JPH01304445A - インスタント写真装置の遮光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ピールアパート方式のインスタント写真装置
の遮光装置に関する。

従来の技術 従来、ピールアパート方式のインスタント写真装置にお
いては、光学系を介してネガシートへの露光、潜像形成
を行い、このネガシートとポジシートとを現像剤を介装
して重ね合わせることにより、ポジシート上への画像の
転写及び定着を行っている。

ここで、第７図に示すように、ピールアパート方式のイ
ンスタント写真装置における本体ケース１の側面には、
現像剤を介装して重なり合った状態のネガシート２とポ
ジシート３とを排出するための排出口４が形成されてい
る。また、前記本体ケース１の側面には上端側が固定さ
れるとともに下端側が自由端とされて前記排出口４を開
閉自在に覆う可撓性遮光部材５が取付けられている。な
お、この可撓性遮光部材５に変えて、バネと結合された
非可撓性の遮光部材が取付けられている場合もある。

発明が解決しようとする問題点 ネガシート２とポジシート３との排出が行われない場合
は、排出口４は可撓性遮光部材５により閉ざされており
、確実な遮光が行われている。しかし、ネガシート２と
ポジシート３との排出時においては、可撓性遮光部材５
の下端側が外方に押し出されると可撓性遮光部材５の両
側端部において略三角形状の隙間６が生じ、この隙間６
部分から本体ケース１−内に光が入り込んでネガシート
２を感光させてしまうという欠点がある。

問題点を解決するための手段 ピールアパート方式のインスタント写真装置において、
搬送ユニットを収納する本体ケースの側面に凹部を形成
し、ネガシートとポジシー１−とが重なり合った状態で
排出される排出口を前記凹部の奥面部に形成し、上端側
が連結されるとともに下端側が自由端とされて前記排出
口を開閉自在に覆う遮光部材を前記凹部内に設ける。

また、排出口の周縁部に外方に向けて突出する環状の突
起部を形成し、この突起部の先端部と遮光部材の内側面
とを接触させる。

作用 ネガシートとポジシートとが重なり合った状態で排出口
から排出される際において、遮光部材の下端側が外方に
押し出され、遮光部材の両側端部には略三角形状の隙間
が生ずるが、この隙間は凹部の側面部により覆われてい
るため、この隙間部分から本体ケース内への光の入り込
みが大幅に低減される。

また、排出口の周縁部に環状の突起を形成することによ
り、ネガシートとポジシートとの排出が行われていない
状態において、突起部の先端部と遮光部材の内側面とは
線接触状態となり、ネガシートとポジシートとの排出が
行われていない状態における遮光性が向上する。

実施例 特許請求の範囲の請求項１記載の発明の一実施例を第１
１図乃至第３図に基づいて説明する。なお、第７図にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。まず、ピールアパート方式のインスタント写
真装置は、原稿面に照明光を照射しながら所定の露光位
置に結像させる光学系ユニット７と、この露光位置にネ
ガシート２を搬送して露光させ、さらにこのネガシート
２とポジシー１−３とを位置あわせして重ねるとともに
その間に現像剤を介装し、ポジシート３に画像を転写形
成する搬送ユニット８とにより構成されている。なお、
前記搬送ユニット８は本体ケース１内に収納されている
。

つぎに、前記搬送ユニット８について説明する。

ロール状に巻回したネガシート２を収納する遮光性の容
器９が設けられ、この容器９の出口部分には、前記ネガ
シー１−２を引き出すための引き出しローラ１０と、引
き出されたネガシート２を所定の長さに切断するカッタ
ー１１とが設けられている。そして、所定の長さに切断
された前記ネガシート２を露光ドラム１２に向けて搬送
する搬送路１３、及び、露光ドラム１２の外周部の露光
位置において露光及び潜像形成が行われた前記ネガシー
ト２を現像ローラ１４に向けて搬送する搬送路１５が設
けられている。また、前記搬送路１５の下方にはポジシ
ート３を一枚ずつ手差しで供給するポジシート供給部１
６と、供給されたポジシート３を前記現像ローラ１４に
向けて搬送する搬送路１７が設けられている。なお、前
記搬送路１７上には搬送用のローラ１８やセンサ１９が
設けられ、また、前記搬送路１５上にもセンサ２０が設
けられている。

つぎに、前記本体ケース１の側面における前記現像ロー
ラ１４に対向する部分には本体ケース１−の内方に向け
て窪んだ凹部２１が形成されている。

前記凹部２１の奥面部２２には前記ネガシート２左前記
ポジシート３とが重なり合った状態で排出される排出口
２３が形成されている。また、前記凹部２１内には、上
端側が固定されるとともに下端側が自由端とされて前記
排出口２３を開閉自在に覆う遮光部材である可撓性遮光
部材２４が設けられている。なお、前記可撓性遮光部材
２４の両側端部は重犯凹部２１の側面部２５に近接され
ている。

このような構成において、まず、ポジシー１〜供給部１
６からポジシート３を供給すると、このポジシート３は
ローラ１８の回転により搬送路１７を搬送され、ポジシ
ート３の先端部が現像ローラ１４のニップに突き当たっ
た際にローラ１８の回転が停止する。なお、ポジシート
３の搬送方向先端部には第３図に示すように現像剤を収
納したポット２６が貼付けられている。ポジシート３の
先端部が現像ローラ１８のニップに突き当たって搬送が
停止された後、ネガシート２が容器９から引き出される
とともにカッター１１により所定の長さに切断される。

所定長さに切断されたネガシート２は搬送路１３を搬送
され、露光ドラム１２の外周部の露光位置で露光及び潜
像形成が行われる。

さらに、ネガシート２は先端部が現像ローラ１８のニッ
プに突き当る位置まで搬送路１５を搬送される。ネガシ
ート２とポジシート３とが揃うと現像ローラ１４が回転
を始め、両シート２．３が現像ローラ１４の間に食い込
み、その圧力でボンド２６が破れて中の現像剤が流出す
る。ボンド２６から流出した現像剤は面シート２，３間
に均一に引き延ばされ、この現像剤によってネガシート
２上に形成された潜像のポジシート３上への転写及び定
着が行われる。

現像剤を介装して重なり合つれたネガシート２とポジシ
ート３とは、現像ローラ１８を通過した後に排出口２３
から本体ケース１の外部に排出される。この排出時にお
いて、両シート２，３の先端部が可撓性遮光部材２４に
突き当たると可撓性遮光部材２４の下端側が外方に押さ
れ、可撓性遮光部材２４の両側端部には略三角形状の隙
間２７が生ずる。しかし、この隙間２７部分の両側には
凹部２１の側面部２５が近接して位置しており、隙間２
７から本体ケース１内への光の侵入が大幅に低減される
。このため、排出口２３から本体ケース１内への光の侵
入によるネガシー１〜２の感光が防止される。なお、両
シート２，３の排出が行われない状態においては、可撓
性遮光部材２４が排出口２３の周縁部に接触しており、
排出口２３からの光の侵入が防止されている。

ついで、特許請求の範囲の請求項２記載の発明の第一の
実施例を第５図に基づいて説明する。なお、第１図乃至
第４図において説明した部分と同一部分は同一符号で示
し、説明も省略する（以下、同様）。本実施例は、本体
ケース１の凹部２１の奥面部２２に排出口２３を形成す
るとともに、この排出口２３の周縁部に外方に向けて突
出する環状の突起部２８を形成し、可撓性遮光部材２４
の内側面を突起部２８の先端部に接触させたものである
。従って、可撓性遮光部材２４と突起部２８とは線接触
する状態となり、両シート２，３の排出が行われない状
態における遮光性が向上する。

ついで、特許請求の範囲の請求項２記載の発明の第二の
実施例を第６図に基づいて説明する。本実施例は、排出
口２３の周縁部に外方に向けて突出する環状の突起部２
９を形成するとともに、この突起部２９に外方に向かう
につれて裾拡がりとなる傾斜をつけたものである。従っ
て、可撓性遮光部材２４の内側面と突起部２９の先端部
との接触状態が強くなり、両シート２，３の排出が行わ
れない状態における遮光性がより一層向上する。

発明の効果 本発明は、上述のように本体ケースの側面に凹部を形成
するとともにこの凹部の奥面部に排出口を形成し、上端
側が連結されるとともに下端側が自由端とされた遮光部
材によって排出口を開閉自在に覆ったことにより、排出
口からのネガシートとポジシートとの排出を行うべく遮
光部材の下端側を外方に押し出した際に、遮光部材の両
側端部に生ずる略三角形状の隙間を凹部の側面部により
覆うことができ、従って、ネガシートとポジシートとの
排出時において排出口から本体ケース内への光の侵入を
大幅に低減させることができるとともに本体ケース内に
侵入する光によるネガシートの感光を防止することがで
き、さらに、排出口の周縁部に外方に向けて突出する環
状の突起部を形成し、この突起部の先端部に遮光部材の
内側面を接触させたことにより、この接触部分が線接触
状ｆｍとなるためにネガシートとポジシートとの排出を
行わない状態における排出口の遮光性を向上させること
かできる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は特許請求の範囲の請求項１記載の発明の一実施
例を示すピールアパート式インスタント写真装置の全体
構成図、第２図は排出口の部分を拡大して示す縦断側面
図、第３図は排出口の部分を拡大して示す正面図、第４
図はポジシートを示す斜視図、第５図は特許請求の範囲
の請求項２記載の発明の第一の実施例における排出口の
部分を示す縦ＦＩＲ側面図、第６図は特許請求の範囲の
請求項２記載の発明の第二の実施例における排出口の部
分を示す縦断側面図、第７図は従来例における排出口の
部分を示す縦断側面図である。 １・・・本体ケース、２・・・ネガシート、３・・・ポ
ジシート、８・・・搬送ユニット、２１・・・凹部、２
２・・・奥面部、２３・・・排出口、２４・・・遮光部
材、２８・・・突起部、２９・・・突起部 【〕 一集Ｚ図 ３．３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ピールアパート方式のインスタント写真装置におい
   て、搬送ユニットを収納する本体ケースの側面に凹部を
   形成し、ネガシートとポジシートとが重なり合つた状態
   で排出される排出口を前記凹部の奥面部に形成し、上端
   側が連結されるとともに下端側が自由端とされて前記排
   出口を開閉自在に覆う遮光部材を前記凹部内に設けたこ
   とを特徴とするインスタント写真装置の遮光装置。 ２、排出口の周縁部に外方に向けて突出する環状の突起
   部を形成し、この突起部の先端部と遮光部材の内側面と
   を接触させたことを特徴とする請求項１記載のインスタ
   ント写真装置の遮光装置。