JPS6038812B2 - プラスチツク絶縁油浸電力ケ−ブルの製造方法 - Google Patents
プラスチツク絶縁油浸電力ケ−ブルの製造方法Info
- Publication number
- JPS6038812B2 JPS6038812B2 JP52133775A JP13377577A JPS6038812B2 JP S6038812 B2 JPS6038812 B2 JP S6038812B2 JP 52133775 A JP52133775 A JP 52133775A JP 13377577 A JP13377577 A JP 13377577A JP S6038812 B2 JPS6038812 B2 JP S6038812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- power cable
- immersed
- manufacturing
- immersed power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改善されたプラスチック絶縁油浸電力ケーブル
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
近近年、超々高圧力ケーブルにおいて、その油浸絶縁体
層を構成する絶縁材料に従釆のクラフト紙に代え、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの低
誘電損のプラスチック合成紙やプラスチックフィルムの
適用が検討されている。
層を構成する絶縁材料に従釆のクラフト紙に代え、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの低
誘電損のプラスチック合成紙やプラスチックフィルムの
適用が検討されている。
従来、油浸電力ケーブルの絶縁材料はクラフト紙である
ためクラフト紙を纏巻して形成した油浸絶縁体層上に金
属シースを押出被覆しても、その熱で絶縁体層が熔けた
り、熱収縮したりして、これによるケーブル特性への影
響はあまり無かったが、この絶縁体層を上述の如きプラ
スチック材にて形成た場合には、この金属シースの熱(
たとえばアルミ被では50000程度であるため、絶縁
体層表面は20000以上にもなる)を受け、絶縁体層
形成材料が溶融したり、熱収縮したりして変形を起し、
これにより特にインパルス破壊強度特性の低下を引起す
などの弊害が生じた。
ためクラフト紙を纏巻して形成した油浸絶縁体層上に金
属シースを押出被覆しても、その熱で絶縁体層が熔けた
り、熱収縮したりして、これによるケーブル特性への影
響はあまり無かったが、この絶縁体層を上述の如きプラ
スチック材にて形成た場合には、この金属シースの熱(
たとえばアルミ被では50000程度であるため、絶縁
体層表面は20000以上にもなる)を受け、絶縁体層
形成材料が溶融したり、熱収縮したりして変形を起し、
これにより特にインパルス破壊強度特性の低下を引起す
などの弊害が生じた。
発明者らはかかる問題につき鋭意検討した結果油浸絶縁
体層上へ金属シ−スを押出被覆する時の絶縁体層への熱
の影響は金属シースを被覆する時には、ケーブルコア−
周囲は真空下にあり、しかも油浸絶縁体層上には通常、
カーボン紙などによる絶縁遮蔽層が設けられているため
、伝熱による影響は少なく、高温の金属シースからの鰭
射熱による影響が大であることを知見しプラスチック絶
縁油浸絶縁体層上に、金属テープからなる鰭射断熱層を
設けたのち、この上に金属シースを押出被覆することに
より前述の如き、油浸絶縁体層の被熱によるケーブル特
性低下の問題を著しく改善できることを見いだしたもの
である。
体層上へ金属シ−スを押出被覆する時の絶縁体層への熱
の影響は金属シースを被覆する時には、ケーブルコア−
周囲は真空下にあり、しかも油浸絶縁体層上には通常、
カーボン紙などによる絶縁遮蔽層が設けられているため
、伝熱による影響は少なく、高温の金属シースからの鰭
射熱による影響が大であることを知見しプラスチック絶
縁油浸絶縁体層上に、金属テープからなる鰭射断熱層を
設けたのち、この上に金属シースを押出被覆することに
より前述の如き、油浸絶縁体層の被熱によるケーブル特
性低下の問題を著しく改善できることを見いだしたもの
である。
即ち発明はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、その他など低誘電損の熱可塑性プラスチックか
らなる合成紙やテープなどを油浸絶縁体層を形成する絶
縁材料の一部または全部として用い構成した油浸絶縁体
層上に金属テープからなる頚射断熱層を介して金属シー
スを押出被覆せしめるとを特徴とするプラスチック絶縁
油浸電力ケーブルに関するものである。
ネート、その他など低誘電損の熱可塑性プラスチックか
らなる合成紙やテープなどを油浸絶縁体層を形成する絶
縁材料の一部または全部として用い構成した油浸絶縁体
層上に金属テープからなる頚射断熱層を介して金属シー
スを押出被覆せしめるとを特徴とするプラスチック絶縁
油浸電力ケーブルに関するものである。
本発明にて油浸絶縁体層上に設ける綾射断熱層を形成す
る金属テープとしては、アルミテープ、アルミ箔テープ
、アルミ箔を合成紙、カーボン紙など適当な基材上に鮎
り合せたラミネートテープなどが用いられるが、ラミネ
ートテープを用いて形成する場合には必ずアルミ箔面が
外向き(すなわち金属シースに対向するように)縄巻て
設けなければ頚射断熱層としての効果が得られない。
る金属テープとしては、アルミテープ、アルミ箔テープ
、アルミ箔を合成紙、カーボン紙など適当な基材上に鮎
り合せたラミネートテープなどが用いられるが、ラミネ
ートテープを用いて形成する場合には必ずアルミ箔面が
外向き(すなわち金属シースに対向するように)縄巻て
設けなければ頚射断熱層としての効果が得られない。
次に本発明の実例を示す。絶縁材料として、厚さ0.0
25側の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下PP.
BDと表示する)とポリエチレン合成紙(商品名TYV
EK、デュポン社製)とを、また鯛射断熱層を第1表の
4種の材料を用いて、導体径1×2000柵、絶縁体層
厚2仇舵のアルミ被OFケーブルを作成た。
25側の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下PP.
BDと表示する)とポリエチレン合成紙(商品名TYV
EK、デュポン社製)とを、また鯛射断熱層を第1表の
4種の材料を用いて、導体径1×2000柵、絶縁体層
厚2仇舵のアルミ被OFケーブルを作成た。
なおアルミ被の押出被覆温度は24000であった。而
して作成したケーブルについて、コァーの変形度および
ィンパルス破壊強度等を測定した。結果を第2表に示す
。第1表 第2表 ※ コアー変形率とは、外径をノギスで測定しコアー最
大外径−コアー最小外径×looコアー最大外径 で表わしたもの ※※ クラフト紙の破壊強度を100とした場合の値以
上、実施例からも明らかな如く、本発明方法によれば、
クラフト紙絶縁油浸電力ケーブルに遜色ないィンパルス
破壊強度を持ったプラスチック絶縁油浸電力ケーブルが
得られるもので、その実用価値は極めて大きいものであ
る。
して作成したケーブルについて、コァーの変形度および
ィンパルス破壊強度等を測定した。結果を第2表に示す
。第1表 第2表 ※ コアー変形率とは、外径をノギスで測定しコアー最
大外径−コアー最小外径×looコアー最大外径 で表わしたもの ※※ クラフト紙の破壊強度を100とした場合の値以
上、実施例からも明らかな如く、本発明方法によれば、
クラフト紙絶縁油浸電力ケーブルに遜色ないィンパルス
破壊強度を持ったプラスチック絶縁油浸電力ケーブルが
得られるもので、その実用価値は極めて大きいものであ
る。
Claims (1)
- 1 低誘電損の熱可塑性プラスチツクからなる合成紙テ
ープなどを油浸絶縁体層を形成する絶縁材料の一部また
は全部として用いて構成した油浸絶縁体層上に、金属テ
ープからなる輻射断熱層を介して、金属シースを押出被
覆せしめるとを特徴とするプラスチツク絶縁油浸電力ケ
ーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52133775A JPS6038812B2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | プラスチツク絶縁油浸電力ケ−ブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52133775A JPS6038812B2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | プラスチツク絶縁油浸電力ケ−ブルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5467689A JPS5467689A (en) | 1979-05-31 |
JPS6038812B2 true JPS6038812B2 (ja) | 1985-09-03 |
Family
ID=15112675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52133775A Expired JPS6038812B2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | プラスチツク絶縁油浸電力ケ−ブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038812B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU740973B2 (en) * | 1997-09-09 | 2001-11-15 | Nkt Research Center A/S | An electrically insulating material, method for the preparation thereof, and insulated objects comprising said material |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4428050Y1 (ja) * | 1966-10-28 | 1969-11-21 | ||
JPS4810067U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-03 |
-
1977
- 1977-11-08 JP JP52133775A patent/JPS6038812B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4428050Y1 (ja) * | 1966-10-28 | 1969-11-21 | ||
JPS4810067U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5467689A (en) | 1979-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09506733A (ja) | 改良された絶縁材を備えた電気ケーブル及びその製造方法 | |
JPH0433084B2 (ja) | ||
US3594489A (en) | Extra high voltage cables | |
FI89840B (fi) | Av materialkomposition bestaoende band foer isolering av elkablar och en elkabel isolerad med detta band | |
CN105702373A (zh) | 综合防护型中压铝合金电力电缆 | |
JPS6038812B2 (ja) | プラスチツク絶縁油浸電力ケ−ブルの製造方法 | |
JPH07320559A (ja) | 電気ケーブル | |
JPS6331302Y2 (ja) | ||
JPS6031124Y2 (ja) | ゴム・プラスチツク絶縁電力ケ−ブル | |
CN220753130U (zh) | 环保型聚丙烯绝缘电力电缆 | |
JPH103823A (ja) | 直流架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル | |
JPH02253513A (ja) | 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブル | |
JPS5861508A (ja) | 電力ケ−ブル | |
JPS6116570Y2 (ja) | ||
JPH0428118A (ja) | 同軸ケーブル | |
JPS6042416Y2 (ja) | 低温ケ−ブル | |
JPS59101708A (ja) | 高電圧ケ−ブル | |
JPS5843137Y2 (ja) | ゴム・プラスチツク絶縁ケ−ブル | |
JPS6328807Y2 (ja) | ||
JPS6116572Y2 (ja) | ||
JPS6282613A (ja) | 遮水型ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの製造方法 | |
JPS6364276A (ja) | プラスチツク絶縁ケ−ブル接続部の成形方法 | |
JP2001006451A (ja) | 電力ケーブル | |
JPS58137909A (ja) | ガス含浸電力ケ−ブル | |
JPS5854837Y2 (ja) | ケ−ブル終端部 |