JPH01306607A - 遠赤外線放射性アクリル系繊維 - Google Patents

遠赤外線放射性アクリル系繊維

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JPH01306607A
JPH01306607A JP13810088A JP13810088A JPH01306607A JP H01306607 A JPH01306607 A JP H01306607A JP 13810088 A JP13810088 A JP 13810088A JP 13810088 A JP13810088 A JP 13810088A JP H01306607 A JPH01306607 A JP H01306607A
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ceramic
fiber
spinning
radiative
far infrared
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JP13810088A
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Masaaki Fujimatsu
藤松 正秋
Yoshiro Sawai
澤井 芳郎
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Japan Exlan Co Ltd
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Japan Exlan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野ン 本発明は温熱効果に優れた遠赤外線放射性アクリル系繊
維に関する。
(従来の技術と問題点) アクリル系繊維は、染色鮮明性、嵩高性、柔軟な風合い
等の特徴を生かして、衣料用途、寝装用途、インテリア
用途等櫨々の用途に用いられているが、温熱感の点でア
ンゴラ、カシミア、ウール等の天然繊維には及ばない欠
点がある。
最近、赤外線放射の利用は、暖房等のほか、食品加工・
調理、家僧・植物・人体等への生体的効果にも波及して
きておシ、中でも常温でのセラミックスによる遠赤外線
放射の人体への温熱効果が注目され、該セラミックス微
粒子を繊維、繊維成形体等の表面にコーティング処理す
る試みがなされ始めた。
しかし、繊維、繊維成形体等にセラミックス微粒子をコ
ーティング処理するには繁雑な工程を要し、さらに繊維
、繊維成形体等に付着された該微粒子は着用時、使用時
の摩擦等により、また洗濯の際に脱落して温熱効果の低
下をR起する等の問題点がある。
(発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、温熱効果に優れた遠赤外線放射性アク
リル系繊維を提供することである。
本発明の他の目的は、摩擦、洗濯等に対してセラミック
ス微粒子が脱落することがなく、さらに繊維成形体に容
易に加工することができる遠赤外線放射性アクリル系繊
維を提供することである。
(課題を解決するための手段〕 上述した本発明の目的は、アクリロニトリル(以下、A
Nというン糸重合体中に遠赤外線放射セラミックスを含
有させてなる遠赤外線放射性アクリル系繊維によシ達成
される。
以下、本発明を詳述するが、まず本発明で用いるAN系
重合体としては、AN単独又は70重量%以上、好まし
くは85%以上のANと残部が少なくとも一種の他のエ
チレン系不飽和化合物からなる単量体混合物の重合体が
繊維物性の点から望ましい。尚、ANに共重合させる他
のエチレン系不飽和化合物としては、ANと共重合し得
る公知の不飽和化合物、例えばハロゲン化ビニル及びハ
ロゲン化ビニリデン類、エチレン系不飽和カルボン酸及
びその塩類、アクリiv%エヌテル及びメタクリ/I/
rJ1エステル類、ビ= tV Xステル類、不飽和炭
化水素スルホン酸及びその塩類、スチレン及びそのアル
キル又はハロゲン置換体等のビニル化合物類、ジメチル
アミノエチルメタクリレート等の塩基性基を含有するビ
ニル化合物類等が挙げられ、これらの中から1種または
それ以上を任意に採用するととができる。
次に、AN糸亜合体中に含有させる遠赤外線放射性セラ
ミックスとしては、Si、AI、Li、蹟、Ti、Zr
%V%Nb、Ta、Cr、Mo5W等の金属の窒化吻、
珪化物、炭化物、硼化物及び譲化物等遠赤外線を放射し
得るセラミックスの微粒子の中から1橿またはそれ以上
組み合わせて採用することができ、該微粒子の粒子径は
、ノズル詰り、糸切れ等の製造工程上の問題がなければ
特に限定されないが、5 p m以下、好ましくは21
μm以下が望ましい。
また、該セラミックスの含有量は、AN系重合体/セラ
ミックスの割合(mm比)として80〜99.5/20
〜0.5、好ましくは90〜98/lO〜2が温熱効果
、操栗注等の点で望ましい。
かかる遠赤外線放射性アクリル系繊維の使用形幅として
は、短繊維、長繊維、糸、つよプ、不織布、抄紙シート
、編織物等のいかなる形態であってもよく、また該繊維
単独又は他繊維の1種またはそれ以上と混用便用しても
よい。
次に本発明に係る遠赤外線放射性アクリル系繊維の製造
法について述べる。
かかる製造法としては、本発明の目的とする性能f!:
腑えた繊維が得られる限シ何ら隈屋されないが、工業的
有利に得るには下記のような装造法を採用することが望
ましい。
即ち、ANN系重合体公知の浴剤に浴解して紡糸原液を
作製する際に、セラミックス微粒子、好ましくは該微粒
子の水分散体の所定量を添加混合した後、常法に従って
紡糸、水洗、延伸した仮、乾燥w!、密化、港節処坤、
緩和熱処理、油剤処理、乾燥等を適宜施す。
ここでAN系重合体の浴剤としては、AN系重合体を浴
解し得るf4剤であれば適宜採用することができ、例え
ばロダン塩、塩化亜m等の無+S塩類水浴液、硝醗等の
無機系溶剤、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシド、エチレンカーボネート等
の有磯浴却」を挙げることができ、中でもロダン塩水溶
液を用いることにより、セラミックス微粒子が均一かつ
安定に分散し紡糸性に優れた紡糸原液を提供することが
できるので望ましい。
また、紡糸原液を作製する際に用いられるセラミックス
微粒子の水分散体としては、セラミックス微粒子の表面
を凌っている酸化物肋を積極的に水酸基に置換し、親水
性を向上させるためにセラミックス水分散液を3〜4時
曲ホイルした後に、該セラミックス微粒子に対して1〜
20%、好ましくは5〜15%のポリイミン糸、ポリカ
ルボン酸系等の水溶性嵐合体を分散剤として添加したも
のを使用することが、該セラミックス微粒子の紡糸原液
への均−分散性、紡糸性等を一層改善できるので望まし
い。
次に該紡糸原液を紡糸するには公知の湿式紡糸法、乾/
湿式紡糸法、乾式紡糸法の何れの方法を用いてもよいが
、上記紡糸原液の作製において、好適溶剤であるロダン
塩を使用する際には湿式紡糸することが本発明の目的を
達成するうえで望ましい。
なお、セラミックス倣粒子含有紡糸原液とセラミックス
鑞粒子不合紡糸原液との少なくとも2櫨の紡糸原液を使
用することにより、シース・コア型、サイド・パイ・サ
イド型、サンドイッチ型、ランダム複合型、4−島型等
の形態に複合紡糸することができることは言うまでもな
く、また本発明の目的を損なわない限シ導電性、吸水性
等地の目的を付与し得る鑞粒子、樹脂等を併用してもよ
い。
次いで水洗、延伸、乾燥緻密化、捲稲処理緩和轡処環、
油剤処理、乾燥等は、本発明の目的ケ損なわない限シ通
常AN系繊維の条件を採択することが可能であり、もっ
て目的とする遠赤外線放射性アクリル系繊維を有利に作
製し得る。
(発明の効果ン 上述した本発明に係る遠赤外線放射性アクリル糸繊維は
、所定の遠赤外線放射セラミックスを含有することによ
)、ノズル詰り、糸切れ等の問題なく、温熱効果の優れ
た繊維であシ、さらに着用時、使用時等の摩擦、また洗
濯によりセラミックス微粒子が脱落することがないので
、温熱効果が永続し、そのうえ繊維成形体に容易に加工
できる利点を有している。
また、本発明遠赤外線放射性アクリル系繊維は、単施で
或はポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、モダ
アクリル系等の各種合成繊維;アンゴラ、カシミア、ウ
ール等の各種天然繊維と混用使用することにより、温熱
感を求められる毛布、シーツ、布団、肌着、靴下、ウオ
ームサポータ−、カーテン、カーペット等の素材として
好適に用いることができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、かか
る実施例によシ本発明は何ら限定されるものではない。
尚、!5i!施例中の部および百分率は特に断りのない
限#)電量基準で示す。
以下の実施例において温熱効果は下記の方法によシ測定
したものである。
(1)  温熱効果 供試繊維を番手1/80、撚数 8iT/M、撚セット
70℃×15分で紡績して得た糸を用いて、7cI11
×7cIRのスワッチを作成した。該スワッチを2枚重
ねて片面にライト(ナシロナルレフランプカラー500
WPRF−50ows)を照射し、該照射面の裏側の表
面温度をサーモグラフィー装置t(日本電子製、測定波
長8〜18、a rn )にて測定した。
比較繊維として、日本エクスラン工業■製に8.3デニ
ールのステーブルを用いて同様にスワッチを作製し上記
方法で測定し、その測定温度差を/M熱効果とした。
実施例1 日本軽金属■製、セラコンボR(SiC85〜40%、
5isNa 50〜58%、その他8−10%、平均粒
径1.8μm)水分散液を4時曲ボイルしてlO%水分
散液に調整した後、分散剤としてポリエチレンイミンを
セラミックス量に対して10%添加し、ホモミキサーで
4時間攪拌後、p H7,0に調整してセフミックス水
分散体を得た。
91.4%のAN、8.6%のアクリル端メチル及ヒ0
.2%のメタアリルスルホン酸ソーダヲ水系懸濁重合し
て得られたAN系重合体100部、前記水分散体60部
及び水95部を混合し、溶2Mlとして57.7%のロ
ダンソーダ水浴液602部に78℃で溶解して紡糸原液
を得た。
該紡糸原液を孔径0.07!IIM1孔数100の紡糸
ノズルを用いて一2c、16%ロダンソーダ水浴液中に
紡出した漢、水洗、延伸(#@延伸12−倍)、乾燥緻
密化、捲縮処理、緩和熱処理及び油剤処理を施して8デ
ニールの繊維を得た。
該繊維は+8Cの温熱効果が認められ、また紡糸及びス
ワッチの作成の際には、ノズ/L/詰シ、糸切れ等のト
ラブルは発生せず、作業性は良好であった。
実施例2 水分散体100部及び水45部とする以外は実施例1と
同様にして繊維を得た。該繊維の温熱効果は+40でめ
った。
実施例8 セラミックス微粒子として、SiC(平均粒径0.8.
am) 、ZrC(平均粒径2.5 、a m )及び
Zr5i04(平均粒径1.5 、I!j m )の単
体を各々用いる以外は実施例1と同様にして8種類の繊
維を得た。該繊維の温熱効果は各々+2,5°C1+2
℃、+2°Cであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アクリロニトリル系重合体中に遠赤外線放射セラミック
    スを含有させてなる遠赤外線放射性アクリル系繊維。
JP63138100A 1988-06-03 1988-06-03 遠赤外線放射性アクリル系繊維 Expired - Lifetime JP2580715B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07215779A (ja) * 1994-01-27 1995-08-15 Japan Exlan Co Ltd シアノエチル化セラミックス粒子およびこれを用 いたセラミックス含有繊維とその製造方法

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62238823A (ja) * 1986-04-08 1987-10-19 Toko Gijutsu Kaihatsu Kk 芯鞘複合糸およびその加工法
JPS62238811A (ja) * 1986-04-08 1987-10-19 Toko Gijutsu Kaihatsu Kk 混合紡糸加工法
JPS63105107A (ja) * 1986-10-17 1988-05-10 Kensen Kk 繊維製品の製造方法

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