JPH0130245B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0130245B2 JPH0130245B2 JP56127018A JP12701881A JPH0130245B2 JP H0130245 B2 JPH0130245 B2 JP H0130245B2 JP 56127018 A JP56127018 A JP 56127018A JP 12701881 A JP12701881 A JP 12701881A JP H0130245 B2 JPH0130245 B2 JP H0130245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- layer
- pplp
- winding
- pml
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 31
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 16
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 54
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 43
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 9
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 8
- 239000004812 Fluorinated ethylene propylene Substances 0.000 description 7
- 229920009441 perflouroethylene propylene Polymers 0.000 description 7
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 4
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 4
- HQQADJVZYDDRJT-UHFFFAOYSA-N ethene;prop-1-ene Chemical group C=C.CC=C HQQADJVZYDDRJT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 3
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 3
- 229920000306 polymethylpentene Polymers 0.000 description 3
- 239000011116 polymethylpentene Substances 0.000 description 3
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 239000000088 plastic resin Substances 0.000 description 2
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は超高圧OFケーブル、特に異なる材質
の絶縁材料を層ごとにまとめて混用する超高圧
OFケーブルに係わるものである。
の絶縁材料を層ごとにまとめて混用する超高圧
OFケーブルに係わるものである。
［背景技術］
近年超高圧OFケーブル（275〜500KV）の誘
電体損（tanδ）を減少し、送電容量を増加させる
ため、種々のプラスチツク材料を使用した低損失
絶縁材料が開発され、実用に供されるようになつ
てきた。そしてこれらの低損失絶縁材料は、当初
単独に用いられていたが、最近ではこれら材料の
特色を生かしたケーブルとするため、異種の絶縁
材料が混用され、一つのケーブルが作られるよう
になつてきた。
電体損（tanδ）を減少し、送電容量を増加させる
ため、種々のプラスチツク材料を使用した低損失
絶縁材料が開発され、実用に供されるようになつ
てきた。そしてこれらの低損失絶縁材料は、当初
単独に用いられていたが、最近ではこれら材料の
特色を生かしたケーブルとするため、異種の絶縁
材料が混用され、一つのケーブルが作られるよう
になつてきた。
［発明が解決しようとする課題］
ここに、500KVのOFケーブルの絶縁層の内層
にPPLP、外層に鉛工対策としてPML使用のも
のについてみると、例示的ではあるが、全絶縁層
の厚みを25mmとしたとき、前記PMLによる外層
は４〜６mm程度される。PMLはポリオレフイン
系プラスチツク樹脂材料の一つであるポリメチル
ペンテンのプラスチツクフイルムの片面または両
面にクラフト紙を積層して一体にした複合絶縁材
料であり、耐熱性にすぐれているといわれてお
り、前述のように外層として用いる。
にPPLP、外層に鉛工対策としてPML使用のも
のについてみると、例示的ではあるが、全絶縁層
の厚みを25mmとしたとき、前記PMLによる外層
は４〜６mm程度される。PMLはポリオレフイン
系プラスチツク樹脂材料の一つであるポリメチル
ペンテンのプラスチツクフイルムの片面または両
面にクラフト紙を積層して一体にした複合絶縁材
料であり、耐熱性にすぐれているといわれてお
り、前述のように外層として用いる。
PPLPはポリオリフイン系プラスチツク樹脂の
一種であるポリプロピレンのプラスチツクフイル
ムの片面または両面にクラフト紙を積層して一体
にした複合絶縁材料である。この材料は電気特
性、経済性に優れているが、鉛工に弱いきらいが
ある。
一種であるポリプロピレンのプラスチツクフイル
ムの片面または両面にクラフト紙を積層して一体
にした複合絶縁材料である。この材料は電気特
性、経済性に優れているが、鉛工に弱いきらいが
ある。
通常、導体上にこのような異なる材質および
巾、厚さの異なる絶縁材料テープを巻き付ける工
程では、混合しないようにするため、またテープ
巻機のテープ巻き張力や、テープ巻き角度が異な
るために、各絶縁材料テープごとにテープ巻機の
ヘツドをかえ、かつ完成したケーブルの曲げ特性
をよくするために前後のテープ巻きヘツドで巻き
方向を替えるのが普通である。
巾、厚さの異なる絶縁材料テープを巻き付ける工
程では、混合しないようにするため、またテープ
巻機のテープ巻き張力や、テープ巻き角度が異な
るために、各絶縁材料テープごとにテープ巻機の
ヘツドをかえ、かつ完成したケーブルの曲げ特性
をよくするために前後のテープ巻きヘツドで巻き
方向を替えるのが普通である。
ところで、このような手法に従い、まず、
154KV相当の１×1200mm2、外側３mmのPML絶縁
層（１枚約170μ）、内側９mmのPPLP絶縁層（１
枚約170μ）で合計絶縁厚12mmの絶縁層をPPLP、
PMLにつき紙巻きヘツドをかえて製造したとこ
ろ、PPLPとPMLとの間の層間に大きなギヤツ
プを生じ、曲げによつて、PML層がPPLP層か
ら大きくずれてテープに損傷を与えた。また、こ
のPPLPとPMLのギヤツプを挟んでの第１枚目
のPMLはゆるゆるになつており、ケーブル1m当
り略３〜５cmのゆるみを生じていた。
154KV相当の１×1200mm2、外側３mmのPML絶縁
層（１枚約170μ）、内側９mmのPPLP絶縁層（１
枚約170μ）で合計絶縁厚12mmの絶縁層をPPLP、
PMLにつき紙巻きヘツドをかえて製造したとこ
ろ、PPLPとPMLとの間の層間に大きなギヤツ
プを生じ、曲げによつて、PML層がPPLP層か
ら大きくずれてテープに損傷を与えた。また、こ
のPPLPとPMLのギヤツプを挟んでの第１枚目
のPMLはゆるゆるになつており、ケーブル1m当
り略３〜５cmのゆるみを生じていた。
これは特にPPLPとPMLの性質（伸び、抗張
力、固さ、乾燥による収縮度、含浸による膨潤
度）が著しく異なるために発生し、かつテープ巻
きヘツドが異なるので、その差がますます強調さ
れて、完全に層間ギヤツプを生じたものである。
力、固さ、乾燥による収縮度、含浸による膨潤
度）が著しく異なるために発生し、かつテープ巻
きヘツドが異なるので、その差がますます強調さ
れて、完全に層間ギヤツプを生じたものである。
しかも、同一のテープ巻きヘツド内の同方向巻
きなら、次々と同じテープで上から抑えられるの
で、ギヤツプが存在しても曲げに対して動きにく
く、害は少ないが、異ヘツド間の層間ギヤツプは
層ごと一体となつて動きやすいので、ますますそ
の害は大きくなる。
きなら、次々と同じテープで上から抑えられるの
で、ギヤツプが存在しても曲げに対して動きにく
く、害は少ないが、異ヘツド間の層間ギヤツプは
層ごと一体となつて動きやすいので、ますますそ
の害は大きくなる。
このような現象はPPLPとPMLの混用テーブ
ルのみでなくPPLPとFEP、PPLPとクラフト紙
等材質の大きく異なる絶縁材料を層ごとにまとめ
て混用するケーブルでは大なり小なり生じること
である。
ルのみでなくPPLPとFEP、PPLPとクラフト紙
等材質の大きく異なる絶縁材料を層ごとにまとめ
て混用するケーブルでは大なり小なり生じること
である。
なお前記FEPとは弗化エチレンプロピレンフ
イルムの片面または両面にクラフト紙を積層して
一体にした複合絶縁材料である。
イルムの片面または両面にクラフト紙を積層して
一体にした複合絶縁材料である。
また従来より例えばPPLPテープを巻回する場
合、予め調湿したPPLPを用いて、実使用時にお
ける絶縁油中でのプラスチツクフイルムの膨潤に
対処しているが（特公昭52−38237号参照）、これ
ら予め調湿した複合絶縁材料を使用した場合、テ
ープ巻き直後の絶縁層の固さは良好であつても、
乾燥により目減りしてガサガサとなり、その後絶
縁油の常温における含浸後切分けして出荷し、布
設後実使用で初めて高温度になつてPPLPテープ
が十分に膨潤して、はじめて絶縁層としてテープ
巻き時並の最適な固さとなるので、この切り分け
出荷時の巻きかえ、布設時のドラムよりの引出し
などこの間に受ける曲げ、のびに対し、混用ケー
ブルの層間ギヤツプに起因する、絶縁材料テープ
の不均一、すべりによる絶縁材料テープのうける
害は大きく、またこの層間ギヤツプが実使用時に
おけるインパルスおよび交流耐圧性能を下げる恐
れがある。
合、予め調湿したPPLPを用いて、実使用時にお
ける絶縁油中でのプラスチツクフイルムの膨潤に
対処しているが（特公昭52−38237号参照）、これ
ら予め調湿した複合絶縁材料を使用した場合、テ
ープ巻き直後の絶縁層の固さは良好であつても、
乾燥により目減りしてガサガサとなり、その後絶
縁油の常温における含浸後切分けして出荷し、布
設後実使用で初めて高温度になつてPPLPテープ
が十分に膨潤して、はじめて絶縁層としてテープ
巻き時並の最適な固さとなるので、この切り分け
出荷時の巻きかえ、布設時のドラムよりの引出し
などこの間に受ける曲げ、のびに対し、混用ケー
ブルの層間ギヤツプに起因する、絶縁材料テープ
の不均一、すべりによる絶縁材料テープのうける
害は大きく、またこの層間ギヤツプが実使用時に
おけるインパルスおよび交流耐圧性能を下げる恐
れがある。
［発明の構成］
本発明は上述のような、異なる材質の絶縁材料
テープの層ごとまとめての混用により生じる課題
を解決するため、絶縁材料テープの巻回中におい
て、ある一種の絶縁材料テープの層より異なる材
質の絶縁材料テープの層に移行させる層の替り目
を、必ず同一の紙巻きヘツドに短絶縁材料テープ
を準備し、一種の絶縁材料テープによる絶縁最外
層の上に同方向に引続き、異なる材質の絶縁材料
テープを巻回してなる若干の絶縁材料テープ層に
より構成することを特徴とするOFケーブルを提
供することにある。
テープの層ごとまとめての混用により生じる課題
を解決するため、絶縁材料テープの巻回中におい
て、ある一種の絶縁材料テープの層より異なる材
質の絶縁材料テープの層に移行させる層の替り目
を、必ず同一の紙巻きヘツドに短絶縁材料テープ
を準備し、一種の絶縁材料テープによる絶縁最外
層の上に同方向に引続き、異なる材質の絶縁材料
テープを巻回してなる若干の絶縁材料テープ層に
より構成することを特徴とするOFケーブルを提
供することにある。
ここに従来のこの種ケーブルの絶縁層の巻回方
法を更に説明しながら、本発明の実施について説
明する。
法を更に説明しながら、本発明の実施について説
明する。
従来OFケーブルは導体上に、交流およびイン
パルス耐圧強度の高い、うすい絶縁材料を巾狭い
テープにして使用し、外層にゆく程機械的強度の
強い厚くて巾広いテープを使用している。この
間、テープ巻機１ヘツドにおいては、テープ巻機
に紙種、厚さ、巾が同一である10〜20のテープボ
ビンを準備し、同一スピードでケーブルコアーを
中心として回転し、同一方向に絶縁材料テープが
巻回される。
パルス耐圧強度の高い、うすい絶縁材料を巾狭い
テープにして使用し、外層にゆく程機械的強度の
強い厚くて巾広いテープを使用している。この
間、テープ巻機１ヘツドにおいては、テープ巻機
に紙種、厚さ、巾が同一である10〜20のテープボ
ビンを準備し、同一スピードでケーブルコアーを
中心として回転し、同一方向に絶縁材料テープが
巻回される。
ケーブルの曲げ、ひねり特性をよくするため、
各ヘツドは一つおきに、右、左、右、左と巻回方
向をかえる。そして更に必要ヘツドごとに紙種、
厚さ、巾のいずれかをまたはその組合せをかえて
絶縁層を巻回し、動作中にある全テープ巻きヘツ
ドによつて必要な絶縁厚さを得るように構成され
ている。
各ヘツドは一つおきに、右、左、右、左と巻回方
向をかえる。そして更に必要ヘツドごとに紙種、
厚さ、巾のいずれかをまたはその組合せをかえて
絶縁層を巻回し、動作中にある全テープ巻きヘツ
ドによつて必要な絶縁厚さを得るように構成され
ている。
前出の500KVOFケーブルの場合、従来の巻回
法に従えば、PPLPの巻回が終り、その最外層よ
りPMLの巻回に移るときは、PMLの巻回は当然
配列されるPPLP巻回の終りのテープ巻きヘツド
の次のテープ巻きヘツドによつて行われるとこ
ろ、本発明においては、PPLPとPMLとの層替
り目が一つのヘツド中で形成される。
法に従えば、PPLPの巻回が終り、その最外層よ
りPMLの巻回に移るときは、PMLの巻回は当然
配列されるPPLP巻回の終りのテープ巻きヘツド
の次のテープ巻きヘツドによつて行われるとこ
ろ、本発明においては、PPLPとPMLとの層替
り目が一つのヘツド中で形成される。
つまり、PPLPの最外層を巻回するテープ巻き
ヘツドに準備されるテープボビンの終り側の１〜
５個には同ヘツドにおけるPPLPテープと巾の等
しいPMLテープが準備されて巻回され、このテ
ープ巻きヘツド以後のテープ巻きヘツドには
PMLテープボビンが準備され、外層のPMLによ
る絶縁層が巻回される。このように１テープ巻き
ヘツドに異なる材質の絶縁材料テープを準備する
ものを混用テープ巻きヘツドという。
ヘツドに準備されるテープボビンの終り側の１〜
５個には同ヘツドにおけるPPLPテープと巾の等
しいPMLテープが準備されて巻回され、このテ
ープ巻きヘツド以後のテープ巻きヘツドには
PMLテープボビンが準備され、外層のPMLによ
る絶縁層が巻回される。このように１テープ巻き
ヘツドに異なる材質の絶縁材料テープを準備する
ものを混用テープ巻きヘツドという。
今前記の混用テープ巻きヘツドによつて巻回さ
れた絶縁層部分を例示してみると第１図のとおり
である。
れた絶縁層部分を例示してみると第１図のとおり
である。
導体１上に前段までの通常は複数のPPLPテー
プヘツドによつて約30％づつずらしたギヤツプ巻
きで絶縁層が形成され、混用テープ巻きヘツドに
より同じく30％づつずらしたギヤツプ巻きで、
PPLPテープ２が巻き付けられ、その最外層の上
にPML３テープが引続き同一方向に若干巻き付
けられ、上のテープは次々と同一方向に下のテー
プを抑えて行く。図において、PMLテープ３は
２枚として例示してあり、従つてこれによつて形
成される絶縁材料テープ層の厚みは薄いものであ
る。そしてこの混用テープ巻きヘツドの次のテー
プ巻きヘツドでPMLテープ３が混用ヘツドによ
るものとは反対方向に巻回されるが、この場合、
両ヘツドにおけるPMLテープの巾は異つていて
も差支えない、混用テープ巻きヘツドにおいて外
層テープをＡ、内層テープをＢとすると、混用テ
ープ巻きヘツドによるテープ巻回順がＢ→Ａとな
ればよいのであつて、Ｂ側が１〜数枚とかＡ側が
１〜数枚であつても、その割合には関係がない。
いずれにしても第１図から明らかなように、層替
り目のギヤツプを挟んで下はPPLPテープ、上は
PMLテープと同一であり、従つて層替り目に層
間ギヤツプが大きく現われることはない、このよ
うに製造されたケーブルが、OFケーブルまで仕
上げられることについては従来のOFケーブルと
相違するところはない。
プヘツドによつて約30％づつずらしたギヤツプ巻
きで絶縁層が形成され、混用テープ巻きヘツドに
より同じく30％づつずらしたギヤツプ巻きで、
PPLPテープ２が巻き付けられ、その最外層の上
にPML３テープが引続き同一方向に若干巻き付
けられ、上のテープは次々と同一方向に下のテー
プを抑えて行く。図において、PMLテープ３は
２枚として例示してあり、従つてこれによつて形
成される絶縁材料テープ層の厚みは薄いものであ
る。そしてこの混用テープ巻きヘツドの次のテー
プ巻きヘツドでPMLテープ３が混用ヘツドによ
るものとは反対方向に巻回されるが、この場合、
両ヘツドにおけるPMLテープの巾は異つていて
も差支えない、混用テープ巻きヘツドにおいて外
層テープをＡ、内層テープをＢとすると、混用テ
ープ巻きヘツドによるテープ巻回順がＢ→Ａとな
ればよいのであつて、Ｂ側が１〜数枚とかＡ側が
１〜数枚であつても、その割合には関係がない。
いずれにしても第１図から明らかなように、層替
り目のギヤツプを挟んで下はPPLPテープ、上は
PMLテープと同一であり、従つて層替り目に層
間ギヤツプが大きく現われることはない、このよ
うに製造されたケーブルが、OFケーブルまで仕
上げられることについては従来のOFケーブルと
相違するところはない。
以上説明したように本発明の混用テープ巻きヘ
ツドによる層替り間の異なる材質の絶縁材料テー
プの連続巻回によれば、実害を生じるような層間
ギヤツプを生じないことは、前掲154KVのケー
ブルについてのその後の試作、試験によつて確か
めており、前記のように更に絶縁層の厚みがそれ
ぞれ増加しても同様に層間には実害のない程度の
層間ギヤツプしか生じないものである。
ツドによる層替り間の異なる材質の絶縁材料テー
プの連続巻回によれば、実害を生じるような層間
ギヤツプを生じないことは、前掲154KVのケー
ブルについてのその後の試作、試験によつて確か
めており、前記のように更に絶縁層の厚みがそれ
ぞれ増加しても同様に層間には実害のない程度の
層間ギヤツプしか生じないものである。
以上は(1)内側をPPLP、外側をPMLとしたOF
ケーブルについて説明したが、本発明は(2)内側を
PPLP、外層をクラフト紙としたOFケーブル、
(3)内側をPPLP、外層をFEPとしたOFケーブル、
(4)最内層をクラフト紙、中間層をPPLP、外層を
PML、クラフト紙もしくはFEPとしたOFケーブ
ル、(5)上記(1)〜(4)の外層を各々ポリメチルペンテ
ン、弗化エチレンプロピレン単独のテープとした
OFケーブルおよび(6)上記(1)〜(4)の外層をポリメ
チルペンテン、弗化エチレンプロピレンのプラス
チツクテープとクラフトの交互巻きとし、その交
互に巻いた１組のテープを１単位しとして、１〜
３単位直下の最外層PPLP巻きヘツドに交互巻用
テープを準備して交互巻回したOFケーブルに適
用されるものである。
ケーブルについて説明したが、本発明は(2)内側を
PPLP、外層をクラフト紙としたOFケーブル、
(3)内側をPPLP、外層をFEPとしたOFケーブル、
(4)最内層をクラフト紙、中間層をPPLP、外層を
PML、クラフト紙もしくはFEPとしたOFケーブ
ル、(5)上記(1)〜(4)の外層を各々ポリメチルペンテ
ン、弗化エチレンプロピレン単独のテープとした
OFケーブルおよび(6)上記(1)〜(4)の外層をポリメ
チルペンテン、弗化エチレンプロピレンのプラス
チツクテープとクラフトの交互巻きとし、その交
互に巻いた１組のテープを１単位しとして、１〜
３単位直下の最外層PPLP巻きヘツドに交互巻用
テープを準備して交互巻回したOFケーブルに適
用されるものである。
［発明の効果］
以上説明したように本発明の構成によれば、層
替り目にギヤツプを生じず、巻回されている混用
の絶縁材料テープ層はずれることがほとんどな
く、層替り目近傍の絶縁テープの外層がすくな
く、インパルスおよびACの耐電圧性能の劣化し
ないOFケーブルを得ることができる。
替り目にギヤツプを生じず、巻回されている混用
の絶縁材料テープ層はずれることがほとんどな
く、層替り目近傍の絶縁テープの外層がすくな
く、インパルスおよびACの耐電圧性能の劣化し
ないOFケーブルを得ることができる。
第１図は本発明の異なる材質の絶縁材料テープ
による層替り目形成を説明する図である。 １…導体、２…PPLP絶縁材料テープ、３…
PML絶縁材料テープ。
による層替り目形成を説明する図である。 １…導体、２…PPLP絶縁材料テープ、３…
PML絶縁材料テープ。
Claims (1)
- １ 絶縁材料として異なる材質の絶縁材料を層ご
とにまとめて混用するOFケーブルにおいて、一
種の絶縁材料テープ層より、これとは異なる材質
の絶縁材料テープ層への層替り目を、前記一種の
絶縁材料テープ層の上に、前記テープ層と同方向
に巻回してなる前記材質の異なる若干の絶縁材料
テープ層により構成することを特徴とするOFケ
ーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12701881A JPS5828110A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | Ｏｆケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12701881A JPS5828110A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | Ｏｆケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5828110A JPS5828110A (ja) | 1983-02-19 |
| JPH0130245B2 true JPH0130245B2 (ja) | 1989-06-19 |
Family
ID=14949646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12701881A Granted JPS5828110A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | Ｏｆケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5828110A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH061649B2 (ja) * | 1984-02-10 | 1994-01-05 | 住友電気工業株式会社 | Ｏｆケ−ブルの製造方法 |
| CN111093452A (zh) | 2017-07-05 | 2020-05-01 | 米沃奇电动工具公司 | 用于电动工具之间的通信的适配器 |
-
1981
- 1981-08-13 JP JP12701881A patent/JPS5828110A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5828110A (ja) | 1983-02-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4855534A (en) | Cable shielding tape and cables incorporating such tape | |
| KR101321206B1 (ko) | 절연 전력 케이블 | |
| JP4902580B2 (ja) | 光ファイバケーブル及びその製造方法 | |
| US4241121A (en) | Combined shield and core wrap for telecommunication cables and the like | |
| JPH0480524B2 (ja) | ||
| JPH0130245B2 (ja) | ||
| EP0222291A2 (en) | Composite tape for the insulation of electric cables and electric cable using said tape in its insulation | |
| JPH047044B2 (ja) | ||
| JPH047045B2 (ja) | ||
| JP5886334B2 (ja) | Ｌａｎ用ツイストペアケーブル | |
| EP0859381B1 (en) | Transposed cable for making windings in electric machines, manufacturing process of the same, and method of making a winding by said transposed cable | |
| JPS598217A (ja) | Ｏｆケ−ブル | |
| JPH0231932Y2 (ja) | ||
| JPH066422Y2 (ja) | 海底ケ−ブル | |
| JPH0320977Y2 (ja) | ||
| US3598691A (en) | Multi-ply paper for insulating high tension electric cables | |
| JPH0231931Y2 (ja) | ||
| JPS6039931Y2 (ja) | 複合ケ−ブル | |
| KR101017176B1 (ko) | 케이블용 절연테이프류 권취방법 | |
| JP2586487Y2 (ja) | 多心ケーブル | |
| JPS6127008A (ja) | 平型移動用ケ−ブル | |
| JPH0231933Y2 (ja) | ||
| JPH11260154A (ja) | 紙介在型ケーブル | |
| JPS6298313A (ja) | 光フアイバユニツト | |
| CN2350851Y (zh) | 变压器的卷线轴 |