JPH05207413A - 映像信号の処理装置 - Google Patents

映像信号の処理装置

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JPH05207413A
JPH05207413A JP4011718A JP1171892A JPH05207413A JP H05207413 A JPH05207413 A JP H05207413A JP 4011718 A JP4011718 A JP 4011718A JP 1171892 A JP1171892 A JP 1171892A JP H05207413 A JPH05207413 A JP H05207413A
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JP
Japan
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signal
read
video signal
frequency
circuit
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Application number
JP4011718A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Naka
一隆 中
Masakazu Hamaguchi
昌和 濱口
Takashi Furuhata
隆 降旗
Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】映像信号を異なる形態の映像信号に変換する信
号変換処理装置などで、不安定な時間軸の信号であって
も安定に動作する映像信号の処理装置を提供する。 【構成】読出クロックRCKの生成に用いるPLLの基
準信号として、入力映像信号の水平同期信号を直接分周
した信号を用いる。電圧制御発振器(8)に与える制御
電圧の振幅変動を変化率制限回路(9)で平滑化させて
供給する。周波数安定度が極めて高く、周波数可変範囲
の狭い電圧制御発振器を用いる。また、本信号変換処理
装置からの読出基準信号を用いて記録伝送のための信号
処理を行う。 【効果】入力映像信号にジッタやスキューなどの時間軸
変動が存在する場合にも、これらの時間軸変動の影響を
除去し、安定な読出クロックRCKが生成でき、これに
より安定に信号を処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を異なる形態
の映像信号に変換する信号変換処理装置、あるいは記録
媒体へ記録伝送する際の映像信号の記録伝送装置など
の、時間軸の変換処理を伴う映像信号の処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている映像信号にはN
TSC、PAL,SECAMなどのテレビジョン方式に
代表されるように,フィールド周波数および走査線数が
異なる様々な形態がある。近年では、ハイビジョンなど
の高精細テレビジョンの実用化および、コンピュータグ
ラフィックスの導入などにより、映像信号の信号形態は
さらに多様化している。
【0003】このため、これらの映像信号を他の映像信
号形態に変換して記録伝送あるいは表示するためには信
号変換処理装置が用いられる。この信号変換処理装置で
は、入力された映像信号に同期した書込クロックWCK
を生成し、ディジタル信号に変換した入力映像信号をフ
ィールドあるいはフレーム単位でメモリに書き込む。こ
の後、変換しようとする信号形態に応じた読出クロック
RCKにより、メモリよりデータを読み出しアナログ信
号に変換することにより、フィールドあるいはフレーム
単位で映像信号の方式変換を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような信号変換処
理装置においては、もとの映像信号と、変換しようとす
る映像信号のフィールド周波数が異なっていると、メモ
リのオーバーフロー、あるいは、映像のフィールド,フ
レームの欠落、重複が生じてしまうため、入力映像信号
のフィールド周波数と等しいフィールド周波数の信号に
変換することが望ましい。すなわち入力映像信号のフィ
ールド周波数に同期した、読出クロックWCKを安定に
生成し、この読出クロックから変換しようとする映像信
号の水平,垂直の同期信号を生成する必要がある。
【0005】このような読出クロックは、入力された映
像信号より生成した周波数fwの書込クロックWCKを
N(Nは自然数)分周し、この信号を基準信号としてP
LL(フェイズ・ロック・ループ)によりM(N≠Mの
自然数)逓倍することにより、fr=fw×M/Nの周
波数を有する読出クロックRCKを得ることができる。
【0006】しかしこのような従来の方式では、入力映
像信号の時間軸を信号処理のすべての基準として用いる
ため、入力信号にわずかでも時間軸の変動があると、安
定したクロックが生成できず、動作が不安定になるとい
う問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るため本発明の信号処理回路では、読出クロックRCK
の生成に用いるPLLの基準信号として、入力映像信号
より分離した水平同期信号HSを直接分周した信号を用
いるようにしたものである。また、読出クロックRCK
を生成する電圧制御発振器に与える制御電圧に含まれ
る、小振幅の振幅変動を平滑化し低減させるようにした
ものである。さらに、読出クロックRCKの生成に、周
波数安定度が極めて高く、周波数可変範囲の狭い(10
0〜300ppm以内)電圧制御発振器を用いるように
したものである。さらに、入力映像信号より分離したフ
ィールドあるいはフレーム同期信号FSを,読出クロッ
クRCKより生成した読出水平基準信号信号HPで同期
化し、この同期化した読出フィールド・フレーム基準信
号FPを基準に有効ラインを読み出すようにしたもので
ある。また、本発明の信号変換処理により映像信号の形
態を変換して記録伝送を行う際には、本信号変換処理装
置からの上記読出水平基準信号HP及び読出フィールド
・フレーム基準信号FPを用いて記録伝送のための信号
処理を行うようにしたものである。
【0008】
【作用】読出クロックRCKの生成に用いるPLLの基
準信号として、入力映像信号より分離した水平同期信号
HSを直接分周した信号を用いることにより、書込クロ
ックWCKの生成過程を介さずにPLLの基準信号を得
ることができる。また入力映像信号より分離した水平同
期信号HSをN(Nは自然数)分周することにより、N
回の水平走査期間を加算した期間の周期を有する基準信
号を得ることができる。さらに、基準信号に含まれる比
較的小さな時間軸のゆらぎが存在する場合にも、この時
間軸のゆらぎによって周波数位相比較器で生ずる小振幅
の振幅変動を平滑化して、読出クロックRCKを生成す
る電圧制御発振器の制御電圧として与えることができ
る。
【0009】さらに、読出クロックRCKの生成に、周
波数安定度が極めて高く、周波数可変範囲の狭い(10
0〜300ppm以内)電圧制御発振器を用いることに
より、所定の周波数範囲では安定したクロックを生成す
ることができ、また仮に基準信号が所定の周波数範囲内
とならず、位相ロック状態から逸脱した場合にも極端に
異なる発振周波数へ変化することはない。
【0010】さらに、上記安定した読出クロックRCK
より生成される読出水平基準信号HPと、上記HPで同
期化した読出フィールド・フレーム基準信号FPを基準
に有効ラインを読み出すことにより、出力信号及び読出
水平基準信号HPの水平走査周期の変動を極めて少な
く、また読出フィールド・フレーム基準信号FPは有効
ラインの先頭ないしブランキング期間に上記HPに同期
して出力される。
【0011】さらに、本発明の信号変換処理により映像
信号の形態を変換して記録伝送を行う際に、本信号変換
処理装置からの上記読出水平基準信号HP及び読出フィ
ールド・フレーム基準信号FPを用いて記録伝送のため
の信号処理を行うことにより、同期分離処理を介するこ
となく、直接同期信号を得ることができる。また本信号
変換処理装置への入力信号のフィールド周波数が安定で
ない場合にも安定した同期信号を供給できる。また、本
信号変換処理装置への入力信号のフィールド周波数が所
定の周波数範囲から逸脱し、変換後のライン数が所定の
値から増減した場合にも、有効ラインの先頭ないしブラ
ンキング期間に出力される読出フィールド・フレーム基
準信号FPにより、有効ライン位置を正確に検出し処理
することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0013】図1は本発明を、入力映像信号を異なる形
態の映像信号に変換する信号変換処理装置に用いた場合
の一実施例を示すブロック図である。図1において、1
は映像信号VIの入力端子、2は入力信号VIから水平
同期信号HSを分離する同期分離回路、3は分離した同
期信号HSに位相同期した書込クロックWCKを生成す
るクロック生成回路、4は端子1からの入力映像信号V
Iを書込クロックWCKでサンプリングしディジタルデ
ータに変換するA/D変換回路、5は入力信号から分離
した水平同期信号HSをN(Nは自然数)分周して位相
比較基準信号Rを出力する分周回路、6は分周回路5か
らの位相比較基準信号Rと分周回路7からの位相比較信
号Vの2つの信号の周波数及び位相を比較して位相誤差
信号を出力する周波数位相比較回路、7は電圧制御発振
器8で生成される読出クロックRCKをM(Mは自然
数)分周して位相比較信号Vとして周波数位相比較回路
6へ与える分周回路、8は周波数安定度が高く可変周波
数範囲の狭い水晶発振などによる電圧制御発振器、9は
周波数位相比較回路6からの位相誤差信号の比較的小レ
ベルの振幅変動を平滑化して電圧制御発振器8に与える
変化率制限回路、10は書込クロックWCK及び読出ク
ロックRCKなどから信号処理回路11に必要な制御信
号群を生成する制御回路、11はA/D変換回路により
ディジタルデータに変換された信号を内部のメモリを用
いて異なる形態の映像信号に変換処理する信号処理回
路、11aは信号処理回路11内部に設けられたメモリ
回路、12は信号処理回路11で処理されたディジタル
データをアナログ信号に変換しVOとして出力するD/
A変換回路、13は出力信号VOの出力端子である。
【0014】本実施例は入力映像信号を異なる形態の映
像信号に変換する信号変換処理装置に、本発明を適用し
たものであり、ここではフィールド周波数59.94Hz,1
フレーム525ライン,2:1インターレース,水平同期周波
数fh=15.734KHzの(NTSC信号)入力映像信号VI
を、フィールド周波数59.94Hz,1フレーム1125ライ
ン,2:1インターレース,水平同期周波数fH=33.716KHz
の信号に変換する場合を一例として、本実施例の動作に
ついて説明する。
【0015】端子1より入力された映像信号VIはA/
D変換回路4及び同期分離回路2に入力される。同期分
離回路2では映像信号に含まれる時間軸の基準となる同
期信号を分離し、水平同期信号HSをクロック生成回路
3及び分周回路5に入力する。クロック生成回路3では
水平同期信号HSをもとにHSに位相同期した周波数f
wの書込クロックWCKを生成する。
【0016】入力映像信号VIを例えば色副搬送波周波
数(fsc=3.579545MHz=fh×455/2)の4倍すなわちfw=
14.31818MHz(=fh×910)でサンプリングする場合に
は、WCKを910分周した周波数(fw/910)が、HS
の周波数fh(15.734KHz)と等しくなるように電圧制御発
振器を制御しWCKを生成するようなPLLによるクロ
ック生成回路を構成すればよい。
【0017】このクロック生成回路3で生成された書込
クロックWCKはA/D変換回路4及び制御回路10に
入力される。A/D変換回路4では書込クロックWCK
によって端子1より入力された映像信号VIをサンプリ
ングし、ディジタル信号に変換し信号処理回路11に入
力する。
【0018】制御回路10で生成される制御信号群によ
り、信号処理回路11ではA/D変換回路4より入力さ
れるディジタルデータをフィールド毎に同一のアドレス
となるように、メモリ11aに順次書き込む。
【0019】一方、読出クロックRCKを生成する電圧
制御発振器8は中心周波数40.45954MHzで制御電圧によ
り±200ppm程度発振周波数が変化する水晶振動子などに
よる安定した発振回路である。この電圧制御発振器8で
生成された周波数frの読出クロックRCKは、分周回
路7に入力されており、分周回路7では読出クロックR
CKが18000分周(M=18000)され、fr/18000=2.2477
KHzの周波数の信号が位相比較信号Vとして周波数位相
比較回路6に入力される。
【0020】また、分周回路5に入力された水平同期信
号HSは、分周回路5で7分周され(N=7)、fh/7=
2.2477KHzの周波数の位相比較基準信号Rとして周波数
位相比較回路6に入力されている。
【0021】周波数位相比較回路6では分周回路7から
の周波数fr/18000の位相比較信号Vと、分周回路5か
らの周波数fh/7(=2.247KHz)の位相比較基準信号Rと
の、周波数及び位相の比較が行われ、位相差に応じた電
位を有する位相誤差信号が出力される。この周波数位相
比較回路6より出力される位相誤差信号は、変化率制限
回路9に入力され、比較的小レベルの振幅変動が平滑化
された後、電圧制御発振器8に与えられ、読出クロック
RCK発振周波数frが制御される。
【0022】すなわち、RCKの発振周波数frが高い
場合には周波数位相比較回路6に入力される分周回路7
で分周された周波数fr/18000の位相比較信号Vは、分
周回路5からの位相比較基準信号Rの基準周波数(=2.2
47KHz)より高い周波数となる。これにより、周波数位
相比較回路6より出力される位相誤差信号の電位は低下
し、変化率制限回路9を介して電圧制御発振器8の発振
周波数を低下させるように動作する。また、逆にRCK
の発振周波数frが低い場合には周波数位相比較回路6
に入力される位相比較信号Vの周波数fr/18000は、分
周回路5からの位相比較基準信号Rの基準周波数(=2.2
47KHz)より低くなる。これにより、周波数位相比較回
路6より出力される位相誤差信号の電位は上昇し、変化
率制限回路9を介して電圧制御発振器8の発振周波数を
上昇させるように動作する。以上のようなPLL(フェ
イズ・ロック・ループ)によるフィードバック動作によ
り、常に周波数位相比較回路6に入力される位相比較信
号Vは、位相比較基準信号Rの基準周波数に等しい周波
数で、所定の位相関係を保持するように電圧制御発振器
8の制御が行われる。以上のようにして、電圧制御発振
器8によって生成される読出クロックRCKは入力映像
信号VIの水平同期信号に位相ロックした信号となる。
【0023】このようにして生成された読出クロックR
CKは、D/A変換回路12及び制御回路10に入力さ
れる。制御回路10で生成される制御信号群によって、
信号処理回路11ではメモリ11aよりライン先頭に相
当するアドレスよりデータを読み出し、入力NTSC信
号1ラインに相当する910サンプルを読み出した後、
290サンプルの黒レベルデータをライン毎につけ加
え、ライン当たり1200サンプルの映像信号として出
力する。これらの処理により出力映像信号の水平同期周
波数はfH=40.45954MHz/1200=33.716KHzに変換され
る。
【0024】また、入力NTSC信号1ラインに相当す
るデータを2回ずつ読み出し有効ライン数を倍に変換す
ると同時に、さらに不足するラインを黒レベルデータと
することでフィールド当たりのライン数を562ないし
563とすることで、フィールド周波数59.94Hz,1フ
レーム1125ライン,2:1インターレースの映像信号デー
タとして、D/A変換回路12に出力することができ
る。D/A変換回路12では、これらのデータをアナロ
グ信号に変換し、端子13より出力映像信号VOとして
出力する。
【0025】以上のような動作により入力端子1より入
力されるフィールド周波数59.94Hz,1フレーム525ライ
ン,2:1インターレース,水平同期周波数fh=15.734KHz
のNTSC信号を、フィールド周波数59.94Hz,1フレ
ーム1125ライン,2:1インターレース,水平同期周波数
fH=33.716KHzの信号に変換して、端子13より出力す
ることができる。
【0026】以上示したような、NTSC信号を他の映
像信号形態、例えばフィールド周波数59.94Hz,1フレ
ーム1125ライン,2:1インターレース,水平同期周波数
fH=33.716KHzの信号に変換する信号変換処理装置で
は、入力信号として放送波を受信して得られるような、
時間軸変動がほとんどなく、色副搬送波位相も正確に所
定の位相関係となるような、いわゆる標準NTSC信号
のみが被変換信号として入力されるばかりでなく、ビデ
オ・テープ・レコーダ(VTR)、ビデオ・ディスク・
プレーヤ(VDP)などから入力される映像信号にジッ
タやスキューなどの時間軸変動が存在するような非標準
NTSC信号が入力される場合がある。さらに、これら
のVTR,VDPにおいて、キュー、レビュー、スロ
ー、スチル等の通常再生速度と異なる変速再生時の再生
映像信号は、ジッタやスキューなどの時間軸変動がある
ばかりでなく、フィールド周波数及びフレーム当りのラ
イン数までもが変化する場合がある。
【0027】本発明による信号変換処理装置では、読出
クロックRCKの生成に用いるPLLの周波数位相比較
回路6に入力する位相比較基準信号Rとして、入力映像
信号より同期分離回路2で分離した水平同期信号HSを
分周回路5によって直接分周した信号を用いる構成とな
っている。このような構成にすることで、書込クロック
WCKの生成過程を介さずに位相基準となる位相比較基
準信号Rを得ることができるため、特に入力映像信号V
Iにジッタやスキューなどの時間軸変動が存在する場合
に書込クロックWCKの生成過程で生ずる、過渡応答時
の制御遅れあるいはオーバーシュート、リンギング等の
影響を受けずに、安定な位相比較基準信号を得ることが
できる。すなわちこれによって、より安定な読出クロッ
クRCKの生成を可能とする効果がある。
【0028】またこの周波数位相比較回路6に入力する
位相比較基準信号Rは、入力映像信号より分離した水平
同期信号HSを分周回路5によってN分周(上記実施例
ではN=7)して生成する構成となっている。これによ
り位相比較基準信号Rは、入力映像信号のN回の水平走
査期間を加算した期間の周期を有する信号となり、入力
映像信号に含まれる、比較的速い周期の時間軸ジッタ等
を平均化した周期を有する信号となる。すなわち、入力
映像信号の比較的速い周期の時間軸ジッタなどの影響が
低減した位相比較基準信号Rを得ることができ、さらに
この位相比較基準信号Rをもとに生成される読出クロッ
クRCKを、より安定化できる効果がある。
【0029】また、入力映像信号VIにジッタやスキュ
ーなどの時間軸変動が存在する場合には、この入力映像
信号より分離生成される位相比較基準信号Rにも時間軸
変動が残留してしまい、この不安定な位相比較基準信号
によって、周波数位相比較回路6からは、本来の位相誤
差信号に、ジッタやスキューなどによる小振幅で変化の
速い位相誤差信号が重畳して出力され、本来制御電圧が
一定であれば周波数安定度の高い電圧制御発振器の発振
周波数を擾乱してしまうという問題がある。本発明によ
る信号変換処理装置では、周波数位相比較回路6より出
力される位相誤差信号を変化率制限回路9に入力し、ジ
ッタやスキューなどによる比較的小レベルの位相誤差信
号の変動を平滑化した後、読出クロックRCKの発振周
波数の制御信号として電圧制御発振器8に与える構成と
なっている。このような構成にすることにより、映像信
号にジッタやスキューなどの時間軸変動が存在する場合
にも、これらの時間軸変動の影響を除去し、安定な読出
クロックRCKが生成できるという効果がある。
【0030】さらに、本発明においては読出クロックR
CKの生成に、周波数安定度が極めて高く、周波数可変
範囲の狭い(100〜300ppm以内)水晶発振子等
による電圧制御発振器を用いる構成となっている。これ
により、所定の周波数範囲では安定したクロックを生成
することができ、また仮に入力映像信号から分離生成し
た位相比較基準信号Rが所定の周波数範囲内とならず、
位相ロック状態から逸脱した場合にも極端に異なる発振
周波数へ変化することを防ぐ効果がある。
【0031】また以上示した本発明の映像信号の変換装
置では、変換された映像信号を生成する時間軸の基準と
なる読出クロックRCKを、入力映像信号に含まれる時
間軸変動の影響を受けずに極めて安定に生成されるた
め、時間軸の安定した映像信号へ変換処理できるという
効果がある。
【0032】なお、本発明による信号変換処理装置にお
いて、入力映像信号VIにジッタやスキューなどの時間
軸変動が存在する場合には、クロック生成回路3内部に
設けられた、書込クロックWCK生成のための発振器と
して周波数可変範囲の広い電圧制御発振器を用い、入力
映像信号VIの時間軸変動にライン毎に高速に追従し、
残留位相偏差が少なくなるようなループゲインの高いP
LL回路によって構成すればよい。このような構成とす
ることで入力映像信号の時間軸のゆらぎに対応した書込
クロックWCKによって入力映像データをメモリ11a
に書き込むことができ、この後安定な読出クロックRC
Kによりメモリ11aより映像データを読み出すことに
より、入力映像信号の形態を他の異なる信号形態へ変換
すると同時に、入力映像信号の時間軸変動を補正する効
果がある。
【0033】また、本実施例は入力映像信号を異なる形
態の映像信号に変換する信号変換処理装置に用いた場合
の実施例であったが、入力映像信号の形態と等しい形態
で時間軸変動を補正する、時間軸補正装置へ適用するこ
ともできる。この場合には信号処理回路11での、ライ
ン当りのサンプル数の追加及び削減、フィールド・フレ
ーム当りのライン数の追加及び削減等による信号変換処
理は行なわれず、入力された映像信号データは時間軸の
補正処理のみを行なうように構成すればよい。すなわち
A/D変換回路4からのディジタルデータを映像信号の
時間軸変動に追従した書込クロックWCKによりメモリ
11aに書き込み、信号処理回路11からは、安定な読
出クロックRCKによりメモリ11aよりディジタルデ
ータ読み出し、D/A変換回路12によりアナログ信号
に変換して端子13より出力するように構成すればよ
い。この際には、分周回路5での分周比Nを1とし、分
周回路7の分周比Mを1ライン当りのサンプル数(上記
実施例ではM=910)として構成し、読出クロックR
CKを生成する電圧制御発振器8の中心周波数を書込ク
ロックWCKと等しい周波数(上記実施例ではfr=14.3
1818MHz)として構成すればよい。あるいは分周回路5
での分周により、水平同期信号HSに含まれる時間軸ジ
ッタ等の平均化効果を得るために、分周回路5での分周
比Nを2以上の値とし、分周回路7の分周比Mを1ライ
ン当りのサンプル数のN倍(上記実施例ではM=910
×N)として構成するようにしてもよい。
【0034】以上示した実施例は、フィールド周波数5
9.94Hz,1フレーム525ライン,2:1インターレース,水
平同期周波数fh=15.734KHzのNTSC信号を、フィー
ルド周波数59.94Hz,1フレーム1125ライン,2:1インタ
ーレース,水平同期周波数fH=33.716KHzの信号に変換
する場合に本発明を適用した場合について示したもので
あるが、この実施例に限ることなく、例えば、フィール
ド周波数60Hz,1フレーム1125ライン,2:1インターレ
ース,水平同期周波数fH=33.75KHzのハイビジョン信号
を、フィールド周波数60Hz,1フレーム525ライン,2:1
インターレース,水平同期周波数fh=15.75KHzの信号に
変換する信号変換処理装置など、入力映像信号をフィー
ルド周波数のみが等しく、サンプル数、ライン数の異な
る他の映像信号の形態に変換する信号変換処理装置に本
発明を適用することができる。
【0035】例えば、フレーム当りnラインの映像信号
を入力し、フレーム当りmラインで、ライン当りのサン
プル数がLの映像信号に変換する信号変換処理装置に本
発明を適用する場合には、分周回路5での分周比Nおよ
び分周回路7での分周比MをN:M=n:m×Lの関係
が成立するようなN,Mを用いて分周回路5および分周
回路7を構成すればよい。例えば、1フレーム525ライ
ンの入力映像信号を1フレーム1125ラインでライン当り
のサンプル数が1200サンプルの映像信号に変換する場合
には、N:M=525:1125×1200=7:18000となり、本実施
例で示したようにN=7,M=18000として、分周回路
5および分周回路7を構成すればよい。また、1フレー
ム1125ラインの入力映像信号を1フレーム525ラインで
ライン当りのサンプル数が910サンプルの映像信号に変
換する場合には、N:M=1125:525×910=3:1274とな
り、この場合にはN=3,M=1274として、分周回路5
および分周回路7を構成すればよい。また、1フレーム
525ラインの入力映像信号を1フレーム1125ラインでラ
イン当りのサンプル数が1197サンプルの映像信号に変換
する場合には、N:M=525:1125×1197=1:2565となる
ため、N=1,M=2565として構成すればよい。すなわ
ち、分周回路7は分周比M=2565となるように構成し、
分周回路5は用いずに同期分離回路2からの水平同期信
号HSを直接位相比較基準信号Rとして周波数位相比較
回路6に入力するように構成すればよい。
【0036】次に、図1の実施例で示した変化率制限回
路9の具体的な構成について図2の構成図を用いて説明
する。図2において、9は図1に示す変化率制限回路、
9aは図1に示す周波数位相比較回路6からの位相誤差
信号の入力端子、9bは抵抗値R1を有する抵抗器、9
c及び9dはオン電圧VFを有するダイオード、9eは
抵抗値R2(R2>R1)を有する抵抗器、9fは容量値
Cを有するコンデンサ、9gは変化率制限回路9から図
1に示す電圧制御発振器8への制御電圧の出力端子であ
る。
【0037】端子9aから入力された位相誤差信号は、
抵抗器9bに入力される。抵抗器9bからの信号は並列
に接続された、ダイオード9cのアノード、ダイオード
9dのカソード及び抵抗器9eに入力される。この並列
に接続された、ダイオード9cのカソード、ダイオード
9dのアノード及び抵抗器9eからの出力は、他方の端
子が接地されたコンデンサ9f、及び出力端子9gに接
続されており、この端子9gからの信号が電圧制御発振
器の制御電圧として出力するように構成されている。
【0038】次に、図2に示した変化率制限回路9の動
作について、図3に示す動作波形図を用いて説明する。
図3(a)は、図2に示す端子9aに入力される位相誤
差信号の電位を縦軸に、時間を横軸に示した入力波形図
である。時刻t1までは、位相誤差信号の電位はゼロで
あり、時刻t1以降平均電位Vaで比較的小振幅の変動を
有する信号となっている。図3(b)は、図3(a)に
示すような信号が端子9aから入力された際の、端子9
gから出力される電圧制御発振器の制御電圧を縦軸に、
時間を横軸に示した出力波形図である。時刻t1で入力
電位としてVaが入力されると、図2に示すダイオード
9cはオンし、抵抗器9b,ダイオード9cを通して電
流が流れ、コンデンサ9fの電位すなわち端子9gから
の出力電位をC・R1の時定数で上昇させる。コンデンサ
9fの電位が入力平均電位Va付近にまで達すると、ダ
イオード9c及び9dの両端の電位が低下し、ダイオー
ドの9c及び9dはオフする。このダイオードの9c及
び9dはオフすることにより、入力信号は抵抗器9b、
抵抗器9eを介してコンデンサ9fと接続され、C・
(R1+R2)の時定数により入力信号に含まれる小振幅
のレベル変動が平滑化され、出力端子9gへ出力され
る。
【0039】すなわち、端子9aに入力される位相誤差
信号の電位と端子9gから出力される電圧制御発振器の
制御電圧との電位差Vdが、ダイオード9c及び9dの
オン電圧VFと抵抗器9b及び9eの抵抗値R1,R2
定まる電圧Vt=VF・(R1+R2)/R2より大きい場
合(|Vd|>Vt)にはダイオード9cあるいはダイオー
ド9dのいずれかがオンする。逆に、端子9aからの位
相誤差信号と電圧制御発振器の制御電圧との電位差Vd
が、より小さい場合(|Vd|<Vt)にはダイオード9c
および9dの両者はオフする。
【0040】以上のような動作により、端子9aより入
力される位相誤差信号の大きな振幅変動は、時定数C・
1により比較的高速に制御電圧として出力され、位相
誤差信号の平均電位Vaに重畳する±Vt内の小振幅のレ
ベル変動は比較的大きな時定数C・(R1+R2)により
平滑化され、電圧制御発振器の制御電圧として出力され
る。
【0041】このような変化率制限回路を用いて電圧制
御発振器の制御電圧を安定化させることにより、入力映
像信号より分離生成される位相比較基準信号Rに入力映
像信号のジッタやスキューなどの時間軸変動が残留した
場合にも、不安定な位相比較基準信号によって発生す
る、小振幅で変化の速い位相誤差信号のレベル変動を除
去できるため、本来制御電圧が一定であれば周波数安定
度の高い電圧制御発振器の発振周波数を擾乱することな
く安定な読出クロックRCKが生成できるという効果が
ある。
【0042】次に本発明を、入力映像信号を異なる形態
の映像信号に変換する信号変換処理装置に用いた場合の
他の実施例について、図4に示すブロック図を用いて説
明する。
【0043】図4において、1は映像信号VIの入力端
子、2は入力信号VIから水平同期信号HSとフィール
ド同期信号FSとを分離する同期分離回路、3は分離し
た同期信号HSに位相同期した書込クロックWCKを生
成するクロック生成回路、4は端子1からの入力映像信
号VIを書込クロックWCKでサンプリングしディジタ
ルデータに変換するA/D変換回路、5は入力信号から
分離した水平同期信号HSをN(Nは自然数)分周して
位相比較基準信号Rを出力する分周回路、6は分周回路
5からの位相比較基準信号Rと分周回路14からの位相
比較信号Vの2つの信号の周波数及び位相を比較して位
相誤差信号を出力する周波数位相比較回路、8は周波数
安定度が高く可変周波数範囲の狭い水晶発振などによる
電圧制御発振器、15は電圧制御発振器8で生成される
読出クロックRCKをL(Lは自然数)分周して読出水
平基準信号HPとして出力する分周回路、14は分周回
路15からの読出水平基準信号HPをM'(M'は自然
数)分周して位相比較信号Vを出力する分周回路、9は
周波数位相比較回路6からの位相誤差信号の比較的小レ
ベルの振幅変動を平滑化して電圧制御発振器8に与える
変化率制限回路、16は同期分離回路2で分離されたフ
ィールド同期信号FSを分周回路15からの読出水平基
準信号HPで同期化して読出フィールド基準信号FPを
出力する同期化回路、17は書込クロックWCK及び読
出クロックRCKなどから信号処理回路11に必要な制
御信号群を生成する制御回路、11はA/D変換回路に
よりディジタルデータに変換された信号を内部のメモリ
を用いて異なる形態の映像信号に変換処理する信号処理
回路、11aは信号処理回路11内部に設けられたメモ
リ回路、12は信号処理回路11で処理されたディジタ
ルデータをアナログ信号に変換しVOとして出力するD
/A変換回路、13は出力信号VOの出力端子、18は
同期化回路16で同期化された読出フィールド基準信号
FPの出力端子、19は読出水平基準信号HPの出力端
子、20は本発明による信号変換処理装置である。
【0044】図4に示す実施例は入力映像信号を異なる
形態の映像信号に変換する信号変換処理装置に、本発明
を適用したものであり、図1に示した実施例と同様にこ
こではフィールド周波数59.94Hz,1フレーム525ライ
ン,2:1インターレース,水平同期周波数fh=15.734KHz
の(NTSC信号)入力映像信号を、フィールド周波数
59.94Hz,1フレーム1125ライン,2:1インターレース,
水平同期周波数fH=33.716KHzの信号に変換する場合を
一例として以下動作について説明する。
【0045】端子1より入力された映像信号VIはA/
D変換回路4及び同期分離回路2に入力される。同期分
離回路2では映像信号に含まれる時間軸の基準となる同
期信号から、水平同期信号HSとフィールド同期信号F
Sとを分離する。この水平同期信号HSはクロック生成
回路3及び分周回路5に入力され、フィールド同期信号
FSは同期化回路16に入力される。クロック生成回路
3では水平同期信号HSをもとにHSに位相同期した周
波数fwの書込クロックWCKを生成する。
【0046】図1に示した実施例と同様に、入力映像信
号を例えば色副搬送波周波数(fsc=3.579545MHz=fh×4
55/2)の4倍すなわちfw=14.31818MHz(=fh×910)で
サンプリングする場合には、WCKを910分周した周
波数(fw/910)が、HSの周波数fh(15.734KHz)と等し
くなるように電圧制御発振器を制御しWCKを生成する
ようなPLLによるクロック生成回路を構成すればよ
い。
【0047】このクロック生成回路3で生成された書込
クロックWCKはA/D変換回路4及び制御回路17に
入力される。A/D変換回路4では書込クロックWCK
によって端子1より入力された映像信号VIをサンプリ
ングし、ディジタル信号に変換し信号処理回路11に入
力する。
【0048】制御回路17で生成される制御信号群によ
り、信号処理回路11ではA/D変換回路4より入力さ
れるディジタルデータをフィールド毎に等しいアドレス
となるように、メモリ11aに順次書き込む。
【0049】一方、読出クロックRCKを生成する電圧
制御発振器8は中心周波数40.45954MHzで制御電圧によ
り±200ppm程度発振周波数が変化する水晶振動子などに
よる安定した発振回路である。この電圧制御発振器8で
生成された周波数frの読出クロックRCKは、分周回
路15に入力されており、分周回路15では読出クロッ
クRCKが1200分周(L=1200)され、fH=fr/1200=3
3.716KHzの周波数を有する読出水平基準信号HPが生成
され、分周回路14、制御回路17、同期化回路16、
及び端子19に出力される。
【0050】分周回路14では、分周回路15で生成さ
れた読出水平基準信号HPが15分周(M'=15)さ
れ、位相比較信号Vとして周波数位相比較回路6に入力
される。この位相比較信号Vは、周波数frの読出クロ
ックRCKを分周回路15で1200分周された読出水平基
準信号HPをさらに分周回路14で15分周したもので
あるため、fr/18000=2.2477KHz(1200×15=18000)の周
波数を有することとなる。
【0051】また、分周回路5に入力された水平同期信
号HSは、分周回路5で7分周(N=7)され、fh/7=
2.2477KHzの周波数の位相比較基準信号Rとして周波数
位相比較回路6に入力されている。
【0052】周波数位相比較回路6では分周回路14か
らの周波数fr/18000の位相比較信号Vと、分周回路5
からの周波数fh/7(=2.247KHz)の位相比較基準信号R
との、周波数及び位相の比較が行われ、位相差に応じた
電位を有する位相誤差信号が出力される。この周波数位
相比較回路6より出力される位相誤差信号は、変化率制
限回路9に入力され、比較的小レベルの振幅変動が平滑
化された後、電圧制御発振器8に与えられ、読出クロッ
クRCK発振周波数frが制御される。
【0053】すなわち、RCKの発振周波数frが高い
場合には周波数位相比較回路6に入力される分周回路1
4および分周回路15で分周された周波数fr/18000の
位相比較信号Vは、分周回路5からの位相比較基準信号
Rの基準周波数(=2.247KHz)より高い周波数となる。
これにより、周波数位相比較回路6より出力される位相
誤差信号の電位は低下し、変化率制限回路9を介して電
圧制御発振器8の発振周波数を低下させるように動作す
る。また、逆にRCKの発振周波数frが低い場合には
周波数位相比較回路6に入力される位相比較信号Vの周
波数fr/18000は、分周回路5からの位相比較基準信号
Rの基準周波数(=2.247KHz)より低くなる。これによ
り、周波数位相比較回路6より出力される位相誤差信号
の電位は上昇し、変化率制限回路9を介して電圧制御発
振器8の発振周波数を上昇させるように動作する。以上
のようなPLLによるフィードバック動作により、常に
周波数位相比較回路6に入力される位相比較信号Vは、
位相比較基準信号Rの基準周波数に等しい周波数で、所
定の位相関係を保持するように電圧制御発振器8の制御
が行われる。以上のようにして、電圧制御発振器8によ
って生成される読出クロックRCKは入力映像信号VI
の水平同期信号に位相ロックした信号となる。
【0054】このようにして生成された読出クロックR
CKは、分周回路15、D/A変換回路12、及び制御
回路17に入力される。
【0055】同期化回路16では、同期分離回路2から
のフィールド同期信号FSを、分周回路15で生成され
た読出水平基準信号HPのタイミングに同期して変化す
るように同期化し、読出フィールド基準信号FPとして
端子18及び制御回路17に出力する。
【0056】制御回路17では、電圧制御発振器8から
読出クロックRCK、及び同期化回路16より読出フィ
ールド基準信号FP、分周回路15で生成された読出水
平基準信号HP等から制御信号群を生成し信号処理回路
11に与える。
【0057】信号処理回路11では制御回路17からの
制御信号群により、読出水平基準信号HPに同期してメ
モリ11aのライン先頭に相当するアドレスよりデータ
を読み出し、入力NTSC信号1ラインに相当する91
0サンプルを読み出した後、290サンプルの黒レベル
データをライン毎につけ加え、ライン当たり1200サ
ンプルの映像信号として出力する。
【0058】また、読出フィールド基準信号FPに同期
して、入力NTSC信号1ラインに相当するデータを2
回ずつ読み出しライン数を倍に変換すると同時に、さら
に不足するラインを黒レベルデータとすることでフィー
ルド当たりのライン数を562ないし563とすること
で、フィールド周波数59.94Hz,1フレーム1125ライ
ン,2:1インターレースの映像信号データとして、D/
A変換回路12に出力することができる。D/A変換回
路12では、これらのデータをアナログ信号に変換し、
端子13より出力映像信号VOとして出力する。
【0059】以上のような動作により入力端子1より入
力されるフィールド周波数59.94Hz,1フレーム525ライ
ン,2:1インターレース,水平同期周波数fh=15.734KHz
のNTSC信号を、フィールド周波数59.94Hz,1フレ
ーム1125ライン,2:1インターレース,水平同期周波数
fH=33.716KHzの信号に変換して、端子13より出力す
ることができる。
【0060】以上示した図4の実施例は、図1に示した
実施例に対し新たに同期化回路16を付け加え、フィー
ルド同期信号FSを読出水平基準信号HPにより同期化
し、読出フィールド基準信号FPとして読出水平基準信
号HPとともに端子18及び端子19より出力する構成
としたものである。これにともない図1に示す分周比M
の分周回路7は、M=M'×Lを満たすような分周比M'
を有する分周回路14及び分周比Lを有する分周回路1
5に分割して構成し、出力映像信号VOの1ライン当り
のサンプル数LによるRCKの分周によって読出水平基
準信号HPを得る構成となっており、この他の基本動作
は図1に示した実施例と同様である。したがって図1に
示した実施例と同様に、入力映像信号にジッタやスキュ
ーなどの時間軸変動が存在する場合にも読出クロックR
CKを安定に生成し、時間軸の安定した映像信号への変
換処理、あるいは入力映像信号の時間軸変動を補正する
等の効果がある。
【0061】また、図4に示す実施例では端子18より
読出フィールド基準信号FP、端子19より読出水平基
準信号HPが出力映像信号VOとともに出力されてい
る。これらの基準信号FP,HPは、時間軸変動の少な
い安定な読出クロックRCKによって生成あるいは、R
CKによって生成された信号により同期化されている。
これにより、入力映像信号の時間軸変動の影響なく安定
なフィールド基準信号FPおよび水平基準信号HPを生
成し外部の装置に供給できるという効果がある。
【0062】また、この端子18からの読出フィールド
基準信号FP、および端子19からの読出水平基準信号
HPにより、本変換処理装置からの出力をディスプレイ
装置あるいはVTR等に入力する際に、あらためて出力
映像信号VOから同期信号を分離する必要がなく、この
後の信号処理回路を簡素化することができる。また同期
分離処理を介さずに同期信号が得られるため、同期分離
回路の誤動作によって生ずる、同期信号の欠落、誤検出
を防ぎ、後段に接続される信号処理回路を安定に動作さ
せる効果がある。
【0063】さらに、本信号変換処理装置からの読出水
平基準信号HP及び読出フィールド基準信号FPを用い
て後段に接続される信号処理回路を動作させることによ
り、本信号変換処理装置への入力信号VIの水平走査周
波数およびフィールド周波数が安定でない場合にも安定
した同期信号を供給することができる。
【0064】また、本信号変換処理装置への入力信号V
Iのフィールド周波数が所定の周波数範囲から逸脱し、
変換後のライン数が所定の値から増減した場合にも、有
効ラインの先頭ないしブランキング期間に出力される読
出フィールド基準信号FPにより、後段に接続される信
号処理回路において有効ライン位置を正確に検出し処理
することができる。
【0065】図4に示した実施例では、端子1より入力
された映像信号VIから同期分離回路2により水平同期
信号HSとフィールド同期信号FSとを分離するもので
あったが、これを水平同期信号HSとフレーム周期のフ
レーム同期信号をFSとして分離する構成としてもよ
い。この際には、同期分離回路2で分離されたフレーム
同期信号FSを分周回路15からの読出水平基準信号H
Pで同期化して読出フレーム基準信号FPとして端子1
8および制御回路17に出力するように構成すればよ
い。
【0066】なおこれまで示した図1及び図4の実施例
では、信号処理回路11ではメモリ11aより、入力N
TSC信号1ラインに相当するデータを2回ずつ読み出
し有効ライン数を倍に変換すると同時に、さらに不足す
るラインを黒レベルデータとすることでフィールド当た
りのライン数の変換を行なうものであったが、静止画部
分では1フィールド前の信号を用い、動画部分ではフィ
ールド内の前後のラインから補間するような動き適応補
間処理によって、ライン数の変換を行なってもよい。ま
た、NTSC信号を動き適応補間処理によって、フィー
ルド周波数59.94Hz,1フィールド1050ライン、ノンイン
ターレースの信号に変換した後、本実施例で示したよう
な信号変換処理装置に入力するものであってもよい。
【0067】また、これまでの本実施例ではA/D変換
回路8によりサンプリングした入力映像信号VIのデー
タを、信号処理回路11内部のメモリ11aへ書き込
み、このメモリ11aからデータを読み出す際に、ライ
ン当りのサンプル数の変換及び、フィールド当りのライ
ン数の変換を行なうものであったが、これに限ることな
くサンプル数及びライン数を変換した後メモリ11aに
書き込むように構成してもよい。あるいは、サンプル数
の変換はメモリ書き込み時に行ない、ライン数の変換は
メモリ読み出し時に行なう構成としてもよい。特に、入
力映像信号に比較してライン数及びサンプル数の少ない
映像信号の形態に変換する場合には、サンプル数及びラ
イン数を変換した後メモリ11aに書き込むように構成
にすることにより、必要とするメモリ容量を低減できる
効果がある。
【0068】また、これまで示した実施例では、A/D
変換回路8によりサンプリングした入力映像信号VIの
データ1サンプルが、クロック周波数は変換されるが、
そのままD/A変換回路13への1サンプルデータとし
て出力されるものであった。このような変換方式に限る
ことなく、例えば、サンプリングした入力映像信号VI
のデータ3サンプルを内挿処理によって、4サンプルに
変換し、D/A変換回路13へのデータとして出力する
などのように、サンプル数を内挿あるいは間引いて変換
処理する構成としてもよい。また入力映像信号VIの、
例えば3ラインのデータを内挿処理によって、4ライン
に変換し、D/A変換回路13へのデータとして出力す
るなどのように、ライン数を内挿あるいは間引いて変換
処理する構成であってもよい。このような構成とするこ
とで、映像信号の形態に変換時に生ずる縦横比の歪みの
補正ができる。また、縦横比の異なる映像信号へ変換し
た際に生ずるブランキング領域を低減させ、映像信号の
有効領域を無駄なく活用することができる。
【0069】なお、これまで示した実施例では分周回路
の分周比(N,M,M’)はすべて1より大きな自然数
であったが、入力される映像信号および変換して出力す
る映像信号のフィールドあたりのライン数及びサンプル
数などにより定まる分周比として構成すればよい。この
際に、分周比が1となる場合には、分周回路を用いる必
要はなく得られた信号を、そのまま位相比較信号Vある
いは位相比較基準信号Rとして用いるように構成すれば
よい。
【0070】次に、図4の実施例で示した同期化回路1
6の具体的な構成について図5の構成図を用いて説明す
る。図5において、16aは図4に示す同期分離回路2
からのフレームあるいはフィールド同期信号FSを読出
水平基準信号HPでラッチするDフリップフロップ回
路、16bはDフリップフロップ回路16aからの出力
信号を再び読出水平基準信号HPでラッチするDフリッ
プフロップ回路、16cはDフリップフロップ回路16
aからの出力とDフリップフロップ回路16bからの反
転出力との論理積演算を行ない読出フレーム・フィール
ド基準信号FPを生成するAND回路である。
【0071】同期分離回路2からのフレームあるいはフ
ィールド同期信号FSは、Dフリップフロップ回路16
aに入力され、分周回路15で生成された読出水平基準
信号HPの立上りタイミングに同期化された後、Dフリ
ップフロップ回路16bおよびAND回路16cに入力
される。このDフリップフロップ回路16aで同期化さ
れた信号はさらに、Dフリップフロップ回路16bで読
出水平基準信号HPの一周期分だけ遅延され、この反転
出力がAND回路16cに入力されている。このような
構成により、フレーム・フィールド同期信号FSのパル
ス幅が読出水平基準信号HPの一周期より長い場合に
は、Dフリップフロップ回路16bからの遅延した反転
信号によりAND回路によりゲートされるため、読出フ
レーム・フィールド基準信号FPは常に、読出水平基準
信号HPの一周期に相当するパルス幅に整形されて出力
される。
【0072】図4に示した本発明による信号変換処理装
置から出力される、読出水平基準信号HPおよび読出フ
レーム・フィールド基準信号FP、さらに基準信号を基
に出力された、映像信号VOの波形図を図6に示す。図
6(a)は読出水平基準信号HP、図6(b)はこの読
出水平基準信号HPによって同期化された読出フレーム
・フィールド基準信号FP、さらに図6(c)はこの読
出フレーム・フィールド基準信号FPおよび読出水平基
準信号HPを基準として出力される映像信号VOを示し
ており、1,2,3,・・・・nの数字は有効ラインの
ライン番号を示している。
【0073】これらの、読出水平基準信号HPおよび読
出フレーム・フィールド基準信号FP、さらに基準信号
を基に出力された映像信号VOは、すべて安定な読出ク
ロックRCKをもとに生成されているため、本信号変換
処理装置への入力信号VIの水平走査周波数およびフィ
ールド周波数が安定でない場合にも安定した同期信号を
供給することができる。また、本信号変換処理装置への
入力信号VIのフィールド周波数が所定の周波数範囲か
ら逸脱し、変換後のライン数が所定の値から増減した場
合にも、有効ラインの先頭ないしブランキング期間に出
力される読出フィールド基準信号FPにより、後段に接
続される信号処理回路において有効ライン位置を正確に
検出し処理することができる。
【0074】次に本発明による信号変換処理装置を、入
力映像信号を異なる形態の映像信号に変換して磁気記録
を行う磁気記録装置に用いた場合の他の実施例につい
て、図7に示すブロック図を用いて説明する。
【0075】図7において、1は信号形態を一度他の形
態に変換処理した後記録する映像信号VIの入力端子、
20は端子1からの入力映像信号VIを異なる形態の映
像信号VOに変換して読出水平基準信号HP及び読み出
しフィールド基準信号FPとともに出力する信号変換処
理装置、21は他の形態に変換せずに記録する映像信号
VO’の入力端子、22は端子21から入力される映像
信号VO’から水平同期信号HP’とフィールド同期信
号FP’とを分離する同期分離回路、23は端子21か
らの入力映像信号VO’と信号変換処理装置20で変換
処理された映像信号VOとを切り換えて出力する切換回
路、24は入力映像信号VO’から分離した水平同期信
号HP’と信号変換処理装置20からの読出水平基準信
号HPとを切り換えて水平基準信号HDを出力する切換
回路、25は入力映像信号VO’から分離したフィール
ド同期信号FP’と信号変換処理装置20からの読出フ
ィールド基準信号FPとを切り換えてフィールド基準信
号FDを出力する切換回路、26は切換回路24からの
水平基準信号HD及び切換回路25からのフィールド基
準信号FDをもとに記録信号処理に必要な制御信号群を
生成する制御回路、27は制御回路26からの制御信号
群により切換回路23からの映像信号に再生信号処理で
の時間軸基準となる同期信号やバースト信号を付加した
り時間軸の圧縮伸長などの記録に適した形態に処理する
記録信号処理回路、28は記録信号処理回路27で処理
された信号を記録媒体に適した形に変換する変調処理回
路、29は変調処理された信号を記録媒体へ記録する磁
気ヘッド、30は磁気ヘッド29によって記録される磁
気記録テープである。
【0076】図7に示す実施例は入力映像信号を異なる
形態の映像信号に変換して磁気記録を行う磁気記録装置
に、本発明を適用したものであり、端子1から入力され
るフィールド周波数59.94Hz,1フレーム525ライン,2:
1インターレース,水平同期周波数fh=15.734KHzのNT
SC信号VIを、フィールド周波数59.94Hz,1フレー
ム1125ライン,2:1インターレース,水平同期周波数fH
=33.716KHzの信号VOに変換して記録する機能と、端子
21から入力されるフィールド周波数60Hz,1フレーム
1125ライン,2:1インターレース,水平同期周波数fH=3
3.75KHzのいわゆるハイビジョン信号VO’を記録する
機能を合わせ持つ磁気記録装置の実施例である。
【0077】まず図7に示す端子21から入力されるハ
イビジョン信号VO’を他の信号形態に変換せずに記録
する場合の動作について説明する。
【0078】端子21から入力されるハイビジョン信号
VO’は切換回路23および同期分離回路22に入力さ
れる。同期分離回路22ではVO’のブランキング期間
に多重された同期信号から水平同期信号HP’及びフィ
ールド同期信号FP’とを分離する。
【0079】切換回路23は図7に示すaの側に切り換
わっており、端子21からの入力信号VO’を記録信号
処理回路27へ接続する。また切換回路24及び切換回
路25も切換回路23と同様に図7に示すaの側に切り
換わっているため、入力信号VO’から分離した水平同
期信号HP’は切換回路24を介して水平基準信号HD
として制御回路26へ入力される。入力信号VO’から
分離したフィールド同期信号FP’も同様に切換回路2
5を介してフィールド基準信号FDとして制御回路26
へ入力される。
【0080】制御回路26は、水平基準信号HDとして
入力されている入力信号VO’から分離した水平同期信
号HP’と、フィールド基準信号FDとして入力されて
いる入力信号VO’から分離した水平同期信号FP’の
2つの信号ををもとに記録信号処理回路27に必要な制
御信号群を生成する。
【0081】記録信号処理回路27では切換回路23を
介して入力された、映像信号VO’を制御回路26から
の制御信号群によって再生信号処理での時間軸基準とな
る同期信号やバースト信号を付加したり時間軸の圧縮伸
長などの記録に適した形態に処理される。
【0082】記録信号処理回路27からの、記録に適し
た形態に処理された信号は、変調処理回路28でFM変
調や8−10変調のような磁気記録媒体に適した直流成
分を含まない信号に変調処理された後、磁気ヘッド29
を介して磁気テープ30へ記録される。
【0083】次に、図7に示す端子1から入力されるN
TSC信号VIをフィールド周波数59.94Hz,1フレー
ム1125ライン,2:1インターレース,水平同期周波数fH
=33.716KHzの信号VOに変換して記録する場合の動作に
ついて説明する。
【0084】端子1から入力されるNTSC信号VIは
信号変換処理装置20に入力され、図4で示した実施例
のような処理により、入力信号とフィールド周波数が等
しい59.94Hzで1フレーム1125ライン,2:1インターレー
ス,水平同期周波数fH=33.716KHzの映像信号VOに変
換される。この際に信号変換処理装置20からは変換さ
れた映像信号VOに同期した、読出水平基準信号HPと
読出フィールド基準信号FPが出力される。
【0085】信号変換処理装置20からの出力信号VO
は切換回路23に入力されている。さらに、この切換回
路23は図7に示すb側に切り換わっているため、信号
変換処理装置20からの出力信号VOは切換回路23を
介して、記録信号処理回路27へ入力される。また切換
回路24及び切換回路25も切換回路23と同様に図7
に示すbの側に切り換わっているため、信号変換処理装
置20からの読出水平基準信号HPは切換回路24を介
して水平基準信号HDとして制御回路26へ入力され
る。信号変換処理装置20からの読出フィールド基準信
号FPも同様に切換回路25を介してフィールド基準信
号FDとして制御回路26へ入力される。
【0086】制御回路26は、水平基準信号HDとして
入力されている信号変換処理装置20からの読出水平基
準信号HPと、フィールド基準信号FDとして入力され
ている信号変換処理装置20からの読出フィールド基準
信号FPの2つの信号ををもとに、先のハイビジョン信
号を記録する場合と同様に記録信号処理回路27に必要
な制御信号群を生成する。
【0087】記録信号処理回路27では切換回路23を
介して入力された、映像信号VOを制御回路26からの
制御信号群によって、先のハイビジョン信号を記録する
場合と同様に再生信号処理での時間軸基準となる同期信
号やバースト信号を付加したり時間軸の圧縮伸長などの
記録に適した形態に処理される。
【0088】記録信号処理回路27からの、記録に適し
た形態に処理された信号は、先のハイビジョン信号を記
録する場合と同様に変調処理回路28でFM変調や8−
10変調のような磁気記録媒体に適した直流成分を含ま
ない信号に変調処理された後、磁気ヘッド29を介して
磁気テープ30へ記録される。
【0089】以上のように、切換回路23及び切換回路
24,25を、図7に示すaの側に切り換えることで、
端子21から入力されるハイビジョン信号を記録するこ
とができ、切換回路23及び切換回路24,25を、b
の側に切り換えることで、端子1から入力されるNTS
C信号を記録することができる。
【0090】この際に、端子21から入力されるハイビ
ジョン信号を記録する場合と、端子1から入力されるN
TSC信号を変換処理して記録する場合には、記録信号
処理回路27に入力される映像信号のフィールド周波数
が59.94Hzと60Hzとでわずかに異なる。しかし、この差
はわずかに0.1%程度であるため制御回路26及び記録信
号処理回路27の動作周波数に幅を持たせるように構成
すれば、同一の信号処理回路で動作させることができ
る。
【0091】このように一台の記録装置で2種類の異な
る形態の映像信号を記録することができ、回路及び記録
機構系などの共用により、記録装置の小型化できるなど
の経済的効果がある。
【0092】また、NTSC信号はハイビジョン信号と
同様な信号形態に変換されて記録されているため、これ
ら2種類の信号を記録した磁気テープを再生する際に
は、ハイビジョン信号のみが再生できる再生装置があれ
ば、いずれの信号も再生することができる。この際に
は、フィールド周波数が59.94Hzで記録した信号を60Hz
のフィールド周波数で再生することになるが、先に示し
たようにこの差はわずかに0.1%程度であるため視覚上及
び聴覚上での劣化要因とはならない。
【0093】なお、図7で示した実施例では、端子21
より入力された映像信号VO’から同期分離回路22に
より水平同期信号HP’とフィールド同期信号FP’と
を分離するものであったが、これを水平同期信号HP’
とフレーム周期のフレーム同期信号をFP’として分離
する構成としてもよい。この際には、信号変換処理装置
20から出力される読出基準信号FPもフレーム周期で
出力される、読出フレーム基準信号となるように、信号
変換処理装置20を構成すればよい。
【0094】以上のように、本発明の信号変換処理によ
り映像信号の形態を変換して記録伝送を行う際には、本
信号変換処理装置からの読出水平基準信号HP及びフィ
ールド・フレーム同期信号FPを用いて記録伝送のため
の信号処理を行うことにより、同期分離処理を介するこ
となく、直接同期信号を得ることができる。また本信号
変換処理装置への入力信号VIのフィールド周波数が安
定でない場合にも安定した同期信号を供給でき,入力映
像信号VIを安定に記録信号処理して記録することがで
きる。
【0095】また、本信号変換処理装置への入力信号V
Iのフィールド周波数が所定の周波数範囲から逸脱し、
変換後のライン数が所定の値から増減した場合にも、有
効ラインの先頭ないしブランキング期間に出力されるフ
ィールド・フレーム同期信号FPにより、有効ライン位
置を正確に検出し記録信号処理して記録することができ
る。
【0096】なお以上示した実施例は、フィールド周波
数59.94Hz,1フレーム525ライン,2:1インターレー
ス,水平同期周波数fh=15.734KHzのNTSC信号を、
フィールド周波数59.94Hz,1フレーム1125ライン,2:1
インターレース,水平同期周波数fH=33.716KHzの信号
に変換して記録する記録装置に本発明を適用した場合に
ついて示したものであるが、この実施例に限ることな
く、例えば、フィールド周波数60Hz,1フレーム1125ラ
イン,2:1インターレース,水平同期周波数fH=33.75KH
zのハイビジョン信号を、フィールド周波数60Hz,1フ
レーム525ライン,2:1インターレース,水平同期周波数
fh=15.75KHzの信号に変換して記録する記録装置など、
入力映像信号をフィールド周波数のみが等しく、サンプ
ル数、ライン数の異なる他の映像信号の形態に変換して
記録する記録装置に本発明を適用することができる。
【0097】
【発明の効果】図1に示す実施例で示したように、本発
明による信号変換処理装置では、読出クロックRCKの
生成に用いるPLLの周波数位相比較回路6に入力する
位相比較基準信号Rとして、入力映像信号より同期分離
回路2で分離した水平同期信号HSを分周回路5によっ
て直接分周した信号を用いる構成となっている。このよ
うな構成にすることで、書込クロックWCKの生成過程
を介さずに位相基準となる位相比較基準信号Rを得るこ
とができるため、特に入力映像信号VIにジッタやスキ
ューなどの時間軸変動が存在する場合に書込クロックW
CKの生成過程で生ずる、過渡応答時の制御遅れあるい
はオーバーシュート、リンギング等の影響を受けずに、
安定な位相比較基準信号を得ることができる。すなわち
これによって、より安定な読出クロックRCKの生成を
可能とする効果がある。
【0098】また図1に示す周波数位相比較回路6に入
力する位相比較基準信号Rは、入力映像信号より分離し
た水平同期信号HSを分周回路5によってN分周(上記
実施例ではN=7)して生成する構成となっている。こ
れにより位相比較基準信号Rは、入力映像信号のN回の
水平走査期間を加算した期間の周期を有する信号とな
り、入力映像信号に含まれる、比較的速い周期の時間軸
ジッタ等を平均化した周期を有する信号となる。すなわ
ち、入力映像信号の比較的速い周期の時間軸ジッタなど
の影響が低減した位相比較基準信号Rを得ることがで
き、さらにこの位相比較基準信号Rをもとに生成される
読出クロックRCKを、より安定化できる効果がある。
【0099】また、入力映像信号VIにジッタやスキュ
ーなどの時間軸変動が存在する場合には、この入力映像
信号より分離生成される位相比較基準信号Rにも時間軸
変動が残留してしまい、この不安定な位相比較基準信号
によって、図1に示す周波数位相比較回路6からは、本
来の位相誤差信号に、ジッタやスキューなどによる小振
幅で変化の速い位相誤差信号が重畳して出力され、本来
制御電圧が一定であれば周波数安定度の高い電圧制御発
振器の発振周波数を擾乱してしまうという問題がある。
本発明による信号変換処理装置では、周波数位相比較回
路6より出力される位相誤差信号を変化率制限回路9に
入力し、ジッタやスキューなどによる比較的小レベルの
位相誤差信号の変動を平滑化した後、読出クロックRC
Kの発振周波数の制御信号として電圧制御発振器8に与
える構成となっている。このような構成にすることによ
り、映像信号にジッタやスキューなどの時間軸変動が存
在する場合にも、これらの時間軸変動の影響を除去し、
安定な読出クロックRCKが生成できるという効果があ
る。
【0100】さらに、本発明においては読出クロックR
CKの生成に、周波数安定度が極めて高く、周波数可変
範囲の狭い(100〜300ppm以内)水晶発振子等
による電圧制御発振器を用いる構成となっている。これ
により、所定の周波数範囲では安定したクロックを生成
することができ、また仮に入力映像信号から分離生成し
た位相比較基準信号Rが所定の周波数範囲内とならず、
位相ロック状態から逸脱した場合にも極端に異なる発振
周波数へ変化することを防ぐ効果がある。
【0101】また図1で示した本発明の映像信号の変換
装置では、変換された映像信号を生成する時間軸の基準
となる読出クロックRCKを、入力映像信号に含まれる
時間軸変動の影響を受けずに極めて安定に生成されるた
め、時間軸の安定した映像信号へ変換処理できるという
効果がある。
【0102】なお、本発明による信号変換処理装置にお
いて、入力映像信号VIにジッタやスキューなどの時間
軸変動が存在する場合には、図1に示すクロック生成回
路3内部に設けられた、書込クロックWCK生成のため
の発振器として周波数可変範囲の広い電圧制御発振器を
用い、入力映像信号VIの時間軸変動にライン毎に高速
に追従し、残留位相偏差が少なくなるようなループゲイ
ンの高いPLL回路によって構成すればよい。このよう
な構成とすることで入力映像信号の時間軸のゆらぎに対
応した書込クロックWCKによって入力映像データをメ
モリ11aに書き込むことができ、この後安定な読出ク
ロックRCKによりメモリ11aより映像データを読み
出すことにより、入力映像信号の形態を他の異なる信号
形態へ変換すると同時に、入力映像信号の時間軸変動を
補正する効果がある。
【0103】また、図4に示す実施例で示したように、
端子18より読出フィールド基準信号FP、端子19よ
り読出水平基準信号HPが出力映像信号VOとともに出
力されている。これらの基準信号FP,HPは、時間軸
変動の少ない安定な読出クロックRCKによって生成あ
るいは、RCKによって生成された信号により同期化さ
れている。これにより、入力映像信号の時間軸変動の影
響なく安定なフィールド基準信号FPおよび水平基準信
号HPを生成し外部の装置に供給できるという効果があ
る。
【0104】また図4の実施例のように、端子18から
の読出フィールド基準信号FP、および端子19からの
読出水平基準信号HPにより、本変換処理装置からの出
力をディスプレイ装置あるいはVTR等に入力する際
に、あらためて出力映像信号VOから同期信号を分離す
る必要がなく、この後の信号処理回路を簡素化すること
ができる。また同期分離処理を介さずに同期信号が得ら
れるため、同期分離回路の誤動作によって生ずる、同期
信号の欠落、誤検出を防ぎ、後段に接続される信号処理
回路を安定に動作させる効果がある。
【0105】さらに、本信号変換処理装置からの読出水
平基準信号HP及び読出フィールド基準信号FPを用い
て後段に接続される信号処理回路を動作させることによ
り、本信号変換処理装置への入力信号VIの水平走査周
波数およびフィールド周波数が安定でない場合にも安定
した同期信号を供給することができる。
【0106】また、本信号変換処理装置への入力信号V
Iのフィールド周波数が所定の周波数範囲から逸脱し、
変換後のライン数が所定の値から増減した場合にも、有
効ラインの先頭ないしブランキング期間に出力される読
出フィールド基準信号FPにより、後段に接続される信
号処理回路において有効ライン位置を正確に検出し処理
することができる。
【0107】さらに図7の実施例で示したように、本発
明の信号変換処理により映像信号の形態を変換して記録
伝送を行う際には、本信号変換処理装置からの読出水平
基準信号HP及びフィールド・フレーム同期信号FPを
用いて記録伝送のための信号処理を行うことにより、同
期分離処理を介することなく、直接同期信号を得ること
ができる。また本信号変換処理装置への入力信号VIの
フィールド周波数が安定でない場合にも安定した同期信
号を供給でき,入力映像信号VIを安定に記録信号処理
して記録することができる。
【0108】また、本信号変換処理装置への入力信号V
Iのフィールド周波数が所定の周波数範囲から逸脱し、
変換後のライン数が所定の値から増減した場合にも、有
効ラインの先頭ないしブランキング期間に出力されるフ
ィールド・フレーム同期信号FPにより、有効ライン位
置を正確に検出し記録信号処理して記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した変化率制限回路9の具体的な構成
を示す構成図である。
【図3】図1に示した変化率制限回路9の動作を説明す
る波形図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4に示した同期化回路16の具体的な構成を
示す構成図である。
【図6】図4に示した実施例の動作を説明する波形図で
ある。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2,22 … 同期分離回路、 3 … クロック生成回路、 4 … A/D変換回路、 5,7,14,15 … 分周回路、 6 … 周波数位相比較回路、 8 … 電圧制御発振器、 9 … 変化率制限回路、 10,17,26 … 制御回路、 11 … 信号処理回路、 11a … メモリ、 12 … D/A変換回路、 16 … 同期化回路、 20 … 信号変換処理装置、 23,24,25 … 切換回路、 27 … 記録信号処理回路、 28 … 変調処理回路、 29 … 磁気ヘッド、 30 … 磁気テープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 宏明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号をメモリを用いて処理する映像信
    号の処理装置において、 上記メモリに入力信号を書き込む手段と、 入力映像信号に含まれる時間軸情報を分離する手段と、 上記時間軸情報に基づいて安定な読出クロック(RC
    K)を生成する手段と、 上記読出クロック(RCK)に基づきメモリに書き込ま
    れた信号を読み出す手段と、 上記メモリより読み出された信号を出力する手段と、 を備えたことを特徴とする映像信号の処理装置。
  2. 【請求項2】上記メモリに入力信号を書き込む手段が、 入力映像信号に含まれる時間軸情報に基づいて書込クロ
    ック(WCK)を生成する手段と上記書込クロック(W
    CK)に基づき入力信号をサンプリングする手段と、 を含む構成である請求項1に記載の映像信号の処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記時間軸情報に基づいて安定な読出クロ
    ック(RCK)を生成する手段が、 上記時間軸情報に基づいて位相基準信号(R)を生成す
    る手段と、 上記読出クロックに基づいて位相比較信号(V)を生成
    する手段と、 上記位相基準信号(R)と位相比較信号(V)との周波
    数及び位相を比較して位相誤差信号を生成する手段と、 上記位相誤差信号の小振幅のレベル変動を安定化して制
    御信号を生成する手段と、 上記制御信号に基づく発振周波数で読出クロック(RC
    K)を生成する手段と、 を含む構成である請求項1に記載の映像信号の処理装
    置。
  4. 【請求項4】上記位相誤差信号の小振幅のレベル変動を
    安定化して制御信号を生成する手段として、 位相誤差信号と制御信号との電位差によって流入電流を
    制御する手段と、 上記流入電流を積分し制御信号の電位として出力する手
    段と、 を含む構成である請求項3に記載の映像信号の処理装
    置。
  5. 【請求項5】映像信号をメモリを用いて処理する映像信
    号の処理装置において、 上記メモリに入力信号を書き込む手段と、 入力映像信号に含まれる時間軸情報を分離する手段と、 上記時間軸情報に基づいて安定な読出クロック(RC
    K)を生成する手段と、 上記読出クロック(RCK)に基づいて読出水平基準信
    号(HP)を生成する手段と、 上記時間軸情報と上記読出水平基準信号(HP)に基づ
    いて読出フィールド・フレーム基準信号(FP)を生成
    する手段と、 上記読出クロック(RCK)と上記読出水平基準信号
    (HP)と上記読出フィールド・フレーム基準信号(F
    P)に基づきメモリに書き込まれた信号を読み出す手段
    と、 上記メモリより読み出された信号を出力する手段と、 上記読出水平基準信号(HP)を出力する手段と、 上記読出フィールド・フレーム基準信号(FP)を出力
    する手段と、 を備えたことを特徴とする映像信号の処理装置。
  6. 【請求項6】上記時間軸情報に基づいて安定な読出クロ
    ック(RCK)を生成する手段が、 上記時間軸情報に基づいて位相基準信号(R)を生成す
    る手段と、 上記読出クロックに基づいて位相比較信号(V)を生成
    する手段と、 上記位相基準信号(R)と位相比較信号(V)との周波
    数及び位相を比較して位相誤差信号を生成する手段と、 上記位相誤差信号の小振幅のレベル変動を安定化して制
    御信号を生成する手段と、 上記制御信号に基づく発振周波数で読出クロック(RC
    K)を生成する手段と、 を含む構成である請求5に記載の映像信号の処理装置。
  7. 【請求項7】上記位相誤差信号の小振幅のレベル変動を
    安定化して制御信号を生成する手段として、 位相誤差信号と制御信号との電位差によって流入電流を
    制御する手段と、 上記流入電流を積分し制御信号の電位として出力する手
    段と、 を含む構成である請求項5に記載の映像信号の処理装
    置。
  8. 【請求項8】上記制御信号に基づく発振周波数で読出ク
    ロック(RCK)を生成する手段として、 上記制御信号による周波数可変範囲が±300ppm以下
    の発振回路、 を含む構成である請求項5に記載の映像信号の処理装
    置。
  9. 【請求項9】第1の映像信号と第2の映像信号の2つの
    異なる形態の映像信号を処理する映像信号の処理装置に
    おいて、 上記第1の映像信号を入力するメモリと、 上記第1の映像信号を上記メモリに書き込む手段と、 上記第1の映像信号に含まれる時間軸情報を分離する手
    段と、 上記時間軸情報から安定な読出クロック(RCK)を生
    成する手段と、 上記読出クロック(RCK)から読出水平基準信号(H
    P)を生成する手段と、 上記時間軸情報と上記読出水平基準信号(HP)とに基
    づいて読出フィールド・フレーム基準信号(FP)を生
    成する手段と、 上記読出クロック(RCK)と上記読出水平基準信号
    (HP)と上記読出フィールド・フレーム基準信号(F
    P)に基づきメモリに書き込まれた信号を読み出す手段
    と、 メモリより読み出された信号と上記第2の映像信号とを
    切り換えて処理入力信号を得る手段と、 上記第2の映像信号に含まれる時間軸情報から水平同期
    信号(HP’)とフィールド・フレーム同期信号(F
    P’)とを生成する手段と、 上記読出水平基準信号(HP)と上記水平同期信号(H
    P’)とを切り換えて水平基準信号(HD)を得る手段
    と、 上記読出フィールド・フレーム基準信号(FP)と上記
    フィールド・フレーム同期信号(FP’)とを切り換え
    てフィールド・フレーム基準信号(FD)を得る手段
    と、 上記水平基準信号(HD)と上記フィールド・フレーム
    基準信号(FD)に基づき上記処理入力信号を処理する
    信号処理手段と、 を備えたことを特徴とする映像信号の処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001309202A (ja) * 2000-04-19 2001-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレームシンクロナイザ
JP2001352462A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JP2006196986A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Sharp Corp ゲンロック装置

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