JPH01302976A - デジタル信号挿入装置 - Google Patents

デジタル信号挿入装置

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JPH01302976A
JPH01302976A JP13314088A JP13314088A JPH01302976A JP H01302976 A JPH01302976 A JP H01302976A JP 13314088 A JP13314088 A JP 13314088A JP 13314088 A JP13314088 A JP 13314088A JP H01302976 A JPH01302976 A JP H01302976A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデジタル信号挿入装置に係り、特に文字信号等
のデジタル信号を映像信号の垂直帰線期間内の所定の水
平走査期間に挿入するデジタル信号挿入装置に関する。
(従来の技術) 最近、新しい放送サービスとして文字多重放送(文字放
送)が実用化されている。
この文字放送の信号(文字信号パケット)は、現在のテ
レビジョン信号の時間的隙間(すなわち、映像信号の垂
直帰線消去期間内の所定の水平走査期間)を利用してデ
ジタル信号として伝送され、受信装置側では、その信号
を復号、変換し、テレビジョン画面に画像を表示したり
音楽などの付加音を発生して、文字放送番組が視聴でき
るようになっている。
また、テレビジョン放送において文字信号を映像信号の
垂直帰線消去期間内に挿入(重畳)する場合、文字信号
のデータクロックと映像信号との関係(挿入位置)は、
第4図に示すような放送規格により正確に定められてい
る。
従って、放送局側では、この関係を満足するように文字
信号を映像信号の所定の位置に正確に挿入(重畳)して
送出している。
ところで、文字信号(文字放送の情報)は、必ずしも放
送局からの文字放送による伝送に限られることはなく、
例えば簡易的に作成した文字信号を文字信号挿入装置(
インリーータ)により映像信号に挿入しても良い。そし
て、この文字信号が挿入された映像信号をビデオテープ
レコーダ等の映像信号記録装置により記録媒体に記録し
、再生時に文字放送を受信するのど同様の受信装置(文
字放送デコーダ)で再生文字信号を復号、変換し、テレ
ビジョン画面に画像を表示する文字信号挿入システムが
考えられる。
この場合、放送局で文字信号を映像信号に挿入する場合
に対して、文字信号挿入装置としては安価なものが望ま
れる。更に、文字信号が挿入される映像信号を、例えば
家庭用ビデオテープレコーダに記録し、これを再生した
信号がジッタを含んでいたりして放送規格を厳密に満た
していない場合があることも考慮する必要がある。
第5図は文字信号を映像信号に挿入するためのシステム
の一例を示すブロック図である。
同図において、文字信号挿入装置工には映像信号が入力
される。一方、フロッピーディスク■に記憶されていた
文字信号のデータ(文字情報)は、読み出されてパーソ
ナルコンビコータ■に供給される。供給された文字信号
のデータは、パーソナルコンピータ■で映像信号に挿入
するのに適した形のデータとされ、更に誤り訂正符号が
イ」加され、文字信号挿入システムのランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)に文字信号を映像信号に挿入する
期間以外の期間(例えば、絵柄が送られている期間の一
部)において記憶される。更に、このRAMに記憶され
たデータは、文字信号を挿入すべき時点く垂直帰線消去
期間内の所定の水平走査期間)で読み出され、映像信号
に挿入される。
文字信号挿入装置工の出力、すなわち文字信号−3= が挿入された映像信号は、ビデオテープレコーダ(VT
R)rVで磁気テープに記録され、この再生出力は文字
放送デコーダVに供給されて、復号(デコード)され、
文字信号として出力される。
ここで、上記した文字放送デコーダに用いるクロック再
生回路について説明する。第6図はタロツク再生回路の
一例を示すブロック図、第7図は文字信号の1水平走査
期間(以下、1ラインとも記す)内の構成を示す図であ
る。
第6図において、入力端子1には文字信号が挿入された
映像信号が入力され、この映像信号はクロックランイン
ゲート回路2で、第7図に示すJzうに文字信号の先頭
の部分に付加されているクロックランイン(周波数は、
例えば2.86 Mllz)が抜き取られる。更に、抜
き取られたクロックランインは2逓倍回路3で2倍の周
波数にされて位相検出・保持回路4に供給される。
位相検出・保持回路4では、2倍の周波数にされたクロ
ックランインど、例えば5.73 MIIZのクロック
周波数で発振する水晶発振器50発振出カとが位相比較
され、その比較結果がその1ライン期間だ(プ保持され
る。
更に、移相回路6において水晶発振器50発振出力を上
記位相比較結果に応じて移相することにより、データ扱
き取りに適した位相のクロックが出力端子7に得られる
上記したクロック再生回路によれば、例えば文字信号が
挿入された映像信号を家庭用ビデオテープレコーダに記
録し、これを再生した場合のように、ジッタを含んでク
ロックランイン周波数が完全に2.86MHzに一致し
ない場合でも、そのジッタの大きさが、1ライン期間の
間において最適なりロック位相が大きくずれる程大きく
なければ、文字信号を復号(デコード)することができ
る。
なお、このようなりロック再生回路は、例えば松下電子
工業株式会社製の集積回路(型番AN5360)によっ
て実施されている。
次に、第8図に示す文字信号挿入装置工の一例として考
えられるものについて説明する。
第8図は文字信号挿入装置■の一例を示すブロツク図で
ある。
同図において、入力端子11には文字信号が挿入された
映像信号が入力される。この入力映像信号はクランプ回
路12を通った後、スイッチ13の一方の入力端子Aを
介し、更にスイッチ13の可動接片が他方の入力端子B
側に切換えられる期間(すなわち、スイッチ13の他方
の入力端子Bに供給される文字信号を挿入する期間)以
外においてはそのまま出力端子14より出力される。
一方、入力映像信号は同期分離回路15に供給され、こ
こで同期信号が抜き取られる。更に、この同期信号は垂
直同期分離回路16及びタイミングパルス発生回路17
に供給され、垂直同期分離回路16では垂直同期信号が
抜ぎ取られ、この垂直同期信号はタイミングパルス発生
回路17に供給され、更に、このタイミングパルス発生
回路17には水晶発振器18より例えば11.45 M
llzの連続波信号が供給される。
そして、このタイミングパルス発生回路17により■ス
イッチ13の切換パルス(後述する第9図(b)のパル
ス)、■後述するリード・オンリ・メモリ(ROM)1
9のデータを読み出すためのクロックをゲートするスイ
ッチ21のゲート及びROM19の出力とランダム・ア
クセス・メモリ(RAM>20の出力とを切換えるスイ
ッチ23の切換えに用いるパルス(後述する第9図(C
)のパルス)。
■RAM20のデータを読み出すためのクロックをゲー
トするスイッチ22のゲートパルス(後述する第9図(
d)のパルス)がそれぞれ発生される。
ここで、ROM19には、第7図に示すような文字信号
のクロックランイン及びフレーミングコードの情報が書
き込まれている。そして、これが読み出され、更にスイ
ッチ23の入力端子Aを介し、レベル調整され、スイッ
チ13の他方の入力端子Bに供給されることにより、映
像信号に文字信号のこれらの部分が挿入される。
RAM20には、第5図にも示すように端子24を介し
て入力されるパーソナルコンピュータ(II)から供給
された文字情報(文字信号のデータ)及び誤り訂正符号
が、文字信号を映像信号に挿入する期間以外の期間(例
えば、絵柄が送られている期間の一部)において記憶さ
れる。更に、このRAM20に記憶された文字信号のデ
ータ及び誤り訂正符号が文字信号を挿入すべき時点(垂
直帰線消去期間内の所定の水平走査期間)で読み出され
、これもスイッチ23の入力端子Bを介し、レベル調整
され、スイッチ13の他方の入力端子Bに供給されるこ
とにより、映像信号に挿入される。
なお、ROM19.RAM20のデータを読み出すため
のクロックは、水晶発振器18の出力によりフリップフ
ロップ(FF)25で発生され、スイッチ21、22を
介してROM19.RAM20にそれぞれ供給される。
タイミングパルス発生回路17は、文字信号を挿入すべ
き垂直帰線消去期間内のラインにおいて、第9図(a)
に示す入力映像信号の水平同期パルスの立下がりを基準
に水平発振器18の出力をカウントすることにより同図
(b)、(C)、l)に示すようなパルスを発生ずる。
第9図(b)。
(c)、(d)のパルスは、第8図中のす、c。
dの箇所に現われる。
第9図(b)のパルスにおいてハイレベルの期間は文字
信号(クロックランインから誤り訂正符号の終りまで)
の期間に相当し、また、同図(C)のパルスにおいてハ
イレベルの期間はクロックランイン及びフレーミングコ
ードの期間に相当し、更に、同図(d)のパルスにおい
てハイレベルの期間は文字情報(文字信号のデータ)及
び誤り訂正符号の期間に相当する。
そして、第9図(b)の切換パルスによりスイッチ13
を切換え、第9図(C)のパルスによりスイッチ21.
23を切換え、第9図(d)の切換パルスによりスイッ
チ22を切換え、文字信号を映像信号に挿入する。
第10図は一般的な家庭用ビデオテープレコーダの記録
系の構成を示すブロック図、第11図は同じく再生系の
構成を示すブロック図である。
第11図において、入力端子31から入力される複合映
像信号は、クシ形フィルタ32により色信号が除去され
て輝度信号が得られ、これが記録輝度信号処理回路33
に供給されると共に、帯域フィルタ34により色信号が
抜き取られ、これが記録色信号処理回路35に供給され
る。
記録輝度信号処理回路33及び記録色信号処理回路35
でそれぞれの信号処理が施された輝度信号及び色信号は
、加算器36で再び加算された後、記録アンプ37で増
幅され、磁気ヘッド38により磁気チー139に記録さ
れる。
また、第11図において、磁気デープ39から磁気ヘッ
ド38により再生された信号は、プリアンプ40により
増幅され、再生輝度信号処理回路41.再生色信号処理
回路42にそれぞれ供給され、それぞれの信号処理が施
される。
なお、輝度信号処理系については、色信号と加算した際
に、再生輝度信号処理回路41を通った色成分及びノイ
ズが色信号に悪影響を及ぼすのを防ぐので、再生輝度信
号処理回路41の出力にクシ形フィルタ43が接続され
る。
このクシ形フィルタ43を通った輝度信号は、加算器4
4で色信号と加算され、再生複合映像信号として出力端
子45から出力される。
なお、第10図及び第11図におけるクシ形フィルタ3
2.43は、例えば第12図に示すような構成とされる
すなわち、入力映像信号は1日遅延回路51で1水平走
査期間(1H)だけ遅延され、第1の減算器52に供給
される。第1の減算器52では入力映像信号から1日遅
延回路51の出力信号が減算される。
第1の減算器52の出力は帯域フィルタ53を介して第
2の減算器54に供給される。第2の減算器54では入
力映像信号から帯域フィルタ53の出力信号が減算され
る。第2の減算器54の出力はクシ形フィルタ出力とし
て出力される。
上記のクシ形フィルタ32.43は、帯域フィルタ53
の通過帯域(これは色信号帯域付近とされる)のみがク
シ形特性となるようなものである。
ここで、上記した第10図及び第11図のような構成の
ビデオテープレコーダにより文字信号が挿入された映像
信号を記録し、これを再生した信号から文字信号を復号
(デコード)する際の問題点を考える。
第13図(a)は文字信号のスペク1へラムを示し、同
図(b)は第10図及び第11図のビデオテープレコー
ダのクシ形フィルタ32.43においてクシ形特性とな
る帯域を示す。
この図で分かるように、クシ形特性となる帯域と文字信
号のスペクトラムの存在する帯域とは、若干、重なって
いるので、文字信号が挿入された映像信号をビデオテー
プレコーダに記録した場合、ビデオテープレコーダのク
シ形フィルタにより文字信号波形が若干乱される。
しかし、文字信号のクロックランイン及びフレーミング
コードにライン間の相関がある場合には、前のラインに
も文字信号が挿入されているラインではこれらの部分は
クシ形フィルタににり乱されることはなく、また、前の
ラインに文字倍量がないラインではクシ形フィルタによ
りこれらの部分のレベルが小さくなるだけで影響は小さ
い。
従って、文字放送デコーダにd)りるクロックランイン
からのクロック再生やフレーミングコードの検出は良好
に行なわれる。
また、前のラインにも文字信号が挿入されている場合の
文字情報(データ)の部分については、前のラインとの
間で相関がないので、クシ形フィルタによる信号の乱れ
は大きい。しかし、この部分には誤り訂正処理のための
誤り訂正符号がイ」加されているので、S/Nやビデオ
特性などの条件が良ければ、クシ形フィルタの影響にも
かかわらず、正常な文字情報表示画面を得ることができ
る。
なお、前のラインに文字信号やVTTS信号(Vert
ical Interval Te5t Signal
 )等の信号がない場合には、クシ形フィルタによる当
該ラインの文字情報の部分の乱れは比較的小ざい。
ところが、第8図に示す構成の文字信号挿入装置により
映像信号に文字信号を挿入した場合、文字信号の読み出
しのためのクロックの元(信号源)となる水晶発振器1
8の出力と入力映像信号どの間に同期関係がないので、
第9図(b)、(c)。
(d)のパルスの開始点が水晶発振器18の出力の11
.45 Mllzの1周期分たり不定となる。
従って、2ラインに連続して文字信号がIIT7人され
ていた場合、これらのライン間でクロックランイン及び
フレーミングコードのライン内の位置が上記の分(すな
わち、11.45 MIIzの1周期分)だけずれるこ
とがあり、その場合にはクシ形フィルタによりこれらの
部分が大ぎく乱されることになる。
このとき、文字放送デコーダにおけるクロック再生やフ
レーミングコードの検出が良好に行なわれないので、文
字情報表示画面にエラーが出てしまうといった問題点が
ある。
(発明が解決しようとする課題) この問題点を解決するために、第14図に示すにうな文
字信号挿入装置を構成した。
これは、文字信号の読み出しのためのクロックの元とな
る信号として、第8図にお【プる水晶発振器16の出力
信号を用いる代わりに、水平同期信号(水平同期パルス
)をフェーズ・ロックド・ループ(P L L )で逓
倍した信号を用いている。
すなわち、第14図において、同期分離回路15で分離
された同期信号をハーフト1パルスキラー回路61に供
給し、更に、このハーフ1」パルスキラー回路61の出
力から得られる水平同期信号(15,734kllz)
をPLLで構成される728逓倍回路62に供給し、こ
の728逓倍回路62で728逓倍された信号(15,
734kl(zx 728= 17454kllz)を
タイミングパルス発生回路17及びノリツブフロップ(
FF)25にそれぞれ供給している。
上記の第14図の構成の文字信号挿入装置によれば、原
理的には上記した問題点を解決することができる。
ところが、水平同期信号(水平同期パルス)に対してP
LLで作った、例えば11.45 MH2のパルスの位
相を常に一定に保つには、高精度の同期分離回路やPL
Lが必要であり、これらの回路のジッタが大きい場合に
は、やはり上記の問題が生じてしまい、装置を安価に構
成することは難しい。
そこで、本発明は上記した従来の技術の課題を解決した
デジタル信号挿入装置(文字信号挿入装置)を提供する
ことを目的どする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、デジタル信号の
データが記憶されたメモリと、このメモリからデジタル
信号を読み出すためのクロックを発生するクロック発生
手段と、このクロック発生手段から発生したクロックに
より前記メモリから読み出されたデジタル信号を、映像
信号の垂直帰線期間内の所定の水平走査期間に挿入する
挿入手段と、前記映像信号から分離された水平同期信号
が入力されるフェーズ・ロックド・ループCP L−L
)とを備え、前記クロック発生手段から発生するクロッ
クは、前記PLLの出力信号より作成すると共に、前記
所定の水平走査期間中のデジタル信号の挿入位置を決め
る基準信号は、前記PLLを構成するカウンタの出力信
号より作成してなることを特徴とするデジタル信号挿入
装置を提供するものである。
(実 施 例) 第1図は本発明になるデジタル信号挿入装置の一実施例
を示すブロック図である。なお、同図において前出の第
14図中の同一構成部分には同一番号を付し、その説明
を省略する。
同図において、入力映像信号は同期分離回路15に供給
され、ここで同期信号が抜き取られる。更に、この同期
信号はハーフHパルスキラー回路61に供給される。
このハーフHパルスキラー回路61の出力から得られる
水平同期信号(15,734kllz)は、PLLで構
成される728逓倍回路62に供給され、この728逓
倍回路62F 728′4倍され(15,734k)I
zx 728−11454kH2) 、これをフリップ
フロップ(FF)25に供給している。
728逓倍回路62は、位相肚較器63.ローパイフィ
ルタ(LPF)64.IJEE制御発振器(VCO)6
5及びカウンタ66により構成される。
位相比較器63の一方の入力にはハーフ1」パルスキラ
ー回路61の出力から得られる水平同期信号(X)が供
給される。位相比較器63の出力(誤差電圧)はL P
 F 64を介してVCO65にその制御電圧として供
給され、VCO65の発振出力(2)はカウンタ66及
びフリップフロップ(F F ) 25にそれぞれ供給
される。また、カウンタ66の出力(y)は位相比較器
63の他方の入力及びタイミングパルス発生回路17に
それぞれ供給される。
また、第9図(b)、(c)、(d)のパルスの開始点
を決めるための基準点となる信号としては、第14図に
示す文字信号挿入装置では、同期分離回路15からの同
期信号をタイミングパルス発生回路11に供給している
が、第1図に示す本発明の一実施例の文字信号挿入装置
では、PLLである728逓倍回路62を構成するカウ
ンタ66の出力信号をタイミングパルス発生回路17に
供給している。
ここで、PLLである728逓倍回路62を構成する位
相比較器63として、例えばモトローラ社製の集積回路
(型番MC4044)に用いられているようなヂャージ
ポンプ方式の位相比較器を用いれば、PLLである72
8逓倍回路62は、その位相比較器63の2つの入力X
とyのパルスのエツジが揃うように動作するので、第1
4図においてタイミングパルス発生回路17に同期信号
を入力した代わりに、PLLである728逓倍回路62
を構成するカウンタ66の出力信号(y)をそのままタ
イミングパルス発生回路17に入力すれば良い。
他の方式の位相比較器で、Xとyのパルスの位相がずれ
た所でPLLがロックする場合には、その位相差の分だ
けカウンタやモノマルチを用いてエツジの位置を調整し
たパルスを用いるか、タイミングパルス発生回路17に
おいて各パルスを発生するためのクロックをカウントす
る際にその分を含めてカラン1へずれば良い。
次に、第1図に示す本発明の一実施例の文字信号挿入装
置が、第14図に示す文字信号挿入装置に比べて文字信
号の挿入位置がクロックの元となる信号の1周期分だレ
プずれることに対して大きく改善されることについて、
第2図及び第3図を用いて説明する。
第2図及び第3図において、(x)、(y)。
(2)は第1図中に同一符号で示した箇所のパルスを示
す。
いま、タイミングパルス発生回路17において、第14
図に示す文字信号挿入装置のように、同期信号を元にカ
ウントする場合、第2図に示すように、水平同期信号(
Xのパルス)の方がPLLである728逓倍回路62を
構成するカウンタ66の出力信号(yのパルス)より若
干進んでいる時には、同図(2)に括弧無しの数字で示
したようにカウントを開始し、所定のカウント数に達し
たところで各種パルスを発生する。
また、第3図に示すように、水平同期信号(Xのパルス
)の方がPLLである728逓倍回路62を構成するカ
ウンタ66の出力信号(yのパルス)より若干遅れてい
る時には、同図(Z)に括弧無しの数字で示したように
カウントをするので、各種タイミングパルスにおいて最
大で7のパルスの一周期分だけずれが生じる。
従って、この第14図に示す文字信号挿入装置では、ド
リフトも含めて水平同期信号(水平同期パルス)に対す
るV CO65の出力信号(Zのパルス)の位相がその
一周期分以内に収まるような高精度のPLLが必要とな
る。
これに対し、第1図に示す本発明の一実施例の文字信号
挿入装置のように、PLLである728逓倍回路62を
構成するカウンタ66の出力信号(yのパルス)をタイ
ミングパルス発生回路17の基準とする場合には、ノJ
ウンタ66の出力信号(yのパルス)とV CO65の
出力信号(Zのパルス)は常に同期しているので、常に
例えば第2図及び第3図に括弧付きの数字で示したよう
にXのパルスとyのパルスの時間関係の拘わらず、タイ
ミングパルス発生回路17内においてZのパルスをカウ
ントすることにより各種タイミングパルスを発生するの
で、上記のずれが生じることはない。
従って、水平同期信号(水平同期パルス)に対して流れ
ることがなければ、ジッタの多いPLLでも実用上問題
がないので、装置を安価に構成することができる。
以上のようにすることにより、文字信号をメモリ(RO
M19及びRAM20)から読み出すためのクロックを
、入力映像信号から分離された水平同期信号(水平同期
パルス)が入力されるPLLである728逓倍回路62
の出力信号より作成し、ライン毎にPLLである728
逓倍回路62の出力信号の位相と入力映像信号の位相と
が一致(同期)するようになるので、例えば文字信号が
挿入された映像信号を家庭用ビデオテープレコーダに記
録し、これを再生して得た信号から文字放送デコーダに
より文字信号を復号(デコード)しても、エラーのない
良好な文字情報表示画面を得ることができる。
また、このような文字信号挿入装置によれば、第4図に
示すような放送規格に合わせるための高精度のフェーズ
・ロックド・ループ(PLL)などの複雑な回路を用い
る必要がなく、更に、文字信号挿入装置に入力される映
像信号が家庭用ビデオテープレコーダの再生信号のよう
にジッタを含/υで放送規格を厳密に満たさない信号の
場合にも、この入力映像信号に位相が一致した文字信号
を容易に挿入させることができる。
なお、本発明は文字信号を挿入する場合に限ることなく
、例えばタイムコード等の他のデジタル情報を挿入する
場合にも適用できるものである。
(発明の効果) 以上の如く、本発明のデジタル信号挿入装置によれば、
次の効果を有する。
■デジタル信号を映像信号に挿入する場合に、デジタル
信号をメモリから読み出すためのクロックは、入力映像
信号から分離された水平同期信号が入ノ〕されるPLL
の出力信号より作成するので、デジタル信号が挿入され
た映像信号をビデオテープレコーダなどに記録し、これ
を再生した信号からデジタル信号を復号(デコード)し
た際に、ビデオテープレコーダなどの信号処理系のクシ
形フィルタによって、例えば文字信号のクロックランイ
ン及びフレーミングコードが乱れることがなく、復調に
おいて、これらを良好に検出することができ、文字情報
表示画面にエラーを生じることがなく、正常な文字情報
表示画面を得ることができる。
■所定の水平走査期間中のデジタル信号の挿入位置を決
める基準信号は、PLLを構成するカウンタの出力信号
より作成するので、高精度の同期分離回路やPLLが必
要なくなり、ジッタの大きいPLLでも実用上問題がな
いので、装置を安価に構成することができる。
■本発明の装置によりデジタル信号を映像信号に挿入し
た場合、放送規格を満たす必要がない(つまり、本発明
装置によりデジタル信号を挿入した映像信号を実際には
放送として送出しない)ので、放送局で使用している文
字信号などのデジタル信号の挿入のための装置(インサ
ータ)に比べて回路が簡単になり、コストが安くなる。
■デジタル信号挿入装置に入力される映像信号が家庭用
ビデオテープレコーダの再生信号のようにジッタを含ん
で放送規格を厳密に満たさない信号の場合にも、この入
力映像信号に容易にデジタル信号を挿入させることがで
き、文字信号などのデジタル信号を映像信号に挿入しな
がら編集することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるデジタル信号挿入装置の一実施例
を示すブロック図、第2図及び第3図は本発明装置の動
作を説明するための図、第4図は文字信号と映像信号と
の関係を示す図、第5図は文字信号を映像信号に挿入す
るためのシステムの一例を示すブロック図、第6図はク
ロック再生回路の一例を示すブロック図、第7図は文字
信号の1水平走査期間内の構成を示す図、第8図及び第
14図は文字信号挿入装置の一例を示すブロック図、第
9図は文字信号挿入装置の各部の信号波形を示す図、第
10図は家庭用ビデオテープレコーダの記録系の構成を
示すブロック図、第11図は同じく再生系の構成を示す
ブロック図、第12図はクシ形フィルタの構成の一例を
示す図、第13図(a)は文字信号のスペクトラムを示
す図、同図(b)はクシ形フィルタのクシ形特性となる
帯域を示す図である。 11・・・入力端子、12・・・クランプ回路、13・
・・スイッチ、14・・・出力端子、15・・・同期分
離回路、17・・・タイミングパルス発生回路、19・
・・リード・オンリ・メモリ(ROM)、20・・・ラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)、61・・・ハー
フ日パルスキラー回路、62・・・728逓倍回路(P
LL)、63・・・位相比較器、64・・・ローパスフ
ィルタ(LPF)、65・・・電圧制御発振器(VCO
)、66・・・カウンタ。 特 許 出願人 日本ビクター株式会社代表者 垣木 
邦夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 デジタル信号のデータが記憶されたメモリと、このメモ
    リからデジタル信号を読み出すためのクロックを発生す
    るクロック発生手段と、 このクロック発生手段から発生したクロックにより前記
    メモリから読み出されたデジタル信号を、映像信号の垂
    直帰線期間内の所定の水平走査期間に挿入する挿入手段
    と、 前記映像信号から分離された水平同期信号が入力される
    フェーズ・ロックド・ループ(PLL)とを備え、 前記クロック発生手段から発生するクロックは、前記P
    LLの出力信号より作成すると共に、前記所定の水平走
    査期間中のデジタル信号の挿入位置を決める基準信号は
    、前記PLLを構成するカウンタの出力信号より作成し
    てなることを特徴とするデジタル信号挿入装置。
JP63133140A 1988-05-31 1988-05-31 デジタル信号挿入装置 Expired - Lifetime JP2570383B2 (ja)

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