JPH01301781A - 両面テープ - Google Patents

両面テープ

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JPH01301781A
JPH01301781A JP63133499A JP13349988A JPH01301781A JP H01301781 A JPH01301781 A JP H01301781A JP 63133499 A JP63133499 A JP 63133499A JP 13349988 A JP13349988 A JP 13349988A JP H01301781 A JPH01301781 A JP H01301781A
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double
aliphatic unsaturated
cured film
hydrocarbon group
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JP63133499A
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Kenichi Isobe
憲一 磯部
Kazuma Momii
一磨 籾井
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の枡用l夏 本発明は、両面粘着テープの両粘着層上にそれぞれ軽剥
離性皮膜からなる軽剥離面(以下、経血と略記する。)
を有するセパレーターと重刷離性皮膜からなる型判離面
(以下、垂面と略記する。)を有するセパレーク−とを
積層した両面テープに関し、更に詳述すると経血と垂面
との剥離力の差が剥離速度の大小に関係なく大きく、し
かもそれら剥離力が経時においても安定な経血用及び平
面用セパレーク−を積層した両面テープに関する。
従来の技術及び発明が解決しよゴーとする課題従来より
、両面粘着テープの両粘着層には、それぞれ剥離紙等の
セパレーターを剥離可能に接着することが行なわれてい
るが、これらのセパレーターの剥離に際しては、一方の
セパレーターの剥離力と他方のセパレータ=の剥離力に
明確な差があり、しかもこれらの剥離力が剥離速度の大
小に関係なく、また経時的にも安定していることが望ま
れる。
このため、セパレーター相互に剥離力の異なるシリコー
ン組成物の硬化皮膜を経血及び垂面としてそれぞれ形成
することが行なわれており、このような硬化皮膜を得る
方法として、経血を垂面より架橋度の低い剥離性組成物
によって形成する方法が提案されている。しかし、この
方法は剥離速度が高速になると、経血と垂面との剥離力
が逆転し、高速では垂面の剥離力が小さくなってしまう
という問題がある。
また、経血の形成に剥離性組成物を2度塗りするなどし
て軽剥離性皮膜の厚さをコントロールすることにより、
垂面との剥離力に差異をもたせる方法もあるが、この方
法はコスト的に不利である上、上記の架橋度差を利用し
た場合と同様に高速剥離時の安定性に乏しい。
更に、脂肪族不飽和炭化水素基を含むオルガノポリシロ
キサンとオルガノハイドロジエンポリシロキサンとを含
有する剥離性組成物を使用して剥離性皮膜を形成する場
合に、脂肪族不飽和炭化水素基と三5i)I基との比を
変化させる等の方法も知られているが、この方法は経時
での剥離面の剥離力の変化が大きく、経時安定性に問題
がある。
一方、垂面の形成法として、キシレンに可溶なシリコー
ン樹脂を用いる方法も提案されており、これは剥離力に
差をつけるという点では有効であるが、このシリコーン
樹脂は硬化しないため、粘着層との密着性が低下する。
更に、不飽和炭化水素基を含むシリコーン樹脂を垂面に
用いることでは、初期の剥離力は経血に比較して十分な
差があるが、経時により剥離力が低下し、経血との差が
小さくなるという問題がある。
従って、従来の剥離面形成法においては、経血と垂面と
の剥離力の差を経時的にも安定して保たせることが困難
であり、また特に、最近では両面粘着テープとして支持
体の両面に粘着層をそれぞれ形成するのではなく、いわ
ば両粘着層を直接背中合わせにしたような支持体のない
両面粘着テープが開発されているが、かかる両面粘着テ
ープに対しては、上述した従来の剥離面形成法は満足さ
れ得ないものである。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、経血と垂面と
の剥離力の差が大きく、かつこの差が種々の剥離速度に
おいてもまた経時的にも安定なセパレーターを積層した
両面テープを提供することを目的とする。
課題を解決するだめの手段及び作凪 本発明は上記目的を達成するため、両面粘着テ−プの両
粘着層上にそれぞれセパレーターが積層され、一方のセ
パレーターの剥離面が軽剥離性硬化皮膜にて形成されて
いると共に、他方のセパレーターの剥離面が重fill
離性硬化皮膜にて形成された両面テープにおいて、上記
軽剥離性硬化皮膜を、(イ)1分子中に少なくとも2個
のりい素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基を含有
し、かつ該脂肪族不飽和炭化水素基の量が全有機基中の
1,5〜4モル%であるオルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式(1) %式%() (但し、式中R1,p2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水
素基を含有しない同一又は異種の非置換もしくは置換一
価炭化水素基であり、m、nは0.1<n7m<3とな
る数である。)で示されるオルガノハイトロジエンポリ
シロキサンと下記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR’ と同一もしくは
異種の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一
価炭化水素基であり、βは1〜1000の整数、kは0
〜1000の整数である。)で示されるオルガノハイト
ロジエンポリシロキサンとを、5111基のモル比が(
1)式/(2)弐で1/2〜2/1となるように混合し
てなるオルガノパイトロジエンポリシロキサン混合物よ
、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化にて形成し、
上記重剥離性硬化皮膜を、 (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した
脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和
炭化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (b)  (CdI2) :+SiO+7□及び5i0
472のシロキザン単位をそれぞれ有するキシレン可溶
性共重合体と(CH2)z(CL =CII)SiOI
/z 、 (CIls)3sio+z2及び5in4.
□のシロキザン単位をそれぞれ有するキシレン可溶性共
重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混合してな
るキシレン可溶性共重合体混合物と、 (c)  前記(2)弐で示されるオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンと、 (d)  白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物にて形成し
たものである。
本発明によれば、軽剥離性皮膜を形成するシリコーン組
成物として比較的高ビニル価のオルカリポリシロキサン
と特定のオルガノパイトロジエンポリシロキサン混合物
とを含有するものを使用し、重列離性皮膜を形成するシ
リコーン組成物として低ビニル価のオルガノポリシロキ
サンと特定のキシレン可溶性共重合体混合物、更にオル
ガノハイドロジエンポリシロキサンとを含有するものを
使用したことにより、両皮膜の剥離力はテープの使用上
必要とする剥離速度の大小に関係なく、また経時におい
ても安定で、十分な差を有するものである。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の両面テープは、両面粘着テープの両粘着層にそ
れぞれ剥離紙等のセパレーターを積層してなるものであ
るが、この両面粘着テープとしては、支持体フィルムの
両面にそれぞれ粘着剤による粘着層を形成したものや、
かかる支持体フィルムのない粘着層のみからなるものな
どが挙げられる。
また、セパレーク−は、基材フィルムの片面を剥離面と
したものが好適に用いられるが、本発明においては上記
両面粘着テープの一方の粘着層に剥離可能に接着される
セパレーターの剥離面を軽剥離性硬化皮膜により形成す
ると共に、他方の粘着層に剥離可能に接着されるセパレ
ーターの剥離面を重剥離性硬化皮膜により形成したもの
である。
ここで、上記軽剥離性硬化皮膜は、 (イ)1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%であ
るオルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式+1+ (R’SiO:+/z)−(R2□ll5iO+zz)
、、    ・・・(1)(但し、式中R1,R2はそ
れぞれ脂肪族不飽和炭化水素基を含有しない同一又は異
種の非置換もしくは置換一価炭化水素基であり、m、n
は0、1 < n / m < 3となる数である。)
で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサンと下
記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR1と同一もしくは異
種の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一価
炭化水素基であり、lは1〜1000の整数、kはO〜
1000の整数である。)で示されるオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンとを、SiH基のモル比が(1)
式/(2)式で1/2〜2/1となるように混合してな
るオルガノハイドロジエンポリシロキサン混合物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物から形成する。
この場合、上記(イ)成分において、けい素原子に結合
する脂肪族不飽和炭化水素基としては、上記の(1,)
式及び(2)式のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン分子中の+3い素原子に結合した水素原子(三5iH
)とヒドロキシル化反応するものであればよく、例えば
ビニル基、アリル基、エチニル基等が挙げられるが、通
常はビニル基することが好ましい。
また、この(イ)成分のオルガノポリシロキサン中の脂
肪族不飽和炭化水素基以外のけい素原子に結合した有機
基は、」二述のヒドロキシル化反応を阻害しないもので
あれば種々の有機基とすることができ、例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フ
ェニル基、ナフチル基等の了り−ル基、トリル基、キシ
リル基等のアルカリル基、シクロヘキシル基や、これら
の基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハ
ロゲン原子・、シアノ基等で置換したクロロメチル基、
クロロプロピル基、トリフルオロプロピル基、シアノメ
チル基などから構成される非置換又は置換一価炭化水素
基とすることができるが、これらの中では特にメチル基
が最適である。
更に、(イ)成分として用いるオルカリポリシロキサン
は、上記けい素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基
の含有量が、けい素原子に結合した全有機基の1.5〜
4モル%、好ましくは1.5〜3モル%であるもので、
1.5モル%に満たないと得られる経血の高速での剥離
力が重く、4モル%より多いと低速での剥離力が重くな
り、いずれも本発明の目的を達成することができない。
このようなけい素原子に結合した有機基を有するオルガ
ノポリシロキサンは、直鎖状、分枝鎖状、樹脂状など、
種々のものを使用し得るが、特に下記式(3) %式%(3) aは100〜8000の整数 すは 0〜300の整数 で示される分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状のオルガノポリシロキサンが最適である。
また、上記軽剥離性シリコーン組成物は、(ロ)成分と
して上記(1)式及び(2)式の化合物を特定の割合で
混合したオルガノハイトロジエンポリシロキサン混合物
を用いるものであるが、(1)式のオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンにおいて、置換基R1及びR2は、
それぞれメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等
のアルキル基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基
、1−リル基、キシリル基等のアルカリル基、シクロヘ
キシル基や、これらの基の炭素原子に結合した水素原子
の一部又は全部をハロゲン原子、シアノ基等で置換した
クロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチ
ル基などから選択される同一又は異種の非置換もしくは
置換一価炭化水素基であり、特にメチル基が好適である
。なお、この置換基R1及びR24J、脂肪族不飽和炭
化水素基を含有しないものである。また、m、nは0.
1<n7m<3、好ましくは0.2<n7m<1.5を
満足する数である。
このような(1)弐のオルガノハイトロジエンポリシロ
キサンは、低速での剥離力を低くする効果を有するもの
で、特にアルカリ分解法による水素ガス発生量が80〜
200mβ/g(10°C,1気圧)であり、かつ25
°Cで5〜100センチボイズの粘度を示すメチルハイ
Fロジェンボリシロキ(ノンが(1)式の化合物として
好適に使用し得る。
また、−ト記(2)式のオルガノハイトロジエンポリシ
ロキサンは、置換基R3が水素原子又はR1と同一もし
くば異種の一価炭化水素基、R4がR1と同一又は異種
の一価炭化水素基であり、βが1〜1000 (好まし
くは20〜100)で、kが0〜1.000 (好まし
くはO〜100)の整数である。この(2)弐のオルカ
リハイFロジエンボリシロキザンは、シリコーン組成物
の紙、プラスチックス等のセパレーク−基材との密着性
を改善するもので、特には下記(2a)弐 で示される直鎖状メチルハイドロジェンポリシロキザン
が好適である。
(ロ)成分として用いるオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサン混合物は、上記(1)式のオルガノハイトロジ
エンポリシロキサンと上記(2)式のオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンとを各分子中の三5ill基のモ
ル比が(1)弐/(2)式−1/2〜2/1、好ましく
ば2/3〜3/2となるように混合したもので、これに
より、低速から高速まで安定した軽さの剥離力を持っ経
血を得ることができる。
なお、(ロ)成分のオルガノハイドロジエンポリシロキ
サン混合物の配合量は、(イ)成分のオルガノポリシロ
キサン分子中の脂肪族不飽和炭化水素基1モルに対して
(ロ)成分のオルガノハイドロジエンポリシロキサン混
合物中の三5ill結合が1〜2モルとなるような量が
好ましい。
(ハ)成分の白金又は白金化合物は、上記(イ)成分と
(ロ)成分との付加反応を促進する触媒として公知のも
のを使用し得、例えば白金黒、白金をシリカ等に担持さ
せたもの、塩化白金酸又はそのアルコール溶液、塩化白
金酸とオレフィンやビニルシロキザンとの錯塩などが示
される。この白金又は白金化合物は、通常(イ)成分と
(ロ)成分との合計量に対して白金量が0.001〜0
.1重量%となる触媒量で添加すればよい。
本発明に係る上記軽剥離性シリコーン組成物は、上記(
イ)〜(ハ)成分の所定量を混合して得ることができる
が、そのポットライフ延長や常温における白金系触媒の
活性を抑制するなどの目的で、その他の成分として各種
有機窒素化合物、有機リン化合物、アセチレン化合物等
を任意量添加することができる。
一方、上記型判離性硬化皮膜は (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した
脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和
炭化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (bl  (C113) 3sio+iz及びS:Oa
y□のシロキサン単位をそれぞれ有するキシレン可溶性
共重合体と(Ctl+) z (CI□−C1l)Si
(L/z + (Cth) 3sio+zz及び5r(
J4y□のシロキサン単位をそれぞれ有するキシレン可
溶性共重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混合
してなるキシレン可溶性共重合体混合物と、 (C)  前記(2)式で示されるオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンと、 (di  白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物から得られる。
ここで、(al成分は、上記軽剥離性シリコーン組成物
の(イ)成分と同様の1分子中に少なくとも2個のけい
素原子に結合した有機基として脂肪族不飽和炭化水素基
を有するもののうち、その脂肪族不飽和炭化水素基の含
有量が、けい素原子に結合した全有機基の01〜1モル
%、好ましくは0.3〜0.7モル%であるオルガノポ
リシロキサンである。(a)成分として脂肪族不飽和炭
化水素基の含有量が0.1モル%に満たないオルガノポ
リシロキサンを用いると、垂面の高速での剥離力が軽く
なり、含有量が1モル%より多いと組成物の硬化性が著
しく悪くなる。
また、(b)成分は、(CIL+) zsio+/2及
び5i04zzのシロキサン単位を有するキシレン可溶
性第1共重合体と、(C1h)z(C)h=cIl)S
iO+7□、  (C)L+)3siO+z□及ヒS 
i 047□のシロキサン単位を有するキシレン可溶性
第2共重合体との混合物であり、このように両共重合体
を混合使用することにより、基材との密着性が良く、剥
離力の経時安定性にも優れた垂面を得ることができるも
のである。これに対し、第1共重合体のみを使用するだ
けでは重剥離化は可能であるが、組成物の基材への密着
性が不十分になってしまう。また、第2共重合体のみを
使用する場合は、重剥離化は可能であるものの経時で軽
剥離化する問題が生しる。
上記両共重合体の混合割合は第1共重合体と第2共重合
体とを重量比で3/1〜1/3、好ましくは2/1〜1
/2とするものである。
なお、このキシレン可溶性共重合体混合物は、通常キシ
レン等の有機溶剤に溶解して使用され、その配合量は、
特に制限されないが、(al成分のオルガノポリシロキ
サン80〜95重量部に対して、5〜20重景部置部る
ことが望ましい。
上記重剥離性シリコーン組成物の(C1成分は、(1コ
)成分で説明した(2)式のオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンで、その配合量は上記ta+成分のオルガ
ノポリシロキサン中の脂肪族不飽和炭化水素基と(bl
成分のキシレン可溶性共重合体混合物中の脂肪族不飽和
炭化水素基の総和1モルに対して、(2)式のオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサン中のヨ5ill結合カ月
〜3モルとなる量が好適である。
重剥離性シリコーン組成物には、更に(d+酸成分して
軽剥離性シリコーン組成物の(ハ)成分として説明した
ものと同様な白金又は白金化合物を含有し、その配合量
は軽剥離性シリコーン組成物と同じく触媒量とすること
ができる。
本発明に係る重剥離性シリコーン組成物は、上記(a+
〜(d+酸成分所定量を混合して得ることができるが、
更に軽剥離性シリコーン組成物と同様にその他の成分を
添加することができる。
上記軽剥離性及び型判離性組成物からそれぞれ軽剥離性
及び型判離性皮膜を得る場合は、これら組成物をセパレ
ーターの基材に塗布し、硬化させればよい。
ここで、基材の種類は必ずしも限定されないが、例えば
クラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙等
の加工紙や各種プラスチックフィルムなどが好適に使用
される。
また、基材に」二記シリコーン組成物を塗布する際は、
必要に応してトルエン、キシレン、l−リクロロエチレ
ン、パークロロエチレン、ヘキサン、酢酸エチル、メチ
ルエチルケトン等の有機溶剤で希釈したり、あるいは乳
化剤を加えて水に乳化させるなどした組成物をロールコ
ータ−、グラビヤコーター、エアコーター、バーコータ
ー等を用いて基材面に塗布する公知の方法で行なうこと
ができる。なお、組成物の塗布量は特に制限されないが
、固形分で各々0.3 g/m 〜1.5 g/g程度
とすることができる。
更に、シリコーン組成物を塗布した後は、組成物中の成
分に応じて80°C以上、特に100 ’c以上で1.
0秒間以上加熱したり、紫外線を短時間照射すると、組
成物がエラストマー状、ゲル状あるいは固形状となって
軽剥離性及び重剥離性を有する硬化皮膜をそれぞれ得る
ことができる。
このようにして得られた経血と垂面とを有するセパレー
ターは、両面粘着テープ用セパレーターとして通常の方
法で和紙、不織布、布等の支持体両面に形成した粘着層
面に貼り合せて利用される。
また、特に本発明に係るセパレーターは、上述したよう
に支持体がなく粘着層のみで形成された両面粘着テープ
のセパレーターとしても有効に利用できる。
光凱■四來 本発明によれば、軽剥離性皮膜と型判離性皮膜との剥離
力の差が大きく、しかもその剥離力が種々の剥舗速度に
おいて逆転したり、長期保存時に差が小さくなることが
なく安定であるので、剥離面で満足できる実用性の高い
両面テープを得ることができる。特に、本発明によれば
、感圧着ラベルやテープ等の剥離力が比較的小さくても
その目的を達成し得る両面テープのみならず、工程紙や
アスファルト包装紙などのような大きな剥離力を必要と
する両面テープをも製造することができる。
以下に実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明す
る。
なお、以下の例において、粘度は温度25°C下で測定
した値である。
C実施例、比較例〕 贅1旧1竹−υ−コーン組成物の調製 〔A〕まず、分子鎖両末端と鎖中とにビニル基を含有し
、全有機基の3.0モル%がビニル基であり、かつ30
%トルエン溶液の粘度が15,000センチボイズ(c
p)であるジノチルポリシロキサン(以下、シロキサン
−Iと略記する)と、下記式(2a)で示される直鎖状
メチルハイドロシュンポリシロキサン(以下、Hシロキ
ザンー■と略記する)とを用意した。
一方、水518g、35%塩酸1120g及びイソプロ
ピルアルコール518gを計量して混合シ、氷水パスで
5°Cまで冷却した後、これにテI・ラメCtL+  
 C113 チルジシロキサ:/ (H−3i−0−3i−II) 
309.4gとII H3CH3 メチルトリメトキシシラン 分加水分解物(メトキシ基40%含有) 822.5 
gとの混合物を滴下ロートを用いて約10分間で滴下し
、更にトルエン1120gを加えて20℃以下で5時間
攪拌した。反応終了後、上層を取り出して中性になるま
で水洗してからトルエンと低沸分を除去することにより
、粘度23cpで水素ガス発生量が1.30m#/gの
メチルハイトロジェンポリシロキサン(以下、I(シロ
キザンー■と略記する)を得た。
次に、上記二種のI]シロキザンを三SiHの結合当量
で11シロキザン−1/Hシロキザン−n=1、/I 
となるように配合してHシロキザン混合物を得、この混
合物を上記シロキサンIに該シロキザンI中の脂肪族不
飽和炭化水素基に対してl−1シロキサン混合物中の三
Sill基のモル比が1.5となるように配合した。更
に、これに保存安定剤として下記式(3) %式%(3) で示されるアセチレン化合物を適量加え、Si濃度が5
%となるようにトルエンで希釈した。続いて、塩化白金
酸とビニルシロキザンとの錯体(PL濃度0、5%)を
上記シロキサン100部に対して錯体が3部となるよう
に添加し、よく攪拌して本発明に係る軽剥離性シリコー
ン組成物(経血用処理液A)を8周製した。
また、比較のため、上記シロキサン− rとHシロキザ
ン混合物の代わりに、 CB)シロキザンー■とHシロキサン−■〔C〕分子鎖
両末端と鎖中とにビニル基を含有し、全有機基の0.5
モル%がビニル基であり、かつ30%トルエン溶液の粘
度が15, 000cpであるジメチルポリシロキサン
(以下、シロキザンー■と略記する)とHシロキサン−
I、CD)シロキザンー■とI]シロキザン混合物(H
シロキサン−1/Hシロキサン−IT−1/I)をそれ
ぞれ用いた以外は上記と同様にして比較軽剥離性シリコ
ーン組成物(経血用処理液B−D)を得た。
重刷離性シリコーン組成物の調製 (E ) (CHI) 3siO□7□とSiO□とか
らなり、(C113)zs+017□単位/Sin2単
位がモル比で0,7/1であるキシレン可溶性共重合体
(以下、型判離コントロール剤Iと略記する)と、(C
I+3):+SiO+/z 、 (CL)z(Ctl□
−CH)SiO+z□とSiO□とからなるキシレン可
溶性共重合体(共重合体100g当りのビニル基含有量
は0.10モル;以下、型判離コントロール剤■と略記
する)とを重量比で1/1となるように配合して重■]
離コントロール剤の混合物を得、この混合物をシロキサ
ン−n 1. O0部に対して15部添加した。次に、
これに■]シロキサンー■を前記シロキサン−■と型判
離コントロール剤I及びHの混合物との総脂肪族不飽和
炭化水素基(総ビニル基)に対して11シロキサン−■
中のけい素原子に結合した水素原子(ヨ5ill)のモ
ル比がヨSiH/脂肪族不飽和炭化水素基−1,5とな
るように配合し、上記経血用処理液へと同様にして本発
明に係る型判翻性シリコーン組成物(型面用処理液E)
を調製した。
また、比較のため、上記シロキサン■と型判離コントロ
ール剤I及びHの混合物との代わりに、CF)シロキサ
ン■と型判離コントロール剤I(G)シロキサン■と型
判離コントロール剤■〔■]〕 シロキサン■と型判離
コントロール剤■及び■の混合物(型判離コントロール
剤1/IIは重量比で1/1) をそれぞれ用いた以外は上記と同様にして比較型剥離性
シリコーン組成物(型面用処理液F −H)を得た。
得られた経血用処理液A−D及び型面用処理液E〜Hを
それぞれ厚さ130μmのポリエチレンラミネート紙表
面に塗工量が約0.7〜0.9 g / n(となるよ
うにワイヤードクターバー隔14を用いて塗工し、更に
熱風循環式乾燥機を用いて140°Cで30秒間加熱処
理して塗膜を硬化させ、下記方法により剥離抵抗、密着
性を評価した。
結果を第1,2表に示す。
〈剥離抵抗〉 剥離性シリコーン組成物を薄膜状フィルム又はシート状
基材表面上に所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて
140℃で30秒加熱し硬化させて硬化皮膜を形成した
後、この硬化皮膜面にゴム系溶剤型粘着剤としてオリバ
インBPS−2411(東洋インキ製造社製)を塗布し
、100°cx3分間加熱処理した。
次いで、上記粘着剤面に4部g/n(の坪量の貼り合せ
紙を貼り合せ、25°Cで20g/cJの荷重を乗せて
所定時間エイジングさせた。エイジング後、試料を5c
m幅に切断し、引張り試験機を用いて180’の角度で
剥離速度を0.3m/分、60m/分、1..80m/
分の三段階に変えて貼り合せ紙を引張り、各剥離速度に
おいて貼り合せ紙を剥離するのに要する力(剥離カニg
)を測定した。
〈密着性〉 剥離性シリコーン組成物を薄膜状フィルム又はシート状
基材表面に所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて所
定温度かつ所定時間で硬化させて硬化皮膜を形成した。
この塗工面を指でこすって塗工面の脱落の有無を判定し
、脱落がない場合は密着性良好として○、脱落がある場
合は×とした。
第1,2表の結果より、本発明に係る軽剥離性シリコー
ン組成物と型判離性シリコーン組成物は、剥離力の差が
大きい硬化皮膜を形成すると共に、その剥離力は種々の
剥離速度や経時において安定であり、しかも型判離シリ
コーン組成物は基材との密着性が良好である。
特許出願人 信越化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、両面粘着テープの両粘着層上にそれぞれセパレータ
    ーが積層され、一方のセパレーターの剥離面が軽剥離性
    硬化皮膜にて形成されていると共に、他方のセパレータ
    ーの剥離面が重剥離性硬化皮膜にて形成された両面テー
    プにおいて、上記軽剥離性硬化皮膜が、 (イ)1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合し
    た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
    和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%であ
    るオルガノポリシロキサンと、(ロ)下記一般式(1) (R^1SiO_3_/_2)_m(R^2_2HSi
    O_1_/_2)_n・・・(1)(但し、式中R^1
    、R^2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水素基を含有しな
    い同一又は異種の非置換もしくは置換一価炭化水素基で
    あり、m、nは0.1<n/m<3となる数である。) で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサンと下
    記一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) (但し、式中R^3は水素原子又はR^1と同一もしく
    は異種の一価炭化水素基、R^4はR^1と同一又は異
    種の一価炭化水素基であり、lは1〜1000の整数、
    kは0〜1000の整数である。)で示されるオルガノ
    ハイドロジエンポリシロキサンとを、SiH基のモル比
    が(1)式/(2)式で1/2〜2/1となるように混
    合してなるオルガノハイドロジエンポリシロキサン混合
    物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物であり、上
    記重剥離性硬化皮膜が (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した
    脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和
    炭化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%である
    オルガノポリシロキサンと、 (b)(CH_3)_3SiO_1_/_2及びSiO
    _4_/_2のシロキサン単位をそれぞれ有するキシレ
    ン可溶性共重合体と(CH_3)_2(CH_2=CH
    )SiO_1_/_2、(CH_3)_3SiO_1_
    /_2及びSiO_4_/_2のシロキサン単位をそれ
    ぞれ有するキシレン可溶性共重合体とを重量比で1/3
    〜3/1の割合で混合してなるキシレン可溶性共重合体
    混合物と、 (c)前記(2)式で示されるオルガノハイドロジエン
    ポリシロキサンと、 (d)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物であること
    を特徴とする両面テープ。
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