JPH0130350Y2 - - Google Patents

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JPH0130350Y2
JPH0130350Y2 JP1982021765U JP2176582U JPH0130350Y2 JP H0130350 Y2 JPH0130350 Y2 JP H0130350Y2 JP 1982021765 U JP1982021765 U JP 1982021765U JP 2176582 U JP2176582 U JP 2176582U JP H0130350 Y2 JPH0130350 Y2 JP H0130350Y2
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winding core
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は食品包装用のラツプフイルム及び、
アルミニウムホイル(本書ではこれらを総称して
フイルムという)の収納箱の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第6図及び第7図は例えば実公昭43−13674号
公報のフイルム収納箱を示す平面図(カバーを開
いた図で一部断面図示有)と、第6図の−線
断面図である。図において、1は側板1a3面と
端板1b2面で、開口部1cを有した長方形の箱
体。1dは箱体1の開口部1cをふさいだり、開
けたり出来るカバーで、カバー1dの縁部には切
断刃2を有する。箱体1の片方の端板1bに穴1
fを設け、その穴1fに着脱出来るテーパー形の
短軸3aを挿着し、他方の端板1bにもテーパー
形の短軸3bを設け、その両短軸3a,3bにフ
イルム4を巻いた中空芯5をはめ、回転出来るよ
うにしたフイルム収納箱である。従つて、フイル
ム4を取り出す時はカバー1dを開け、片手に箱
体1、他方の手でフイルム4の端をつかんで所要
量引き出す。フイルム4を切断する時は、箱体1
を持つ手で側板1a面を押えるとフイルム4巻き
に押圧がかかつて、フイルム4巻きが回転出来な
くなり、フイルム4を切断刃2に当てて引つ張る
と切断出来るものである。
また、第8図及び第9図は実開昭52−95736号
公報に示されたフイルム収納箱の平面図(一部断
面図示有)と、第8図の−線断面図である。
この考案は箱体1の端板1bに穴1fを設け、フ
イルム4を巻いた中空芯5を回転出来るように保
持し、フイルム4の円滑な取り出しを図つたもの
である。フイルム4の取り出し要領は前例と同様
カバー1dを開け、フイルム4の先端をつかんで
所要量引き出す。フイルム4を切断する時は、箱
体1を押え、フイルム4を切断刃2に当てながら
引つ張ると切断出来るものである。
また、第10図及び第11図は実開昭56−
88627号公報に示されたフイルム収納箱の斜視図
と第10図のXI−XI線断面図を示す。1dは側板
1aを延長して箱体1の開口部1cをふさぐカバ
ーで、カバー1dの両端には爪1eを有す。1g
は開口部1cを形成するもう一面の側板1aを伸
ばし、外側に曲げた折り曲げ部で、カバー1dの
爪1eにより保持され、常時箱体1の側板1a面
から適当な角度(約60度)をもつて突き出すよう
に構成したものである。カバー1d及び折り曲げ
部1gの先端中央部にはそれぞれ切り欠き1hを
有し、親指と人差し指でフイルム4をつまみ出せ
るようにしたものである。箱体1内には中空芯5
に巻かれたフイルム4があり、フイルム4はカバ
ー1dと折り曲げ部1gの間から出すようにした
ものであるが、カバー1dと折り曲げ部1gは切
断刃2の近くまであり、先端は常時箱体1から離
れるようにし、フイルム4をつまむ時、手が切断
刃2に触わらないようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の如く従来の食品包装用フイルムの収納箱
は、フイルム4の巻き芯が中空芯5で、中空芯5
の外径は箱体1の側板1a間距離の約半分以上を
占めていた。これはフイルム4の切断時、例えフ
イルム4が少量になつても、箱体1を持つ手で箱
体1を押えた時、フイルム4巻きに押圧がかかり
フイルム4巻きが回転出来ぬようにするためであ
る。いいかえれば、従来の箱体構造で単に巻き芯
径を小さくしても、フイルム4巻きを押えること
が出来ず、フイルム4を切断する時、フイルム4
を切断刃2に当て引張つても、フイルム4が出て
くるだけで切断は出来ない。
そして、この箱体1内の巻き芯径が大きくフイ
ルム4の巻き量が少ないことは、フイルム4の単
位当りの経費(箱体、巻き芯、切断刃等の資材費
及び加工費など)が高いものとなり、さらに使用
者はフイルム4の量が少ないため、買い置きを余
儀なくされ、販売者も扱い量が多く流通面等でも
不利であつた。
また、箱体1よりフイルム4を取り出す場合、
従来品には一長一短があつた。すなわち、フイル
ム4の巻き芯を箱体1の端板1bで保持し、フイ
ルム4の取り出しは円滑にしたものの、フイルム
4を出す時、いちいちカバー1dを開けるもの
は、カバー1dの操作がわずらわしく、閉め忘れ
た時はフイルム4が汚れることがあつた。また第
10図、第11図はフイルム4を取り易くする目
的より、箱体1からカバー1d及び折り曲げ部1
gを突き出す形状にしたものであるが、食器棚等
にしまう時、突き出し部分が邪魔になり、場所を
とる不都合があつた。またフイルム4へほこりが
付着しないよう、カバー1dと折り曲げ部1gを
切断刃2近くまで伸ばし、カバー1dの中央部に
切り欠き1hを設けたものであるが、フイルム4
は薄く広幅なため、フイルム4を引張つて切断す
る時、切れ初めは切断刃2に沿つて切れるもの
の、斜めに自己破断する場合もあり、この時は中
央部の切り欠き1h位置に、フイルム4がのぞか
ない場合もあつて不都合であつた。
本考案は上記のような諸問題を解消するために
なされたもので、箱体1の大きさは従来通りで
も、フイルム4の長さを大幅にふやし、かつ、フ
イルム4の取り出しを便利にした包装用フイルム
の収納箱を得ることを目的とする。
〔問題点を解消するための手段〕
フイルムの巻き芯径を箱体の側板間距離の半分
以下とし、巻き芯の両端を箱体の端板で保持し、
一定位置で回転出来るようにする。箱体の開口部
を形成する片側の側板(カバー)を伸ばし開口部
をふさぐと共に、他の側板と重なるようにする。
フイルムをその間から出し、カバーを箱体に固定
するものであるが、カバーの先端と切断刃間は手
でフイルムがつかめる間隔を有するようにする。
〔作用〕
巻き芯径が箱体の側板間距離の半分以下、すな
わち箱体の半分以上はフイルムが巻かれているた
め、フイルムの単位当りの経費が安くなる。巻き
芯は箱体に回転出来るようにして保持されている
ため、フイルムの取り出しが円滑になる。フイル
ムは箱体とカバーの重なり部を通るもので、箱体
を持つ手でその部分を押えれば、切断時に必要な
フイルムの停止が出来る。カバーの先端と切断刃
間にはフイルムがつかめる間隔があり、かつ、フ
イルムはカバーと箱体に挾まつて自由に動かない
ため、フイルムの口出し量は常に確保出来、カバ
ーは箱体に常時挿着したまま使用出来る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図から第3図
で説明する。図中、第6図から第11図と同符号
は同一(相当)部分を示す。1dは箱体1の開口
部1cを形成する側板1aの片側を伸ばした箱体
1の開口部1cをふさぐカバーで、カバー1dの
先端部の両端には切り込み1kを有す。1gは箱
体1の開口部1cを形成するもう一面の側板1a
を伸ばし、外側に曲げた折り曲げ部である。1j
は側板1aの両端部に設けた切り溝で、カバー1
dの切り込み1kの端を入れるようにしたもの
で、押し入れれば折り曲げ部1gを押え込みなが
ら、カバー1dを箱体1に保持出来るものであ
る。6は例えばプラスチツクの成形品から出来た
フイルム4の巻き芯で、巻き芯6の外径は箱体1
の側板1a間距離の半分以下(図は約3.5分の1
である)とするものである。6aは巻き芯6の両
端に形成した丸軸、1fは箱体1の端板1bのほ
ぼ中央部に設けた穴で、丸軸6aの径より少し大
きく、巻き芯6部分は通さない穴である。従つて
巻芯6はフイルム4を引けば箱体1内の一定位置
で回転するものである。尚、巻き芯6はプラスチ
ツク材料の成形品とすれば強度を保持して、材料
を節約した形状も自由であり、量産に適しコスト
も安いものが得られる。
箱体1の開口部1cとつづきの折り曲げ部1g
は密着折りでないため、材料の剛性でカバー1d
を押し上げるように力が働き、カバー1dは折り
曲げ部1gを押し下げるように力が働いて、フイ
ルム4を挾んで移動しにくいものとなる。しかし
フイルム4は薄くて表面がなめらかなため、この
ままの状態でフイルム4を引張つても、フイルム
4を停止するだけの力は出ない。しかし箱体1を
持つ手で折り曲げ部1gとカバー1dの重なり部
分のカバー1d上を押えると、摩擦力が増大して
フイルム4を引く力を容易に止めることが出来、
フイルム4を切断刃2に当てながら引張れば、フ
イルム4は容易に切断出来るものである。
カバー1dはカバー1dの先端と切断刃2との
間にフイルム4を手でつかめる間隔(図示A)が
あるため、一旦口出しをすれば以後カバー1dを
箱体1に挿着したままでも、常につかみ代が確保
出来る。
本考案の巻き芯6は細いため、従来と同じ太さ
の箱体1なら大巾にフイルム4の長さをふやすこ
とが出来、フイルム4の単位当りのコストを大巾
に下げることが出来る。
巻き芯6は箱体1に保持されているため、そし
てフイルム4は折り曲げ部1gとカバー1d間に
挾まれているため、取り扱い上において箱体1を
いろいろな姿勢にしても、フイルム4はからむこ
となく円滑に引き出すことが出来る。またカバー
1dは常時箱体1の切り溝1jに差し込まれて開
かないため、箱体1内のフイルム4を汚すことも
ないし、箱体1の外観もすつきりして、しまう時
も楽である。フイルム4のつかみ代がフイルム4
の全巾にわたつてあるため、フイルム4が少々斜
めに自己破断しても、また縁部で例えフイルム4
がひつかかつても容易に手で直すことが出来る。
以下、第4図及び第5図でこの考案の他の実施
例を説明する。図中、第1図から第3図と同符号
は同一(相当)部分を示し、6bは巻き芯6の両
端に設けた穴、7は箱体1の端板1bに設けた軸
受ピン、8は箱体1の側板1aの外面に貼つた帯
状のスポンジ材である。すなわち、フイルム4を
巻いた巻き芯6は、両端の穴6bを箱体1の端板
1bに設けた軸受ピン7にはめ、回転出来るよう
に保持したものである。第2図の如く箱体1の軸
受部に隙間が生じないため、ほこりの浸入がなく
回転障害を防ぐことが出来る。
フイルム4はカバー1dとスポンジ材8の間に
通し、スポンジ材8の弾力でフイルム4を保持す
るようにしたものであり、フイルム4は切断する
時は、スポンジ材8のあるカバー1d上を指で押
せば、その部分のスポンジ材8も圧縮することに
なつて、フイルム4を押える力が強くなり、フイ
ルム4の出るのを止めることが出来、切断が可能
となるものである。
尚、カバー1dを箱体1に差し込んで固定する
方法は、上述のほか箱体1の作り方によつて切り
溝1jの方向、カバー1dの切り込み1k方によ
つて、カバー1dの止め方もいろいろ考えられる
が、要は簡便にして常時カバー1dが開かないよ
うに箱体1に挿着出来るものであればよい。
また、箱体1の内部からフイルム4を外へ取り
出す通し方も上述のほか、箱体1の側板1aにフ
イルム4の通る長溝を作り、そこをくぐらせても
よく、箱体1の側板1a角に設ける切断刃2の位
置に応じては、カバー1d及び折り曲げ部1gを
伸ばし、箱体1の側板1aを2面経て外に出るよ
うにしても構わない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案はフイルムの巻
き芯径を小さく、フイルムの取り出しを容易にし
たもので、従来の箱体と同等の大きさならば、フ
イルムの長さは格段に長く、従つてフイルムの単
位当りの経費が大幅に下り、利用者に利益を与え
資源の節約が出来る。またフイルムの取り出しが
円滑で、カバーをしたまま使用出来るため使い易
く、衛生的である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による包装用フイルムの収納
箱の一実施例を示す平面図、第2図は第1図の側
面図(一部断面図示有)、第3図は第1図の−
線断面図である。第4図はこの考案の他の実施
例を示す平面図(一部断面図示有)、第5図は第
4図の−線断面図である。第6図、第8図、
第10図はそれぞれ公知例を示す図で、第7図は
第6図の−線断面図、第9図は第8図の−
線断面図、第11図は第10図のXI−XI線断面
図である。 1は箱体、1aは側板、1bは端板、1cは開
口部、1dはカバー、1eは爪、1fは端板1b
の穴、1gは折り曲げ部、1jは切り溝、1kは
切り込み、2は切断刃、4はフイルム、6は巻き
芯、6aは巻き芯6の丸軸、6bは巻き芯6の
穴、7は軸受ピン、8はスポンジ材、Aはカバー
1dと切断刃2との間隔である。尚、図中同一符
号は同一(相当)部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルムの巻き芯の外径を、フイルムを収納す
    る箱体の側板間距離の半分以下にした巻き芯と、
    その巻き芯が箱体内で一定位置に回転出来るよう
    に、巻き芯の両端を保持する端板と、フイルム巻
    きを箱体内に入れる開口部を形成する側板の片側
    を伸ばし、開口部をふさぐと共に、箱体の開口部
    を形成する他の側板の上に重なるように設けたカ
    バーと、カバーの先端部の両端と箱体に挿着が出
    来る切り溝と、カバーの先端から出るフイルムを
    手でつかめる距離を設けて、箱体にフイルムの切
    断刃とを備え、箱体内から出したフイルムを切断
    する時は、側板と重なつたカバー上を手で押えれ
    ば、フイルムの動きがほぼ停止出来て、フイルム
    が切断刃で切断出来るように構成した包装用フイ
    ルムの収納箱。
JP2176582U 1982-02-17 1982-02-17 包装用フイルムの収納箱 Granted JPS58125121U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2176582U JPS58125121U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 包装用フイルムの収納箱

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JP2176582U JPS58125121U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 包装用フイルムの収納箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58125121U JPS58125121U (ja) 1983-08-25
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ID=30033882

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JP2176582U Granted JPS58125121U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 包装用フイルムの収納箱

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152037U (ja) * 1976-05-13 1977-11-17
JPS5688627U (ja) * 1979-12-09 1981-07-15

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JPS58125121U (ja) 1983-08-25

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