JPH0723811B2 - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JPH0723811B2 JPH0723811B2 JP5702389A JP5702389A JPH0723811B2 JP H0723811 B2 JPH0723811 B2 JP H0723811B2 JP 5702389 A JP5702389 A JP 5702389A JP 5702389 A JP5702389 A JP 5702389A JP H0723811 B2 JPH0723811 B2 JP H0723811B2
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- JP
- Japan
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- warm air
- hot air
- air outlet
- variable
- heater
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温風を用いて室内の暖房を行う温風暖房機に関
するものである。
するものである。
従来の技術 一般にこの種温風暖房機、例えばファンヒータは、第9
図に示すように本体101内に熱発生手段であるバーナ102
を設け、このバーナ102から燃焼ガスを本体背面に定け
た送風機103からの風と混合して温風吹出口104から吹出
し室内を暖房するようになっている。そして上記温風吹
出口104には水平方向のルーバー105を多数設けて前記温
風を略水平方向へ案内するようになっている。
図に示すように本体101内に熱発生手段であるバーナ102
を設け、このバーナ102から燃焼ガスを本体背面に定け
た送風機103からの風と混合して温風吹出口104から吹出
し室内を暖房するようになっている。そして上記温風吹
出口104には水平方向のルーバー105を多数設けて前記温
風を略水平方向へ案内するようになっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記温風吹出口104に設けられているルー
バー105は本体に固定されているため温風の吹出方向を
変えることができず、室内が暖まってきて使用者が顔な
どに温風が当たらないようにしようと思っても使用者本
人が温風暖房機から離れるか、温風暖房機を移動させな
ければならず、部屋の状況によってはどちらもできずに
温風に当ってしまって不快感を受けることがあった。こ
れをさけるために温風暖房機の運転をとめると室内温度
が下がってきて寒く感じる等、快適な暖房が得られなか
った。
バー105は本体に固定されているため温風の吹出方向を
変えることができず、室内が暖まってきて使用者が顔な
どに温風が当たらないようにしようと思っても使用者本
人が温風暖房機から離れるか、温風暖房機を移動させな
ければならず、部屋の状況によってはどちらもできずに
温風に当ってしまって不快感を受けることがあった。こ
れをさけるために温風暖房機の運転をとめると室内温度
が下がってきて寒く感じる等、快適な暖房が得られなか
った。
またルーバー105が固定されていて温風の向きが変えら
れないため、強暖房時,中暖房時,弱暖房時において室
内の温度分布に大きな差異が生じるという課題があっ
た。すなわち強暖房時は送風機103からの送風が強いの
で温風が遠くまで吹出され使用者が通常使う居住空間
(天井部とか部屋の隅部を除く空間)はほぼ均一な温度
分布となるが、暖房が中,弱と弱くなるにしたがって送
風機103からの送風量も弱くなり、そのために温風のド
ラフト作用が相対的に強いものとなって温風の到達距離
が短かくなり温風が足元まで届かず、足元が寒く暖房機
附近のみが熱くなり温度分布むらが生じる等、強,中,
弱においてその室内温度分布に大きな違いが生じ使用者
が不快感を感じるような結果となっていた。
れないため、強暖房時,中暖房時,弱暖房時において室
内の温度分布に大きな差異が生じるという課題があっ
た。すなわち強暖房時は送風機103からの送風が強いの
で温風が遠くまで吹出され使用者が通常使う居住空間
(天井部とか部屋の隅部を除く空間)はほぼ均一な温度
分布となるが、暖房が中,弱と弱くなるにしたがって送
風機103からの送風量も弱くなり、そのために温風のド
ラフト作用が相対的に強いものとなって温風の到達距離
が短かくなり温風が足元まで届かず、足元が寒く暖房機
附近のみが熱くなり温度分布むらが生じる等、強,中,
弱においてその室内温度分布に大きな違いが生じ使用者
が不快感を感じるような結果となっていた。
そこで本発明者は第10図に示すように温風吹出口104に
回動自在な可変翼106を設け、この可変翼106を必要に応
じて回動させることにより、使用者が使用者本人に温風
が当たらないようにすることができ、また温度分布もよ
り均一化できるものを考えた。ところがこの場合、可変
翼106をほぼ垂直にして温風が使用者に当たらないよう
にすると、温風が温風吹出口104から吹出させれ直後に
床面に当たるために床面温度が異常に上昇し、床面が変
色する等の課題が発生した。
回動自在な可変翼106を設け、この可変翼106を必要に応
じて回動させることにより、使用者が使用者本人に温風
が当たらないようにすることができ、また温度分布もよ
り均一化できるものを考えた。ところがこの場合、可変
翼106をほぼ垂直にして温風が使用者に当たらないよう
にすると、温風が温風吹出口104から吹出させれ直後に
床面に当たるために床面温度が異常に上昇し、床面が変
色する等の課題が発生した。
本発明はこのような課題をも考慮してなしたもので、快
適な暖房が得られるようにするとともに床面変色なども
起らないようにして安全性の向上をも図ることを目的と
したものである。
適な暖房が得られるようにするとともに床面変色なども
起らないようにして安全性の向上をも図ることを目的と
したものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため温風吹出口に熱発生手
段が発生する熱量あるいは温風量に応じて、または手動
操作によって上下方向に駆動される可変翼を設けるとと
もに、温風吹出口の下部には手動操作により上下回動自
在な案内翼を設けた構成としてある。
段が発生する熱量あるいは温風量に応じて、または手動
操作によって上下方向に駆動される可変翼を設けるとと
もに、温風吹出口の下部には手動操作により上下回動自
在な案内翼を設けた構成としてある。
作用 本発明は上記構成によって可変翼を略垂直にして温風が
使用者の顔などに当たらないようにすることができ、快
適な暖房が得られるとともに、このような状態の時であ
っても温風は案内翼に案内されて温風吹出口から少し離
れた所で床面に接するようになり、その床面に接する頃
には室内空気と混ざって温風温度も低下しているので床
面は変色するほどの高温にはならず、更に案内翼の上下
可動により、足元暖房及び快適空間のより細かい制御が
可能となる。また暖房能力の変更に伴なって温風吹出口
に設けた可変翼を回動しその傾斜角度を変えて温風の吹
出角度を変えることができるので、温風の到達距離は暖
房能力の変更があっても変わらないものとなり、室内温
度の分布むらは少ないものとなり、より快適な暖房が可
能となる。
使用者の顔などに当たらないようにすることができ、快
適な暖房が得られるとともに、このような状態の時であ
っても温風は案内翼に案内されて温風吹出口から少し離
れた所で床面に接するようになり、その床面に接する頃
には室内空気と混ざって温風温度も低下しているので床
面は変色するほどの高温にはならず、更に案内翼の上下
可動により、足元暖房及び快適空間のより細かい制御が
可能となる。また暖房能力の変更に伴なって温風吹出口
に設けた可変翼を回動しその傾斜角度を変えて温風の吹
出角度を変えることができるので、温風の到達距離は暖
房能力の変更があっても変わらないものとなり、室内温
度の分布むらは少ないものとなり、より快適な暖房が可
能となる。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第8図を用いて説明す
ると、1は暖房機本体、2はこの暖房機本体1の前面に
装着した前板で、温風吹出口3を有する。4は上記暖房
機本体1内に設けたバーナで、熱発生手段となるもので
あり、この実施例では灯油を気化させて燃焼させる気化
式バーナが用いてある。5は上記バーナ4の下部を覆う
バーナケースで、仕切板6に取付けてある。7は上記バ
ーナ4の上部を覆う燃焼筒で、仕切板6に立設してあ
り、上部開口にはハニカム状の排ガス浄化触媒8が設け
てある。9は上記燃焼筒7を覆う如く暖房機本体1内に
設けたダクトで、前面下部に開口部10が形成してある。
11はこのダクト後部に臨む如く取付けた対流用送風機
で、ファンガード12によって覆われており、暖房機本体
1外より吸い込んだ室内空気をダクト内に供給し、この
ダクト9内で燃焼筒7からの燃焼ガスと混合させて温風
吹出口3より吹出すようになっている。
ると、1は暖房機本体、2はこの暖房機本体1の前面に
装着した前板で、温風吹出口3を有する。4は上記暖房
機本体1内に設けたバーナで、熱発生手段となるもので
あり、この実施例では灯油を気化させて燃焼させる気化
式バーナが用いてある。5は上記バーナ4の下部を覆う
バーナケースで、仕切板6に取付けてある。7は上記バ
ーナ4の上部を覆う燃焼筒で、仕切板6に立設してあ
り、上部開口にはハニカム状の排ガス浄化触媒8が設け
てある。9は上記燃焼筒7を覆う如く暖房機本体1内に
設けたダクトで、前面下部に開口部10が形成してある。
11はこのダクト後部に臨む如く取付けた対流用送風機
で、ファンガード12によって覆われており、暖房機本体
1外より吸い込んだ室内空気をダクト内に供給し、この
ダクト9内で燃焼筒7からの燃焼ガスと混合させて温風
吹出口3より吹出すようになっている。
14は上記ダクト9の下部開口部10に設けた吹出口枠で、
両側部を暖房機本体1の両側板1aに取付けた支持金具13
(第2図参照)にビス止めしてある。この吹出口枠14は
断面凹状に形成してその底壁に開口15を形成し、この開
口14をダクト9の開口部10に合致させるとともに、枠縁
14aを前記前板2の内面に対接させてダクト9の開口部1
0と温風吹出口3とを連絡している。そして上記吹出口
枠開口15の下辺縁には、先端の方が下方に位置するよう
に傾斜(第6図.A,B)させた案内翼16を取り付け、両側
はピン軸21′を咬め吹出口枠14に挿入し、手動操作によ
り上下方向に作動させられるようになっている。
両側部を暖房機本体1の両側板1aに取付けた支持金具13
(第2図参照)にビス止めしてある。この吹出口枠14は
断面凹状に形成してその底壁に開口15を形成し、この開
口14をダクト9の開口部10に合致させるとともに、枠縁
14aを前記前板2の内面に対接させてダクト9の開口部1
0と温風吹出口3とを連絡している。そして上記吹出口
枠開口15の下辺縁には、先端の方が下方に位置するよう
に傾斜(第6図.A,B)させた案内翼16を取り付け、両側
はピン軸21′を咬め吹出口枠14に挿入し、手動操作によ
り上下方向に作動させられるようになっている。
また案内翼6は変色しないように耐熱塗装あるいはホー
ロー仕上げが施してある。
ロー仕上げが施してある。
18は前記温風吹出口3の上部に位置する如く吹出口枠14
に設けた可変翼で、吹出口枠14の略上半分程度を覆うよ
うに巾広く形成してあり、その内面側は円弧状面18aと
してある。この可変翼18は第2図に示すようにその両端
に突設した軸19を暖房機本体側板1aに取付けた支持金具
13に貫通させて矢印dで示す如く回動自在としてある。
20は上記可変翼18の軸19の一方に設けた連係カムで、ピ
ン軸21が設けてある。23は上記可変翼18を揺動させるリ
ンク板で、上部を前記連係カム20のピン軸21に回動自在
に直結し、下部にスプリング24a,24bを取付ける突起部2
3a,23bが設けてある。25はリンク板23を上下動させる駆
動用モータで、正逆回転可能なステッピングモータで構
成してあり、そのモータ軸には駆動用カム26を取付け、
この駆動用カム26の駆動軸27には前記スプリング24a,24
bを取り付けて、リンク板23の下部突起部23a,23bと連係
させてある。
に設けた可変翼で、吹出口枠14の略上半分程度を覆うよ
うに巾広く形成してあり、その内面側は円弧状面18aと
してある。この可変翼18は第2図に示すようにその両端
に突設した軸19を暖房機本体側板1aに取付けた支持金具
13に貫通させて矢印dで示す如く回動自在としてある。
20は上記可変翼18の軸19の一方に設けた連係カムで、ピ
ン軸21が設けてある。23は上記可変翼18を揺動させるリ
ンク板で、上部を前記連係カム20のピン軸21に回動自在
に直結し、下部にスプリング24a,24bを取付ける突起部2
3a,23bが設けてある。25はリンク板23を上下動させる駆
動用モータで、正逆回転可能なステッピングモータで構
成してあり、そのモータ軸には駆動用カム26を取付け、
この駆動用カム26の駆動軸27には前記スプリング24a,24
bを取り付けて、リンク板23の下部突起部23a,23bと連係
させてある。
28は上記燃焼部及び駆動用モータ25を制御する制御部
で、これは第4図,第5図のブロック図で示すように構
成されている。すなわち、29はサーミスタ等からなる温
度検知部、30は室内温度を設定する室温設定部、31は温
度検知部29からの信号S1と室温設定部30からの信号S2と
を比較してその差に応じて例えば強,中,弱のような信
号S3を出力する比較判定部、32はこの比較判定部31から
の出力信号S3に基づいてバーナ4の燃焼量と対流用送風
機11の送風量を制御する燃焼制御部、33a,33b…はモー
タ25を駆動するスイッチで、このスッチ33a,33b…から
の信号に応じて可変翼駆動部34がモータ25を所定角度回
転させる。一方、第5図においては、燃焼制御部32は燃
焼量及び送風量を制御する信号S4を可変翼駆動部34にも
出力するようになっている。そして可変翼駆動部34は上
記信号S4に基づいて可変翼18の回転角を制御する信号S5
をモータ25に出力するようになっている。
で、これは第4図,第5図のブロック図で示すように構
成されている。すなわち、29はサーミスタ等からなる温
度検知部、30は室内温度を設定する室温設定部、31は温
度検知部29からの信号S1と室温設定部30からの信号S2と
を比較してその差に応じて例えば強,中,弱のような信
号S3を出力する比較判定部、32はこの比較判定部31から
の出力信号S3に基づいてバーナ4の燃焼量と対流用送風
機11の送風量を制御する燃焼制御部、33a,33b…はモー
タ25を駆動するスイッチで、このスッチ33a,33b…から
の信号に応じて可変翼駆動部34がモータ25を所定角度回
転させる。一方、第5図においては、燃焼制御部32は燃
焼量及び送風量を制御する信号S4を可変翼駆動部34にも
出力するようになっている。そして可変翼駆動部34は上
記信号S4に基づいて可変翼18の回転角を制御する信号S5
をモータ25に出力するようになっている。
以上のような構成された温風暖房機において、以下その
動作を説明する。
動作を説明する。
まず運転開始前、可変翼18は第3図,第8図に示すよう
に略垂直方向に位置している。この状態から運転スイッ
チ35(第8図参照)を投入すると、温度検知部29ならび
に室温検知部30からの出力に基づいて発する比較判定部
31からの出力S3によって燃焼制御部32が作動し、制御信
号S4を発してあらかじめ定められたシーケンスに従って
燃焼を開始させるとともに対流用送風機11を回転させ
る。そして第4図の場合は使用者がスイッチ33a,33b…
のいずれかを押せばそのスイッチに応じて可変翼駆動部
34が信号S5を発してモータ25を駆動し、可変翼18を所定
の角度に回転させる。
に略垂直方向に位置している。この状態から運転スイッ
チ35(第8図参照)を投入すると、温度検知部29ならび
に室温検知部30からの出力に基づいて発する比較判定部
31からの出力S3によって燃焼制御部32が作動し、制御信
号S4を発してあらかじめ定められたシーケンスに従って
燃焼を開始させるとともに対流用送風機11を回転させ
る。そして第4図の場合は使用者がスイッチ33a,33b…
のいずれかを押せばそのスイッチに応じて可変翼駆動部
34が信号S5を発してモータ25を駆動し、可変翼18を所定
の角度に回転させる。
すなわちモータ25の回転により第2図で示すように駆動
用カム26の駆動軸27が矢印aのように回転し、スプリン
グ24a,24bを介して連係されているリンク板23が矢印b
のように降下する。これによりリンク板23とピン軸21で
連結している連係カム20が矢印cのように回転し、この
連係カム20と軸19を介して一体の可変翼18が矢印dのよ
うに回転するのである。
用カム26の駆動軸27が矢印aのように回転し、スプリン
グ24a,24bを介して連係されているリンク板23が矢印b
のように降下する。これによりリンク板23とピン軸21で
連結している連係カム20が矢印cのように回転し、この
連係カム20と軸19を介して一体の可変翼18が矢印dのよ
うに回転するのである。
したがって、部屋が暖まって使用者が温風を受けたくな
いと思えば上記スイッチ33a,33b…のうちの一つを操作
して可変翼18が略垂直になるようにすればよく、これに
より温風は下向きに吹出されるようになって使用者の顔
などに直接温風が当たらないようにする。
いと思えば上記スイッチ33a,33b…のうちの一つを操作
して可変翼18が略垂直になるようにすればよく、これに
より温風は下向きに吹出されるようになって使用者の顔
などに直接温風が当たらないようにする。
また第5図の場合は次のようになる。すなわち可変翼18
の回転角度は燃焼制御部32からの信号S4によって返り、
強の時は第3図のX、中の時はY、弱の時はZのように
燃焼量ならびに対流用送風機の送風量に連動して変化す
る。したがって強燃焼・強送風の時は可変翼18が第3図
Xのように略水平になっているが、中燃焼・中送風の時
は同図Yのようになり少し下向きに傾斜する。したがっ
て温風の流れは強の時よりも下向きとなって温風は第7
図のY′のようになり、従来のものより遠くまで到達す
るようになる。同様の弱燃焼・弱送風になると可変翼18
はZのようにかなり下向きに傾斜するようになり、温風
は第7図Z′のように床面に沿って流れるようになる。
したがって温風の流速が弱くてドラフトの影響を受けや
すくてもその温風は従来のものに比べるとかなり遠くま
で到達するようになる。すなわち室内の温度分布は強燃
焼時の温度分布に近いものとなり、強,中,弱ともほぼ
似たような温度分布となる。
の回転角度は燃焼制御部32からの信号S4によって返り、
強の時は第3図のX、中の時はY、弱の時はZのように
燃焼量ならびに対流用送風機の送風量に連動して変化す
る。したがって強燃焼・強送風の時は可変翼18が第3図
Xのように略水平になっているが、中燃焼・中送風の時
は同図Yのようになり少し下向きに傾斜する。したがっ
て温風の流れは強の時よりも下向きとなって温風は第7
図のY′のようになり、従来のものより遠くまで到達す
るようになる。同様の弱燃焼・弱送風になると可変翼18
はZのようにかなり下向きに傾斜するようになり、温風
は第7図Z′のように床面に沿って流れるようになる。
したがって温風の流速が弱くてドラフトの影響を受けや
すくてもその温風は従来のものに比べるとかなり遠くま
で到達するようになる。すなわち室内の温度分布は強燃
焼時の温度分布に近いものとなり、強,中,弱ともほぼ
似たような温度分布となる。
以上のようにして暖房が行なわれるが、ここで上記可変
翼18が略垂直になっている時の温風は温風吹出口3から
吹出された直後に床面に接するのではなく次のようにな
る。すなわち上記温風は案内翼16にガイドされて第1図
矢印イで示すように温風吹出口3から少し離れた所で床
面に接するようになる。そしてこの時点では上記温風は
室内空気と混ざってある程度温度低下しており、床面の
温度は比較的低い温度に維持されることになる。
翼18が略垂直になっている時の温風は温風吹出口3から
吹出された直後に床面に接するのではなく次のようにな
る。すなわち上記温風は案内翼16にガイドされて第1図
矢印イで示すように温風吹出口3から少し離れた所で床
面に接するようになる。そしてこの時点では上記温風は
室内空気と混ざってある程度温度低下しており、床面の
温度は比較的低い温度に維持されることになる。
第6図A,Bは案内翼16の上下作動時における温風風向を
示し、Aは通常時の案内翼16の位置で先端の方が下方に
位置するよう大きく傾斜している。この時の温風は案内
翼16により吹出方向が変えられ温風吹出口から少し離れ
た所では床面温度に接するようになり異常な床面温度上
昇はなく快適な足元暖房が得られる。Bは手動操作によ
り上方向に案内翼16を持ち上げた状態を示し、特に温風
吹出口3の開口面積が小さくなり風量が低下し、ドラフ
ト効果により温風が遠くまで届かない、すなわち温風の
嫌いな人に合った快適ゾーンが得られる(第7図
Z2′)。又、床材の接着剤によっては床面温度が低くて
も床材が浮くということが考えられるが風向きを変更す
る事によってこのようなことにも対処できるようなる。
示し、Aは通常時の案内翼16の位置で先端の方が下方に
位置するよう大きく傾斜している。この時の温風は案内
翼16により吹出方向が変えられ温風吹出口から少し離れ
た所では床面温度に接するようになり異常な床面温度上
昇はなく快適な足元暖房が得られる。Bは手動操作によ
り上方向に案内翼16を持ち上げた状態を示し、特に温風
吹出口3の開口面積が小さくなり風量が低下し、ドラフ
ト効果により温風が遠くまで届かない、すなわち温風の
嫌いな人に合った快適ゾーンが得られる(第7図
Z2′)。又、床材の接着剤によっては床面温度が低くて
も床材が浮くということが考えられるが風向きを変更す
る事によってこのようなことにも対処できるようなる。
なお上記のようにして暖房を行なっていて運転を停止さ
せると、第5図の場合可変翼駆動部34は燃焼制御部32か
らの出力がなくなってモータ25を元の状態まで回転、す
なわち第2図の矢印aとは反対側へ回転させる。
せると、第5図の場合可変翼駆動部34は燃焼制御部32か
らの出力がなくなってモータ25を元の状態まで回転、す
なわち第2図の矢印aとは反対側へ回転させる。
これによりリンク板23が上方へ持ち上げられ、連係カム
20を矢印cとは反対側へ回転させて可変翼18を元の状
態、すなわち略垂直方向へ回動復帰させる。
20を矢印cとは反対側へ回転させて可変翼18を元の状
態、すなわち略垂直方向へ回動復帰させる。
発明の効果 以上のように本発明の温風暖房機は、温風吹出口の可変
翼を回動させて使用者の顔などに直接温風が当たらない
ようにしたり、暖房能力の強弱等に関係なく室内の温度
分布をより均一なものとすることができ、不快感のない
快適な暖房ができる。
翼を回動させて使用者の顔などに直接温風が当たらない
ようにしたり、暖房能力の強弱等に関係なく室内の温度
分布をより均一なものとすることができ、不快感のない
快適な暖房ができる。
また可変翼を略垂直方向にしていても温風は温風吹出口
から少し離れた所で床面に接するようになるので床面温
度が異常に上昇して床面が変色するようなことがなく安
全であり、安心して使用できる。
から少し離れた所で床面に接するようになるので床面温
度が異常に上昇して床面が変色するようなことがなく安
全であり、安心して使用できる。
更に上下可動自在な案内翼を設けたため足元暖房の細か
いコントロール及び風による不快感の防止など快適性に
関する細かいコントロールができる。
いコントロール及び風による不快感の防止など快適性に
関する細かいコントロールができる。
第1図は本発明の一実施例における温風暖房機の断面
図、第2図は同要部の拡大斜視図、第3図は同拡大断面
図、第4図,第5図は同制御部を示すブロック図、第6
図A,Bは案内翼の作動を示す要部の拡大断面図、第7図
は作用説明図、第8図は外観斜視図、第9図は従来の温
風暖房機を示す断面図、第10図は同従来の温風暖房機を
示す斜視図である。 1……本体、3……温風吹出口、4……熱発生手段(バ
ーナ)、11……対流用送風機、16……案内翼、18……可
変翼、25……駆動手段(モータ)、28……制御部。
図、第2図は同要部の拡大斜視図、第3図は同拡大断面
図、第4図,第5図は同制御部を示すブロック図、第6
図A,Bは案内翼の作動を示す要部の拡大断面図、第7図
は作用説明図、第8図は外観斜視図、第9図は従来の温
風暖房機を示す断面図、第10図は同従来の温風暖房機を
示す斜視図である。 1……本体、3……温風吹出口、4……熱発生手段(バ
ーナ)、11……対流用送風機、16……案内翼、18……可
変翼、25……駆動手段(モータ)、28……制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】温風吹出口を有する本体と、この本体内に
設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に風を供給し
て前記温風吹出口より温風を吹出させる送風機と、前記
温風吹出口に設けた上下回動自在な可変翼と、前記可変
翼を駆動させる駆動手段と、この駆動手段を前記温風量
あるいは熱発生手段が発生する熱量に応じて、または手
動操作によって動作させる制御部とを備え、かつ上記温
風吹出口の下部には手動操作により上下回動自在な案内
翼を設けた温風暖房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5702389A JPH0723811B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 温風暖房機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5702389A JPH0723811B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 温風暖房機 |
Publications (2)
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JPH0723811B2 true JPH0723811B2 (ja) | 1995-03-15 |
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Family Applications (1)
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JP5702389A Expired - Fee Related JPH0723811B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 温風暖房機 |
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JP (1) | JPH0723811B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP5702389A patent/JPH0723811B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH02238250A (ja) | 1990-09-20 |
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