JPH01305701A - 誘電体フィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、小型電子回路等に使用される誘電体フィルタ
に関する。

〈従来技術及び発明が解決しようとする課題〉積層され
る二枚の誘電体基板の接触面に、複数の共振線路を構成
してなるストリップ線路パターンを配設した誘電体フィ
ルタは、小型でｉ造が簡単であるため、小型電子回路に
好適に使用されている。

この誘電体フィルタにおいて、その濾波特性を向上させ
るために、多数の共振線路からなるフィルタが提供され
ている。

ところで、□従来の構成にあっては、第４図に示すよう
に、二枚の誘電体基板ｘ、ｘの接触面に複数の共振線路
ｙ（図中３ボール型）を、電極間スリットを置いて列設
し、隣接する共振線路間で、磁界結合させるものであっ
た。このために、共振線路ｙの増加に伴い、その配列方
向に沿って、実装面積が拡大することとなった。そして
、その結果、プリント基板上への据え付は面積が太き（
なり、一体型ブロックタイプフィルタとの差異が無くな
り、プリント基板上の回路設計に制限を与えたり、また
は電子回路の小型化に支障を生ずる等の欠点を生じてい
た。

本発明は、実装面積の増大を招くことなく、多数ボール
の誘電体フィルタを実現することを目的とするものであ
る。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、積層される複数枚の誘電体基板の接触内面に
各一本の共振線路を同一方向に形成し、その最下部の共
振線路に、入力端子部を延成し、その最上部の共振線路
に、出力端子部を延成すると共に、最外面には入力端子
部、出力端子部と非接続としたアース導電膜を形成した
ことを特徴とする誘電体フィルタに関するものである。

〈作用〉 上下の共振線路は、夫々上下方向に磁界結合する。この
ため、その最下部の共振線路を入力端子部と接続し、最
上部の共振線路を出力端子部と接続することにより、上
下方向で直列接続されてストリップ線路パターンのフィ
ルタが構成されることとなる。そして、このフィルタは
、前記入力端子部及び、出力端子部により、プリント板
上等に設けられた所要導電端と接続される。

従って、この構成にあっては、その積層数を増加するこ
とにより、所望の多数ポールフィルタが実現されうるこ
ととなる。

〈実施例〉 本発明の一実施例を添付図面について説明する。

第１，２図は、２ボール型のフィルタを示すものであっ
て、三枚の誘電体基板１ａ、ｌｂ、ｌｃの、当接内面に
は、夫々一本の共振線路２ａ、２ｂが同一方向に形成さ
れている。

この共振線路２ａ、２ｂの周囲にはアース導電膜３ａ、
３ｂが形成され、前記共振線路２ａの錬成基端を一側の
アース導電膜３ａに、共振線路３ｂの錬成基端を他側の
アース導電膜３ｂに夫々接続させ、その開放端と、アー
ス導電膜３ａ、３ｂ間に絶縁間隔を形成している。この
共振線路２ａ、２ｂは、その長さを属波長又は坏波長に
設定される。尚、共振線路２ａ、２ｂを同一側のアース
導電膜３ａ　（３ｂ）から延成させても良い。

また前記誘電体基板１ａ及び誘電体基板ＩＣの各外面（
非当接面）には、夫々アース導電膜４ａ、４ｂが形成さ
れている。

さらにまた、上述の共振線路２ａからは、導電路５ａを
介して、誘電体基板１ｂ、１ｃの側縁から、誘電体基板
１ｃの下縁に入力端子部６ａが延出される。同じく、上
述の共振線路２ｂからは、導電路５ｂを介して誘電体基
板１ｃの側縁から、その下縁に出力端子部６ｂが延出さ
れる。そして、該誘電体基板１ｃの下面で、端子部６ａ
、６ｂによりプリント基板の所要導電路と接続可能とな
る。

而して、前記誘電体基板１ａ、Ｉｂ、ｌｃの積層により
端子部６ａ、６ｂ間に、共振線路２ａ。

２ｂが上下方向に直列状配置され、かつ上下の共振線路
２ａ、２ｂは、第２図矢線で示すように夫々上下方向に
磁界結合して、２ボール型誘電フイルタが構成されるこ
ととなる。

第３図は、３ボール型構造の誘電フィルタを示す。

この構造にあって、誘電体基板１１ａ〜ｌｉｄ間には、
各一本の共振線路１２ａ、１２ｂ、１２Ｃが配設され、
上下の共振線路１２ａ、１２ｃには入力端子部１６ａと
、出力端子部１６ｂとが夫々錬成され、その最外面に夫
々アース導電膜１３ａ、１３ｂが形成される。

かか、る構成にあっても、端子部１６ａ、１６ｂ間に、
共振線路１２ａ、１２ｂ、１２ｃが上下方向に直列状配
置され、かつ共振線路１２ａ、、１２ｂ、１２ｃは、第
３図矢線で示すように夫々上下方向に磁界結合して、３
ポール型誘電フイルタが構成されることとなる。

このように、本発明にあっては、前記誘電体基板を所望
の数だけ積層し、その間に、各一本の共振線路を同一方
向に形成することにより、所望数の複数ポール型誘電体
フィルタが構成されることとなる。

〈発明の効果〉 本発明は、上述のように、２ボールまたは３ポール等の
複数ポールからなるフィルタを、誘電体基板を複数積層
し、その間に、各一本の共振線路を形成して、上下方向
に磁界結合することにより、所望ポール数のフィルタを
形成できるようにしたものであり、このため、実装面積
を拡大することなく多数ポールのフィルタを容易に構成
することができ、基板上での回路設計の容易化及び電子
回路の小型化を達成できる等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施例を示し、第１図は２ポール構
造の誘電フィルタの分離斜視図、第２図は側面図、第３
図は３ポール構造の誘電フィルタの側面図である。また
第４図は従来構成の３ポール構造の誘電フィルタの側面
図である。 ｌａ、ｌｂ、ｌｃ・・・誘電体基板 ２ａ、２ｂ・・・共振線路 ３ａ、３ｂ・・・アース導電膜 ６ａ、６ｂ・・・端子部 １１ａ−１ｉｄ・・・誘電体基板 １２ａ、１２ｂ、Ｌ２ｃ・−共振線路 １３ａ、１３ｂ・−・アース導電膜 １６ａ、１６ｂ一端子部 第１　図 ａ 第２図 第３図 １１ｄ　　　　　　１２ｃ 第４Ｉ２１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　積層される複数枚の誘電体基板の接触内面に各一本の
   共振線路を同一方向に形成し、その最下部の共振線路に
   、入力端子部を延成し、その最上部の共振線路に、出力
   端子部を延成すると共に、最外面には入力端子部、出力
   端子部と非接続としたアース導電膜を形成したことを特
   徴とする誘電体フィルタ。