JPH0130241Y2 - - Google Patents

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JPH0130241Y2
JPH0130241Y2 JP1981123125U JP12312581U JPH0130241Y2 JP H0130241 Y2 JPH0130241 Y2 JP H0130241Y2 JP 1981123125 U JP1981123125 U JP 1981123125U JP 12312581 U JP12312581 U JP 12312581U JP H0130241 Y2 JPH0130241 Y2 JP H0130241Y2
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JP
Japan
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rust
sealant
gap
rim
joint
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JP1981123125U
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JPS5828001U (ja
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等の車輪に用いられる金属製ホ
イールに関する。
この種ホイールとしては、ホイール構成部材で
あるリムの内周面に同じくホイール構成部材であ
るデイスクの外周面を嵌合し、その外周面の一側
縁をリム内周面に溶接してデイスクをリムに接合
し、その後それら部材全体に塗装して防錆塗膜を
形成したものがあるが、リムとデイスクとの接合
部には、外部に開放した横断面楔状の空隙部が形
成され易く、この楔状空隙部にはその隅々にまで
防錆塗膜を塗り込めることは困難であるため、該
空隙部近傍に防錆塗膜の切目や折目を生じてそこ
から該塗膜が剥れることがあり、これにより上記
接合部に雨水等が浸入滞留して錆びを生じさせ、
リムとデイスク間の接合強度を低下させるという
問題がある。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、複数個
の金属製ホイール構成部材相互の接合部に横断面
楔状の空隙部が形成されても上記のような問題の
生じることのない、防錆効果の極めて高いホイー
ルを提供することを目的とする。
そして上記目的を達成するために本考案は、複
数個の金属製ホイール構成部材相互の接合部に形
成される横断面楔状の空隙部にシール剤を充填す
ると共に、そのシール剤の表面を弧面に形成し
て、該空隙部を挟むホイール構成部材の外表面相
互間を該弧面を介して滑らかに接続し、前記ホイ
ール構成部材及びシール剤の各表面に防錆塗膜を
形成したことを特徴とする。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、1はアルミニウム合金等の軽合金製ホ
イールで、ホイール構成部材であるリム2の内周
面に同じくホイール構成部材であるデイスク3の
外周面を嵌合し、その外周面の内側縁をリム2内
周面に溶接4してデイスク3をリム2に接合した
ものである。リム2とデイスク3との接合部5の
非溶接側には、外部に開放した横断面楔状の空隙
部Sが形成され、この空隙部Sにはシール剤6が
充填されると共に、その外表面が弧面Rに形成さ
れ、而してその弧面Rは、上記楔状空隙部Sを挟
むリム2及びデイスク3の外表面相互間を滑らか
に接続している。次いでホイール1の全体に合成
樹脂塗料を塗布して防錆塗膜7が形成される。そ
の防錆塗膜7により前記シール剤6を充填された
接合部5の非溶接側が被覆され、その後前記防錆
塗膜7は焼付乾燥される。
前記シール剤6としては、シリコーンゴム、嫌
気性樹脂、光硬化性樹脂等が用いられるが、ホイ
ールの量産性とシール剤6の充填性を考慮すると
光硬化性樹脂が最適である。
このように接合部5の横断面楔状の空隙部Sに
シール剤6を充填し且つその表面を弧面Rに形成
すると、その弧面Rが、前記空隙部Sを挟むリム
2及びデイスク3の外表面相互間を滑らかに接続
することができ、従つてその接続面上に防錆塗膜
7を切目や折目を生じることなく一様に形成する
ことができ、該塗膜7による十分な防錆効果が得
られる。また図示例のように接合部5の非溶接側
がリム2とデイスク3の両面のなす谷底部に位置
しても、接合部5に充填されたシール剤6により
接合部5の非溶接側、即ち谷底部を埋めて弧面を
形成し得るので、リム2とデイスク3の防錆塗膜
7が前記弧面を介して比較的なだらかに連続し、
防錆塗膜7が接合部5の非溶接側で分断されるこ
とを抑制することができる。
なお、本考案は前記実施例の溶接式ホイールに
限らず、リムを二つ割に形成して、それらリム片
とデイスクとをボルト、ナツトにより接合したホ
イールにも適用し得る。
以上のように本考案によれば、複数個の金属製
ホイール構成部材2,3相互の接合部5に形成さ
れる横断面楔状の空隙部Sにシール剤6を充填す
ると共に、そのシール剤6の表面を弧面Rに形成
して、該空隙部Sを挟むホイール構成部材2,3
の外表面相互間を該弧面Rを介して滑らかに接続
し、前記ホイール構成部材2,3及びシール剤6
の各表面に防錆塗膜7を形成したので、複数個の
ホイール構成部材2,3相互の接合部5に横断面
楔状の空隙部Sが形成されても、その空隙部Sを
埋める前記シール剤6の弧状表面Rによつて、該
空隙部Sを挟むホイール構成部材2,3の外表面
相互間を滑らかに接続することができ、従つてそ
の接続面上に防錆塗膜7を切目や折目を生じるこ
となく一様に形成することができ、該塗膜7によ
る十分な防錆効果が得られる。また防錆塗膜7自
身の外表面をも不連続面や段差のない滑らかな曲
面に形成できるから、ホイール外観の体裁が良好
であることは勿論、その防錆塗膜7の外表面にお
ける水の滞留防止に効果的である。さらに前記接
合部5を覆う防錆塗膜7が万一剥れても、該接合
部5への雨水等の浸入滞留を前記シール剤6によ
つて有効に阻止することができ、従つて該接合部
5の発錆防止に極めて効果的であり、ホイール構
成部材2,3相互間の接合強度が錆びのために低
下する惧れはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断側面図、第2図は第1図部の拡大図、第
3図は第2図の要部拡大図である。 R……弧面、S……空隙部、1……ホイール、
2,3……ホイール構成部材としてのリム及びデ
イスク、5……接合部、6……シール剤、7……
防錆塗膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の金属製ホイール構成部材2,3相互の
    接合部5に形成される横断面楔状の空隙部Sにシ
    ール剤6を充填すると共に、そのシール剤6の表
    面を弧面Rに形成して、該空隙部Sを挟むホイー
    ル構成部材2,3の外表面相互間を該弧面Rを介
    して滑らかに接続し、前記ホイール構成部材2,
    3及びシール剤6の各表面に防錆塗膜7を形成し
    てなる、ホイール。
JP12312581U 1981-08-20 1981-08-20 ホイ−ル Granted JPS5828001U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12312581U JPS5828001U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 ホイ−ル
CA000409777A CA1199665A (en) 1981-08-20 1982-08-19 Wheel structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12312581U JPS5828001U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 ホイ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5828001U JPS5828001U (ja) 1983-02-23
JPH0130241Y2 true JPH0130241Y2 (ja) 1989-09-14

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ID=14852798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12312581U Granted JPS5828001U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 ホイ−ル

Country Status (2)

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JP (1) JPS5828001U (ja)
CA (1) CA1199665A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220193711A1 (en) * 2019-04-19 2022-06-23 Bbs Japan Co., Ltd. Vehicle wheel decoration method and decoration device

Also Published As

Publication number Publication date
CA1199665A (en) 1986-01-21
JPS5828001U (ja) 1983-02-23

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