JPS6113511A - Ｏｆケ−ブルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明に、油含浸後のケーブル絶縁体を均一にするＷ合
に有用なＯＦケーブルの製造方法に関する。

（発明の技術的背景とその問題点） 近年、１；力需要の増加に伴ない数１００ｋＶ級以上の
ＯＦケーブルの開発がすすめられ、ている。

このような超高ｒｆＥのＯＦケーブルにおいては、従来
のクラフト紙のようなセルロース繊維紙のみの巻回層を
絶縁紙として使用するのでｉｔ、　ｆｔｌ　ｆｉｌ川失
用大きく長距離用の送電ケーブルとして問題がある。こ
のため、ポリオレフィン系のプラスチックフィルムの少
なくとも片面にセルロース繊維紙を溶着等の方法で貼着
したラミネート絶縁紙の使用が考えられている。

ところでこのようなラミネート絶縁紙は、高価であるば
かりでなく、フィルムを構成するプラスチックが高温の
絶縁油に溶解して厚さ方向に膨潤し、絶縁油の油流抵抗
を増大させる等の欠点があった。

これらの点に対処して最近、導体近傍にラミネート絶縁
紙を巻回し、その外側にセルロース繊維紙を巻回したＯ
Ｆケーブルが開発されている。

しかしながらこのような構成のＯＦケーブルにおいては
内側に巻かれたラミネート絶縁紙が乾燥により収縮する
が油含授後膨潤し膨張する。

一方、外側に巻かれた繊維紙は油含浸によっては膨潤し
ない。このため、これらの絶縁紙の巻回層間の絶縁油流
通性ＶＣ不均衛が生じ、安定した特性のケーブルが得ら
れないという問題があった。

（発明の目的） 本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、油浸後の絶縁紙巻回層間の絶縁油流通性を確保し、
安定した特性のＯＦケーブルを製造する方法を提供する
ことを目的とする。

（発明の研要） 本発明のＯＦケーブルの製造方法は、導体外周にラミネ
ート絶縁紙をその繊維紙層に湿気を付与しこれを充分に
吸湿させた状態で巻回した後、その上に予め充分に乾燥
させた繊維紙をその状態を保持しつつ巻回し、次いでそ
の上に液密シースを被覆し、しかる後所定の乾燥および
絶縁紙巻回層への絶縁油含浸を行なうことを特徴として
いる。

本発明において使用するラミネート絶縁紙は、ポリプロ
ピレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルムのような
ポリオレフィン系プラスチックフィルムの少なくとも片
面好ましくけ両面にクラフト紙、コンデンサ紙の、［う
なセルロース繊維紙を、例えば加熱ロールによる７ＪＩ
Ｉｌ］ｌＥ等の方法で貼着したものである。

また、このようなラミネート絶縁紙の巻回層の上に巻回
する繊維紙としては、クラフト紙、コンデンサ紙のよう
なセルロース繊維紙が好適している。

（発明の実施例） 以下、本発明の実施例について、記載する。

実施例においては、１ずポリプロピレンフィルムの両面
にクラフト紙を貼着してなるラミネート絶縁紙に予め充
分に湿気を付与し、クラフト紙の含有水分量を調節して
充分に膨潤させ、クラフト紙層の厚さを増加させておく
。

次いで、このラミネート絶縁紙を吸湿状態を保持したま
ま、内部遮蔽Ｊ＠を設けたケーブル導体外周に巻回した
後、その上に従来と同様にある程度乾燥させた、或いは
充分に乾燥させたクラフト紙を巻回して絶縁層を形成す
る。

一′−−絶縁層中の吸湿水分をほぼ完 全に除去する。

（発明の効果） 以上のように、本発明においては、ラミネート絶縁紙を
予め吸湿させある程度加湿状態を保持し、また繊維紙を
予め乾燥させ、乾燥状態を保持してそれぞれ巻回してい
るので、ラミネート絶縁紙の油含浸後における膨潤を緩
和でき、また繊維紙層の乾燥工程時における収縮を防止
でき、もって内層絶縁層の膨張を吸収し、安定したＯＦ
ケーブルを提供できる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、導体外周に、プラスチックフィルムの少なくとも片
   面に繊維紙を貼着してなるラミネート絶縁紙の巻回層と
   繊維紙の巻回層を順に設けてなるＯＦケーブルの製造方
   法において、前記ラミネート絶縁紙の巻回層をラミネー
   ト絶縁紙に湿気を付与した状態で巻回し、また前記繊維
   紙の巻回層を、予め乾燥させた繊維紙をその状態を保持
   しつつ巻回することを特徴とするＯＦケーブルの製造方
   法。