように燃焼量ならびに対流用送風
機の送風量に連動して変化する。

したがって強撚焼・強送風の時は可変翼１８が第３図Ｘ
のように略水平になっているが、中燃焼・申送風の時は
同図Ｙのようになり少し下向きに傾斜する。したがって
温風の流れは強の時よりも下向きとなって温風は第５図
のＹ′のようになり、従来のものより遠（まで到達する
ようになる。同様に弱燃焼・弱送風になると可変翼１８
は２のようにかなり下向きに傾斜するようになり、温風
は第５図２′のように床面に沿って流れるようになる。

したがって温風の流速が弱くてドラフトの影響を受けや
すくてもその温風は従来のものに比べるとかなり遠くま
で到達するようになる。すなわち室内の温度分布は強撚
焼時の温度分／ｉに近いものとなり、強、中、弱ともほ
ぼ似たような温度分布となる。

一方、上記動きの中で、例えば強撚焼、強風量のとき可
変翼１８は略水平となっているが、子供のいたずら等で
可変翼１Ｂを回動させ、略垂直まで動かすと、可変翼１
８と、軸１９を介して一体の連係カム２ｏが矢印Ｃと反
対側へ回転し、１１ンク板２３が上方へ持ち上げられる
。リンク板２３が持ち上げられると、リンク板２３と駆
動軸２７を連係しているスプリング２４ａが伸びスプリ
ング２４ｂが縮み、駆動用カム２６の位置は変化しない
。又駆動用カム２６に直結したモータ２５にはスプリン
グ２４の力しか加わらず、破壊には至らない。可変翼１
８を略垂直まで動かした外力を取り除けば、スプリング
２４ａは縮み、２４ｂが伸びて、リンク板２３を押し下
げ、連係カム２゜と輔１９を介して一体の可変翼１８は
元の位置、すなわち略水平に回動復帰する。

次に上記のようにして暖房を行なっていて運転を停止さ
せると、可変翼駆動部３３は燃焼制御部３２からの出力
がな（なってモータ２５を元の状態まで回転、すなわち
第２図の矢印ａとは反対側へ回転する。

これによりリンク板２３力月一方へ持ち上げられ、連係
カム２０を矢印Ｃとは反対側へ回転させて可変翼１８を
元の状態、すなわち略垂直方向へ回動復帰させる。

発明の効果 以上のように本発明の温風暖房機は、温風量あるいは熱
発生手段が発生する熱稙の変更と連動して温風吹出口の
可変翼を上下方向に回動させるので、暖房能力の強弱等
に関係な（室内の温度外／ｌｉをほぼ一定のものとする
ことができ、不快感の少ない快適な暖房効果が得られる
。

又、可変翼に外力を加えても、その力はスプリングで吸
収され、モータには一定の力しか加わらないのでモータ
の破損を防止でき、外力を取り除（と元の位置に可変翼
が戻るため、強撚焼中に可変翼が垂直になり温風吹出し
口がふさがれた状態になるのを防止することもできる。

又、可変翼の回動をスプリングを介して行う事によりモ
ータの振動を、スプリングが吸収し、可変翼の軸部で発
生する不快なビビリ音を防止する事もでき、静かなｋｙ
’Ｌを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における温風暖房機の断面図
、第２図は同要部の拡大斜視図、第３図は同拡大断面図
、第４図は同制御部を示すブロック図、第５図は作用説
明図、第６図は外観斜視図、第７図は従来の温風暖房機
を示す断面図、第８図は同要部斜視図である。 １・・・・・・本体、３・・・・・・温風吹出口、４・
・・・・・熱発生手段（バーナ）、１１・・・・・・対
流用送風機、１Ｂ・・・・・・可変翼、２４ａ、２４ｂ
・・・・・・スプリング、２Ｂ・・・・・・制御部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−−本体 １１−・・　対流Ｗ４　　筺厘　憶 １８−・−可変翼 出御・　＃Ｉ　Ｉ部 第　１　図 ｚ６−　　モータ 第２図 第３図 へ　　　〉 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 温風吹出口に上下回動自在な可変翼を設け、この可変翼
   をスプリング等の弾性部材を介して正逆回転可能なモー
   タと連係させ、前記温風吹出口からの温風量あるいは熱
   発生手段が発生する発熱量の一方あるいは両方を変更さ
   せ、かつこの変更と連動して前記可変翼を上下方向に回
   動させる如くモータを駆動する制御部を設けた温風暖房
   機。