JPH061649B2 - Ofケ−ブルの製造方法 - Google Patents
Ofケ−ブルの製造方法Info
- Publication number
- JPH061649B2 JPH061649B2 JP59023809A JP2380984A JPH061649B2 JP H061649 B2 JPH061649 B2 JP H061649B2 JP 59023809 A JP59023809 A JP 59023809A JP 2380984 A JP2380984 A JP 2380984A JP H061649 B2 JPH061649 B2 JP H061649B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kraft paper
- tape
- layer
- cable
- pepplp
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は優れた性能を備えるOFケーブルの製造方法に
係わる。
係わる。
[背景技術と問題点] 低損失プラスチックフイルム、例えばポリプロピレンの
溶融押出し層を中間層として2枚のクラフト紙を一体化
した積層絶縁体(PPLPという)のテープを導体上に巻付
けて絶縁体層としたOFケーブルはすでに知られてお
り、また上記絶縁体層の上にクラフト紙テープ層を巻付
けたOFケーブルも知られている。
溶融押出し層を中間層として2枚のクラフト紙を一体化
した積層絶縁体(PPLPという)のテープを導体上に巻付
けて絶縁体層としたOFケーブルはすでに知られてお
り、また上記絶縁体層の上にクラフト紙テープ層を巻付
けたOFケーブルも知られている。
このようなOFケーブルによれば、従来のクラフト紙テ
ープによる単独絶縁体層を備えるものに比べ、送電ロス
の減少、ケーブルのコンパクト化ができ、またPPLP層の
上にクラフト紙テープによる絶縁体層を備えることによ
り、ケーブルの終端接続、中間接続の際、前記上層とな
っているクラフト紙テープによる絶縁体層により、130
〜200℃に達する鉛工に耐えることができ、従ってPPLP
テープによる絶縁体層を損うこともなく、これによって
十分にPPLP絶縁によるOFケーブルは実用化の域に到達
している。
ープによる単独絶縁体層を備えるものに比べ、送電ロス
の減少、ケーブルのコンパクト化ができ、またPPLP層の
上にクラフト紙テープによる絶縁体層を備えることによ
り、ケーブルの終端接続、中間接続の際、前記上層とな
っているクラフト紙テープによる絶縁体層により、130
〜200℃に達する鉛工に耐えることができ、従ってPPLP
テープによる絶縁体層を損うこともなく、これによって
十分にPPLP絶縁によるOFケーブルは実用化の域に到達
している。
第1図に上記絶縁体層を構成するPPLPテープの模式図を
示す。図において1はクラフト紙であり、2はポリプロ
ピレンフイルム層であり、ポリプロピレンの溶融押出し
によって、ポリプロピレン1を結合剤として複合一体化
して製造される。
示す。図において1はクラフト紙であり、2はポリプロ
ピレンフイルム層であり、ポリプロピレンの溶融押出し
によって、ポリプロピレン1を結合剤として複合一体化
して製造される。
ところで、このようなPPLPを絶縁体層として使用する際
問題となるのは、PPLPを形成しているポリプロピレ
ンが絶縁油中で膨潤することであり、これを補うため
に、従来は、導体上にPPLPテープを巻付ける際には、そ
のクラフト紙を十分加湿した、いわゆる調湿PPLPを使用
し、PPLPテープ巻付後、真空加熱・乾燥によってクラフ
ト紙中の水分を除去するときのクラフト紙の目減りを利
用して、絶縁油含浸後のPP層の膨潤を吸収させるような
方法を採り、含浸後のPPLPテープの膨潤によル絶縁体層
の損傷を抑えている。もし調湿しないで使用すれば、膨
潤により絶縁体層を通過する絶縁油の流通路は著しく制
限され、またPPLPテープを形成しているクラフト紙は大
きな圧縮を受け、面接触するテープ間のすべりを悪く
し、ベンデング時にテープにしわを生じ、著しい場合は
亀裂を生じ、ケーブルの品質を低下させることがある。
問題となるのは、PPLPを形成しているポリプロピレ
ンが絶縁油中で膨潤することであり、これを補うため
に、従来は、導体上にPPLPテープを巻付ける際には、そ
のクラフト紙を十分加湿した、いわゆる調湿PPLPを使用
し、PPLPテープ巻付後、真空加熱・乾燥によってクラフ
ト紙中の水分を除去するときのクラフト紙の目減りを利
用して、絶縁油含浸後のPP層の膨潤を吸収させるような
方法を採り、含浸後のPPLPテープの膨潤によル絶縁体層
の損傷を抑えている。もし調湿しないで使用すれば、膨
潤により絶縁体層を通過する絶縁油の流通路は著しく制
限され、またPPLPテープを形成しているクラフト紙は大
きな圧縮を受け、面接触するテープ間のすべりを悪く
し、ベンデング時にテープにしわを生じ、著しい場合は
亀裂を生じ、ケーブルの品質を低下させることがある。
このように、PPLPテープを絶縁体層として使用するため
には、調湿されたものを使用するということが一般的と
なっているが、所要の含有水分を、PPLPの製造時から導
体上に巻付けるまで維持することは、その維持設備等に
大きな費用と労力を要するところであり、一方、巻付後
加熱・乾燥すると、巻付けられたPPLPテープは乾燥によ
り一度ガサガサになるから含浸するまでは取扱いに十分
注意を払う必要があった。
には、調湿されたものを使用するということが一般的と
なっているが、所要の含有水分を、PPLPの製造時から導
体上に巻付けるまで維持することは、その維持設備等に
大きな費用と労力を要するところであり、一方、巻付後
加熱・乾燥すると、巻付けられたPPLPテープは乾燥によ
り一度ガサガサになるから含浸するまでは取扱いに十分
注意を払う必要があった。
[発明の開示] PPLPテープの使用については前述のような問題があるの
で、これを回避するため、溶融押出されるポリプロピレ
ンの両面に、予め凹凸加工を施したクラフトを、前記の
ポリプロピレンを結合剤として一体化した、プリエンボ
スPPLP(PEPPLPという)が開発されている。
で、これを回避するため、溶融押出されるポリプロピレ
ンの両面に、予め凹凸加工を施したクラフトを、前記の
ポリプロピレンを結合剤として一体化した、プリエンボ
スPPLP(PEPPLPという)が開発されている。
第2図にPEPPLPテープの一例を模式図で示すが、3は予
めエンボス加工により非常に細かい凹凸が施こされたク
ラフト紙を示し、4はこれらの予めエンボス加工された
2枚のクラフト紙を一体化するポリプロピレンフイルム
層を示している。この場合、凹凸を付けたクラフト紙3
はその水分を4%以下に保って溶融ポリプロピレンとの
一体化がなされるとその凹凸がつぶれて消失することな
く、良好なPEPPLPが得られる。この全厚みは100〜300μ
m程度である。
めエンボス加工により非常に細かい凹凸が施こされたク
ラフト紙を示し、4はこれらの予めエンボス加工された
2枚のクラフト紙を一体化するポリプロピレンフイルム
層を示している。この場合、凹凸を付けたクラフト紙3
はその水分を4%以下に保って溶融ポリプロピレンとの
一体化がなされるとその凹凸がつぶれて消失することな
く、良好なPEPPLPが得られる。この全厚みは100〜300μ
m程度である。
本発明はこのような大気にさらされた生の状態にあるPE
PPLPテープを導体上に巻付けて絶縁体層を形成し、加熱
・乾燥し、絶縁油を浮浸させることを特徴とするOFケ
ーブルの製造方法にあり、これにより上述のような調湿
を廃止し、更に前記PEPPLPテープによる絶縁体層の上に
生のクラフト紙テープを巻付けて絶縁体層を形成し、こ
れまた使用されるクラフト紙テープの紙巻以前及び紙巻
中の乾燥保持を廃止し、結局大気にさらされたままのPE
PPLPテープおよびクラフト紙テープの巻付けによって、
絶縁体巻付工程およびこれに必要な準備工程を著しく省
くことができ、優れた特性をもつOFケーブルの製造方
法を提供するものである。
PPLPテープを導体上に巻付けて絶縁体層を形成し、加熱
・乾燥し、絶縁油を浮浸させることを特徴とするOFケ
ーブルの製造方法にあり、これにより上述のような調湿
を廃止し、更に前記PEPPLPテープによる絶縁体層の上に
生のクラフト紙テープを巻付けて絶縁体層を形成し、こ
れまた使用されるクラフト紙テープの紙巻以前及び紙巻
中の乾燥保持を廃止し、結局大気にさらされたままのPE
PPLPテープおよびクラフト紙テープの巻付けによって、
絶縁体巻付工程およびこれに必要な準備工程を著しく省
くことができ、優れた特性をもつOFケーブルの製造方
法を提供するものである。
本発明の実施の際、PEPPLPテープは大気中にさらされた
ままのものが使用されるが、この場合クラフト紙の含有
水分と大気相対湿度との関係は、大略、第4図に示すと
おりなので、例えば、相対湿度が32%となれば、PEPPLP
を構成するクラフト紙の含有水分は約6%となる。また
第5図はクラフト紙の水分と厚さの関係を示すが、例え
ば、含有水分が前記の通り6%であれば、厚さは約4%
増加となる。すなわち、乾燥されたPPLPに比して、生の
ままのPPLPは、いわば自然に調湿されたようなもので、
この分のクラフト紙の厚さ増加もPPLPではクラフト紙の
割合が厚さで略50%以下ゆえ、PPLP全体としては、わず
かであるが、エンボスの効果同様、含板後のPPの膨潤を
吸収する効果をわずか持つので、通常のクラフト紙のみ
のOFケーブルのように、クラフト紙テープを乾燥し、
乾燥エアー中で紙巻きする、いわゆる乾紙巻きを採用す
る必要はない。
ままのものが使用されるが、この場合クラフト紙の含有
水分と大気相対湿度との関係は、大略、第4図に示すと
おりなので、例えば、相対湿度が32%となれば、PEPPLP
を構成するクラフト紙の含有水分は約6%となる。また
第5図はクラフト紙の水分と厚さの関係を示すが、例え
ば、含有水分が前記の通り6%であれば、厚さは約4%
増加となる。すなわち、乾燥されたPPLPに比して、生の
ままのPPLPは、いわば自然に調湿されたようなもので、
この分のクラフト紙の厚さ増加もPPLPではクラフト紙の
割合が厚さで略50%以下ゆえ、PPLP全体としては、わず
かであるが、エンボスの効果同様、含板後のPPの膨潤を
吸収する効果をわずか持つので、通常のクラフト紙のみ
のOFケーブルのように、クラフト紙テープを乾燥し、
乾燥エアー中で紙巻きする、いわゆる乾紙巻きを採用す
る必要はない。
またPEPPLPのエンボスは十分にクッション効果があるの
で、生の状態のPEPPLPのクラフト紙中の水分が周囲の生
空気の湿度変化によってもかわり、その分、クラフト紙
中の水分がわずかに変化しても、紙巻條件に影響を与え
るようになることはない。
で、生の状態のPEPPLPのクラフト紙中の水分が周囲の生
空気の湿度変化によってもかわり、その分、クラフト紙
中の水分がわずかに変化しても、紙巻條件に影響を与え
るようになることはない。
以上により、PEPPLPを採用する限り、通常のクラフト紙
OFケーブルのような、クラフト紙の乾燥工程も紙巻室
の乾燥空気條件の保持も不要で、製造が容易、かつきわ
めて経済的になり、その効果は大きい。
OFケーブルのような、クラフト紙の乾燥工程も紙巻室
の乾燥空気條件の保持も不要で、製造が容易、かつきわ
めて経済的になり、その効果は大きい。
PEPPLPテープを巻付けたあと外部導電層のテープ巻付
け、金属遮蔽層のテープ巻付け等、従来のOFケーブル
と同様な工程を経て、真空中で加熱・乾燥し真空下でア
ルミニウムまたは鉛金属シースを被ぶせ、絶縁油を含浸
させ、金属シース表面にPEまたはPVC防食を施す。
け、金属遮蔽層のテープ巻付け等、従来のOFケーブル
と同様な工程を経て、真空中で加熱・乾燥し真空下でア
ルミニウムまたは鉛金属シースを被ぶせ、絶縁油を含浸
させ、金属シース表面にPEまたはPVC防食を施す。
これに対し、耐鉛工性対策として、前記PEPPLPによる絶
縁体層の上にクラフト紙テープによる絶縁体層を備える
ものについても、大気中にさらされた生クラフト紙テー
プが巻付けられる。通常クラフト紙のみの絶縁体層より
なるOFケーブルでは、紙巻き条件を安定させ、かつ乾
燥の目減りを防ぐため、あらかじめ乾燥の工程を経た乾
紙(含有水分2%以下)を巻付けるが、このためには、
通常紙巻機周囲の相対湿度は10%以下、好ましくは5%
以下に保つ必要がある。
縁体層の上にクラフト紙テープによる絶縁体層を備える
ものについても、大気中にさらされた生クラフト紙テー
プが巻付けられる。通常クラフト紙のみの絶縁体層より
なるOFケーブルでは、紙巻き条件を安定させ、かつ乾
燥の目減りを防ぐため、あらかじめ乾燥の工程を経た乾
紙(含有水分2%以下)を巻付けるが、このためには、
通常紙巻機周囲の相対湿度は10%以下、好ましくは5%
以下に保つ必要がある。
しかし、本発明の場合、調湿されない生の大気にさらさ
れた状態にあるPEPPLPテープを巻付け、これによって、
前述のとおり、PEPPLP絶縁体層の含浸後のPP層の膨潤に
よる厚さ増加を防ぐわけであるが、この外側に巻かれ
る、例えば2〜6mmの耐鉛工クラフト紙層そのものも、
クッション効果を有して内側のPEPPLP絶縁体層が層全体
として膨潤してくる量を吸収すること、言いかえれば、
外側のクラフト紙層が内側のPEPPLP絶縁体層にストレス
を及ばさない方が好ましい。このためには、むしろクラ
フト紙層のクラフト紙もすべて生状態のままのものを使
用し、生エアー中で紙巻きする方が、自然の状態の調湿
効果によるクッション効果が生じて好ましいことがわか
った。
れた状態にあるPEPPLPテープを巻付け、これによって、
前述のとおり、PEPPLP絶縁体層の含浸後のPP層の膨潤に
よる厚さ増加を防ぐわけであるが、この外側に巻かれ
る、例えば2〜6mmの耐鉛工クラフト紙層そのものも、
クッション効果を有して内側のPEPPLP絶縁体層が層全体
として膨潤してくる量を吸収すること、言いかえれば、
外側のクラフト紙層が内側のPEPPLP絶縁体層にストレス
を及ばさない方が好ましい。このためには、むしろクラ
フト紙層のクラフト紙もすべて生状態のままのものを使
用し、生エアー中で紙巻きする方が、自然の状態の調湿
効果によるクッション効果が生じて好ましいことがわか
った。
生のままのクラフト紙は乾紙に比べて厚さ方向のヤング
率が小さく、圧力によって容易につぶれやすいから、少
々のクラフト紙中の水分のバラツキによる厚さのバラツ
キは紙巻テンションを適当とすることによってほとんど
無視できる程度の範囲におさえることがきわめて容易で
あることも分った。
率が小さく、圧力によって容易につぶれやすいから、少
々のクラフト紙中の水分のバラツキによる厚さのバラツ
キは紙巻テンションを適当とすることによってほとんど
無視できる程度の範囲におさえることがきわめて容易で
あることも分った。
従って前述のとおり、クラフト紙の乾燥工程も紙巻室の
乾燥状態の保持も不要となり、内のPEPPLP絶縁体層から
外のクラフト紙絶縁体層まで一貫して生の状態で取扱え
るので、製造容易で、経済的、かつ極めて膨潤に強い高
品位のOFケーブルを作ることができる。
乾燥状態の保持も不要となり、内のPEPPLP絶縁体層から
外のクラフト紙絶縁体層まで一貫して生の状態で取扱え
るので、製造容易で、経済的、かつ極めて膨潤に強い高
品位のOFケーブルを作ることができる。
PEPPLPテープ巻付け、その外層にクラフト紙テープ巻付
けにより形成されたケーブル体には、前記のようにOF
ケーブルとして必要な外部導電層、金属遮蔽層が形成さ
れ、真空中で加熱乾燥後、金属シースを被ぶせて絶縁油
を含浸する。
けにより形成されたケーブル体には、前記のようにOF
ケーブルとして必要な外部導電層、金属遮蔽層が形成さ
れ、真空中で加熱乾燥後、金属シースを被ぶせて絶縁油
を含浸する。
第3図に本発明の実施例を断面図で示す。
図において5は導体であり、この上に図示していない
が、必要に応じて内部導電層を設け、大気にさらされた
生のPEPPLPテープを巻付けて絶縁体層6を形成し更に大
気にさらされた生のクラフト紙テープを巻付けて絶縁体
層7を形成する。絶縁体層7の厚みは2〜6mmが選ばれ
る。この厚みは鉛工時に絶縁体最外層が受ける130〜200
℃の温度に対して、下層のPEPPLPのPPに悪影響を及ばさ
ぬようにするものである。8は金属シースであり、ケー
ブルには絶縁油が含浸されている。
が、必要に応じて内部導電層を設け、大気にさらされた
生のPEPPLPテープを巻付けて絶縁体層6を形成し更に大
気にさらされた生のクラフト紙テープを巻付けて絶縁体
層7を形成する。絶縁体層7の厚みは2〜6mmが選ばれ
る。この厚みは鉛工時に絶縁体最外層が受ける130〜200
℃の温度に対して、下層のPEPPLPのPPに悪影響を及ばさ
ぬようにするものである。8は金属シースであり、ケー
ブルには絶縁油が含浸されている。
[作用、効果] 以上説明したように、本発明ではPEPPLPテープ単独ある
いはPEPPLPテープとクラフト紙テープの併用にしろ、絶
縁体層を形成する際、大気にさらされた生の状態にある
PEPPLPテープ、クラフト紙を巻付けるものであり、紙巻
機の周囲も格別に調湿、乾燥を行う必要もなく絶縁材料
の準備段階および巻付け作業中の調湿、乾燥不要とな
り、製造が容易かつ製造コストを十分低減し、膨潤対策
に極めてすぐれ耐圧特性が高く、電力ロスのすくない優
れたOFケーブルが得られ、また耐鉛工性に富んだOF
ケーブルを得ることができる。
いはPEPPLPテープとクラフト紙テープの併用にしろ、絶
縁体層を形成する際、大気にさらされた生の状態にある
PEPPLPテープ、クラフト紙を巻付けるものであり、紙巻
機の周囲も格別に調湿、乾燥を行う必要もなく絶縁材料
の準備段階および巻付け作業中の調湿、乾燥不要とな
り、製造が容易かつ製造コストを十分低減し、膨潤対策
に極めてすぐれ耐圧特性が高く、電力ロスのすくない優
れたOFケーブルが得られ、また耐鉛工性に富んだOF
ケーブルを得ることができる。
第1図はPPLPを示す模式図である。 第2図はPEPPLPを示す模式図である。 第3図は本発明の方法により製造されるOFケーブルの
一例を示す。 第4図は大気相対湿度に対するクラフト紙含有水分を示
す。 第5図はクラフト紙の含有水分と厚さ変化の関係を示
す。 1…クラフト紙、2…ポリプロピレンフイルム層、3…
予めエンボス加工を施したクラフト紙、4…ポリプロピ
レンフイルム層、5…導体、6…PEPPLPテープによる絶
縁体層、7…クラフト紙テープによる絶縁体層。
一例を示す。 第4図は大気相対湿度に対するクラフト紙含有水分を示
す。 第5図はクラフト紙の含有水分と厚さ変化の関係を示
す。 1…クラフト紙、2…ポリプロピレンフイルム層、3…
予めエンボス加工を施したクラフト紙、4…ポリプロピ
レンフイルム層、5…導体、6…PEPPLPテープによる絶
縁体層、7…クラフト紙テープによる絶縁体層。
Claims (3)
- 【請求項1】予め凹凸加工を施した2枚のクラフト紙を
ポリプロピレンの溶融押出により、ポリプロピレンと一
体に結合した積層テープを大気中にさられた生の状態
で、導体上に巻付けて絶縁体層を形成し、加熱・乾燥
し、絶縁油を含浸させることを特徴とするOFケーブル
の製造方法。 - 【請求項2】予め凹凸加工を施した2枚のクラフト紙を
ポリプロピレンの溶融押出により、ポリプロピレンと一
体に結合した積層テープを大気中にさられた生の状態
で、導体上に巻付け、その外側に更に大気中にさらされ
た生の状態にあるクラフト紙テープを巻付けて絶縁体層
を形成し、加熱・乾燥し、絶縁油を含浸させることを特
徴とするOFケーブルの製造方法。 - 【請求項3】大気中にさらされた生の状態にあるクラフ
ト紙テープの巻付け厚さが2〜6mmであることを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載のOFケーブルの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59023809A JPH061649B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | Ofケ−ブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59023809A JPH061649B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | Ofケ−ブルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60170114A JPS60170114A (ja) | 1985-09-03 |
JPH061649B2 true JPH061649B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=12120656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59023809A Expired - Lifetime JPH061649B2 (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | Ofケ−ブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061649B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002075074A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-15 | Fujikura Ltd | 直流油浸絶縁ケーブル |
JP2003059360A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-28 | Fujikura Ltd | 油浸紙ソリッドケーブルの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0227761B2 (ja) * | 1980-12-18 | 1990-06-19 | Sumitomo Electric Industries | Fukugozetsuensoojusuruofkeeburu |
JPS5828110A (ja) * | 1981-08-13 | 1983-02-19 | 住友電気工業株式会社 | Ofケ−ブル |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP59023809A patent/JPH061649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60170114A (ja) | 1985-09-03 |
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