JPH0131053Y2 - - Google Patents

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JPH0131053Y2
JPH0131053Y2 JP16979086U JP16979086U JPH0131053Y2 JP H0131053 Y2 JPH0131053 Y2 JP H0131053Y2 JP 16979086 U JP16979086 U JP 16979086U JP 16979086 U JP16979086 U JP 16979086U JP H0131053 Y2 JPH0131053 Y2 JP H0131053Y2
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JP
Japan
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paper
decorative paper
inner cylinder
decorative
storage device
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JP16979086U
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は油取り紙などの化粧用紙を収納する
装置に関する。
(b) 従来技術 油取り紙などの化粧用紙は化粧する者、特に女
性にとつては必需品にもなつており、口紅やコン
パクトケースとともにハンドバツグに入れて常に
携帯していることが多い。従来より、化粧用紙を
携帯する場合には、多数枚の化粧用紙をただ単に
重ね合わせたばら切り方式で携帯することのほ
か、多数枚の化粧用紙を携帯に便利な形に綴じ合
わせたものを携帯することや、化粧用紙収納装置
(以下、単に収納装置という。)に入れて携帯する
ことが行なわれている。これらを次に説明する。
第6図は多数枚の化粧用紙pを重ね合わせ、そ
の一端部を糊付けして綴じ合わせたブツク方式の
紙束Pを示し、化粧用紙pを一枚ずつ剥がして使
用するものである。第7図は一枚の厚紙を曲成す
ることによつて箱形の収納部51と蓋52とを形
成した収納装置を示しており、収納部51に収納
した多数枚の化粧用紙pを収納部51の引出口5
3から一枚ずつ引き出して使用できるようになつ
ている。第8図は袋状の収納部55とカバー56
とを柔軟性のあるプラスチツクによつて一体に形
成した収納装置を示しており、収納部55に収納
した多数枚の化粧用紙pを収納部55の引出口5
7から一枚ずつ引き出して使用できるようになつ
ている。これら第7図と第8図の収納装置に収納
される紙束Pは、第5図に示すように、同一方向
に二つ折りした二枚の化粧用紙p1,p3のそれぞれ
の片側の折曲片をこれらの化粧用紙とは反対方向
に二つ折りした化粧用紙p2に挾み込んだ状態で多
数枚の化粧用紙を重ね合わせてなり、例えば第7
図の引出口53から化粧用紙pを引き出すと、こ
の化粧用紙pに引つ張られて次の化粧用紙の折曲
片が引出口53へ引つ張り出されるように工夫さ
れている。第8図の引出口57から化粧用紙pを
引き出した場合も同様である。このような引出方
式はポツプアツプ方式と呼ばれてている。
(c) 考案が解決しようとする問題点 ところが、ポツプアツプ方式を採用した従来の
収納装置は、厚紙や柔軟性のあるプラスチツクに
よつて偏平に構成されていたので、ハンドバツグ
などに入れて携帯している間に何らかの原因で折
れ曲がつて化粧用紙pに皺が生じやすい。化粧用
紙pに皺が生じると、上記引出口53,57から
次々と化粧用紙pを引き出すことができなくな
る。また、従来の収納装置は引出口53,57か
ら化粧用紙pの端部が常に突き出ているので、化
粧用紙pにごみやほこりが付きやすく、衛生面で
満足のいくものではなかつた。
このように従来では、化粧用紙pに皺が生じや
すく、しかも、衛生面での満足が得られないとい
う問題があつた。
この考案は、収納装置を円筒状にしてその剛性
を高めると同時に、化粧用紙の使用時にのみ化粧
用紙の端部を引出口から突き出させ、不使用時に
は収納装置の内部に化粧用紙の端部を収納できる
ようにすることによつて、携帯中に化粧用紙に皺
が生じるおそれがなく、しかも衛生的な収納装置
を提供することを目的とする。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案に係る収納装置は、ポツプアツプ方式
で化粧用紙を一枚ずつ引き出せるようにしたもの
であつて、紙束が湾曲状に折り曲げて収納され、
かつ、湾曲状に折り曲げられた上記紙束の端部に
対向される突起と軸線方向に延びるスリツト状の
開口とを有する内筒と、上記内筒に相対回転可能
に外嵌合され、かつ、化粧用紙の引出口を有する
外筒と、上記内筒の端部に嵌着される突出部に鍔
形の操作部が設けられたキヤツプとによつて構成
されるものである。
(e) 作用 この考案の収納装置は、紙束を湾曲状に折り曲
げて収納した内筒の開口から最初に引き出される
化粧用紙の端部を突き出させておき、この内筒に
外筒を外嵌合すると共に、キヤツプの突出部を上
記内筒の端部に嵌着することによつて組み立てら
れる。そして、内筒と外筒を逆方向に相対回転さ
せると、上記化粧用紙の弾力性によつてその端部
が外筒の引出口に差し掛かつた時点で引出口から
突き出してくる。したがつて、化粧用紙の端部が
引出口が突き出したところで内筒と外筒の相対回
転を止め、引出口から突き出した化粧用紙を引き
出すと、それに引つ張られて次の化粧用紙の端部
が引出口から突き出してくる。また、引出口から
化粧用紙の端部が突き出している状態から内筒と
外筒を所定角度だけ相対回転させると、化粧用紙
の端部は内筒と外筒との間の隙間に完全に引き込
まれる。
(f) 実施例 第1図はこの考案の実施例による収納装置の分
解斜視図であり、1は内筒、2は外筒、3はキヤ
ツプを示している。内筒1は、軸線方向の全長に
亘つて形成された割溝よりなるスリツト状の開口
4と、この開口4の対向個所から半径方向に立ち
上げられた板状の突起5とを備える円筒状部材よ
なる。外筒2は、両端部を除く全長部分にスリツ
ト状の引出口6が形成された円筒状部材よりな
り、外筒2の全長は内筒の全長よりやゝ短く、ま
た、引出口4の縦幅(外筒2の周方向の幅)は上
記開口4の縦幅(内筒1の周方向の幅)よりも
やゝ大きくなつている。キヤツプ3は突出部7と
鍔形の操作部8とを有するプラスチツク成形品よ
りなる。なお、内筒1及び外筒2は滑性に富む材
質で作ることが望ましく、たとえば硬質のプラス
チツクなどで作るとよい。
第2図は組み立てられた収納装置の部分縦断側
面図であり、同図のように、内筒1には外筒2が
外嵌合される。また、内筒1の両端部のそれぞれ
にはキヤツプ3の突出部7が嵌着される。また、
第1図に示した紙束Pは、あらかじめ内筒1に湾
曲状に折り曲げて収納され、かつ、最初に引き出
される化粧用紙の端部が開口4から突き出されて
いる。そして、内筒1に収納された紙束Pの端部
には突起5が対向される。なお、紙束Pとして
は、化粧用の油取り紙や化粧料を含浸させた紙な
どを第5図で説明した状態に重ね合わせたものが
使用される。
このような組立状態において、紙束Pはキヤツ
プ3の突出部7によつて抜け落ちが防止され、ま
た、外筒2は二つのキヤツプ3,3の操作部8,
8の間で、内筒1に対して相対回転可能に保持さ
れる。したがつて、内筒1と外筒2を相対回転さ
せることにより開口4と引出口6を第3図Aのよ
うに合わせることも第3図Bのように両者を食い
違わせることもできる。内筒1と外筒2を相対回
転させる方法としては、たとえば片方の手で外筒
2を持ち、他方の手で操作部8を回転させる方
法、片手の手の平で操作部8を押さえた状態から
その手の指で外筒2を回転させる方法などがあ
る。
化粧用紙pの不使用時には、第3図Bのよう
に、開口4と引出口6とを食い違わせ、開口4か
ら突き出している化粧用紙pの端部を内筒1と外
筒2との間に挾み込んだ状態で収納しておく。こ
うしておくと、化粧用紙pは引出口6の内部へ完
全に引き込まれた状態となり、ごみやほこりが付
着する心配がなく、衛生上好ましい。化粧用紙p
を使用するときは、第3図Bの状態から例えば外
筒2を同図矢印Aの方向へ回転させる。外筒2を
この方向へ回転させると、化粧用紙pの端部が引
出口6に差し掛かつた時点で化粧用紙pの弾力性
によつてその端部が引出口6に臨み、引出口6が
上記開口4に合わさる直前ないし合わさつた状態
では第3図Aのように化粧用紙pの端部が引出口
6から突き出す。このように化粧用紙pの端部が
引出口6から突き出した状態のときにその化粧用
紙pを引き出すと、この引き出しに伴つて共回り
しようとする紙束Pの端部が突起5に当たつてそ
の共回りが阻止され、次の化粧用紙の端部がポツ
プアツプ方式で引出口6から突き出し、次々と化
粧用紙を引き出して使用することができる。化粧
用紙pの使用後には、外筒2を回転させて第3図
Bの状態にしておく。なお、引出口6から化粧用
紙pの端部を突き出させるための外筒2の回転方
向は、開口4から突き出している化粧用紙pの端
部が折れ曲がつている方向とは反対方向にする必
要があり、その方向に外筒2を回転させれば化粧
用紙pの端部が左右いずれの方向に折れ曲がつて
いても引出口6から化粧用紙pの端部が突き出
る。
第4図は突起5にコ字形断面の凹入部9を形成
し、この凹入部9に紙束Pの一端部を巻き込んだ
状態を示している。こうしておくと、紙束Pを形
成している化粧用紙pの縦幅を大きくできる利点
がある。
(g) 考案の効果 以上のように構成されるこの考案の収納装置に
よると、ポツプアツプ方式で次々と化粧用紙を引
き出して使用できることは勿論、内筒及び外筒が
共に円筒状であることから全体の剛性が従来のも
のに比べて非常に強くなり、携帯中に折れ曲がつ
て化粧用紙に皺が生じるといつた心配がなく、し
かも、化粧用紙の不使用時には化粧用紙の端部を
内筒と外筒との間の隙間へ挾み込んで収納できる
ので、化粧用紙にごみやほこりが付かず、衛生的
である。また、全体形状が円筒形であるから、デ
ザインのバリエーシヨンに富み、たとえば口紅形
にしておくとハンドバツクに他の化粧用具と共に
入れて携帯するのに便利であり、万年筆形として
衣類の胸ポケツトなどに差して携帯したりペンダ
ントとして携帯すれば、アクセサリーとしても有
益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による収納装置の分
解斜視図、第2図は組み立てられた収納装置の部
分縦断側面図、第3図A,Bは上記収納装置の使
用状態を示す縦断正面図、第4図は変形例による
突起を備えた収納装置の縦断正面図、第5図は紙
束の一例を示す説明図、第6図はブツク方式の紙
束を示す概略斜視図、第7図は従来の収納装置の
斜視図、第8図は従来の他の収納装置の斜視図で
ある。 1……内筒、2……外筒、3……キヤツプ、4
……開口、5……突起、6……引出口、7……突
出部、8……操作部、p,p1,p2,p3……化粧用
紙、P……紙束。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 同一方向に二つ折りした二枚の化粧用紙のそれ
    ぞれの片側の折曲片をこれらの化粧用紙とは反対
    方向に二つ折りした化粧用紙に挾み込んだ状態で
    多数枚の化粧用紙を重ね合わせてなる紙束が湾曲
    状に折り曲げて収納され、かつ、湾曲状に折り曲
    げられた上記紙束の端部に対向される突起と軸線
    方向に延びるスリツト状の開口とを有する内筒
    と、 上記内筒に相対回転可能に外嵌合され、かつ、
    化粧用紙の引出口を有する外筒と、 上記内筒の端部に嵌着される突出部に鍔形の操
    作部が設けられたキヤツプとからなる化粧用紙収
    納装置。
JP16979086U 1986-11-05 1986-11-05 Expired JPH0131053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16979086U JPH0131053Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16979086U JPH0131053Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05

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Publication Number Publication Date
JPS6375224U JPS6375224U (ja) 1988-05-19
JPH0131053Y2 true JPH0131053Y2 (ja) 1989-09-22

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JP16979086U Expired JPH0131053Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6251877B2 (ja) * 2016-05-28 2017-12-27 宇野 公二 携帯式収納具

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JPS6375224U (ja) 1988-05-19

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