JPS6331302Y2 - - Google Patents
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- JPS6331302Y2 JPS6331302Y2 JP1981137443U JP13744381U JPS6331302Y2 JP S6331302 Y2 JPS6331302 Y2 JP S6331302Y2 JP 1981137443 U JP1981137443 U JP 1981137443U JP 13744381 U JP13744381 U JP 13744381U JP S6331302 Y2 JPS6331302 Y2 JP S6331302Y2
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は耐火電線に関する。
従来から耐火電線として、第1図に示すように
ガラステープを基布とし、これにエポキシ樹脂系
接着剤によりマイカ箔を接着したマイカガラステ
ープを、撚線導体1上に重ね巻きして耐火層2を
形成し、この上にプラスチツク絶縁層3を設けた
ものが知られている。
ガラステープを基布とし、これにエポキシ樹脂系
接着剤によりマイカ箔を接着したマイカガラステ
ープを、撚線導体1上に重ね巻きして耐火層2を
形成し、この上にプラスチツク絶縁層3を設けた
ものが知られている。
このような従来の耐火電線においては、プラス
チツク絶縁層3を高温高圧下で架橋させた架橋ポ
リオレフイン、たとえば架橋ポリエチレンにより
構成した場合にはその架橋工程の際の高圧により
耐火層2が圧縮されて円周方向に余剰部分が生
じ、第2図に示すようにこの余剰部分が円周方向
に突き出して電気特性に著しい悪影響を与える突
起4が生じ易いという難点があつた。
チツク絶縁層3を高温高圧下で架橋させた架橋ポ
リオレフイン、たとえば架橋ポリエチレンにより
構成した場合にはその架橋工程の際の高圧により
耐火層2が圧縮されて円周方向に余剰部分が生
じ、第2図に示すようにこの余剰部分が円周方向
に突き出して電気特性に著しい悪影響を与える突
起4が生じ易いという難点があつた。
本考案は、このような従来の難点に対処してな
されたもので、耐火層表面の突起が生じるのを防
止した電気特性のすぐれた耐火電線を提供するも
のである。
されたもので、耐火層表面の突起が生じるのを防
止した電気特性のすぐれた耐火電線を提供するも
のである。
すなわち、本考案は延伸された架橋プラスチツ
クテープ上にマイカ箔が接着された熱収縮可能な
マイカプラスチツクテープを導体上に巻回し、そ
の外周に架橋可能なプラスチツク絶縁層を押出被
覆し高温高圧下で架橋させて成ることを特徴とす
る耐火電線である。
クテープ上にマイカ箔が接着された熱収縮可能な
マイカプラスチツクテープを導体上に巻回し、そ
の外周に架橋可能なプラスチツク絶縁層を押出被
覆し高温高圧下で架橋させて成ることを特徴とす
る耐火電線である。
以下図面について本考案を説明する。
第3図および第4図は本考案の一実施例を示す
横断面図であり、第3図は絶縁層架橋前、第4図
は絶縁層架橋後の状態を示している。
横断面図であり、第3図は絶縁層架橋前、第4図
は絶縁層架橋後の状態を示している。
第3図において撚線導体10上には延伸させた
架橋プラスチツクテープに、マイカ箔を接着させ
たマイカプラスチツクテープが巻回されて耐火層
11が形成され、その外周には高温・高圧下で架
橋された架橋ポリエチレン絶縁層12が設けられ
ている。
架橋プラスチツクテープに、マイカ箔を接着させ
たマイカプラスチツクテープが巻回されて耐火層
11が形成され、その外周には高温・高圧下で架
橋された架橋ポリエチレン絶縁層12が設けられ
ている。
しかして、上記マイカプラスチツクテープは、
あらかじめ延伸加工を施した架橋プラスチツクテ
ープを基布とし、これにシリコーン樹脂系または
エポキシ樹脂系等の接着剤を用いてマイカ箔を接
着したものが適しているが、必要に応じて延伸さ
れない架橋プラスチツクテープ上にマイカ箔を接
着させその後延伸させたものを使用することもで
きる。
あらかじめ延伸加工を施した架橋プラスチツクテ
ープを基布とし、これにシリコーン樹脂系または
エポキシ樹脂系等の接着剤を用いてマイカ箔を接
着したものが適しているが、必要に応じて延伸さ
れない架橋プラスチツクテープ上にマイカ箔を接
着させその後延伸させたものを使用することもで
きる。
また上記架橋プラスチツクテープとしては、延
伸加工を施した後200℃以下で熱収縮可能なプラ
スチツクテープが適しており、代表的なものとし
ては、低,中,高密度のポリエチレン、超高分子
量ポリエチレン、ポリエチレン共重合体を既知の
適当な手段で架橋したテープがある。
伸加工を施した後200℃以下で熱収縮可能なプラ
スチツクテープが適しており、代表的なものとし
ては、低,中,高密度のポリエチレン、超高分子
量ポリエチレン、ポリエチレン共重合体を既知の
適当な手段で架橋したテープがある。
とりわけ、超高分子量ポリエチレン(たとえば
ミリオン樹脂・三井石油化学社製)をシラン架橋
または電子照射架橋後延伸してフイルム状とな
し、これにマイカ箔を接着したものは、強度が大
きくテープ巻き作業時のテープ切れのおそれがな
い等の点でより好ましい。
ミリオン樹脂・三井石油化学社製)をシラン架橋
または電子照射架橋後延伸してフイルム状とな
し、これにマイカ箔を接着したものは、強度が大
きくテープ巻き作業時のテープ切れのおそれがな
い等の点でより好ましい。
本考案の耐火電線は第3図に示すように外周に
架橋可能なポリエチレン絶縁層12が押出被覆さ
れ所定の条件下で架橋されるが、このポリエチレ
ン絶縁層12の押出時の熱により延伸状態下のマ
イカプラスチツクテープは熱収縮し第4図のよう
に耐火層11表面は平滑な円筒状をなす。
架橋可能なポリエチレン絶縁層12が押出被覆さ
れ所定の条件下で架橋されるが、このポリエチレ
ン絶縁層12の押出時の熱により延伸状態下のマ
イカプラスチツクテープは熱収縮し第4図のよう
に耐火層11表面は平滑な円筒状をなす。
実施例
前述した従来の耐火電線と本考案による耐火電
線とをそれぞれ次のように構成した。
線とをそれぞれ次のように構成した。
すなわち、マイカガラステープと、延伸した高
密度架橋ポリエチレンにマイカ箔を接着したテー
プとを用意し、これらをそれぞれ断面60mm2の銅導
体上に1.2mm厚さに巻回し、その上に架橋剤を配
合したポリエチレンを押出被覆し15Kg/cm2の水蒸
気で加熱架橋させた。
密度架橋ポリエチレンにマイカ箔を接着したテー
プとを用意し、これらをそれぞれ断面60mm2の銅導
体上に1.2mm厚さに巻回し、その上に架橋剤を配
合したポリエチレンを押出被覆し15Kg/cm2の水蒸
気で加熱架橋させた。
これらの両耐火電線の交流耐電圧値を求めたと
ころ、従来の耐火電線が35〜55KVであつたのに
対して、本考案による耐火電線のそれは90〜
110KVであつた。
ころ、従来の耐火電線が35〜55KVであつたのに
対して、本考案による耐火電線のそれは90〜
110KVであつた。
また両者の横断面を観察したところ前者には耐
火層表面にマイカガラステープの摺曲による突起
が認められたのに対して、後者にはそれが全く認
められなかつた。
火層表面にマイカガラステープの摺曲による突起
が認められたのに対して、後者にはそれが全く認
められなかつた。
上記のように、本考案による耐火電線は、導体
上に延伸加工の施されたマイカプラスチツクテー
プを巻回して耐火層を形成したのでその外周に設
けられる架橋プラスチツク絶縁層の押出被覆時の
熱によりマイカプラスチツクテープが熱収縮して
耐火層表面に突起を生ずるようなことがなくなり
すぐれた電気特性を発揮することができる。
上に延伸加工の施されたマイカプラスチツクテー
プを巻回して耐火層を形成したのでその外周に設
けられる架橋プラスチツク絶縁層の押出被覆時の
熱によりマイカプラスチツクテープが熱収縮して
耐火層表面に突起を生ずるようなことがなくなり
すぐれた電気特性を発揮することができる。
第1図は従来の耐火電線の絶縁層架橋前の状態
を示す横断面図、第2図はその架橋後の状態を示
す横断面図、第3図は本考案による耐火電線の一
実施例の絶縁層架橋前の横断面図、第4図はその
架橋後の横断面図である。 1,10……導体、2,11……耐火層、3,
12……絶縁層。
を示す横断面図、第2図はその架橋後の状態を示
す横断面図、第3図は本考案による耐火電線の一
実施例の絶縁層架橋前の横断面図、第4図はその
架橋後の横断面図である。 1,10……導体、2,11……耐火層、3,
12……絶縁層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 延伸された架橋プラスチツクテープ上にマイ
カ箔が接着された熱収縮可能なマイカプラスチ
ツクテープを導体上に巻回し、その外周に架橋
可能なプラスチツク絶縁層を押出被覆し高温高
圧下で架橋させて成ることを特徴とする耐火電
線。 (2) プラスチツクテープは超高分子量ポリエチレ
ンテープをシラン架橋または電子線照射架橋に
より架橋しこれを延伸してなるものであること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の耐火電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13744381U JPS5841925U (ja) | 1981-09-16 | 1981-09-16 | 耐火電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13744381U JPS5841925U (ja) | 1981-09-16 | 1981-09-16 | 耐火電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5841925U JPS5841925U (ja) | 1983-03-19 |
JPS6331302Y2 true JPS6331302Y2 (ja) | 1988-08-22 |
Family
ID=29930722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13744381U Granted JPS5841925U (ja) | 1981-09-16 | 1981-09-16 | 耐火電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841925U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63117732A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-21 | 株式会社 モリタ製作所 | 頭部規格x線撮影を兼ねた全顎x線撮影装置 |
JPS63117731A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-21 | 株式会社 モリタ製作所 | 頭部規格x線撮影を兼ねた全顎x線撮影装置 |
JPH0745204Y2 (ja) * | 1988-07-28 | 1995-10-18 | 株式会社モリタ製作所 | 歯科用パノラマx線撮影装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55127311U (ja) * | 1979-03-02 | 1980-09-09 |
-
1981
- 1981-09-16 JP JP13744381U patent/JPS5841925U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5841925U (ja) | 1983-03-19 |
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