JPH064828B2 - 両面テープ - Google Patents
両面テープInfo
- Publication number
- JPH064828B2 JPH064828B2 JP63133499A JP13349988A JPH064828B2 JP H064828 B2 JPH064828 B2 JP H064828B2 JP 63133499 A JP63133499 A JP 63133499A JP 13349988 A JP13349988 A JP 13349988A JP H064828 B2 JPH064828 B2 JP H064828B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sio
- hydrocarbon group
- unsaturated hydrocarbon
- formula
- heavy
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、両面粘着テープの両粘着層上にそれぞれ軽剥
離性皮膜からなる軽剥離面(以下、軽面と略記する。)
を有するセパレーターと重剥離性皮膜からなる重剥離面
(以下、重面と略記する。)を有するセパレーターとを
積層した両面テープに関し、更に詳述すると軽面と重面
との剥離力の差が剥離速度の大小に関係なく大きく、し
かもそれら剥離力が経時においても安定な軽面用及び重
面用セパレーターを積層した両面テープに関する。
離性皮膜からなる軽剥離面(以下、軽面と略記する。)
を有するセパレーターと重剥離性皮膜からなる重剥離面
(以下、重面と略記する。)を有するセパレーターとを
積層した両面テープに関し、更に詳述すると軽面と重面
との剥離力の差が剥離速度の大小に関係なく大きく、し
かもそれら剥離力が経時においても安定な軽面用及び重
面用セパレーターを積層した両面テープに関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 従来より、両面粘着テープの両粘着層には、それぞれ剥
離紙等のセパレーターを剥離可能に接着することが行な
われているが、これらのセパレーターの剥離に際して
は、一方のセパレーターの剥離力と他方のセパレーター
の剥離力に明確な差があり、しかもこれらの剥離力が剥
離速度の大小に関係なく、また経時的にも安定している
ことが望まれる。
離紙等のセパレーターを剥離可能に接着することが行な
われているが、これらのセパレーターの剥離に際して
は、一方のセパレーターの剥離力と他方のセパレーター
の剥離力に明確な差があり、しかもこれらの剥離力が剥
離速度の大小に関係なく、また経時的にも安定している
ことが望まれる。
このため、セパレーター相互に剥離力の異なるシリコー
ン組成物の硬化皮膜を軽面及び重面としてそれぞれ形成
することが行なわれており、このような硬化皮膜を得る
方法として、軽面を重面より架橋度の低い剥離性組成物
によって形成する方法が提案されている。しかし、この
方法は剥離速度が高速になると、軽面と重面との剥離力
が逆転し、高速では重面の剥離力が小さくなってしまう
という問題がある。
ン組成物の硬化皮膜を軽面及び重面としてそれぞれ形成
することが行なわれており、このような硬化皮膜を得る
方法として、軽面を重面より架橋度の低い剥離性組成物
によって形成する方法が提案されている。しかし、この
方法は剥離速度が高速になると、軽面と重面との剥離力
が逆転し、高速では重面の剥離力が小さくなってしまう
という問題がある。
また、軽面の形成に剥離性組成物を2度塗りするなどし
て軽剥離性皮膜の厚さをコントロールすることにより、
重面との剥離力に差異をもたせる方法もあるが、この方
法はコスト的に不利である上、上記の架橋度差を利用し
た場合と同様に高速剥離時の安定性に乏しい。
て軽剥離性皮膜の厚さをコントロールすることにより、
重面との剥離力に差異をもたせる方法もあるが、この方
法はコスト的に不利である上、上記の架橋度差を利用し
た場合と同様に高速剥離時の安定性に乏しい。
更に、脂肪族不飽和炭化水素基を含むオルガノポリシロ
キサンとオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含
有する剥離性組成物を使用して剥離性皮膜を形成する場
合に、脂肪族不飽和炭化水素基と≡SiH基との比を変化
させる等の方法も知られているが、この方法は経時での
剥離面の剥離力の変化が大きく、経時安定性に問題があ
る。
キサンとオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含
有する剥離性組成物を使用して剥離性皮膜を形成する場
合に、脂肪族不飽和炭化水素基と≡SiH基との比を変化
させる等の方法も知られているが、この方法は経時での
剥離面の剥離力の変化が大きく、経時安定性に問題があ
る。
一方、重面の形成法として、キシレンに可溶なシリコー
ン樹脂を用いる方法も提案されており、これは剥離力に
差をつけるという点では有効であるが、このシリコーン
樹脂は硬化しないため、粘着層との密着性が低下する。
更に、不飽和炭化水素基を含むシリコーン樹脂を重面に
用いることでは、初期の剥離力は軽面に比較して十分な
差があるが、経時により剥離力が低下し、軽面との差が
小さくなるという問題がある。
ン樹脂を用いる方法も提案されており、これは剥離力に
差をつけるという点では有効であるが、このシリコーン
樹脂は硬化しないため、粘着層との密着性が低下する。
更に、不飽和炭化水素基を含むシリコーン樹脂を重面に
用いることでは、初期の剥離力は軽面に比較して十分な
差があるが、経時により剥離力が低下し、軽面との差が
小さくなるという問題がある。
従って、従来の剥離面形成法においては、軽面と重面と
の剥離力の差を経時的にも安定して保たせることが困難
であり、また特に、最近では両面粘着テープとして支持
体の両面に粘着層をそれぞれ形成するのではなく、いわ
ば両粘着層を直接背中合わせにしたような支持体のない
両面粘着テープが開発されているが、かかる両面粘着テ
ープに対しては、上述した従来の剥離面形成法は満足さ
れ得ないものである。
の剥離力の差を経時的にも安定して保たせることが困難
であり、また特に、最近では両面粘着テープとして支持
体の両面に粘着層をそれぞれ形成するのではなく、いわ
ば両粘着層を直接背中合わせにしたような支持体のない
両面粘着テープが開発されているが、かかる両面粘着テ
ープに対しては、上述した従来の剥離面形成法は満足さ
れ得ないものである。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、軽面と重面と
の剥離力の差が大きく、かつこの差が種々の剥離速度に
おいてもまた経時的にも安定なセパレーターを積層した
両面テープを提供することを目的とする。
の剥離力の差が大きく、かつこの差が種々の剥離速度に
おいてもまた経時的にも安定なセパレーターを積層した
両面テープを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本発明は上記目的を達成するため、両面粘着テープの両
粘着層上にそれぞれセパレーターが積層され、一方のセ
パレーターの剥離面が軽剥離性硬化皮膜にて形成されて
いると共に、他方のセパレーターの剥離面が重剥離性硬
化皮膜にて形成された両面テープにおいて、上記軽剥離
性硬化皮膜を、 (イ)1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式(1) (R1SiO3/2)m(R2 2HSiO1/2)n …
(1) (但し、式中R1,R2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水素
基を含有しない同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、m,nは0.1<n/m<3となる数
である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下
記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR1と同一もしくは異種
の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一価炭化
水素基であり、は1〜1000の整数、kは0〜1000の整
数である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
を、SiH基のモル比が(1)式/(2)式で1/2〜2/1となるよ
うに混合してなるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン混合物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化にて形成し、
上記重剥離性硬化皮膜を、 (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した脂
肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和炭
化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%であるオル
ガノポリシロキサンと、 (b)(CH3)3SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単
位をそれぞれ有するキシレン可溶性共重合体と(C
H3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3SiO
1/2及びSiO4/2のシロキサン単位をそれぞれ有するキ
シレン可溶性共重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混
合してなるキシレン可溶性共重合体混合物と、 (c)前記(2)式で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、 (d)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物にて形成し
たものである。
粘着層上にそれぞれセパレーターが積層され、一方のセ
パレーターの剥離面が軽剥離性硬化皮膜にて形成されて
いると共に、他方のセパレーターの剥離面が重剥離性硬
化皮膜にて形成された両面テープにおいて、上記軽剥離
性硬化皮膜を、 (イ)1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式(1) (R1SiO3/2)m(R2 2HSiO1/2)n …
(1) (但し、式中R1,R2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水素
基を含有しない同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、m,nは0.1<n/m<3となる数
である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下
記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR1と同一もしくは異種
の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一価炭化
水素基であり、は1〜1000の整数、kは0〜1000の整
数である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
を、SiH基のモル比が(1)式/(2)式で1/2〜2/1となるよ
うに混合してなるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン混合物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化にて形成し、
上記重剥離性硬化皮膜を、 (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した脂
肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和炭
化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%であるオル
ガノポリシロキサンと、 (b)(CH3)3SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単
位をそれぞれ有するキシレン可溶性共重合体と(C
H3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3SiO
1/2及びSiO4/2のシロキサン単位をそれぞれ有するキ
シレン可溶性共重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混
合してなるキシレン可溶性共重合体混合物と、 (c)前記(2)式で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、 (d)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物にて形成し
たものである。
本発明によれば、軽剥離性皮膜を形成するシリコーン組
成物として比較的高ビニル価のオルガノポリシロキサン
と特定のオルガノハイドロジェンポリシロキサン混合物
とを含有するものを使用し、重剥離性皮膜を形成するシ
リコーン組成物として低ビニル価オルガノポリシロキサ
ンと特定のキシレン可溶性共重合体混合物、更にオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンとを含有するものを使
用したことにより、両皮膜の剥離力はテープの使用上必
要とする剥離速度の大小に関係なく、また経時において
も安定で、十分な差を有するものである。
成物として比較的高ビニル価のオルガノポリシロキサン
と特定のオルガノハイドロジェンポリシロキサン混合物
とを含有するものを使用し、重剥離性皮膜を形成するシ
リコーン組成物として低ビニル価オルガノポリシロキサ
ンと特定のキシレン可溶性共重合体混合物、更にオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンとを含有するものを使
用したことにより、両皮膜の剥離力はテープの使用上必
要とする剥離速度の大小に関係なく、また経時において
も安定で、十分な差を有するものである。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の両面テープは、両面粘着テープの両粘着層にそ
れぞれ剥離紙等のセパレーターを積層してなるものであ
るが、この両面粘着テープとしては、支持体フィルムの
両面にそれぞれ粘着剤による粘着層を形成したものや、
かかる支持体フィルムのない粘着層のみからなるものな
どが挙げられる。
れぞれ剥離紙等のセパレーターを積層してなるものであ
るが、この両面粘着テープとしては、支持体フィルムの
両面にそれぞれ粘着剤による粘着層を形成したものや、
かかる支持体フィルムのない粘着層のみからなるものな
どが挙げられる。
また、セパレーターは、基材フィルムの片面を剥離面と
したものが好適に用いられるが、本発明においては上記
両面粘着テープの一方の粘着層に剥離可能に接着される
セパレーターの剥離面を軽剥離性硬化皮膜により形成す
ると共に、他方の粘着層に剥離可能に接着されるセパレ
ーターの剥離面を重剥離性硬化皮膜により形成したもの
である。
したものが好適に用いられるが、本発明においては上記
両面粘着テープの一方の粘着層に剥離可能に接着される
セパレーターの剥離面を軽剥離性硬化皮膜により形成す
ると共に、他方の粘着層に剥離可能に接着されるセパレ
ーターの剥離面を重剥離性硬化皮膜により形成したもの
である。
ここで、上記軽剥離性硬化皮膜は、 (イ)1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式(1) (R1SiO3/2)m(R2 2HSiO1/2)n …
(1) (但し、式中R1,R2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水素
基を含有しない同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、m,nは0.1<n/m<3となる数
である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下
記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR1と同一もしくは異種
の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一価炭化
水素基であり、は1〜1000の整数、kは0〜1000の整
数である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
を、SiH基のモル比が(1)式/(2)式で1/2〜2/1となるよ
うに混合してなるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン混合物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物から形成する。
た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式(1) (R1SiO3/2)m(R2 2HSiO1/2)n …
(1) (但し、式中R1,R2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水素
基を含有しない同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、m,nは0.1<n/m<3となる数
である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下
記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR1と同一もしくは異種
の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一価炭化
水素基であり、は1〜1000の整数、kは0〜1000の整
数である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
を、SiH基のモル比が(1)式/(2)式で1/2〜2/1となるよ
うに混合してなるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン混合物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物から形成する。
この場合、上記(イ)成分において、けい素原子に結合
する脂肪族不飽和炭化水素基としては、上記の(1)式及
び(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロキサン分子
中のけい素原子に結合した水素原子(≡SiH)とヒド
ロキシル化反応するものであればよく、例えばビニル
基、アリル基、エチニル基等が挙げられるが、通常はビ
ニル基することが好ましい。
する脂肪族不飽和炭化水素基としては、上記の(1)式及
び(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロキサン分子
中のけい素原子に結合した水素原子(≡SiH)とヒド
ロキシル化反応するものであればよく、例えばビニル
基、アリル基、エチニル基等が挙げられるが、通常はビ
ニル基することが好ましい。
また、この(イ)成分のオルガノポリシロキサン中の脂
肪族不飽和炭化水素基以外のけい素原子に結合した有機
基は、上述のヒドロキシル化反応を阻害しないものであ
れば種々の有機基とすることができ、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基等のアリール基、トリル基、キシリ
ル基等のアルカリル基、シクロヘキシル基や、これらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロ
ゲン原子、シアノ基等で置換したクロロメチル基、クロ
ロプロピル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチル
基などから選択される非置換又は置換一価炭化水素基と
することができるが、これらの中では特にメチル基が最
適である。
肪族不飽和炭化水素基以外のけい素原子に結合した有機
基は、上述のヒドロキシル化反応を阻害しないものであ
れば種々の有機基とすることができ、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基等のアリール基、トリル基、キシリ
ル基等のアルカリル基、シクロヘキシル基や、これらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロ
ゲン原子、シアノ基等で置換したクロロメチル基、クロ
ロプロピル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチル
基などから選択される非置換又は置換一価炭化水素基と
することができるが、これらの中では特にメチル基が最
適である。
更に、(イ)成分として用いるオルガノポリシロキサン
は、上記けい素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基
の含有量が、けい素原子に結合した全有機基の1.5〜4
モル%、好ましくは1.5〜3モル%であるもので、1.5
モル%に満たないと得られる軽面の高速での剥離力が重
く、4モル%より多いと低速での剥離力が重くなり、い
ずれも本発明の目的を達成することができない。
は、上記けい素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基
の含有量が、けい素原子に結合した全有機基の1.5〜4
モル%、好ましくは1.5〜3モル%であるもので、1.5
モル%に満たないと得られる軽面の高速での剥離力が重
く、4モル%より多いと低速での剥離力が重くなり、い
ずれも本発明の目的を達成することができない。
このようなけい素原子に結合した有機基を有するオルガ
ノポリシロキサンは、直鎖状、分枝鎖状、樹脂状など、
種々のものを使用し得るが、特に下記式(3) aは100〜8000の整数 bは0〜300の整数 で示される分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状のオルガノポリシロキサンが最適である。
ノポリシロキサンは、直鎖状、分枝鎖状、樹脂状など、
種々のものを使用し得るが、特に下記式(3) aは100〜8000の整数 bは0〜300の整数 で示される分子鎖末端がジメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状のオルガノポリシロキサンが最適である。
また、上記軽剥離性シリコーン組成物は、(ロ)成分と
して上記(1)式及び(2)式の化合物を特定の割合で混合し
たオルガノハイドロジェンポリシロキサン混合物を用い
るものであるが、(1)式のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンにおいて、置換基R1及びR2は、それぞれメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル
基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基、トリル
基、キシリル基等のアルカリル基、シクロヘキシル基
や、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又
は全部をハロゲン原子、シアノ基等で置換したクロロメ
チル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチル基など
から選択される同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、特にメチル基が好適である。なお、
この置換基R1及びR2は、脂肪族不飽和炭化水素基を含
有しないものである。また、m,nは0.1<n/m<
3、好ましくは0.2<n/m<1.5を満足する数であ
る。
して上記(1)式及び(2)式の化合物を特定の割合で混合し
たオルガノハイドロジェンポリシロキサン混合物を用い
るものであるが、(1)式のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンにおいて、置換基R1及びR2は、それぞれメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル
基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基、トリル
基、キシリル基等のアルカリル基、シクロヘキシル基
や、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又
は全部をハロゲン原子、シアノ基等で置換したクロロメ
チル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチル基など
から選択される同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、特にメチル基が好適である。なお、
この置換基R1及びR2は、脂肪族不飽和炭化水素基を含
有しないものである。また、m,nは0.1<n/m<
3、好ましくは0.2<n/m<1.5を満足する数であ
る。
このような(1)式のオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンは、低速での剥離力を低くする効果を有するもの
で、特にアルカリ分解法による水素ガス発生量が80〜
200m/g(10℃,1気圧)であり、かつ25℃
で5〜100センチポイズの粘度を示すメチルハイドロ
ジェンポリシロキサンが(1)式の化合物として好適に使
用し得る。
サンは、低速での剥離力を低くする効果を有するもの
で、特にアルカリ分解法による水素ガス発生量が80〜
200m/g(10℃,1気圧)であり、かつ25℃
で5〜100センチポイズの粘度を示すメチルハイドロ
ジェンポリシロキサンが(1)式の化合物として好適に使
用し得る。
また、上記(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンは、置換基R3が水素原子又はR1と同一もしくは異
種の一価炭化水素基、R4がR1と同一又は異種の一価炭
化水素基であり、が1〜1000(好ましくは20〜10
0)で、kが0〜1000(好ましくは0〜100)の整数で
ある。この(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンはシリコーン組成物の紙、プラスチックス等のセパ
レーター基材との密着性を改善するもので、特には下記
(2a)式 で示される直鎖状メチルハイドロジェンポリシロキサン
が好適である。
サンは、置換基R3が水素原子又はR1と同一もしくは異
種の一価炭化水素基、R4がR1と同一又は異種の一価炭
化水素基であり、が1〜1000(好ましくは20〜10
0)で、kが0〜1000(好ましくは0〜100)の整数で
ある。この(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンはシリコーン組成物の紙、プラスチックス等のセパ
レーター基材との密着性を改善するもので、特には下記
(2a)式 で示される直鎖状メチルハイドロジェンポリシロキサン
が好適である。
(ロ)成分として用いるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン混合物は、上記(1)式のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンと上記(2)式のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンとを各分子中の≡SiH基のモル比が
(1)式/(2)式=1/2〜2/1、好ましくは2/3〜3/2となるよ
うに混合したもので、これにより、低速から高速まで安
定した軽さの剥離力を持つ軽面を得ることができる。
ロキサン混合物は、上記(1)式のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンと上記(2)式のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンとを各分子中の≡SiH基のモル比が
(1)式/(2)式=1/2〜2/1、好ましくは2/3〜3/2となるよ
うに混合したもので、これにより、低速から高速まで安
定した軽さの剥離力を持つ軽面を得ることができる。
なお、(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキ
サン混合物の配合量は、(イ)成分のオルガノポリシロ
キサン分子中の脂肪族不飽和炭化水素基1モルに対して
(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン混
合物中の≡SiH結合が1〜2モルとなるような量が好
ましい。
サン混合物の配合量は、(イ)成分のオルガノポリシロ
キサン分子中の脂肪族不飽和炭化水素基1モルに対して
(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン混
合物中の≡SiH結合が1〜2モルとなるような量が好
ましい。
(ハ)成分との白金又は白金化合物は、上記(イ)成分
と(ロ)成分との付加反応を促進する触媒として公知の
ものを使用し得、例えば白金黒、白金をシリカ等に担持
させたもの、塩化白金酸又はそのアルコール溶液、塩化
白金酸とオレフィンやビニルシロキサンとの錯塩などが
示される。この白金又は白金化合物は、通常(イ)成分
と(ロ)成分との合計量に対して白金量が0.001〜0.1重
量%となる触媒量で添加すればよい。
と(ロ)成分との付加反応を促進する触媒として公知の
ものを使用し得、例えば白金黒、白金をシリカ等に担持
させたもの、塩化白金酸又はそのアルコール溶液、塩化
白金酸とオレフィンやビニルシロキサンとの錯塩などが
示される。この白金又は白金化合物は、通常(イ)成分
と(ロ)成分との合計量に対して白金量が0.001〜0.1重
量%となる触媒量で添加すればよい。
本発明に係る上記軽剥離性シリコーン組成物は、上記
(イ)〜(ハ)成分の所定量を混合して得ることができ
るが、そのポットライフ延長や常温における白金系触媒
の活性を抑制するなどの目的で、その他の成分として各
種有機窒素化合物、有機リン化合物、アセチレン化合物
等を任意量添加することができる。
(イ)〜(ハ)成分の所定量を混合して得ることができ
るが、そのポットライフ延長や常温における白金系触媒
の活性を抑制するなどの目的で、その他の成分として各
種有機窒素化合物、有機リン化合物、アセチレン化合物
等を任意量添加することができる。
一方、上記重剥離性硬化皮膜は (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した脂
肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和炭
化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%であるオル
ガノポリシロキサンと、 (b)(CH3)3SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単
位をそれぞれ有するキシレン可溶性共重合体と(C
H3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3SiO
1/2及びSiO4/2のシロキサン単位をそれぞれ有するキ
シレン可溶性共重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混
合してなるキシレン可溶性共重合体混合物と、 (c)前記(2)式で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、 (d)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物から得られる。
肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和炭
化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%であるオル
ガノポリシロキサンと、 (b)(CH3)3SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単
位をそれぞれ有するキシレン可溶性共重合体と(C
H3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3SiO
1/2及びSiO4/2のシロキサン単位をそれぞれ有するキ
シレン可溶性共重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混
合してなるキシレン可溶性共重合体混合物と、 (c)前記(2)式で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、 (d)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物から得られる。
ここで、(a)成分は、上記軽剥離性シリコーン組成物の
(イ)成分と同様の1分子中に少なくとも2個のけい素
原子に結合した有機基として脂肪族不飽和炭化水素基を
有するもののうち、その脂肪族不飽和炭化水素基の含有
量が、けい素原子に結合した全有機基の0.1〜1モル
%、好ましくは0.3〜0.7モル%であるオルガノポリシロ
キサンである。(a)成分として脂肪族不飽和炭化水素基
の含有量が0.1モル%に満たないオルガノポリシロキサ
ンを用いると、重面の高速での剥離力が軽くなり、含有
量が1モル%より多いと組成物の硬化性が著しく悪くな
る。
(イ)成分と同様の1分子中に少なくとも2個のけい素
原子に結合した有機基として脂肪族不飽和炭化水素基を
有するもののうち、その脂肪族不飽和炭化水素基の含有
量が、けい素原子に結合した全有機基の0.1〜1モル
%、好ましくは0.3〜0.7モル%であるオルガノポリシロ
キサンである。(a)成分として脂肪族不飽和炭化水素基
の含有量が0.1モル%に満たないオルガノポリシロキサ
ンを用いると、重面の高速での剥離力が軽くなり、含有
量が1モル%より多いと組成物の硬化性が著しく悪くな
る。
また、(b)成分は、(CH3)3SiO1/2及びSiO4/2
のシロキサン単位を有するキシレン可溶性第1共重合体
と、(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3
SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単位を有するキシ
レン可溶性第2共重合体との混合物であり、このように
両共重合体を混合使用することにより、基材との密着性
が良く、剥離力の経時安定性にも優れた重面を得ること
ができるものである。これに対し、第1共重合体のみを
使用するだけでは重剥離化は可能であるが、組成物の基
材への密着性が不十分になってしまう。また、第2共重
合体のみを使用する場合は、重剥離化は可能であるもの
の経時で軽剥離化する問題が生じる。
のシロキサン単位を有するキシレン可溶性第1共重合体
と、(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3
SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単位を有するキシ
レン可溶性第2共重合体との混合物であり、このように
両共重合体を混合使用することにより、基材との密着性
が良く、剥離力の経時安定性にも優れた重面を得ること
ができるものである。これに対し、第1共重合体のみを
使用するだけでは重剥離化は可能であるが、組成物の基
材への密着性が不十分になってしまう。また、第2共重
合体のみを使用する場合は、重剥離化は可能であるもの
の経時で軽剥離化する問題が生じる。
上記両共重合体の混合割合は第1共重合体と第2共重合
体とを重量比で3/1〜1/3、好ましくは2/1〜1/2とするも
のである。
体とを重量比で3/1〜1/3、好ましくは2/1〜1/2とするも
のである。
なお、このキシレン可溶性共重合体混合物は、通常キシ
レン等の有機溶剤に溶解して使用され、その配合量は、
特に制限されないが、(a)成分のオルガノポリシロキサ
ン80〜95重量部に対して、5〜20重量部であるこ
とが望ましい。
レン等の有機溶剤に溶解して使用され、その配合量は、
特に制限されないが、(a)成分のオルガノポリシロキサ
ン80〜95重量部に対して、5〜20重量部であるこ
とが望ましい。
上記重剥離性シリコーン組成物の(c)成分は、(ロ)成
分で説明した(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンで、その配合量は上記(a)成分のオルガノポリシ
ロキサン中の脂肪族不飽和炭化水素基と(b)成分のキシ
レン可溶性共重合体混合物中の脂肪族不飽和炭化水素基
の総和1モルに対して、(2)式のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン中の≡SiH結合が1〜3モルとなる
量が好適である。
分で説明した(2)式のオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンで、その配合量は上記(a)成分のオルガノポリシ
ロキサン中の脂肪族不飽和炭化水素基と(b)成分のキシ
レン可溶性共重合体混合物中の脂肪族不飽和炭化水素基
の総和1モルに対して、(2)式のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン中の≡SiH結合が1〜3モルとなる
量が好適である。
重剥離性シリコーン組成物には、更に(d)成分として軽
剥離性シリコーン組成物の(ハ)成分として説明したも
のと同様な白金又は白金化合物を含有し、その配合量は
軽剥離性シリコーン組成物と同じく触媒量とすることが
できる。
剥離性シリコーン組成物の(ハ)成分として説明したも
のと同様な白金又は白金化合物を含有し、その配合量は
軽剥離性シリコーン組成物と同じく触媒量とすることが
できる。
本発明に係る重剥離性シリコーン組成物は、上記(a)〜
(d)成分の所定量を混合して得ることができるが、更に
軽剥離性シリコーン組成物と同様にその他の成分を添加
することができる。
(d)成分の所定量を混合して得ることができるが、更に
軽剥離性シリコーン組成物と同様にその他の成分を添加
することができる。
上記軽剥離性及び重剥離性組成物からそれぞれ軽剥離性
及び重剥離性皮膜を得る場合は、これら組成物をセパレ
ーターの基材に塗布し、硬化させればよい。
及び重剥離性皮膜を得る場合は、これら組成物をセパレ
ーターの基材に塗布し、硬化させればよい。
ここで、基材の種類は必ずしも限定されないが、例えば
クラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙等
の加工紙や各種プラスチックフィルムなどが好適に使用
される。
クラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙等
の加工紙や各種プラスチックフィルムなどが好適に使用
される。
また、基材に上記シリコーン組成物を塗布する際は、必
要に応じてトルエン、キシレン、トリクロロエチレン、
パークロロエチレン、ヘキサン、酢酸エチル、メチルエ
チルケトン等の有機溶剤で希釈したり、あるいは乳化剤
を加えて水に乳化させるなどした組成物をロールコータ
ー、グラビヤコーター、エアコーター、バーコーター等
を用いて基材面に塗布する公知の方法で行なうとができ
る。なお、組成物の塗布量は特に制限されないが、固形
分で各々0.3g/m2〜1.5g/m2程度とすることができ
る。
要に応じてトルエン、キシレン、トリクロロエチレン、
パークロロエチレン、ヘキサン、酢酸エチル、メチルエ
チルケトン等の有機溶剤で希釈したり、あるいは乳化剤
を加えて水に乳化させるなどした組成物をロールコータ
ー、グラビヤコーター、エアコーター、バーコーター等
を用いて基材面に塗布する公知の方法で行なうとができ
る。なお、組成物の塗布量は特に制限されないが、固形
分で各々0.3g/m2〜1.5g/m2程度とすることができ
る。
更に、シリコーン組成物を塗布した後は、組成物中の成
分に応じて80℃以上、特に100℃以上で1.0秒間以
上加熱したり、紫外線を短時間照射すると、組成物がエ
ラストマー状、ゲル状あるいは固形状となって軽剥離性
及び重剥離性を有する硬化皮膜をそれぞれ得ることがで
きる。
分に応じて80℃以上、特に100℃以上で1.0秒間以
上加熱したり、紫外線を短時間照射すると、組成物がエ
ラストマー状、ゲル状あるいは固形状となって軽剥離性
及び重剥離性を有する硬化皮膜をそれぞれ得ることがで
きる。
このようにして得られた軽面と重面とを有するセパレー
ターは、両面粘着テープ用セパレーターとして通常の方
法で和紙、不織布、布等の支持体両面に形成した粘着層
面に貼り合せて利用される。また、特に本発明に係るセ
パレーターは、上述したように支持体がなく粘着層のみ
で形成された両面粘着テープのセパレーターとしても有
効に利用できる。
ターは、両面粘着テープ用セパレーターとして通常の方
法で和紙、不織布、布等の支持体両面に形成した粘着層
面に貼り合せて利用される。また、特に本発明に係るセ
パレーターは、上述したように支持体がなく粘着層のみ
で形成された両面粘着テープのセパレーターとしても有
効に利用できる。
発明の効果 本発明によれば、軽剥離性皮膜と重剥離性皮膜との剥離
力の差が大きく、しかもその剥離力が種々の剥離速度に
おいて逆転したり、長期保存時に差が小さくなることが
なく安定であるので、剥離面で満足できる実用性の高い
両面テープを得ることができる。特に、本発明によれ
ば、感圧着ラベルやテープ等の剥離力が比較的小さくて
もその目的を達成し得る両面テープのみならず、工程紙
やアスファルト包装紙などのような大きな剥離力を必要
とする両面テープをも製造することができる。
力の差が大きく、しかもその剥離力が種々の剥離速度に
おいて逆転したり、長期保存時に差が小さくなることが
なく安定であるので、剥離面で満足できる実用性の高い
両面テープを得ることができる。特に、本発明によれ
ば、感圧着ラベルやテープ等の剥離力が比較的小さくて
もその目的を達成し得る両面テープのみならず、工程紙
やアスファルト包装紙などのような大きな剥離力を必要
とする両面テープをも製造することができる。
以下に実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明す
る。
る。
なお、以下の例において、粘度は温度25℃下で測定し
た値である。
た値である。
軽剥離性シリコーン組成物の調製 〔A〕まず、分子鎖両末端と鎖中とにビニル基を含有
し、全有機基の3.0モル%がビニル基であり、かつ30
%トルエン溶液の粘度が15,000センチポイズ(cp)である
ジメチルポリシロキサン(以下、ジロキサン−Iと略記
する)と、下記式(2a) で示される直鎖状メチルハイドロジェンポリシロキサン
(以下、Hシロキサン−Iと略記する)とを用意した。
し、全有機基の3.0モル%がビニル基であり、かつ30
%トルエン溶液の粘度が15,000センチポイズ(cp)である
ジメチルポリシロキサン(以下、ジロキサン−Iと略記
する)と、下記式(2a) で示される直鎖状メチルハイドロジェンポリシロキサン
(以下、Hシロキサン−Iと略記する)とを用意した。
一方、水518g、35%塩酸1120g及びイソプロピル
アルコール518gを計量して混合し、氷水バスで5℃
まで冷却した後、これにテトラメチルジシロキサン 309.4gとメチルトリメトキシシラン〔CH3Si(OC
H3)3〕の部分加水分解物(メトキシ基40%含有)82
2.5gとの混合物を滴下ロートを用いて約10分間で滴
下し、更にトルエン1120gを加えて20℃以下で5時間
撹拌した。反応終了後、上層を取り出して中性になるま
で水洗してからトルエンと低沸分を除去することによ
り、粘度23cpで水素ガス発生量が130m/gのメ
チルハイドロジェンポリシロキサン(以下、Hシロキサ
ン−IIと略記する)を得た。
アルコール518gを計量して混合し、氷水バスで5℃
まで冷却した後、これにテトラメチルジシロキサン 309.4gとメチルトリメトキシシラン〔CH3Si(OC
H3)3〕の部分加水分解物(メトキシ基40%含有)82
2.5gとの混合物を滴下ロートを用いて約10分間で滴
下し、更にトルエン1120gを加えて20℃以下で5時間
撹拌した。反応終了後、上層を取り出して中性になるま
で水洗してからトルエンと低沸分を除去することによ
り、粘度23cpで水素ガス発生量が130m/gのメ
チルハイドロジェンポリシロキサン(以下、Hシロキサ
ン−IIと略記する)を得た。
次に、上記二種のHシロキサンを≡SiHの結合当量で
Hシロキサン−I/Hシロキサン−II=1/1となるよう
に配合してHシロキサン混合物を得、この混合物を上記
シロキサンIに該シロキサンI中の脂肪族不飽和炭化水
素基に対してHシロキサン混合物中の≡SiH基のモル
比が1.5となるように配合した。更に、これに保存安定
剤として下記式(3) で示されるアセチレン化合物を適量加え、Si濃度が5%
となるようにトルエンで希釈した。続いて、塩化白金酸
とビニルシロキサンとの錯体(pt濃度0.5%)を上記シ
ロキサン100部に対して錯体が3部となるように添加
し、よく撹拌して本発明に係る軽剥離性シリコーン組成
物(軽面用処理液A)を調製した。
Hシロキサン−I/Hシロキサン−II=1/1となるよう
に配合してHシロキサン混合物を得、この混合物を上記
シロキサンIに該シロキサンI中の脂肪族不飽和炭化水
素基に対してHシロキサン混合物中の≡SiH基のモル
比が1.5となるように配合した。更に、これに保存安定
剤として下記式(3) で示されるアセチレン化合物を適量加え、Si濃度が5%
となるようにトルエンで希釈した。続いて、塩化白金酸
とビニルシロキサンとの錯体(pt濃度0.5%)を上記シ
ロキサン100部に対して錯体が3部となるように添加
し、よく撹拌して本発明に係る軽剥離性シリコーン組成
物(軽面用処理液A)を調製した。
また、比較のため、上記シロキサン−IとHシロキサン
混合物の代わりに、 〔B〕シロキサン−IとHシロキサン−I 〔C〕分子鎖両末端と鎖中とにビニル基を含有し、全有
機基の0.5モル%がビニル基であり、かつ30%トルエ
ン溶液の粘度が15,000cpであるジメチルポリシロキサン
(以下、シロキサン−IIと略記する)とHシロキサン−
I、 〔D〕シロキサン−IIとHシロキサン混合物(Hシロキ
サン−I/Hシロキサン−II−1/1)をそれぞれ用い
た以外は上記と同様にして比較軽剥離性シリコーン組成
物(軽面用処理液B〜D)を得た。
混合物の代わりに、 〔B〕シロキサン−IとHシロキサン−I 〔C〕分子鎖両末端と鎖中とにビニル基を含有し、全有
機基の0.5モル%がビニル基であり、かつ30%トルエ
ン溶液の粘度が15,000cpであるジメチルポリシロキサン
(以下、シロキサン−IIと略記する)とHシロキサン−
I、 〔D〕シロキサン−IIとHシロキサン混合物(Hシロキ
サン−I/Hシロキサン−II−1/1)をそれぞれ用い
た以外は上記と同様にして比較軽剥離性シリコーン組成
物(軽面用処理液B〜D)を得た。
重剥離性シリコーン組成物の調製 〔E〕(CH3)3SiO1/2とSiO2とからなり、 (CH3)3SiO1/2単位/SiO2単位がモル比で0.7
/1であるキシレン可溶性共重合体(以下、重剥離コン
トロール剤Iと略記する)と、 (CH3)3SiO1/2,(CH3)2(CH2=CH)Si
O1/2とSiO2とからなるキシレン可溶性共重合体(共
重合体100g当りのビニル基含有量は0.10モル;以
下、重剥離コントロール剤IIと略記する)とを重量比で
1/1となるように配合して重剥離コントロール剤の混合
物を得、この混合物をシロキサン−II100部に対して
15部添加した。次に、これにHシロキサン−Iを前記
シロキサン−IIと重剥離コントロール剤I及びIIの混合
物との総脂肪族不飽和炭化水素基(総ビニル基)に対し
てHシロキサン−I中のけい素原子に結合した水素原子
(≡SiH)のモル比が≡SiH/脂肪族不飽和炭化水素
基=1.5となるように配合し、上記軽面用処理液Aと同
様にして本発明に係る重剥離性シリコーン組成物(重面
用処理液E)を調製した。
/1であるキシレン可溶性共重合体(以下、重剥離コン
トロール剤Iと略記する)と、 (CH3)3SiO1/2,(CH3)2(CH2=CH)Si
O1/2とSiO2とからなるキシレン可溶性共重合体(共
重合体100g当りのビニル基含有量は0.10モル;以
下、重剥離コントロール剤IIと略記する)とを重量比で
1/1となるように配合して重剥離コントロール剤の混合
物を得、この混合物をシロキサン−II100部に対して
15部添加した。次に、これにHシロキサン−Iを前記
シロキサン−IIと重剥離コントロール剤I及びIIの混合
物との総脂肪族不飽和炭化水素基(総ビニル基)に対し
てHシロキサン−I中のけい素原子に結合した水素原子
(≡SiH)のモル比が≡SiH/脂肪族不飽和炭化水素
基=1.5となるように配合し、上記軽面用処理液Aと同
様にして本発明に係る重剥離性シリコーン組成物(重面
用処理液E)を調製した。
また、比較のため、上記シロキサンIIと重剥離コントロ
ール剤I及びIIの混合物との代わりに、 〔F〕シロキサンIIと重剥離コントロール剤I 〔G〕シロキサンIIと重剥離コントロール剤II 〔H〕シロキサンIIと重剥離コントロール剤I及びIIの
混合物(重剥離コントロール剤I/IIは重量比で1/
1) をそれぞれ用いた以外は上記と同様にして比較重剥離性
シリコーン組成物(重面用処理液F〜H)を得た。
ール剤I及びIIの混合物との代わりに、 〔F〕シロキサンIIと重剥離コントロール剤I 〔G〕シロキサンIIと重剥離コントロール剤II 〔H〕シロキサンIIと重剥離コントロール剤I及びIIの
混合物(重剥離コントロール剤I/IIは重量比で1/
1) をそれぞれ用いた以外は上記と同様にして比較重剥離性
シリコーン組成物(重面用処理液F〜H)を得た。
得られた軽面用処理液A〜D及び重面用処理液E〜Hを
それぞれ厚さ130μmのポリエチレンラミネート紙表
面に塗工量が約0.7〜0.9g/m2なるようにワイヤード
クターバーNO.14を用いて塗工し、さらに熱風循環式
乾燥機を用いて140℃で30秒間加熱処理して塗膜を
硬化させ、下記方法により剥離抵抗、密着性を評価し
た。
それぞれ厚さ130μmのポリエチレンラミネート紙表
面に塗工量が約0.7〜0.9g/m2なるようにワイヤード
クターバーNO.14を用いて塗工し、さらに熱風循環式
乾燥機を用いて140℃で30秒間加熱処理して塗膜を
硬化させ、下記方法により剥離抵抗、密着性を評価し
た。
結果を第1,2表に示す。
〈剥離抵抗〉 剥離性シリコーン組成物を薄膜状フィルム又はシート状
基材表面上に所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて
140℃で30秒加熱し硬化させて硬化皮膜を形成した
後、この硬化皮膜面にゴム系溶剤型粘着剤としてオリバ
インBSP−2411(東洋インキ製造社製)を塗布し、10
0℃×3分間加熱処理した。
基材表面上に所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて
140℃で30秒加熱し硬化させて硬化皮膜を形成した
後、この硬化皮膜面にゴム系溶剤型粘着剤としてオリバ
インBSP−2411(東洋インキ製造社製)を塗布し、10
0℃×3分間加熱処理した。
次いで、上記粘着剤面に40g/m2の坪量の貼り合せ紙
を貼り合せ、25℃で20g/cm2の荷重を乗せて所定
時間エイジングさせた。エイジング後、試料を5cm幅に
切断し、引張り試験機を用いて180°の角度で剥離速
度を0.3m/分、60m/分、180m/分の三段階に
変えて貼り合せ紙を引張り、各剥離速度において貼り合
せ紙を剥離するのに要する力(剥離力:g)を測定し
た。
を貼り合せ、25℃で20g/cm2の荷重を乗せて所定
時間エイジングさせた。エイジング後、試料を5cm幅に
切断し、引張り試験機を用いて180°の角度で剥離速
度を0.3m/分、60m/分、180m/分の三段階に
変えて貼り合せ紙を引張り、各剥離速度において貼り合
せ紙を剥離するのに要する力(剥離力:g)を測定し
た。
〈密着性〉 剥離性シリコーン組成物を薄膜状フィルム又はシート状
基材表面に所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて所
定温度かつ所定時間で硬化させて硬化皮膜を形成した。
基材表面に所定量塗工し、熱風循環式乾燥機を用いて所
定温度かつ所定時間で硬化させて硬化皮膜を形成した。
この塗工面を指でこすって塗工面の脱落の有無を判定
し、脱落がない場合は密着性良好として○、脱落がある
場合は×とした。
し、脱落がない場合は密着性良好として○、脱落がある
場合は×とした。
第1,2表の結果より、本発明に係る軽剥離性シリコー
ン組成物と重剥離性シリコーン組成物は、剥離力の差が
大きい硬化皮膜を形成すると共に、その剥離力は種々の
剥離速度や経時において安定であり、しかも重剥離シリ
コーン組成物は基材との密着性が良好である。
ン組成物と重剥離性シリコーン組成物は、剥離力の差が
大きい硬化皮膜を形成すると共に、その剥離力は種々の
剥離速度や経時において安定であり、しかも重剥離シリ
コーン組成物は基材との密着性が良好である。
Claims (1)
- 【請求項1】両面粘着テープの両粘着層上にそれぞれセ
パレーターが積層され、一方のセパレーターの剥離面が
軽剥離性硬化皮膜にて形成されていると共に、他方のセ
パレーターの剥離面が重剥離性硬化皮膜にて形成された
両面テープにおいて、上記軽剥離性硬化皮膜が、 (イ)1分子中に少なくとも2個のけい素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽
和炭化水素基の量が全有機基中の1.5〜4モル%である
オルガノポリシロキサンと、 (ロ)下記一般式(1) (R1SiO3/2)m(R2 2HSiO1/2)n …(1) (但し、式中R1,R2はそれぞれ脂肪族不飽和炭化水素
基を含有しない同一又は異種の非置換もしくは置換一価
炭化水素基であり、m,nは0.1<n/m<3となる数
である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下
記一般式(2) (但し、式中R3は水素原子又はR1と同一もしくは異種
の一価炭化水素基、R4はR1と同一又は異種の一価炭化
水素基であり、は1〜1000の整数、kは0〜1000の整
数である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
を、SiH基のモル比が(1)式1(2)式で1/2〜2/1となるよ
うに混合してなるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン混合物と、 (ハ)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物であり、上
記重剥離性硬化皮膜が (a)1分子に少なくとも2個のけい素原子に結合した脂
肪族不飽和炭化水素基を含有し、かつ該脂肪族不飽和炭
化水素基の量が全有機基中の0.1〜1モル%であるオル
ガノポリシロキサンと、 (b)(CH3)3SiO1/2及びSiO4/2のシロキサン単
位をそれぞれ有するキシレン可溶性共重合体と(C
H3)2(CH2=CH)SiO1/2,(CH3)3SiO
1/2及びSiO4/2のシロキサン単位をそれぞれ有するキ
シレン可溶性共重合体とを重量比で1/3〜3/1の割合で混
合してなるキシレン可溶性共重合体混合物と、 (c)前記(2)式で示されるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、 (d)白金又は白金化合物 とを配合してなるシリコーン組成物の硬化物であること
を特徴とする両面テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63133499A JPH064828B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 両面テープ |
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Family
ID=15106202
Family Applications (1)
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JP63133499A Expired - Lifetime JPH064828B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 両面テープ |
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- 1988-05-31 JP JP63133499A patent/JPH064828B2/ja not_active Expired - Lifetime
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